乾癬
最終更新: 2026年7月 | 編集: JHO編集部(AI技術活用・公的資料に基づく)
✦ 結論から言うと
日本皮膚科学会の解説によれば、乾癬(かんせん)は、銀白色の鱗屑をともなう境界明瞭な赤い発疹(紅斑)が繰り返しあらわれる、慢性の炎症性皮膚疾患です[1]。同学会がもっとも重要な事実として強調しているのは、「乾癬は決してうつりません」ということです[1]。同学会によれば日本での有病率はおよそ0.1〜0.3%と推定され、患者さんの約90%は最も頻度の高い尋常性乾癬ですが、難病情報センターの資料によれば、関節に炎症がおよぶ関節症性乾癬、全身に膿疱が広がり国の指定難病となっている膿疱性乾癬(汎発型)など、経過も治療も異なる複数の病型があります[1][2]。
| 原因 | 遺伝的になりやすい体質に、感染症・ストレス・肥満・喫煙・特定の薬剤などの環境要因が重なって発症すると考えられています[1]。 |
|---|---|
| 主な症状 | 銀白色の鱗屑をともなう赤い発疹。肘・膝・頭皮・腰まわりなど、こすれやすい部位に出やすい。約半数の患者さんにかゆみがあります[1]。 |
| うつるか | うつりません。乾癬は感染症ではなく、日本皮膚科学会も一般社会への啓発を継続しています[1]。 |
| 受診の目安 | 発疹が広がる・関節が痛む・急な発熱と全身の膿疱をともなう場合は早めに皮膚科専門医へ(詳細は「受診の目安」の章)[1][2]。 |
乾癬とは?原因と発疹が出る仕組み
日本皮膚科学会の解説によれば、乾癬は、皮膚の表面に銀白色の鱗屑(皮膚の粉のようなもの)をともなう、境界がはっきりした盛り上がった紅斑が全身に出る病気です[1]。同学会は、個々の発疹の大きさ・数・形はさまざまで、発疹どうしが癒合してより大きな病変を作ることもあると説明しています[1]。同学会の解説では、できやすい部位は慢性的に機械的な刺激を受けやすい頭部、肘・膝、臀部、下腿の伸側(すねの外側)などとされています[1]。同学会によれば、青壮年期に発症することが多く、発疹は多発しますが、通常、内臓が侵されることはありません[1]。同学会の説明では、かゆみは約50%の患者さんにみられ、爪の変形や、関節に炎症がおよぶ関節症性乾癬をともなうこともあります[1]。同学会は、まれに発疹が全身におよぶ乾癬性紅皮症という状態や、喉の炎症(扁桃腺炎)のあとに雨滴状の小さな発疹が多発する滴状乾癬、重症の膿疱性乾癬(汎発型)が起こることもあると解説しています[1]。爪や頭皮にも発疹が出ることがあり、爪の変形については爪乾癬の完全ガイド、頭皮のケアについては効果的なシャンプーの選び方で詳しく解説しています。
出典:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 乾癬」[1]/難病情報センター「膿疱性乾癬(汎発型)(指定難病37)」[2]をもとにJHO編集部が作図
免疫の関与について
乾癬は、皮膚のターンオーバー(新しい皮膚細胞に入れ替わるサイクル)が異常に早まることで、鱗屑をともなう発疹が生じると考えられている病気です。日本皮膚科学会が解説する生物学的製剤がサイトカインという免疫の伝達物質をピンポイントで抑えることで症状が改善することからも分かるように、免疫の働きが発疹の発生に深く関わっていると理解されています[1]。難病情報センターの資料によれば、膿疱性乾癬(汎発型)については、炎症性サイトカインの産生に関わるIL-36の働きを制御するIL36RN遺伝子の変異が、家族内発症例や孤発例の多くで報告されており、免疫の調節にかかわる遺伝子の変化が発症の一因であることが分かってきています[2]。ただし、免疫のどの部分がどのように働いて発疹を引き起こすのかという詳しい仕組みの全体像は、今回参照した一般向け資料の範囲では確認できませんでした。より専門的な仕組みに関心のある方は、皮膚科専門医に相談するか、日本皮膚科学会の医療従事者向け診療ガイドラインをご確認ください。乾癬は感染症ではなく、細菌やウイルスがうつることで発症する病気とは仕組みがまったく異なります。皮膚の見た目が周囲の目を引きやすいために誤解されがちですが、日本皮膚科学会が啓発する「乾癬は決してうつりません」という事実は、このページ全体を通じて繰り返し強調しておきたい最も重要なポイントの一つです[1]。
原因と悪化させる要因
日本皮膚科学会によれば、乾癬の原因はまだ完全には解明されていませんが、乾癬になりやすい遺伝的な素因があることは分かっています[1]。同学会の解説では、この遺伝的素因に、不規則な生活や食事、ストレス、肥満、感染症、特殊な薬剤といった環境因子が加わることで発症すると考えられています[1]。同学会によれば、欧米では家族内での発症率が20〜40%と高いことが知られていますが、日本では家族内発症の頻度は4〜5%と、欧米に比べてずっと低いことが分かっています[1]。同学会の説明では、発疹が出やすくなる引き金としては、上気道感染(かぜや扁桃炎)などの感染症、こすったりする機械的刺激(ケブナー現象)、特定の薬剤、仕事や家庭でのストレスなどが挙げられます[1]。ここでいうケブナー現象とは、健康な皮膚が傷ついたり強くこすられたりした部分に、新しく乾癬の発疹があらわれる現象のことです。ベルトの締め付け、ひっかき傷、手術のあとの傷跡など、皮膚に負担がかかった場所に発疹が出やすくなるため、乾癬のある方は日常生活で皮膚への物理的な刺激をできるだけ避けることが、同学会の解説をもとに勧められています[1]。逆に、日光(紫外線)は乾癬に対してよい効果があると同学会は説明しており、顔にはあまり発疹が出ないのは紫外線の影響と考えられています[1]。原因・悪化因子と発症のしくみをさらに詳しく整理した記事もあわせてご覧ください(尋常性乾癬のすべて:原因から最新治療まで)。
爪の乾癬・頭皮の乾癬
乾癬は皮膚の広い範囲だけでなく、爪や頭皮といった特定の部位に強く出ることもあります。日本皮膚科学会の解説では、乾癬にともなう代表的な随伴症状の一つとして爪の変形が挙げられています[1]。爪が分厚くなる、表面に小さなくぼみ(点状陥凹)ができる、爪の下が浮き上がる、変色するといった変化がみられることがあり、見た目の変化だけでは水虫(爪白癬)と混同されやすい部位でもあります。爪に症状がある場合は自己判断で市販の水虫薬を使わず、皮膚科専門医で鑑別してもらうことが大切です。爪の乾癬に特化した診断・治療のポイントは、上でご紹介した爪乾癬の完全ガイドで詳しく解説しています。
頭皮は、日本皮膚科学会が挙げる乾癬の好発部位の一つです。毛髪が伸びる際に毛が皮膚をこすることが刺激になりやすいためとされ、洗髪時に硬いタオルやブラシで強くこすることは避けたほうがよいとされています[1]。頭皮の発疹は鱗屑(フケのような皮膚の粉)が目立ちやすく、脂漏性皮膚炎など他の頭皮トラブルと見分けがつきにくいことがあるため、こちらも自己判断せず皮膚科での相談が勧められます。頭皮用の外用薬の使い方や、低刺激性のシャンプーの選び方については、上でご紹介した記事もあわせてご参照ください。
診断の目安となる数値・基準
| 項目 | 目安となる数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 日本での有病率 | およそ0.1〜0.3% | 白人では2〜3%とされ、頻度の高い皮膚病として知られる[1] |
| 尋常性乾癬の割合 | 乾癬患者の約90% | 最も頻度の高い病型[1] |
| 関節症性乾癬の割合 | 乾癬患者の10人に1人程度 | 皮膚症状の程度と関節炎の強さは必ずしも一致しない[1] |
| 膿疱性乾癬(汎発型)の割合 | 乾癬全体の約1% | 国の指定難病37。重症で入院治療を要することが多い[1][2] |
| 膿疱性乾癬(汎発型)の医療受給者証保持者数 | 2,072人(平成28年度) | 指定難病としての医療費助成の対象[2] |
| 日本での家族内発症率 | 4〜5% | 欧米(20〜40%)に比べて低い[1] |
| 治療で発疹が完全に消える割合 | 30〜70% | 長期間発疹が出ない例や自然に軽快する例もまれではない[1] |
出典:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 乾癬」[1]/難病情報センター「膿疱性乾癬(汎発型)(指定難病37)」(情報更新:令和5年11月)[2]
日本皮膚科学会によれば、これを行えばすぐに乾癬と診断できるという単独の検査は残念ながらありません[1]。同学会の解説では、皮疹がある場所を麻酔して一部を切り取り、皮膚の異常を顕微鏡で確認する皮膚生検(病理組織検査)がおこなわれる場合があります[1]。また、同学会によれば、乾癬の患者さんは一般の方よりメタボリック症候群を合併しやすいと考えられているため、血圧、コレステロールなどの脂質検査、糖尿病などの検査もあわせておこなわれます[1]。同学会の説明では、生物学的製剤による治療を検討する場合には、通常の検査に加えて胸部の画像検査、肝炎ウイルス検査、結核などの検査もおこなわれます[1]。
尋常性乾癬・関節症性乾癬・膿疱性乾癬の違い
日本皮膚科学会と難病情報センターの資料によれば、乾癬は一つの病気ではなく、症状の出方や重症度が異なるいくつかの病型に分かれます。それぞれ治療の進め方や注意点が異なるため、混同しないことが大切です[1][2]。
| 項目 | 尋常性乾癬 | 関節症性乾癬(乾癬性関節炎) | 膿疱性乾癬(汎発型) |
|---|---|---|---|
| 割合 | 乾癬の約90%[1] | 乾癬患者の10人に1人程度[1] | 乾癬の約1%、国の指定難病37[1][2] |
| 主な症状 | 銀白色の鱗屑をともなう境界明瞭な紅斑[1] | 皮膚症状に加え、手足の関節・アキレス腱の付け根・足の裏・腰や背中・首の痛みや腫れ[1] | 急激な発熱・全身倦怠感とともに、全身の皮膚が赤くなり無菌性の膿疱が多発する[2] |
| 全身症状 | 通常、内臓が侵されることはない[1] | 放置すると関節が変形することがある[1] | 発熱、粘膜症状、関節炎を合併しやすく、まれに眼症状・呼吸不全・循環不全を合併することがある[2] |
| 治療の場 | 外来通院が基本[1] | 皮膚科専門医に相談のうえ全身的な治療が必要になることが多い[1] | 入院治療を要することが多い重症の病型[2] |
見分けるカギ:日本皮膚科学会と難病情報センターの資料によれば、皮膚の発疹だけであれば尋常性乾癬、発疹に加えて関節の痛みや腫れがあれば関節症性乾癬を疑い、急な発熱と全身の膿疱をともなう場合は膿疱性乾癬(汎発型)の可能性があるため、いずれも自己判断せず皮膚科専門医に相談することが大切です[1][2]。
この3つの病型を分けて理解しておくことには、実用的な意味があります。日本皮膚科学会の解説によれば、尋常性乾癬だけであれば外来通院での外用療法が治療の中心になることが多い一方、関節症性乾癬では放置による関節変形を防ぐために早めの全身的な治療が検討され[1]、難病情報センターの資料によれば、膿疱性乾癬(汎発型)では入院のうえでの全身管理が必要になることが多いというように、病型によって「どのくらい急いで、どのような治療を検討すべきか」が大きく異なるためです[2]。同じ「乾癬」という診断名でも中身は一様ではないことを理解しておくと、診察室で医師の説明を受け取りやすくなります。
関節症性乾癬(乾癬性関節炎)について
日本皮膚科学会の解説では、乾癬に関節炎をともなうことがあり、乾癬の患者さんの10人に1人くらいにみられます[1]。同学会によれば、皮膚の発疹の程度とは必ずしも一致せず、発疹はたいしたことがなくても関節炎は強いことがあります[1]。同学会の説明では、乾癬の発疹が出てから数年後に関節の腫れ・痛みが出てくる場合が多いといわれています[1]。同学会によれば、放置していると関節が変形することもあり、たいていの場合、全身的な治療が必要になります[1]。同学会の解説では、関節リウマチとは異なり、手足の関節だけでなく、アキレス腱の付け根や足の裏なども痛くなって腫れたり、腰や背中、首が痛むこともあります[1]。皮膚の症状と関節の腫れ・痛みは一見関係ないように見えますが、関連している可能性もあるため、気になったら皮膚科専門医に相談することが、同学会の解説をもとに勧められています[1]。関節症性乾癬でとくに注意したい11の症状を整理した記事もあわせてご覧ください(乾癬性関節炎の包括的ガイド:注意すべき11の重要症状)。
膿疱性乾癬(汎発型)について(国の指定難病37)
日本皮膚科学会によれば、乾癬の病型のなかに、発熱や全身倦怠感をともない、全身の皮膚に潮紅(皮膚が赤くなること)と膿疱(膿を持った小さなポツポツ)が多発するものがあり、膿疱性乾癬(汎発型)と呼ばれます[1]。同学会によれば、このタイプは重症で、炎症症状が強く尋常性乾癬とは病像がかなり異なり、入院治療を要します[1]。同学会の解説では、乾癬のなかではまれな病型で、だいたい1%程度を占めます[1]。難病情報センターの資料では、膿疱性乾癬(汎発型)は国の指定難病37に指定されており、急激な発熱とともに全身の皮膚が潮紅し、無菌性膿疱が多発するまれな疾患と定義されています[2]。同センターの資料によれば、尋常性乾癬の皮疹が先行する例と先行しない例があり、再発を繰り返すことが特徴とされています[2]。同センターの説明では、経過中には全身の炎症反応にともなう血液検査の異常がみられ、しばしば粘膜症状や関節炎を合併するほか、まれに眼症状(結膜炎、虹彩炎、ぶどう膜炎など)や、二次性アミロイドーシスを合併することがあるとされています[2]。同センターによれば、平成28年度の医療受給者証保持者数は2,072人と報告されています[2]。同資料では、原因遺伝子としては、炎症性サイトカインの産生に関わるIL-36の働きを制御するIL36RN遺伝子の変異が報告されています[2]。同センターの予後に関する報告によれば、治癒あるいは膿疱の出現が減少した軽快例が43.0%の患者さんにみられる一方、膿疱の出現を繰り返す例や、尋常性乾癬に移行する例も多いとされています[2]。
経過と治療:段階別のケア
日本皮膚科学会によれば、乾癬は慢性で軽快と悪化を繰り返すため、一律の治療方針というものはなく、患者さんの病気の程度やおかれた状況に応じて治療法を選択することになります[1]。同学会の解説では、基本の考え方は、通常、外用薬(塗り薬)からスタートし、必要に応じて光線療法・内服療法・生物学的製剤(抗体療法)へと選択肢を広げていくという段階的なものです[1]。同学会によれば、乾癬の治療は外用療法・内服療法・光線療法・抗体療法の4つが主なもので、これらを症状にあわせて適宜選択することになりますが、複数を同時期に組み合わせたり、1つ1つの治療を時期をずらして使ったりする方法もあります[1]。同学会の説明では、医師が治療法を選択する際は、病気が慢性であることを踏まえて、患者さんの希望を聞きながら、治療効果と副作用(短期的なものも長期的なものも含む)、そして薬剤費の負担も含めたバランスのもとに選んでいるということを理解しておくとよいでしょう[1]。
第1段階:外用療法(塗り薬)
日本皮膚科学会によれば、外用薬はステロイド外用薬、ビタミンD3外用薬、両者の配合薬が主に使われますが、それぞれ特性が異なります[1]。同学会の解説では、多くの患者さんはまずこの段階の治療から始めます[1]。
第2段階:光線療法
日本皮膚科学会によれば、紫外線療法にはいくつかの種類があります[1]。同学会の解説では、PUVA(プーバ)療法は、薬を塗ったり飲んだりしたあとに波長の長い紫外線をあてる、以前からある治療法です[1]。同学会によれば、近年は波長311nm付近のごく狭い範囲の紫外線が乾癬に有効であることが示されており、これがナローバンドUVBと呼ばれるもので、薬を塗ったり飲んだりする手間がなく、簡便で照射時間も短く、PUVA療法に匹敵する効果があるとされ急速に普及しています[1]。同学会の説明では、通常、週に2〜3回の頻度で照射を始めます[1]。同学会によれば、病変部のみに強くあてられるターゲット型エキシマライトによる治療法もあります[1]。
第3段階:内服療法
日本皮膚科学会によれば、内服薬(飲み薬)としては、レチノイド、シクロスポリン、メトトレキサート、アプレミラストが主なものです[1]。同学会の解説では、外用療法・光線療法とあわせて、乾癬治療の基本的な柱の一つとされています[1]。同学会によれば、関節炎が強い場合には痛み止めの飲み薬が使われ、発疹の程度にかかわらず関節炎に対しては注射薬や内服薬を使う可能性が高くなります[1]。
第4段階:生物学的製剤(抗体療法)
日本皮膚科学会によれば、これらの治療法で十分な効果が得られない場合や、副作用などで内服薬が使えない場合などには、注射薬である生物学的製剤による治療(抗体療法)がおこなわれます[1]。同学会の解説では、生物学的製剤は、乾癬が発症する原因となるサイトカインと呼ばれる炎症物質をピンポイントで抑える治療薬で、バイオテクノロジーの技術で作られた抗体製剤です[1]。同学会によれば、現在11種類が使用されており、ターゲットとなるサイトカインには、TNF-α(インフリキシマブ、アダリムマブ、セルトリズマブペゴルなど)、IL-17(セクキヌマブ、イキセキズマブ、ビメキズマブ、ブロダルマブ)、IL-12/23(ウステキヌマブ)、IL-23(グセルクマブ、リサンキズマブ、チルドラキズマブ)があります[1]。同学会の説明では、インフリキシマブのみ点滴注射で、他の薬は皮下注射を決められたスケジュールで定期的におこないます[1]。同学会によれば、医療機関で注射するほか、処方されて自分で注射できるものもあります[1]。同学会の解説では、この治療薬を安全に用いるためには定期的な検査が必要になります[1]。また、初めて生物学的製剤の治療を始める場合には、日本皮膚科学会が定める医療機関を受診することになっており、そこで皮膚科専門医と相談し、重症度や関節炎の有無を確認したうえで、通院回数などを相談しながら治療薬を選ぶという流れになります[1]。なお、乾癬という診断名がついた場合でも、その中身は患者さんごとに大きく異なります。同じ尋常性乾癬であっても、発疹の範囲が数か所にとどまる方もいれば、全身の広い範囲におよぶ方もおり、必要な治療の強さもさまざまです。「乾癬=重い病気」と一括りにイメージするのではなく、自分自身の症状がどの程度なのか、どの段階の治療が向いているのかを、皮膚科専門医と一緒に確認していくという姿勢が大切です。生物学的製剤の種類・効果・副作用・費用については、こちらの記事でさらに詳しく確認できます(乾癬の全知識:原因から症状、最新治療法(生物学的製剤)、費用まで)。難病情報センターの資料では、膿疱性乾癬(汎発型)に対しては、レチノイドの一種であるエトレチナートとシクロスポリンがいずれも第一選択薬とされ、メトトレキサートは他の全身治療に抵抗性の症例や関節炎の激しい症例に推奨されるとされています[2]。同センターによれば、TNFα阻害薬は膿疱性乾癬(汎発型)に有効であり、特に重症の関節症合併例に推奨されるとされ、IL-17A阻害薬・IL-17受容体阻害薬も有効性が示され適応が追加されています[2]。同資料では、妊娠を希望する場合に必要な薬剤の休薬期間は、エトレチナートで女性2年間・男性6か月、メトトレキサートでは男女とも3か月とされています[2]。
治療薬の種類をもう少しやさしく整理すると
専門用語が多く分かりにくいと感じる方のために、日本皮膚科学会の解説をもとに、乾癬の治療で使われる薬の考え方を整理します。外用薬(塗り薬)は、皮膚の表面の炎症を直接おさえる薬で、英語ではtopical therapy(トピカル・セラピー)と呼ばれます。内服薬(飲み薬)は身体の中から免疫の働きをコントロールする薬で、systemic therapy(全身療法)と呼ばれる治療の一部です。光線療法(紫外線療法)はphototherapy(フォトセラピー)と呼ばれ、特定の波長の光を皮膚にあてることで発疹をしずめます。同学会によれば、生物学的製剤はbiologics(バイオロジクス)と呼ばれ、体内の免疫システムが作り出す「サイトカイン」という炎症を引き起こす伝達物質の働きだけをピンポイントで止める、比較的新しいタイプの薬です[1]。これらは軽い症状から重い症状へ一直線に進む「階段」ではなく、患者さん一人ひとりの症状・体質・生活スタイルに合わせて選ばれる「引き出し」のようなものと理解しておくと分かりやすいでしょう。
生物学的製剤11種類のターゲット早見表
日本皮膚科学会によれば、生物学的製剤は、どのサイトカイン(炎症を引き起こす伝達物質)を標的にするかによって、大きく4つのグループに分けられます[1]。同じグループの中でも、注射の間隔や自己注射が可能かどうかなど、細かな違いがあります。どの薬が向いているかは、重症度・関節炎の有無・生活スタイル・持病などを踏まえて、同学会が定める医療機関で専門医と相談しながら決めることになります[1]。
| 標的(サイトカイン) | 主な薬剤名 | 投与方法 |
|---|---|---|
| TNF-α | インフリキシマブ・アダリムマブ・セルトリズマブペゴル | インフリキシマブは点滴注射、他は皮下注射[1] |
| IL-17 | セクキヌマブ・イキセキズマブ・ビメキズマブ・ブロダルマブ | 皮下注射[1] |
| IL-12/23 | ウステキヌマブ | 皮下注射[1] |
| IL-23 | グセルクマブ・リサンキズマブ・チルドラキズマブ | 皮下注射[1] |
出典:日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 乾癬」Q15[1]
薬機法上の理由から、このページでは特定の生物学的製剤がどの程度効くか、他の薬より優れているかといった優劣の評価は記載していません。「多くの場合で良く効きます」という日本皮膚科学会の一般的な説明はありますが[1]、個々の患者さんにどの薬が最も適しているかは、体質・重症度・合併症・生活スタイルによって異なります。安全に使うためには定期的な検査が必要とされており[1]、自己判断で治療を中断したり、薬を変更したりすることは避け、必ず主治医に相談してください。
日本皮膚科学会によれば、治療は慢性であることを考えたうえで、患者さんの希望も聞きながら、治療効果と副作用(短期的なものも長期的なものも含めて)、そして薬剤費の負担も含めたバランスのもとに選択されます[1]。同学会の解説では、乾癬は遺伝的な体質まで変えるのは難しい病気ですが、治療により発疹が完全に消える経験は30〜70%の患者さんでみられ、長期間発疹が出ない患者さんや、自然に軽快する患者さんもまれではありません[1]。同学会によれば、症状が良くなったら、乾癬を悪化させる要因(不規則な生活・食生活、ストレスなど)をできるだけ避けることで、再発を防ぐよう心がけることが勧められています[1]。
合併症:関節炎・メタボリックシンドロームとの関連
乾癬は皮膚だけの病気にとどまらない場合があります。日本皮膚科学会によれば、関節症性乾癬では、放置すると関節が変形することがあり、たいていの場合、全身的な治療が必要になります[1]。また、同学会の解説では、乾癬の患者さんは一般の方よりメタボリック症候群を合併しやすいと考えられているため、乾癬の診療では血圧、脂質検査、糖尿病などの検査もあわせておこなわれます[1]。難病情報センターの資料によれば、膿疱性乾癬(汎発型)では、経過中にしばしば粘膜症状や関節炎を合併するほか、まれに眼症状(結膜炎、虹彩炎、ぶどう膜炎など)、心・循環器不全、呼吸器不全、二次性アミロイドーシスを合併することがあるとされています[2]。同センターの資料では、膿疱性乾癬(汎発型)の死亡統計は年間4.2例で、55歳以上の男性に多いこと、海外の報告では死因として心血管系の異常、アミロイドーシス、メトトレキサートに関連する合併症などが挙げられていることが紹介されています[2]。
合併症について特に強調しておきたいのは、乾癬が「皮膚だけの問題」ではないという点です。皮膚の発疹は目に見えるためどうしても注目されがちですが、関節・血管・代謝など全身への影響を定期的にチェックしていくことが、長期的な健康を守るうえで重要とされています[1][2]。健康診断や人間ドックの結果で血圧・脂質・血糖に気になる数値があった場合は、乾癬の主治医にも共有しておくとよいでしょう。
日常生活・スキンケアの注意点
日本皮膚科学会によれば、食べ物はバランスよく、規則正しい生活を送ることが勧められています[1]。同学会の解説では、カロリーのとりすぎや肥満は乾癬を悪化させるとされ、ストレスも皮疹を悪化させる要因となるため、できるだけ避ける工夫が勧められます[1]。同学会によれば、日光浴は乾癬によい効果があるとされますが、紫外線照射でかえって悪化する患者さんもいるため、過度な日光浴は避けるべきとされています[1]。同学会の説明では、入浴時にあまり硬いタオルでこすることはよくないとされ、細いジーンズのような身体を締め付ける衣類も好ましくないとされています[1]。同学会によれば、かゆみのために引っ掻くことも皮疹の悪化につながるとされています[1]。同学会の解説では、乾癬の発疹はしばしばかゆみをともない、特に入浴やアルコール・香辛料の強い食事などで身体が温まることでかゆみが起きることがあり、この場合は乾癬の治療に加えてかゆみ止めの薬を内服することもあります[1]。同学会によれば、乾癬の場合、かゆいといっても程度はそれほど強くないことが普通で、あまりかゆみが強い場合は別の皮膚病の可能性もあるため、医師に相談したほうがよいとされています[1]。同学会は、乾癬は慢性に経過することが多いため、経過中にふだんと異なる発疹や症状が出た場合は、遠慮なく皮膚科専門医に相談するとよいと解説しています[1]。
日本皮膚科学会によれば、乾癬は発疹が見える病気であるため、周囲からの視線を意識して生活している患者さんが少なくなく、その意味で乾癬は極めて社会的な病気であり、患者さんの生活の質(QOL)が低下しやすいことが指摘されています[1]。だからこそ「乾癬は決してうつらない」という情報は、患者さん自身だけでなく、周囲の家族・職場・学校にとっても重要であり、同学会は一般社会に向けてこの啓発を継続しています[1]。同学会の解説では、治療そのものだけでなく、慢性であるがゆえの治療(特に外用療法)の煩わしさもストレスの原因になりうるため、治療方針について納得がいくまで説明を受けることも、長く付き合っていくうえで大切なポイントです[1]。
受診の目安:今すぐ病院か、自宅で様子見か
日本皮膚科学会によれば、乾癬は通常、命にかかわることはありませんが[1]、同学会の解説では、膿疱性乾癬(汎発型)のようにある程度の注意が必要な病型もあります[1]。次のような目安で受診のタイミングを考えることができます。
| 状態 | 目安 | 行動 |
|---|---|---|
| 急な発熱・全身の潮紅と無菌性の膿疱が多発 | 膿疱性乾癬(汎発型)の急性期の可能性 | 入院治療を要することが多く、速やかに皮膚科(可能であれば入院設備のある医療機関)を受診[1][2] |
| 関節の腫れ・痛みが数週間以上続く | 関節症性乾癬の可能性 | 放置すると関節が変形することがあるため、早めに皮膚科専門医に相談[1] |
| 発疹が広がる・かゆみが強い・生活の質が下がっている | 治療法の見直しが必要な可能性 | 皮膚科(できれば皮膚科専門医)を受診し治療方針を相談[1] |
| 安定した尋常性乾癬で症状の変化がない | 経過観察でよい場合が多い | ふだんと異なる症状が出た場合は受診[1] |
日本皮膚科学会によれば、乾癬の診療は基本的に皮膚科(皮膚科専門医)が担当します[1]。健康保険が適用される保険診療であり、自己負担割合は年齢や所得に応じて通常1〜3割です。生物学的製剤など高額になりうる治療については、次の「医療費の目安」の章もあわせてご確認ください。
初診では、これまでの発疹の経過(いつから、どこに、どのように広がったか)、家族に同じような発疹の人がいるか、最近の感染症やストレス、服用中の薬などを聞かれることが一般的です。写真を撮っておくと、発疹の変化を医師に伝えやすくなります。難病情報センターの資料が示す膿疱性乾癬(汎発型)が疑われるような急激な発熱と全身の膿疱がある場合は、休日や夜間であっても様子を見ずに、救急外来を含めた医療機関への相談を検討してください[2]。
日本と海外のガイドライン・情報の比較
日本の情報と海外の情報を並べて見ることで、日本国内だけでは気づきにくい違いが見えてきます。ここでは、公表されている一次資料から確認できた範囲で比較します。
| 項目 | 日本(日本皮膚科学会・難病情報センター) | 米国(AAD-NPF) |
|---|---|---|
| 推定有病率 | 人口のおよそ0.1〜0.3%[1] | 米国人口の最大3.2%が罹患する慢性の多臓器にわたる炎症性疾患と説明[3] |
| 生物学的製剤を始める際の窓口 | 初めて生物学的製剤の治療を始める場合は、日本皮膚科学会が定める医療機関を受診する制度がある[1] | 皮膚科医がベネフィットとリスクの両面についてモニタリングと患者教育の役割を担うことをガイドラインが強調している[3] |
| 重症度の評価 | 膿疱性乾癬(汎発型)は皮膚症状(紅斑・膿疱・浮腫)と全身症状・検査所見(発熱・白血球数・CRP・血清アルブミン)を点数化した2010年の重症度分類基準を使用[2] | 米国側一次資料そのものでの重症度評価スケールの詳細までは、今回参照した抄録の範囲では確認できませんでした |
ここで注目したいのは有病率の違いです。日本皮膚科学会は日本での有病率を0.1〜0.3%、白人では2〜3%としており[1]、米国皮膚科学会(AAD)と全米乾癬財団(NPF)による2019年の生物学的製剤ガイドラインでも、米国人口の最大3.2%が罹患する疾患と説明されています[3]。同じ病気でも、地域によって推定される頻度に大きな差があることが分かります。日本で乾癬が「まれな病気」という誤ったイメージを持たれやすい一因は、この頻度の違いにあるとも考えられます。なお、日本ではかつて乾癬は日本人にきわめてまれと考えられていましたが、徐々に増加傾向にあり、現在では決してまれとはいえなくなっていると日本皮膚科学会は説明しています[1]。
もう一つの違いとして、日本では家族内での発症率が4〜5%であるのに対し、欧米では20〜40%と高いことが挙げられます[1]。同じ病気でも遺伝的な背景や生活環境によって現れ方が異なる可能性があり、海外の研究データをそのまま日本人にあてはめて考えることには注意が必要です。この「日本と海外の一次資料を並べて、違いをそのまま提示する」という視点は、単一の情報源だけを読んでいては得られない、本ページならではの価値の一つです。海外の医学論文や海外の患者会サイトの情報を参考にする際は、それが日本の医療制度・薬事承認状況・診療ガイドラインと同じとは限らない点に注意し、最終的な判断は日本国内の皮膚科専門医に相談することをおすすめします。
医療費の目安
日本皮膚科学会によれば、生物学的製剤による治療は、乾癬の治療のなかでも医療費が高額になりやすい治療法です[1]。同学会の解説では、治療法を選ぶ際には、治療効果や副作用に加えて薬剤費の負担も含めたバランスで検討することになります[1]。高額な医療費がかかった場合には、公的な高額療養費制度によって自己負担が一定額に抑えられます。制度の対象となる自己負担限度額の最新の金額・見直し時期は、次の枠内をご確認ください。
| 適用時期 | 年収の目安 | 計算式 | 100万円の場合 |
|---|---|---|---|
| ~2026年7月診療分 現行 | 年収約370万~770万円(区分ウ) | 80,100円+(医療費-267,000円)×1% | 87,430円 |
| 2026年8月診療分から 見直し後(第1段階) | 年収約370万~770万円(区分ウ) | 85,800円+1%(PDF原文の表記) | 約92,940円<br><small>(編集部試算)</small> |
| + 年間上限 53万円(新設) | |||
※「100万円の場合」の金額のうち、現行(~2026年7月)欄は出典PDFに記載の計算例そのものです。2026年8月欄について、出典PDFに印字されているのは「85,800+1%」という表記のみです。1%を乗じる基準額(現行の267,000円に相当する部分)と、100万円の場合の約92,940円は、PDFに印字されておらず、現行制度と同じ計算方法にもとづくJHO編集部試算です。正確な金額は加入されている健康保険組合等にご確認ください。
※ 制度は改定されることがあります。受診・手術の時期によって自己負担額が変わるため、最新の情報は
厚生労働省の高額療養費制度ページで必ずご確認ください。
出典:厚生労働省「高額療養費制度の在り方に関する専門委員会」(令和7年12月16日) (PDF)
|JHO確認日:2026-07-16
また、難病情報センターの資料によれば、膿疱性乾癬(汎発型)は国の指定難病37に指定されているため、重症度分類で一定の基準を満たす場合は、指定難病の医療費助成制度の対象となることがあります[2]。対象となるかどうかや自己負担限度額は、お住まいの都道府県・指定都市の窓口、または主治医にご確認ください。
治療費の負担を考えるうえでは、高額療養費制度だけでなく、勤務先の健康保険組合が独自に設けている付加給付制度(自己負担がさらに軽くなる仕組み)がある場合もあります。加入している健康保険の種類によって内容が異なるため、詳しくは加入先の健康保険組合や協会けんぽ、国民健康保険の窓口にお問い合わせください。生物学的製剤による治療を検討する際は、こうした公的制度の説明を医療機関の医療ソーシャルワーカーや窓口担当者から受けられることもありますので、費用面が心配な場合は遠慮せずに相談することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
乾癬はどういう病気ですか?
乾癬はうつりますか?
乾癬の頻度はどのくらいですか?
乾癬の原因は何ですか?
どんな時に発疹が出やすいですか?
どういう場所に発疹が出やすいですか?
かゆみはありますか?
どんな治療法がありますか?
生物学的製剤とはどんな薬ですか?
関節症性乾癬とはどんな病気ですか?
膿疱性乾癬(汎発型)とはどんな病気ですか?
乾癬は治りますか?
日常生活で気をつけることは何ですか?
乾癬になったら何科を受診すればよいですか?
どんな検査をしますか?
爪や頭皮にも症状が出ますか?
日本と海外で乾癬の頻度に違いはありますか?
生物学的製剤を使うにはどうすればよいですか?
乾癬性紅皮症・滴状乾癬とはどんな病型ですか?
膿疱性乾癬(汎発型)の医療費は助成されますか?
乾癬に関する記事一覧
尋常性乾癬・関節症性乾癬・爪乾癬・頭皮のケア・生物学的製剤・費用など、乾癬に関するテーマ別の記事を以下にまとめています。気になるテーマから読み進めてください。
記事一覧 18件
治療・薬 16
- 【2025年版・専門医監修】乾癬の全知識:原因から症状、最新治療法(生物学的製剤)、費用まで徹底解説
- ステロイドの過剰使用が引き起こす恐怖 ― 乾癬治療に潜む危険性
- 乾癬(かんせん)の全て:うつらない、でも全身に関わる病気。最新治療と生活改善で不安を解消する完全ガイド
- 乾癬とは?その症状と最新の治療法を完全ガイド
- 乾癬とは?原因、症状、最新治療法、生活上の注意点を専門家が徹底解説
- 乾癬に悩むあなたへ。効果的なシャンプーの選び方完全ガイド|日本皮膚科学会推奨の治療法から市販薬まで徹底解説
- 乾癬のすべて:日本の患者様のための治療法と生活習慣の完全ガイド
- 乾癬のための天然オイル療法:科学的根拠に基づく安全な使い方完全ガイド
- 乾癬はうつる?原因から最新治療薬、高額な医療費まで専門医が徹底解説【2025年最新版】
- 乾癬は治るのか?【医師・学会の最新見解】症状のない生活を目指す全治療法を徹底解説
- 乾癬性関節炎の包括的ガイド:注意すべき11の重要症状と日本における治療への道のり
- 尋常性乾癬のすべて:原因から最新治療(生物学的製剤・飲み薬)、費用までを徹底解説
- 日光療法を超えて:科学的根拠に基づく乾癬治療の新たな常識
- 爪乾癬の完全ガイド:正確な診断から最新治療、生活の質(QOL)の向上まで
- 耳の乾癬に対する効果的な治療戦略:日本の患者様のためのエビデンスに基づく完全ガイド
- 頭皮の乾癬:原因、症状から日本の最新治療、日常ケアまで専門家が徹底解説
その他 2
生物学的製剤どうしの効果の優劣や、個々の患者さんにとってどの治療が最も適しているかについては、今回参照した資料には明確な結論が示されていませんでした。治療の選択は、重症度・合併症の有無・生活状況などを踏まえて主治医と相談しながら決めることが大切です。このページで紹介した内容は、日本皮膚科学会・難病情報センター・米国皮膚科学会/全米乾癬財団という、公的または学術的に信頼性の高い一次資料にもとづいています。今後、指定難病の重症度分類や高額療養費制度、生物学的製剤の種類が見直された場合には、その都度内容を確認し、必要に応じて更新していきます。内容に誤りや古い情報があると気づいた場合は、事実を確認のうえ訂正しますので、お気軽にお知らせください。
参考文献
- 日本皮膚科学会「皮膚科Q&A 乾癬」dermatol.or.jp/qa/qa14
- 難病情報センター「膿疱性乾癬(汎発型)(指定難病37)」(情報更新:令和5年11月)nanbyou.or.jp/entry/313
- American Academy of Dermatology・National Psoriasis Foundation「Joint AAD-NPF guidelines of care for the management and treatment of psoriasis with biologics」J Am Acad Dermatol. 2019(PMID: 30772098)pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30772098
