アデノウイルス感染症あでのういるすかんせんしょう / Adenovirus
最終更新: 2026年7月 | 編集: JHO編集部(AI技術活用・公的資料に基づく)
✦ 結論から言うと
アデノウイルス感染症とは、アデノウイルスを病原体とし発熱(38〜39度、高熱時39〜40度)・のどの痛み・結膜炎を主症状とする感染症で、代表的な病型が「咽頭結膜熱(プール熱)」です(厚生労働省)。潜伏期間は5〜7日、主に5歳以下の小児に多く、6〜8月の夏場に流行のピークを迎えます(国立健康危機管理研究機構)。飛沫感染・接触感染で広がり、特効薬はなく対症療法が中心です。多くは自然に治りますが、高熱が続く・脱水症状がある場合は医療機関の受診が必要です。
| 読み方・別名 | アデノウイルスかんせんしょう/咽頭結膜熱(プール熱)、流行性角結膜炎(はやり目)など病型により呼び名が異なる |
|---|---|
| 受診する科 | 小児科(大人は内科)・眼症状が強い場合は眼科も検討 |
| 主なリスク | 高熱の持続(4〜5日)、脱水、新生児の重症化(全身性感染)、結膜炎の悪化 |
| すぐ受診すべき目安 | 高熱が続き水分が取れない・ぐったりしている・呼吸が苦しい → 脱水や重症化の可能性、早めに救急受診 |
主な病型と特徴
| 病型 | 主な症状 | 行動の目安 |
|---|---|---|
| 咽頭結膜熱(プール熱) | 発熱・のどの痛み・結膜充血、5歳以下に多い | 水分補給と経過観察、高熱が続けば受診 |
| 流行性角結膜炎(はやり目) | 目の充血・目やに・まぶたの腫れ | 感染力が強いため早めに眼科受診 |
| アデノウイルス胃腸炎 | 下痢・腹痛・嘔吐 | 脱水に注意、症状が強ければ受診 |
| 新生児の全身性感染 | 発熱に加え全身状態の悪化 | 重症化しやすいため速やかに受診 |
出典: 国立健康危機管理研究機構「アデノウイルス感染症」|厚生労働省「咽頭結膜熱」
症状・気づき方
咽頭結膜熱では39〜40度の高熱と37〜38度前後の微熱を繰り返しながら4〜5日ほど続き、扁桃腺の腫れ・のどの痛み・頭痛・腹痛・下痢・首のリンパ節腫脹・目の充血や目やにが現れます(厚生労働省)。これらの症状が重なって出た場合はアデノウイルス感染症を疑い、水分摂取の様子を見ながら経過を確認してください。
原因・感染経路
アデノウイルスは主に3型が咽頭結膜熱の原因となり、2型・4型・7型・11型なども関与します(国立健康危機管理研究機構)。感染経路は飛沫感染と接触感染で、せきや唾液で飛んだウイルスを吸い込む、またはウイルスが付いた物に触れた手で目・鼻・口を触ることでうつります。潜伏期間は5〜7日で、感染症法では五類感染症の定点把握対象疾患に指定されています。
治療・薬
アデノウイルス感染症には特効薬がなく、治療は対症療法が中心です(厚生労働省・国立健康危機管理研究機構)。発熱やのどの痛みに対して解熱鎮痛薬などで症状を和らげながら、多くの場合は自然に軽快します。ワクチンは日本では未承認のため、症状が強い場合や長引く場合は自己判断で放置せず医療機関に相談してください。
生活・予防
流行のピークは6〜8月の夏場で、5歳以下の小児に多く報告されています(国立健康危機管理研究機構)。飛沫感染・接触感染が主経路のため、こまめな手洗い・タオルの共用を避ける・咳エチケットが基本の対策になります。プールでの感染も知られているため、目や体の症状がある間はプールを控えるのが安全です。
よくある質問
プール熱とアデノウイルス感染症は同じ病気?
高熱が続くとき解熱剤を使ってもいい?
登園・登校はいつから可能?
大人もうつる?
出典・参考文献
- 厚生労働省. 咽頭結膜熱. mhlw.go.jp ↗ ✓ 最終確認 2026年7月16日
- 国立健康危機管理研究機構(旧国立感染症研究所). アデノウイルス感染症. id-info.jihs.go.jp ↗ ✓ 最終確認 2026年7月16日
- 札幌市保健所「咽頭結膜熱」(出席停止基準・学校保健安全法施行規則). city.sapporo.jp ↗ ✓ 最終確認 2026年7月16日
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