要点まとめ
- 喉からの出血と感じても、原因は肺・気管支(喀血)、消化器(吐血)、鼻や口(偽喀血)の3つがあり、見分けることが最初の重要なステップです。
- 2024年に策定された日本初の「喀血診療指針」に基づき、出血量に応じて「軽症」「中等症」「重症」に分類し、取るべき行動が明確になりました1。重症の場合は、命に関わるため直ちに救急車が必要です。
- 原因は風邪などの感染症から、気管支拡張症、結核、非結核性抗酸菌症、そして最も注意すべき肺がんまで様々です2,3,4。
- 診断の鍵は造影CT検査であり、治療の主役はカテーテルを用いる低侵襲な「気管支動脈塞栓術(BAE)」です5。
- 自己判断は禁物です。この記事の情報を参考に、症状に応じて速やかに呼吸器内科などの専門医を受診してください。
1. その出血、本当に「喉」から? ― 正確な原因究明の第一歩
一般的に「喉からの出血」と感じられる症状は、医学的には全く異なる複数の原因から生じることがあります。出血源がどこなのかを正しく見極めること(鑑別)が、その後の適切な行動、つまり「何科を受診すべきか」「緊急性はどの程度か」を決定する上で最も重要です。多くの情報サイトが曖昧にしているこの点を明確に理解することは、あなたを混乱から救い出し、正しい道筋を示すための、この記事が提供する最も価値ある「助け」の一つです。
1.1. 3つの出血「喀血」「吐血」「偽喀血」を見分ける
口からの出血は、主に以下の3つに分類されます。それぞれの特徴を知ることで、ご自身の状況をより正確に把握できます。
- 喀血(かっけつ): 肺や気管支といった「下気道」からの出血です。通常、咳を伴い、色は酸素を多く含んだ動脈血であるため鮮やかな赤(鮮紅色)で、空気を含むために泡立っていることが多いのが特徴です6。
- 吐血(とけつ): 食道や胃、十二指腸といった「上部消化管」からの出血です。嘔吐(吐き気)に伴って見られ、胃酸の影響で血液が変性するため、黒っぽく(コーヒー残渣様)なることがあります。食物の残渣が混じることも特徴的です6。
- 偽喀血(ぎかっけつ): 鼻血や歯茎、口腔内の傷からの出血が喉に流れ込み、痰に混じって喀出される状態を指します。鼻をすすんだ後や歯磨き後、口の中に傷がある場合などに見られることがあります7。
1.2.【比較表】出血の種類と特徴
3つの出血の違いを、以下の表で確認してみましょう。ご自身の症状がどれに最も近いかを見て、受診すべき診療科の参考にしてください。
特徴 | 喀血(肺・気管支から) | 吐血(食道・胃から) | 偽喀血(鼻・口から) |
---|---|---|---|
色 | 鮮紅色 | 暗赤色、黒褐色 | 鮮紅色 |
性状 | 泡を含むことが多い | 食物残渣が混じることがある | 鼻水や唾液と混じる |
pH | アルカリ性 | 酸性 | 中性 |
随伴症状 | 咳、呼吸困難、胸痛 | 嘔気・嘔吐、腹痛、下血(黒色便) | 鼻血、歯肉の腫れ、口内の傷 |
主な診療科 | 呼吸器内科 | 消化器内科 | 耳鼻咽喉科、歯科 |
2. 【最重要】病院に行くべきか?2024年最新ガイドラインに基づく重症度セルフチェック
咳と共に血が出た場合、最も知りたいのは「すぐに病院へ行くべきか?」ということでしょう。これまで、その判断基準は曖昧でした。しかし、2024年に日本呼吸器内視鏡学会が、呼吸器内科、放射線科、外科、救急の専門家を集めて世界で初めて策定した包括的な「喀血診療指針」により、その基準が明確化されました1,8。これは、日本の喀血診療におけるパラダイムシフトであり、本記事はこの最新の指針に基づいて、あなたが取るべき行動を具体的にお伝えします。
2.1. あなたの症状はどれ?喀血の重症度3段階
新しい指針では、喀血(血痰を含む)は1日の出血量によって以下の3段階に分類されます1。
- 軽症喀血: 1日の出血量が15mL未満(大さじ1杯程度)。ティッシュペーパーで拭き取れる程度の量です。
- 中等症喀血: 1日の出血量が15mL以上200mL未満。ティッシュでは処理しきれず、洗面器などが必要になる量です。
- 重症喀血: 1日の出血量が200mL以上(コップ1杯程度)、または出血によって息苦しさ(呼吸困難)を感じる状態(医学的には酸素飽和度90%以下)。
2.2.【行動フローチャート】重症度別の正しい対処法
上記の重症度分類に基づき、あなたが今すぐ取るべき行動を以下に示します。
軽症喀血と判断された場合
行動: 慌てる必要はありませんが、放置は禁物です。翌日以降の診療時間内に、呼吸器内科またはかかりつけ医を受診しましょう。
解説: 量は少なくても、背景に重要な病気が隠れている可能性があります。一度専門医に相談することが重要です。
中等症喀血と判断された場合
行動: 入院での精密検査や緊急治療が必要になる可能性があります。速やかに医療機関(呼吸器内科が望ましい)を受診してください。夜間や休日の場合は、救急外来のある病院に連絡しましょう。
解説: この量の出血は、活動性の病変があるサインかもしれません。専門的な評価が急がれます。
重症喀血と判断された場合
行動: 生命に関わる危険な状態です。ためらわずに直ちに救急車(119番)を要請してください。
解説: 大量の出血は、血液が気道を塞いで窒息を引き起こすリスクがあります。一刻も早い専門的治療が必要です。
3. 喉からの出血・血痰の主な原因【頻度順・日本国内の状況】
喀血や血痰の原因は多岐にわたります。ここでは、日本国内の臨床現場でよく見られる原因を、頻度の高いものから順に解説します。
3.1. 最も多い原因:気管支炎・肺炎などの「呼吸器感染症」
風邪やインフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などに罹患した際、激しい咳が続くことで気道の粘膜にある毛細血管が傷つき、少量の出血をきたすことがあります9。これは血痰の最も一般的な原因の一つであり、多くの場合、原因となった感染症が改善すれば自然に軽快します。しかし、咳や血痰が長引く場合は他の原因を考える必要があります。
3.2. 繰り返す・長引く場合の原因 (1):気管支拡張症
気管支の壁が、慢性的な炎症などによって破壊されて異常に広がり、元に戻らなくなった状態です。広がった部分には痰が溜まりやすく、細菌感染を繰り返しやすくなります。この慢性的な感染が、気管支の血管を傷つけ、繰り返す喀血の原因となります。日本では、喀血を引き起こす主要な良性疾患の一つとして知られています6。
3.3. 繰り返す・長引く場合の原因 (2):肺結核・結核後遺症
日本は、厚生労働省の最新統計(2023年)で新規患者数が年間10,096人と、ついに「低まん延国」のレベルに達しました4。しかし、今なお年間約1万人が新たに発症しており、特に高齢者において、若い頃に感染した結核菌が免疫力の低下に伴い再び活動を始める「再燃」が大きな問題となっています。結核による炎症や、治癒した後に残る空洞(空洞性病変)が喀血の原因となります。
3.4. 繰り返す・長引く場合の原因 (3):非結核性抗酸菌(NTM)症
近年、特に日本で患者数が著しく増加しているのが非結核性抗酸菌(NTM)症です。NTMは土壌や水回りなど、私たちの身の回りの環境に広く存在する菌です。慶應義塾大学などの研究によると、2014年の時点で肺NTM症の罹患率は人口10万人あたり14.7人と推定され、これは当時の肺結核の罹患率に匹敵するレベルでした3。特に中高年の女性に多く、ゆっくりと進行し、気管支拡張症を伴って血痰や喀血の原因となることが増えています。
3.5. 見逃してはいけない原因:肺がん
血痰は、肺がんの重要なサインの一つです。特に40歳以上の方、長年喫煙されている方、咳が2週間以上続くといった症状がある場合は、肺がんの可能性を念頭に置く必要があります。国立がん研究センターが公表した最新のがん統計によると、日本では2021年に124,531人が新たに肺がんと診断され、2023年には75,762人が肺がんで亡くなっています。これは、すべてのがんの中で最も多い死亡数であり、早期発見がいかに重要かを示しています10。
3.6. その他の重要な原因
- 心臓・血管の病気: いわゆる「エコノミークラス症候群」で知られる肺塞栓症や、心不全による肺うっ血、僧帽弁狭窄症といった心臓弁膜症など、心臓や血管の異常が肺の血圧を上昇させ、出血を引き起こすことがあります11。
- 自己免疫疾患: ANCA関連血管炎やグッドパスチャー症候群といった、自身の免疫システムが誤って血管などを攻撃してしまう稀な病気が、肺の血管に炎症(肺胞出血)を起こし、喀血の原因となることがあります12。
- 薬剤性: 心筋梗塞や脳梗塞の予防のために、アスピリン、ワルファリン、エリキュースといった血液を固まりにくくする薬(抗凝固薬・抗血小板薬)を服用している場合、わずかな刺激でも出血しやすくなり、血痰が見られることがあります7。
4. 病院では何をする?診断までの流れ
「病院でどんな検査をされるのだろう?」という不安は、受診をためらわせる一因かもしれません。ここでは、医療機関を受診した後の一般的な検査の流れを解説し、その不安を和らげます。
4.1. 問診と身体診察
診断の第一歩は、詳しい問診です。医師に正確な情報を伝えるために、以下の項目を事前に整理しておくと診察がスムーズに進みます。
- いつから出血が始まったか
- 出血の量(大さじ何杯分、コップ何杯分など具体的に)
- 出血の色(鮮やかな赤、黒っぽい赤など)と性状(泡が混じるか、食べ物が混じるか)
- 出血の頻度(毎日、時々など)
- 咳、発熱、息苦しさ、胸の痛みなどの他の症状
- 過去の病歴(特に呼吸器疾患や心臓病)
- 喫煙歴(1日の本数と喫煙年数)
- 現在服用している全ての薬(お薬手帳を持参すると確実です)
4.2. 画像検査:原因特定のエース「CT検査」
問診と診察の後、画像検査が行われます。まず胸部X線(レントゲン)検査が行われることが多いですが、これだけでは詳細な診断が難しい場合があります13。出血の原因や場所を特定するために現在最も重要な検査とされているのが、造影剤を使用したCT検査(ダイナミックCT、CTアンギオグラフィー)です。「喀血診療指針」でも、この検査が出血源となっている責任血管を同定する上で極めて有用であると強調されています5。
4.3. 気管支鏡検査
CT検査でも原因がはっきりしない場合や、がん細胞の有無を確認する必要がある場合などに行われるのが気管支鏡検査です。口や鼻から細い内視鏡(ファイバースコープ)を挿入し、気管支の内部を直接観察します。出血部位を特定し、同時に止血処置を行ったり、組織を採取(生検)したりする目的で実施されることもあります5。
5. 喀血・血痰の最新治療法
喀血の治療は、原因となっている病気の治療と、出血そのものを止める治療(止血術)の二本柱で行われます。ここでは、特に止血術における最新の知見を解説します。
5.1. 根本治療の主役:気管支動脈塞栓術(BAE)
現在、喀血に対する根本的な止血治療の主役となっているのが、気管支動脈塞栓術(Bronchial Artery Embolization: BAE)です。これは、放射線科医(IVR医)が行うカテーテル治療の一種です。足の付け根(大腿動脈)などからカテーテルという細い管を血管に挿入し、X線で透視しながら出血の原因となっている気管支の動脈まで進めます。そして、その血管にゼラチンスポンジや金属コイルなどの塞栓物質を詰めることで血流を遮断し、止血します14。外科手術に比べて体への負担が少ない低侵襲治療です。
その有効性は非常に高く、2023年に発表された複数の観察研究を統合した大規模なメタアナリシス(複数の研究結果を統計的に統合・分析する手法)によると、技術的成功率(目的の血管を塞栓できた割合)は97.22%、臨床的成功率(実際に止血できた割合)は92.46%と報告されています15。一方で、一定の確率(同研究では21.46%)で再発するリスクがあることも知られており、原因疾患の治療を並行して行うことの重要性が示唆されています。日本国内では、岸和田リハビリテーション病院の石川秀雄医師などがこの治療の第一人者として知られており、高度な専門治療を受けられる施設も存在します16。
5.2. その他の治療法
- 薬物療法: 出血量が少ない場合や、BAEなどの処置が行えない場合に、トラネキサム酸(トランサミン®)などの止血剤の点滴や内服が行われます5。
- 内視鏡的治療: 気管支鏡を用いて、出血部位を直接確認しながら、冷却した生理食塩水で洗浄したり、止血剤を散布したり、バルーン(風船)で圧迫止血したりする方法です5。
- 外科手術: BAEで止血が困難な大量喀血のケースや、肺がん、肺アスペルギルス症など、出血源が限局していて根治が目指せる場合に、出血している肺の一部または全体を切除する手術が検討されます5。
よくある質問 (FAQ)
Q1. ストレスで血痰は出ますか?
ストレスが血痰の直接的な原因になるという明確な医学的根拠はありません。しかし、過度なストレスが体の免疫力を低下させ、気管支炎などの感染症を悪化させる一因となることは考えられます。その結果、咳が増えて粘膜が傷つき、血痰につながる可能性は否定できません9。ただし、血痰が見られた場合は、まず器質的な(臓器に異常がある)病気を疑い、医療機関を受診することが原則です。
Q2. 血液をサラサラにする薬を飲んでいます。どうすればいいですか?
心筋梗塞や脳梗塞の再発予防のために処方されている「血液をサラサラにする薬」(抗血小板薬や抗凝固薬)は、血栓ができるのを防ぐ非常に重要な薬です。自己判断で絶対に中断しないでください。薬を中断すると、重篤な血栓症を引き起こすリスクがあります。出血に気づいたら、まずは慌てずに、その薬を処方している主治医(循環器内科医やかかりつけ医)に速やかに連絡し、どうすべきか指示を仰いでください7。
Q3. 何科を受診すればよいですか?
症状によって専門とする診療科が異なります。日本呼吸器学会なども指針を示しています17。
- 咳を伴う血痰や喀血の場合 → 呼吸器内科が第一選択です。
- 嘔吐と共に出血した場合や黒っぽい血の場合 → 消化器内科を受診してください。
- 鼻血が喉に回る感覚が強い、鼻や喉に痛みがある場合 → 耳鼻咽喉科が専門です。
どこに相談すればよいか判断に迷う場合は、まずはお近くのかかりつけ医や一般内科を受診し、適切な専門科を紹介してもらうのが良いでしょう。
結論
喉からの出血や血痰は、誰にでも起こりうる症状ですが、その背景にはさまざまな物語が隠されています。その多くは心配のいらない一過性のものですが、中には肺がんのように生命を脅かす重大な病気の最初のサインである可能性も含まれています。この記事で繰り返しお伝えしたように、あなたにとって最も重要な行動は、不安なまま一人で抱え込まず、自己判断をせず、本記事で紹介した最新の「重症度分類」を一つの参考に、速やかに適切な医療機関を受診することです。この記事で得た知識が、あなたの不安を和らげ、正しい一歩を踏み出すための助けとなれば幸いです。そして、禁煙や定期的な健康診断の受診といった、日頃からの予防的な行動が、あなたの未来の健康を守る上で何より重要であることも、心に留めておいてください。
参考文献
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