この記事の要点まとめ
- 女性の性欲低下は「性的関心・興奮障害(FSIAD)」という治療可能な医学的状態で、決して珍しいことではありません。
- 原因は一つではなく、ホルモンバランスの変化(特に更年期)、心理的ストレス、パートナーとの関係、薬の副作用などが複雑に絡み合っています。
- 治療の第一歩は、生活習慣の見直しやパートナーとのコミュニケーション、潤滑剤の使用など、ご自身で始められる対策です。
- 日本の標準治療にはホルモン補充療法(HRT)や漢方薬があり、世界的には特定の条件下でテストステロン治療が有効とされています。
- 最も重要なことは、一人で悩まずに婦人科医や心身医学の専門医など、信頼できる医療専門家に相談することです。
あなただけではありません:日本人女性における性欲低下の現状
性欲の低下は、決してあなた一人の悩みではありません。多くの日本人女性が同様の経験をしています。日本の研究によれば、性欲障害の有病率は年齢とともに顕著に増加し、30代の女性で27.7%であったものが、60代では57.9%にものぼることが報告されています23。さらに、日本を含むアジア諸国全体で見ても、女性の約30~40%が何らかの性機能障害を経験していると推定されています38。また、日本の夫婦間の性的活動頻度が世界的に見ても低い水準にあることは、複数の調査で示されており8、2019年のある調査では、性交渉がないと回答した女性の割合が54.0%に達したことが報告されています39。
この問題は、個人の生活の質(QOL)を低下させるだけでなく、社会経済的にも大きな影響を及ぼしています。経済産業省(METI)の試算によると、更年期症状を含む女性特有の健康課題による経済的損失は、生産性の低下や休職などにより、日本国内で年間約3.4兆円にも上るとされています40。これは、女性の性欲低下が単なる個人的な悩みではなく、社会全体で取り組むべき重要な健康問題であることを示しています。しかし、日本の文化的な背景から、性の問題はタブー視されがちで、多くの女性が医療機関に相談することをためらっています8。この情報格差を埋め、正しい知識を提供することが、問題解決の第一歩となります。
「性欲低下」を医学的に理解する:FSIAD(性的関心・興奮障害)とは?
現代の医学では、女性の性欲低下は「性的関心・興奮障害(Female Sexual Interest/Arousal Disorder – FSIAD)」という統一された診断名で理解されています。かつて、精神疾患の診断・統計マニュアル第4版(DSM-IV)では、「性欲低下障害(HSDD)」と「女性性的興奮障害(FSAD)」は別々のものとして扱われていました。しかし、女性においては性的な「欲求」と「興奮」が密接に関連し、臨床的に切り離すことが難しいという理解が深まったことから、最新版のDSM-5ではFSIADという診断名に統合されました2027。この最新の医学用語を使用することは、問題が科学的に認識されていることを示す上で重要です。
FSIADの正式な診断には、以下の基準のうち少なくとも3つが、最低6ヶ月間持続し、かつそれが個人にとって重大な苦痛を引き起こしていることが必要です20。この「苦痛(Distress)」の存在が極めて重要であり、単に性欲が低いことや、パートナーとの性欲の差、あるいは無性愛(アセクシュアリティ)とは明確に区別されます2829。問題は、その状態によって本人が悩み、苦しんでいるかどうかなのです。
DSM-5に基づく基準 | 日本語での解説 |
---|---|
1. 性的活動への関心・興味がない、または低下している。 | 性的活動に対して、以前のような興味や関心が持てなくなる状態。 |
2. 性的またはエロティックな思考や空想がない、または低下している。 | 性的なことを考えたり、空想したりすることがほとんど、あるいは全くなくなる。 |
3. 性的活動を自ら開始することがない、または減少し、パートナーからの誘いにも応じないことが多い。 | 自分から性的な関りを求めることがなくなり、パートナーからのアプローチも受け入れられない。 |
4. ほとんど全ての性的行為において、性的興奮や快感がない、または低下している。 | 性的な行為の最中に、興奮や喜びを感じることができなくなる。 |
5. 内的または外的な性的・エロティックな刺激(例:言葉、映像)に対して、性的関心・興奮がない、または低下している。 | 性的な刺激を受けても、気持ちが高ぶったり興奮したりしなくなる。 |
6. ほとんど全ての性的行為において、性器または非性器の感覚がない、または低下している。 | 性的な行為中に、性器やその他の敏感な部分の感覚が鈍くなったり、感じなくなったりする。 |
日本国内の臨床現場では、より広い概念として「女性性機能障害(FSD)」という言葉が使われることもあり、その中で具体的な状態を指す言葉として、日本女性心身医学会(JSPOG)などが「性的関心/興奮障害」という用語を用いて解説しています19。
なぜ起こるのか?性欲低下の多角的な原因
FSIADは、単一の原因で起こるものではありません。生物学的、心理的、そして社会的・関係性の要因が複雑に絡み合って発症する「生物・心理・社会モデル」で理解することが重要です。これらの要因が相互に影響し合い、「負のフィードバックループ」を生み出すことも少なくありません。例えば、更年期による身体的変化(生物学的)が性交痛を引き起こし、それがセックスへの不安(心理的)につながり、結果的にパートナーとの関係を悪化させ(関係性)、さらに性欲を低下させる、という悪循環です。ご自身の状況にどの要因が当てはまるかを理解することは、解決への大きな一歩となります。
身体的要因:ホルモン、加齢、病気
ホルモン環境の変化:ホルモンは性欲を司る重要な要素です。特に更年期におけるエストロゲンの減少は、「閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM)」を引き起こし、腟の乾燥や痛みをもたらすことで、間接的に性欲を著しく阻害します14。また、男性ホルモンとして知られるテストステロンも女性の体内で作られており、性欲の中枢的な調整役を担っています。テストステロンのレベルは年齢と共に自然に減少し、これが直接的な性欲低下の原因となることがあります20。
神経伝達物質のバランス:脳内のドーパミンやノルエピネフリンといった「興奮系」の神経伝達物質と、セロトニンなどの「抑制系」の神経伝達物質のバランスも性欲に影響します。このバランスが崩れることが、性欲低下の一因となり得ます20。
基礎疾患:糖尿病、神経疾患、甲状腺機能障害、心血管疾患などの慢性的な病気も、性機能に影響を与えることが知られています19。
心理的要因:ストレス、うつ、ボディイメージ
精神的健康状態:うつ病、不安障害、そして仕事や育児、介護などによる慢性的なストレスは、性欲低下の非常に大きな要因です。これは日本の専門機関も指摘する重要な点です19。
ボディイメージと自尊心:自身の身体に対するネガティブなイメージや低い自尊心は、性的な自信を失わせ、欲求を抑制する可能性があります19。
過去のトラウマ:過去の性的虐待や暴力などのトラウマ体験は、深刻な抑制因子となることがあります19。
パートナーとの関係性
コミュニケーション不足:性的な好みや悩みについてパートナーとオープンに話せないことは、感情的なつながりや性的な満足度を低下させる大きな原因です。Mayo Clinicなどの医療機関も、コミュニケーションの重要性を指摘しています1。
パートナーの健康問題:パートナーの勃起不全(ED)などの性機能の問題が、女性側の性的な意欲や反応に影響を与えることもあります23。
薬の副作用
特定の薬の服用が、意図せず性欲を低下させることがあります。代表的なものに、うつ病の治療に広く用いられる選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRIs)があります。これは脳内のセロトニン濃度を高めることで効果を発揮しますが、そのセロトニンが性欲を抑制する方向に働くためです19。また、一部の経口避妊薬(ピル)も、体内のホルモンバランスを変化させることで性欲に影響を与える可能性が指摘されています30。
治療への第一歩:自分でできること・相談できること
専門的な治療に進む前に、あるいはそれと並行して、ご自身で取り組めるリスクの低い基本的なアプローチが数多くあります。これらは全ての女性にとって治療の土台となる重要なステップです。
生活習慣の改善
定期的な有酸素運動や筋力トレーニングは、気分を高め、ボディイメージを向上させ、結果的に性欲の改善につながる可能性があります1。また、瞑想や日記をつけるなどのストレス管理法は、性欲を抑制するストレス要因を軽減するのに役立ちます。喫煙や過度の飲酒など、性欲を低下させることが知られている習慣を見直すことも重要です1。
パートナーとのコミュニケーション
感情的なつながりと性的な満足感を向上させる最も強力なツールの一つが、パートナーとのオープンな対話です1。スケジュールを調整してでも、二人きりで親密な時間を持つことは、つながりの習慣を再構築する助けになります。
潤滑剤・保湿剤の活用
GSMに伴う性交痛に対しては、潤滑剤(ローション)や保湿剤が非常に有効な第一選択肢です。この二つは役割が異なります。潤滑剤は性交時に使用して滑りを良くするのに対し、保湿剤は日常的に使用して腟組織の潤いを保ち、健康を改善します1。ただし、コンドームを使用する場合は、油性の潤滑剤はゴムを劣化させる可能性があるため避けるべきです3。
カウンセリングと心理療法
認知行動療法(CBT)は、性に関する否定的な思考パターンや行動を修正するのに有効な、エビデンスに基づいた心理療法です3。また、医療現場では、性の健康について話し合うための構造化された枠組みとしてPLISSITモデル(Permission: 許可、Limited Information: 限定的な情報提供、Specific Suggestions: 具体的な提案、Intensive Therapy: 集中的な治療)が用いられることがあります28。これは、カウンセリングが段階的かつ体系的に行われることを示しています。
専門家による治療法:日本の保険診療から世界の最新治療まで
様々な非薬物療法を試しても改善が見られない場合、専門家による医学的治療が選択肢となります。ここでは、日本国内で標準的に行われている治療から、世界的なエビデンスに基づく最新の治療法までを、比較分析しながら解説します。治療法にはそれぞれ明確な適応、効果、そしてリスクがあり、ご自身の状況に最適な選択を医師と相談するために、正しい知識を持つことが重要です。
治療法 | 作用機序 | 主な適応 | 対象者 | 有効性データ | 主な副作用 | 日本での承認状況 |
---|---|---|---|---|---|---|
生活習慣改善・カウンセリング | 心身の健康、コミュニケーションの改善 | 全てのケースの基礎 | 全ての女性 | 気分、身体イメージ、親密さの改善1 | 最小限 | 該当なし |
ホルモン補充療法(HRT) | エストロゲン・プロゲスチン補充 | 更年期の血管運動神経症状、GSM | 閉経周辺期・閉経後の女性 | ほてり等の改善、間接的に性欲改善31 | 血栓症、乳がんリスク(種類・期間による) | 承認済み |
漢方薬 | 気・血・水の全身バランス調整 | 更年期の不定愁訴全般 | 更年期女性(「証」による) | 不安、疲労、ほてりの改善31 | 適切な処方であれば最小限 | 承認済み |
局所エストロゲン/DHEA | 腟・外陰部の組織回復 | 閉経関連泌尿生殖器症候群(GSM) | 乾燥・痛みを伴う閉経後女性 | 乾燥と性交痛の有意な改善16 | 局所の刺激感、おりもの | 承認済み |
経皮テストステロン | 脳・末梢のテストステロン濃度上昇 | 閉経後女性のHSDD | 診断されたHSDDを持つ閉経後女性 | 満足な性的イベントが約1回/月増加26 | ざ瘡、多毛(過量の場合) | 適応外使用 |
フリバンセリン (Addyi) | セロトニン受容体調節 | 閉経前女性のHSDD | 閉経前女性(米国のみ) | 満足な性的イベントが0.5-1回/月増加22 | めまい、眠気、アルコールとの併用で低血圧 | 未承認・利用不可 |
ブレメラノチド (Vyleesi) | メラノコルチン受容体作動 | 閉経前女性のHSDD | 閉経前女性(米国のみ) | 満足な性的イベントの増加なし25 | 吐き気(40%)、血圧上昇 | 未承認・利用不可 |
日本の標準治療:更年期症状に対するホルモン補充療法(HRT)と漢方薬
日本産科婦人科学会(JSOG)の「産婦人科診療ガイドライン」では、女性の性機能障害に対して多面的なアプローチが推奨されています17。特に更年期女性においては、以下の治療法が標準的に用いられます。
ホルモン補充療法(HRT):エストロゲンを補充するHRTは、ほてりや発汗といった更年期の血管運動神経症状に対する主要な治療法です。これらの不快な症状を和らげ、またGSMによる腟の乾燥や痛みを改善することで、間接的に性欲の回復に寄与することが期待されます1531。
漢方薬(Kampo):日本の医療では、伝統的な漢方薬も標準的な治療選択肢の一つです。個人の体質(「証」)に合わせて処方され、心と体のバランスを整えることで全体的な症状の改善を目指します。JSOGも更年期障害に対して、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遙散(かみしょうようさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)といった漢方薬を挙げています31。これらは不安や疲労感を和らげることで、性欲低下の背景にある心理的要因に働きかけます。
世界が認めるエビデンス:閉経後女性のHSDDに対するテストステロン治療(適応外使用)
性欲低下そのものに直接働きかける治療法として、国際的にはテストステロン補充療法が最も強力なエビデンスを持つとされています。2019年に発表された世界的な専門家団体の合意声明(Global Consensus Position Statement)では、他の原因が除外された閉経後女性のHSDDに対して、経皮テストステロン(皮膚から吸収させるタイプ)が唯一のエビデンスに基づく治療法であると結論付けられました11。
重要:日本において、女性の性欲低下に対するテストステロン製剤は承認されておらず、その使用は「適応外使用」となります。これは、医師の厳格な判断と管理のもと、患者への十分な説明と同意を得て行われるべきものです。
- 有効性:複数の研究データを統合したメタ解析によると、テストステロン治療はプラセボ(偽薬)と比較して、満足のいく性的イベントの回数を有意に増加させ(月に約1回追加)、性欲、興奮、オーガズムを改善し、性的苦痛を軽減することが示されています26。
- 対象者と用法:この治療は、他の原因が除外され、関連する苦痛を伴うHSDDと診断された閉経後の女性が対象です12。用法は極めて重要で、一般的には男性用製剤の約10分の1というごく少量から開始されます12。注射やインプラントは安全性の懸念から推奨されていません26。
- 安全性とモニタリング:治療前と治療中には血液検査を行い、血中テストステロン値が閉経前女性の正常範囲内に留まっていることを確認する厳格なモニタリングが不可欠です11。主な副作用には、ざ瘡(にきび)や多毛などがありますが、適切な用量管理下では稀です。6ヶ月使用しても効果が見られない場合は、治療を中止することが推奨されます26。
【参考情報】米国で承認されている治療薬(日本では未承認)
アメリカでは、閉経前の女性のHSDDに対して2種類の薬剤がFDA(食品医薬品局)に承認されていますが、日本ではいずれも承認されておらず、利用できません。これらの薬は効果が限定的であることや、副作用への懸念から、その評価は専門家の間でも分かれています。
フリバンセリン(Addyi):セロトニン受容体に作用する経口薬です。しかし、その効果はプラセボと比較して月に0.5〜1回満足な性的イベントを増やす程度と限定的です22。特にアルコールとの併用で重篤な低血圧や失神を引き起こすリスクが指摘されています25。
ブレメラノチド(Vyleesi):性行為の前に自己注射するタイプの薬剤です。臨床試験では、主要な評価項目であった「満足のいく性的イベントの回数」を増加させることができず25、副作用として約40%の被験者に吐き気が見られました36。
医師に相談するための準備
医療機関を受診する際には、ご自身の状態を正確に伝えることが、適切な診断と治療への近道です。以下の点を事前にメモしておくと、診察がスムーズに進みます。
- 具体的な症状:いつから、どのような状況で性欲の低下を感じるか。(例:「半年前から、夫に誘われても全く気が乗らない」)
- 苦痛の程度:その状態が、あなた自身やパートナーとの関係にどれくらいの苦痛をもたらしているか。
- 身体的な症状:性交時の痛み、乾燥、不快感の有無。
- 心理的な状態:最近のストレス、気分の落ち込み、不安など。
- 現在服用中の薬やサプリメント:お薬手帳を持参すると確実です。
- 過去の病歴や手術歴。
診察の際には、この記事で得た情報を活用することも有効です。「GSMの症状に当てはまる気がする」「世界的にはテストステロン治療という選択肢もあると読んだのですが」といったように、具体的に質問することで、より深い対話につながる可能性があります。
よくある質問 (FAQ)
Q1: 性欲の低下は、単なる老化現象なので仕方ないのでしょうか?
A1: 年齢とともにホルモンバランスが変化し、性欲が低下傾向になることは自然な側面もあります。しかし、それがご自身にとって「重大な苦痛」となっている場合は、単なる老化現象ではなく「性的関心・興奮障害(FSIAD)」という治療可能な医学的状態です20。様々な治療法によって生活の質を改善できる可能性があるため、「仕方ない」と諦める必要はありません。
Q2: どのような病院・診療科に行けばよいのでしょうか?
Q3: 女性向けのテストステロン治療は安全なのでしょうか?
A3: 厳格な専門家の管理下で、適切な用法・用量を守れば、安全性は高いとされています。世界的な合意声明では、血中濃度を閉経前女性の正常範囲内に維持することが強調されています11。これにより、にきびや多毛といった副作用のリスクは最小限に抑えられます。ただし、日本では適応外使用となるため、この治療法に精通し、リスクとベネフィットを十分に説明できる経験豊富な医師のもとで行われることが絶対条件です。
Q4: パートナーにどのように話せば良いか分かりません。
A4: この問題を一人で抱えず、パートナーと共有することは非常に重要です。話す際は、相手を非難するような口調は避け、「私自身の問題として、最近こう感じていて悩んでいる」という「I(アイ)メッセージ」で伝えるのが良いでしょう。「あなたとの関係を大切にしたいから、一緒に考えたい」という姿勢を示すことで、相手も協力的になりやすいです。この記事を一緒に読むことも、客観的な情報をもとに話し合うきっかけになるかもしれません。
結論
女性の性欲低下は、複雑な要因が絡み合う、しかし決して解決不可能ではない医学的な問題です。この記事で解説したように、その原因を正しく理解し、ご自身に合った対策や治療法を選択することで、症状を改善し、より豊かな生活の質を取り戻すことは十分に可能です。最も大切なことは、あなたが一人で悩み続ける必要はないということです。この記事が、あなたが専門家への相談という次の一歩を踏み出すための知識と勇気となり、希望の光となることを、JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会一同、心から願っています。
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