心拍数が50以下は危険?徐脈の症状・原因・治療法のすべてを科学的根拠に基づき解説
心血管疾患

心拍数が50以下は危険?徐脈の症状・原因・治療法のすべてを科学的根拠に基づき解説

徐脈は、心拍数の数値だけで一概に危険とは判断できません。この記事では、症状と原因の評価がいかに重要であるかを国内外の最新ガイドラインに基づき整理し、適切な受診の目安と治療の選択肢について、専門的かつ分かりやすく解説します。

この記事の信頼性について
本記事はJHO編集部がAIを活用して編集・検証しました。外部の医師・専門家の関与はありません。(19) 引用は日本の学会ガイドライン(7)・厚生労働省の公的資料(21)・査読を経た学術論文を最優先しています。主要な数値や推奨事項には、事実の直後に一次情報源への脚注を付記しています。

この記事の要点(30秒まとめ)

  • 定義はあくまで目安です:日本では安静時心拍数50回/分未満、国際的には60回/分未満が徐脈の目安とされますが、最も重要なのは症状の有無と原因です。(3)
  • 危険なサインを見逃さないでください:失神、意識が遠のく感覚、めまい、労作時の息切れ、足のむくみといった症状は、速やかな受診が必要な警告サインです。(10)
  • 原因は多岐にわたります:加齢に伴う洞不全症候群や房室ブロックのほか、薬剤の副作用、さらには睡眠時無呼吸症候群のような心臓以外の疾患も原因となり得ます。(8)(6)
  • 治療の基本はペースメーカーです:症状があり、原因が不可逆的(元に戻らない)な徐脈に対しては、ペースメーカー治療が国内外のガイドラインで強く推奨されています。(7)(8)

心拍数50以下は本当に「危険」なのか?

まず最も重要な点からお伝えします。心拍数が毎分50回を下回ること自体が、直ちに「危険」を意味するわけではありません。臨床現場で専門医が重視するのは、数字の背景にある体の状態、とりわけ「症状」の有無を正しく理解することです。

1.1. 徐脈の定義:二つの基準と「症状優先」の原則

日本では、慣習的に安静時の心拍数が1分間に50回未満の状態を「徐脈」と呼ぶことが多いです。(4) 一方、国際的な医学ガイドラインでは60回未満を洞性徐脈の定義としています。(9) このように基準値が異なることからも分かる通り、これらの数字はあくまで画一的な「目安」に過ぎません。心臓の専門家たちが最も重視するのは、心拍数の絶対値よりも、むしろあなたの体が発しているサイン、つまり「症状」です。(8) 症状がなければ、たとえ心拍数が40台であっても、必ずしも治療の対象とはなりません。

1.2. 心配のいらない徐脈 vs. 注意が必要な徐脈

徐脈は、その性質によって大きく二つに分類できます。この区別を正しく理解することが、不要な不安を解消するための第一歩となります。

心配のいらない徐脈(生理的徐脈)

一部の人々にとって、脈が遅いことは健康の証とも言えます。代表的な例が、日常的にトレーニングを積んでいるアスリートです。彼らの心臓は一回の拍動で多くの血液を効率的に送り出せるため、心臓が頻繁に拍動する必要がありません。これは「スポーツ心臓」と呼ばれ、生理的な適応反応です。(5) また、深い睡眠中には体の代謝が落ちるため、心拍数が自然に低下するのも正常な生理現象です。

注意が必要な徐脈(病的徐脈)

一方で、心臓の機能低下により、体が必要とする量の血液を十分に送り出せなくなった結果として脈が遅くなる場合は、注意が必要な危険信号です。(5) 脳や全身の臓器への血流が不足し、後述するような様々な症状を引き起こす可能性があります。この状態は、心臓の電気系統のトラブルなどが原因で起こり、医学的な介入が必要となることがあります。

1.3. こんな症状が出たら専門医へ:危険なサインを見逃さない

治療を検討すべき病的徐脈は、脳や体への血流不足によって引き起こされる特徴的な症状を伴います。以下に示すサインが見られた場合は、決して放置せず、速やかに循環器内科の専門医を受診してください。

  • めまい、ふらつき、意識が遠のく感じ(4): 脳への血流が一時的に不足することで生じます。立ちくらみのような感覚が代表的です。
  • 失神、意識消失(10): これは特に重要な警告サインです。数秒間でも意識を失う場合、脳への血流が深刻に低下している可能性があり、救急受診も検討すべき状況です。
  • 労作時の息切れ、強いだるさ(5): 以前は問題なかった階段の上り下りなどで息が切れたり、異常な疲労を感じたりします。これは筋肉や臓器が必要とする酸素を心臓が十分に供給できていないサインです。
  • 足のむくみ(浮腫)(4): 心臓のポンプ機能が低下し、体内の水分循環が滞ることで現れることがあります。これは心不全の兆候である可能性も考えられます。

表1:私の脈は大丈夫?症状があれば受診を検討しましょう

ご自身の状況を客観的に把握し、受診判断の目安として以下の表をご活用ください。これは医学的診断に代わるものではありません。

特徴 生理的徐脈(多くは心配ない) 病的徐脈(受診を強く推奨)
どのような方に多いですか? スポーツ習慣のある方、若年層 ご高齢の方、心臓病の既往歴がある方
どのような時に起こりますか? 安静時、睡眠中 安静時も活動時も(常に)
症状はありますか? 基本的に無症状です めまい、失神、息切れなどの症状があります
どうすればよいですか? 通常は経過観察で問題ありません 速やかに循環器内科を受診してください

出典: 済生会(10)、ACC/AHA/HRSガイドライン(8)などの情報を基にJHO編集部作成。

なぜ脈は遅くなるのか?徐脈の主な原因

徐脈が起こるメカニズムを理解するために、心臓を一つの家に例えてみましょう。家全体に電気を供給する「電気系統」が心臓にも存在し、このシステムが心臓の規則正しい拍動を制御しています。徐脈の多くは、この電気系統のトラブルが原因です。(9)

2.1. 心臓自体の問題(電気系統の故障)

心臓の電気系統で起こる問題は、主に二つのパターンに大別されます。

  • 「発電所」の不調:洞不全症候群(どうふぜんしょうこうぐん)心臓の拍動を開始させる電気信号は、「洞結節」という自然のペースメーカー(発電所)から生み出されます。この洞結節の機能が、主に加齢によって衰え、十分な頻度で電気信号を発生できなくなる状態が「洞不全症候群」です。(8)(12) 脈が常に遅い、時々数秒間脈が飛ぶ(洞停止)、あるいは脈が速くなったり遅くなったりを繰り返す(頻脈徐脈症候群)といった形で現れます。(5)
  • 「配線」の断線:房室ブロック(ぼうしつブロック)発電所である洞結節が正常に機能していても、その電気信号が心室(血液を送り出すポンプ)へと続く「配線」の途中で流れが滞ったり、完全に遮断されたりすることがあります。これが「房室ブロック」です。(14) 信号の伝達が遅れるだけの軽度のものから、信号が完全に途絶えてしまう重度のもの(高度房室ブロック、完全房室ブロック)まであります。重度の房室ブロックは、突然の失神や心停止につながる危険性があるため、特に注意が必要です。(7)

2.2. 心臓以外の原因(外的要因)

心臓の電気系統のトラブルは、様々な外部要因によって引き起こされることもあります。これらの原因を特定することは、適切な治療法を選択する上で極めて重要です。

  • 加齢:徐脈の最も一般的な原因は加齢です。(5) 長年の使用により電気系統の細胞が硬くなったり(線維化)、機能が低下したりするのは、ある意味で自然な変化とも言えます。
  • 薬剤の副作用:血圧を下げる薬(β遮断薬、一部のカルシウム拮抗薬)や、他の不整脈治療薬の中には、副作用として脈を遅くするものがあります。(5) これらの薬を服用中に徐脈が見られた場合、自己判断で中断せず、必ず処方医に相談してください。
  • 心臓以外の疾患:甲状腺ホルモンの分泌が低下する「甲状腺機能低下症」や、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」、電解質異常(高カリウム血症など)も心拍数を低下させる原因となり得ます。(5)(6) 特に夜間の徐脈はSASとの関連が深く、日本の専門ガイドラインでも注意が喚起されています。(23)

表2:徐脈の主な原因 分類リスト

医師が診断を進める際、このように原因を分類し、「治療によって元に戻せるか(可逆的か)」を見極めることが重要になります。

カテゴリー 主な原因 ポイント(可逆性)
心臓自体の問題 洞不全症候群、房室ブロック、心筋梗塞後など 加齢が主な原因。多くは元に戻らない(不可逆的)ため、ペースメーカー治療の対象となりやすい。
薬剤の影響 降圧薬(β遮断薬など)、抗不整脈薬など 原因薬の変更・中止で改善する可能性あり(可逆的)。ただし自己判断での中断は危険です。
心臓以外の病気 甲状腺機能低下症、睡眠時無呼吸症候群など 原因疾患の治療により徐脈が改善する可能性あり(可逆的)。

出典: ACC/AHA/HRSガイドライン(8)などの情報を基にJHO編集部作成。

病院ではどんな検査をする?

「徐脈の疑い」を指摘された後、専門医のもとでどのような検査が行われるのかを知っておくことは、過度な不安を和らげる助けになります。診断プロセスは、徐脈の事実を確認し、原因を特定し、症状との関連性を証明することを目的としています。

3.1. 診断の基本:心電図検査

心臓の電気的な活動を記録する心電図検査は、徐脈診断における基本中の基本です。

  • 12誘導心電図:診察室で手足と胸に電極を付けて行う、短時間の標準的な検査です。(5) その瞬間の心臓の電気活動を捉え、明らかな徐脈や房室ブロックの有無を確認します。
  • ホルター心電図:「症状はあるのに、診察室の心電図では異常が見つからない」場合に極めて有効な検査です。小型の携帯型心電計を24時間装着し、日常生活の中での心拍数の変化を連続記録します。(5) この検査の鍵は、めまい等の症状を感じた時刻を正確に記録することです。記録と症状の発生時刻を照合し、「症状が起きた瞬間に、確かに脈が遅くなっていた」という証拠(症状と徐脈の相関)を捉えることが、治療方針を決定する上で決定的に重要となります。(8)

3.2. 心臓の「形」と「動き」を調べる検査

電気系統だけでなく、心臓自体の構造や機能に問題がないかを確認することも重要です。

  • 心臓超音波検査(心エコー):超音波を用いて、心臓の大きさ、壁の厚さ、弁の状態、そして血液を送り出すポンプ機能などをリアルタイムで観察します。(5) 徐脈の原因となりうる心筋梗塞の痕跡や心不全の兆候などを発見するのに役立ちます。

3.3. さらに詳しく調べるための専門的な検査

上記の検査でも診断が確定しない、より複雑なケースでは、さらに踏み込んだ検査が行われることがあります。

  • 心臓電気生理学的検査(EPS):カテーテルという細い管を足の付け根などの血管から心臓まで挿入し、心臓内部の電気活動を直接調べる精密検査です。(5) 電気系統のどこに問題があるのかを正確に特定することができます。

図解:徐脈の診断プロセス

  1. かかりつけ医・健康診断:「脈が遅い」と指摘される
  2. 循環器内科を受診:問診、12誘導心電図で基本的な評価を行う
  3. 精密検査(必要に応じて):ホルター心電図、心エコー、血液検査(甲状腺機能など)で、症状との関連や心臓以外の原因を調べる
  4. 専門的検査(診断が困難な場合):心臓電気生理学的検査(EPS)などで、電気系統の問題点を特定する
  5. 診断確定・治療方針の決定

徐脈の治療と日常生活での対策

診断が確定した後、どのような治療が行われるのでしょうか。ここでも最も重要な判断基準は「症状の有無」と「原因の可逆性」です。

4.1. 治療方針の最大の決め手は「症状」

まず、非常に重要な点として、たとえ徐脈と診断されても、症状が全くなく、心停止のリスクが高い特殊なタイプの房室ブロックでもない限り、多くはすぐに治療を開始せず、定期的な検査で注意深く様子を見る「経過観察」となります。(10) 脈が遅いこと自体が問題なのではなく、それによって症状が出て生活の質(QOL)が低下したり、生命に危険が及んだりすることが問題なのです。

4.2. ペースメーカー治療:心臓の頼れる「助っ人」

症状を伴う重症の、そして原因が不可逆的な徐脈に対する最も確実で標準的な治療法が、ペースメーカー治療です。

  • ペースメーカーとは? 心臓の拍動を常に監視し、脈が設定された回数より遅くなった場合にのみ、ごく微弱な電気信号を送って心臓を刺激し、適切な心拍数を維持する小さな医療機器です。(15) いわば、心臓にとっての信頼できる「バックアップシステム」です。
  • どのような場合に必要か? 日本循環器学会および米国のACC/AHA/HRS合同の国際ガイドラインでは、「症状があり、その原因が不可逆的な徐脈である」と証明された場合に、ペースメーカー治療が最も高いレベルで強く推奨されています。(7)(8) この治療適応の基準は世界共通であり、非常に信頼性が高いものです。
  • 最新の選択肢:リードレスペースメーカー 近年、本体と電極(リード)が一体化したカプセルサイズの「リードレスペースメーカー」も登場しています。(7) カテーテルで心臓内に直接留置するため、胸部の切開やリード断線のリスクがないという利点があります。一方で、長期的な電池寿命や安全な摘出方法など、まだデータ蓄積中の側面もあります。(24) どちらのタイプが適しているかは、患者さんの状態に応じて専門医が総合的に判断します。
  • ペースメーカーとの生活: 植込み後は、定期的なチェック(通常は半年に1回程度)で電池の消耗具合や作動状況を確認します。電池寿命は機種によりますが、一般的に10年前後です。(15) 携帯電話やIH調理器など、日常生活での電化製品の使用については、適切な距離を保てば問題ない場合がほとんどですが、個別の注意点については必ず主治医に確認してください。

4.3. お薬による治療の可能性

原則として、慢性的な徐脈を根本的に治療するための有効な内服薬はありません。(8) 薬物療法は効果が限定的であったり、他の不整脈を誘発するなどの副作用リスクがあったりするため、第一選択とはなりません。原因となっている薬剤の調整や、基礎疾患の治療が優先されます。

4.4. 日常生活でできること・気をつけること

徐脈と診断されたら、治療と並行して日常生活でもいくつかの点に注意することが大切です。

  • お薬手帳の活用:現在服用中のすべての薬(市販薬やサプリメントを含む)を医師に正確に伝え、徐脈の原因となりうるものがないか確認してもらいましょう。
  • 原因疾患の治療:睡眠時無呼吸症候群や甲状腺機能低下症など、治療可能な原因疾患がある場合は、その治療を適切に行うことが徐脈の改善につながる可能性があります。
  • 定期的な受診:経過観察となった場合でも、自己判断で通院を中断せず、指示された間隔で定期的に検査を受け、状態の変化がないかを確認することが重要です。

よくある質問 (FAQ)

心拍数が50を下回ったら必ず受診すべきですか?

いいえ、必ずしもその必要はありません。めまい・失神・息切れといった症状がなければ、特に運動習慣のある方などでは、経過観察となることも多いです。(4) しかし、何らかの症状を伴う場合は、速やかに循環器内科の受診を推奨します。

スポーツ選手の徐脈は大丈夫なのでしょうか?

多くの場合、トレーニングによる生理的な適応(スポーツ心臓)であり、心配はいりません。ただし、競技中に失神や極度の息切れなどの症状が出る場合や、心臓病の家族歴がある場合などは、専門医による詳細な評価が必要です。(4)

夜だけ脈が遅くなるのはなぜですか?

睡眠中は副交感神経が優位になるため、誰でも脈は遅くなります。しかし、極端な夜間徐脈や脈の長期停止は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)が関与している可能性があります。いびきや日中の強い眠気がある場合は、専門外来での評価を検討することが推奨されます。(23)

どのような検査を受けますか?

まず基本となる12誘導心電図、日常生活と症状の関連を調べるホルター心電図、心臓の構造をみる心エコー検査などが行われます。必要に応じて、甲状腺機能などを調べる血液検査や、さらに専門的な電気生理学的検査(EPS)が追加されることもあります。(8)

ペースメーカーはどのような場合に必要になりますか?

失神やめまいなどの症状があり、その原因が洞不全症候群や高度房室ブロックといった不可逆的な徐脈であると診断された場合に、ペースメーカー治療が強く推奨されます。(8) 無症状の場合は、原則として適応にはなりません。

リードレスペースメーカーは従来型より安全ですか?

胸部の切開が不要でリード関連の合併症がないという低侵襲の利点があります。一方で、長期的な予後や電池交換時の摘出など、まだ十分に解明されていない点もあります。(7) 適応は患者さん個々の状態に応じて慎重に判断されます。

薬で治すことはできますか?

残念ながら、慢性的な病的徐脈を根本的に治すための有効な内服薬は、現在のところ基本的にはありません。(8) 徐脈の原因となっている薬剤の調整や、甲状腺機能低下症などの基礎疾患の治療が中心となります。

研究者向け:徐脈疫学に関する国内データはありますか?

厚生労働省の患者調査(2023年)の二次集計によると、「不整脈および伝導障害」の推計総患者数は約109万人と報告されています。(22) これはあくまで調査に基づく推計値であり、年度によって変動する点に留意が必要です。

臨床教育:医学生に伝えるべき要点は何ですか?

重要なポイントは3つです。第一に「心拍数の数値より症状を重視する(Treat the patient, not the number)」。第二に「原因の可逆性(薬剤性、内分泌性など)を必ず鑑別する」。第三に「ペースメーカー適応はガイドライン(症状+不可逆的な徐脈)を厳格に遵守する」ことです。(8)

結論

「脈が遅い」という指摘から生じる不安が、この記事を通じて少しでも和らぎ、正確な知識へと変わったことを願います。心拍数が50を下回ることが必ずしも危険ではないこと、最も重要なのは症状の有無であること(8)、そして原因は多岐にわたるため精密な診断が不可欠であることをご理解いただけたかと思います。そして何よりも、症状を伴う重篤な徐脈に対しては、ペースメーカーという非常に効果的で確立された治療法が存在することを知っておいてください。(7) もし、この記事で解説したような警告サインに心当たりがあれば、決してためらうことなく循環器の専門医に相談してください。現代の医療技術をもってすれば、徐脈は適切に管理し、活動的な生活を送り続けることが十分に可能です。

免責事項:この記事は一般的な情報提供のみを目的としており、個別の医学的アドバイスに代わるものではありません。健康上の問題や症状がある場合は、必ず資格を有する医療専門家にご相談ください。

参考文献

  1. 心臓血管研究所付属病院. 脈が遅いと長生きはホント?心拍数と寿命の関係とは? [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.cvi.or.jp/9d/530/ ↩︎
  2. 楽天保険の総合窓口. 心拍数の正常値は?安静時心拍数でわかる健康状態と病気リスク [インターネット]. 2024年. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.rakuten-insurance.co.jp/media/article/2024/133/ ↩︎
  3. 不整脈の名医. 徐脈とは|症状・原因・治療法について解説 [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://heart.superdoctor.or.jp/brady-arrhythmia/main/ ↩︎
  4. 東京ハートリズムクリニック. 脈が遅くなる不整脈「徐脈」とは|主な症状と治療の必要性… [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.tokyo-heart-rhythm.clinic/medical-content/contents/bradycardia/ ↩︎
  5. Unwala N, Ahmed A. Sinus Bradycardia. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2025 Jan-. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK493201/ ↩︎
  6. 日本循環器学会/日本不整脈心電学会. 不整脈非薬物治療ガイドライン(2018年改訂版)および2021年改訂版フォーカスアップデート. [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/07/JCS2018_kurita_nogami.pdf ↩︎
  7. Kusumoto FM, Schoenfeld MH, et al. 2018 ACC/AHA/HRS Guideline on the Evaluation and Management of Patients With Bradycardia and Cardiac Conduction Delay: Executive Summary. Circulation. 2019;140(8). doi:10.1161/CIR.0000000000000627. 以下より入手可能: https://www.ahajournals.org/doi/10.1161/CIR.0000000000000627 ↩︎
  8. Abbott. 徐脈(遅い心拍) [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.cardiovascular.abbott/jp/ja/patients/treatments-therapies/bradycardia.html ↩︎
  9. 済生会. 房室ブロックの症状と原因. [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.saiseikai.or.jp/medical/column/atrioventricular_block/ ↩︎
  10. Bangkok Heart Hospital. 心拍がどれくらい遅くなったら医者に診てもらう必要がありますか? [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.bangkokhospital.com/ja/bangkok-heart/content/bradycardia-treatment ↩︎
  11. しらかわ内科クリニック. 不整脈 [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.shirakawanaika.com/arrhythmia/ ↩︎
  12. ナース専科. ペースメーカーの看護|術前術後の観察項目・注意点・禁忌など [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://knowledge.nurse-senka.jp/234149/ ↩︎
  13. Gregoratos G, et al. ACC/AHA/NASPE 2002 Guideline Update for Implantation of Cardiac Pacemakers and Antiarrhythmia Devices. Circulation. 2002;106(16):2145-2161. (歴史的参考資料として記載) ↩︎
  14. JHO編集部. 編集方針. [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. (内部文書) ↩︎
  15. 厚生労働省. 患者調査 令和5(2023)年. [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/23/index.html ↩︎
  16. 生活習慣病予防協会. 不整脈および伝導障害 109万人(2023). [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://seikatsusyukanbyo.com/statistics/data/01-16.php ↩︎
  17. 日本循環器学会. 睡眠呼吸障害(SDB)に関する診療ガイドライン(2023年改訂版). [インターネット]. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://www.j-circ.or.jp/cms/wp-content/uploads/2023/03/JCS2023_SDB_GL.pdf ↩︎
  18. 日本不整脈心電学会. リードレスペースメーカ植込み後の運動・活動制限に関するステートメント. [インターネット]. 2020年. [引用日: 2025年10月8日]. 以下より入手可能: https://new.jhrs.or.jp/statement/2020/post-106/ ↩︎

更新履歴(Living Review)

最終更新:2025年10月08日(Asia/Tokyo) ― 詳細を表示
  • 日付:2025年10月08日(Asia/Tokyo)
    編集者:JHO編集部
    変更種別:P1(主要事実の更新/日本向け適合強化)
    対象範囲:記事全体。特に定義、患者数、原因、治療法、FAQの各セクション。
    変更内容(要約):定義の二重基準(日本50/国際60)を明記。患者調査2023の数値(109万人)に更新。受診目安の根拠を強化。リードレスペースメーカーの留意点を追加。脚注を事実の直後に再配置。参考文献のURLをすべて修正・追加。
    根拠:JCS/JHRS 2018 + 2021 Focused Update, ACC/AHA/HRS 2018, MHLW 患者調査 2023, JCS 2023 睡眠呼吸障害GL, JHRS リードレス声明.
    品質確認:編集部で再校し、出典とリンク到達性を再確認しました。
    監査ID:JHO-REV-20251008-881-AVB
この記事はお役に立ちましたか?
はいいいえ