世界保健機関(WHO)の報告によれば、世界では年間約4,900万人が敗血症に罹患し、そのうち約1,100万人が死亡していると推定されています。これは全世界の総死亡者数の約2割に相当し、5秒に1人が敗血症で命を落としている計算になります14。日本においても決して他人事ではなく、近年の研究では患者数、死亡者数ともに増加傾向にあることが指摘されており、超高齢社会における深刻な公衆衛生上の課題となっています6。
この記事では、JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会が、最新の国際的および国内の診療ガイドラインに基づき、敗血症の正体から、命を救うための初期症状の見分け方、標準的な治療法、そして命が助かった後の長期的な後遺症である「敗血症後症候群(PICS)」に至るまで、現在知られている最も信頼性の高い情報を包括的に解説します。この記事が、あなたとあなたの大切な人の命を守るための、確かな知識という「お守り」となることを願っています。
この記事の科学的根拠
本記事は、ご提供いただいた調査レポートで明示的に引用されている、最高品質の医学的根拠にのみ基づいて作成されています。以下は、参照された情報源と、提示された医学的指導との直接的な関連性を示すリストです。
- 世界保健機関(WHO):本記事における敗血症の国際的な罹患率や死亡率に関する記述は、WHOが発行した世界的な疫学報告書に基づいています14。
- Surviving Sepsis Campaign (SSC):治療法に関する解説、特にHour-1 Bundleや抗菌薬戦略などは、SSCが発行した国際診療ガイドライン2021の推奨に基づいています2。
- 日本集中治療医学会(JSICM)および日本救急医学会(JAAM):日本の医療事情に即した診断基準や治療法に関する記述は、両学会が合同で策定した「日本版敗血症診療ガイドライン2024(J-SSCG2024)」を主要な根拠としています3。
- Sepsis-3 国際コンセンサス定義:敗血症の現代的な医学的定義に関する記述は、2016年にJAMA誌で発表された国際的な専門家グループによる合意(Sepsis-3)に基づいています5。
- JaSA研究(Japan Sepsis Alliance主導):日本国内の敗血症患者数や死亡者数の動向に関するデータは、千葉大学の中田孝明教授らが主導した日本の大規模な疫学研究の結果を引用しています6。
この記事のポイント
第1章 敗血症とは何か?:「見過ごされやすい死の影」の正体
1.1 Sepsis-3に基づく医学的定義:感染症が引き起こす「制御不能な暴走」
現代の医療現場で用いられている敗血症の定義は、2016年に国際的な専門家委員会によって定められた「Sepsis-3」に基づいています。それによると、敗血症は「感染に対する制御不能な生体反応に起因する、生命を脅かす臓器障害」と定義されています5。これは、体が感染症と戦うために起こす免疫反応が、何らかの理由で制御不能な状態に陥り、細菌やウイルスそのものではなく、自らの過剰な反応が心臓、肺、腎臓といった重要臓器を傷つけてしまう状態を意味します。これが、敗血症が単なる「ひどい感染症」ではなく、体の正常な防御システムが破綻した結果生じる、全く異なる病態である理由です。
1.2 菌血症、SIRSとの違い:なぜ敗血症は特別に危険なのか
敗血症を理解する上で、類似した用語との違いを明確にすることが重要です。かつて、敗血症の診断基準の一部として「SIRS(Systemic Inflammatory Response Syndrome:全身性炎症反応症候群)」という指標が用いられていました。これは発熱、頻脈、頻呼吸など、体の炎症反応を示す兆候を指しますが、SIRSは感染症以外の原因(外傷や膵炎など)でも起こりうるため、特異度が低いという課題がありました5。そのため、Sepsis-3定義では、臓器障害の存在が敗血症の診断に必須とされ、SIRSは中心的な役割から外れました。また、「菌血症」は血液中に細菌が存在している状態を指しますが、臓器障害を伴わない場合も多く、敗血症とは明確に区別されます。
表1. 敗血症関連用語の比較
用語 | 定義 | 主な状態 | 臓器障害の有無 |
---|---|---|---|
菌血症 | 血液中に細菌が存在する状態 | 症状がない場合もある | 無し |
SIRS | 全身性炎症反応症候群(発熱、頻脈、頻呼吸など) | 感染症以外でも起こりうる | 無し |
敗血症 | 感染による制御不能な反応と生命を脅かす臓器障害 | SIRS症状に加え、意識障害、呼吸不全など | 有り(定義の必須要件) |
敗血症性ショック | 敗血症の中でも特に重篤な循環・細胞・代謝異常 | 輸液に反応しない持続的な低血圧 | 重度の臓器障害 |
第2章 日本と世界における敗血症の現状:無視できない公衆衛生上の脅威
2.1 世界の動向:WHOが警鐘を鳴らす「年間1,100万人の死」
世界保健機関(WHO)が2020年に発表した初の敗血症に関する世界的な報告書は、衝撃的な数字を明らかにしました。それによると、世界では毎年およそ4,900万人が敗血症と診断され、そのうち1,100万人もの人々が命を落としています14。これは、がんによる年間死亡者数(約1,000万人)や心筋梗塞による死亡者数(約900万人)を上回る数字であり、敗血症がいかに世界的な公衆衛生上の脅威であるかを示しています。この報告は、特に医療資源の乏しい低・中所得国で被害が大きいことを指摘しつつも、先進国においても依然として主要な死亡原因の一つであることを強調しています。
2.2 日本の実態:高齢化社会を襲う「静かなる流行」
日本国内の状況も深刻です。千葉大学大学院の中田孝明教授らが主導し、日本敗血症連盟(Japan Sepsis Alliance: JaSA)が実施した大規模な疫学研究(JaSA study)によると、日本の敗血症患者数は2010年の約11万人から2017年には約36万人へと急増しており、それに伴い年間死亡者数も約6万人に達すると推定されています68。この研究は、日本の敗血症患者の多くが高齢者であり、最も多い感染源は呼吸器(肺炎など)であることを明らかにしました。死亡率は年々少しずつ低下しているものの、患者母数そのものが増加しているため、結果として死亡者総数は増え続けているのです。これは、日本の急速な高齢化が敗血症患者の増加に直接的に関連している可能性を示唆しており、社会全体で取り組むべき喫緊の課題と言えます。
第3章 命を救うための早期認識:敗血症の重要な兆候と症状
敗血症の治療は時間との戦いです。早期に認識し、迅速に治療を開始することが救命率を大きく左右します。以下に挙げるのは、専門家でなくても気づくことのできる、敗血症を疑うべき危険な兆候です79。これらのうち複数が当てはまる場合は、ためらわずに医療機関への受診を検討してください。
3.1 初期症状のチェックリスト:体からの危険信号を見逃さない
- 悪寒と震え、発熱(または低体温):インフルエンザの最もひどい時のように、体の芯からガタガタと震えるような激しい悪寒。38度以上の高熱、あるいは逆に36度未満の低体温も危険なサインです。
- 意識の変化:意識が霧に包まれたように混濁し、簡単な質問にも答えられない。辻褄の合わないことを言う、興奮状態になる、あるいは逆に眠り込んでしまってなかなか起きないなど、「いつもと様子が違う」ことが重要な指標です。
- 呼吸が速い、息苦しい:安静にしているにもかかわらず、肩で息をするような速い呼吸(1分間に22回以上が目安)や、息苦しさを訴える場合。
- 脈が速い:安静時の脈拍が1分間に90回以上続く場合。
- 血圧の低下、めまい、立ちくらみ:普段より血圧が明らかに低い(特に収縮期血圧が100mmHg以下)。めまいや立ちくらみ、ふらつきを伴うことがあります。
- 尿量の著しい減少:半日以上、ほとんど尿が出ない。これは腎臓の機能が低下している危険な兆候です。
- 皮膚の異常:皮膚が冷たく、じっとりと湿っている。まだら模様(網状皮斑)が現れる、あるいは蒼白になっている。
- 極度の痛みや不快感:「死んでしまうのではないか」と感じるほどの、経験したことのない強い痛みや全身の不快感。
3.2 迅速評価ツール(qSOFA)の役割と限界
医療現場では、敗血症を迅速に評価するためのツールとして「qSOFA(quick SOFA)」が用いられることがあります。これは以下の3項目のうち2つ以上を満たす場合に、敗血症のリスクが高いと判断するものです5。
- 意識レベルの低下
- 速い呼吸(1分間に22回以上)
- 低い収縮期血圧(100mmHg以下)
qSOFAは簡便なツールですが、感度が低い(当てはまらなくても敗血症を否定できない)という問題点が指摘されています。そのため、最新の国際診療ガイドライン(SSC2021)では、qSOFA単独で敗血症のスクリーニングを行うことは推奨されていません210。あくまで多くの危険な兆候の中の一つとして捉え、総合的に判断することが重要です。
3.3 特に注意すべきハイリスク集団
敗血症は誰にでも起こりうる病気ですが、特にリスクが高い集団が存在します。これらの人々は、感染に対する抵抗力が弱かったり、臓器の予備能力が低かったりするため、より注意が必要です111。
- 65歳以上の高齢者:加齢に伴う免疫機能の低下や、複数の基礎疾患を持つことが多いため。
- 1歳未満の乳幼児:免疫システムが未発達なため。
- 妊産婦
- 慢性疾患を持つ人:糖尿病、がん、肝臓病、腎臓病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)など。
- 免疫抑制状態にある人:抗がん剤治療中、臓器移植後、免疫抑制剤やステロイドを使用している人。
- 脾臓を摘出した人
第4章 なぜ臓器は機能不全に陥るのか?:敗血症の病態生理(専門的コラム)
敗血症でなぜ多臓器不全が起こるのか、その複雑なメカニズムを体を一つの「国」に例えて解説します。感染という「テロリスト」の侵入に対し、国の防衛軍である「免疫細胞」が出動します。正常な状態では、防衛軍はテロリストだけを攻撃しますが、敗血症ではこの防衛軍が暴走し、無差別に自国の重要インフラ(臓器)を攻撃し始めます。この暴走の引き金となるのが「サイトカインストーム」と呼ばれる、炎症を引き起こす物質(サイトカイン)の過剰放出です12。さらに、全身の血管(インフラを繋ぐ道路)が傷つき、血管の堤防が決壊して水分が漏れ出し(血管透過性亢進)、むくみや血圧低下を引き起こします。同時に、道路の至る所で微小な血栓(交通渋滞)が作られ(播種性血管内凝固:DIC)、重要施設への物資(酸素)の供給が滞ります3。最終的には、各施設のエネルギー工場である「ミトコンドリア」が機能不全に陥り、国全体が活動を停止してしまうのです。これが、敗血症における多臓器不全の正体です。
第5章 診断から治療へ:エビデンスに基づく標準的アプローチ
5.1 確定診断への道筋:医療機関で行われること
敗血症が疑われた場合、医療機関では迅速な診断と重症度の評価が行われます。まず、臓器障害の程度を客観的に評価するため、「SOFAスコア」という点数評価が用いられます。これは呼吸、凝固、肝臓、循環、中枢神経、腎臓の6つの臓器系の機能を評価するものです5。同時に、原因となっている細菌や真菌を特定するために、血液を採取して培養する「血液培養検査」が行われます。また、組織の酸素不足の指標となる「乳酸値」の測定や、感染巣を特定するための胸部X線、CT検査などの画像検査も重要な役割を果たします。
5.2 治療の3本柱:国際・国内ガイドラインの推奨事項
敗血症の治療は、最新の科学的根拠に基づいた国際および国内の診療ガイドラインに沿って行われます。その中心となるのは、「①初期蘇生」「②抗菌薬投与」「③感染源コントロール」という3つの柱です23。国際標準であるSurviving Sepsis Campaignガイドラインと、日本の実情に合わせて作成された日本版敗血症診療ガイドラインでは、大筋では共通していますが、いくつかの点で異なる推奨がなされています。
表2. 敗血症治療の国際・国内ガイドライン比較(主要項目)
項目 | Surviving Sepsis Campaign 2021(国際) | 日本版敗血症診療ガイドライン2024(国内) |
---|---|---|
初期輸液 | 3時間以内に30mL/kgの晶質液投与を弱く推奨 | 3時間以内に30mL/kg以上の晶質液投与を推奨 |
抗菌薬投与 | ショックがあれば1時間以内。なければ3時間以内。 | 1時間という目標に固執せず、可及的早期に開始することを弱く推奨 |
昇圧薬 | 第一選択はノルアドレナリン | 第一選択はノルアドレナリン |
qSOFA | 単独でのスクリーニングツールとして非推奨 | (SSC2021に準拠し、同様の立場) |
5.2.1. 初期蘇生:時間との戦い(輸液と昇圧薬)
敗血症では血管の透過性が亢進し、血液中の水分が血管外に漏れ出すことで循環血液量が減少し、血圧が低下します。これを放置すると、各臓器への血流が不足し、臓器不全が進行します。そのため、治療の第一歩として大量の点滴(輸液)を行い、循環血液量を確保することが極めて重要です。国際ガイドラインでは、「最初の3時間以内に、体重1kgあたり30mLの晶質液を投与すること」が推奨されています2。それでも血圧が維持できない敗血症性ショックの状態では、「ノルアドレナリン」などの昇圧薬を用いて血圧を上昇させ、臓器への血流を確保します。
5.2.2. 抗菌薬治療:迅速かつ適切な薬剤選択
敗血症の根本原因は感染症であるため、原因菌に対する抗菌薬の投与が治療の核となります。血液培養などの検査で原因菌が特定されるまでには時間がかかるため、まずは幅広い種類の細菌に効果が期待できる「広域抗菌薬」をできるだけ速やかに投与することが推奨されています2。かつては「1時間以内の投与」が強く推奨されていましたが、日本版敗血症診療ガイドライン2024では、1時間という目標に固執するあまり不必要な抗菌薬投与や診断の遅れにつながることを避けるため、「可及的早期に開始する」という、より柔軟な表現が採用されています3。原因菌が特定された後は、その菌に最も効果的な抗菌薬に変更(de-escalation)することが重要です。
5.2.3. 感染源の制御(ソースコントロール)
抗菌薬治療と並行して、感染の根本原因となっている場所(感染源)を物理的に取り除くことも極めて重要です。例えば、腹腔内に膿瘍(膿のたまり)があれば体外に排出(ドレナージ)したり、胆管炎が原因であれば処置を行ったり、壊死した組織があれば切除(デブリードマン)したりします。感染源が体内に残っている限り、そこから細菌や毒素が供給され続けるため、抗菌薬の効果が十分に得られません。この感染源の制御(ソースコントロール)は、敗血症治療の成否を分ける重要な要素の一つです2。
第6章 治療後の人生:敗血症後症候群(PICS)との向き合い方
6.1 PICSとは何か?:生存者が直面する長期的な課題
集中治療室(ICU)での厳しい治療を乗り越え、奇跡的に一命をとりとめた後も、多くの敗血症サバイバーは長期にわたる後遺症に苦しみます。これは「敗血症後症候群(PICS: Post-Intensive Care Syndrome)」と呼ばれ、身体、認知、精神の3つの側面にわたる様々な症状を含みます313。これは競合する多くの記事が見過ごしている、しかし患者さんとご家族にとって極めて重要な問題です。
- 身体的問題:長期の臥床や炎症による筋力低下(ICU-acquired weakness)、関節の拘縮、慢性的な疲労感、息切れ、嚥下障害(飲み込みにくい)、脱毛など。
- 認知機能の問題:記憶力の低下(特に新しいことを覚えられない)、注意散漫、集中力の低下、遂行機能障害(計画を立てて物事を実行できない)など。仕事への復帰や日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
- 精神的問題:ICUでの体験(せん妄、痛み、恐怖)が原因となるPTSD(心的外傷後ストレス障害)、不安障害、うつ病、睡眠障害など。「命は助かったはずなのに、なぜか以前の自分に戻れない」という苦悩は、ご本人にしか分からない深刻なものです。
PICSは、患者さん本人だけでなく、介護にあたるご家族にも精神的な負担(PICS-Family)をもたらすことが知られています13。
6.2 回復への道:リハビリテーションと社会的支援の重要性
PICSからの回復は、長い時間を要する道のりです。しかし、適切な介入によって症状を軽減し、生活の質(QOL)を改善することは可能です。その鍵となるのが、早期からの包括的なリハビリテーションです3。ICU在室中から理学療法士や作業療法士が介入し、可能な範囲で体を動かす「早期リハビリテーション」を行うことが、筋力低下の予防に有効とされています。退院後も、個々の状態に合わせたリハビリテーションを継続し、適切な栄養管理を行うことが重要です。また、PICSはまだ社会的な認知度が高くないため、患者さんやご家族が孤立しがちです。回復には、職場や地域社会の理解、そして同じ経験を持つ人々と繋がれる患者会や支援団体の存在が、何よりも大きな支えとなります。
第7章 Q&A:敗血症に関するよくある質問【専門医が回答】
Q1: 敗血症は他人にうつりますか?
いいえ、敗血症という「体の状態」そのものが人から人へうつることはありません。しかし、敗血症の引き金となった感染症(例えば、インフルエンザ、肺炎球菌、新型コロナウイルス感染症など)は、咳による飛沫や接触などを通じて他人に感染する可能性があります7。したがって、感染対策は非常に重要です。
Q2: 一度敗血症になったら、再発しやすいですか?
はい、その可能性はあります。一度敗血症を経験した方は、免疫機能の変化や基礎疾患の影響により、再発リスクが健常者よりも高まることが報告されています14。退院後も、糖尿病などの基礎疾患の管理を徹底し、ワクチン接種を含む感染予防策に継続して努めることが、再発を防ぐ上で非常に重要です。
Q3: 敗血症の予防にワクチンは有効ですか?
結論:敗血症を知り、備え、行動するために
敗血症は、誰の身にも起こりうる、時間との戦いを要する極めて危険な病態です。しかし、本記事で解説したように、その危険な兆候は存在します。重要なのは、「いつもと違う」という体からのサインを見逃さず、その深刻さを正しく認識することです。そして、疑わしいと感じた時には、決してためらわず、迅速に医療機関に助けを求める勇気を持つことです。
この記事で得た知識が、あなた自身と、あなたの大切な人の命を守るための「お守り」となり、いざという時の適切な行動につながることを、JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会一同、心から願っています。もしこの記事で紹介した兆候に複数当てはまり、強い不安を感じる場合は、ためらわずに救急外来を受診するか、お住まいの地域の救急安心センター事業(#7119)に電話で相談してください。
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