【科学的根拠に基づく】精巣破裂のすべて:原因、症状から緊急手術、妊孕性への影響まで専門家が徹底解説
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【科学的根拠に基づく】精巣破裂のすべて:原因、症状から緊急手術、妊孕性への影響まで専門家が徹底解説

股間に強い衝撃を受けた後、経験したことのない激しい痛みと腫れに襲われ、不安と混乱の中にいるかもしれません。「少し様子を見ようか」というためらいは、あなたの未来に深刻な影響を及ぼす可能性があります。この記事にたどり着いたということは、あなたの体が発している緊急信号を無視してはならないということです。精巣破裂とは、精巣を覆う「白膜」という強固な膜が衝撃で破れ、内部の組織が外に飛び出してしまった状態を指します1。これは単なる打撲ではなく、治療に一刻を争う**「泌尿器科的救急疾患」**です1。迅速な対応を怠れば、精巣機能の完全な喪失や精巣摘出に至る危険性があります2。本記事は、**日本泌尿器科学会(JUA)**の診療ガイドライン3をはじめとする、最も信頼性の高い科学的根拠に基づき、あなたが直面している問題の全貌と、取るべき最善の行動を解説します。


この記事の科学的根拠

この記事は、提供された研究報告書で明示的に引用されている最高品質の医学的証拠にのみ基づいています。以下は、参照された実際の情報源と、提示された医学的指針との直接的な関連性を含むリストです。

  • 日本泌尿器科学会 (JUA): 本記事における診断アルゴリズム、治療方針の推奨グレードに関する指針は、日本泌尿器科学会が発行した『泌尿器外傷診療ガイドライン 2022年版』に基づいています3
  • 英国泌尿器科学会 (BAUS): 診断から手術、管理に至るまでの具体的な推奨事項に関する指針は、英国泌尿器科学会によるコンセンサスドキュメントに基づいています2
  • Deurdulian C, et al. (2020): 受傷後72時間を超えると精巣温存率が劇的に低下するという、本記事の核心的なメッセージは、このレビュー論文に基づいています4
  • Grigorian A, et al. (2018): 受傷原因の統計や患者背景(年齢など)に関する客観的データは、米国のNational Trauma Data Bank®を用いたこの大規模な疫学研究に基づいています5

要点まとめ

  • 精巣破裂は、精巣を覆う膜が破れる「泌尿器科的救急疾患」であり、自己判断で様子を見ることは極めて危険です。
  • 受傷後72時間以内に手術を受ければ精巣温存率は80%以上ですが、それを超えると55%以下に激減するため、一刻も早い受診が予後を決定づけます4
  • 診断の鍵は超音波(エコー)検査であり、白膜の断裂や精巣内部の状態を迅速かつ正確に評価します6
  • 治療の第一選択は緊急手術であり、これにより精巣機能と将来の妊孕性(妊娠させる能力)を温存できる可能性が大幅に高まります1

精巣破裂のメカニズムと原因

精巣破裂が「なぜ」「どのように」起こるのかを科学的に理解することは、その深刻さを認識する上で重要です。

精巣の構造と「白膜」の役割

精巣は、コラーゲン線維からなる非常に強靭で伸縮性のない白い膜、「白膜(tunica albuginea)」によって固く覆われています1。この白膜が、内部で精子を産生するデリケートな「精細管(seminiferous tubules)」が詰まった組織を保護しています1。陰嚢は可動性が高く、また危険を察知すると精巣を引き上げる「精巣挙筋反射(cremasteric reflex)」があるため、多くの衝撃は回避されます4。そのため、股間への打撃が必ずしも重傷につながるわけではありません。

なぜ破裂が起こるのか

精巣破裂は、防御機構の限界を超える強い圧力がかかった時に発生します。具体的には、精巣が骨盤の硬い骨である「恥骨(pubic bone)」に強く押し付けられることで、逃げ場を失った精巣内部の圧力が急激に上昇し、最終的に白膜が裂けてしまうのです7。この破裂には約50kgの力が必要とされ7、尋常ではない外力による重篤な外傷であることが分かります。白膜が破れると、内部の精細管が裂け目から外へはみ出し(脱出)、この状態が「精巣破裂」となります1

主な原因:スポーツ外傷から交通事故まで

精巣破裂の原因は、皮膚を貫通しない衝撃による鈍的外傷(blunt trauma)と、刃物などが突き刺さる穿通性外傷(penetrating trauma)に大別されます1。日本では鈍的外傷がほとんどを占めます。

  • スポーツ外傷: 野球の硬式球、サッカーボール、格闘技での蹴りなどが直接股間に当たるケースが頻繁に報告されています1。特に野球が盛んな日本では、ボールによる受傷は非常に現実的な原因であり、京都大学の症例報告でも野球の硬球が原因となった事例が挙げられています8
  • 交通事故: オートバイの衝突事故が最も危険性が高いとされ、自動車事故、自転車事故なども原因となります5
  • その他の事故: 転落や暴行による打撃も原因となり得ます1

穿通性外傷は、米国では銃器によるものが多数を占めますが5、銃社会ではない日本では極めて稀です。統計的には、これら外傷は中央値年齢31歳の若年層から壮年期の男性に最も多く発生しています5


これがサイン!精巣破裂の症状と鑑別すべき疾患

単なる打撲との違いを認識し、医療機関を受診する決断を下すための具体的な症状を解説します。自己判断の危険性を理解することが重要です。

見逃してはいけない主な症状

精巣破裂を強く疑うべき兆候は、以下の通りです19。これらの症状は、体が発する危険信号です。

  • 持続する激しい痛み: 陰嚢部に耐えがたいほどの激しい痛みが起こり、時間が経っても軽快しません。
  • 著しい腫れと変色: 陰嚢が急速に大きく腫れあがり、内出血による青紫色や黒ずんだ変色(斑状出血)が見られます。
  • 吐き気・嘔吐: 痛みのあまり、強い吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
  • 下腹部痛: 痛みが陰嚢部だけでなく、下腹部にまで及ぶことがあります。
  • 血尿: 尿に血が混じることがあります。
  • 排尿困難: 尿が出にくい、または排尿時に痛みを伴うことがあります。
  • 発熱: 損傷部から感染を起こし、受傷後に発熱することがあります。
  • 精巣の異常: 精巣の輪郭が不明瞭になったり、普段と違う位置に感じられたり、異常なしこりを触れたりします。

痛みやパニック状態でも客観的に判断できるよう、以下のチェックリストをご活用ください。

症状 チェック 対応
陰嚢の我慢できないほどの激しい痛み 1つでも当てはまれば、ためらわずに直ちに救急外来を受診、または救急車を要請してください。
陰嚢が急速に大きく腫れてきた 1つでも当てはまれば、ためらわずに直ちに救急外来を受診、または救急車を要請してください。
陰嚢が紫色や黒色に変色している 1つでも当てはまれば、ためらわずに直ちに救急外来を受診、または救急車を要請してください。
強い吐き気や嘔吐がある 1つでも当てはまれば、ためらわずに直ちに救急外来を受診、または救急車を要請してください。
尿に血が混じっている 1つでも当てはまれば、ためらわずに直ちに救急外来を受診、または救急車を要請してください。

精巣捻転症など、他の緊急疾患との違い

陰嚢の激しい痛みを引き起こす疾患は精巣破裂だけではなく、その多くが同様に緊急対応を要します。この「症状の重複性」こそ、自己判断が危険な最大の理由です。専門医による鑑別が必須な主な疾患は以下の通りです。

  • 精巣捻転症(Testicular Torsion): 精巣へ続く血管の束(精索)がねじれ、血流が途絶える状態です。数時間以内に治療しないと精巣が壊死に至る、最も緊急性の高い疾患の一つです。明らかな外傷がなくとも発症します1
  • 精巣血瘤腫(Hematocele): 白膜は損傷していないものの、精巣周囲に出血が溜まった状態です。症状は精巣破裂と酷似し、画像診断なしでの鑑別は困難です1
  • 精巣上体炎(Epididymitis): 精巣に隣接する精巣上体に細菌が感染し炎症を起こす病気です。発熱を伴うことが多いですが、症状だけでは他の疾患との区別は困難です10
  • 精巣がん(Testicular Cancer): 通常は痛みのないしこりとして発見されますが、腫瘍内で出血すると急性の痛みを伴うことがあります1

これらの疾患は初期症状が似ており、患者自身が鑑別することは不可能です。しかし、初期対応として「直ちに泌尿器科医または救急医の診察を受ける」という点は完全に共通しています。どの病気か分からないからこそ、診断できる場所(病院)へ行かなければならないのです。


病院での診断プロセス

医療機関に到着後、どのように診断が確定していくのかを具体的に示すことで、患者さんの不安を軽減します。

問診と身体診察

まず医師による問診が行われ、いつ、どこで、どのように怪我をしたかなど、受傷の経緯と症状について詳しく聞かれます1。続いて身体診察で、陰嚢部の腫れ、変色、圧痛の程度などを評価します1。しかし、痛みが非常に強い場合や腫れがひどい場合、正確な触診は困難であり7、次に述べる画像診断が不可欠となります。

超音波(エコー)検査:診断の鍵

精巣外傷の診断において、超音波(エコー)検査は、その迅速性、非侵襲性(体を傷つけない)、高い診断能力から、国際的なガイドラインで一貫して第一選択の画像診断法(ゴールドスタンダード)として推奨されています7。この検査では、モニターに映し出される精巣の断面画像を見ながら、以下の点を確認します。

  • 白膜の連続性: 精巣を覆う白膜のラインが途切れていないか(断裂の有無)2
  • 精巣実質のエコー輝度: 内部組織が均一か。破裂していると出血などで不均一な像になります4
  • 精巣の輪郭: 滑らかな輪郭が保たれているか4
  • 血流の評価: カラードップラー法で精巣への血流を確認し、精巣捻転症などとの鑑別を行います6

超音波検査の診断精度は非常に高く、精巣破裂の検出における感度(病気がある場合に陽性と判定する確率)は100%に近いと報告されています7。一方で、特異度(病気がない場合に陰性と判定する確率)は65%から93.5%と幅があり7、超音波で異常が見られても、それが真の破裂か重度の挫傷かを100%断定できない場合があります。そのため、臨床症状から破裂が強く疑われる際は、見逃す危険性を避けるために手術による確認が推奨されます。

MRI検査などその他の検査

超音波検査で診断が確定しない非常に稀なケースでは、より詳細な情報が得られるMRI検査が追加されることがあります1。また、血尿の有無や感染の兆候を確認するために尿検査も一般的に行われます1


治療の原則は「緊急手術」

精巣破裂の治療は、原則として「待ったなしの緊急手術」です。その科学的根拠を明確に解説します。

なぜ迅速な手術が重要なのか?

治療において時間が決定的に重要な理由は、「精巣温存率(testicular salvage rate)」という指標に集約されます。複数の研究が、受傷後72時間以内に手術を行えば精巣温存率は80~90%と非常に高いのに対し、それを超えて遅れると温存率は45~55%まで劇的に低下することを示しています4。これは「時間こそが組織の命(Time is Tissue)」であり、ためらう時間は一刻たりとも無駄にすべきではありません。治療が遅れると、感染症、精巣萎縮、壊死のリスクが高まり、最終的に精巣を摘出しなければならない確率が著しく上昇します2。地理的な要因が予後に影響する可能性を示唆する研究もあり11、いかに早く専門医のもとにたどり着くかが普遍的に重要です。

手術の具体的な流れ

精巣破裂の修復手術(精巣破裂整復術)は、通常、全身麻酔下で行われます1。手術のプロセスは以下の通りです。

  1. 麻酔(Anesthesia): 全身麻酔により、眠っている間に痛みを感じることなく手術を受けられます。
  2. 切開と血腫除去(Incision & Evacuation): 陰嚢の皮膚を小さく切開し、精巣周囲に溜まった血液の塊(血腫)を丁寧に取り除き、洗浄します。
  3. デブリードマン(Debridement): 生存不可能となった精細管組織を、正常な組織を最大限温存しながら慎重に切除します。
  4. 白膜縫合(Repair): 白膜の断裂部を、吸収性の糸で丁寧に縫い合わせ、精巣の形を再建します。
  5. ドレーン留置(Drainage): 術後の出血や浸出液を体外に排出するため、細い管を一時的に留置することがあります。

精巣摘出(Orchiectomy)が必要となる場合

手術の結果、損傷が極めて激しく修復が不可能と判断された場合、やむを得ず精巣を摘出する「精巣摘出術」が選択されます1。これはあくまで最終手段であり、泌尿器科医は可能な限り精巣を温存する努力を尽くします。

保存的治療の適応

手術をしない「保存的治療」(安静、冷却、鎮痛薬など)が選択されるのは、超音波検査で白膜が完全に温存されていると確認された、ごく軽微な外傷に限られます4。精巣破裂と診断された場合、保存的治療は原則として選択されません。


術後の回復期間と生活上の注意点

手術後の回復プロセスと日常生活における注意点を具体的に解説し、身体的・心理的な回復をサポートします。

入院から退院まで

術後は数日間の入院が必要となるのが一般的です。この期間は、痛み止めによる疼痛管理や創部の状態確認が行われます1。順調に回復すれば退院となります。

妊孕性(妊娠させる能力)への影響は?

男性にとって最も大きな懸念の一つが、将来の妊孕性への影響です。結論から言えば、多くの場合、深刻な影響はありません。たとえ片方の精巣を摘出することになったとしても、もう一方の精巣が健康であれば、通常、精子産生能力や男性ホルモンの分泌は十分に維持されます1。ただし、外傷によって自身の精子に対する抗体(抗精子抗体)が産生され、不妊の一因となる可能性が理論的には指摘されています8。この点については、退院後のフォローアップの際に担当医と相談することが重要です。

術後の生活における注意点

確実な回復を促すため、以下の注意点を守ることが極めて重要です。

項目 具体的な内容と期間の目安 根拠
安静 術後24~48時間はベッド上で安静に。仕事復帰は医師と相談。 12
陰嚢のサポート 術後数週間は、専用サポーターやフィットする下着を着用。 1
冷却 術後2~3日間、アイスパックで1回20分程度、1日数回冷却。 9
身体活動 激しい運動、コンタクトスポーツ、重量物(約4.5kg以上)の持ち上げは、医師の許可が出るまで(通常4~6週間)避ける。 1
性行為 痛みが完全になくなり、医師の許可が出るまで(通常数週間~1ヶ月)控える。 1
入浴 シャワーは翌日から可能なことが多い。湯船に浸かるのは医師の指示に従う(通常1週間程度)。 13
フォローアップ 指定された日時に必ず再診し、超音波検査などで治癒状態を確認してもらう。 1

精巣破裂を予防するために

精巣破裂の多くは予防が可能です。リスクの高い活動中は、物理的な保護が最も重要です。

  • スポーツ活動における予防: 野球、サッカー、格闘技など、股間部に衝撃を受けるリスクが高いスポーツを行う際は、プロテクター(ファウルカップ)を必ず着用することが強く推奨されます1。京都大学の報告でも、スポーツ時の予防と啓蒙活動の重要性が強調されています8
  • 日常生活における予防: 自動車乗車時は必ずシートベルトを着用し、特にリスクが高いオートバイの運転は慎重に行うことが、精巣保護の観点からも重要です15。また、工場などで機械を扱う際は、衣服の巻き込まれに注意してください10

よくある質問

スポーツ中に股間を打ちましたが、どれくらいの症状なら病院に行くべきですか?

「我慢できないほどの激しい痛み」「急速な腫れ」「気分の悪さ」のいずれか一つでも当てはまる場合は、自己判断せず直ちに救急外来を受診してください。精巣破裂や精巣捻転症など、緊急治療が必要な可能性があります。これらの症状は、体が発する危険信号です。

手術は必ず必要ですか?

超音波検査などで精巣破裂と診断された場合、原則として緊急手術が必要です4。時間が経つほど精巣を温存できる確率が劇的に低下するため、手術を回避しようとすることは推奨されません。ごく軽微な打撲で、破裂していないことが確実に診断された場合にのみ、保存的治療が検討されます。

精巣を一つ摘出することになった場合、子供はできなくなりますか?

いいえ、多くの場合、妊孕性(妊娠させる能力)への深刻な影響はありません。もう一方の精巣が健康であれば、通常、精子をつくる能力や男性ホルモンを分泌する能力は十分に維持されます1。残された精巣が代償的に機能するため、妊孕性は保たれることがほとんどです。

術後の回復にはどのくらいかかりますか?

数日間の入院の後、退院となります。デスクワークなど身体的負担の少ない仕事であれば比較的早期に復帰可能ですが、激しい運動やコンタクトスポーツは、医師の許可が出るまで通常4~6週間程度は避ける必要があります1。完全な回復までの期間は個人差があるため、担当医の指示に従ってください。

結論

陰嚢部に強い衝撃を受けた後、「我慢できないほどの痛み」「急激な腫れ」「気分の悪さ」といった症状が現れた場合、それは単なる打撲ではありません。精巣が破裂している可能性のある、一刻を争う医学的緊急事態です。本記事で解説した通り、時間が予後を左右します4。受傷から手術までの時間が短ければ短いほど、あなたの精巣を温存できる可能性は劇的に高まります。迅速な手術により、多くの場合で精巣機能と妊孕性は維持されます1。あなたのその痛みと不安は、体からの緊急信号です。どうか、ためらわないでください。恥ずかしがらないでください。すぐに救急外来を受診するか、救急車を呼んでください。それが、あなたの未来を守るための、最も正しく、そして唯一の選択です。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。健康上の懸念がある場合、または健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

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