緑内障の誤解を解き明かす - 知っておきたい病気の真実
眼の病気

緑内障の誤解を解き明かす - 知っておきたい病気の真実

はじめに

私たちの視界をひそかに奪い去ることから、いわゆる「静かな視力泥棒」とも呼ばれる緑内障は、その進行が非常にゆっくりであるため、発見や診断が遅れることがしばしばあります。たとえば自覚症状がほとんど現れないまま進行することが多く、視力検査でも早期には見つかりにくいため、多くの人が「気がついたときには重症になっていた」というケースを経験します。日本国内でも、中高年層を中心に潜在的な患者が多いにもかかわらず、緑内障に関する正しい知識が十分に広がっていない現状があります。また、眼圧や視神経などの専門的な概念についても、誤解や不正確な認識が広く浸透しているように思われます。

免責事項

当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。

本記事では、緑内障の特徴や治療、予防の重要性について、読者ができるだけ正しく理解できるように説明していきます。特に、ゆっくり進行するこの病気がどのように視野を奪い、なぜ早期発見と適切な管理が不可欠なのかを解説しながら、よくある誤解を解消することを目指します。身近な家族や友人の間でも、実は緑内障リスクを抱えている方がいるかもしれません。少しでも早く適切な治療や予防を始めるきっかけにしていただければと思います。

専門家への相談

本記事では、Thầy thuốc Nhân dân – BS CKII Nguyễn Viết Giáp(眼科専門医、Bệnh viện mắt Bà Rịa – Vũng Tàuの医療ディレクター)によるアドバイスを参考に、緑内障に関する基礎情報と誤解を解消するためのポイントを取りまとめました。なお、ここで取り上げる情報はあくまで一般的な内容であり、個別の医療上の判断を行うものではありません。もし目の健康や視力に関する不安がある場合は、必ず眼科専門医に直接ご相談ください。

緑内障の基本情報とその誤解

緑内障は、主に眼球内の液体(房水)の排出に問題が生じ、眼圧(眼の内部圧)が上昇することで視神経が障害を受け、最悪の場合は失明に至ることもある病気です。眼圧が高くなる要因としては、房水が排出される経路(隅角)が詰まったり狭まったりしてしまう「閉塞隅角緑内障」と、排出路の構造が開放されているにもかかわらず流出がうまくいかない「開放隅角緑内障」などに分類されます。日本では、後者の開放隅角緑内障が特に多いとされています。

緑内障の危険性

緑内障は、ゆっくり視野を失っていくものの、初期には自覚症状が出にくいという特徴があります。そのため、視野欠損がかなり進むまで「見え方の変化」に気づけないケースが多く、「痛みを感じない=大丈夫」と思い込んで放置してしまうリスクが高いのです。実際には次第に視野が狭くなり、末期には「視野の中心しか見えない」状態や、極端な場合は失明の危険さえ伴います。しかし「視力」が完全に失われてからでは手遅れです。視神経は一度傷つくと再生できず、その機能は取り戻せません。

日本では、緑内障は失明原因の上位にあたる疾患として知られています。しかし、定期的な眼科検診と適切な治療によって、進行を相当程度食い止めたり遅らせたりすることが可能です。早期に発見すれば、日常生活にほとんど支障が出ない程度で病状を管理できる場合も少なくありません。

リスクが高まる人の特徴

緑内障には先天性のタイプも存在しますが、加齢によりリスクが高まることが知られています。40歳以上の方は、年齢とともに罹患率が上昇していきます。また、以下のような要因を持つ方は特に注意が必要です。

  • 家族に緑内障の患者がいる方 遺伝的な要因が存在すると考えられ、近親者に緑内障の方がいる場合は、本人の罹患リスクも高まる可能性があります。
  • 強度の近視や遠視がある方 強い屈折異常がある場合は、房水の循環に問題が生じやすく、眼圧上昇や視神経障害につながるリスクが指摘されています。
  • 長期間コルチコステロイドを使用している方 ぜんそくやアトピー性皮膚炎など、慢性疾患の治療にステロイド薬を使用している場合は、ステロイド性緑内障を発症する可能性が高くなります。
  • 糖尿病や高血圧を患っている方 血管障害が視神経の血行にも影響し、眼圧調整機能を妨げる可能性があります。

上記のような要因を複数抱えている場合、特に注意が必要です。病気が疑われる場合、あるいは気になる症状がある場合は早めに眼科医に相談し、検査を受けるのが望ましいでしょう。

よくある誤解

緑内障に関しては、以下のような誤解が頻繁に見られます。

  • 「視力が正常だから緑内障の心配は不要だ」 視力表などで測る「視力」は、緑内障が進行しても初期・中期には大きく落ちないことが珍しくありません。むしろ「視野の欠損」によって周辺が徐々に見えなくなるのが特徴です。視力が落ちていなくても、視野が狭まってきている可能性は否定できないため、定期的な眼科検診が重要です。
  • 「痛みがないから大丈夫」 特に開放隅角緑内障では、眼圧がゆるやかに上昇するため痛みを感じないまま病状が進行します。痛みがないから安心と考えるのは大変危険です。
  • 「高齢者だけの病気だから若い人は大丈夫」 たしかに加齢とともにリスクは増えますが、若年層や小児に発症する緑内障も存在します。例えば先天性緑内障や、外傷がきっかけとなる外傷性緑内障などは若年層でも注意が必要です。

これらの誤解を解消し、どの年代でも定期的な眼科受診が重要であることを認識することが、視力を守る第一歩となります。

緑内障の進行メカニズムと視野欠損

緑内障は主に眼圧上昇によって視神経が障害される病気ですが、なぜ眼圧が上がり、どのようにして視野を失っていくのかという仕組みを理解しておくと、早期受診の必要性をより深く実感できます。

眼圧と房水の関係

目の内部には「房水」と呼ばれる液体が存在し、この房水が目の内部を循環して栄養を運んだり老廃物を排出したりしています。房水が生産されて排出されるサイクルがうまくいけば、眼圧は正常範囲で保たれます。しかし、

  • 生産される量に対して排出が追いつかない
  • 排出路である隅角が詰まっている
  • 隅角自体が構造的に狭い

といった要因が重なると、眼球内部に液体が滞留して眼圧が高くなります。眼圧が高まると、視神経が圧迫されて血流が滞り、酸素や栄養が届きにくくなって神経細胞がダメージを受けるのです。

視野欠損の特徴

緑内障の視野欠損は、通常の視力検査(文字を読む検査)では見逃されやすいのが厄介な点です。多くの場合、視野の周辺部から徐々に視野が狭まっていきます。そのため、日常生活では「なんとなくモノにぶつかりやすくなった」「暗がりでつまずきやすい」といった些細な変化しか感じない場合があります。さらに進行すると、視野の中心部分を残して周辺が欠ける「視野狭窄」が顕著になります。

いずれにしても、視野が失われてからは回復しないため、進行を食い止めるには早期発見が不可欠です。定期検診では視力だけでなく、視野検査や眼底検査、隅角検査などを組み合わせることが推奨されます。

診断・検査の重要性

緑内障の診断には、眼科医が行うさまざまな検査が必要です。特に40歳以上の方や、リスク因子を複数持つ方は定期的に検査を受けることで早期発見の可能性が飛躍的に高まります。ここでは代表的な検査をいくつか紹介します。

1. 眼圧測定

緑内障の重要な指標となるのが眼圧の値です。専用の測定機器で角膜に軽く空気を当てるなどして測定します。一般的に「10〜21mmHg」が正常範囲と言われますが、個人差も大きく、たとえば眼圧が基準値内でも視神経がダメージを受ける正常眼圧緑内障などのケースも存在するため、眼圧だけで判断するのは不十分です。

2. 隅角検査(ゴニオスコピー)

角膜と虹彩との間にある「隅角」が開いているか閉じているかを特殊なレンズで観察します。これによって、開放隅角緑内障なのか、閉塞隅角緑内障なのかを大きく判別できます。

3. 視野検査

視野のどの部分が欠損しているかを調べる検査です。暗いところで光の点滅を見つける静的視野検査や、動く標的を察知する動的視野検査など複数の方法があります。緑内障の種類や進行度合いによって欠損パターンが異なるため、治療効果や進行状態を把握するうえで非常に重要です。

4. 眼底検査(視神経乳頭の観察)

視神経が網膜から出る部分(視神経乳頭)の形状を観察します。緑内障が進行すると視神経乳頭が陥凹(かんくつ)し、典型的な形状の変化(C/D比の上昇)が見られます。

これらの検査を総合的に評価し、必要に応じてCT・OCT(光干渉断層計)などで視神経や網膜神経線維層の厚みを測る検査も加えることで、より正確な診断が可能となります。

治療・管理の方法

緑内障は一度失われた視野を取り戻すことができないため、最も重要なのは「これ以上進行させないこと」です。主な治療法としては以下が挙げられます。

1. 点眼治療

最も一般的な治療で、多くの患者はまず点眼薬による眼圧コントロールを行います。房水の排出を促進するタイプ、房水の産生を抑えるタイプなど複数の種類があり、患者個々の眼圧や病状に合わせて処方されます。点眼の頻度や回数を守って継続することが大切で、途中で自己判断による中断は進行リスクを高めます。

2. レーザー治療

レーザー光を使って隅角(排出路)のつまりを解消したり、虹彩を薄く穴をあけたりして房水の流れを改善し、眼圧を下げる方法があります。点眼薬だけでは十分な効果が得られない場合や、急性の閉塞隅角緑内障など緊急を要するケースで行われることがあります。

3. 外科手術

トラベクレクトミーや線維柱帯切開術など、房水の排出を確保するための外科的手術が選択されることがあります。手術をしても完全に再発リスクがゼロになるわけではないため、術後も定期的に検査を続ける必要があります。

治療継続の難しさと対策

緑内障治療は、多くの場合「生涯にわたって続く」ことが多いです。点眼薬だけで何年、何十年と経過観察するケースもあり、「症状がないのに治療や検査を続けなければいけない」というモチベーションの維持が大きな課題です。しかし緑内障は自覚症状に乏しい一方、放置して進行すると取り返しのつかない視野喪失を招く病気です。定期受診を欠かさず、医師の指示どおりに点眼や生活管理を行うことが将来の視力を守るカギになります。

日常生活での注意点

緑内障の進行を遅らせるうえで、日常生活でも以下のような点に留意するとよいでしょう。

  • 規則正しい生活リズム 睡眠不足やストレス過多は血圧や血流に悪影響を及ぼすことがあり、眼の健康にも影響を与える可能性があります。十分な休息とストレス管理を心がけましょう。
  • 適度な運動 軽い有酸素運動などは全身の血行を促進し、血圧や血糖値にもよい影響を与えます。ただし激しい運動は眼圧に一時的な変動をもたらすこともあるため、事前に医師と相談のうえ安全なメニューを選択してください。
  • 血圧や血糖値の管理 高血圧や糖尿病などの持病がある場合は、それぞれの治療をしっかり行い、全身状態を安定させることが重要です。眼だけでなく全身の血流や神経保護にとってもメリットがあります。
  • 点眼薬の正しい使用方法 医師から処方された点眼薬は、決まった時間や回数を守って使用しましょう。点眼後は目を閉じて少し休み、薬剤が十分に浸透するように心がけると効果的です。

若年層や先天性緑内障への注意

加齢によるリスクが大きい一方で、若年層や小児でも先天的な問題、外傷、ステロイド薬の長期使用などを原因として緑内障が発症するケースがあります。子どもの場合、自覚症状を言語化しにくいため、親や保護者が「最近、物にぶつかることが増えた」「まぶしさをやたら訴える」などの変化を感じたら早めに小児科や眼科医に相談することが大切です。

先天性緑内障は、生後すぐから眼圧が高い状態で視神経にダメージが及び、視力の発達に影響を与える可能性があります。異常に大きな角膜(牛眼症)や涙目、まぶしがりなどを示す場合は、早急に専門的な検査を行う必要があります。

世界的な研究動向と日本への適用

緑内障は世界中で多くの研究が行われ、検診や治療、管理の手法が進化しています。特に近年は、視神経保護や新しい点眼薬の開発、レーザー治療の技術改善などが進展しており、日本においてもこれらの最新知見を取り入れた診療ガイドラインの改訂が進められています。

たとえば2021年に医学誌Medicine (Baltimore)に掲載されたHanらの研究(doi:10.1097/MD.0000000000024818)では、開放隅角緑内障の患者における眼血流パラメータと視野障害の関連を調べ、眼圧だけでなく血流動態も視野保護にとって大きな役割を持つ可能性が示唆されました。このように、近年の研究では単に眼圧を下げるだけでなく、視神経への血行を維持・改善することの重要性が強調されています。

また2022年にSurv Ophthalmol誌に発表されたZhouらの論文(doi:10.1016/j.survophthal.2020.12.007)では、視神経や網膜の状態を画像的に評価できる検査技術が飛躍的に向上しており、特にOCT(光干渉断層計)を用いたスクリーニングが緑内障の早期発見に大きく寄与する可能性があると示唆されました。日本でも多くの眼科クリニックや病院でOCTが導入されており、視神経の萎縮を定量的に評価するうえで有用性が高いと考えられています。

さらに2023年にはEye (Lond)誌にて、Liuらのメタアナリシス研究(doi:10.1038/s41433-022-02452-y)が公開され、様々な画像診断技術(OCTやHRTなど)の感度や特異度に関する大規模なデータが示されています。これらの研究成果は日本の臨床現場にも取り入れられており、早期発見に向けた診療体制のさらなる向上が期待できます。

なお、これらの国際的な研究は被験者の人種や年齢層、もともとの健康状態などが多岐にわたるため、直接日本人全体に当てはまるとは限りませんが、検査や治療方針を最適化するうえで非常に参考になると考えられています。

緑内障と生活習慣の関連

生活習慣と緑内障のリスクや進行速度の関連については、まだ議論が残る部分が多いものの、以下のような点が比較的広く認められています。

  • 喫煙 喫煙による血管収縮や血流障害は、緑内障の進行リスクを高める可能性があります。眼の微小血管にも悪影響を及ぼすため、できる限り禁煙を心がけることが大切です。
  • カフェインやアルコール カフェインやアルコールは、一時的に眼圧を上げたり下げたりする作用があるとされますが、個人差が大きく、一概に「絶対に避けるべき」とは言えません。ただし、大量摂取は血圧などの変動要因にもなるので、適度な範囲にとどめる方が望ましいでしょう。
  • パソコンやスマートフォンの使いすぎ 画面を長時間見つめることで瞬きの回数が減り、ドライアイや疲れ目を引き起こす可能性があります。直接的に緑内障を悪化させるわけではありませんが、眼精疲労は点眼をさぼりたくなる一因にもなりかねません。休憩をはさみながらの使用を心がけましょう。

心理的側面とサポート

緑内障の患者は「視野が失われるかもしれない」という不安や「症状がないのに治療を続けなければいけない」ことへのストレスを感じることがあります。特に症状が軽度の段階では、「毎日点眼しなきゃいけないなんて面倒」「どうせ大丈夫だろう」という気持ちになりがちです。しかし、こうした意識の緩みが病気の進行を招く可能性が高いため、周囲のサポートも含めて理解を深める必要があります。

  • 家族や友人への情報共有 緑内障の特性や治療の必要性を家族などにも理解してもらい、点眼の時間を声かけしてもらったり、通院をサポートしてもらうことで治療の継続率が上がることも期待できます。
  • 患者会や相談窓口 緑内障に特化した患者会や情報交換の場などが存在し、同じ悩みを持つ人たちとの交流が励みになることがあります。医療機関でもソーシャルワーカーなどが相談を受け付けている場合もあるので、気持ちの面でも孤立しないようにしましょう。

日本における検診体制と課題

日本では市区町村や職場で定期的な健康診断が行われていますが、視力検査や眼底検査が実施されるケースはあっても、視野検査までは必ずしも含まれていないのが現状です。そのため、

  • 40歳以上の人
  • 家族に緑内障の既往がある人
  • 高血圧や糖尿病などの合併症がある人

などは、眼科専門医のもとで定期的に視野検査を含めた精密検査を受けることが推奨されます。特に開放隅角緑内障は無症状のまま進行しやすいため、「見えているから大丈夫」と思いこまずに、積極的に検診を受ける意識が必要です。

緑内障に関するQ&A

ここでは、緑内障についてよくある質問を簡潔にまとめます。

Q1: 視力が1.0あれば緑内障ではないの?

A: 必ずしもそうではありません。視力検査で問題がなくても、視野が狭くなっている場合があります。視力と視野は異なる概念なので、視力が良好でも緑内障が進行している可能性はあります。

Q2: 点眼薬だけで本当に大丈夫?

A: 多くの緑内障は点眼薬で眼圧をコントロールすることで進行を抑えることが可能です。ただし、効果が不十分だったり、副作用が強かったりする場合には、レーザー治療や手術が検討されることがあります。いずれの場合も、自己判断で中断しないことが大切です。

Q3: 健康食品やサプリメントで予防できる?

A: 直接的に緑内障を防ぐ効果が証明されたサプリメントはありません。総合的な栄養バランスを取り、血流を保つことは大切ですが、「これを飲めば安心」というものはないので注意してください。

Q4: どんな頻度で通院すればいいの?

A: 病状や進行度によって異なりますが、医師から指定された頻度で通院しましょう。経過観察が必要な段階では数か月に1回程度の診察が行われることが一般的です。

結論と提言

結論

緑内障は極めてゆっくりと、かつ痛みなどの自覚症状に乏しいまま進行する病気です。視野が欠損した時点での回復は難しいため、いかに早期に発見して進行を抑えられるかが視力を守る鍵になります。眼圧の測定や視野検査などを定期的に受け、少しでも異変を感じたらすぐに眼科医に相談することで、失明リスクを低減できる可能性が高まります。

提言

  • 定期的な検診 特に40歳以上の方や緑内障リスクが高い方は、視野検査を含む精密検査を定期的に受けることが重要です。
  • 正しい点眼の継続 一度処方された点眼薬は、医師の指示通りに使用を続けましょう。症状がなくても続けることが大切です。
  • ライフスタイルの見直し 睡眠やストレス管理、適度な運動など、全身的な健康管理も眼の健康を保つうえで役立ちます。
  • 周囲への情報共有 緑内障が「静かに視野を奪う」怖い病気であることを家族や友人にも伝え、早期受診や治療継続の支援を得やすくしましょう。

最後に改めて、緑内障を含むあらゆる眼の異常を疑う場合は、早めに専門医へ相談してください。視野欠損が広がってからでは手遅れになる可能性があるため、多少の違和感でも軽視しないことが大切です。本記事はあくまで情報提供を目的としたものであり、個別の症状や状態に対する医療上の判断は必ず担当医に確認をお願いします。

この情報は一般的な医学的知識の提供を目的としており、診断や治療を代替するものではありません。ご自身の健康状態については、必ず医師または専門家にご相談ください。

参考文献

  • Glaucoma Facts and Stats (アクセス日: 15/2/2022)
  • Glaucoma: Facts & Figures (アクセス日: 15/2/2022)
  • Don’t Let Glaucoma Steal Your Sight! (アクセス日: 15/2/2022)
  • Bệnh tăng nhãn áp glocom gây mù vĩnh viễn (アクセス日: 15/2/2022)
  • Glaucoma Myths Debunked (アクセス日: 15/2/2022)
  • Glaucoma (アクセス日: 15/2/2022)
  • Understanding and Living with Glaucoma (アクセス日: 15/2/2022)
  • Han Y, Liao Q, Peng S, et al. “Associations of ocular hemodynamics with ocular parameters in patients with primary open-angle glaucoma: A cross-sectional study.” Medicine (Baltimore). 2021;100(9):e24818. doi:10.1097/MD.0000000000024818
  • Zhou M, Wang W, Huang W, Zhang X. “Glaucoma screening with imaging technologies for population-based studies and clinical practice.” Surv Ophthalmol. 2022;67(1):77-94. doi:10.1016/j.survophthal.2020.12.007
  • Liu X, Li M, Chaurasia SS, Tandon R, et al. “Diagnostic accuracy of different imaging techniques for diagnosing glaucoma: a systematic review and meta-analysis.” Eye (Lond). 2023;37(1):193-207. doi:10.1038/s41433-022-02452-y

以上の文献は、緑内障に関する国内外の研究やガイドラインなどの代表例であり、最新の知見を反映したものです。なお、本記事で取り上げた情報はこれらの文献・研究結果をもとに一般的にまとめたもので、実際の診断・治療方針は個々の患者に応じて異なります。疑わしい症状がある場合や気になる点がある場合は、躊躇せず専門家に相談し、早期受診を心がけてください。定期的な検査と医療者との連携が、あなたの大切な視力を守る鍵となります。

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