この記事の科学的根拠
この記事は、ご提供いただいた調査報告書に明記されている最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下に示すリストは、本記事で提示される医学的指針に直接関連する情報源のみを抜粋したものです。
- 日本整形外科学会(JOA): 本記事における回旋腱板損傷の基本的な症状、原因、そして「約7割が保存療法で改善する」という重要な指針は、同学会が提供する公式な患者向け情報に基づいています2。
- 日本人集団を対象とした疫学研究(Yamamoto A, et al.): 日本における回旋腱板損傷の有病率(20.7%)や年齢、利き腕との関連性といった具体的な統計データは、この重要な国内研究を典拠としています1。
- JMDC保険請求データベースに基づく解析: 日本国内における手術率(初年度8.8%)や手術に伴う平均医療費といった「実世界データ」に関する記述は、この大規模データベースの解析結果に基づいています3。
- 国際的な系統的レビューおよびメタアナリシス: 手術療法と保存療法の比較4や、各種手術手技の有効性5に関する議論は、国際的な査読付き学術雑誌に掲載された質の高いエビデンスを統合したものです。
要点まとめ
- 回旋腱板損傷は、肩を動かす重要なインナーマッスル(回旋腱板)の腱が切れる状態で、加齢による変性が主な原因です。日本の一般人口における有病率は約20.7%と報告されています1。
- 「腕が上がらない」症状でも、他人の介助で腕が上がる場合は回旋腱板損傷の可能性があり、介助でも上がらない「拘縮」が主体の五十肩とは異なります6。
- 治療の第一選択は、リハビリテーションや注射などを含む「保存療法」であり、日本整形外科学会によると約7割の患者が症状改善を経験します2。
- 保存療法で改善しない場合や、断裂が大きい場合には手術が検討されます。現在は、傷が小さく回復が早い「関節鏡視下手術」が主流です7。
- 手術の成否は「手術半分、リハビリ半分」と言われるほど、術後のリハビリテーションが極めて重要です。自己判断で中断せず、専門家の指導のもと継続する必要があります8。
第1部:「その肩の痛み、五十肩ではないかも?」回旋腱板損傷の基本と見分け方
1.1. 回旋腱板損傷とは?肩を支える重要なインナーマッスル
回旋腱板とは、肩関節の奥深くにある「棘上筋(きょくじょうきん)」「棘下筋(きょくかきん)」「小円筋(しょうえんきん)」「肩甲下筋(けんこうかきん)」という4つの筋肉と、それらが骨に付着する部分である「腱」の総称です。これらは腕を上げたり捻ったりする動きを担うだけでなく、肩関節を安定させる重要な役割を果たしています9。「回旋腱板損傷」または「回旋腱板断裂」とは、主にこの腱の部分がすり切れたり、完全に断裂してしまったりする状態を指します。
1.2. あなたの症状はどっち?回旋腱板損傷と五十肩の決定的違い
多くの患者様が抱える最大の疑問は、「この痛みは五十肩なのか、それとも回旋腱板損傷なのか」という点です。両者は症状が似ているため混同されやすいですが、原因と病態が全く異なり、見分けるための決定的な違いが存在します。以下の比較表で、ご自身の症状を確認してみてください。
比較項目 | 回旋腱板損傷 | 五十肩(四十肩) |
---|---|---|
腕の動き(可動域) | 自分では腕を上げられないが、他人に支えてもらうと上がる(他動運動は可能)。特定の角度で痛みや引っかかりを感じることがある。 | 関節が固まっている(拘縮)ため、自分でも他人でも腕を最後まで上げられない(他動運動も制限)。 |
主な原因 | 加齢による腱の変性や、転倒などの外傷による腱の物理的な断裂。 | 肩関節を包む袋(関節包)に炎症が起き、関節包が厚く硬くなること。 |
特徴的な症状 | 夜間痛(特に断裂側を下にして寝ると痛む)、腕を動かす際のジョリジョリという音(軋轢音)、力の入りにくさ。 | あらゆる方向に腕を動かすと痛む。特に腕を外側に捻る動きが困難になることが多い。 |
画像診断 | MRIや超音波検査で、腱の断裂部を明確に確認できる。 | レントゲンやMRIでは、腱や骨に明らかな異常が見られないことが多い。 |
自然経過 | 断裂した腱が自然に治ることはない。放置すると断裂が拡大する可能性がある。 | 炎症が治まれば、時間経過(半年~2年)とともに痛みが和らぎ、動きが改善することが多い。 |
1.3. 主な症状:夜間痛、特定の角度での痛み、力の入りにくさ
回旋腱板損傷の症状は、患者様の日常生活に深く影響します。以下のような具体的な症状は、医療機関を受진する重要なサインです。
- 夜間痛 (Night Pain): 最もつらく、特徴的な症状の一つです。痛みで夜中に目が覚めたり、痛い方の肩を下にして眠れなかったりします2。
- 運動時痛 (Motion Pain): 腕を上げ下げする際、特に60度から120度の間で強い痛みを感じることがあります(有痛弧徴候)。「駐車券を取ろうと腕を伸ばした時」「上着に袖を通そうとした時」など、特定の動作で激痛が走ることがあります10。
- 筋力低下 (Weakness): 腕を上げる力が入りにくくなったり、重いものを持てなくなったりします2。
- 軋轢音 (Crepitus): 肩を動かすと「ジョリジョリ」「ゴリゴリ」といった音がすることがあります9。
1.4. なぜ起こるのか?加齢による変性と外傷が主な原因
回旋腱板が断裂する原因は、大きく二つに分けられます。
- 加齢による変性: 最も一般的な原因です。年齢とともに腱がもろくなり、擦り切れていきます。特別な怪我をした覚えがなくても、日常生活の繰り返しの動作の中で徐々に断裂が進行します。日本の疫学研究では、外傷歴が明確なのは半数程度とされています7。
- 外傷: 転んで手をついた、重いものを持ち上げた、スポーツで肩を強く打ったなど、一度の大きな力で腱が断裂するケースです。比較的若い年齢でも起こり得ます9。
リスク要因として、40歳以上であること、野球やテニスなど腕を頭より高く上げる動作を繰り返すスポーツ、重労働などが挙げられます。日本人を対象とした研究では、高齢、外傷の既往、そして利き腕であることがリスクを高めることが示されています1。
第2部:診断から治療へ:科学的根拠に基づく選択肢
2.1. 正確な診断方法:問診、身体診察、そして画像検査
整形外科では、まず医師が症状や怪我の有無などを詳しく聞く「問診」を行います。次に、医師が患者様の腕を動かしたり、特定の方向に力を入れてもらったりして、痛みや筋力を評価する「身体診察」を行います。最終的な確定診断には画像検査が不可欠です。レントゲンでは骨の状態を確認し、MRIまたは超音波(エコー)検査によって腱の断裂の有無、場所、大きさを詳細に評価します9。
2.2. 保存療法(手術しない治療):日本の第一選択肢
回旋腱板が断裂しても、すぐに手術が必要となるわけではありません。実際、治療の第一選択は「保存療法」です。日本整形外科学会によると、約70%の患者様は保存療法によって症状が改善するとされています11。ただし、これは痛みが和らぐという意味であり、断裂した腱が自然につながるわけではないことを理解しておく必要があります。
国際的な大規模な研究レビューでも、手術療法が保存療法に比べて統計的にわずかに良い結果を示すことがあるものの、その差が臨床的に大きいとは限らないことが報告されており4、まずは保存療法を試みるというアプローチの妥当性が支持されています。
2.3. 保存療法の具体的な中身:安静、薬、注射、そしてリハビリ
保存療法は、これらの治療法を組み合わせた包括的なアプローチです。
- 安静・活動制限: 痛みを引き起こす動作、特に腕を高く上げる動きを避けます。
- 薬物療法: 痛みと炎症を抑えるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の飲み薬や貼り薬が用いられます。
- 注射療法:
- リハビリテーション: 保存療法において最も重要な柱です。理学療法士の指導のもと、肩周りの筋肉のバランスを整え、残っている腱の機能を強化し、正しい肩の動かし方を再学習することで、痛みなく腕を動かせるようにすることを目指します。
2.4. 手術療法:どのような場合に検討されるのか?
以下のような場合には、手術が有力な選択肢となります。
- 6ヶ月から12ヶ月間、十分な保存療法を行っても症状が改善しない場合9。
- 断裂のサイズが大きい場合(一般的に3cm以上)。
- 外傷によって急に断裂した場合。
- 筋力低下が著しく、日常生活や仕事に大きな支障が出ている場合。
日本国内の大規模データベースを用いた調査によると、実際に回旋腱板損傷と診断された患者のうち、1年以内に手術を受ける割合は約8.8%であったと報告されています3。これは、多くの患者が保存療法で管理されている現状を反映しています。
第3部:手術が必要な場合:知っておくべきことのすべて
3.1. 主流は関節鏡視下手術:傷が小さく、回復が早い
現在、回旋腱板損傷の手術は「関節鏡視下(かんせつきょうしか)手術」が標準となっています。これは、肩に数カ所、1cm程度の小さな切開を作り、そこから関節鏡と呼ばれるカメラと特殊な器具を挿入して、モニター画面を見ながら行う手術です7。従来の大きく皮膚を切開する手術に比べて、筋肉へのダメージが少なく、術後の痛みが軽く、回復が早く、感染症のリスクが低いといった多くの利点があります。
3.2. 手術の方法:アンカーを用いた腱板修復術
最も一般的な手術方法は、断裂した腱を元の骨の位置に縫い付ける「腱板修復術」です。この際、「スーチャーアンカー」と呼ばれる小さなネジや鋲のような器具が用いられます。アンカーは骨に打ち込まれ、そこから出ている非常に丈夫な糸を使って、腱を骨にしっかりと固定します9。アンカーの素材には、金属製のものや、時間とともに体内に吸収される生体吸収性のものがあります。
学術的には、アンカーを1列で設置する「単列法」と2列で設置する「二重列法」があり、二重列法の方が構造的に強固な修復が期待できるというメタアナリシス(複数の研究を統合した解析)報告もありますが、臨床的な機能回復の差は大きくないとされています5。
3.3. 重度の場合の選択肢:上方関節包再建術とリバース型人工肩関節置換術
断裂が非常に大きかったり、時間が経って腱が縮んでしまったりして、直接縫い付けることが困難な場合があります。そのような難治性の症例に対しては、より高度な術式が選択されます。
- 上方関節包再建術(じょうほうかんせつほうさいけんじゅつ): 患者自身の他の部位から採取した腱膜などを移植し、失われた関節包の上面を再建する手術です。
- リバース型人工肩関節置換術: 断裂が修復不能で、さらに関節の変形(腱板断裂性関節症)も進行している場合に適応となります。肩関節の球と受け皿の構造を人工物で「逆転」させることで、三角筋の力で腕を上げられるようにする画期的な手術で、2014年から日本でも行われるようになりました7。
第4部:回復への道:リハビリテーションの重要性と具体的な方法
4.1.「手術半分、リハビリ半分」:なぜリハビリが最も重要なのか
回旋腱板損傷の治療において、専門家が口を揃えて強調するのがリハビリテーションの重要性です。しばしば「手術の出来が半分、術後のリハビリが半分」と表現されるように8、どれだけ完璧な手術が行われても、適切なリハビリを行わなければ良好な結果は得られません。リハビリの目的は、修復した腱を保護しながら、肩関節の硬さ(拘縮)を防ぎ、筋力を再獲得し、最終的に痛みのないスムーズな肩の動きを取り戻すことです。
4.2. 術後の流れ:装具装着から段階的な運動開始まで
術後のリハビリは、修復した腱に過度な負担をかけないよう、段階的に進められます。以下は一般的なスケジュールですが、断裂の大きさや手術内容によって異なりますので、必ず主治医や理学療法士の指示に従ってください。
- 術後~6週(保護期): 修復した腱を保護するため、外転装具と呼ばれる特殊な装具を装着します。この期間は、自分では腕を動かさず、理学療法士が腕を動かす他動運動が中心となります12。
- 術後6週~12週(自動運動期): 装具が外れ、自分の力で腕を動かす自動運動を開始します。重りを持たない、負荷の軽い運動から始めます。
- 術後12週以降(筋力強化期): ゴムチューブなどを使った軽い抵抗運動を開始し、徐々に筋力を強化していきます。
4.3. 自宅でできる日本のリハビリ療法:簡単な運動で機能回復を
理学療法士の指導のもと、自宅での自主トレーニングを継続することが回復の鍵となります。以下に、日本の医療機関でも指導されることのある、簡単で安全な運動を紹介します。
- 振り子運動(コッドマン体操): 痛みのない方の手でテーブルなどに寄りかかり、上半身を前に倒します。痛い方の腕をリラックスさせてだらりと垂らし、体の揺れを利用して腕を前後、左右、円を描くように優しく振ります。これは肩をリラックスさせ、関節の動きを保つのに役立ちます13。
- うちわ体操: 椅子に座り、脇を締めて肘を90度に曲げます。うちわ(またはファイルなど軽いもの)を持ち、うちわで扇ぐように腕を内側・外側にゆっくりと捻ります。回旋腱板に穏やかな刺激を与えることができます13。
- 輪ゴムトレーニング: 両手首に輪ゴムを数本かけ、脇を締めて肘を90度に曲げます。そこから、輪ゴムの抵抗に逆らうように両手をゆっくりと外側に開いていきます。肩の外旋筋を安全に鍛える運動です13。
よくある質問 (FAQ)
手術や入院にかかる費用はどのくらいですか?
完治までどのくらいかかりますか?
回復には個人差が大きいですが、完全な回復は長いプロセスです。一般的な目安として、デスクワークなどの軽い仕事には数週間で復帰できる場合があります。軽い作業でも2~3ヶ月、スポーツや重労働への完全復帰には6ヶ月から1年ほどかかるのが一般的です15。焦らず、医師の指示に従ってリハビリを進めることが重要です。
回旋腱板損傷を放置するとどうなりますか?
断裂した腱は自然治癒しないため、放置すると断裂が徐々に拡大する可能性があります9。断裂が大きくなると、筋力がさらに低下し、痛みが慢性化します。長期的には、筋肉が脂肪に変性して萎縮し、「腱板断裂性関節症」という重度の変形性関節症に進行することがあります。この状態になると、通常の修復術が困難になり、人工関節置換術などのより大きな手術が必要になる可能性があります。
結論
肩の回旋腱板損傷は、特に中高年の生活の質を大きく損なう可能性のある病態ですが、幸いなことに、その診断と治療法は大きく進歩しています。重要なのは、五十肩と自己判断せずに、専門家による正確な診断を受けることです。多くの場合は、リハビリテーションを中心とした保存療法で症状の改善が見込めます。手術が必要となった場合でも、現在は体への負担が少ない関節鏡視下手術が主流であり、良好な結果が期待できます。しかし、どの治療法を選択するにせよ、その成功は患者様自身の積極的なリハビリへの参加にかかっています。この記事が、あなたの肩の痛みに対する正しい理解を深め、主治医と相談しながら最適な治療法を選択するための一助となれば幸いです。
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