要点まとめ
- 胃はみぞおちの左上に位置し、食物の貯蔵、消化、殺菌という3つの重要な機能を担っています。
- 胸やけや呑酸は「胃食道逆流症(GERD)」のサインかもしれません。日本のガイドラインでは、P-CAB(カリウムイオン競合型アシッドブロッカー)などの強力な酸分泌抑制薬が重症例の第一選択薬として推奨されています1。
- 日本の胃がんの最大の原因は「ヘリコバクター・ピロリ菌」感染です。最新のガイドラインでは、胃がん予防のために積極的な除菌治療が強く推奨されています2。
- 胃がんは依然として日本の主要ながんであり、50歳以上を対象とした2年に1回の胃がん検診(胃カメラまたはバリウム検査)が推奨されています3。
- 検査で異常がないのに胃の不調が続く場合は「機能性ディスペプシア(FD)」の可能性があります。酸分泌抑制薬や消化管運動機能改善薬、漢方薬などによる治療が行われます4。
- 塩蔵品(たらこ、いくら、塩辛など)の過剰摂取は胃がんリスクを高め5、野菜や果物の摂取、緑茶の飲用6はリスクを低下させる可能性が日本の研究で示されています。
第1部:基本の理解 – あなたの胃はどこにあり、何をしているのか?
私たちの体の中枢にありながら、その働きを正確に理解している人は少ないかもしれません。まず、胃の基本的な解剖学と機能を理解することから始めましょう。
1.1 胃の解剖学:場所と構造の図解
胃は、腹部の「みぞおち」と呼ばれる部分のやや左上方に位置する、J字型の袋状の臓器です。解剖学的には、上部は食べ物が通る管である食道と、下部は栄養素の本格的な吸収が始まる十二指腸と接続しています。この位置関係が、逆流症などの病態を理解する上で重要になります。胃は単一の袋ではなく、機能的に異なる5つの部位から構成されています。食道との接合部である噴門部(ふんもんぶ)、ドーム状に広がる胃底部(いていぶ)、胃の中心部分である胃体部(いたいぶ)、十二指腸へ続く手前の前庭部(ぜんていぶ)、そして十二指腸との出口である幽門部(ゆうもんぶ)です。これらの各部位が連携し、複雑な消化プロセスを担っているのです。
1.2 胃の3つの主要な機能
胃が私たちの健康維持に不可欠である理由は、その3つの主要な機能に集約されます。
- 食物の一時的な貯蔵: 私たちが食事をすると、胃は食べ物を一時的に溜め込み、その後の消化プロセスに合わせて少しずつ十二指腸へと送り出す「貯蔵庫」としての役割を果たします。これにより、小腸が一度に処理しきれないほどの食物で溢れるのを防いでいます。
- 消化の開始: 胃壁からは、強力な胃酸(塩酸)と、タンパク質分解酵素であるペプシンが分泌されます。胃酸はpH1~2という強酸性で、食物と共に体内に侵入した多くの細菌を殺菌する重要な役割を担っています。同時に、ペプシンがタンパク質をより小さな分子(ペプチド)へと分解し始めます。
- 攪拌と排出: 胃壁の厚い筋肉層が力強く収縮することで、食べ物と胃液を効率的に混ぜ合わせ、ドロドロの粥状(じょうじょう)にします。この粥状になった内容物が、幽門部を通って十二指腸へと少しずつ排出され、小腸での効率的な栄養吸収の準備を整えるのです。
第2部:主な胃の病気 – 日本の現状と公式ガイドラインに基づく解説
このセクションでは、日本で特に問題となる胃の疾患を取り上げ、それぞれの診断と治療における「日本の標準」を、国内の主要な学会が発行する公式診療ガイドラインに基づいて徹底的に解説します。
2.1 胃食道逆流症(GERD)と逆流性食道炎
胸やけ、呑酸(どんさん:酸っぱい液体が口まで上がってくる感じ)、胸の痛みなど、不快な症状を引き起こすのが胃食道逆流症(GERD)です。この病気は、胃と食道のつなぎ目にあって、胃酸の逆流を防ぐ役割を持つ「下部食道括約筋」の機能が低下することなどにより、強力な胃酸が食道へと逆流し、食道の粘膜を傷つけることで発症します。
日本の最新治療戦略(GERD診療ガイドライン2021準拠)
GERDの診断と治療は、日本消化器病学会が発行する「胃食道逆流症(GERD)診療ガイドライン2021(改訂第3版)」1に詳細に定められており、これが日本における診療の根幹となります。
- 診断: まずは症状の詳しい評価が行われます。確定診断のためには、内視鏡検査(胃カメラ)で食道粘膜のただれ(びらん)の有無と程度を確認することが基本となります7。
- 治療アルゴリズムの徹底解説: 日本のガイドラインの最大の特徴は、内視鏡所見に基づいた重症度に応じて、きめ細やかな治療戦略を推奨している点です。
- 軽症の逆流性食道炎(RE): 初期治療として、プロトンポンプ阻害薬(PPI)または、より強力で持続的な酸分泌抑制効果を持つカリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P-CAB、製品名:タケキャブなど)のいずれかの使用が推奨されます8。
- 重症の逆流性食道炎(RE): 粘膜のただれが広範囲に及ぶ重症例では、非常に高い治癒率が臨床試験で報告されているP-CAB(ボノプラザンとして20mg)が第一選択薬として明確に提案されています8。
- 非びらん性胃食道逆流症(NERD): 内視鏡検査では明らかなただれが見られないにもかかわらず、胸やけなどの症状が存在するタイプです。この場合、主に症状のコントロールを目的とした薬物療法が中心となります。
- 専門家の声: これらの精緻なガイドラインは、日本のGERD研究と診療を牽引する日本医科大学の岩切勝彦(いわきり かつひこ)教授を委員長とする専門家チームによって作成され、日本全国の医師にとっての道標となっています9。
2.2 ヘリコバクター・ピロリ感染症と関連疾患(慢性胃炎・胃潰瘍)
日本の胃疾患を語る上で、ヘリコバクター・ピロリ菌の存在は避けて通れません。この細菌は、主に衛生環境が十分に整っていなかった時代の幼少期に経口感染し、一度感染すると胃の中に棲み着き、持続的な胃粘膜の炎症(慢性胃炎)を引き起こします。この慢性胃炎こそが、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、そして最も深刻な合併症である胃がんの発生母地となることが、科学的に明らかにされています。
日本の最新治療戦略(H. pylori感染の診断と治療のガイドライン2024準拠)
ピロリ菌感染症の診断と治療については、日本ヘリコバクター学会が2024年に8年ぶりに改訂した「H. pylori感染の診断と治療のガイドライン2024改訂版」2が最新かつ最も権威ある指針です。
- 診断法: 感染の有無は、尿素呼気試験や便中抗原検査といった、体に負担の少ない非侵襲的な方法で非常に正確に診断することが可能です。
- 除菌治療の重要性: 日本ヘリコバクター学会は、ピロリ菌に感染しているすべての人に対して除菌治療を行うことが、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療・再発予防だけでなく、将来の胃がんを予防する上で極めて有効であると強く推奨しています210。
- 最新の除菌レジメン: 近年、従来のPPIを用いた3剤併用療法(PPI+2種類の抗生物質)よりも高い除菌成功率が複数の臨床研究で報告されている、P-CAB(ボノプラザン)をベースとした3剤併用療法が、第一選択薬として広く用いられるようになっています1112。
- 専門家の声: この画期的な改訂が行われた最新ガイドラインは、青森県総合健診センターの所長である下山克(しもやま ただし)医師13が委員長を務める委員会によってまとめられ、最新の科学的エビデンスが凝縮されています14。
2.3 胃がん:日本における最大の課題
かつて長い間、日本のがんによる死亡原因の第1位であった胃がんは、医療の進歩により死亡率は減少傾向にあるものの、依然として日本人が直面する最大の健康課題の一つです。
日本の最新統計データ(国立がん研究センター)
国立がん研究センターが公表している最新のがん統計によると、その深刻さが浮き彫りになります。
- 2021年に日本で新たに胃がんと診断された人の数は112,881例でした15。
- 2023年には、胃がんによって38,771人が亡くなっていると推定されています15。
- 生涯で胃がんに罹患する確率は、男性で9人に1人(11%)、女性で19人に1人(5%)と推定されており、決して他人事ではないことが分かります16。
リスク因子と日本の胃がん検診プログラム(厚生労働省指針)
胃がんの最大の原因はピロリ菌感染であり、感染者は非感染者に比べて胃がんになるリスクが著しく高いことが科学的に証明されています。このリスクに対処するため、国は科学的根拠に基づいた検診プログラムを推奨しています。
- 国が推奨する対策型検診: 厚生労働省の指針では、50歳以上を対象に、2年に1回、胃部X線検査(バリウム検査)または胃内視鏡検査(胃カメラ)のいずれかを選択して受診することが定められています317。
- ABC検診に関する注意点: 近年、人間ドックなどで普及しているABC検診(血液検査でピロリ菌抗体と胃粘膜の萎縮度を測るペプシノゲンを測定し、胃がんのリスクを層別化する方法)は、胃がんの死亡率を減少させるという直接的な科学的証拠がまだ不十分であるため、国が推奨する対策型検診としては認められていません3。
胃がんから身を守るための最重要戦略は、「ピロリ菌感染の有無を確認し、陽性であれば除菌治療を受ける(一次予防)」ことと、「症状がなくても、定期的に国の指針に沿った胃がん検診を受ける(二次予防)」という二段構えのアプローチです。これが、現代日本における胃がん対策の要点です。
2.4 機能性ディスペプシア(FD):検査で異常がないのに続く不調
胃カメラなどの精密検査を受けても、潰瘍やがんといった明らかな器質的疾患が見つからないにもかかわらず、胃もたれ、早期満腹感(すぐに満腹になってしまう)、みぞおちの痛み(心窩部痛)などのつらい症状が慢性的に続く状態。これが「機能性ディスペプシア(FD)」です。かつては「気のせい」「ストレス」で片付けられがちでしたが、現在では明確な治療対象の疾患として認識されています。
日本の最新治療戦略(機能性ディスペプシア診療ガイドライン2021準拠)
FDの診療は、日本消化器病学会の「機能性ディスペプシア(FD)診療ガイドライン2021(改訂第2版)」4に基づき行われます。この病気は、胃の運動機能の異常(食べたものを十二指腸へ送る働きが悪いなど)や、胃の知覚過敏(わずかな刺激を痛みとして感じてしまう)などが複雑に関与していると考えられています。
- 第一選択薬: ガイドラインでは、まず酸分泌抑制薬(PPIやP-CAB)、胃の運動機能を改善するアコチアミド、そして日本の伝統医学である漢方薬の中でも特に有効性が示されている六君子湯(りっくんしとう)などが推奨されています4。
- 第二選択薬と難治性FDへのアプローチ: これらの第一選択薬で症状が十分に改善しない場合には、抗不安薬や抗うつ薬が胃の知覚過敏を改善する目的で用いられたり、その他の消化管運動機能改善薬が検討されたりします。
- 患者へのメッセージ: FDは、適切な診断と治療によって症状が大きく改善する可能性のある病気です。一人で悩まず、消化器を専門とする医師に相談し、自分に合った治療法を見つけることが非常に重要です。
第3部:科学的根拠に基づく胃の健康維持と予防法
日々の生活の中で実践できる、科学的根拠に基づいた胃の健康法とがん予防策を、特に日本人を対象とした研究成果に焦点を当てて具体的に紹介します。
3.1 食生活による胃がんリスク管理:日本の研究からの提言
私たちの食生活は、胃の健康に直接的な影響を与えます。特に、日本人を対象とした大規模なコホート研究からは、注目すべき知見が得られています。
- 減塩の科学: 国立がん研究センターなどによる多目的コホート研究(JPHC研究)では、食塩摂取量が多いグループ、特に塩辛、たらこ、いくらなどの塩蔵魚卵を好んで食べる男性において、胃がんのリスクが約2倍に高まることが報告されています5。単に「塩分を控える」だけでなく、どのような食品に注意すべきかを知ることが実践的な減塩につながります。
- 野菜・果物の役割: 多くの研究で、野菜や果物を豊富に摂取することが胃がんリスクを低下させる可能性が示唆されています1819。特定のものに偏るのではなく、バランスの取れた食事が基本となります。
- 緑茶の可能性: 日本の研究では、特に女性において、1日に5杯以上の緑茶を飲む習慣が、胃がんリスクの低下と関連している可能性が示されています6。ただし、非常に熱い飲み物は食道や胃の粘膜を物理的に傷つけ、がんのリスクを高める可能性も指摘されているため、少し冷ましてから飲むことが賢明です20。
- 食事パターン: ご飯と味噌汁、漬物を中心とした塩分の多い「伝統的な和食パターン」は胃がんリスクを高め、野菜や果物、乳製品などが豊富な「健康型食事パターン」はリスクを低減させる可能性が、同じく日本の研究で指摘されています21。
3.2 生活習慣の改善
食事以外の生活習慣も、胃の健康に大きく関わっています。
- 禁煙: 喫煙は、国際がん研究機関(IARC)によって胃がんの確実なリスク因子として分類されています。禁煙は、ご自身の努力でできる最も効果的な胃がん予防策の一つです2223。
- 節度ある飲酒: 過度のアルコール摂取、特に高濃度のアルコールは胃の粘膜を直接傷つけ、発がんリスクを高める可能性があります19。飲酒は適量を守ることが重要です。
- ストレス管理と運動: 慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱し、胃酸の分泌や胃の運動機能に悪影響を与えることがあります。一方、定期的な運動は消化管全体の働きを活発にし、健康維持に寄与します。
よくある質問 (FAQ)
40代ですが、会社の健康診断でピロリ菌陽性と言われました。症状は全くないのですが、除菌した方がよいのでしょうか?
はい、強く推奨されます。日本の最新の診療ガイドラインでは、症状の有無にかかわらず、ピロリ菌に感染している場合は除菌治療を行うことが、将来の胃がんを予防する上で極めて有効であると結論づけています2。無症状であっても、ピロリ菌は胃の中で慢性的な炎症を引き起こし続けており、それが長年にわたって胃がんのリスクを高めるためです。まずは医療機関を受診し、本当に除菌が必要な状態か、専門医に相談してください。
胃カメラ(内視鏡検査)は苦しいと聞きます。バリウム検査(胃部X線検査)だけでも十分でしょうか?
厚生労働省が推奨する胃がん検診では、胃カメラとバリウム検査のどちらかを選択できることになっています3。どちらの検査にもメリット・デメリットがあります。バリウム検査は胃全体の形や動きを把握しやすい一方、微細な病変の発見は難しい場合があります。胃カメラは、食道・胃・十二指腸の粘膜を直接観察できるため、ごく早期のがんや炎症の程度を正確に診断できるという大きな利点があります。また、疑わしい部分があればその場で組織を採取して病理検査に回すことも可能です。近年では、鎮静剤を使用することで、苦痛をほとんど感じずに検査を受けられる医療機関も増えています。どちらの検査がご自身に適しているか、かかりつけ医や検診機関とよく相談することが重要です。
市販の胃薬を飲んでいると症状が楽になります。病院に行かなくても大丈夫ですか?
市販薬で一時的に症状が和らぐことはありますが、根本的な原因が解決されたわけではありません。特に、胃がんや胃潰瘍のような重篤な病気が隠れている場合、市販薬で症状をごまかしている間に病気が進行してしまう危険性があります。例えば、ピロリ菌感染が原因である場合、市販薬では除菌はできません。また、胃食道逆流症も、生活習慣の改善と適切な処方薬による治療が必要です。胃の不調が続く、あるいは繰り返す場合は、自己判断で済ませずに、必ず消化器専門医の診察を受けるようにしてください。
結論:あなたの胃と未来の健康のために
この記事を通じて、胃の基本的な仕組みから、日本の医療における最新の知見まで、包括的に解説してきました。あなたの胃の健康、そして未来の健康を守るために、最も重要なポイントを改めて確認しましょう。
- 胃の不調は重要なサインです。自己判断で「いつものこと」と放置せず、その声に耳を傾けることが第一歩です。
- 日本の医療には、科学的根拠に基づいた信頼できる診療ガイドラインが存在します。あなたは、標準的で質の高い医療を受ける権利があります。
- 胃がんの最大のリスク因子であるピロリ菌は、簡単な検査で発見でき、薬で除菌することが可能です。これは、胃がんに対する最も効果的な一次予防策です。
- 症状が全くなくても、国が推奨する定期的な胃がん検診を受けることが、万が一の際の早期発見・早期治療につながる最も確実な二次予防策です。
- 減塩を心がけ、バランスの取れた食事、禁煙、節度ある飲酒といった日々の生活習慣の見直しが、胃の病気を予防し、あなたの健康資産を築きます。
もし、あなたやあなたの大切な人が、ここに書かれているような症状で悩んでいたり、ご自身の胃がんリスクについて不安を感じていたりするならば、決して一人で抱え込まず、消化器専門医に相談してください。正しい情報に基づいた適切な一歩が、あなたの未来の健康を守る最も確実な方法です。
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