【科学的根拠に基づく】脂肪肝ステージ1の危険性と治療法とは?放置は危険!専門医が教える最新知識と改善プラン
消化器疾患

【科学的根拠に基づく】脂肪肝ステージ1の危険性と治療法とは?放置は危険!専門医が教える最新知識と改善プラン

健康診断で「脂肪肝」と指摘され、「まだ初期段階(ステージ1)だから大丈夫だろう」と考えていませんか。その考えは、将来の健康を脅かす大きな見落としかもしれません。脂肪肝ステージ1は、症状がないからといって決して「安全」な状態ではありません。実際には、放置することで肝硬変や肝がんだけでなく、より身近で重大な病気である心筋梗塞や脳卒中の引き金となる可能性が、近年の研究で次々と明らかになっています。特に、痩せているのに脂肪肝と診断される日本人が多い背景には、特有の体質的な要因が隠されています。この記事では、JapaneseHealth.org編集委員会が、国内外の最新の科学的根拠に基づき、脂肪肝ステージ1の本当の危険性、そして今日から始められる具体的な改善策まで、包括的かつ詳細に解説します。

この記事の科学的根拠

本記事は、入力された研究報告書に明示的に引用されている最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下に示すリストには、実際に参照された情報源と、提示された医学的ガイダンスへの直接的な関連性のみが含まれています。

  • 日本消化器病学会(JSGE)および日本肝臓学会(JSH): 本記事における非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)および非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の診断、進行段階、および治療(生活習慣の改善目標を含む)に関する指針は、これらの学会が発行した「NAFLD/NASH診療ガイドライン2020」に基づいています。292435
  • 米国肝臓病学会(AASLD)および欧州肝臓病学会(EASL): 疾患名のNAFLDからMASLDへの変更の背景、心血管疾患リスクの強調、および最新の管理指針(ビタミンEや特定の糖尿病治療薬の役割など)に関する記述は、これらの国際的な主要学会の最新の実践ガイドラインに基づいています。34102223
  • 筑波大学 正田純一教授らの研究: 日本人特有の「非肥満NAFLD」の病態、特に内臓脂肪の蓄積と筋肉量の減少(サルコペニア)の関連性に関する詳細な分析は、同大学から発表された研究成果に基づいています。252627
  • 厚生労働省 e-ヘルスネット: 食事療法や運動療法に関する一般的な推奨事項、およびアルコールの影響に関する情報は、国民の健康増進を目的とした公的情報源であるe-ヘルスネットの情報を参照しています。8

要点まとめ

  • 脂肪肝ステージ1は、肝臓に5%以上の脂肪が蓄積した初期段階ですが、放置すると肝硬変や肝がんへ進行する可能性があります。12
  • 近年の国際的な動向として、疾患名は「NAFLD」から「MASLD」(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)へと変更され、代謝異常との関連が重視されています。10
  • 脂肪肝の最大の危険性は、肝臓の病気だけでなく、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患のリスクを大幅に高めることです。2232
  • 日本人では、肥満でなくても内臓脂肪の増加と筋肉量の減少(サルコペニア)により脂肪肝になる「非肥満脂肪肝」が多く、注意が必要です。1825
  • 最も効果的な治療法は生活習慣の改善です。体重の7%以上を目標とした減量、食事の見直し、そして有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせが強く推奨されます。242

脂肪肝ステージ1とは?最新の呼び名「MASLD」も解説

脂肪肝ステージ1の定義:危険なプロセスへの第一歩

脂肪肝ステージ1(脂肪肝度1)とは、病的な脂肪肝の最も初期の段階を指します。これは、肝臓の細胞(肝細胞)の5%以上に脂肪の粒が蓄積している状態と定義されます。12 この段階では、まだ肝臓に顕著な炎症や瘢痕(線維化)は見られず、自覚症状もほとんどありません。5 そのため、多くの人が健康診断などで偶然発見されることが多く、その重要性を見過ごしがちです。

しかし、この「沈黙の段階」こそが、より深刻な肝臓病への入り口であることを理解するのが極めて重要です。脂肪肝の進行は、一般的に以下の段階をたどります。

  1. ステージ1:脂肪化(Steatosis) – 脂肪が蓄積しただけの状態。本記事の焦点であり、生活習慣の改善によって完全に回復可能な段階です。7
  2. ステージ2:脂肪肝炎(Steatohepatitis / MASH) – 蓄積した脂肪が原因で肝臓に炎症が起こり、肝細胞が傷つき始めた状態(脂肪肝炎)。
  3. ステージ3:線維化(Fibrosis) – 慢性的な炎症に反応して、肝臓内に硬い線維組織(瘢痕)が形成され始めた状態。
  4. ステージ4:肝硬変(Cirrhosis) – 線維化が広範囲に及び、肝臓全体の構造が破壊され、機能が著しく低下した状態。肝がんのリスクが大幅に増加します。1

このように、ステージ1は決して「良性の状態」ではなく、放置すれば深刻な結果を招きかねない病的なプロセスの第一歩なのです。

医学界の変革:なぜ「NAFLD」は「MASLD」に変わったのか?

長年、アルコールを原因としない脂肪肝は「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD – Non-alcoholic Fatty Liver Disease)」と呼ばれてきました。9 しかし、この名称は「アルコールが原因ではない」という消去法的な診断名であり、病気の本質を正確に捉えていないという問題がありました。患者自身も「お酒を飲まなければ良い」と誤解し、根本的な原因である生活習慣の問題を見過ごす一因となっていました。

この問題を解決するため、2023年に歴史的な転換が訪れました。米国肝臓病学会(AASLD)や欧州肝臓病学会(EASL)をはじめ、日本の日本肝臓学会(JSH)や日本消化器病学会(JSGE)を含む世界の主要な肝臓専門家組織が、疾患名を「MASLD(Metabolic Dysfunction-Associated Steatotic Liver Disease)」に変更することを推奨したのです。1012 日本語では「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患」と訳されます。

この変更は単なる名前の変更ではありません。MASLDは、以下の基準を満たす「積極的な診断」です。14

肝臓への脂肪蓄積(画像検査または血液検査で確認)に加えて、以下の5つの代謝性危険因子のうち少なくとも1つが存在すること。

  • 体重過多または肥満(BMI ≥ 25 kg/m²、アジア人では ≥ 23 kg/m²)
  • 2型糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症(血中トリグリセリド値が高い、またはHDLコレステロール値が低い)
  • 前糖尿病状態(空腹時血糖値の異常など)

この新しい定義は、脂肪肝が単独の肝臓の問題ではなく、「全身の代謝異常が肝臓に現れた状態」であることを明確に示しています。これにより、治療の焦点が単なる節酒から、体重、血糖、血圧、脂質といった全身の代謝状態を包括的に管理することの重要性を強調するものへと変わりました。この知識の更新は、自身の状態を正しく理解し、適切な対策を講じる上で不可欠です。

なぜ脂肪肝になるのか?見逃せない日本人特有の原因

古典的な原因:肥満、糖尿病、そして現代的な生活習慣

MASLDの根本的な原因は、摂取カロリーが消費カロリーを上回ることによるエネルギーの不均衡です。9 過剰なエネルギーは、特に内臓の周りに脂肪(内臓脂肪)として蓄積されます。この内臓脂肪は、遊離脂肪酸と呼ばれる物質を血液中に放出し、それが肝臓に運ばれて蓄積されます。このプロセスが、インスリンという血糖値を下げるホルモンの働きを悪くする「インスリン抵抗性」を引き起こし、血糖値や血中脂質の上昇を招きます。9

そのため、MASLDはメタボリックシンドロームの各要素と密接に関連しています。

  • 肥満(特に腹部肥満)
  • 2型糖尿病
  • 脂質異常症(高中性脂肪血症、低HDLコレステロール血症)
  • 高血圧23

日本の成人におけるMASLD(旧NAFLD)の有病率は9%から30%と推定され、少なくとも1000万人が罹患していると考えられています。18 特に男性(30-40%)は女性(10-20%)よりも有病率が高い傾向にあります。20 さらに懸念されるのは、若年層での増加です。ある調査では、平均年齢23歳の男子大学院生の17%がNAFLDに該当し、11%がMASLDの診断基準を満たしたと報告されており、若い世代にも生活習慣の問題が広がっていることを示唆しています。1121

日本人特有のリスク:「非肥満脂肪肝」と「サルコペニア」の脅威

「脂肪肝は太っている人の病気」という考えは、特に日本人においては危険な誤解です。実際には、日本の脂肪肝患者の7%から20%は、体格指数(BMI)が25未満の「非肥満」であることが報告されています。18 これは「非肥満NAFLD(Lean NAFLD)」と呼ばれ、アジア人に特有の重要な問題です。

この現象の謎を解明したのが、筑波大学の正田純一(しょうだ じゅんいち)教授らの画期的な研究です。252930 彼らの研究チームは、日本人の非肥満脂肪肝患者において、リスクは体重そのものではなく、以下の2つの要因の組み合わせによって引き起こされることを発見しました。

  1. 内臓脂肪の増加: 体重が正常範囲内であっても、内臓の周りに脂肪が過剰に蓄積する「内臓脂肪型肥満」が隠れている場合があります。ある研究では、非肥満の脂肪肝患者のうち、男性の59%、女性の44%が実際には内臓脂肪型肥満であることが示されました。25
  2. サルコペニア(Sarcopenia): これは加齢や運動不足による「筋肉量の減少、筋力の低下、身体機能の低下」を指す状態です。26 筋肉は体内で最も多くのブドウ糖を消費する臓器です。筋肉量が減少すると、糖を処理する能力が落ち、インスリン抵抗性が生じやすくなります。これにより、体重は正常でも代謝異常が進行し、脂肪肝のリスクが高まるのです。28

この発見は、日本人へのアドバイスを根本から変えるものです。単に「体重を減らしなさい」という指導では不十分です。多くの患者、特に痩せ型の人々にとって、正しいメッセージは「たとえ太っていなくても、内臓脂肪を減らし、何よりも筋肉量を維持・増強することが重要です」となります。これは、有酸素運動だけでなく、筋力トレーニング(筋トレ)の重要性を強調するものであり、この点を理解することが改善への鍵となります。

「ただの脂肪肝」と放置する本当の危険性

見過ごされがちな最大の脅威:心血管疾患(CVD)

これは、脂肪肝と診断された方が知っておくべき最も重要な事実です。MASLD患者(特に肝硬変に至っていないステージ1や2の大多数)の主な死因は、肝臓の病気ではなく、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患(Cardiovascular Disease – CVD)です。22 この事実は、AASLDやEASLなど、世界の主要な診療ガイドラインで一貫して強調されています。316

なぜなら、MASLDとCVDは「代謝異常」という共通の根源を持つからです。31 インスリン抵抗性、肥満、脂質異常症、そして体内でくすぶり続ける慢性的な炎症は、肝臓だけでなく、血管にもダメージを与え、動脈硬化を促進します。22 MASLDの存在そのものが、将来の心血管イベントを予測する独立した危険因子であると考えられています。32

日本人を対象とした約450万人の大規模な研究データでも、MAFLD(MASLDの旧称に近い概念)を持つグループは、持たないグループに比べて心血管疾患のイベント発生率が約3倍も高かったことが報告されています。16

この視点を持つことで、脂肪肝に対する認識は劇的に変わるはずです。「20年後に肝がんになるかもしれない」という遠い未来の話ではなく、「あなたの脂肪肝は、今この瞬間から心筋梗塞や脳卒中のリスクが高いという警告サインです」という、より切迫したメッセージとして受け止める必要があります。これが、医師が脂肪肝患者に対して、血圧や脂質の厳格な管理(場合によってはスタチン系薬剤の使用)を推奨する理由なのです。3

肝臓内での進行リスク:肝硬変と肝がんへの道

心血管疾患が最大の脅威である一方、肝臓内でのリスクも決して無視できません。脂肪肝は、静かに、しかし確実に進行する可能性があります。脂肪による炎症(MASH)が続くと、肝臓は徐々に硬くなり(線維化)、最終的には肝硬変へと至ります。肝硬変は不可逆的な状態であり、肝機能を著しく損なうだけでなく、肝細胞がん(HCC)の最も強力な発生母地となります。2

統計データは、その危険性の増大を明確に示しています。単純な脂肪肝から肝がんが発生する率は、1000人・年あたり0.44~1.25人と比較的低いですが、炎症を伴う脂肪肝炎(MASH)に進行すると、その率は5.29人へと急増し、肝硬変に至るとさらに高くなります。18 症状がないからといって安全ではないこと、そして破壊的なプロセスが水面下で進行しうることを、肝に銘じておく必要があります。

その他の全身への影響

MASLDの影響は肝臓と心臓にとどまりません。全身の様々な臓器に悪影響を及ぼすことがわかっています。

  • がんのリスク増加: 特に、大腸がんのリスクが1.5倍から1.7倍に増加することが指摘されています。また、女性では乳がんのリスクも高まると報告されています。24
  • 2型糖尿病との悪循環: MASLDと2型糖尿病は密接に関連し、互いの病態を悪化させる悪循環に陥りやすいことが知られています。9

どうすればわかる?脂肪肝の診断方法

脂肪肝の診断と進行度の評価には、いくつかの方法があります。それぞれを理解し、自身の状態を正しく把握することが重要です。43

血液検査(血液検査)

健康診断でよく測定されるAST(GOT)やALT(GPT)といった肝酵素の値は、肝臓の炎症状態を知るための一つの手がかりです。36 しかし、極めて重要な注意点として、これらの数値は脂肪肝が進行していても正常範囲内にとどまることが少なくありません。3 したがって、血液検査の結果が正常だからといって、脂肪肝のリスクを完全に否定することはできません。

腹部超音波(エコー)検査

これは脂肪肝のスクリーニング(ふるい分け)に最も一般的に用いられる、痛みのない安全な検査です。超音波で肝臓を観察し、脂肪が蓄積していると、正常な肝臓よりも白っぽく明るく映る「ブライトリバー(bright liver)」として描出されます。2

より進んだ非侵襲的検査

近年の技術進歩により、体を傷つけることなく肝臓の状態をより詳しく評価できるツールが登場しています。これらは非常に有用な情報を提供します。

  • FIB-4 Index(フィブフォー・インデックス): 年齢、AST値、ALT値、そして血小板数という、一般的な血液検査の結果を用いて、肝臓の線維化(硬さ)のリスクを計算する簡便なスコアです。計算ツールはオンラインで容易に見つけることができ、自身の線維化リスクを大まかに把握するのに役立ちます(ただし、最終的な判断は必ず医師が行う必要があります)。3
  • フィブロスキャン®(FibroScan® / VCTE): これは特殊な超音波を用いた検査で、痛みもなく短時間で終わります。肝臓の「硬さ(線維化の程度)」と「脂肪量(CAP値という指標で定量化)」を同時に測定できる画期的な装置です。2 これにより、病気の進行度を客観的に評価し、治療効果を追跡することが可能になります。

脂肪肝ステージ1を改善する具体的な方法【食事・運動プラン】

脂肪肝ステージ1に対する最も効果的で、かつ確立された治療法は「生活習慣の改善」です。745 幸いなことに、この段階であれば、適切な介入によって肝臓を健康な状態に戻すことが十分に可能です。以下に、科学的根拠に基づいた具体的な行動計画を示します。

目標設定:体重減少が鍵

全ての改善策の基礎となるのが体重のコントロールです。具体的な目標設定が成功への第一歩となります。

  • 3~5%の体重減少: これだけでも肝臓の脂肪量を大幅に改善することができます。2
  • 7~10%の体重減少: ここまで達成できれば、肝臓の炎症を鎮め、一部の線維化をも改善させる効果が期待できます。2

食事療法(食事療法):何をどう食べるべきか?

特定の「魔法の食べ物」があるわけではありません。バランスの取れた食事を基本とし、何を減らし、何を選ぶかが重要です。4446

表1: 脂肪肝を改善する食事プラン
項目 推奨される食品 制限・回避すべき食品 理由と注意点
炭水化物 玄米、オートミールなどの全粒穀物、豆類、野菜 精製糖、清涼飲料水、菓子類、菓子パン、果糖の多い果物ジュース9 果糖(フルクトース)や単純糖質は肝臓で脂肪に変換されやすい。食物繊維が豊富な複合炭水化物を選び、血糖値の安定を図る。
脂質 オリーブオイル、ナッツ類、アボカド、青魚(サバ、イワシなどオメガ3が豊富)9 動物性脂肪(豚の脂身、バター)、パーム油、揚げ物、トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)9 不飽和脂肪酸を優先的に摂取する。飽和脂肪酸やトランス脂肪酸は炎症やインスリン抵抗性を悪化させる。
タンパク質 鶏胸肉(皮なし)、白身魚、豆腐・納豆などの大豆製品46 加工肉(ソーセージ、ベーコン)、脂身の多い肉 サルコペニア対策として筋肉の材料となる良質なタンパク質を確保する。ただし、飽和脂肪酸の摂取は抑える。
野菜・果物 ほうれん草などの緑黄色野菜、ブロッコリー、ベリー類。ナッツ類や植物油も。22 糖度の高い果物は適量に留める。 ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富。特にビタミンE(緑黄色野菜やナッツ類に多い)は抗酸化作用があり、MASH患者に有益とされている。22
飲み物 水、緑茶(カテキンが豊富)、無糖のコーヒー2 アルコール(原則として禁止)、清涼飲料水、加糖飲料8 複数の疫学研究で、コーヒーの摂取が肝臓に良い影響を与えることが示唆されている。アルコールは直接的な危険因子となるため厳しく制限する。

運動療法(運動療法):体をどう動かすべきか?

食事療法と並行して運動を行うことで、相乗効果が生まれます。40 特に、日本人特有のサルコペニアのリスクを考えると、筋力トレーニングの重要性は計り知れません。48

表2: 脂肪肝のための運動プログラム
種類 目標 具体例 理由と注意点
有酸素運動 週に150~300分の中強度運動。週250分以上が最も効果的。2 速歩き、軽いジョギング、水泳、サイクリング42 全身の脂肪、特に内臓脂肪を燃焼させる。研究によると、体重が減少しなくても運動自体が肝臓の脂肪を減らす効果がある。50
筋力トレーニング(レジスタンス運動) 週に2~3回、主要な筋肉群(脚、背中、胸)を対象に。42 軽い重量でのウェイトトレーニング、トレーニングチューブ、自重トレーニング(腕立て伏せ、スクワット)51 サルコペニア対策として極めて重要。特に非肥満の日本人にとっては必須。筋肉量を増やすことで糖の代謝が改善される。28
組み合わせ 効果の最大化 週の中で両方を組み合わせる。例:有酸素運動を3日、筋力トレーニングを2日。 有酸素運動と筋力トレーニングの組み合わせが、最も包括的で大きな代謝改善効果をもたらすことが示されている。51

薬物療法:必要になるのはどんな時?

まず、現時点(2025年)でMASLDそのものを特異的に治療する目的で承認された薬剤は存在しないことを明確に理解しておく必要があります。22 治療の根幹はあくまで生活習慣の改善です。しかし、特定の病状を合併している患者に対しては、医師の判断で以下のような薬剤が間接的に肝臓に良い影響を与える目的で使用されることがあります。

  • ビタミンE: 強力な抗酸化作用があり、糖尿病を合併していないMASH(脂肪肝炎)患者に対して、肝臓の炎症を抑える目的で考慮されることがあります。22
  • 糖尿病治療薬: ピオグリタゾンやセマグルチドといった一部の糖尿病治療薬は、2型糖尿病を合併するMASH患者において、肝臓の脂肪量や炎症を改善する効果が臨床試験で証明されています。3

いかなる薬物治療も、必ず専門医の診断と処方、そして厳密な監督のもとで行われるべきです。自己判断での購入や使用は絶対に避けてください。

専門医への相談が重要な理由とタイミング

いつ、どこで相談すべきか?

健康診断で脂肪肝を指摘されたら、それは専門医に相談する最初のサインです。特に、肥満、糖尿病、脂質異常症、高血圧といった代謝性の危険因子を一つでも持っている場合は、速やかに医療機関を受診することが推奨されます。

受診先としては、消化器内科、特に「肝臓専門医」の資格を持つ医師が在籍する医療機関が最適です。3839 さらに、前述のフィブロスキャン®のような、肝臓の線維化や脂肪量を客観的に評価できる最新の診断機器を備えた施設であれば、より質の高い診療が期待できます。54

例えば、東京都内には、脂肪肝の専門外来を設け、フィブロスキャン®を導入しているクリニックが複数存在します。例として、東長崎駅前内科クリニック5255や、体成分分析装置(InBody)も用いてサルコペニアの評価も行える新宿しまだ内科クリニック56などが挙げられます。お住まいの地域で同様の専門施設を探すことが、適切な管理への第一歩となります。

よくある質問

痩せているのに脂肪肝と言われました。なぜですか?

これは「非肥満脂肪肝」と呼ばれ、特に日本人に多い特徴です。18 体重は正常でも、内臓の周りに脂肪が蓄積していたり、運動不足などで筋肉量が減少(サルコペニア)していたりすることが原因です。2526 筋肉は糖を消費する重要な役割を担っているため、筋肉が減ると代謝が悪化し、脂肪が肝臓に溜まりやすくなります。そのため、痩せている方でも、食事の見直しと共に筋力トレーニングが非常に重要になります。

お酒は全く飲まないのに、なぜ脂肪肝になるのですか?

アルコールが原因ではない脂肪肝は、現在「MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)」と呼ばれています。10 主な原因はアルコールではなく、食べ過ぎや運動不足によるカロリー過多、肥満、糖尿病、脂質異常症といった代謝の問題です。9 糖質や脂質の摂りすぎが、肝臓での脂肪蓄積につながります。そのため、お酒を飲まない方でも、食生活や運動習慣に問題があれば脂肪肝になる可能性は十分にあります。

脂肪肝ステージ1は、どのくらいの期間で改善しますか?

改善にかかる期間は、個人の努力と体の反応によって大きく異なります。しかし、科学的な目安は存在します。例えば、体重を3~5%減らすことで肝臓の脂肪量が有意に改善することが示されており、これは数ヶ月単位での達成が可能な目標です。2 重要なのは、短期的な結果に一喜一憂せず、健康的な食事と運動を継続的な生活習慣として定着させることです。定期的に専門医の診察を受け、超音波検査やフィブロスキャン®で改善度を客観的に評価してもらうことが、モチベーション維持にも繋がります。

脂肪肝に効くサプリメントはありますか?

現時点で、脂肪肝(MASLD)の治療薬として明確に承認されている薬剤やサプリメントはありません。22 科学的根拠が不確かなサプリメントに頼ることは、効果が期待できないだけでなく、かえって肝臓に負担をかける危険性もあります。医師の判断で、抗酸化作用のあるビタミンEなどが処方されることはありますが、これも特定の病状(MASHなど)に限られます。22 最も確実で安全な方法は、医師の指導のもとで食事と運動という生活習慣の基本に忠実に取り組むことです。

結論

脂肪肝ステージ1は、決して軽視してよい「初期段階」ではありません。それは、自覚症状のないままに、肝硬変や肝がんといった深刻な肝疾患だけでなく、より直接的な生命の脅威である心筋梗塞や脳卒中への扉を開く、全身の代謝異常の警告サインです。特に、痩せ型でも発症しやすい日本人にとっては、内臓脂肪と筋肉量(サルコペニア)という独自の視点を持つことが不可欠です。

しかし、悲観する必要はありません。脂肪肝ステージ1は、あなたの生活習慣を見直す絶好の機会を与えてくれているとも言えます。科学的根拠に基づいた食事療法と、有酸素運動に加えて筋力トレーニングを組み合わせた運動療法は、この病態を改善するための最も強力な武器です。本記事で示した具体的な計画を今日から一つでも実践し、定期的に専門医の診察を受けることで、あなたの肝臓、そして全身の健康を守ることが可能です。沈黙の警告に耳を傾け、賢明な一歩を踏み出しましょう。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスを構成するものではありません。健康に関する懸念がある場合、またはご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

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