【ガイドライン準拠】血栓症の完全ガイド:原因、危険信号、最新の予防・治療法(2025年版)
血液疾患

【ガイドライン準拠】血栓症の完全ガイド:原因、危険信号、最新の予防・治療法(2025年版)

血管内にできる血の塊「血栓」は、時に命を奪うこともある「静かなる脅威」です。しかし、血栓症は正しい知識を持つことで予防でき、また早期に発見すれば治療が可能な病気でもあります。特に、脚の静脈に血栓ができる「深部静脈血栓症(DVT)」と、その血栓が肺に飛んで詰まる「肺血栓塞栓症(PE)」を合わせた「静脈血栓塞栓症(VTE)」は、私たちの生活に密接に関わる疾患です。本稿では、JapaneseHealth.org編集委員会が、日本の血栓症治療の第一人者である浦部豪医師や日本血栓止血学会理事長の松本雅則教授らの知見、そして2025年に改訂された最新の日本循環器学会ガイドライン5に基づき、血栓症の全体像を徹底的に解説します。ご自身の健康を守るため、そして大切な人の命を救うため、ぜひ最後までお読みください。

医学的レビュー担当者:
本稿の作成にあたり、日本の血栓症治療をリードする以下の専門家の知見を参照し、情報の正確性と信頼性を担保しています。

  • 浦部 豪 (Go Urabe), MD, PhD: 榊原記念病院 血管外科 部長。日本脈管学会認定脈管専門医・指導医として、特に深部静脈血栓症の治療における豊富な臨床経験を持つ。12
  • 松本 雅則 (Masanori Matsumoto), MD, PhD: 奈良県立医科大学 教授。日本血栓止血学会の理事長として、日本の血栓症研究および診療ガイドライン策定の中心的な役割を担う。34

本記事の科学的根拠

この記事は、下記に示す最高品質の医学的エビデンスおよび権威ある機関の診療ガイドラインに厳密に基づいています。提示される医学的指導は、すべてこれらの引用元資料に由来するものです。

  • 日本循環器学会 (JCS) / 日本肺高血圧・肺循環学会: 本記事の診断・治療に関する中核的な情報は、「2025年改訂版 肺血栓塞栓症・深部静脈血栓症および肺高血圧症に関するガイドライン」に基づいています。5
  • 日本血栓止血学会 (JSTH): リスク因子の分類や予防法に関する記述は、同学会が発行する「静脈血栓塞栓症予防ガイドライン」および関連ステートメントに準拠しています。6
  • 厚生労働省 (MHLW): 「エコノミークラス症候群」の予防策や国民の健康増進に関する公的情報は、厚生労働省の提供する資料を基にしています。7
  • 国際的な医学研究 (AHA, Mayo Clinic, PubMed/NCBI): 米国心臓協会(AHA)の指針や、世界最大の医学文献データベースに掲載された質の高い臨床研究、メイヨー・クリニックなどの医療機関が提供する患者向け情報を参照し、グローバルな視点を取り入れています。89

要点まとめ

  • 血栓症とは血管内で血液が固まる病態で、特に脚にできる「深部静脈血栓症(DVT)」と、それが肺に飛ぶ「肺血栓塞栓症(PE)」が重要です。
  • 「片脚の急な腫れ・痛み」はDVT、「突然の息切れ・胸の痛み」はPEの危険な兆候であり、後者は直ちに救急要請が必要です。
  • 手術、長期の安静、がん、肥満、加齢、妊娠、経口避妊薬(ピル)の服用などが血栓症のリスクを高める主要な要因です。
  • 予防の基本は、こまめな運動、水分補給、適正体重の維持です。長時間移動時(エコノミークラス症候群)や災害時の対策は特に重要です。
  • 2025年の最新ガイドラインでは、飲み薬である直接経口抗凝固薬(DOAC)がVTE治療の第一選択薬として確立され、治療がより簡便かつ安全になりました。5

第1章:血栓症の基本:正しく理解する

血栓症(けっせんしょう)とは、血管内で血液が固まり、血栓(けっせん)と呼ばれる塊が形成される病態の総称です。この血栓が血流を妨げ、様々な臓器に深刻な損害を与える可能性があります。血栓は動脈にも静脈にもできますが、本稿では特に「静脈血栓塞栓症(VTE)」に焦点を当てて解説します。

静脈血栓塞栓症は、主に以下の二つの病態から構成されます。

  • 深部静脈血栓症 (DVT – Deep Vein Thrombosis): 主に脚の奥深くにある静脈(深部静脈)に血栓ができる状態です。日本循環器学会のガイドラインによると、ふくらはぎや太ももの静脈で発生することが最も一般的です。5
  • 肺血栓塞栓症 (PE – Pulmonary Embolism): DVTによってできた血栓の一部が剥がれて血流に乗り、心臓を経由して肺の動脈に詰まってしまう、生命を脅かす可能性のある危険な状態です。これは「エコノミークラス症候群」として広く知られていますが、正式な病名は肺血栓塞栓症です。5

血栓がなぜ形成されるのかを理解するために、医学界では「ウィルヒョウの三徴(Virchow’s Triad)」として知られる3つの主要な要因が提唱されています。これら3つの要素が重なることで、血栓形成の危険性が飛躍的に高まります。10

  1. 血流の停滞 (Blood Stasis): 手術後の安静、長時間の座位(飛行機やデスクワーク)、麻痺などにより、特に脚の血流が滞ること。血液の流れが遅くなると、血液の成分が沈殿し、固まりやすくなります。10
  2. 血液凝固能の亢進 (Hypercoagulability): 血液が通常よりも固まりやすい状態になること。これは、がん、特定の遺伝的素因(血栓性素因)、脱水、妊娠、経口避妊薬(ピル)の服用などが原因で引き起こされます。6
  3. 血管内皮障害 (Endothelial Injury): 血管の内側を覆う壁(血管内皮)が傷つくこと。手術、カテーテルの留置、外傷、喫煙、高血圧などによる血管への損害が、血栓形成の引き金となります。6

本稿では、これらの要因がどのようにして血栓症を引き起こすのか、そしてそれをいかに予防し、最新の医学でどう治療するのかを、科学的根拠に基づいて詳しく解説していきます。

第2章:危険信号を見逃さない:DVTとPEの警告サイン

血栓症は「静かなる脅威」とも呼ばれ、初期症状が軽微な場合や、全くない場合もあります。しかし、その危険信号を見逃さないことが、重篤な事態を防ぐ鍵となります。特に、DVTとPEの症状を正しく理解し、迅速に対応することが重要です。

2.1. 深部静脈血栓症(DVT)の主な症状

DVTの症状は、多くの場合、片方の脚に現れます。以下のような兆候に気づいたら、速やかに医療機関を受診してください。5

  • 片脚の急な腫れ・むくみ: 特にふくらはぎや足首がパンパンに腫れます。靴下の跡が普段より強く残る、左右の脚の太さが明らかに違うなどの変化が見られます。5
  • 脚の痛みや圧痛: ふくらはぎに「肉離れ」のような痛みや、押すと痛む圧痛、張っている感じが生じます。じっとしていても痛むことがあります。5
  • 皮膚の色の変化と熱感: 血栓ができた側の脚が赤紫色っぽくなったり、触ると明らかに熱っぽく感じられたりします。5
  • 無症状の場合も: DVTは、特に血栓が小さい場合や、ふくらはぎより末梢の静脈にできた場合(末梢型DVT)、自覚症状がほとんどないことも少なくありません。そのため、危険因子を持つ人は症状がなくても注意が必要です。5

かつては、足首を背屈させたときにふくらはぎに痛みが生じる「ホーマンズ徴候」が診断の一助とされていました。しかし、最新の「2025年改訂版 日本循環器学会ガイドライン」では、この徴候の感度・特異度は高くないと指摘されており、診断における重要度は低いと考えられています。5

2.2. 生命を脅かす肺血栓塞栓症(PE)の緊急症状

DVTが進行し、血栓が肺に飛んでPEを発症すると、命に関わる緊急事態となります。以下の症状が一つでも現れた場合は、ためらわずに救急車を要請してください。

  • 突然の息切れ、呼吸困難: 最も典型的で重要な症状です。安静にしていても息が苦しい状態が突然現れます。5
  • 胸の痛み: 深呼吸や咳をしたときに鋭く痛むことが多いのが特徴です。9
  • めまい、ふらつき、失神: 肺の血流が急激に悪化し、心臓から脳へ送られる血液が不足することで起こります。9
  • 頻脈(速い脈拍)と頻呼吸(速い呼吸): 体が酸素不足を補おうとする反応として現れます。9
  • 血痰(血の混じった痰): 肺の組織が出血することで起こる、危険な兆候です。9

2.3. 長期的な合併症

急性期を乗り越えた後も、DVTは長期的な問題を引き起こすことがあります。

  • 血栓後症候群 (Post-Thrombotic Syndrome): DVTによって静脈の弁が壊れ、血液の逆流が起こることで、慢性的な脚の痛み、腫れ、だるさ、皮膚の色素沈着や潰瘍などが生じる後遺症です。9
  • 治療に伴う合併症: 治療の主軸となる抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)は、副作用として出血の危険性を伴います。そのため、医師の厳密な管理下での服用が不可欠です。9
危険信号チェックリスト:DVTとPEの症状比較このチェックリストは、自身の症状を客観的に評価し、適切な行動(医療機関の受診または救急要請)をとるための目安となります。脚の症状はDVTを、胸や呼吸の症状はPEを強く示唆します。両方の症状がある場合は、DVTがPEを引き起こしている可能性が極めて高く、一刻も早い対応が必要です。

症状 DVTの可能性 PEの可能性
片脚の腫れ・むくみ
脚の痛み・圧痛
脚の皮膚の赤み・熱感
突然の息切れ 高 (緊急)
胸の痛み(特に深呼吸時) 高 (緊急)
めまい・失神 高 (緊急)

第3章:あなたの危険性を知る – 血栓症になりやすいのは誰か

血栓症は誰にでも起こりうる病気ですが、特定の危険因子を持つ人は発症の可能性が格段に高まります。自分の危険性を正しく把握することは、予防への第一歩です。日本の主要な医学会である日本血栓止血学会(JSTH)のガイドラインでは、危険因子をその強さに応じて分類しており、これを理解することが極めて重要です。6

3.1. VTE危険因子の全体像:日本血栓止血学会の分類

以下の表は、日本血栓止血学会のガイドラインに基づき、静脈血栓塞栓症(VTE)の危険因子を強度別にまとめたものです。複数の因子が重なると、危険性はさらに増大します。

血栓症危険因子チェックリスト(日本血栓止血学会ガイドライン準拠)6

危険性の強度 誘発因子(外的要因) 患者側の要因(内的要因)
強い (Strong) ・下肢の骨折
・股関節・膝関節置換術
・大手術、大外傷
・脊髄損傷
・VTEの既往歴
・悪性腫瘍(がん)
中程度 (Moderate) ・関節鏡視下膝手術
・中心静脈カテーテル留置
・化学療法
・心不全、呼吸不全
・ホルモン補充療法
・経口避妊薬(ピル)
・妊娠、産褥期
・血栓性素因(遺伝)
弱い (Weak) ・4日以上のベッド上安静
・長時間の座位(旅行など)
・腹腔鏡手術
・高齢
・肥満(BMI 30以上)
・静脈瘤

3.2. 主要な危険因子の深掘り

ここでは、特に重要ないくつかの危険因子について、最新の科学的知見を交えて詳しく解説します。

誘発因子(外的要因 – Exogenous Factors)

  • 手術・外傷: 特に股関節や膝関節の人工関節置換術などの整形外科手術、骨盤内の大規模ながん手術、重度の外傷は、VTE最大の誘発因子です。6手術による直接的な血管への損害、術後の長期安静、そして手術という身体的ストレスが、ウィルヒョウの三徴すべてを増悪させるためです。
  • 長期入院・不動: 4日以上のベッド上安静は、脚の筋肉ポンプ作用(ふくらはぎの筋肉が収縮して静脈血を心臓に送り返す働き)を著しく低下させ、深刻な血流の停滞を引き起こします。6これは、旅行時の長時間座位(エコノミークラス症候群)と同じ仕組みです。
  • がん (Cancer): がん患者は、健常者と比較してVTEの危険性が数倍高いことが知られています。がん細胞が血液を固まりやすくする物質を放出すること、腫瘍が血管を圧迫して血流を妨げること、化学療法や中心静脈カテーテルの使用などが複合的に作用します。6特に膵臓がん、脳腫瘍、卵巣がんなどは危険性が非常に高いと報告されています。

患者側の要因(内的要因 – Endogenous Factors)

  • 加齢: 年齢とともに血管の弾力性が失われ、血流が滞りやすくなるため、VTEの危険性は着実に増加します。特に70歳を超えると危険性は顕著になります。11
  • 肥満: 肥満(BMI 30以上)は、脂肪組織による静脈の圧迫や、脂肪細胞から分泌される炎症性物質によって血液が固まりやすくなるため、VTEの独立した危険因子とされています。11
  • VTEの既往歴・家族歴: 一度VTEを発症した人は、再発の危険性が極めて高いです。また、近親者にVTEの既往がある場合も、遺伝的な素因が関与している可能性があり、注意が必要です。6
  • 男性であること(再発危険性): 近年の複数のメタアナリシス(多数の研究を統合した解析)により、一度原因不明のVTEを発症した後、治療を終了した場合の再発危険性は、女性よりも男性の方が著しく高いことが明らかになっています。研究によっては、男性の再発危険性は女性の1.7倍から3.6倍にもなると報告されており、長期的な予防戦略を立てる上で非常に重要な知見です。12これは、初発の危険性とは別に、再発予防を考える上で男女差を考慮する必要があることを示しています。

特殊な状況

  • 妊娠・産褥期: 妊娠中は、ホルモンの影響で血液が固まりやすくなる上、大きくなった子宮が骨盤内の静脈を圧迫するため、DVTの危険性が高まります。危険性は出産後数週間(産褥期)まで続きます。6
  • ホルモン療法: エストロゲンを含む経口避妊薬(ピル)や更年期障害に対するホルモン補充療法(HRT)は、血液凝固能を高めるため、VTEの危険性を2~3倍程度増加させることが知られています。11
  • 重症感染症(COVID-19を含む): 重篤な感染症、特に敗血症や、近年のパンデミックで注目されたCOVID-19は、全身に強い炎症反応(サイトカインストーム)を引き起こし、血管内皮を障害するとともに血液凝固系を異常に活性化させます。13これによりVTEの危険性が著しく高まるため、2025年版の日本循環器学会ガイドラインでも、COVID-19患者管理時には血栓症危険性への注意がクラスI(強く推奨)として明記されました。5

第4章:攻めの予防 – 多層的な防御戦略

血栓症の予防は、単一の方法に頼るのではなく、日常生活の改善から特別な状況への対策、そして医療的な介入まで、多層的に取り組むことが最も効果的です。ここでは、誰にでも実践できる基本的な予防策から、危険性の高い方向けの専門的なアプローチまでを段階的に解説します。

4.1. 日常生活でできる血栓予防

健康的な生活習慣は、血栓症を含む多くの生活習慣病の危険性を低減させるための基盤となります。

  • 運動 (Physical Activity): 定期的な運動は、血流を改善し、体重を管理し、血管の健康を保つ上で非常に重要です。複数の研究を統合したメタアナリシスでは、身体活動量が多い人ほどVTEの危険性が低いことが示されています。14目標として、ウォーキングや軽いジョギングなどの中等度の運動を1日30分以上行うことが推奨されます。9
  • 体重管理と禁煙: 肥満と喫煙は、それぞれ独立したVTEの危険因子です。15BMIを30未満に保つこと、そして禁煙を徹底することは、血管内皮への損害を防ぎ、血液の凝固亢進を抑える上で直接的な予防効果があります。9
  • 食生活: バランスの取れた食事は、血管の健康を支えます。特に、野菜、果物、魚、全粒穀物を多く含む伝統的な日本食や地中海食は、動脈硬化の予防に繋がり、間接的に血管全体の健康に寄与します。16LDLコレステロールや中性脂肪が高い方は、動物性脂肪やバター、生クリームを多用した洋菓子、魚卵(イクラ、タラコなど)の摂取を控えることが望ましいです。納豆などの発酵食品が健康に良い影響を与える可能性も示唆されています。16
  • 水分補給: 体内の水分が不足すると(脱水)、血液の粘度が高まり、固まりやすくなります。厚生労働省は、通常の生活で食事以外に1日1.2リットル程度の水分摂取を推奨しています。17特に、アルコールやカフェインを多く含む飲料(コーヒー、緑茶など)は利尿作用があり、飲んだ量以上に水分が排出されてしまうことがあるため、水分補給の主体は水やお茶(麦茶などカフェインの少ないもの)にすることが重要です。16

4.2. 特別な状況への対策:「エコノミークラス症候群」と災害時

特定の状況下では、血栓症の危険性が急激に高まります。これらの状況を理解し、的を絞った対策を講じることが不可欠です。

長時間移動時の予防策(エコノミークラス症候群)

飛行機、新幹線、自動車などで長時間同じ姿勢を続けることは、血流停滞の典型的な原因です。厚生労働省も注意を呼びかけており71819、以下の対策を徹底しましょう。

  • こまめに動く: 1~2時間に一度は席を立つ、通路を歩くなどしましょう。それが難しい場合でも、座ったままできる運動を30分に1回程度行うことが非常に効果的です。具体的には、かかとを床につけたままつま先を上げ下げする、逆につま先をつけたままかかとを上げ下げする、足首を回すといった運動です。これにより、ふくらはぎの筋肉ポンプが働き、血流が促進されます。10
  • 適切な水分補給: のどが渇く前に、こまめに水分(水、スポーツドリンクなど)を補給します。アルコールは脱水を助長するため、機内などでの摂取は控えめにしましょう。16
  • ゆったりとした服装: 体を締め付ける服装は血行を妨げます。ウエストが楽なズボンやスカートを選び、ベルトはきつく締めないようにしましょう。16
  • 姿勢の工夫: 足を組むと血流が妨げられるため、避けるようにしましょう。フットレストなどを活用して、膝が強く圧迫されないようにするのも有効です。8

これらの予防策は、多くの専門機関によって推奨されています。202122

災害時の血栓症予防

地震などの大規模災害時、避難所での生活や車中泊は、エコノミークラス症候群と全く同じ危険環境を生み出します。実際に、熊本地震23や北海道胆振東部地震24などの際には、避難者におけるVTEの発生率が平常時の数倍(約10%)に上ったことが報告されており、災害関連死の一因として深刻な問題となっています。25これは、限られたスペースでの生活26、運動不足、トイレを懸念した水分摂取の抑制などが複合的に作用するためです。災害時こそ、意識的に上記の「長時間移動時の予防策」を実践することが、命を守る行動に繋がります。

4.3. 医療機関での予防:危険性に応じた専門的アプローチ

入院患者、特に大きな手術を受ける患者や長期臥床を余儀なくされる患者は、VTEのハイリスク群です。27そのため、医療機関では個々の患者の危険性を評価し、以下のような専門的な予防策を組み合わせて実施します。52829

理学的予防法 (Mechanical Prophylaxis)

物理的な方法で血流を改善する、安全性の高い基本的な予防法です。

  • 弾性ストッキング (Graduated Compression Stockings): 足首の圧力が最も高く、上に向かうにつれて圧力が弱くなるように特殊な編み方がされた医療用のストッキングです。これを着用することで、下肢の静脈を適度に圧迫し、血流速度を速めて血栓の形成を防ぎます。8
  • 間歇的空気圧迫法 (Intermittent Pneumatic Compression – IPC): 脚に巻いたカフに空気を送り込んだり抜いたりして、定期的に脚をマッサージするように圧迫する装置です。これにより、筋肉ポンプ作用を補助し、強制的に血流を促進します。出血の危険性が高く、後述の薬物療法が使いにくい患者に特に有効です。6

薬物的予防法 (Pharmacological Prophylaxis)

出血の危険性を伴うため、医師がVTE発症の危険性と出血の危険性を天秤にかけ、慎重に判断した上で用いられます。

  • 抗凝固薬の予防投与: ヘパリンや直接経口抗凝固薬(DOAC)などの血液を固まりにくくする薬を、治療用量よりも少ない「予防用量」で投与します。これにより、血栓の形成そのものを抑制します。特に、VTE危険性が「高リスク」または「最高リスク」と判断された患者に適用されます。8どの薬剤をどのタイミングで使用するかは、患者の状態や手術内容に応じて専門医が決定します。

第5章:最新の医学的管理 – 診断と治療の最前線

血栓症が疑われた場合、迅速かつ正確な診断と、科学的根拠に基づいた最新の治療が不可欠です。近年、特に治療法は大きく進歩しており、患者の負担を軽減し、より安全で効果的な管理が可能になっています。30

5.1. 医師はどのように血栓症を診断するか

診断は、問診や身体所見からVTEの可能性を評価することから始まります。その後、客観的な検査を組み合わせて確定診断に至ります。

  1. 臨床的評価とDダイマー検査: 医師は症状や危険因子からVTEの可能性をスコア化します。それに加え、血液検査で「Dダイマー」という値を測定します。Dダイマーは、体内で血栓が形成され、それが溶解される過程で生じる物質です。この値が基準値以下であれば、VTEである可能性は低いと判断できます(除外診断に有用)。31
  2. 画像診断: Dダイマーが陽性であったり、臨床的にVTEが強く疑われたりする場合には、画像検査で血栓の有無を直接確認します。
    • 下肢静脈超音波(エコー)検査: DVT診断の第一選択となる、体に負担のない検査です。超音波プローブを脚の静脈に当て、血流の状態や血栓の有無をリアルタイムで観察します。5
    • 造影CT検査 (CTPA): PEの診断におけるゴールドスタンダード(最も信頼性の高い検査)です。造影剤を腕の静脈から注射し、肺の動脈をCTで撮影することで、肺動脈に詰まった血栓を鮮明に描き出します。32

5.2. 【重要】2025年版 日本循環器学会ガイドラインの主要改訂ポイント

2025年に改訂された日本循環器学会のガイドラインでは、VTEの治療戦略にいくつかの重要なパラダイムシフトが示されました。これは、日本のVTE治療が新たなステージに入ったことを意味します。533

新標準治療:DOACsの第一選択薬としての確立

VTE治療の最大の変更点は、直接経口抗凝固薬(DOACs – Direct Oral Anticoagulants)が、急性期治療の第一選択薬として明確に位置づけられたことです。534

  • 治療法の変化: 従来は、まずヘパリンという注射薬で治療を開始し、その後ワルファリンという内服薬に切り替える「ブリッジ療法」が主流でした。しかし、DOACsの登場により、多くの場合、初期から単剤での経口治療が可能になりました。これにより、入院期間の短縮や、症例によっては外来での治療導入も可能となり、患者のQOL(生活の質)向上に大きく貢献しています。5
  • DOACsの種類と特徴: DOACsにはいくつかの種類があり、薬剤によって使い方が異なります。リバーロキサバンやアピキサバンは、初期に負荷用量(多めの量)を投与することで、単剤で治療を開始できます。一方、エドキサバンやダビガトランは、最初の5~10日間ヘパリン注射を行った後に切り替える用法となります。5

末梢型DVT(膝より下の血栓)に対する新アプローチ

もう一つの大きなパラダイムシフトは、膝窩静脈より末梢(ふくらはぎなど)に限定されたDVT(末梢型DVT)の管理方針です。

  • 画一的な抗凝固療法からの脱却: 最新ガイドラインでは、末梢型DVTに対して画一的に抗凝固療法を行うことは推奨しない、と明記されました。5
  • その背景にある科学的根拠: この方針転換の理由は、末梢型DVTの多くは自然に消失し、より危険な中枢側(太ももなど)へ血栓が進展する危険性が低い(約3~3.7%)ことが明らかになったためです。不必要な抗凝固療法は、利益よりも出血リスクという不利益が上回る可能性がある、という考えに基づいています。5
  • 新しい標準的対応: 末梢型DVTと診断された場合、まずは弾性ストッキングなどによる圧迫療法を行いながら経過を観察することが基本となります。そして、1~2週間後に再度超音波検査を行い、血栓が中枢へ進展していないかを確認します。5
  • 治療を検討する場合: ただし、症状が強い場合や、がんなどの他のVTE危険因子を合併している場合には、抗凝固療法が検討されます。その場合でも、治療期間は原則として3か月までとされています。5

治療期間の決定

VTEの治療期間は、その原因によって大きく異なります。

  • 誘因のあるVTE (Provoked VTE): 手術や長期臥床など、明確な一時的な原因によって引き起こされた場合、その原因が解消されれば、治療期間は通常3か月で終了となります。5
  • 誘因のないVTE (Unprovoked VTE): 明確な原因がなく発症した場合、再発危険性が高いため、3か月の初期治療後も抗凝固療法を延長、あるいは「無期限」で継続することが検討されます。この判断は、個々の患者の再発危険性と出血危険性を総合的に評価し、医師と患者が相談の上で決定します。5

よくある質問

「エコノミークラス症候群」とは具体的に何ですか?

「エコノミークラス症候群」は通称で、正式な医学的名称は「肺血栓塞栓症(PE)」です。飛行機のエコノミークラスのように狭い場所で長時間座り続けることで、脚の静脈に血栓(DVT)ができ、その血栓が肺に飛んで詰まることで発症します。これは飛行機だけでなく、長距離バス、自動車、災害時の避難所生活や車中泊でも同様に起こりうるため、「旅行者血栓症」や「災害関連血栓症」とも呼ばれます。725

経口避妊薬(ピル)を飲むと、血栓症の危険性はどのくらい上がりますか?

はい、エストロゲンを含む経口避妊薬は、血液を固まりやすくする作用があるため、静脈血栓塞栓症(VTE)の危険性を高めることが知られています。日本血栓止血学会のガイドラインでは「中程度」の危険因子に分類されており、服用していない人と比べて危険性が2~3倍程度になると報告されています。611 ただし、これは絶対的な危険性が非常に高くなるという意味ではありません。ピルを処方される際には、医師が血栓症の他の危険因子(喫煙、肥満、家族歴など)の有無を確認し、服用の利益と危険性を総合的に判断します。気になる症状があれば、すぐに処方医に相談することが重要です。

納豆は血液をサラサラにすると聞きましたが、血栓予防に効果はありますか?

納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」という酵素には、血栓を溶かす作用があるとされ、研究が進められています。バランスの取れた和食の一部として納豆を食べることは健康に良いと考えられます。16しかし、注意点が一つあります。かつて血栓症の標準薬だったワルファリンという薬を服用している方は、納豆の摂取を禁止されます。これは納豆に多く含まれるビタミンKがワルファリントの効果を弱めてしまうためです。一方で、現在主流となっている直接経口抗凝固薬(DOACs)は、納豆を食べても効果に影響はありません。いずれにせよ、特定の食品だけで血栓症を予防できるわけではなく、運動や水分補給など、総合的な生活習慣の改善が最も重要です。

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弾性ストッキングは市販のものでも効果がありますか?

血栓予防を目的とする場合、医療用の「弾性ストッキング」の使用が推奨されます。医療用のものは、足首の圧力が最も強く、上に向かって段階的に圧力が弱くなる「段階的圧迫圧」の設計がされており、効果的に静脈血の還流を促します。8 市販の着圧ソックスやストッキングは、この段階的圧迫圧が保証されておらず、また締め付けが強すぎたり均一だったりすると、かえって血行を妨げる可能性もあります。手術後や長期臥床など、医学的な理由で予防が必要な場合は、必ず医師や看護師の指導のもと、適切なサイズと圧力の医療用弾性ストッキングを正しく着用してください。

結論

血栓症は、私たちの生活の様々な場面に潜む、決して他人事ではない病気です。しかし、その正体と危険因子を正しく理解し、日常生活での予防策を地道に実践することで、その危険性を大幅に減らすことができます。特に、長時間同じ姿勢をとる状況や災害時など、特別な注意が必要な場面での意識的な対策は、自らの命を守ることに直結します。

万が一、片脚の急な腫れや痛み、突然の息切れといった危険な兆候が現れた場合には、決してためらわず、速やかに専門の医療機関を受診してください。近年の医学の進歩、特に直接経口抗凝固薬(DOACs)の登場により、血栓症の治療はより安全で効果的に、そして患者さんの負担も少なく行えるようになりました。

本稿が、読者の皆様一人ひとりの健康意識を高め、血栓症という「静かなる脅威」から身を守るための一助となることを、JHO編集委員会一同、心より願っております。ご自身の健康について不安な点があれば、必ずかかりつけ医や専門医にご相談ください。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスを構成するものではありません。健康上の懸念がある場合、または健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

  1. 浦部 豪 – 榊原記念病院. [インターネット]. [引用日: 2025年7月25日]. Available from: https://www.hp.heart.or.jp/doctor/go_urabe/
  2. 下肢静脈瘤の治療 浦部 豪 – YouTube. [インターネット]. [引用日: 2025年7月25日]. Available from: https://www.youtube.com/watch?v=igkM0taidOw
  3. 一般社団法人 日本血栓止血学会 » 発足と経緯. [インターネット]. [引用日: 2025年7月25日]. Available from: https://www.jsth.org/wordpress/membership/m02/
  4. No.104 日本血栓止血学会 – 日本医学会. [インターネット]. [引用日: 2025年7月25日]. Available from: https://jams.med.or.jp/members-s/104.html
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