この記事の科学的根拠
この記事は、入力された研究報告書で明示的に引用されている最高品質の医学的証拠にのみ基づいて作成されています。以下は、参照された実際の情報源と、提示された医学的ガイダンスへの直接的な関連性を示したリストです。
- 日本呼吸器内視鏡学会・日本IVR学会: 本記事における「血痰」と「喀血」の定義、重症度分類、および気管支動脈塞栓術(BAE)などの専門的治療に関する指針は、同組織が2024年に発表した「喀血診療指針」に準拠しています1。
- 日本呼吸器学会: 咳や痰に関する基本的な考え方や分類については、同学会が発行する「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン」の最新の知見を参考にしています2。
- 日本肺癌学会: 肺がんが血痰の原因となる可能性や、その診断プロセスに関する記述は、同学会の「肺癌診療ガイドライン」に基づいています3。
- 日本結核・非結核性抗酸菌症学会: 結核の診断と治療に関する情報は、同学会が策定した「結核診療ガイドライン」に基づいています4。
要点まとめ
- コップ1杯以上の多量の出血、強い胸痛や呼吸困難を伴う場合は、生命に関わる危険なサインです。ためらわずに救急車を呼んでください。
- 血痰の量が少なくても、肺がんや結核、非結核性抗酸菌症といった重篤な病気が隠れている可能性があるため、絶対に放置せず呼吸器専門医を受診することが重要です。
- 血痰の三大原因は「気管支拡張症」「肺アスペルギルス症」「非結核性抗酸菌症」です。特に非結核性抗酸菌症は日本で急増しています。
- 緊急時の止血治療にはカテーテルを用いた「気管支動脈塞栓術(BAE)」が中心的な役割を果たし、高い成功率を誇ります。
- 治療の基本は、原因となっている病気(感染症、肺がんなど)を正確に診断し、その根本治療を行うことです。
その症状、救急車?それとも外来受診?— 緊急性を判断する基準
血痰に気づいたとき、最も重要なのは「命に関わる危険な状態かどうか」を判断することです。このセクションは、ご自身の、あるいはご家族の安全を最優先に行動するための指針です。
今すぐ救急要請・受診が必要な危険なサイン
以下の症状が一つでも当てはまる場合は、生命の危険が差し迫っている可能性があります。ためらわずに救急車を呼ぶか、夜間・休日であっても救急外来を受診してください。
- 大量の血液を喀出する: 目安として「コップ1杯(約200mL)以上」の血液を吐いた場合。これは「重症喀血」と定義され、窒息の危険性が非常に高い状態です1。
- 呼吸が苦しい・息切れがひどい: 血液が気道を塞ぎ、呼吸困難に陥っている可能性があります。酸素飽和度が90%以下になるような状態は極めて危険です1。
- 強い胸の痛みがある: 肺塞栓症や大動脈の病気など、緊急治療を要する疾患の可能性があります5。
- めまい、ふらつき、意識が遠のく感じがする: 大量の出血による血圧低下(ショック状態)の兆候です6。
- 顔面蒼白、冷や汗をかく: これらもショック状態を示唆する危険なサインです6。
これらの症状は、一刻を争う事態であることを示しています。自己判断で様子を見ることは絶対に避けてください。
慌てずに呼吸器内科の受診を検討すべき症状
上記のような緊急性の高い症状がなく、以下のような状態であれば、パニックになる必要はありません。しかし、血痰は重要な病気のサインであることに変わりはないため、できるだけ早く呼吸器内科を受診し、専門医の診察を受けることを強く推奨します。
- 痰に血の筋が混じる程度である7。
- ピンク色や錆色の痰が出る。
- 呼吸困難や胸痛などの他の重篤な症状を伴わない。
たとえ少量であっても、血痰が続く場合は自己判断で放置せず、必ず専門医に相談してください。特に喫煙歴のある方や、咳が長く続いている方は注意が必要です5。
「血痰」と「喀血」— 最新ガイドラインに基づく正しい理解
「血痰」と「喀血」という言葉はしばしば混同して使われますが、専門家の間ではその定義と使い分けについて新しい考え方が導入されています。また、似た症状である「吐血」との区別は、診断の第一歩として非常に重要です。
用語の整理:「血痰」と「喀血」はどう違う?
伝統的に、医療現場では以下のように使い分けられてきました。
しかし、2024年に日本呼吸器内視鏡学会と日本IVR学会が共同で発表した画期的な「喀血診療指針」は、臨床現場での混乱を避け、国際的な基準に合わせるため、「血痰」と「喀血」を包括して「喀血」という用語で統一することを提案しました19。この背景には、「血痰」という表現が日本独自の言葉であり国際的に通用しないこと、また、専門家でない医療従事者や患者さん自身にも分かりやすく伝えることで、迅速かつ適切な対応を促す狙いがあります1。したがって、本記事でも専門的な文脈では、両者を包括する概念として「喀血」という言葉を用いることがあります。
重症度の新しいものさし
同指針では、重症度をより直感的で分かりやすい表現で分類しています。これにより、患者さんが自身の状態を医師に伝えやすくなり、医師も重症度を迅速に把握できます1。
- 軽症喀血: 1日の出血量が15mL未満(大さじ1杯程度)。「ティッシュで処理可能」なレベル。
- 中等症喀血: 1日の出血量が15mL以上200mL未満。「ティッシュでは処理しきれない」量。
- 重症喀血: 1日の出血量が200mL以上(コップ1杯程度)、または出血により酸素飽和度が90%以下に低下する状態。
この分類は、入院や後述する専門的治療(気管支動脈塞栓術)の必要性を判断する上で重要な基準となります1。
呼吸器からの出血か、消化管からの出血か?
口から血を吐く場合、それが気道(肺や気管支)からの出血(血痰・喀血)なのか、食道や胃など消化管からの出血(吐血)なのかを区別することが極めて重要です。原因となる病気も診療科も全く異なるためです4。鼻や喉からの出血が、喉に回って痰に混じること(偽血痰)もあります。
項目 | 血痰・喀血(呼吸器からの出血) | 吐血(消化器からの出血) |
---|---|---|
伴う症状 | 咳、胸の不快感 | 吐き気、嘔吐、腹痛 |
血液の色 | 鮮やかな赤色(鮮紅色) | 暗い赤色、黒褐色、コーヒーかす様 |
血液の性状 | 泡を含み、サラサラしていることが多い(泡沫状) | 食べ物のかすが混じることがある |
血液のpH | アルカリ性 | 胃酸と混ざるため酸性 |
その後の便 | 通常は変化なし | 黒い便(タール便)が出ることがある12 |
これらの鑑別は問診と診察が基本となりますが、確定診断のためには気管支鏡検査や胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)が必要になることもあります10。
血痰の三大原因疾患 — 気管支拡張症・肺アスペルギルス症・非結核性抗酸菌症
血痰の原因は多岐にわたりますが、日本の専門家が特に頻度の高い原因として指摘しているのが、「気管支拡張症」「肺アスペルギルス症」「非結核性抗酸菌症」の三つです1。これらは慢性的な経過をたどることが多く、血痰を繰り返す特徴があります。
気管支拡張症(きかんしかくちょうしょう)
気管支の壁が壊れてしまい、筒状に広がったまま元に戻らなくなる病気です。拡張した部分には痰がたまりやすく、細菌感染を繰り返すことで炎症が慢性化し、気管支の血管が傷ついて出血しやすくなります13。主な症状は、大量の痰と慢性的な咳ですが、感染を合併すると発熱や血痰が見られます。肺炎や肺結核の後遺症として発症することもあります。近年、気管支拡張症の炎症を抑え、増悪を減らす新しい治療薬(ブレノソカチブ)の開発も進んでいます14。
肺アスペルギルス症(はいアスペルギルスしょう)
アスペルギルスという真菌(カビ)が肺に感染して起こる病気です。特に、過去の肺結核などで肺に空洞(穴)ができた場所にアスペルギルスが定着し、菌球(アスペルギローマ)を形成することがあります。この菌球が周囲の血管を傷つけることで、時に大出血(大量喀血)を引き起こす原因となります8。免疫力が低下している方に発症しやすい傾向があります。
非結核性抗酸菌症(ひけっかくせいこうさんきんしょう, NTM)
これは、現代の日本において特に注目すべき疾患です。結核菌以外の「抗酸菌」という種類の細菌が原因で起こる肺の感染症で、土や水回りなど、私たちの生活環境のどこにでも存在しています13。人から人へは感染しません。この病気の重要な点は、日本で患者数が急激に増加していることです。2014年の全国調査では、罹患率が肺結核を上回り、2007年と比較して約2.6倍に増加したことが報告されています15。特に中高年の女性に多く見られる傾向があります15。病気の進行は非常にゆっくりですが、進行すると気管支拡張を伴い、頑固な咳や痰、そして血痰の原因となります。治療は複数の抗菌薬を1年半以上という長期間にわたって服用する必要があり、根気強い通院が求められます16。
見逃してはいけない重篤な病気 — 肺がん・肺結核
血痰は、生命に関わる可能性のある二つの重要な病気、「肺がん」と「肺結核」のサインである可能性も常に念頭に置く必要があります。
肺がん
血痰を見たときに多くの人が最も心配するのが肺がんでしょう。実際に、肺がんは血痰の重要な原因の一つです8。特に40歳以上で喫煙歴のある方の血痰は、肺がんを疑う重要なきっかけとなります17。咳、痰、血痰、胸痛、息切れなどが主な症状ですが、初期には無症状で進行することも少なくありません13。日本の国立がん研究センターによる最新の統計によると、生涯で肺がんに罹患するリスクは男性で約10人に1人、女性で約21人に1人と報告されています18。また、肺がんは日本人のがんによる死亡原因の第1位(男性)であり、極めて重要な疾患です19。血痰をきっかけに早期発見できれば、治療の選択肢も広がり、予後の改善が期待できます。診断は、胸部CT検査や気管支鏡検査、痰の中のがん細胞を調べる喀痰細胞診などによって行われます。これらの検査の有用性は、「肺癌診療ガイドライン」でも詳細に検討されています3。
肺結核
かつて国民病と恐れられた結核も、決して過去の病気ではありません。日本結核・非結核性抗酸菌症学会によると、今なお年間1万人以上の新たな患者が発生しており、血痰の重要な原因疾患です4。症状は咳、痰、微熱、体重減少など、風邪と区別がつきにくいことがありますが、血痰は病状が進行しているサインの一つです20。結核は空気感染するため、医療機関では結核が疑われる患者さんに対して、マスクの着用や個室での診察など、厳重な感染対策が取られます4。これは他の患者さんや医療従事者を守るために不可欠な措置です。診断と治療は、「結核診療ガイドライン」に沿って進められます21。
その他に考えられる血痰の原因
上記の疾患以外にも、血痰を引き起こす病気は数多く存在します。
カテゴリ | 原因疾患 | 主な特徴・随伴症状 |
---|---|---|
一般的な感染症 | 急性気管支炎、肺炎 | 発熱、黄色や緑色の膿性痰を伴うことが多い。激しい咳で気管支粘膜が傷ついて出血する7。 |
血管・心臓の病気 | 肺塞栓症(エコノミークラス症候群) | 長時間同じ姿勢でいた後などに発症する突然の呼吸困難、胸痛。血栓が肺の血管を詰まらせる病気13。 |
心不全 | 心臓の機能が低下し、肺に水がたまる(肺うっ血)。ピンク色の泡状の痰が特徴8。 | |
薬剤によるもの | 抗凝固薬・抗血小板薬 | 血液をサラサラにする薬(ワーファリン、バイアスピリン等)の作用で出血しやすくなる8。 |
薬剤性肺胞出血 | 特定の薬剤へのアレルギー反応や副作用で肺の毛細血管から出血する。原因薬剤は多岐にわたる22。 | |
その他の稀な原因 | 血管炎(顕微鏡的多発血管炎など) | 免疫の異常で全身の細い血管に炎症が起き、肺の血管が破れて出血する。 |
肺動静脈瘻 | 肺の中で動脈と静脈が異常につながってしまう先天性の病気。 |
病院ではどのような検査が行われるのか
血痰で呼吸器内科を受診すると、原因を突き止めるために、段階的に検査が進められます。これは、患者さんの体への負担が少ない検査から始め、必要に応じてより精密な検査へと進む、論理的なプロセスです。
- ステップ1:問診と身体診察
医師はまず、あなたの話を詳しく聞きます。いつから血痰が出たか、量や色、頻度、喫煙歴、過去の病気、服用中の薬など、詳細な情報が診断の重要な手がかりになります。その後、聴診器で肺の音を聞くなどの身体診察を行います。 - ステップ2:基本的な検査
- ステップ3:精密検査
基本的な検査で原因が特定できない場合や、より詳しい情報が必要な場合には、以下の検査が行われます。
血痰・喀血の最新治療法 — 止血から根本治療まで
血痰・喀血の治療は、まず生命の安全を確保するための「止血治療」と、原因そのものを取り除く「根本治療」の二つの側面から考えます。治療法は、出血の量や原因疾患によって大きく異なります。
緊急時の止血治療
中等症から重症の活動性の出血に対しては、迅速な止血が最優先されます。
- 気管支動脈塞栓術(BAE: Bronchial Artery Embolization):
これは、現在の喀血治療の中心的役割を担う、カテーテルを用いた低侵襲治療です。足の付け根などから細いカテーテルを血管に挿入し、出血の原因となっている気管支動脈まで進め、そこを塞栓物質(詰め物)で詰めて血流を止めます17。複数の研究を統合したメタアナリシスという信頼性の高い分析によると、BAEによる大量喀血の技術的成功率(手技として成功する確率)は約97%、臨床的成功率(実際に血が止まる確率)は約92%と非常に高い効果が示されています26。ただし、約21%のケースで再発の危険性があることも報告されており、根本原因の治療が重要となります26。 - 薬物療法(トラネキサム酸):
トラネキサム酸は、血液が固まるのを助け、出血を抑える「抗線維素溶解薬」です。古くから止血剤として用いられてきましたが、近年、その有効性について新たな証拠が集まっています。特に、大量ではない喀血(非大量喀血)に対して、トラネキサム酸を吸入(ネブライザー)で投与する方法が注目されています。2024年に発表されたメタアナリシスでは、吸入トラネキサム酸は他の治療法と比較して3.85倍も止血を達成しやすく、BAEのような侵襲的な処置の必要性を減らす効果が示されました27。
原因疾患の治療
止血はあくまで対症療法であり、治療の最終目標は血痰の原因となっている病気を治すことです。
- 感染症(肺炎、結核、非結核性抗酸菌症など)であれば、原因菌に応じた抗菌薬治療。
- 肺がんであれば、手術、放射線治療、化学療法、分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬など、病期やタイプに応じた集学的治療。
- 心不全であれば、利尿薬や心臓を保護する薬による内科的治療。
それぞれの病気に対して、専門の診療ガイドラインに基づいた標準的な治療が行われます。
よくある質問
痰に少し血が混じっただけですが、病院に行くべきですか?
血痰の原因で最も多いものは何ですか?
血痰と吐血はどう違うのですか?
血痰が出たら、何科を受診すればよいですか?
血痰は呼吸器系の病気が原因であることが多いため、まずは「呼吸器内科」を受診することを強くお勧めします6。呼吸器の専門医が、原因を特定するための適切な診察と検査を行ってくれます。
結論
痰に血が混じる「血痰」は、誰にとっても不安な症状です。しかし、その背景には様々な原因があり、正しい知識を持って冷静に対処することが何よりも大切です。この記事で解説した重要なポイントをもう一度振り返ります。まず、大量の出血や呼吸困難などを伴う場合は、命に関わるサインであり、ためらわずに救急車を呼んでください。次に、血痰の量が少なくても、その裏には重篤な病気が隠れている可能性があるため、自己判断で放置せず、必ず呼吸器専門医を受診してください。そして、専門医による適切な検査を受け、正確な診断に基づいて最適な治療を受けることが、健康を取り戻すための最も確実な道です。血痰は、あなたの体が発している見過ごしてはならないメッセージです。この記事が、あなたがそのメッセージを正しく受け止め、適切な医療へとつながるための一助となれば幸いです。
参考文献
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- 日本呼吸器学会. 咳嗽・喀痰の診療ガイドライン第2版2025. 2024.
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