顔の帯状疱疹:症状・原因から治療、失明・顔面麻痺などの後遺症、ワクチンまで専門医が徹底解説
脳と神経系の病気

顔の帯状疱疹:症状・原因から治療、失明・顔面麻痺などの後遺症、ワクチンまで専門医が徹底解説

顔に突然現れる痛みを伴う発疹、それは単なる皮膚トラブルではないかもしれません。顔面に発症する帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、失明や顔面神経麻痺といった深刻な後遺症を引き起こす可能性のある、緊急性の高い医療状態です。本記事では、日本の医療現場における最新の知見に基づき、顔の帯状疱疹の初期症状から原因、そして日本皮膚科学会が推奨する最新の治療法、さらには2025年度から導入される公的なワクチン接種プログラムに至るまで、専門家の視点から包括的かつ詳細に解説します。この記事を通じて、読者の皆様が帯状疱疹という病気への理解を深め、ご自身や大切なご家族を守るための一助となることを目指します。


本記事の科学的根拠

本記事の権威性は、入手可能な最も強力な科学的根拠に基づいて構築されています。記事全体で直接引用されている主要な情報源および典拠は、私たちの資料調査で発見された以下の主要なカテゴリーから引用されています:

  • 国の保健機関(厚生労働省、国立感染症研究所)
  • 専門学会のガイドライン(日本皮膚科学会)
  • 主要な疫学研究(宮崎スタディなど)
  • 査読付き医学雑誌に掲載された学術論文

要点まとめ

  • 顔の帯状疱疹は、失明や顔面神経麻痺などの重篤な合併症のリスクが高いため、特に注意が必要です。
  • 発疹出現後「72時間以内」の抗ウイルス薬治療開始が、重症化および後遺症のリスクを大幅に軽減する鍵となります。
  • 鼻の先端に発疹が出る「ハッチンソン徴候」は、失明につながる眼合併症の危険なサインであり、直ちに眼科受診が必要です。
  • 日本には2種類の予防ワクチンがあり、特に効果の高いシングリックス®は、2025年4月から65歳以上を対象とした定期接種の対象となる予定です。

顔に出る帯状疱疹とは?その正体と日本での現状

帯状疱疹(たいじょうほうしん、Herpes Zoster)は、外部からの新たな感染症ではありません。その正体は、多くの人が子供の頃にかかる水痘(すいとう、みずぼうそう)と同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス(Varicella-Zoster Virus, VZV)」の再活性化によって引き起こされる病気です1。水痘が治癒した後も、このウイルスは体内から完全に消え去るわけではなく、脊髄に沿った感覚神経節や脳神経節の内部に、何十年もの間、活動を休止した潜伏状態で静かに存在し続けます2。しかし、加齢やストレス、病気などによって体の免疫力が低下すると、潜伏していたVZVが「目覚め」、神経線維を伝って皮膚表面へと移動し、帯状疱疹特有の症状を引き起こすのです1

日本における帯状疱疹の疾病負担は、公衆衛生上の重要な課題として認識されています。「宮崎スタディ」として知られる大規模な疫学研究によると、日本人の約3人に1人が80歳までに帯状疱疹を経験すると推定されており、その発生率は近年増加傾向にあります2。同研究地域における年間発症率は、1997年の人口1,000人あたり3.61人から、2020年には6.50人へと上昇しています2

VZVの再活性化を促す主な危険因子は以下の通りです:

  • 加齢:最も重要な危険因子です。年齢と共に免疫機能が自然に低下する「免疫老化(immunosenescence)」により、50歳を過ぎると発症率が急激に上昇し、70代でピークに達します2
  • 免疫機能の低下:がん(特に血液がん)、HIV感染などの疾患や、自己免疫疾患の治療や臓器移植後などに用いられる免疫抑制薬の使用は、リスクを著しく高めます5。実際に、がん患者は一般人口に比べて帯状疱疹の発症リスクが有意に高いことがデータで示されています6
  • ストレス:深刻な身体的または精神的ストレスも、一時的に免疫力を低下させ、ウイルスの再活性化の引き金になると考えられています4

疫学的な側面で特筆すべきは、水痘ワクチンの普及という公衆衛生上の成功と、帯状疱疹の発生率増加との間の逆説的な関係です。厚生労働省(MHLW)や国立感染症研究所(NIID)の資料で広く受け入れられている仮説によると、子供たちへの水痘ワクチンの定期接種が普及した結果、市中でのVZVの循環が大幅に減少しました2。これにより、ウイルスを体内に潜伏させている成人が、日常生活でウイルスに偶発的に曝露される機会が減少し、免疫力を自然に強化する「自然ブースティング効果」が得られにくくなりました。この機会が失われることで、成人のVZVに対する特異的免疫が時間とともに徐々に低下し、ウイルスが再活性化しやすくなった可能性が指摘されています。この事実は、水痘ワクチンが帯状疱疹を引き起こすという誤解を招くものではなく、むしろ人口全体の免疫動態の変化を示しており、高齢者における帯状疱疹ワクチンによる予防の重要性を一層際立たせるものです2

顔の帯状疱疹の初期症状と診断プロセス

顔面に発症する帯状疱疹の臨床症状は、しばしば静かに始まります。皮膚に何らかの兆候が現れる2〜3日前、時には1週間も前から「前駆期」と呼ばれる段階が存在します2。この時期の症状には以下のようなものがあります。

  • 皮膚の異常感覚:顔や頭部の片側だけに限定された、痛み、ピリピリ感、焼けるような感覚、または過敏性を感じることがあります2
  • 全身症状:発熱、悪寒、頭痛、胃の不快感などを伴うこともあります5

日本の臨床医が特に重要視するのは、発疹が現れる前の段階での「片側性の顔面痛」による早期診断です8。この痛みは以下のように具体的に表現されることがあります。

  • 顔の皮膚に軽く触れただけで痛む(アロディニア)
  • 髪をとかしたり、髪が頭皮に触れたりすると痛む
  • 耳の奥が痛む、または耳たぶを引っ張ると痛む
  • 後頭部に広がる痛み
  • 顔の右側または左側のどちらか一方に限定された痛み8

これらの初期の痛みのサインを認識することは極めて重要です。なぜなら、たとえ発疹がまだ明確でなくても、患者が医療機関を受診し、治療の「ゴールデンタイムである72時間以内」に抗ウイルス薬治療を開始できる可能性があるからです。

前駆期の後、皮膚症状が出現し、以下の段階を経て進行します。

  1. 紅斑(Erythema):患部の皮膚が赤みを帯び、少し腫れます9
  2. 小水疱(Vesicles):赤い皮膚の上に、透明な液体で満たされた小さな水ぶくれの集まりが出現します。これらは通常、神経の走行に沿って帯状に現れるのが特徴です5
  3. 痂皮形成(Crusting):約7〜10日後、水ぶくれが破れて乾燥し、かさぶたになります5
  4. 治癒:2〜4週間でかさぶたが剥がれ落ち、瘢痕や色素沈着を残すことがあります7

日本皮膚科学会(JDA)の「帯状疱疹診療ガイドライン2025年版」によれば、診断は主にこれらの特徴的な臨床症状に基づいて行われます10。ほとんどの場合、経験豊富な医師は視診と病歴聴取だけで正確な診断が可能です。

しかし、非典型的な症例(例:発疹が不明瞭、重度の免疫不全患者、発疹を伴わない痛みのみの帯状疱疹 – zoster sine herpete)では、JDAは以下の補助検査を推奨しています10

  • 迅速抗原検査(イムノクロマトグラフィー):水疱の内容液を検体とし、約10分で結果が得られる簡便さと迅速性から強く推奨されています。
  • ツァンク試験(細胞診):水疱の底を軽くこすり、ヘルペスウイルス感染に特徴的な多核巨細胞を顕微鏡で確認する方法ですが、VZVと単純ヘルペスウイルス(HSV)の鑑別はできません。
  • PCR検査(核酸増幅検査):ウイルスのDNAを検出する最も感度と特異度の高い検査ですが、時間とコストがかかるため、診断が困難な症例に用いられます。

なぜ「72時間以内の治療」が極めて重要なのか?

帯状疱疹治療における最も重要で基本的な原則は、国内外の全ての医学ガイドラインで一致して強調されている通り、「発疹出現後、可能な限り早期に、理想的には72時間(3日)以内に抗ウイルス薬による治療を開始すること」です11。この「黄金の72時間」を遵守することには、計り知れない利益があります。

  • 罹病期間の短縮:抗ウイルス薬はVZVの増殖を抑制し、皮膚病変の治癒を早め、新たな水疱の出現を抑えます14
  • 重症度の軽減:急性期の痛み、かゆみ、不快感といった症状がより軽度で済みます16
  • 合併症リスクの低減:これが最大の利益です。早期治療は、最も一般的で患者を苦しめる合併症である「帯状疱疹後神経痛(PHN)」の発症リスクと重症度を著しく減少させることが証明されています12

したがって、患者への最も重要なメッセージは、「帯状疱疹、特に顔面にその疑いがある場合は、直ちに専門医(皮膚科、内科、あるいはペインクリニック)を受診すること」です4

日本における顔面帯状疱疹の治療法

帯状疱疹治療の根幹をなすのは、抗ウイルス薬の内服治療です。日本では、患者の利便性を飛躍的に向上させた新世代の薬剤を含め、効果的な選択肢が複数存在します。

抗ウイルス薬の種類と選び方

日本で承認され、広く使用されている標準的な抗ウイルス薬には以下のものがあります。

  • アシクロビル(ゾビラックス®):第一世代の抗ウイルス薬で効果は確立されていますが、1日5回の服用が必要という煩雑さがあります12
  • バラシクロビル(バルトレックス®):アシクロビルのプロドラッグであり、体内での吸収率が改善されたことで、服用回数が1日3回に減少しました12
  • ファムシクロビル(ファムビル®):バラシクロビルと同様に、1日3回の服用で効果を発揮します12

近年の大きな進歩として、アメナメビルという新しい作用機序を持つ薬剤が登場しました。

  • アメナメビル(アメナリーフ®):ウイルスのヘリカーゼ・プライマーゼ複合体を阻害するという異なる機序を持つ薬剤です。最大の特徴は、1日1回の服用で済むという卓越した利便性にあります8

アメナメビルの利便性は、臨床的に非常に重要です。特に、帯状疱疹の最大のリスク群である高齢者にとって、1日5回の服薬スケジュールを厳守することは困難を伴います。1日1回の服用で済むことは、治療コンプライアンス(服薬遵守)を劇的に改善し、7日間の治療期間を通じて患者が必要な薬剤量を確実に摂取することを可能にし、治療効果を最大化し、合併症のリスクを低減します。

表1:日本における帯状疱疹治療に用いられる主要な抗ウイルス薬の比較
一般名(製品名) 標準的な用法・用量 1日の服用回数 特徴・注意点
アシクロビル(ゾビラックス®) 800mg 5回 古典的な薬剤。腎機能に応じた用量調節が必要。服用が煩雑。12
バラシクロビル(バルトレックス®) 1,000mg 3回 アシクロビルより利便性が高い。腎機能に応じた用量調節が必要。12
ファムシクロビル(ファムビル®) 500mg 3回 バラシクロビルと同等の効果。腎機能に応じた用量調節が必要。12
アメナメビル(アメナリーフ®) 400mg 1回 最も服薬遵守が良好。腎機能低下者でも用量調節が不要な場合が多い。新しい選択肢。8

痛みを和らげる治療

ウイルスを叩くと同時に、急性期の強い痛みや炎症をコントロールすることは、包括的な治療計画に不可欠です。

  • 鎮痛薬:軽度から中等度の痛みには、アセトアミノフェンや非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が用いられます7。痛みが激しい場合には、医師がより強力な鎮痛薬(短期間のオピオイドを含む)を処方することもあります16
  • ステロイド薬:重症例、特に顔面麻痺(ラムゼイ・ハント症候群)を伴う顔の帯状疱疹では、神経の炎症を強力に抑える目的で、プレドニゾロンなどの経口ステロイド薬が抗ウイルス薬と併用されることがあります8。これにより、急性期の痛みの緩和や、帯状疱疹後神経痛への移行率を低下させる効果が期待されます12
  • 外用療法:清潔なガーゼを用いた冷湿布、カラミンローションや亜鉛華リニメントの使用は、皮膚を鎮静させ、かゆみを和らげ、二次的な細菌感染を防ぐのに役立ちます13

重症例(広範囲の発疹など)、免疫力が著しく低下している患者、あるいは重篤な眼や神経の合併症がある場合には、入院による抗ウイルス薬の点滴静注(通常はアシクロビル)と厳重な経過観察が必要です8

顔面帯状疱疹の3大合併症:放置は失明・顔面麻痺のリスク

帯状疱疹はどの部位に発症しても痛みを伴いますが、顔面に現れた場合、そのリスクは桁違いに跳ね上がります。ウイルスが重要な脳神経を攻撃し、人生を変えかねない深刻な合併症を引き起こす可能性があるためです。

① 眼部帯状疱疹(失明の危険性)

眼部帯状疱疹(Herpes Zoster Ophthalmicus – HZO)は、VZVが三叉神経(脳神経第V枝)の第一枝である眼窩神経(V1)で再活性化することで発症します。この神経は額、上まぶた、そして眼球表面の知覚を支配しており、HZOは眼科的な緊急事態と見なされます。なぜなら、迅速かつ適切な治療が行われなければ、永久的な視力喪失に至る可能性があるからです5

警告サインと症状:

  • 片側の額、頭皮、上まぶたの発疹と水疱
  • まぶたの腫れと赤み
  • 眼の内部および周囲の激しい痛み
  • 目の充血、涙目
  • 光に対する過敏性(羞明)と霧視(かすみ目)7

患者が絶対に知っておくべき極めて重要な臨床的サインが「ハッチンソン徴候(Hutchinson’s sign)」です。これは、鼻の先端、鼻梁、または鼻の付け根に一つまたは複数の水疱が出現する現象を指します21。この部位の発疹は、非常に悪い予後を示唆します。その解剖学的根拠は、鼻毛様体神経という眼窩神経の分枝が、鼻の先端と、角膜やぶどう膜といった眼の内部の重要構造の両方の知覚を支配していることにあります。したがって、ウイルスが鼻の先端に発疹を引き起こしたということは、眼球内部に通じる神経経路もまた炎症を起こしていることを意味し、重篤な眼合併症のリスクが劇的に高まるのです21。一見無害に見える鼻の上の水疱が、失明の危険を知らせる赤信号である理由を理解することは、患者が直ちに医療機関を受診する動機付けとなります。

起こりうる眼合併症には以下のようなものがあります:

  • 角膜炎(Keratitis):角膜の炎症と瘢痕化により、視力低下や痛みを引き起こす。
  • ぶどう膜炎(Uveitis):眼の中間層の炎症で、痛み、充血、羞明を引き起こす。
  • 緑内障(Glaucoma):眼圧が上昇し、視神経を損傷させ、回復不能な視野欠損をきたす20
  • 眼筋麻痺:物が二重に見える(複視)。
  • 永久的な視力喪失:制御不能な合併症の最終的な結末5

顔に帯状疱疹の症状があり、特に眼の近くに発疹がある場合やハッチンソン徴候が見られる場合は、ためらうことなく緊急に眼科医の診察を受ける必要があります17。治療は高用量の全身性抗ウイルス薬に加え、抗ウイルス点眼薬、炎症を抑えるステロイド点眼薬、合併症を防ぐための散瞳薬など、専門的な眼科治療が必須となります21

② ラムゼイ・ハント症候群(顔面麻痺)

ラムゼイ・ハント症候群は、VZVが顔面神経(脳神経第VII枝)の神経細胞体が存在する膝神経節を攻撃することで発症する、稀ですが極めて重篤な合併症です。これは単なる「帯状疱疹に伴う顔面麻痺」ではなく、永続的な障害を残しうる多系統の神経疾患です。

ラムゼイ・ハント症候群の古典的な三徴候は以下の通りです8

  1. 片側性の末梢性顔面神経麻痺:顔が垂れ下がり、眼を完全に閉じることができず、口元が歪み、笑ったり顔をしかめたりすることが困難になる。
  2. 痛みを伴う帯状疱疹性発疹:麻痺した顔と同じ側の耳介、外耳道内、または口蓋・舌に水疱が出現する。
  3. 内耳機能障害:ウイルスが近接する前庭蝸牛神経(脳神経第VIII枝)にも影響を及ぼすことで、耳鳴り、難聴、そして激しい回転性めまい(vertigo)を引き起こす。

予後に関する重要な事実:

  • ラムゼイ・ハント症候群の予後は、最も一般的な原因不明の顔面麻痺であるベル麻痺よりも著しく不良です。
  • 治療を行わない場合の完全回復率は、ベル麻痺の約70%に対し、ラムゼイ・ハント症候群では約30%にとどまります24
  • 積極的な治療を行っても、完全回復率は60%〜75%程度であり、これは患者の25〜40%が、不完全な顔面麻痺、顔の筋肉の異常な共同運動(病的共同運動)、または聴力損失といった永続的な後遺症と共存しなければならないことを意味します24
  • 日本の研究では、治療開始時期が予後を大きく左右することが示されており、発症後3日以内に治療を開始した場合の完全回復率は75%でしたが、7日を過ぎてから開始した場合は33%にまで低下しました8

その重症度と厳しい予後から、ラムゼイ・ハント症候群は神経学的緊急事態と見なされます。標準治療は、高用量の抗ウイルス薬(例:バラシクロビル3000mg/日またはアシクロビル点滴静注)と高用量の全身性ステロイド薬の積極的な併用療法です8

③ 帯状疱疹後神経痛(PHN)- 終わらない痛み

帯状疱疹後神経痛(Postherpetic Neuralgia – PHN)は、帯状疱疹の最も一般的で、患者の生活の質を著しく損なう合併症です。皮膚の発疹が完全に治癒してから3ヶ月以上持続する痛みと定義されます3。この痛みは皮膚の炎症の残り火ではなく、ウイルスによって神経そのものが損傷を受けたことによる「神経障害性疼痛」です。

特徴と発症率:

  • PHNは帯状疱疹患者全体の約10〜18%に発症します5
  • PHNのリスクは年齢とともに劇的に増加し、60歳以上の患者ではそのリスクが有意に高く、一部の研究では高齢者の30%以上が発症するとも報告されています2
  • PHNの痛みは、「焼けるような」「突き刺すような」「電気が走るような」と表現されます。特に患者を苦しめるのがアロディニア、つまり衣服がこすれたり、そよ風が当たったりといった、通常では痛みを引き起こさない軽い刺激に対して激痛を感じる現象です10。この痛みは数ヶ月、時には数年間も続き、睡眠、気分、そして日常生活に深刻な影響を及ぼします。

日本における最新の治療戦略:

PHNの治療は挑戦的であり、多角的なアプローチが求められます。一般的な鎮痛薬(NSAIDsなど)はほとんど効果がありません10。日本のガイドラインや臨床現場では、神経障害性疼痛のメカニズムに作用する薬剤が治療の中心となります。

表2:日本における帯状疱疹後神経痛(PHN)の主な治療選択肢
治療薬の種類 代表的な薬剤(製品名) 作用機序 治療における位置づけ 主な副作用・注意点
カルシウムチャネルα2δリガンド プレガバリン(リリカ®)
ミロガバリン(タリージェ®)
カルシウムチャネルを調節し、痛みを伝える神経伝達物質の放出を抑制する。 第一選択薬 眠気、めまい、浮腫。少量から開始し、徐々に増量する。タリージェ®はより新しい薬剤。29
三環系抗うつ薬(TCA) アミトリプチリン(トリプタノール®) 脳内の痛みを抑制する経路(セロトニン、ノルアドレナリン)を増強する。 第一選択薬 口渇、便秘、眠気、心血管系への影響。高齢者、心疾患、前立腺肥大のある患者には慎重投与。12
セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI) デュロキセチン(サインバルタ®) TCAと類似の作用を持つが、副作用プロファイルがより良好。 第一選択薬 吐き気、眠気。抗コリン作用がTCAより少ない。29
オピオイド鎮痛薬 トラマドール(トラムセット®) オピオイド受容体に作用し、セロトニン・ノルアドレナリンの再取り込みを阻害する。 第二・第三選択薬 難治性の疼痛に用いる。依存、吐き気、便秘のリスク。10
外用薬 リドカイン5%貼付剤
カプサイシン軟膏
リドカインは局所麻酔作用。カプサイシンは痛みの伝達物質であるサブスタンスPを枯渇させる。 補助療法・第二選択薬 局所の皮膚刺激感。リドカイン貼付剤の方が忍容性が高い傾向にある。12
インターベンショナル治療 神経ブロック(星状神経節ブロック、硬膜外ブロックなど) 痛みの原因となっている神経や神経節の近くに局所麻酔薬やステロイドを注射する。 激痛・難治例 即効性があるが一時的な場合も。ペインクリニック専門医による施行が必要。30

【重要】2025年4月から始まる帯状疱疹ワクチンの定期接種とは?

帯状疱疹の過酷な痛みと合併症を回避する最も効果的な方法は「予防」です。日本ではワクチンがその主役であり、今後の政策変更により、このテーマは公衆衛生上、極めて重要なトピックとなっています。

2種類のワクチンの比較:シングリックスと生ワクチン

現在、日本で承認・使用されている帯状疱疹ワクチンは2種類あり、それぞれに特徴、有効性、対象者が大きく異なります。

  • 乾燥弱毒生水痘ワクチン:本質的には従来の水痘ワクチンを高力価にしたもので、50歳以上を対象に帯状疱疹予防の目的で承認されています。皮下注射で1回接種です34。生きたウイルスを用いるため、免疫機能が低下している人(がん化学療法中、高用量の免疫抑制薬使用者など)には禁忌です10
  • シングリックス®(遺伝子組換えサブユニットワクチン):生きたウイルスを含まない新しい世代のワクチンです。ウイルスの表面タンパク質の一部(糖タンパクE)と強力なアジュバント(免疫増強剤)を組み合わせて作られています。筋肉内注射で、2〜6ヶ月の間隔をあけて2回の接種が必要です36。有効性が非常に高く、持続性にも優れており、免疫機能が低下している人にも安全に使用できる大きな利点があります36。最近では、帯状疱疹発症リスクが高いと考えられる18歳以上の方へも適応が拡大されました38
表3:日本における帯状疱疹ワクチンの包括的比較(生ワクチン vs. シングリックス®)
比較項目 乾燥弱毒生水痘ワクチン シングリックス®(遺伝子組換えワクチン)
ワクチンの種類 生ワクチン 不活化ワクチン
接種回数 1回 2回(2~6ヶ月間隔)
接種経路 皮下注射 筋肉内注射
発症予防効果 約50~60%36 >90%(全年齢層で)7
PHN予防効果 約60~67%10 >90%10
予防効果の持続期間 約5~8年で低下10 10年後も高い有効性を維持34
費用(自費の場合の目安) 約8,000円/回36 約20,000~22,000円/回(合計4~4.4万円)36
免疫不全者への接種 不可(禁忌)10 可能(安全かつ推奨)38
主な副反応 注射部位の軽度な反応(痛み、発赤など) 注射部位の反応(痛み、腫れ、発赤)や全身性の反応(倦怠感、筋肉痛、頭痛)がより頻繁かつ強く出ることがあるが、通常1~3日で消失する。26

MHLWによる2025年4月からの定期接種プログラム

日本の公衆衛生政策における画期的な一歩として、厚生労働省(MHLW)は帯状疱疹ワクチンを2025年4月から定期接種(ていきせっしゅ)の対象とすることを決定しました34。これは、帯状疱疹がもたらす大きな疾病負担を国が公式に認め、急速に高齢化する日本の人口の健康と生活の質を守るための重要な取り組みです。

プログラムの要点:

  • 主な対象者:当該年度に65歳になる人34
  • 経過措置:より高齢の人が機会を逃さないよう、2025年度から5年間の経過措置が設けられます。この期間中、各年度において70、75、80、85、90、95、100歳になる人も対象となります34
  • 費用助成:定期接種となることで、接種費用の一部が公費で助成されます。具体的な助成額は各市区町村が決定しますが、これにより、特に高価なシングリックス®の接種における経済的障壁が大幅に軽減されることが期待されます40
  • ワクチンの選択:接種対象者は、医師からの説明を受けた上で、生ワクチンとシングリックス®のどちらかを選択することができます34

このプログラムに関する正確な情報を得て、対象年齢に該当する人々がこの貴重な予防機会を計画し、活用することが極めて重要です。

顔の帯状疱疹に関するよくある質問

帯状疱疹は人から人にうつりますか?

いいえ、帯状疱疹そのものが他人からうつることはありません。しかし、帯状疱疹の患者の水疱の中には水痘・帯状疱疹ウイルスが含まれています。そのため、過去に水痘にかかったことがない人や、水痘ワクチンを接種したことがない人が、この水疱の液体に直接触れると、水痘として感染する可能性があります。帯状疱疹ではなく、水痘を発症するという点が重要です43

一度帯状疱疹になったら、もう二度とかかりませんか?

一般的には一度かかると終生免疫が得られると考えられていますが、再発する可能性はゼロではありません。特に、初回の発症後も免疫力が低下した状態が続く場合(例:高齢、特定の疾患を持つなど)には、再発することがあります。頻度は高くありませんが、帯状疱疹は再発しうる病気であると認識しておくことが大切です43

顔の帯状疱疹の痛みはいつまで続きますか?

急性期の痛みは、通常、皮膚の発疹が治癒する2〜4週間で軽快します。しかし、前述の通り、約1〜2割の患者さんでは、発疹が消えた後も3ヶ月以上にわたって痛みが続く「帯状疱疹後神経痛(PHN)」に移行することがあります5。PHNのリスクは高齢者ほど高く、痛みは数ヶ月から数年続くこともあります。そのため、初期治療が非常に重要になります。

結論

顔面に発症する帯状疱疹は、単なる皮膚疾患ではなく、視力や顔の動きを司る重要な神経を脅かす、緊急性の高い病態です。その治療の成否は、発症後72時間という非常に短い時間枠にいかに迅速に行動できるかにかかっています。ハッチンソン徴候のような危険なサインを見逃さず、直ちに専門医の診察を受けることが、失明や顔面神経麻痺といった生涯にわたる後遺症を防ぐための最も確実な方法です。また、現代医学は、アメナメビル(アメナリーフ®)のような利便性の高い治療薬や、プレガバリン(リリカ®)をはじめとする効果的なPHN治療薬を提供しています。さらに、2025年度から始まる国の定期接種プログラムは、シングリックス®のような極めて有効性の高いワクチンをより多くの人々が利用できるようにし、帯状疱疹とその合併症による苦しみを未然に防ぐための大きな一歩となります。正しい知識を持ち、ためらわずに行動することが、あなた自身とあなたの愛する人々の健康を守るための鍵となるのです。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的助言に代わるものではありません。健康上の懸念がある場合や、ご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

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