パーソナルトレーナーの選び方【2025年最新版】資格と実績の見抜き方
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パーソナルトレーナーの選び方【2025年最新版】資格と実績の見抜き方

フィットネス市場が活況を呈し、特にchocoZAPのような無人・低価格の「コンビニジム」が急速に拡大する現代の日本において、専門的な指導を求める声もまた高まっています12。しかし、選択肢が多様化する中で、「誰に指導を依頼するか」という問題は、単なる金銭的な投資に留まらず、自身の健康と安全を左右する極めて重要な決定となります。不適切なトレーナーを選んでしまえば、期待した効果が得られないだけでなく、怪我のリスクやモチベーションの喪失に繋がりかねません。この記事では、JAPANESEHEALTH.ORG編集部が、最新の研究データと公的な健康指針に基づき、パーソナルトレーナーを選ぶための「科学的視点」を提供します。表面的な広告や経歴に惑わされず、真に価値のある専門家を見抜くための体系的なフレームワークを、具体的かつ詳細に解説します。


この記事の科学的根拠

この記事は、入力された研究報告書に明示的に引用されている最高品質の医学的証拠にのみ基づいています。以下に、参照された実際の情報源と、提示された医学的指導との直接的な関連性を示します。

  • 厚生労働省: 本記事における成人と高齢者向けの具体的な身体活動目標(歩数、運動強度、頻度)に関する指針は、厚生労働省が発行した「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」に基づいています3
  • American College of Sports Medicine (ACSM): 運動処方の国際的な「ゴールドスタンダード」に関する記述は、ACSMの公式ガイドラインを引用しており、内容の専門性を保証しています4
  • Journal of the American Medical Association (JAMA): 高齢者におけるパワートレーニングの有効性に関する議論は、JAMA Internal Medicineに掲載されたシステマティックレビューとメタアナリシスに基づいています5
  • Journal of Sports Science & Medicine: パーソナルトレーニングが身体活動に対する態度変容に与える効果に関するデータは、本誌に掲載された介入研究に基づいています6
  • NSCAジャパンおよびJATI(日本トレーニング指導者協会): 資格の専門性、難易度、およびその価値に関する詳細な分析は、これらの資格認定団体の公式情報に基づいています78

要点まとめ

  • 目標設定の科学: 「痩せたい」という漠然とした目標ではなく、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」3に基づき、具体的な健康指標(例:成人で1日8,000歩、週2回の筋力トレーニング)を目標とすることが重要です。
  • 資格の「質」を見抜く: 理学療法士などの国家資格は、医学的知識の証明として最も信頼性が高いです。国際資格(NSCA)と国内資格(JATI)では、特にNSCA-CSCSは大学卒業が要件で難易度が高く、アスリート指導レベルの専門性を示します79
  • 科学的根拠の確認: パーソナルトレーニングは、体脂肪の減少、生活習慣の改善、高齢者の生活の質の向上において、独力での運動よりも有意に効果的であることが複数のメタアナリシス(質の高い複数の研究を統合・分析した研究)で証明されています1011
  • 実践的な選定プロセス: 無料カウンセリングでは、「どのような科学的根拠に基づいて指導を行うか」「どのように知識を更新しているか」といった、専門性を問う具体的な質問リストを活用することが、質の高いトレーナーを見抜く鍵となります。
  • 「相性」の重要性: 日本の研究では、指導者からの社会的支援や運動自体の楽しさが、長期的な運動継続の鍵であることが示唆されており、専門知識だけでなく、心理的な相性も考慮に入れるべきです1213

ステップ1:目標設定の科学 – あなたが本当に目指すべきゴールとは?

パーソナルトレーナーを探す旅の第一歩は、「なぜトレーニングをするのか」という目的を明確にすることです。しかし、多くの人が陥りがちなのは、「5キロ痩せたい」「筋肉をつけたい」といった漠然とした目標設定です。科学的なアプローチでは、これらの個人的な願望を、より長期的で健康に直結する公的な健康指標と結びつけることが推奨されます。これにより、一過性の目標達成ではなく、生涯にわたる健康資産を築くという視点が得られます。

厚生労働省が示す「健康日本21」の目標

日本国内で健康について考える上で最も重要な指針となるのが、厚生労働省による国民健康づくり運動「健康日本21」の一環として策定された「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」です3。この最新ガイドでは、科学的根拠に基づき、具体的な活動量が推奨されています。

このガイドラインの中心的な概念の一つに「METs(メッツ)」があります。これは運動強度の単位で、安静時を1 METsとし、様々な活動がその何倍のエネルギーを消費するかを示します。例えば、普通の歩行は約3 METs、速歩は約4 METs、軽いジョギングは約6 METsに相当します14

厚生労働省のガイドライン3によると、具体的な推奨内容は以下の通りです。

  • 成人(18歳~64歳): 強度が3 METs以上の身体活動を毎日60分以上(歩数に換算すると約8,000歩/日)、加えて、息が弾み汗をかく程度の運動を週に60分以上行うことが推奨されます。
  • 高齢者(65歳以上): 強度を問わず、毎日40分以上の身体活動(歩数に換算すると約6,000歩/日)が推奨されます。
  • 筋力トレーニング: 年齢を問わず、週に2~3回の筋力トレーニングが推奨されています。

優れたパーソナルトレーナーは、これらの国の健康目標を理解し、あなたの現在の体力レベルから、これらの指標を安全かつ効果的に達成するための個別プログラムを設計できる専門家です。あなたの目標は、単に体重を減らすことではなく、「厚生労働省の推奨する健康基準を達成し、維持すること」であるべきです。

国際的な運動基準:ACSMとAHAの推奨

日本の公的ガイドラインは、国際的な科学的コンセンサスとも一致しています。例えば、運動科学の分野で世界的な権威である米国スポーツ医学会(ACSM)は、長年にわたり運動に関するガイドラインを発表しており、「ゴールドスタンダード」と見なされています4。また、米国心臓協会(AHA)も同様の推奨を行っています15

これらの国際的な組織が共通して推奨しているのは、以下の内容です41615

  • 有酸素運動: 中強度の運動(速歩など)を週に150分以上、または高強度の運動(ランニングなど)を週に75分以上行う。
  • 筋力トレーニング: 全身の主要な筋肉群を対象としたトレーニングを週に2日以上行う。

これらの国際基準を知ることで、日本のガイドラインが世界的な科学的知見に基づいていることを再確認できます。そして、トレーナーがこれらの普遍的な原則を理解し、指導に活かせるかどうかは、その専門性を測る上での重要な指標となります。

ステップ2:資格の「質」を見抜く – NSCA, JATI, 国家資格…本当に価値があるのは?

パーソナルトレーナーの専門性を客観的に評価する上で、保有資格は最も重要な手がかりの一つです。しかし、数多くの資格が存在するため、その名称だけで価値を判断するのは困難です。ここでは、資格を「国家資格」「国際資格」「国内資格」の3つのカテゴリーに分け、それぞれの「質」を科学的に見抜く方法を解説します。

最も信頼性が高い「国家資格」とは

トレーナー選びにおいて、特に健康上の懸念(持病、怪我の既往歴、高齢など)がある場合に最も高い信頼性を持つのが、日本の法律に基づく国家資格です。これらの資格保有者は、解剖学、生理学、病理学に関する厳格な教育と国家試験を経ており、医学的な知識基盤が保証されています17

注意: 持病のある方や高齢の方は、運動プログラムを開始する前に必ず医師に相談するとともに、可能であれば理学療法士などの国家資格を持つトレーナーを選ぶことが最も安全な選択肢です。

代表的な国家資格には以下のようなものがあります。

  • 理学療法士 (PT): 動作の専門家であり、病気や怪我からの機能回復を支援します。リハビリテーションに関する深い知識は、安全なトレーニングプログラムを設計する上で非常に価値があります。
  • 柔道整復師: 骨折、脱臼、捻挫などの怪我に対する専門家です。怪我の予防や対処に関する知識が豊富です。
  • あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師: 体のコンディショニングや痛みの緩和に関する専門的な技術を持ちます。

パーソナルトレーナーがこれらの国家資格を併せ持つ場合、それは極めて高いレベルの安全性と専門性を示す強力なシグナルとなります。

国際資格 vs. 国内資格:NSCAとJATIの徹底比較

国家資格以外で、フィットネス業界で広く認知されているのが、民間の認定資格です。その中でも特に信頼性が高いとされるのが、国際的な基準を持つNSCAと、日本の現場に即したJATIです。

これらの資格の価値を比較検討することで、トレーナーの専門分野や知識レベルをより深く理解することができます。

表1:主要なパーソナルトレーナー資格の比較
資格認定団体 主要資格名 特徴と専門性 受験資格・難易度
NSCA
(国際)
NSCA-CPT (認定パーソナルトレーナー)

NSCA-CSCS (認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト)

CPT: 一般の人々の健康増進や体力向上を目的とした指導の専門家。

CSCS: アスリートやスポーツチームのパフォーマンス向上を専門とする。科学的知識と実践的応用能力がより高度に問われる。

CPT: 18歳以上、高校卒業以上。
合格率は約75-80%9

CSCS: 学士号取得者または大学院生であることが必須。合格率は約50-55%と低い918

JATI
(国内)
JATI-ATI (認定トレーニング指導者)

JATI-AATI (上級)
JATI-SATI (特別上級)

日本の現場における実践的な指導能力を重視。科学的根拠に基づきつつ、対象者に合わせたコミュニケーションやプログラム作成能力が問われる。3段階のレベルがあり、専門性の進展が分かりやすい。 ATI: 専門学校卒または4年制大学在学・卒業など。合格率は一般受験者で通常75%以上1920

AATI/SATI: 下位資格の保有と実務経験が必要21

JSPO
(国内)
公認アスレティックトレーナー (JSPO-AT) スポーツ現場における傷害予防、応急処置、リハビリ、コンディショニングが主な役割。一般的な体力向上を目的とするパーソナルトレーナーとは専門領域が異なる。 加盟団体からの推薦が必要など、受験資格が非常に厳しい。アスリートの健康管理に特化している2223

この表から読み取れる重要なポイントは、「どの資格が優れているか」ではなく、「どの資格が自分の目的に合っているか」です。例えば、あなたがアスリート並みのパフォーマンス向上を目指すなら、学歴要件と難易度の高い「NSCA-CSCS」を持つトレーナーは理想的な選択肢かもしれません。一方で、日本の環境で実践的な指導を受けたいのであれば、「JATI」認定トレーナーは非常に信頼できる選択です。

ステップ3:科学的根拠(エビデンス)- パーソナルトレーニングは本当に効果があるのか?

高額な料金を支払う価値があるのか、という疑問に答えるためには、パーソナルトレーニングの効果が科学的に証明されているかを知ることが不可欠です。結論から言えば、質の高い指導を受けることは、単独で運動するよりも有意に優れた結果をもたらすことが、多くの研究で示されています。

身体的・行動的変化に関するエビデンス

パーソナルトレーニングの直接的な効果は、複数の研究によって裏付けられています。2024年に学術誌「Heliyon」に掲載された研究では、パーソナルトレーナーの指導を受けたグループ、パートナーと運動したグループ、一人で運動したグループを比較しました。その結果、トレーナーの指導を受けたグループは、体脂肪の減少(平均-1.61kg)と栄養計画の遵守において、他のグループよりも著しく優れた改善を示しました10

さらに、効果は身体的な変化に留まりません。「Journal of Sports Science & Medicine」に掲載された10週間の介入研究では、パーソナルトレーニングが運動に対する「態度」を劇的に変えることが示されました。研究開始時に運動習慣がなかった参加者のうち、73%がプログラム終了後には運動を継続する意欲の段階へと進んだのです6。これは、トレーナーが単に運動を教えるだけでなく、行動変容を促す専門家であることを示しています。

高齢者の生活の質(QOL)向上に関するエビデンス

日本の高齢化社会において、パーソナルトレーニングの価値は特に重要です。2019年のメタアナリシスでは、16件のランダム化比較試験(RCTs)を統合し、高齢者(50歳以上)における筋力トレーニングが健康関連の生活の質(QOL)を大幅に改善することを明らかにしました。特に、精神的健康(効果量=0.64)と身体の痛みの軽減(効果量=0.81)において大きな効果が見られました11

さらに、高齢者の機能的な自立(転倒予防など)に直結する「パワートレーニング」(重りを素早く持ち上げるトレーニング)の効果も注目されています。2022年に権威ある医学雑誌「JAMA Internal Medicine」に発表されたメタアナリシスでは、20件のRCTsを分析し、パワートレーニングが従来のゆっくりとした筋力トレーニングよりも高齢者の身体機能を効果的に改善することが結論づけられました5。知識のあるトレーナーは、このような最新の研究知見をプログラムに取り入れ、高齢者のQOL向上に貢献できます。

これらの科学的根拠は、パーソナルトレーニングが単なる贅沢なサービスではなく、健康への効果が実証された「科学的介入」であることを示しています。

ステップ4:実践的な選定プロセス – 無料カウンセリングで聞くべき「10の質問」

これまでのステップで得た知識を武器に、いよいよトレーナー候補者との面談(無料カウンセリングや体験セッション)に臨みます。この面談は、単に「感じが良いか」を確認する場ではありません。相手の専門性を評価するための「口頭試験」と捉え、的確な質問を投げかけることが重要です。以下に、科学的根拠に基づいて作成した、トレーナーの質を見抜くための10の質問リストを提示します。

チェックリスト:トレーナーの専門性を見抜く10の質問

  1. 資格について: 「先生が保有されている資格の中で、最も専門性を示すものはどれですか?また、なぜその資格を取得しようと思われたのですか?」
  2. 目標達成へのアプローチ: 「私の目標は『厚生労働省のガイドライン3』を達成することです。この目標に対し、具体的にどのようなプログラムを設計しますか?」
  3. 科学的根拠の活用: 「指導方法を決定する上で、どのような科学的根拠や研究を参考にされていますか?最近、指導方針を変えるきっかけになった研究があれば教えてください。」
  4. 経験の具体性: 「私と似た年齢、性別、目標を持つクライアントを担当されたご経験はありますか?その際、どのような点に注意して指導されましたか?」
  5. 進捗の測定方法: 「体重や体脂肪率以外に、どのような指標で私の進歩を測定・評価しますか?」
  6. 栄養指導の範囲: 「栄養に関するアドバイスはどの程度可能ですか?公認スポーツ栄養士24のような専門家との連携はされていますか?」
  7. 高齢者・持病への対応: (該当する場合)「高齢者に対する『パワートレーニング5』のような最新のアプローチについてご存知ですか?私の持病を考慮した安全なプログラムを作成できますか?」
  8. 知識の更新方法: 「最新の運動科学や栄養学の知識を、どのように継続的に学んでいますか?(例:学会参加、論文購読など)」
  9. 失敗体験からの学び: 「過去にクライアントが目標を達成できなかった経験はありますか?その原因をどのように分析し、次の指導に活かしましたか?」
  10. 「相性」とモチベーション維持: 「クライアントのモチベーションを維持するために、どのような心理学的アプローチを取りますか?」

これらの質問に対するトレーナーの回答は、その知識の深さ、論理的思考力、誠実さ、そしてあなたへの関心の度合いを明らかにするでしょう。単に流暢に答えるだけでなく、その回答に科学的な裏付けや具体的な経験が伴っているかどうかが、真のプロフェッショナルを見分ける鍵です。

また、これらの客観的な評価に加え、心理的な「相性(あうしょう)」も無視できません。日本大学の研究13や関西大学の研究25でも示唆されているように、指導者からの支援や運動自体から得られる楽しさは、長期的な運動継続を左右する重要な心理的要因です。専門知識が豊富でも、高圧的であったり、コミュニケーションが一方的であったりするトレーナーでは、継続は難しいでしょう。信頼でき、前向きな気持ちにさせてくれるパートナーとして、長く付き合える人物かどうかを見極めることも大切です。日本を代表する運動生理学の専門家である谷本道哉教授26や、早稲田大学の川上泰雄教授27、筑波大学の久野譜也教授28のような専門家たちも、科学的知見と同時に、実践におけるコミュニケーションの重要性を説いています。

結論

パーソナルトレーナーを選ぶという行為は、単に運動のパートナーを見つけることではありません。それは、自らの健康という最も貴重な資産に対する、科学的根拠に基づいた戦略的な投資です。現代の日本におけるフィットネス情報の洪水の中で、正しい選択をするためには、体系的なアプローチが不可欠です。

本記事で提示した4つのステップを実践することで、あなたは単なる消費者から、情報に基づいた賢明な意思決定者へと変わることができます。

  1. 目標設定: 厚生労働省3やACSM4のガイドラインを自らの目標とし、健康への明確な羅針盤を持つ。
  2. 資格評価: 国家資格、NSCA-CSCS9、JATI8といった資格の「質」を見抜き、トレーナーの専門性を客観的に判断する。
  3. 効果の理解: パーソナルトレーニングが科学的に証明された有効な健康介入であることを認識し1011、投資への確信を持つ。
  4. 実践的選定: 専門性を見抜くための具体的な質問を活用し、知識と経験、そして人間的な信頼性を兼ね備えた真のプロフェッショナルを選ぶ。

最終的に、最高のパーソナルトレーナーとは、科学的知識と豊富な経験を持ち、あなたの目標達成への道を安全に、そして熱意を持って導いてくれる人物です。このガイドが、あなたの健康への投資を最大化し、理想的なパートナーを見つけるための一助となることを心から願っています。

よくある質問

パーソナルトレーニングの料金はどのくらいが相場ですか?

料金は地域、ジムの形態、トレーナーの経験や資格によって大きく異なります。一般的に、1セッション(60分)あたり6,000円から15,000円程度が目安ですが、都心部や著名なトレーナーの場合はさらに高額になることもあります。重要なのは、料金の絶対額だけでなく、その価格に見合うだけの質の高い資格(例:国家資格、NSCA-CSCS)や豊富な指導実績があるかどうかを確かめることです。高価格が必ずしも高品質を意味するわけではありません。

トレーナーは男性と女性、どちらが良いですか?

トレーナーの性別による指導能力の優劣は一概にはありません。最も重要なのは、そのトレーナーが持つ専門知識、経験、そしてあなたとの相性です。ただし、一部の女性は、身体的な接触やデリケートな悩み(例:産後の体型変化など)を相談する際に、女性トレーナーの方が安心できると感じる場合があります。最終的には、あなたが最もリラックスして、信頼関係を築けると感じる性別のトレーナーを選ぶのが良いでしょう。

途中でトレーナーを変更することは可能ですか?

多くのパーソナルジムでは、トレーナーとの相性が合わない場合に備えて、トレーナーの変更制度を設けています。しかし、その条件や手続きはジムによって異なります。契約を結ぶ前に、必ず契約書を確認し、「トレーナー変更の可否」「変更手続き」「追加料金の有無」「返金ポリシー」について明確に質問しておくことが重要です。これにより、後々のトラブルを避けることができます。

全くの運動初心者でも大丈夫ですか?

はい、全く問題ありません。むしろ、運動初心者こそパーソナルトレーナーの指導を受ける価値が最も高いと言えます。プロのトレーナーは、個人の体力レベル、運動経験、目標に合わせて、安全かつ効果的なプログラムをゼロから作成してくれます。正しいフォームを身につけ、怪我のリスクを最小限に抑えながら、着実に体力を向上させることができます。初心者であることを率直に伝え、丁寧にサポートしてくれるトレーナーを選びましょう。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスを構成するものではありません。健康に関する懸念がある場合、またはご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

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