「母乳の質を高める」は間違い?【科学的根拠に基づく】科学的根拠に基づく授乳中のママのための完全食事ガイド
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「母乳の質を高める」は間違い?【科学的根拠に基づく】科学的根拠に基づく授乳中のママのための完全食事ガイド

我が子に最良の栄養を与えたいと願うお母様へ。インターネットや育児雑誌にあふれる「母乳に良い食べ物」「詰まりやすい食べ物」といった情報に、混乱したり、不安を感じたりしていませんか。JHO(JapaneseHealth.org)編集委員会は、そのようなお母様方の悩みに寄り添い、最新かつ信頼性の高い科学的根拠に基づいた、真に役立つ情報を提供することを使命としています。本稿では、授乳中の食事に関する通説や誤解を一つひとつ丁寧に解き明かし、お母様自身の健康を支えながら、安心して育児に取り組むための「新しい常識」を提示します。この記事の目的は、厳格な食事制限を課すことではありません。むしろ、お母様の体が持つ素晴らしい能力を信頼し、日々の食事を楽しみながら、母子ともに健やかな時期を過ごせるよう、専門的知見から力強く後押しすることです。

医学的査読:
本稿の正確性と信頼性を担保するため、日本母乳哺育学会の著名な専門家であり、周産期医療の第一線でご活躍されている水野克己医師に内容の監修を依頼しました。


この記事の科学的根拠

本記事は、以下に示す最高水準の医学的エビデンスおよび公的ガイドラインにのみ基づいて作成されています。提示されるすべての医学的指導は、これらの情報源に明確に依拠しています。

  • 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」および「授乳・離乳の支援ガイド」:日本の授乳婦に推奨される具体的な栄養摂取量、エネルギー付加量、および食事に関する基本的な考え方は、これらの国の公式ガイドラインに基づいています3638
  • 世界保健機関(WHO):生後6か月間の完全母乳育児の推奨や、母親の食事に関する世界的な指針は、WHOの公式見解に基づいています31
  • 日本小児科学会:食物アレルギー予防のための母親の食事制限に関する見解は、日本小児科学会の臨床的疑問に対する公式回答に基づいています37
  • 系統的レビューおよびメタアナリシス(学術論文):母親の食事が母乳成分に与える影響(例:DHA、ビタミンD)に関する記述は、PubMed等に掲載された質の高い複数の系統的レビュー研究に基づいています3818

要点まとめ

  • 母乳の主要成分(タンパク質、ラクトース等)は、お母さんの短期的な食事内容にほとんど影響されず、体内で非常に安定して作られます。
  • 授乳中の食事の主な目的は、「母乳の質を良くする」ことよりも「お母さん自身の健康を維持する」ことです。
  • 母親の食事が母乳成分に直接大きく影響する「栄養ビッグ3」は、赤ちゃんの脳の発達に重要なDHA、不足しがちなビタミンD、そして日本では過剰摂取に注意が必要なヨウ素です。
  • 特定の食品(脂っこいもの、乳製品等)が乳腺炎の直接的な原因になるという科学的根拠は乏しく、主な原因は母乳のうっ滞です。
  • 赤ちゃんの食物アレルギーを予防するために、お母さんが特定の食品を自己判断で除去することは推奨されていません。
  • 栄養バランスの取れた「和食(一汁三菜)」は、授乳期に理想的な食事の基本形です。特別なものを食べる必要はありません。

第1章:授乳期食事の誤解を解く:あなたの体は思った以上に素晴らしい

多くの母親が抱く最大の関心事は、「自分の母乳は赤ちゃんにとって十分な質と量なのだろうか」という点です。この不安を解消するために、まず最も重要な科学的事実からお伝えします。それは、母親の体には、母乳の栄養価を驚くほど安定させる強力な生理的メカニズムが備わっているということです。

1.1 母乳の動的な性質:赤ちゃんのための「オーダーメイド栄養」

「母乳の質」は一定ではありません。赤ちゃんの成長段階に合わせて、その成分は劇的に変化します。

  • 初乳(コロストラム):出産後数日間に分泌される初乳は、量は少ないものの、感染から赤ちゃんを守る免疫物質(特に分泌型IgA抗体)や成長因子が非常に高濃度に含まれています。これは栄養源であると同時に、赤ちゃんにとって最初の「予防接種」とも言える重要な役割を果たします1
  • 移行乳と成乳:その後、赤ちゃんの急激な成長を支えるために、エネルギー源となる脂肪と糖質(ラクトース)の割合が増加した成乳へと変化していきます1
  • 前乳と後乳:驚くべきことに、一回の授乳の中でも成分は変化します。飲み始めの「前乳」は水分と糖質が多く、赤ちゃんの喉の渇きを潤します。一方、授乳の後半に出てくる「後乳」は脂肪分が豊富で、満腹感と高カロリーを供給します2。この知識は、赤ちゃんに片方の乳房を空になるまで吸ってもらうことの重要性を示唆しています。

1.2 体の恒常性維持機能:お母さんの食事より赤ちゃんを優先する仕組み

ここが本稿の核となるメッセージです。母親の体は、たとえ母親自身の食事内容に多少の変動があっても、母乳の主要な栄養成分を一定に保つ「恒常性(ホメオスタシス)」という素晴らしい機能を持っています。

  • 主要栄養素の安定性:成乳のタンパク質とラクトース(乳糖)の濃度は、お母さんが昨日何を食べたかによってほとんど変動しません。これらの濃度は体内で厳密にコントロールされています3。つまり、「昨日、不健康な食事をしてしまったから、今日の母乳は質が悪い」と心配する必要はほとんどないのです。
  • ミネラルの供給:カルシウム、鉄、亜鉛といった重要なミネラルについても同様です。もし食事からの摂取が不足した場合、母親の体は自身の骨や貯蔵鉄などを分解してでも、これらのミネラルを母乳中に安定して供給し続けます4

この事実は、授乳中の食事に対する考え方を根本から変えるものです。食事のアドバイスは、「赤ちゃんのためにこれを食べなさい」から、「あなた自身の健康のためにこれを食べましょう。そうすれば、あなたの体はあなた自身の健康を損なうことなく、赤ちゃんのために素晴らしい仕事を続けることができます」へと変わるべきです。これは科学的に正確であるだけでなく、母親を過度なプレッシャーから解放する、前向きで力強いメッセージなのです。

第2章:食事が母乳に直接影響する「栄養ビッグ3」と和食の叡智

母乳の大部分は安定している一方で、母親の食事が母乳中の濃度に直接的かつ大きく影響を与える特定の栄養素が存在します。これらに意識的に取り組むことは、赤ちゃんの健やかな発育をサポートする上で非常に有益です。私たちはこれを「栄養ビッグ3」と呼んでいます。

2.1 栄養ビッグ3:DHA・ビタミンD・ヨウ素

1. DHA(ドコサヘキサエン酸):赤ちゃんの脳と神経の発達を支える

数ある栄養素の中で、母親の食事が母乳に与える影響が最も明確に示されているのが脂質、特にオメガ3脂肪酸の一種であるDHAです8。DHAは、乳児の脳や網膜の発達に不可欠な構成要素です12。複数の系統的レビュー研究が、母親が魚を多く食べる、あるいはサプリメントを摂取すると、母乳中のDHA濃度が直接的に上昇することを示しています14

実践アドバイス: 水銀含有量の少ない青魚(さけ、さば、いわし、さんまなど)を週に2回程度、食事に取り入れることを目指しましょう23。魚を食べるのが難しい場合は、医師や薬剤師に相談の上、授乳期用のDHAサプリメントを検討することも有効な選択肢です。

2. ビタミンD:母子ともに不足しがちな「太陽のビタミン」

ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康に不可欠な栄養素ですが、母乳には比較的少なく、母親自身も不足しがちなことが知られています。特に、日照時間の短い地域に住んでいたり、日焼け対策を徹底していたりすると、皮膚でのビタミンD合成が不十分になります。母親のビタミンD補給は母乳中の濃度を上げることができますが、そのためには高用量が必要となる場合があります18。そのため、多くの国の小児科学会では、母乳育児の乳児に対するビタミンDサプリメントの直接投与を推奨しています21

実践アドバイス: ビタミンDを多く含む食品(さけ、きのこ類、卵など)を意識して食べるとともに、母子の日光浴(過度にならない範囲で)も有効です。しかし、安定した供給のためには、お母さん自身がサプリメントを摂取するか、あるいは医師の指導のもとで赤ちゃんに直接ビタミンDサプリメントを与えることを検討するのが最も確実です。これは日本の「食事摂取基準」でも目標量が設定されている重要な項目です36

3. ヨウ素:日本特有の「過剰摂取」への配慮

ヨウ素は赤ちゃんの甲状腺機能と神経発達に必須のミネラルです。母乳中のヨウ素濃度は、母親の摂取量に大きく依存します24。世界的にはヨウ素欠乏が問題となる地域が多いのですが、海藻を多く食す日本では、むしろ過剰摂取が懸念されるユニークな状況にあります27。母親によるヨウ素の慢性的な過剰摂取は、まれに新生児の一過性甲状腺機能低下症を引き起こす可能性があると報告されています24

実践アドバイス: わかめや海苔などの海藻類を日常的な食事で楽しむ分には問題ありません。しかし、ヨウ素が極端に豊富な昆布(特に昆布だし)の連日の大量摂取や、ヨウ素を含むうがい薬の頻繁な使用、ヨウ素サプリメントの自己判断での摂取は避けるべきです。バランスの取れた和食を心がけていれば、必要なヨウ素は十分に摂取できます36

2.2 和食(わしょく)の叡智:授乳期の理想的な食事モデル

特別な「授乳食」を探す必要はありません。日本の伝統的な食事スタイルである「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」は、科学的に見ても授乳期に非常に適した食事モデルです42

  • ごはん:安定したエネルギー源となる炭水化物。
  • 汁物(みそ汁など):水分とミネラルを補給。具沢山にすれば野菜も摂れます。
  • 主菜(魚、肉、卵、大豆製品):良質なタンパク質の供給源。特に魚はDHA補給に最適です。
  • 副菜(野菜、きのこ、海藻):ビタミン、ミネラル、食物繊維を供給。

この食事スタイルは、授乳期に付加が必要とされるエネルギー(+350 kcal/日)やタンパク質(+20 g/日)をはじめとする多くの栄養素を、バランス良く自然に摂取することを可能にします36

表1:母親の食事が母乳栄養素に与える影響度

この表は、どの栄養素に食事の工夫が直接結びつくかを理解するのに役立ちます。

栄養素グループ 具体的な栄養素 食事の影響度 母親への主要なアドバイス 主要な科学的根拠
脂質 脂肪酸(特にオメガ3 DHA, EPA) 高い お母さんが魚を食べると、母乳のDHAが直接増えます。赤ちゃんの脳の発達に重要です。 8
トランス脂肪酸 高い 加工食品に含まれるトランス脂肪酸は母乳に移行するため、摂取を控えましょう。 4
ビタミン ビタミンD 高い 母乳のビタミンDは不足しがちです。お母さんか赤ちゃんのサプリメントでの補充を検討しましょう。 18
ビタミンA, B群, C 中程度 これらのビタミンは母乳に影響します。バランスの取れた食事を継続することが大切です。 2
ミネラル ヨウ素 高い ヨウ素は赤ちゃんの成長に不可欠ですが、特に日本では過剰摂取に注意が必要です。 26
鉄、カルシウム、亜鉛 低い/間接的 母乳中のこれらのミネラル量は安定しています。お母さん自身の健康(貧血や骨粗しょう症の予防)のためにしっかり摂取しましょう。 4
多量栄養素 タンパク質、ラクトース 非常に低い お母さんの食事内容にかかわらず、母乳のタンパク質と糖質の量はほぼ一定に保たれます。 3

第3章:俗説の呪縛から解放される:心配しなくてよいこと

授乳中の母親を最も悩ませ、時に罪悪感を抱かせるのが、科学的根拠の乏しい食事の「〜べき」「〜べきでない」という俗説です。ここでは、特に日本で広く信じられている俗説について、最新の科学的知見に基づき解説します。

3.1 「乳腺炎になる食べ物」という神話

「ケーキを食べたら乳腺が詰まった」「揚げ物を食べたら母乳がドロドロになった」といった話は後を絶ちません。しかし、世界保健機関(WHO)や多くの医学的研究によると、特定の食品が乳腺炎の直接的な原因であると結論付ける確固たる科学的証拠はありません446。乳腺炎の主な原因は、母乳が乳房内に長時間溜まってしまう「うっ滞」と、そこに細菌が感染することです。
もちろん、高脂肪・高糖質の食事は全体的な健康にとって望ましくありませんが、「この一口が乳腺炎を引き起こす」と恐怖に感じる必要はありません。むしろ、授乳間隔が空きすぎたり、赤ちゃんの吸い付きが浅かったりして、母乳が効率的に排出されていないことの方が、はるかに重要な危険因子です。

実践アドバイス: 乳腺炎を恐れて食事を楽しむことを諦めるのではなく、効果的な母乳排出に集中しましょう。赤ちゃんが欲しがる時に欲しがるだけ授乳し、正しい抱き方と吸わせ方を意識することが最善の予防策です。もし乳房にしこりや痛みを感じたら、自己判断で食事制限をする前に、すぐに助産師や医師に相談してください。

3.2 アレルギー予防のための食事制限は不要

「赤ちゃんをアレルギーにしたくないから、卵や牛乳、小麦は除去しています」という母親の声もよく聞かれます。しかし、これは現在では明確に否定されています。日本小児科学会37や厚生労働省のガイドライン38はともに、「妊娠中および授乳中の母親が、子どものアレルギー疾患を予防することを目的として、特定の食物を除去することには科学的根拠がなく、推奨されない」と明言しています。母親の不必要な食事制限は、母親自身の栄養不足やストレスにつながる可能性があります。
ここで重要なのは、「予防」と「治療」を区別することです。もし赤ちゃんが既に食物アレルギー(例:牛乳アレルギー)と医師に診断されている場合は、その指示に従い、母親が原因食物を除去する必要があります。しかし、それはあくまで診断後の「治療」の一環であり、未然に防ぐための「予防」策ではないのです。

表2:日本の授乳期における俗説と科学的見解の比較

よくある俗説 科学的根拠と見解 実践的なアドバイス
「お餅を食べると母乳の出が良くなる」 お餅はエネルギー源となる炭水化物が豊富です。母乳産生には多くのエネルギーが必要なため、その点では理にかなっていますが、母乳産生を特異的に促進する成分は証明されていません。 エネルギー補給源として、バランスの取れた食事の一部として適度に楽しむのは良いでしょう。
「脂っこいもの、甘いものは乳腺炎の原因」 乳腺炎の主因は母乳のうっ滞と細菌感染です。特定の食品との直接的な因果関係を示す強固なエビデンスはありません4 原因を食事に求めるのではなく、効果的な母乳排出(頻回授乳、正しい吸啜)に焦点を当てましょう。
「根菜は体を温め、母乳に良い」 根菜類はビタミンや食物繊維の優れた供給源ですが、母乳の量を増やすという直接的な効果は証明されていません。「体を温める」という効果は東洋医学的な概念です48 栄養価の高い食品として、多様な食事の一部として積極的に取り入れましょう。
「乳製品は避けるべき」 ほとんどの赤ちゃんにとって、母親の乳製品摂取は問題になりません。医師による牛乳アレルギーの診断がある場合にのみ、除去が必要です。 カルシウムやタンパク質の良い供給源ですので、問題がなければ母親は乳製品を楽しむことができます。

第4章:理論から実践へ:忙しいママのための簡単献立プラン

科学的な知識を理解しても、日々の育児に追われる中で実践するのは大変です。ここでは、「一汁三菜」と「栄養ビッグ3」を意識した、具体的で簡単な献立例を提案します。重要なのは完璧を目指すことではなく、少しの工夫で栄養バランスを整えることです。

献立例(1日)

  • 朝食: 鮭フレークとごまを混ぜたごはん、具沢山みそ汁(わかめ、豆腐、きのこ)、卵焼き。
    • ポイント:鮭でDHA、卵でビタミンDとタンパク質、みそ汁で野菜とミネラルを補給。
  • 昼食: 豚肉と野菜の炒め物定食(市販のカット野菜を活用)、ごはん、わかめスープ。
    • ポイント:豚肉でビタミンB1、野菜でビタミン・ミネラルを。
  • 夕食: さばの塩焼き、ほうれん草のおひたし、ひじきの煮物、ごはん、みそ汁。
    • ポイント:さばでDHAをしっかり。ほうれん草やひじきで鉄分やカルシウムを意識。
  • 間食: ヨーグルト、果物(いちご、キウイなど)、ナッツ、小さなおにぎり。
    • ポイント:授乳期は非常にお腹が空きます54。カロリーだけでなく栄養も補給できる間食を選びましょう。ビタミンC豊富な果物もおすすめです。
忙しい時のヒント: 完璧な手作りを目指す必要はありません55。さばの缶詰や冷凍野菜、惣菜などを賢く利用して、調理の負担を減らしましょう。大切なのは、お母さんがストレスなく食事を準備し、食べる時間と心の余裕を持つことです。

表3:日本の授乳婦のための食事摂取基準(抜粋・2020年版)

厚生労働省が示す具体的な数値目標です。日々の食事でどれくらい意識すれば良いかの目安になります36

栄養素 推奨量/目標量(30-49歳女性、非妊娠・授乳期) 授乳期の付加量 授乳期の合計推奨量/目標量 日本の主な食品源
エネルギー 2,050 kcal (目安) +350 kcal 2,400 kcal (目安) 米、パン、麺類
タンパク質 50 g (推奨量) +20 g 70 g (推奨量) 魚、肉、卵、大豆製品
ビタミンD 8.5 µg (目標量) +0 µg 8.5 µg (目標量) 鮭、きのこ、卵、サプリメント
ビタミンA 700 µgRAE (推奨量) +450 µgRAE 1,150 µgRAE (推奨量) レバー、うなぎ、緑黄色野菜
葉酸 240 µg (推奨量) +100 µg 340 µg (推奨量) ブロッコリー、ほうれん草、枝豆
6.5 mg (推奨量, 月経あり) +2.5 mg 9.0 mg (推奨量) レバー、赤身肉、あさり、ほうれん草
ヨウ素 130 µg (推奨量) +140 µg 270 µg (推奨量) 昆布、わかめ、のり等の海藻類

よくある質問

Q1: 授乳中は水分をたくさん飲まなければいけませんか?
A1: 「喉が渇いたら飲む」を基本にしてください。母乳の約90%は水分ですが、体が水分量を調整するため、無理に大量の水を飲む必要はありません4。喉の渇きに応じて、こまめに水分補給をすることが大切です。食事に含まれる汁物なども良い水分源になります。
Q2: アルコールやカフェインは完全に断つべきですか?
A2: 理想的には避けるのが最善ですが、現実的なアドバイスとしては以下の通りです。アルコールに関しては、摂取したアルコールは母乳に移行します。安全な量は確立されていないため、もし飲む場合は、授乳直後に少量(ビールなら350ml缶1本程度)とし、次の授乳まで最低でも2〜3時間は空けることが推奨されます4。カフェインについては、1日にコーヒー2〜3杯程度であれば、ほとんどの赤ちゃんに影響はないとされています2。ただし、赤ちゃんがいつもより興奮したり、寝つきが悪くなったりするようであれば、摂取量を減らしてみてください。
Q3: 母乳の出を良くすると言われるハーブティーは効果がありますか?
A3: フェンネルやフェヌグリークといったハーブが母乳分泌を促す(催乳)と言われ、多くの関連商品が販売されています40。しかし、これらのハーブティーの効果については、質の高い科学的根拠がまだ不足しているのが現状です46。リラックス効果を求めて楽しむ分には良いかもしれませんが、効果を過度に期待せず、あくまで補助的なものと捉えるのが賢明です。母乳の量を増やす最も確実な方法は、赤ちゃんに頻繁に、かつ効果的に吸ってもらうことです。
Q4: 辛いものや香辛料の強いものを食べても大丈夫ですか?
A4: はい、適度な量であれば問題ありません。キムチやカレーなどの香辛料が母乳の味をわずかに変える可能性はありますが、ほとんどの赤ちゃんは気にしません。むしろ、母親の食事を通じて様々な風味に触れることが、将来の離乳食へのスムーズな移行に役立つという考え方もあります。お母さん自身が食べて胃腸の調子が悪くならない範囲で、食事を楽しんでください58

結論

授乳中の食事に関する旅は、不安や制限に満ちたものである必要はありません。本稿で繰り返し強調したように、お母様の体は、赤ちゃんにとって最適な栄養源である母乳を作り出す素晴らしい能力を秘めています。食事の役割は、その偉大な仕事をこなすお母様自身の体を慈しみ、栄養で満たしてあげることです。
複雑なルールや「〜べきでない」という考えから自由になり、日本の豊かな食文化である「和食」を基本に、食事を楽しみましょう。そして、赤ちゃんの脳の発育に特に重要なDHA、母子ともに必要なビタミンD、そして日本特有の配慮が必要なヨウ素という「栄養ビッグ3」を少し意識するだけで十分です。
何よりも大切なのは、お母様がリラックスし、心身ともに満たされていることです。栄養バランスの取れた美味しい食事は、そのための強力なサポーターとなります。どうぞご自身の体を信頼し、自信を持って、かけがえのない授乳期をお過ごしください。

免責事項
本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスに代わるものではありません。健康に関する懸念や、ご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

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