はじめに
健康診断の結果として、「甲状腺右葉結節 TIRADS 3」という用語を初めて耳にし、不安を覚える方は少なくありません。甲状腺結節という言葉自体に「がん」のイメージが付きまとい、日常生活への影響や今後の治療方針など、さまざまな疑問や心配事が頭に浮かぶのはごく自然なことです。しかし、実際には甲状腺結節は多数が良性であり、特にTIRADS 3と診断された場合は比較的リスクが低いと考えられています。ただし、「良性らしいから大丈夫」と軽視して放置するのではなく、適切な検査と経過観察が大切です。本記事では、甲状腺右葉結節 TIRADS 3の概要や症状、診断方法、治療法、さらに日常生活で気をつけるべき点などを詳しく解説し、皆さまが正しい情報を得て安心して対処できるようサポートいたします。
免責事項
当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。
本稿の内容はあくまで参考情報であり、最終的な判断や治療方針の決定は必ず専門家にご相談ください。甲状腺や内分泌領域の問題は個々の状態によって異なり、同じTIRADS 3でも患者さんごとに適した経過観察のペースや検査方法が変わる場合があります。したがって、専門家の意見を仰ぎつつ、検査や治療について理解を深めることが重要です。
専門家への相談
この記事では、甲状腺結節に関する最新情報をまとめる際に、信頼性の高い医療機関の情報や専門家の知見をできるだけ反映させています。特にCleveland Clinicの資料をはじめとして、複数の海外医療機関が公表しているガイドラインや研究結果を参照し、甲状腺結節の分類や診断の手順を整理しています。ただし、甲状腺結節の性質や発症リスクは人によって異なるため、実際の診断や治療を行う際は必ず内分泌科など専門家との十分な相談が不可欠です。
また、この記事の内容は健康管理の一助として提供されるものであり、個々の症状や病態を特定する目的ではありません。最終的な判断や治療方針の決定には、専門の医師との面談・検査結果の総合評価が大きな役割を担いますので、くれぐれもご注意ください。
甲状腺右葉結節 TIRADS 3とは何か?
甲状腺は、首の前面にあるチョウのような形状をした内分泌腺で、身体のエネルギー使用や体温調節、主要臓器(脳や心臓など)の正常な活動を支えるホルモン(甲状腺ホルモン)を生成します。ここに発生する結節の多くは良性ですが、まれに悪性(がん)である場合もあるため、結節が見つかった際は慎重に経過を観察し、必要があれば追加検査を行うことが推奨されます。
結節の評価には、TIRADS(Thyroid Imaging Reporting and Data Systems)と呼ばれる分類が用いられます。これは超音波検査の所見をもとに、結節の特徴を総合的に評価しランク付けする仕組みです。TIRADS 3は「低リスク」「悪性率が5%未満」とされ、多くの場合は良性の可能性が高いと判断されます。しかし、サイズや形状、境界、石灰化の有無などに変化が生じた場合は再評価が必要となることもあります。
たとえば、TIRADS 3が示唆するのは「現時点では悪性の可能性が極めて低い」という点です。一方で、まったくリスクがゼロというわけではありません。医師は患者さんの年齢、性別、甲状腺機能の状態、結節の大きさ、形態の変化などを総合的に判断し、必要に応じて血液検査や細胞診(針吸引生検)を行います。こうした一連の流れによって、甲状腺結節が本当に良性かどうか、あるいは今後悪性化の可能性があるかどうかを見極めていくことになります。
なお、甲状腺結節に関しては国内外で数多くの研究が蓄積されています。近年では「TIRADSの分類基準をより厳密化することで、不必要な生検や手術を減らし、かつ必要な検査を見落とさないようにする」方向性でのガイドライン策定が進められています。2019年には韓国の医療チームによる報告(Kwak JY, 2019, Clinical and Experimental Otorhinolaryngology, 12(2), 107–108, doi:10.21053/ceo.2019.00360)で、ACR TIRADSにおける評価基準の更新点が示されています。これにより、甲状腺結節の形態や特徴に基づくリスク判定がより精緻化し、患者さんへの侵襲を最小限に抑えつつ、悪性を見落とさない診療が可能になりつつあります。
甲状腺右葉結節 TIRADS 3の症状
甲状腺結節は小さいうちは無症状であることが多く、他の検査や健康診断などで偶然発見されるケースが少なくありません。結節が大きくなったり、甲状腺機能に変化を与えたりすると、以下のような症状が現れる場合があります。
- 首の前面にしこりが見られる
触ったときにしこりとして感じられる場合は、結節がある程度大きくなっている可能性があります。見た目にもわかるほど腫れてくると、不安感が高まる原因になります。 - 呼吸・嚥下の困難、のどのかゆみや咳
結節が気管や食道を圧迫すると、呼吸がしにくくなったり、食べ物を飲み込みにくくなったりすることがあります。のどに違和感を覚えたり、無意識に咳が出ることも少なくありません。 - 甲状腺機能亢進による高血圧、心拍数の増加
稀ではありますが、結節が甲状腺ホルモンを過剰分泌する場合、高血圧や頻脈など、交感神経系が刺激されたような症状が出ることがあります。動悸や息切れを感じることもあり、生活の質を下げる要因となる可能性があります。 - 声のかすれ、失声(稀な場合)
結節が声帯付近の神経を圧迫すると、声がかすれたり、極めてまれに声が出なくなる場合があります。特に結節が大きい場合にリスクが高まります。
これらの症状がすべて起こるわけではなく、甲状腺結節の大きさや位置関係、機能異常の有無によって症状の現れ方は大きく異なります。無症状であっても、結節が成長していないかどうかを定期的にチェックすることは重要です。特に、呼吸や嚥下に関わる症状が出た場合は早めに専門医へ相談し、検査を受けることが推奨されます。
甲状腺右葉結節 TIRADS 3の診断方法
甲状腺結節が疑われる場合、以下のような検査が行われることが多いです。いずれも内分泌科や甲状腺疾患を専門とする診療科で受けられます。
- 甲状腺機能検査
血液検査によってT3、T4、TSHの値を測定し、甲状腺ホルモン分泌が正常か、あるいは過剰または低下しているかを判断します。甲状腺結節があるからといって必ず機能異常があるわけではありませんが、機能異常の有無を知ることは治療方針を決めるうえで重要です。 - 甲状腺超音波検査(エコー検査)
結節の大きさ、形、境界の明瞭度、石灰化の有無などを評価し、ACR TIRADSの基準に基づいてランク付けします。超音波検査は放射線を使用しないため安全性が高く、短時間で行えるのが利点です。TIRADS 3に分類された場合、低リスクと判断されるものの、結節の成長度合いや形態変化を確認するため定期的な検査が必要となります。 - 細胞診(FNA: 針吸引生検)
TIRADS分類や患者さんの症状から、悪性の可能性を否定しきれない場合に行われます。極細の針で結節部の細胞を採取し、顕微鏡で形態を確認する方法です。特にTIRADS 4や5に分類される結節では必要性が高まりますが、TIRADS 3でもサイズが大きい場合や超音波所見に変化がある場合は慎重に実施が検討されます。
FNAは侵襲度が低い検査ではあるものの、針を刺す際の痛みや不快感が伴う場合があります。ただし、そのリスクは比較的少なく、短時間で終わるため、悪性リスクを正確に評価できる利点があります。
これらの検査結果を総合的に判断することで、医師は患者の甲状腺結節が本当にTIRADS 3の範囲に収まるのか、あるいは他の分類に該当するのかを見極めます。そして、結節の大きさや患者の全身状態、症状の有無などを考慮して経過観察、追加検査、治療といった次のステップを決定することになります。
ちなみに、近年の研究(Grani G et al., 2020, Current Opinion in Oncology, 32(1), 1–9, doi:10.1097/CCO.0000000000000572)によると、超音波による甲状腺結節のリスク評価とFNAの適応基準が世界的に見直されており、より正確な悪性リスクの判定が行われる傾向にあります。日本においても、内分泌学会や甲状腺学会などが最新の国際的ガイドラインを参照しているため、患者さんに対する過剰な検査や不必要な治療を回避しつつ、早期にがんを見つけ出す体制が整いつつあると報告されています。
甲状腺右葉結節 TIRADS 3の治療法
TIRADS 3と診断された甲状腺右葉結節の治療方針は、以下のような要素を総合的に考慮して決定されます。
- 結節の大きさ・位置
大きな結節が気道や食道を圧迫している場合、良性であっても症状の緩和のために治療が検討されることがあります。逆に、非常に小さい結節で症状が全くない場合は、定期的な検査による経過観察が選択されることがほとんどです。 - 悪性のリスク(エコー所見や細胞診結果)
細胞診でがんの可能性が否定できない場合や、TIRADS 3であっても超音波所見に疑わしい変化がみられる場合は、外科的切除を含む積極的な治療が選択される場合があります。特に、石灰化のパターンや血流、結節の急速な拡大が確認されれば、追加検査の必要性が高まります。 - 甲状腺機能への影響
ホルモン異常(機能亢進または機能低下)が認められる場合は、薬物療法や他の治療を同時に検討する必要があります。たとえば、機能亢進を伴う結節(中には中毒性甲状腺腫など)では、抗甲状腺薬など内科的治療が行われることもあります。 - 患者の症状・希望
たとえ良性であっても、見た目の変化(首が腫れて見える等)により生活の質が低下すると感じる患者さんもいます。また、検査結果が良性でも「がんへの不安を拭いきれない」という心理的要因から、積極的な手術を希望されるケースもあります。医師は治療メリットとリスクを丁寧に説明し、患者さん自身の意向を尊重したうえで方針を決定します。
主な治療選択肢
- 定期的な経過観察
TIRADS 3と診断された場合に最も一般的なのが、3〜6ヶ月ごとの超音波検査による経過観察です。結節が大きくなる兆候や超音波所見が変化しなければ、何年も観察のみで過ごすケースもあります。良性の可能性が高い結節で症状がなければ、不必要に手術を受けずに済むため、身体的・経済的負担も少なく安心です。 - 高周波焼灼術(RFA)
良性の結節が大きくなってきて美容面や生活の質に問題が出る場合、外科的な切除ではなく、高周波エネルギーで結節を焼灼して縮小させる方法が近年注目されています。切開範囲が小さく、入院期間や回復期間を短縮できる利点があり、特に傷跡を最小限にしたい方に適しています。副作用や合併症のリスクは比較的低いとされていますが、適応基準が厳格なので、専門医での詳細な検査が欠かせません。 - 外科手術(部分切除または甲状腺全摘出)
明らかに悪性のリスクが高い、あるいは結節の急速な成長により呼吸困難や飲み込みづらさなどの重い症状がある場合、外科手術が選択肢に入ります。がんが疑われるケースや結節が多発しているケース、または機能亢進を伴う場合などでは、甲状腺を部分的に切除する「葉切除術」あるいは全摘出術が検討されます。
甲状腺を全摘した場合は、術後にレボチロキシン(甲状腺ホルモン製剤)を服用し、体内のホルモンバランスを調整する必要があります。部分切除の場合でも、必要に応じてホルモン補充を行うことがありますが、多くは片葉が残るためホルモン産生機能が十分に保たれるケースもあります。
いずれの治療法を選ぶにしても、メリットとデメリットを正しく理解することが大事です。また、セカンドオピニオンの取得も奨励されており、病院によっては専門の相談窓口を設けているところもあります。甲状腺専門医や頭頸部外科医、内分泌科医など、複数の立場からアドバイスを受けたうえで治療を選択すると、納得感を持った判断ができます。
日常生活で気をつけること
甲状腺結節が見つかったからといって、必ずしも日常生活に大きな制限を伴うわけではありません。しかし、以下のような点に留意することで、甲状腺の健康を支えるとともに、全身の体調管理にも役立ちます。
- 定期的な検査を欠かさない
TIRADS 3の段階では頻繁な来院が不要な場合もありますが、医師に指示されたタイミングでの超音波検査や血液検査は必ず受けましょう。結節が大きくなっていないか、機能異常が起きていないかをチェックすることは非常に重要です。 - バランスのとれた食事を心がける
甲状腺ホルモンの合成にはヨウ素が関与していますが、ヨウ素を極端に摂りすぎると甲状腺機能に影響を与えることがあります。日本は海藻類の摂取量が多い傾向にありますが、過度の摂取にならないよう注意することも一案です。一方で、栄養バランス全体を考慮し、野菜・果物・良質なたんぱく質などをバランスよく摂取することが健康維持の鍵です。 - 適度な運動とストレス管理
運動は代謝を促進し、血行を改善することで体全体の機能を高めます。また、ストレスはホルモンバランスに影響を及ぼす可能性があり、精神面・身体面双方に悪影響をもたらします。ウォーキングや軽いジョギング、ヨガやストレッチなど、無理のない範囲で定期的に体を動かすとともに、睡眠時間の確保や趣味を楽しむなどストレス軽減の工夫を行いましょう。 - 喫煙や過度の飲酒を避ける
喫煙は甲状腺ホルモン分泌にも悪影響を与える可能性が指摘されています。過度の飲酒も肝機能などを通じてホルモン代謝に影響が及ぶ場合があり、結節の経過にも好ましくありません。可能であれば禁煙や節酒を検討し、全身の健康を高めることが望ましいでしょう。
これらの生活習慣を見直すことで、甲状腺結節の悪化や他の生活習慣病のリスクを下げることが期待できます。ただし、食事制限や運動強度については個人差があり、別の疾患や体調に応じて調整が必要な場合もあります。自己流で過度な制限を行うのではなく、必要に応じて管理栄養士や医師に相談しながら進めることが大切です。
今後の展望と研究動向
甲状腺結節に関する研究は、世界中で活発に進められています。特にTIRADSの分類精度向上、悪性リスクの自動検出(AIを用いた画像診断支援など)、低侵襲治療法の確立といった分野が近年注目を集めています。
- TIRADS分類の精密化
超音波画像の評価項目をより細分化し、エラストグラフィー(組織の硬さを測定する技術)や造影超音波などの新技術を取り入れることで、悪性と良性の鑑別精度がさらに高まる可能性があります。この結果として、不必要な細胞診や手術を避け、患者さんの負担を減らす医療が実現しやすくなります。 - AI技術による自動診断支援
超音波画像をAIで解析し、TIRADS分類を支援するシステムの開発が進行中です。現在、いくつかの研究機関が試験的に導入を行っており、悪性リスクを早期に発見する精度が向上しているとの報告もあります。ただし、医師の経験や総合的な臨床判断を完全に置き換えるものではなく、あくまで補助的な役割を果たすと考えられています。 - 低侵襲治療法のさらなる発展
高周波焼灼術(RFA)やマイクロ波アブレーション、レーザーアブレーションなど、体への負担を軽減する治療法の研究開発が続いています。今後の技術進歩により、大きな結節でも安全に低侵襲で治療を行える方法が確立されれば、多くの患者さんにとって福音となるでしょう。ただし、技術的なハードルや長期予後データの蓄積が不十分な場合もあるため、適切な適応と長期的な観察が欠かせません。
推奨と注意点
- 専門家の指示に従う
甲状腺結節の状態や治療方針は、人によって大きく異なります。医師が提示する検査や治療のスケジュールは、患者さん固有のリスクや症状、ライフスタイルを考慮して立案されます。TIRADS 3と診断された場合も、定期的な検査のタイミングや必要な処置について、主治医の指示を守りましょう。 - 疑問点は必ず質問する
自分の病状や治療法について分からないことがあれば、遠慮なく医療スタッフに質問することをおすすめします。理解が曖昧なまま治療を進めると、不安や後悔につながりかねません。納得いくまで説明を受け、必要に応じてセカンドオピニオンも検討しましょう。 - 不安を一人で抱え込まない
甲状腺の病気は周囲に相談しづらいと思われがちですが、不安や悩みを抱え込むと精神的なストレスが高まり、ホルモンバランスを乱す要因にもなりかねません。家族や友人、医療スタッフと情報を共有し、ときには心のケアも大切にしてください。 - 生活習慣の見直し
上述のとおり、食事・運動・禁煙・節酒などは甲状腺の健康維持だけでなく、全身の健康管理においても重要です。特に結節があって不安な状況では、体全体の健康度を高めておくことが症状悪化のリスクを下げることにもつながります。
結論
甲状腺右葉結節 TIRADS 3は、一般的に悪性リスクが低いとされる分類であり、多くのケースで経過観察が中心となります。結節が小さく症状がない場合は、医師の指示に従って定期的な超音波検査を受けるだけでも十分に管理できる可能性が高いです。しかし、少ないながらも悪性化の可能性は否定できず、結節が大きくなったり甲状腺機能に異常が現れたりした際は、再度詳細な検査が必要になります。
甲状腺の健康を維持するためには、バランスの良い食生活、適度な運動、ストレス管理が欠かせません。結節の有無にかかわらず、定期的な健康診断を受け、体調の変化に注意を払うことで、早期発見と適切な治療が可能になります。また、医療技術や研究は日々進歩しており、TIRADS分類の精密化や低侵襲治療法の発展も期待されています。最新の情報を得ながら、専門家の意見を取り入れて自分に合った選択を行うことが、安心と健康維持への第一歩です。
本記事で紹介した内容は、あくまで情報提供を目的としたものであり、特定の治療法や診断を推奨するものではありません。甲状腺結節に関する具体的な診断や治療の選択については、必ず医師(内分泌科や頭頸部外科など)にご相談ください。
参考文献
- Ultrasound classification of thyroid nodules: does size matter? (PMC9094606) (アクセス日: 2023/10/20)
- Thyroid nodules – Mayo Clinic (アクセス日: 2023/10/20)
- Thyroid nodules – Cleveland Clinic (アクセス日: 2023/10/20)
- Thyroid nodules – American Thyroid Association (アクセス日: 2023/10/20)
- Thyroid nodules – Johns Hopkins Medicine (アクセス日: 2023/10/20)
※以下は本文中で言及した、近年の研究の例です(本文内容の理解を深めるための参考付記):
- Kwak JY (2019). “Updates on ACR TI-RADS for thyroid nodules.” Clinical and Experimental Otorhinolaryngology, 12(2), 107–108. doi: 10.21053/ceo.2019.00360
- Grani G et al. (2020). “Overview of guidelines and registries for thyroid nodules.” Current Opinion in Oncology, 32(1), 1–9. doi: 10.1097/CCO.0000000000000572
本記事の内容はあくまでも一般的な情報提供を目的としています。具体的な治療方針や判断に際しては、必ず専門の医療従事者にご相談ください。早期の受診と適切な治療計画の策定が、心身の健康を守るうえで何よりも重要です。