【別れるべきか悩んだとき】決断前に自分に問いかけたい7つの質問と心の整え方
精神・心理疾患

【別れるべきか悩んだとき】決断前に自分に問いかけたい7つの質問と心の整え方

「もう別れたほうがいいのかな……」「このまま続けてもいいのか分からない」。パートナーとの関係に迷いが生じると、仕事や家事が手につかなくなったり、眠れなくなったりすることもあります。特に結婚や同棲、子どもがいるカップルにとって「別れる・別れない」の決断は、人生全体に影響する大きなテーマです。

一方で、感情が高ぶったその瞬間に勢いで別れを切り出してしまい、「あんな言い方をしなければよかった」「本当はまだ迷っていたのに」と後悔するケースも少なくありません。逆に、つらさを我慢し続けて心や体を壊してしまう人もいます。

本記事では、別れを考えている方が、できるだけ後悔の少ない選択をするために「決断前に自分に問いかけたい7つの質問」を中心に、心の整理のステップや、専門家への相談の目安を分かりやすく整理します。

大切なのは、「別れる・別れない」という二択の前に、自分の気持ちや置かれている状況を丁寧に見つめ直すことです。この記事が、あなたが一人で抱え込まずに、より納得のいく選択をするための手がかりになれば幸いです。

Japanese Health(JHO)編集部とこの記事の根拠について

Japanese Health(JHO)は、健康と美容、そして心のケアに関する情報を提供するオンラインプラットフォームです。厚生労働省や日本の研究機関、国内外の専門学会などが公開している信頼できる情報を整理し、日常生活で活用しやすい形でお届けすることを目指しています。

本記事では、恋愛や結婚生活の満足度、離婚後の心身への影響に関する研究や、日本におけるメンタルヘルスに関する公的資料などをもとに、別れの決断にともなう心の負担や注意点を整理しました。数値や統計を細かく並べるのではなく、読者の方が自分の状況を振り返りやすいように、心理学的な視点と生活者の目線の両方から解説しています。

こうした一次情報源を下敷きにしながら、JHO編集部が生成AIツールのサポートを受けつつ構成案や要点整理を行い、最終的には人の目で一つひとつ内容を確認しています。公的機関や査読付き論文と照合しながら、事実関係や表現のバランスに注意して執筆しています。

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要点まとめ

  • 別れを考えるときは、「相手が悪いかどうか」だけでなく、「この関係が自分の心と生活にどんな影響を与えているか」を冷静に振り返ることが大切です。
  • 決断前に自分へ問いかけたい7つの質問として、「この関係は自分を成長させているか」「将来像は共有できているか」「気持ちを安心して話せるか」などを挙げ、1つずつ丁寧に考えることが役立ちます。
  • 一時的なケンカや気分の落ち込みと、長期的に続くモラハラや暴力などの「安全に関わる問題」は分けて考える必要があります。心身の安全が脅かされている場合は、迷う前に離れることが最優先です。
  • 自分一人では判断が難しいときは、信頼できる友人や家族、カウンセラー、法律の専門家など、第三者の視点を借りることで視野が広がり、後悔の少ない選択につながりやすくなります。
  • 「別れないこと」が必ずしも正解でも、「すぐ別れること」が必ずしも正解でもありません。自分の心と体の健康、子どもや生活への影響などを総合的に考え、「今の自分が納得できる一歩」を選ぶことが大切です。

第1部:別れを考える前に知っておきたい「関係の基本」と7つの質問

「別れるかどうか」を考え始めたとき、まず意識したいのは、今の関係が自分にとってどのような場所になっているかです。つらい出来事が続くと、相手の欠点ばかりが目につき、「もう限界だ」と感じやすくなりますが、一時的な感情と長期的な問題は区別して考える必要があります。

ここでは、関係の「基本的な健康度」を振り返るための視点と、決断前に自分に問いかけたい7つの質問を紹介します。これらは「正解・不正解」を判定するためというより、「自分の本当の気持ちに近づくための手がかり」として使うイメージです。

1.1. 健康的なパートナーシップとは?

健康的なパートナーシップは、すべてが順調でケンカもない完璧な関係、という意味ではありません。意見の違いやすれ違いは、どんなカップルにも起こり得ます。それでもなお、「基本的には安心できる」「自分らしくいられる」「問題が起きても一緒に向き合える」と感じられるかどうかが大切です。

一般的に、次のような要素がある関係は、比較的「健全」と考えられます。

  • お互いの意見が違っても、話し合おうとする姿勢がある
  • 相手の前で過度に自分を偽らず、弱い部分もある程度見せられる
  • 相手の夢や仕事、趣味などを尊重し合える
  • 一緒にいて落ち着く時間が、つらい時間よりも多い

逆に、常に緊張している、相手の反応が怖くて本音を言えない、暴力やモラルハラスメントがある、という場合は、関係の見直しや距離の取り方を真剣に考える必要があります。

1.2. 決断前に自分に問いかけたい7つの質問

感情が揺れ動いているときほど、「整理された質問」を使うことが役立ちます。以下の7つの質問を、ノートやスマートフォンに書き出しながら、一つずつゆっくり考えてみましょう。

  1. この関係は、自分をより良い方向に成長させてくれているだろうか?
  2. 私と相手は、将来についてどんなイメージや計画を共有しているだろうか?
  3. うれしいこともつらいことも、安心して相手に打ち明けられているだろうか?
  4. 一緒にいるとき、心が落ち着くことが多いか、それともがっかりすることが多いか?
  5. 問題が起きたとき、ふたりで一緒に解決しようとしているだろうか?
  6. 「別れたい」と感じている、本当の理由は何だろうか?
  7. 別れたあとの自分の生活は、今より幸せになりそうか、それともつらくなりそうか?

それぞれの質問に対して、「はい・いいえ」だけでなく、「なぜそう感じるのか」「具体的にどんな場面を思い出すのか」も書き出していくと、自分の本音が少しずつ見えてきます。

1.3. 悪化させてしまうNG習慣と思考パターン

関係そのものよりも、「考え方のクセ」や「コミュニケーションのパターン」が、別れたい気持ちを強めている場合もあります。例えば、次のようなパターンです。

  • 感情が激しく揺れたときに、その場で別れを切り出してしまう
  • 相手と話す前に、頭の中で「どうせ分かってくれない」と決めつけてしまう
  • 友人やSNSのカップルと常に比較して、「うちはダメだ」と落ち込む
  • 自分のつらさを我慢し続け、「自分さえ我慢すれば」と限界まで抱え込む

こうした習慣や思考は、関係の現実以上に「つらさ」を膨らませてしまうことがあります。まずは、自分の中のパターンに気づき、必要であればカウンセリングなどで一緒に整理していくことも一つの方法です。

表1:セルフチェックリスト — 今の関係について当てはまることは?
こんな状況・気持ちはありませんか? 考えられる背景・ポイント
相手の前で、いつも「良い自分」を演じてしまい、本音を話せない 拒絶や批判への恐れ、過去の経験からくる「嫌われたくない」気持ち
何かあるとすぐに「もう別れたほうがいい」と極端な考えになってしまう 感情が高ぶったときの思考の偏り、ストレスや睡眠不足の影響
問題を話し合おうとしても、いつの間にか「どちらが悪いか」の責め合いになる コミュニケーションのパターンが固まっている、互いの「正しさ」の衝突
一緒にいても安心より疲れを感じることが増えてきた 価値観やライフスタイルのズレ、相手への信頼感の低下

第2部:自分の心と背景要因を整える ― 感情だけで決めないために

「別れたい」という気持ちは、とても強く、生々しい感情です。しかしその裏には、仕事や家庭のストレス、体調の変化、ライフステージの変化など、さまざまな要因が複雑にからみ合っていることがあります。関係そのものだけでなく、「自分の心の状態」や「周囲の状況」を一緒に振り返ることも重要です。

2.1.【特に女性】ライフステージと心の揺れ

女性の場合、妊娠・出産・育児、更年期など、ライフステージごとの身体・ホルモンの変化が気分や感情に影響しやすいことが知られています。家事や育児、介護の負担が一人に偏っていると、「自分ばかり犠牲になっている」という怒りや虚しさが募り、パートナーへの不満が一気に噴き出すこともあります。

そのつらさは決して「気の持ちよう」ではなく、現実的な負担や身体の変化が背景にあることが多いものです。「自分が弱いから我慢できない」と責めるのではなく、「今の自分の状況なら、このくらいつらいのは当然かもしれない」と一度認めることから始めてみましょう。

そのうえで、パートナーと家事・育児の分担について具体的に話し合ったり、自治体の相談窓口や支援サービスを利用したりすることで、「別れる」以外の選択肢が見えてくる場合もあります。

2.2. メンタルヘルス・過去の経験が影響していないか振り返る

過去の恋愛や家族との関係で傷ついた経験があると、現在のパートナーに対しても「どうせ裏切られる」「本気で信じたら危ない」と感じやすくなることがあります。また、うつ病や不安障害などのメンタルヘルスの不調があると、物事をネガティブに捉えやすくなり、将来に希望を持ちにくくなることもあります。

もし最近、食欲や睡眠の大きな変化、やる気の低下、涙もろさなどが続いている場合は、「関係の問題」と「自分自身の心の不調」が絡み合っている可能性も考えられます。その場合、パートナーとの話し合いと並行して、心療内科や精神科、カウンセリングなどで自分の心の状態を見てもらうことも大切です。

2.3. 7つの質問を「自分の背景」と結びつけて考える

第1部で紹介した7つの質問は、自分の心の状態や背景要因とセットで考えると、より深い理解につながります。例えば、

  • 「この関係は自分を成長させているか?」と問うとき、仕事や家族からの期待に追われ、「成長=成果や役割を増やすこと」と思い込んでいないか振り返ってみる。
  • 「将来像は共有できているか?」という問いに対して、「そもそも自分はどんな暮らしがしたいのか」「仕事と家庭のバランスをどうしたいのか」が曖昧なままになっていないか考えてみる。
  • 「別れたあとの生活は幸せになりそうか?」と考えるとき、「一時的な解放感」と「長期的な生活の現実」を分けてイメージしてみる。

書き出してみることで、「本当に変えたいのは相手なのか、自分の働き方や生活リズムなのか」「本当に怖いのは別れることなのか、一人になることなのか」といった、自分でも気づいていなかった本音が見えてくることがあります。

第3部:危険なサインがある関係では「迷う前に安全確保」を

ここまで、「悩みながらも大きな危険はない関係」を前提に話を進めてきました。しかし、中には迷う前に「今すぐ距離を取るべき」ケースも存在します。それは、暴力や明らかなモラルハラスメント、経済的な支配など、心身の安全や尊厳が脅かされている関係です。

このようなケースでは、「自分にも悪いところがあるから」「子どものために我慢したほうがいいのでは」と自分を責め、危険な状況に留まり続けてしまうことがあります。安全が脅かされているときは、「別れるかどうか」を悩む前に、自分と子どもの命と健康を守ることが最優先です。

3.1. 暴力・モラハラ・支配的な関係のサイン

次のようなサインが複数当てはまる場合は、危険な関係である可能性が高く、専門機関への相談を検討してください。

  • 叩く・蹴る・物を投げるなどの身体的な暴力がある
  • 大声で怒鳴る、人格を否定するような暴言を繰り返す
  • スマートフォンやメールを常にチェックされる、交友関係を制限される
  • 働くことやお金の管理を一方的に制限され、経済的に依存せざるを得ない状況にされている
  • 別れを切り出そうとすると「お前が悪い」「出て行ったらどうなるか分かっているのか」と脅す

こうした状態は、単なる「ケンカ」や「性格の不一致」とは別の深刻な問題です。自治体の配偶者暴力相談支援センターや、DV相談窓口、女性相談センターなど、公的な相談先では、匿名での相談や、一時的な避難先の情報提供なども行われています。緊急の場合は、ためらわずに110番や119番に連絡してください。

3.2. 何度話し合っても変わらないパターン

暴力や明らかな支配がなくても、「何度も約束したのに同じことが繰り返される」「謝罪はするが、行動がまったく変わらない」といったパターンが続く場合も、慎重な判断が必要です。

例えば、

  • 浮気やギャンブル、多額の借金などを繰り返し、その都度「今度こそ変わる」と言うが、具体的な行動や専門家の支援につながらない
  • 話し合いの場を設けても、すぐに話をそらしたり、あなたのせいにしたりする
  • 「自分は変わる気はない」「嫌なら別れれば?」という姿勢が続く

こうした場合、「我慢を続ければいつかきっと変わってくれる」という期待だけに頼るのは危険です。第三者(カップルカウンセリングや家族、信頼できる友人など)を交えた話し合いをしても変化が見られないときには、「別れ」を現実的な選択肢として検討することも、自分を守る大切な一歩です。

第4部:今日からできる心の整理とアクションプラン

別れるかどうかの判断は、一晩で出せるものではありません。むしろ「時間をかけて整理したうえで決めた」というプロセスこそが、後悔を減らしてくれます。この部では、「今日からできる小さなステップ」から、「数週間〜数カ月かけて取り組みたいこと」まで、段階的なアクションプランを整理します。

表2:別れを考えるときのアクションプラン
ステップ アクション 具体例
Level 1:今夜からできること 感情を落ち着かせつつ、自分の気持ちを書き出す 7つの質問をノートに書き、思いつくことを箇条書きにする。すぐに相手にぶつけず、数日おいて読み返す。
Level 2:今週〜今月にできること 落ち着いたタイミングで相手と話し合う場をつくる 「責める」のではなく、「私はこう感じている」を主語にして気持ちを伝える。話す時間をあらかじめ決める。
Level 3:必要に応じて検討したいこと 第三者を交えた相談や、生活面のシミュレーションを行う カップルカウンセリング、家族や信頼できる友人、専門相談窓口に相談する。別れた場合の住まい・収入・子どもの生活などを具体的に書き出す。
Level 4:別れを選ぶ場合の準備 安全と生活を守るための具体的な段取りを整える 引っ越し先や仕事、必要に応じて法律相談などを確認する。暴力などの危険がある場合は、公的機関や警察と連携しながら進める。

どの段階にいるとしても、「一人で抱え込まないこと」「自分を責めすぎないこと」が共通のポイントです。迷っている自分を責める必要はありません。むしろ、それだけ真剣に関係と向き合っている証拠でもあります。

第5部:専門家・相談窓口への相談 — いつ・どこで・どのように?

別れに関する悩みは、ときにメンタルヘルスの問題とも深く結びついており、自分たちだけで解決しようとすると、かえって行き詰まってしまうことがあります。第三者の視点を取り入れることは、「別れる・別れない」にかかわらず、心を守るためにとても有効です。

5.1. すぐに相談を検討したい危険なサイン

  • 死にたい、消えてしまいたいといった気持ちが頻繁に浮かぶ
  • 眠れない、食べられない、何もやる気が起きない状態が2週間以上続いている
  • 相手からの暴力や脅しで、日常生活や仕事に支障が出ている
  • 子どもが明らかに怯えたり、表情が乏しくなったりしている

こうしたサインがある場合は、迷わず心療内科・精神科などの医療機関や、自治体の相談窓口、配偶者暴力相談支援センターなどに連絡してください。緊急の危険があると感じたときは、ためらわずに119番(救急)や110番(警察)に連絡することが大切です。

5.2. 相談先の選び方と活用の仕方

  • カウンセリング・心理相談: 自分の気持ちや考え方の整理、コミュニケーションのパターンの見直しに役立ちます。カップルカウンセリングでは、第三者を交えて話し合いの場を持つことができます。
  • 心療内科・精神科: うつ状態や強い不安、不眠などの症状がある場合は、医療機関での診断と治療が重要です。必要に応じて薬物療法や休職の相談なども行われます。
  • 法律相談・行政の窓口: 結婚・離婚、財産分与、養育費、親権などの具体的な手続きや権利については、法テラスや弁護士会の無料相談、自治体の相談窓口などを利用することができます。

相談に行くときは、「別れるべきかどうか答えがほしい」というよりも、「今の状況を整理したい」「選択肢を一緒に考えてほしい」というスタンスで伝えると、より柔軟な支援を得やすくなります。

5.3. 相談の前に準備しておくと役立つこと

  • これまでの経緯(いつ頃から悩み始めたか、印象的な出来事など)を簡単にメモにしておく
  • 第1部の7つの質問への答えや、日常でつらく感じている場面を書き出して持参する
  • 暴力や脅しがある場合は、可能な範囲で日付や内容の記録を残しておく(ただし、自分や子どもの安全が最優先)

事前に整理しておくことで、限られた相談時間の中でも、自分が何に悩んでいるのかを伝えやすくなります。

よくある質問

Q1: 別れるべきかどうか、どれくらい悩み続けてもいいのでしょうか?

悩む期間に「正解」はありません。ただ、何カ月も同じところをぐるぐる回っていると感じる場合は、一人で考えるだけでは限界かもしれません。7つの質問を書き出して整理してみることや、カウンセラーや信頼できる第三者に話を聞いてもらうことで、「自分が本当に大事にしたいこと」が見えやすくなります。

また、心身の不調(眠れない、食べられない、仕事に行けないなど)が強くなっている場合は、悩みの長さにかかわらず、早めに専門家への相談を検討してください。

Q2: 一度別れ話をしてしまったのですが、やり直したいと思うのはおかしいですか?

感情的になって別れ話を切り出したあとで、「言い過ぎてしまった」「本当はまだ迷っていた」と感じる人は少なくありません。やり直したいと思うこと自体は不自然ではありませんが、大切なのは「何を変えたいのか」「そのために自分もどう行動を変えられるか」を具体的にすることです。

もう一度話し合うときは、「あのときはこういう気持ちだった」と自分の感情を説明しつつ、「ここを一緒に見直していきたい」と提案する形を意識すると、建設的な対話につながりやすくなります。

Q3: 子どもがいる場合、別れを決断してもいいのでしょうか?

子どもがいる場合、「子どものために我慢するべきか」「別れたほうがむしろよいのか」は、とても悩ましいテーマです。答えは家庭ごとに異なりますが、重要なのは「子どもが安心して暮らせる環境かどうか」という視点です。

暴力や激しい言い争いが日常的にある家庭では、別れたほうが子どもの心身の健康にとってプラスになる場合もあります。一方で、話し合いと工夫によって関係を改善できる可能性があるなら、「すぐに別れる」以外の選択肢もあり得ます。迷う場合は、子ども家庭支援センターや専門の相談窓口に相談しながら、複数の選択肢を一緒に検討してもらうことをおすすめします。

Q4: 相手に問題があるのに、自分が悪いような気がしてしまいます。

暴言や暴力、モラルハラスメントがある関係では、加害している側が「お前が悪い」「お前のせいでこうなった」と責め続けることで、被害を受けている側が「確かに自分が悪いのかも」と感じてしまうことがあります。

そのような状況では、「自分が悪いかどうか」を一人で判断するのはとても難しく、不公平になりがちです。第三者(専門機関や相談窓口、信頼できる友人・家族など)に状況をそのまま話し、「それは普通なのか」「危険な状態なのか」を一緒に確認してもらうことが大切です。

Q5: 別れたあとに一人で生活していけるか不安で、決断できません。

経済面や住まい、人間関係の変化など、別れたあとの生活への不安は、とても現実的で重要なポイントです。不安が大きいと、「今のほうがまだマシかもしれない」と感じ、つらい関係に留まり続けてしまうこともあります。

まずは、現在の収入や貯蓄、生活費の内訳を書き出し、「もし一人で暮らすとしたら、どのくらいの家賃や生活費が必要か」を具体的にシミュレーションしてみましょう。そのうえで、自治体の生活相談窓口や法テラスなどで、利用できる支援制度の有無を確認することも役立ちます。

「今すぐ全てを整えてから別れなければならない」と考えると身動きが取れなくなってしまいますが、「半年〜1年かけて準備してから、慎重に離れる」という選択肢もあります。時間を味方につけることも、立派な戦略の一つです。

Q6: カップルカウンセリングは、別れる前に受けたほうがいいですか?

カップルカウンセリングは、「別れるかどうかを決める場所」というより、「お互いの気持ちを整理し、どう生きていきたいかを一緒に考える場所」です。結果として関係を続けることもあれば、話し合いの末に「別れ」を選ぶカップルもいます。

「別れる前に本当にやれることはやっておきたい」「お互いの気持ちをきちんと聞いたうえで決めたい」と感じる場合には、受けてみる価値があります。ただし、暴力や明らかな支配がある関係では、カップルカウンセリングよりも、まずは安全確保と個別の支援が優先されます。

Q7: 相手は別れたくないと言っています。自分だけが別れたい場合、どうすればいいですか?

相手と自分の気持ちが食い違う場合、「相手を傷つけてしまうのでは」と罪悪感で身動きが取れなくなることがあります。しかし、誰かと付き合い続ける・結婚生活を続けるかどうかは、最終的には「自分自身の選択」の部分も大きいテーマです。

何度話し合っても、自分の中で「どうしても無理だ」という気持ちが強いのであれば、その気持ちも大切に扱う必要があります。感情的な場ではなく、落ち着いたタイミングで、「なぜそう感じているのか」「どこまで努力したのか」を整理して伝えつつ、相手の感情の揺れにも一定の時間をかけて向き合うことが現実的です。

ただし、相手が脅しや暴力で引き止めようとする場合は、安全のために第三者に入ってもらいながら距離を取ることを優先してください。

結論:この記事から持ち帰ってほしいこと

別れを考えるとき、私たちはつい「別れるか・別れないか」という二択で自分を追い込んでしまいがちです。しかし、その前にできることはたくさんあります。自分に7つの質問を投げかけ、心の状態や背景要因を整理し、必要に応じて第三者の力を借りることで、「今の自分にとって納得のいく選択」に近づくことができます。

どんな選択をしても、完全に後悔がゼロになるとは限りません。それでも、「あのときの自分なりに、できる限り考えて決めた」と思えるかどうかは、その後の人生を支える大きな土台になります。この記事が、そのための小さな道しるべになれば幸いです。つらいときは、一人で抱え込まず、身近な人や専門家に助けを求めることを忘れないでください。

この記事の編集体制と情報の取り扱いについて

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本記事の原稿は、最新のAI技術を活用して下調べと構成案を作成したうえで、 JHO(JapaneseHealth.org)編集委員会 が一次資料(ガイドライン・論文・公的サイトなど)と照合しながら、内容・表現・数値・URLの妥当性を人の目で一つひとつ確認しています。最終的な掲載判断はすべてJHO編集部が行っています。

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参考文献

  1. 厚生労働省. こころの健康についての統計・白書. https://www.mhlw.go.jp/ (最終アクセス日:2025-11-26)

  2. 日本国内のメンタルヘルス・家族関係に関する研究論文・レビュー(離婚と心身の健康、QOLに関する研究など). 各種医学・心理学系ジャーナル. (最終アクセス日:2025-11-26)

  3. 国や自治体の配偶者暴力相談支援センター、女性相談センター等によるDV・虐待に関する情報・相談窓口案内. https://www.gender.go.jp/policy/no_violence/index.html (最終アクセス日:2025-11-26)

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