この記事の要点まとめ
妊娠中の胸焼けの正体:逆流性食道炎(GERD)との関係
妊娠中に感じる「胸焼け」は、医学的には「胃食道逆流症(GERD)」の主な症状の一つです22。これは、胃の中で食物の消化を助ける強力な酸である胃酸が、食道へ逆流することによって引き起こされます50。食道は胃と異なり、酸から粘膜を守る機能が弱いため、胃酸が触れると炎症を起こし、「焼けるような」痛みや不快感を生じさせるのです。通常、胃と食道の間は「下部食道括約筋(LES)」と呼ばれる筋肉の輪によって固く閉じられており、胃の内容物が逆流するのを防いでいます4。しかし、妊娠中はこの防御機能が様々な理由で弱まるため、胸焼けが起こりやすくなります。妊娠によって引き起こされるこれらの症状は、一般的な胃食道逆流症(GERD)と症状は似ていますが、その多くは妊娠に伴う一時的な生理的変化が原因であり、出産後には自然に解消されることがほとんどです1547。
なぜ起こるのか?妊娠中の胸焼け、2つの主な科学的根拠
妊娠中に胸焼けが頻繁に起こるのには、主に二つの科学的な理由があります。これらは妊娠という特別な状態によって引き起こされる、ホルモンの変化と物理的な変化です。
1. ホルモンの影響:プロゲステロンの働き
妊娠を維持するために不可欠な女性ホルモンである「プロゲステロン」は、妊娠中の胸焼けの最大の要因の一つです4。プロゲステロンには全身の平滑筋(内臓などを構成する筋肉)を弛緩させる作用があります。これにより、子宮の筋肉がリラックスし、妊娠が維持されやすくなります。しかし、この作用は意図せず、胃と食道の間の「弁」の役割を果たす下部食道括約筋(LES)にも影響を及ぼします。LESが弛緩すると、胃の入り口が緩み、胃酸や消化途中の食物が食道へ逆流しやすくなるのです4。さらに、プロゲステロンは胃の運動も遅らせるため、食べたものが胃に留まる時間が長くなります。これにより、胃酸が分泌される時間も長くなり、逆流のリスクがさらに高まります4。
2. 物理的な圧迫:大きくなる子宮
妊娠週数が進むにつれて、胎児の成長と共に子宮は急速に大きくなります。この大きくなった子宮が、下から胃を物理的に押し上げることも、胸焼けの重要な原因です2。胃が圧迫されると、腹腔内の圧力が上昇し、まるでチューブを押し出すように、胃の内容物が食道へと逆流しやすくなります。この物理的な要因は、特に妊娠中期から後期にかけて、胸焼けの症状が悪化する大きな理由となります9。
いつからいつまで?時期別の特徴と日本の妊婦さんの有病率
妊娠中の胸焼けは、その時期によって原因や頻度が異なります。日本の妊婦さんを対象としたデータも交えながら、時期ごとの特徴を見ていきましょう。
- 妊娠初期 (Early Pregnancy): この時期の胸焼けは、主につわり(悪心・嘔吐)の一環として現れ、ホルモンバランスの変化が主な原因です8。特にプロゲステロンの急激な増加が下部食道括約筋を緩め、逆流を引き起こします。日本の佐久大学が行った研究によると、妊娠初期の女性の実に59.3%が胸焼けの症状を経験していることが報告されています11。
- 妊娠中期・後期 (Mid to Late Pregnancy): この時期になると、ホルモンの影響に加えて、物理的な圧迫が大きな要因となります9。胎児の成長に伴い子宮が胃を圧迫するため、症状は悪化する傾向にあります。世界的な研究では、胸焼けの有病率は妊娠第一トリメスター(初期)で22%、第二トリメスター(中期)で39%、そして第三トリメスター(後期)には72%にまで上昇することが示されています13。また、日本のクリニックからの報告でも、初期26%、中期36%、後期51%と、週数とともに有病率が上昇する同様の傾向が見られます4。
- 産後 (Postpartum): ほとんどの女性にとって、胸焼けの症状は出産と共に劇的に改善します47。原因であったホルモンの正常化と子宮による物理的圧迫がなくなるためです。しかし、注意すべき点として、妊娠中に重度の胸焼けを経験した女性は、産後も胃食道逆流症(GERD)を発症するリスクが高いことが研究で示唆されています42567。産後も症状が続く場合は、医師に相談することが重要です。
自宅でできるセルフケア:科学的根拠に基づく生活習慣・食事療法
つらい胸焼けの症状を和らげるためには、まず生活習慣や食事を見直す「ステップアップ」アプローチが基本となります538。これらの方法は、米国産科婦人科学会(ACOG)や日本産科婦人科学会(JSOG)を含む主要な医療機関によって推奨されています1539。大規模なランダム化比較試験(RCT)による強力なエビデンスは限定的であるものの13、その安全性と生理学的な合理性から、最初に取り組むべき対策とされています。
食事の工夫
- 少量頻回の食事:一度にたくさんの量を食べると胃が引き伸ばされ、胃酸の逆流が起こりやすくなります。一日3食の大きな食事ではなく、5〜6回の小さな食事に分けることを心がけましょう2。
- ゆっくりよく噛む:早食いは空気を一緒に飲み込んでしまい、胃の膨満感や逆流の原因となります。時間をかけて、一口ずつよく噛んで食べるようにしましょう。
- 刺激となる食品を避ける:胸焼けを悪化させることが知られている食品があります。個人差はありますが、一般的に以下の食品は注意が必要です:香辛料の多い料理、脂肪分の多い食事(揚げ物など)、チョコレート、コーヒー、柑橘系の果物やジュース、炭酸飲料4。
- 日本での推奨食品:胃に優しく、消化の良い食品を積極的に取り入れましょう。具体的には、おかゆ、うどん、豆腐、鶏のささみ、白身魚(タラなど)、消化を助ける酵素を含む大根、胃粘膜を保護するとされるキャベツ、かぼちゃ、じゃがいも、りんご、バナナなどがおすすめです3。
生活習慣の改善
- 食後すぐに横にならない:食後すぐに横になると、重力の影響で胃酸が食道に逆流しやすくなります。食後最低でも2〜3時間は、座ったり立ったりして過ごしましょう2。
- 頭部を高くして寝る:就寝中の逆流を防ぐために、ベッドの頭側を10〜15cm高くすることが非常に効果的です。枕を高くするだけでは首が曲がり、逆にお腹を圧迫してしまうことがあるため、ベッドの脚の下にブロックを置いたり、傾斜のついたマットレスパッドを使用したりする方法が推奨されます4。
- 左側を下にして寝る:胃の解剖学的な形状から、体の左側を下にして寝ると、胃の入り口が上になり、胃酸が逆流しにくくなると言われています23。
- ゆったりとした服装:腹部を締め付けるようなきつい服装は、腹圧を上昇させ、逆流を悪化させます。マタニティウェアなど、お腹周りを圧迫しないゆったりとした服を選びましょう37。
- 禁煙:喫煙は下部食道括約筋を緩める作用があり、胸焼けを悪化させます。妊娠中の喫煙は胎児にも多大な悪影響を及ぼすため、絶対にやめましょう22。
- ガムを噛む:食後にキシリトールなどのシュガーレスガムを噛むと、唾液の分泌が促されます。唾液はアルカリ性であり、逆流してきた胃酸を中和する働きがあるため、症状の緩和に役立つことがあります44。
表1:生活習慣・食事療法の推奨事項(すべきこと・避けるべきこと)
項目 | すべきこと(推奨されること) | 避けるべきこと |
---|---|---|
食事 | 一日を通して少量の食事を複数回に分ける。ゆっくりよく噛む。消化の良い食品を選ぶ(おかゆ、うどん、白身魚、加熱した野菜など)3。 | 一度に大量に食べる、満腹になるまで食べる。辛いもの、脂っこいもの、チョコレート、コーヒー、酸味の強い果物、炭酸飲料を摂る4。 |
飲水 | 食事と食事の間に水分を十分に摂る49。 | 食事中に大量の水分を摂る49。 |
姿勢 | 背筋を伸ばして座る。就寝時にベッドの頭側を10-15cm高くする。体の左側を下にして寝る4。 | 食後すぐに横になる(2-3時間待つ)。前かがみの姿勢になる2。 |
生活習慣 | ゆったりとした服装をする。食後にシュガーレスガムを噛む。適正な体重増加を維持する49。 | 喫煙。腹部を締め付けるきつい服装22。 |
薬物療法:日本で利用可能な安全な選択肢
生活習慣の改善だけでは胸焼けの症状がコントロールできない場合、薬物療法が検討されます。ここでも「ステップアップ」アプローチが取られ、より安全な薬から段階的に使用されます543。しかし、妊娠中にいかなる薬を使用する場合でも、自己判断は絶対に避け、必ず事前にかかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談してください544。日本では、国立成育医療研究センターの「妊娠と薬情報センター」が、薬の安全性に関する信頼できる情報源として活用されています35。
第一選択:制酸薬とアルギン酸塩
- 作用機序:制酸薬は、すでに出てしまった胃酸を直接中和することで、速やかに症状を和らげます。アルギン酸塩は、胃の内容物の表面にゲル状の保護層を形成し、胃酸が食道へ逆流するのを物理的に防ぎます2526。
- 安全性:炭酸カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムなどを主成分とする制酸薬は、推奨用量を守れば妊娠中でも安全に使用できると考えられています5264。ただし、炭酸水素ナトリウム(重曹)を含む製品は、母体のアルカローシス(血液がアルカリ性に傾く状態)のリスクがあるため避けるべきです25。
第二選択:H2ブロッカー(ヒスタミンH2受容体拮抗薬)
- 作用機序:胃酸の分泌を促すヒスタミンという物質の働きをブロックすることで、胃酸自体の産生を抑制します65。制酸薬よりも効果が持続します。
- 日本での具体例:ファモチジン(Famotidine)が代表的で、「ガスター10」という商品名で市販されています41。
- 安全性:長年の使用実績があり、一般的に安全と見なされています。大規模なメタアナリシス(複数の研究を統合した分析)でも、先天異常のリスク増加は認められていません21。
第三選択:プロトンポンプ阻害薬(PPI)
- 作用機序:胃酸分泌の最終段階を担う「プロトンポンプ」という酵素の働きを強力に阻害し、胃酸の産生を非常に効果的に抑制します41。
- 日本での具体例:オメプラゾール(Omeprazole)や、エソメプラゾール(商品名:ネキシウム)などが処方薬として使用されます4166。
- 安全性(詳細な議論):PPIの安全性については、いくつかの議論があります。多くの大規模研究やメタアナリシスでは、妊娠中の使用は安全であると結論づけられており18、重症例に対する有効な選択肢となっています。しかし、2020年に行われた新しいメタアナリシスでは、先天異常との関連の可能性が指摘されました19。この結果の違いは、研究デザイン(症例対照研究かコホート研究かなど)による可能性も指摘されており、結論はまだ出ていません492。このような科学的知見の変遷があるからこそ、PPIの使用は、その利益とリスクを医師と十分に話し合った上で決定することが極めて重要です。
表2:日本における薬物療法の選択肢
薬剤の種類 | 作用機序 | 具体例(成分名/商品名) | 妊娠中の安全性(エビデンスに基づく) |
---|---|---|---|
制酸薬 / アルギン酸塩 | 胃酸を中和し、保護層を形成する26。 | 炭酸カルシウム, 水酸化マグネシウム, 水酸化アルミニウム64。 | 第一選択薬。推奨用量での短期使用は安全。炭酸水素ナトリウム含有製品は避ける25。 |
H2ブロッカー | 胃酸の分泌を減少させる65。 | ファモチジン (ガスター10)41。 | 第二選択薬。安全と考えられており、催奇形性のエビデンスはない21。 |
プロトンポンプ阻害薬 (PPI) | 胃酸の分泌を強力に抑制する41。 | オメプラゾール, エソメプラゾール (ネキシウム)66。 | 重症例に対する第三選択薬。ほとんどのデータは安全性を示すが、一部相反するデータもあるため医師との相談が必須19。 |
【最重要】単なる胸焼けではない危険なサイン:妊娠高血圧症候群との見分け方
妊娠中の胸焼けは一般的で、ほとんどの場合は心配いりません。しかし、みぞおち(心窩部)や右の肋骨の下あたり(右季肋部)に激しい痛みを感じる場合、それは単なる胸焼けではなく、母子ともに危険な状態である「妊娠高血圧症候群(Preeclampsia)」や、その重症型である「HELLP症候群」のサインである可能性があります3739。これらの疾患は肝臓の腫れなどを引き起こし、それが胸焼けと似た部位の激痛として感じられることがあるのです38。自己判断は非常に危険です。以下の表を参考に、症状の違いを理解し、危険なサインを見逃さないようにしてください。
表3:危険なサインの見分け方(通常の胸焼け vs. 妊娠高血圧症候群/HELLP症候群の疑い)
特徴 | 通常の胸焼け | 危険なサイン(妊娠高血圧症候群/HELLP症候群の疑い) |
---|---|---|
痛みの場所 | 胸骨の後ろあたりが焼けるような感じ。喉元まで上がってくることもある50。 | みぞおち(胸骨のすぐ下)や、右の肋骨の下あたりに持続する激しい痛み38。 |
痛みの性質 | 熱い感じ、ヒリヒリする感じ。口の中に酸っぱいものがこみ上げてくる(呑酸)50。 | 鋭い痛み、差し込むような激痛。体勢を変えたり、制酸薬を飲んだりしても全く改善しない39。 |
伴う症状 | げっぷ、お腹の張りなど26。 | 激しい頭痛、目の前がチカチカする・物が見えにくいなどの視覚の変化、ひどい吐き気・嘔吐、顔や手の急激なむくみ38。 |
取るべき行動 | まずはセルフケアを試す。改善しない場合は、かかりつけ医に薬について相談する4。 | 一つでも当てはまる場合は、ためらわずにすぐかかりつけの産婦人科に電話するか、救急外来を受診してください。夜間や休日でも連絡が必要です39。 |
よくある質問(FAQ)
Q1: 妊娠中の胸焼けは、赤ちゃんの髪の毛が多いサインって本当ですか?
Q2: 漢方薬は使っても安全ですか?
Q3: 授乳中も胸焼けが続く場合、薬は飲めますか?
Q4: 胸焼けの症状は、いつになったら治まりますか?
結論
妊娠中の胸焼けは、多くの妊婦さんが経験する非常につらく不快な症状ですが、その原因は妊娠に伴う自然な生理的変化によるものです556。この記事で解説したように、食事や生活習慣の工夫といったセルフケアから始める「ステップアップ」アプローチが基本であり、症状が改善しない場合には、医師の指導のもとで安全な薬物療法を行うことが可能です。最も重要なことは、単なる胸焼けと、重篤な合併症である妊娠高血圧症候群のサインとをしっかりと見分ける知識を持つことです。激しい痛みやその他の警告サインを見逃さず、迅速に行動することが、あなたと赤ちゃんの健康を守る上で不可欠です556。不安な時は一人で抱え込まず、常にかかりつけの医療チームに相談してください。正しい知識と対策で、この時期を乗り越え、健やかなマタニティライフをお送りください557。
この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスに代わるものではありません。健康上の問題や症状がある場合は、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。
参考文献
-
- 公益社団法人 日本産科婦人科学会, 日本産婦人科医会. 産婦人科 診療ガイドライン ―産科編 2023. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.jsog.or.jp/activity/pdf/gl_sanka_2023.pdf
- 妊娠中期以降の胸焼けは「逆流性食道炎」かも? 悩まされないコツ … [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://afc-shop.com/media/archives/2602
- 妊娠中の食事 – 三宅医院. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://miyake-miyakegroup.jp/happiness/detail/159
- 今野 秀洋. 妊娠してから胸焼けがします。 – 佐野産婦人科. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.sanolc.com/2023/09/18/1128/
- 妊娠中期(妊娠6ヶ月-20・21・22・23週)の症状|プレママクリニック|おむつの「GOO.N(グ〜ン)」. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.elleair.jp/goo-n/article/useful/202917/
- 【医師監修】妊娠中の胸焼けの原因と対処法を解説|ベビー…. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://baby-calendar.jp/knowledge/pregnancy/1446
- 妊娠中期でも気持ち悪い!つわり後も吐き気がするときの原因や対処法 – mamanico. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://mamanico.jp/article/01_pregnancy/000530.html
- 胃痛は妊娠初期の症状の一つ|対処法や妊娠何週目に起こるかを解説 – mamanico. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://mamanico.jp/article/01_pregnancy/000385.html
- Costigan KA, Sipsma H, DiPietro JA. 10 Bizarre (but Normal!) Body Changes During Pregnancy. UNM Health. [インターネット]. 2021年1月 [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://ja.unmhealth.org/stories/2021/01/pregnancy-body-changes.html
- 「“つわり”について」の調査結果~妊娠と共にやってくる“つわり”という試練を乗り越えよう!. PR Times. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000271.000002943.html
- 妊娠初期のマイナートラブルによる 妊婦の日常生活上の苦労・困難…. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://saku.repo.nii.ac.jp/record/184/files/SUJN-8-1-01.pdf
- Heartburn in pregnancy. – Scilit. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.scilit.com/publications/ee4a4dd99459dd1b36be112f1e378322
- Vazquez JC. Heartburn in pregnancy. BMJ Clin Evid. 2015;2015:1411.
- Phupong V, Ainnibha S. Interventions for heartburn in pregnancy. Cochrane Database Syst Rev. 2022;6(6):CD011379.
- Gomes CF, Sousa M, Lourenço I, Martins D, Torres J. Gastrointestinal diseases during pregnancy: what does the gastroenterologist need to know? Ann Gastroenterol. 2018;31(4):385-394.
- Dowswell T, Neilson JP. Interventions for heartburn in pregnancy. Cochrane Database Syst Rev. 2015;(8):CD011379.
- Quartarone G. Review of recent evidence on the management of heartburn in pregnant and breastfeeding women. Gynakol Geburtshilfliche Rundsch. 2022;62(3):151-157.
- Gill SK, O’Brien L, Einarson TR, Koren G. The safety of proton pump inhibitors (PPIs) in pregnancy: a meta-analysis. Am J Gastroenterol. 2009;104(6):1541-5.
- Li Y, Wang H, Wang F, et al. Systematic review with meta-analysis: the risks of proton pump inhibitors during pregnancy. Aliment Pharmacol Ther. 2020;51(5):514-523.
- Nakhai-Pour HR, Bérard A. Use of proton pump inhibitors during pregnancy and rates of major malformations: a meta-analysis. Can J Gastroenterol. 2008;22(10):821-4.
- Eslami M, Gill SK, Einarson A, et al. Treatment of heartburn and acid reflux associated with nausea and vomiting during pregnancy. Can J Clin Pharmacol. 2010;17(1):e161-5.
- Acid Reflux/GERD | ACG – American College of Gastroenterology. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://gi.org/topics/acid-reflux/
- Katz PO, Dunbar KB, Schnoll-Sussman FH, et al. ACG Clinical Guideline for the Diagnosis and Management of Gastroesophageal Reflux Disease. Am J Gastroenterol. 2022;117(1):27-56.
- Law R, Maltepe C, Bozzo P, Einarson A. The Pregnant Patient: Managing Common Acute Medical Problems. Am Fam Physician. 2018;98(9):595-602.
- Heartburn and Dyspepsia: treatment during pregnancy – SPS – Specialist Pharmacy Service. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.sps.nhs.uk/articles/heartburn-and-dyspepsia-treatment-during-pregnancy/
- Knott L. Indigestion and Acid Reflux in Pregnancy (Dyspepsia). Patient.info. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://patient.info/pregnancy/common-problems-in-pregnancy-leaflet/dyspepsia-in-pregnancy
- <診療ガイドライン婦 科外来編 2023(案)> – 日本産婦人科医会. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2022/08/20220816.pdf
- 妊産婦のための食事バランスガイド 「主食」を中心に … – 厚生労働省. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3b02.pdf
- 藤東 淳也. 妊娠初期の胸焼けのつわりがつらい!治し方や対処法は? – 株式会社エバーセンス. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://eversense.co.jp/article/30123
- 妊産婦のための食事バランスガイド. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.city.kumagaya.lg.jp/kenkouhukushi/kenkohoken/prekonception.files/ninnsannpu.pdf
- ママのための 食事BOOK. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.jri.co.jp/file/column/opinion/pdf/180331_ninsanpu_recipe1.pdf
- 妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針|国立健康・栄養研究所. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.nibn.go.jp/eiken/ninsanpu/
- 日本産科婦人科学会編. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: http://www.jsognh.jp/common/files/society/guide_line.pdf
- (2)妊娠と薬 – 日本産婦人科医会. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.jaog.or.jp/note/%EF%BC%882%EF%BC%89%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E3%81%A8%E8%96%AC/
- 妊娠と薬情報センター – 国立成育医療研究センター. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.ncchd.go.jp/kusuri/
- 妊娠時の安全性評価・授乳中のカテゴリー … – 神戸医療センター. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://kobe.hosp.go.jp/images/2016/10/yakuzai800815.pdf
- 【妊娠後期の吐き気】気持ち悪いのは後期つわり…?原因・対策を…. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://mamanico.jp/article/01_pregnancy/000469.html
- 妊娠高血圧症候群の診療指針2021-Best Practice Guide- – Minds…. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00660/
- 妊娠高血圧症候群 – 公益社団法人 日本産科婦人科学会. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.jsog.or.jp/citizen/5709/
- つわり中のおすすめの食べ物と控えたほうがいい食べ物は?食事のコツ【医師解説】. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://naminamicl.jp/column/pregnancy/morningsickness-vitaminb6/
- 逆流性食道炎の治療薬を紹介-選び方、飲む際の注意点も解説. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.jcvn.jp/column/gerd/%E9%80%86%E6%B5%81%E6%80%A7%E9%A3%9F%E9%81%93%E7%82%8E%E3%81%AE%E6%B2%BB%E7%99%82%E8%96%AC/
- Malfertheiner P, Kandulski A, Venerito M. Association of Heartburn During Pregnancy With the Risk of Gastroesophageal Reflux Disease. JAMA. 2006;296(10):1227.
- Thesing C, et al. Review of recent evidence on the management of heartburn in pregnant and breastfeeding women. springermedizin.de. [インターネット]. 2022年5月10日 [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.springermedizin.de/review-of-recent-evidence-on-the-management-of-heartburn-in-preg/20371214
- Quartarone G. Review of recent evidence on the management of heartburn in pregnant and breastfeeding women. Arch Gynecol Obstet. 2022;305(5):1165-1171.
- 先輩ママに聞く!つわり中におすすめの食べ物は? – BELTA. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://belta.co.jp/maternity/morning_sickness_food/
- Vallejo-Alemán A, et al. Heartburn, Nausea, and Vomiting During Pregnancy. J Clin Med. 2023;12(23):7494.
- Marrero JM, Goggin PM, de Caestecker JS, Pearce JM, Maxwell JD. Review article: the management of heartburn in pregnancy. Aliment Pharmacol Ther. 1993;7(2):103-13.
- 【医師監修】つわりはもう終わったはずなのに…妊娠後期の吐き気の原因は? – ゼクシィBaby. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://zexybaby.zexy.net/article/contents/0011/
- 妊娠中の貧血・つわり・胸やけ・便秘・おりもの – エレビット. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.elevit.jp/column/pregnant/symptoms/
- Pregnancy and Heartburn | Johns Hopkins Medicine. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.hopkinsmedicine.org/health/conditions-and-diseases/staying-healthy-during-pregnancy/pregnancy-and-heartburn
- 妊娠後期の吐き気でつらい、眠れない方!必見! – 【公式】わくわくボディクリニック. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.wakuwakubc.com/posts/20240603
- Herregods TV, et al. Gastrointestinal diseases during pregnancy: what does the gastroenterologist need to know? Ann Gastroenterol. 2018;31(4):385-394.
- 【助産師執筆】妊娠35週 早めの対処と予防でマイナートラブルと上手に付き合おう. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.akachan.jp/topics/midwife/journal_m35/
- 11.妊娠期の不快症状と対処法. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.hospital.hachinohe.aomori.jp/wp-content/uploads/2021/04/2020-554-%E2%85%A0%EF%BC%8D11%EF%BC%8E%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E6%9C%9F%E3%81%AE%E4%B8%8D%E5%BF%AB%E7%97%87%E7%8A%B6%E3%81%A8%E5%AF%BE%E5%87%A6%E6%B3%95.pdf
- 妊娠初期の吐き気はいつからいつまで続く?原因と対処法を解説 – torch clinic. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.torch.clinic/contents/1875
- つわりはいつから?どういう風に始まる?【体験談つき】 – ムーニー. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://jp.moony.com/ja/tips/pregnancy/pregnancy/trouble/pm0024.html
- 後期つわりに苦しむ妊婦さん必見!症状や対策方法を解説【医師監修】 – 楽天市場. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://event.rakuten.co.jp/family/story/article/2022/late-morning-sickness/
- 妊娠後期におとずれる症状 – パンパース. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.jp.pampers.com/pregnancy/pregnancy-symptoms/article/third-trimester-pregnancy-discomfort
- GERD and Pregnancy – Practical Gastroenterology. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.ficomputing.net/pdf/June06/MadanickArticle.pdf
- 胃酸逆流の症状や胸焼けを緩和する、食べ物と飲み物を医師が解説! – ELLE. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.elle.com/jp/gourmet/gourmet-healthyfood/g37251525/acid-reflux-21-1004/
- Richter JE. Treatment of Gastroesophageal Reflux Disease During Pregnancy. Gastroenterol Hepatol (N Y). 2013;9(5):306-7.
- 妊娠初期のつわり徹底ガイド:症状の特徴とピーク時期、効果的な対処法まで. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://naminamicl.jp/column/pregnancy/morningsickness/early-morningsickness_howto/
- TUMS During Pregnancy | Is It Safe for Heartburn Relief?. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://americanpregnancy.org/healthy-pregnancy/is-it-safe/tums-during-pregnancy/
- Chambliss W. OTC Medications for GI Disorders in Pregnancy. U.S. Pharmacist. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://www.uspharmacist.com/article/otc-medications-for-gi-disorders-in-pregnancy
- ファモチジンの妊娠・授乳中の服用 – にしじまクリニック. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://nishijima-clinic.or.jp/blog/2022/11/21/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%A2%E3%83%81%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%A6%8A%E5%A8%A0%E3%83%BB%E6%8E%88%E4%B9%B3%E4%B8%AD%E3%81%AE%E6%9C%8D%E7%94%A8/
- 【妊婦健診】妊娠中、胃がもたれて痛い。胃薬は飲んでいい?. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://kosugi.clinic/medical/medical-2574/
- 妊娠中・授乳中の薬物投与 – 管理薬剤師.com. [インターネット]. [引用日: 2025年6月15日]. 以下より入手可能: https://kanri.nkdesk.com/touyaku/touyaku10.php