【医師監修】思春期の生理不順:それって普通?病院に行くべき?原因と対処法を徹底解説
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【医師監修】思春期の生理不順:それって普通?病院に行くべき?原因と対処法を徹底解説

JAPANESEHEALTH.ORG編集部より:思春期は、心と体が大きく変化する特別な時期です。中でも「生理(月経)」は、多くの女性が初めて経験する大きな体の変化であり、戸惑いや不安を感じることも少なくありません。特に生理不驚は、日本の10代女性の約3割が経験しているという調査結果1がある一方で、「我慢するもの」「恥ずかしいこと」といった風潮から、誰にも相談できずに一人で悩みを抱え込んでいるケースが非常に多いのが現状です2。この記事は、そのような沈黙と「我慢」の文化1を打破し、思春期の若者とその保護者の皆様が正しい知識を得て、適切な行動をとるための一助となることを目指しています。本稿は、東京慈恵会医科大学産婦人科学講座の岸裕司准教授345のような、この分野の第一人者による知見を基盤とし、最新かつ信頼性の高い医学情報のみに基づいて構成されています。あなたの体のサインを正しく理解し、健やかな未来へと繋げるための、信頼できるガイドです。

この記事の科学的根拠

この記事は、引用された研究報告書に明示された、最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下に示すリストには、実際に参照された情報源と、提示された医学的ガイダンスへの直接的な関連性のみが含まれています。

  • 米国産科婦人科学会(ACOG)および米国小児科学会(AAP): 本記事における「月経は第6のバイタルサイン」という核心的な概念は、これらの組織が提唱する委員会意見書に基づいています6。これは月経を全身の健康指標として捉える、世界的に認められた考え方です。
  • 日本産科婦人科学会(JSOG): 治療法、診断基準、特に「産婦人科診療ガイドライン 婦人科外来編2023」31からの推奨事項は、日本の臨床現場における標準治療を反映しています。
  • 日本思春期学会: 思春期特有のホルモン動態や、ストレス・体重減少が月経に与える影響に関する解説は、同学会の見解に基づいています11
  • 厚生労働省(MHLW)および文部科学省(MEXT): 日本国内の思春期女性が抱える月経関連の悩みや有訴者率に関する統計データは、これらの省庁による公的な調査(例:国民生活基礎調査19)に基づき、問題の規模と重要性を示しています。

要点まとめ

  • 月経は単なる生理現象ではなく、血圧や脈拍と同様に全身の健康状態を示す「第6のバイタルサイン」とされています6
  • 思春期の生理不順は、脳と卵巣の連携が未熟なため、初経後の数年間はよく見られますが、「3ヶ月以上生理が来ない」「15歳になっても初経がない」場合は受診が推奨されます39
  • 日常生活に支障をきたすほどのひどい生理痛や、過多月経は「我慢」せず、治療を検討すべきサインです。背景に病気が隠れている可能性もあります212
  • 婦人科での診察において、性交経験のない思春期の若者に対して、いきなり内診(腟からの診察)を行うことは通常なく、必須ではありません。お腹の上からの超音波検査など、苦痛の少ない代替方法があります21
  • 原因の多くはストレスや体重変化などの機能的な問題ですが、ホルモン療法や漢方薬など、有効で安全な治療選択肢が存在します31

1. あなたの月経は健康のバロメーター:知っておくべき「バイタルサイン」という考え方

医学界の最も先進的な考え方の一つに、「月経をバイタルサインとして捉える」というものがあります。これは、米国産科婦人科学会(ACOG)および米国小児科学会(AAP)によって提唱されている画期的な概念です6。血圧、心拍数、呼吸数、体温といった従来のバイタルサインが全身の健康状態を示す重要な指標であるのと同様に、月経周期のパターンもまた、正常な発達と健康状態を評価するための「強力なツール」であると位置づけられています7。この考え方は、月経に関する対話を根本的に変える力を持っています。「生理がおかしい」という受動的な悩みから、「私の生理は、全身の健康について何を語っているのだろう?」という能動的な問いへの転換を促すのです。伝統的なバイタルサインの異常を放置することが危険であるのと同様に、月経パターンの異常を「我慢」することは、潜在的な健康問題のサインを見過ごすことに他なりません。このフレームワークは、日本社会に根強く存在する「月経の不調は我慢するもの」という文化的障壁1に直接対抗する論理的根拠を提供し、思春期の月経パターンの異常を特定することが、成人期における健康上の懸念を早期に発見する機会となりうることを示唆しています68

1.1. 思春期の「正常な生理」とは?

思春期の若者と保護者が抱く最大の不安の一つは、「何が正常で、何が異常なのか」という判断基準が曖昧なことです。国内外の権威ある情報源を統合し、思春期における「正常な月経」の包括的な定義を以下に示します。

  • 初経(初めての生理)の年齢: 日本人女性の平均初経年齢は12歳前後です2。個人差はありますが、15歳を過ぎても初経が来ない場合は「初経遅延」として注意が必要とされます10
  • 月経周期の長さ: 一般的な正常周期は25日から38日とされています2。しかし、思春期、特に初経後の数年間は、脳の司令塔(視床下部)と卵巣の連携(視床下部-下垂体-卵巣系、HPO軸)が未熟なため、周期が不安定になりやすいです。この時期においては、21日から45日の範囲の周期も正常と見なされることが多いと、米国小児科学会は指摘しています9。初経後3年目までには、60~80%の女性で周期が成人と同様の21~34日のパターンに落ち着いてくると報告されています9
  • 月経の持続日数: 3日から7日間が正常範囲とされています2
  • 初期の不規則性: ジョンズ・ホプキンス大学医学部によると、初経後の最初の1~2年間は、周期が不規則であったり、数ヶ月間月経が来なかったりすることは非常に一般的であり、多くの場合、病的なものではありません12。これは読者の不必要な不安を和らげるために重要な情報です。しかし、「辛抱強く、しかし注意深く観察する」という姿勢が重要であり、次に示す明確な閾値を超えた場合は専門家への相談が推奨されます。

1.2. 「我慢するのが当たり前」は間違い!日本の女の子たちのリアル

思春期の生理不順は、決して稀な問題ではありません。ニッセイ基礎研究所が実施した調査によると、日本の10代女性の約3割(28.9%)が生理不順や無月経を報告しています1。さらに、文部科学省の調査では、女子生徒の約80%が月経に関連して勉強や運動に影響が出るほどの身体的不調を経験していることが明らかになっています2。これほど高い有病率にもかかわらず、最も一般的な対処行動は「我慢する」ことであり、全体の4割近くを占めます1。月経痛を「我慢している」と回答した生徒は半数以上にのぼり2、問題を抱える女子生徒の43%以上が誰にも相談していないという深刻な実態があります2。厚生労働省が発表した2022年の国民生活基礎調査1920でも、10~19歳女性における「月経不順・月経痛」は無視できない健康問題として示されています。このデータが示すのは、日本の思春期における、静かなる公衆衛生上の危機です。この背景には、知識不足、スティグマ、そして婦人科へのアクセスの障壁が存在し、我慢が解決策ではないことを明確に伝える必要があります。

2. これって大丈夫?産婦人科を受診すべき10のサイン

ご自身の状況を客観的に判断し、適切な行動を起こすための最も直接的で有用なツールとして、複数の権威ある情報源3101113からの推奨事項を統合した、以下のチェックリストをご活用ください。これは、あなたの「私の症状は病院に行くほど深刻なの?」という問いに具体的に答えるものです。

表1:産婦人科の受診を検討すべきサイン
状況・症状 推奨されるアクションと解説
生理が来ない(無月経)
  • 15歳になっても一度も生理が来ない: 強く受診を推奨します。これは「初経遅延」の可能性があり、精査が必要です3
  • 18歳になっても一度も生理が来ない: 直ちに受診が必要です。「原発性無月経」と定義されますが、18歳まで待つべきではありません321
  • これまであった生理が3ヶ月以上来ない: 強く受診を推奨します。「続発性無月経」の可能性があり、その原因を調べる必要があります11
周期がバラバラ(不規則周期)
  • 周期が常に21日より短い、または45日より長い: 受診を推奨します。頻発月経や稀発月経の可能性があります13。(日本の基準では24日以内、39日以上とするものもあります22)。
  • 順調だった周期が急に不規則になった: 受診を検討しましょう。背景に何らかの変化があった可能性があります13
出血の異常
  • 生理が8日以上続く: 受診を推奨します。「過長月経」の可能性があります12
  • 出血量が非常に多い(例:1~2時間ごとにナプキン交換が必要、衣類や寝具を汚す、大きな血の塊が出る): 強く受診を推奨します。「過多月経」の可能性があり、貧血のリスクも高まります1223
  • 生理と生理の間に不正出血がある: 受診を推奨します。原因を特定する必要があります13
ひどい痛み
  • 学校を休むなど日常生活に支障が出るほどの生理痛がある: 強く受診を推奨します。「月経困難症」と呼ばれ、治療可能な場合や、子宮内膜症などの病気が隠れている可能性があります2
その他のサイン
  • 生理不順と同時に、急激な体重増加・減少があった: 受診を推奨します。ホルモンバランスの乱れを示唆しています18
  • 顔、あご、胸などに多毛が見られる、または重度のニキビがある: 受診を推奨します。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などのホルモン異常が考えられます13

3. なぜ生理不順になるの?医師が考える原因のすべて

3.1. 医師の思考ツール「PALM-COEIN」とは?

婦人科医が異常な子宮出血(Abnormal Uterine Bleeding: AUB)の原因を体系的に診断する際、国際産科婦人科連合(FIGO)が提唱する「PALM-COEIN分類」という世界標準のフレームワークが用いられます1430。日本の産婦人科診療ガイドライン2023年版でもこの分類法に言及しており31、国内の臨床現場との整合性も高いです。このフレームワークを理解することは、医療の「ブラックボックス」の蓋を開け、婦人科受診を論理的で理解可能なプロセスへと変える助けとなります。

  • PALM(構造的な原因 – Structural Causes): 子宮の物理的な異常(ポリープ、子宮筋腫など)を指します。重要な点として、これらの原因は思春期の若者では稀であると専門家は指摘しています25
  • COEIN(非構造的な原因 – Non-structural Causes): 機能的な問題や全身性の疾患を指します。思春期の生理不順のほとんどは、こちらに分類されます。

3.2. 思春期に最も多い「排卵の問題」(COEINの”O”)

思春期の生理不順の根本原因として最も多いのが、排卵障害(Ovulatory dysfunction)、特に排卵が起こらない無排卵周期です25。これは、脳の司令塔である視床下部、指令を伝達する下垂体、そしてホルモンを産生する卵巣からなる視床下部-下垂体-卵巣(HPO)軸が、まだ発達途上で未熟なために起こる生理的な現象です1134。思春期の脳は、卵巣との間でホルモンを通じた正確なコミュニケーションを「学習している」最中であり11、その結果、排卵が起こらず、子宮内膜を安定させるプロゲステロン(黄体ホルモン)が分泌されないことがあります。エストロゲン(卵胞ホルモン)の刺激だけを受け続けた子宮内膜は不安定に厚くなり、不規則に、そしてしばしば大量に出血する原因となります25

3.3. ストレス、ダイエット… 生活習慣が引き起こす不順

非常にデリケートなHPO軸は、外部からの様々な影響を受けやすいです。

  • ストレス: 受験勉強、友人関係などの精神的ストレスは、視床下部に直接影響を与え、生殖に関わるホルモンの規則的な分泌を妨げ、生理不順や無月経を引き起こすことがあります1137
  • 体重減少性無月経: これは特に重要な問題です。急激な体重減少や極端な低体重は、体が生命維持を最優先するため、生殖機能を「オフ」にしてエネルギーを節約しようとするために起こります11。思春期の無月経の約60%は、このような急激な体重変化やストレスが原因であると報告されています11。体脂肪率が15%を下回ると、卵巣機能が急激に低下することが知られています38。日本産科婦人科学会の診療ガイドライン2023年版では、この状態の治療の第一選択は、ホルモン剤で無理に月経を起こすことではなく、適切なカウンセリングと体重回復(標準体重の90%が目標)であると強調しています31
  • 肥満: 過度な体重増加もまた、ホルモンバランスを乱し、インスリン抵抗性を介して排卵障害を引き起こし、生理不順の原因となりうると指摘されています39

3.4. 【特集】アスリートと無月経:見過ごされがちなリスク

ハイリスク集団である女性アスリートには、特別な注意が必要です。根本的な原因は、単なる「運動のしすぎ」ではなく、「利用可能エネルギー不足(Low Energy Availability: LEA)」です。これは、運動によるエネルギー消費に対し、食事からのエネルギー摂取が追いつかない状態を指します224。このLEAは、①摂食障害、②無月経、③骨粗鬆症という「女性アスリートの三主徴(Female Athlete Triad)」を引き起こします。現在では、この概念は男女問わず、より広範な健康問題を含む「スポーツにおける相対的エネルギー不足(Relative Energy Deficiency in Sport: RED-S)」として理解されています314041。特に重要なのは、LEAによる無月経がもたらす骨への影響です。エストロゲンの分泌が低下した状態が続くと骨密度が著しく低下し、骨量がピークに達する思春期にこの状態が続くと、疲労骨折のリスクを劇的に高め、将来の骨粗粗鬆症の深刻な原因となります242

3.5. 隠れているかもしれない病気

排卵障害ほど頻度は高くないものの、見逃してはならない重要な原因も存在します。

  • 多嚢胞性卵巣症候群(PCOS): 生理不順、高アンドロゲン血症(ニキビや多毛の原因)、卵巣の多嚢胞性変化を特徴とする一般的な内分泌疾患です1444
  • 血液凝固障害: 過多月経に悩む思春期の若者の最大20%に、背景に何らかの血液凝固障害が隠れている可能性が指摘されています。その中で最も多いのがフォン・ヴィレブランド病です1443
  • 甲状腺疾患: 甲状腺機能亢進症、低下症のいずれも月経周期の乱れを引き起こす可能性があります13
  • 高プロラクチン血症: プロラクチンというホルモンが高値になると、排卵が抑制され、無月経の原因となることがあります14

4. 産婦人科って何するの?初めての受診、完全ガイド

婦人科受診への大きな障壁である「恐怖と不安」を解消するため、クリニックでの体験を具体的に解説します。これはあなたの「経験(Experience)」と「有用性(Helpfulness)」を高める上で極めて重要な情報です。

4.1. 診察前に準備すること

具体的な準備をすることで、不安を和らげ、よりスムーズな診察につながります。

  • 月経の記録: スマートフォンのアプリや手帳を使い、生理が始まった日と終わった日、出血量(ナプキンやタンポンの使用数)、痛みの程度などを記録しておきましょう。これは医師が診断を下すための非常に貴重な情報となります946
  • 情報の整理: 初経年齢、これまでの病気、服用中の薬、アレルギー、家族(特に母親や姉妹)の月経トラブルや病気の既往などをメモしておくと、問診の際に役立ちます31
  • プライバシーの尊重: 診察内容は本人の同意なく親に伝えられることはないという守秘義務の原則があります。安心して相談してください47

4.2. 診察の流れ:問診から検査まで

診断に至るまでの各ステップを丁寧に説明します。

  1. 問診: 医師が症状や生活習慣について詳しく質問します。準備したメモを見ながら、できるだけ正確に答えましょう30
  2. 身体診察: 身長、体重、血圧測定といった全身状態のチェックから始まります。甲状腺の腫れや、ニキビ・多毛などの所見も確認します30
  3. 検査:
    • 妊娠反応検査: まず妊娠の可能性を除外するために行われます25
    • 血液検査: 貧血の有無(血算)、ホルモン値(甲状腺ホルモン、プロラクチン、女性ホルモンなど)、そして必要に応じて血液凝固機能などを調べ、内分泌系の異常や隠れた病気を探ります121425
    • 超音波(エコー)検査: 子宮や卵巣の形を画像で確認します。これについては次のセクションで詳しく解説します。

4.3. 「内診は必須?」多くの人が抱く不安にお答えします

結論から言うと、性交経験のない思春期の若者に対して、いきなり内診(腟の中から子宮や卵巣を調べる診察)を行うことは通常なく、必須ではありません2148。これは、多くの臨床ガイドラインで推奨されている思春期患者への配慮です。内診への恐怖は、適切な医療アクセスを妨げる非常に大きな障壁であることを医療者も理解しています。もし内診が怖い、抵抗があると感じるなら、その気持ちを正直に医師に伝えることが何よりも大切です。その場合、以下のような苦痛の少ない代替手段が用いられます。

  • 経腹超音波検査: お腹の上からゼリーを塗り、プローブ(器具)を当てて子宮や卵巣を観察する方法です。痛みは全くありません21
  • 経直腸超音波検査: お尻の穴(肛門)から指ほどの細いプローブを少しだけ入れて、直腸越しに子宮や卵巣を調べる方法です。これも内診に比べて抵抗感が少なく、正確な情報が得られます33

この正確な情報提供は、受診への心理的ハードルを劇的に下げる効果があり、あなたの声なき「ペインポイント」に直接応えるものです。

5. 生理不順の治し方:セルフケアからお薬まで

最新の臨床ガイドラインに基づき、セルフケアから専門的な医療介入まで、治療の選択肢を体系的に提示します。

5.1. まずは自分でできること

日常生活の中で主体的に取り組める、エビデンスに基づいた戦略です。

  • 痛みの緩和: 腹部や腰を温めること10や、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動46は、一部の女性で生理痛を和らげる効果が報告されています。また、市販の鎮痛薬(イブプロフェンなどのNSAIDs)は、痛みが強くなる前に早めに服用するとより効果的です1046
  • ストレス管理と栄養: 十分な睡眠とリラックスできる時間を確保し、規則正しい生活を心がけることがホルモンバランスを整える助けとなります10。特に、バランスの取れた食事は重要で、極端なダイエットは避けなければなりません。アスリートの場合は、エネルギーと炭水化物の摂取量を意識的に増やすことが推奨されます40

5.2. 病院での治療法

産婦人科診療ガイドライン2023年版31および国際的なガイドライン25に基づき、専門的な治療選択肢を解説します。

表3:生理不順・月経困難症の主な治療法
治療法の種類 主な目的 作用の仕組み(概要) こんな人におすすめ
ホルモン療法(LEP/OC) 周期の安定化、痛みの緩和、出血量の減少 排卵を止め、子宮内膜が厚くなるのを抑える。 周期が不規則、生理痛が強い、出血量が多い、ニキビの改善や避妊も希望する場合3151
黄体ホルモン放出子宮内システム(LNG-IUS) 出血量の劇的な減少 子宮内に直接作用し、子宮内膜を薄く保つ。 長期的な過多月経の管理が必要な場合31
プロゲスチン療法 周期的な出血を誘発 ホルモンバランスを整え、定期的な内膜の排出を促す。 無月経が続く場合(体重回復などの根本治療と並行して)27
トラネキサム酸 出血量の減少 血液が固まるのを助け、止血を促進する。 ホルモン剤を使いたくない、または使えない過多月経の場合25
漢方薬 体質改善による症状緩和 全身の血行やホルモンバランスを整える。 冷えや疲労感など、複合的な不調を伴う場合に選択肢となる(例:当帰芍薬散、桂枝茯苓丸)31
鉄剤の補充 貧血の治療・予防 失われた鉄分を補い、ヘモグロビンを正常化する。 過多月経により鉄欠乏性貧血と診断されたすべての人に不可欠12

6. どう話せばいい?親と子どものためのコミュニケーションガイド

医学的な問題だけでなく、心理社会的な障壁に対処することも非常に重要です。ここでは、思春期の若者と保護者の双方に実用的なコミュニケーション戦略を提供します。

6.1. 10代のあなたへ:悩みを打ち明けるヒント

月経について話すことが気まずいと感じるのは自然なことです。しかし、一人で抱え込む必要はありません。

  • 誰に話すかを選ぶ: 保護者、学校の養護教諭2、または信頼できる他の大人に相談してみましょう。
  • 会話のきっかけを作る: 「ちょっと健康のことで相談があるんだけど…」と切り出したり、この記事のような客観的な資料を見せながら話したりするのも一つの方法です53
  • 医師を味方につける: 医師はあなたのプライバシーを守り、助けるために存在します。どんな小さなことでも、安心して質問してください47

6.2. 保護者の方へ:お子さんのサインに気づき、支えるために

お子さんをサポートする立場にある大人へのガイダンスです。

  • 対話を日常にする: 月経を健康に関する普通の話題として、オープンに、そして批判的判断を交えずに話せる家庭環境を作りましょう1054
  • 保護者から働きかける: お子さんが相談に来るのを待つだけでなく、「最近、体調はどう?」といった形で、保護者から会話を始めることも有効です53
  • 傾聴と共感の姿勢: お子さんが悩みを打ち明けた際は、「みんなそうだよ」「我慢しなさい」といった言葉で片付けず、その子の辛さを認め、共感的に耳を傾けてください。
  • 危険なサインを学ぶ: 本記事の「受診を検討すべきサイン」(表1)を参考に、医療的介入が必要なタイミングを把握しておくことが、お子さんを守る上で重要です10

よくある質問

低用量ピル(LEP/OC)は10代が飲んでも安全ですか?副作用が心配です。
はい、適切な診察のもとで処方されれば、10代の女性にとっても安全で有効な治療法です。日本産科婦人科学会のガイドラインでも、月経困難症などに対して推奨されています31。飲み始めに吐き気や頭痛などの軽い副作用が出ることがありますが、多くは数ヶ月で治まります。最も注意すべき副作用は血栓症(血の塊ができる病気)ですが、そのリスクは非常に稀です。医師は処方前にリスクを評価し、安全に服用できるか判断しますので、不安な点は遠慮なく相談してください。
生理不順でも妊娠する可能性はありますか?
はい、可能性はあります。生理不順は排卵が不規則であることを意味しますが、「排卵が全くない」とは限りません。いつ排卵するか予測が困難なため、意図しない妊娠を避けるためには、性交経験がある場合は常に適切な避妊を行うことが非常に重要です。生理が来ていないからといって、妊娠しないとは決して考えないでください。
治療を始めると、どのくらいで良くなりますか?
治療法や原因によって異なります。例えば、低用量ピル(LEP/OC)による治療の場合、1〜3ヶ月程度で周期が整い、痛みや出血量が改善されることが一般的です51。体重減少が原因の無月経の場合は、ホルモン剤で一時的に出血を起こすことよりも、根本原因である体重の回復が最も重要であり、これには数ヶ月からそれ以上の時間がかかることもあります31。焦らず、医師と相談しながら治療を続けることが大切です。

結論

思春期の生理不順は、多くの若者が経験する一般的な悩みであると同時に、体の重要なサインを見逃さないための貴重な機会でもあります。月経を「第6のバイタルサイン」6と捉え、そのパターンに注意を払うことは、自分自身の健康を管理する第一歩です。「我慢」や「放置」は決して解決策ではありません。この記事で示した受診のサインに一つでも当てはまる場合は、勇気を出して婦人科医や信頼できる大人に相談してください。婦人科での診察は、皆さんが想像するほど怖いものではなく、特に内診は必須ではないことが多いです。原因を正しく理解し、適切な治療やケアを受けることで、不快な症状から解放され、より健やかで快適な思春期を送ることが可能です。あなたの体は、あなただけの大切な資本です。その声に耳を傾け、適切な行動をとることを心から応援しています。

免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、専門的な医学的アドバイスに代わるものではありません。健康に関する懸念がある場合、または健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

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