【医師監修】脂性肌とニキビの完全ガイド:日本皮膚科学会が推奨する治療法から正しい市販スキンケアの選び方まで徹底解説
皮膚科疾患

【医師監修】脂性肌とニキビの完全ガイド:日本皮膚科学会が推奨する治療法から正しい市販スキンケアの選び方まで徹底解説

「またニキビができてしまった…」「この顔のテカリ、どうにかならないの?」そんな悩みを抱えていませんか。ニキビは、日本人の90%以上が一度は経験する、ありふれた皮膚の悩みです1。しかし、それは決して「青春のシンボル」などではなく、放置すれば深刻なニキビ跡を残し、時にはうつ病や社会的孤立を引き起こすほどQOL(生活の質)を著しく低下させる、治療が必要な「皮膚疾患」なのです2。インターネットやSNSには情報が溢れ、「皮膚科医の推奨」と「ネットの口コミ」、どちらを信じれば良いのか混乱している方も多いでしょう。この記事では、日本皮膚科学会が数年ぶりに改訂した最新の診療ガイドラインと、世界中の信頼できる研究に基づき、皮膚科専門医の監修のもと、明日からご自身で実践できる正しいケアから、皮膚科で受けられる標準治療のすべてまでを、どこよりも分かりやすく、そして深く解説します。

この記事の要点

  • ニキビは、皮脂の過剰分泌、毛穴の詰まり、アクネ菌の増殖、炎症の4つの要因が絡み合って発生する「皮膚疾患」です。
  • 日本皮膚科学会の最新ガイドラインでは、症状を抑える「急性期治療」と、再発を防ぐ「維持療法」が治療の二本柱とされています。特に「維持療法」が根本改善の鍵です。
  • 「脂性肌だから保湿は不要」は大きな誤解です。乾燥が原因で皮脂が過剰になる「インナードライ」状態も多く、適切な保湿が不可欠です3
  • スキンケア製品は「ノンコメドジェニックテスト済み」表示のあるものを選び、洗顔・保湿・紫外線対策の3つの基本を徹底することが重要です。
  • ニキビを自分で潰すことは、永続的なニキビ跡(瘢痕)の最大の原因となるため、絶対に避けるべきです。

ニキビの正体:なぜあなたの肌にニキビができるのか?

効果的な対策を立てるには、まず敵を知ることから始まります。ニキビは、主に4つのステップを経て発生・悪化します。このメカニズムを理解することが、正しいケアへの第一歩です。

【医師監修】脂性肌とニキビの完全ガイド:日本皮膚科学会が推奨する治療法から正しい市販スキンケアの選び方まで徹底解説

図1: ニキビの進行段階イラスト。毛穴の詰まりから始まり、炎症へと悪化していくプロセスを示しています。

ステップ1:皮脂分泌の亢進

思春期のホルモンバランスの変化、ストレス、遺伝的要因などによって皮脂腺が刺激され、皮脂が過剰に分泌されます4。これが、ニキビができやすい「脂性肌(オイリー肌)」の基本的な状態です5

ステップ2:毛穴の角化異常(詰まり)

ニキビの根本的な始まりは、この「毛穴の詰まり」にあります。通常、肌の細胞は新陳代謝によって自然に剥がれ落ちますが、何らかの原因で毛穴の出口付近の角質が厚くなり、剥がれ落ちずに蓋をしてしまうことがあります。この結果、皮脂が毛穴の外に排出されずに溜まり始めます。この状態が、すべてのニキビの原点である「コメド(面皰)」です45

ステップ3:C. acnes(アクネ菌)の増殖

毛穴が詰まり、皮脂が溜まった環境は、酸素を嫌い、皮脂を栄養源とする「Cutibacterium acnes(旧名: Propionibacterium acnes)」、通称アクネ菌にとって絶好の増殖場所となります。アクネ菌は誰の肌にも存在する常在菌であり、菌そのものが悪者なのではありません。問題なのは、この菌が異常に増殖してしまう「環境」なのです17

ステップ4:炎症反応

異常増殖したアクネ菌は、様々な炎症を引き起こす物質を産生します。これに対して体の免疫システムが反応し、毛穴の周りが赤く腫れ上がります。これが痛みを伴う「赤ニキビ(紅色丘疹)」です。さらに炎症が進み、白血球の死骸などが溜まって膿を持つようになると、「黄ニキビ(膿疱)」へと悪化します17

「インナードライ」の罠:脂性肌でも保湿が重要な理由

「肌の表面はベタつくのに、内側はカサカサする」と感じたことはありませんか?これは「インナードライ」と呼ばれる状態で、多くの脂性肌の方が悩んでいます。間違ったスキンケアや紫外線などによって肌のバリア機能が損なわれ、肌内部の水分が蒸発して乾燥すると、肌は自らを守るために、かえって皮脂を過剰に分泌してしまうのです3。この「乾燥が招く皮脂過剰」というメカニズムを理解することが極めて重要です。なぜなら、それは「脂性肌の人にこそ、正しい保湿が不可欠である」という結論に直結するからです。

皮膚科での標準治療:日本皮膚科学会ガイドライン(2023)の完全解説

このセクションは、本記事の科学的根拠の中核です。日本皮膚科学会が全国の医師に示すための公式な指針「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」に基づき、現在日本で推奨されている標準的なニキビ治療を解説します17。治療は大きく二つの段階に分けられます。

フェーズ1:急性期治療(炎症を鎮める段階)

現在ある赤ニキビや黄ニキビの炎症を抑えるための治療です。治療期間の目安は、およそ3ヶ月間とされています20

外用薬(塗り薬)

現代のニキビ治療の主役は塗り薬です。ガイドラインでは、作用の異なる薬を組み合わせる「併用療法」が最も強く推奨されています(推奨度A)。

  • アダパレン/過酸化ベンゾイル(BPO)配合ゲル(商品名: エピデュオ®など): ニキビの始まりである毛穴の詰まりを改善するアダパレンと、アクネ菌に対する殺菌作用および角質剥離作用を持つBPOを組み合わせた薬です。中等症から重症のニキビに特に高い効果が期待されます17
  • クリンダマイシン/BPO配合ゲル(商品名: デュアック®など): 抗菌薬であるクリンダマイシンとBPOを組み合わせた薬で、炎症性の赤ニキビに効果的です17
  • 単剤での治療: 軽症の場合や、配合剤の刺激が強い場合には、過酸化ベンゾイル(BPO)ゲル(商品名: ベピオ®など)や、アダパレンゲル(商品名: ディフェリン®など)を単独で使用することも強く推奨されます17。外用抗菌薬(商品名: ダラシン®Tゲル、アクアチム®など)も推奨度Aですが、後述する薬剤耐性の問題から、単独での長期使用は避けるべきとされています。

内服薬(飲み薬)

中等症から重症の炎症が強いニキビに対しては、塗り薬と並行して抗菌薬の飲み薬が処方されます(推奨度A)。特にドキシサイクリン(商品名: ビブラマイシン®など)とミノサイクリン(商品名: ミノマイシン®など)が有効とされています17。ただし、漫然と長期間飲み続けると、薬が効きにくくなる「薬剤耐性菌」の問題や、色素沈着などの副作用のリスクがあるため、使用は原則として3ヶ月以内に留めるべきとされています20

フェーズ2:維持療法(再発を防ぐ段階)

ニキビ治療において、最も重要でありながら、最も見過ごされがちなのがこの「維持療法」です。急性期治療によって炎症が治まった後も、ニキビを再発させないために治療を継続します。
ガイドラインでは、症状が改善した後も、アダパレンやアダパレン/BPO配合ゲルを継続して使用することを最も強く推奨しています(推奨度A)17。なぜなら、目に見えるニキビがなくなった後も、皮膚の下には目に見えないニキビの芽である「微小面皰(びしょうめんぽう)」が残っているからです。この微小面皰に作用し、ニキビそのものができにくい肌状態を維持することが、維持療法の目的です。この段階を疎かにすると、根本原因が残っているため、すぐにニキビが再発してしまいます。治療期間の目安は、急性期治療の後、少なくとも1年以上とされています46

推奨度が低い、または推奨されない治療法

ガイドラインでは、科学的根拠のレベルに応じて、以下の治療法は慎重な位置づけとなっています。

  • ケミカルピーリング(推奨度C1): サリチル酸マクロゴールなどを用いたケミカルピーリングは、標準治療で効果が不十分な場合の選択肢の一つとされていますが、保険適用外です43
  • 特定食品の一律制限(推奨度C2): チョコレートやナッツなどの特定の食品を、すべての人に対して一律に制限することは、有効性を示す質の高い科学的根拠が乏しいため、推奨されていません17

【表1】日本皮膚科学会ガイドライン(2023)に基づく尋常性痤瘡治療法サマリー

治療フェーズ 重症度 推奨治療法(例) 推奨度 主な薬剤名(一般名/商品名) 特徴・注意点
急性期 軽症~中等症 外用薬単剤または併用 A 過酸化ベンゾイル (ベピオ®)
アダパレン (ディフェリン®)
外用抗菌薬 (ダラシン®Tゲルなど)
毛穴の詰まり改善、殺菌作用。耐性菌予防のため抗菌薬の長期単独使用は避ける。
急性期 中等症~重症 配合外用薬 ± 内服抗菌薬 A アダパレン/BPO (エピデュオ®)
クリンダマイシン/BPO (デュアック®)
+ ドキシサイクリン (ビブラマイシン®)
強力な効果が期待できるが、副作用管理が重要。内服薬は原則3ヶ月以内。
維持療法 全ての重症度 外用薬の継続 A アダパレン/BPO (エピデュオ®)
アダパレン (ディフェリン®)
症状改善後も継続することが再発予防の鍵。1年以上の継続が基本。
その他 ケミカルピーリング C1 サリチル酸マクロゴールなど 標準治療の補助として。保険適用外。
その他 特定食品の一律制限 C2 科学的根拠が不十分なため推奨されない。個人差の考慮は必要。

グローバルな視点:国際標準との比較でわかること

日本の医療情報だけでなく、世界標準と比較することで、より広い視野でニキビ治療を理解できます。ここでは、米国皮膚科学会(AAD)が2024年に更新した最新のガイドラインと比較してみましょう18
過酸化ベンゾイル(BPO)や外用レチノイド、抗菌薬の使用が治療の柱である点は、日米で共通しています。一方で、いくつかの興味深い違いも見られます。

  • スピロノラクトン: AADは、女性のホルモン性のニキビに対し、抗アンドロゲン作用(男性ホルモンの働きを抑える作用)を持つ内服薬スピロノラクトンを「条件付きで推奨」しています18。一方、日本のガイドラインではエビデンス不足から「推奨しない(C2)」とされています17
  • アゼライン酸: AADは、外用薬としてアゼライン酸を「条件付きで推奨」していますが18、日本のガイドラインでは明確な推奨カテゴリーには含まれていません。

これらの違いは、どちらの国の治療が優れているかという問題ではなく、薬剤の承認状況、人種による肌質や副作用の発生頻度の違い、医療保険制度の違いなどを反映した結果です。海外では標準的な治療でも、日本ではまだ一般的でない選択肢があることを知っておくことは、ご自身の治療を考える上で有益です。

【表2】尋常性痤瘡治療ガイドライン:日本(JDA) vs 米国(AAD) 主要推奨事項の比較

治療薬/治療法 日本皮膚科学会(JDA) 2023 米国皮膚科学会(AAD) 2024 考察
外用レチノイド(アダパレン等) A (強く推奨) Strong (強く推奨) 日米共通の標準治療の柱。
過酸化ベンゾイル (BPO) A (強く推奨) Strong (強く推奨) 日米共通の標準治療の柱。耐性菌対策としても重要。
イソトレチノイン (内服) 保険適用外だが、重症例の選択肢 Strong (強く推奨) 重症例への有効性は共通認識。保険適用の有無が大きな違い。
スピロノラクトン (内服) C2 (推奨しない) Conditional (条件付き推奨) 女性のホルモン性ニキビへの評価が日米で異なる。
アゼライン酸 (外用) 推奨外 Conditional (条件付き推奨) 欧米での評価は高いが、日本では標準治療としての位置づけではない。

より深い洞察:抗生物質耐性と食事の真実

抗生物質耐性(薬剤耐性)問題の重要性

ニキビ治療で抗菌薬(飲み薬や塗り薬)を長期間、特に単独で使い続けると、アクネ菌がその薬に対して耐性を持ち、効かなくなってしまう「薬剤耐性」のリスクが高まります1744。ここで重要な役割を果たすのが、先ほどから何度も登場している過酸化ベンゾイル(BPO)です。BPOは、耐性菌を誘導しにくい殺菌作用を持つため、抗菌薬と併用することで耐性菌の出現を効果的に抑制できることがわかっています18。皮膚科で複数の薬が処方されるのには、こうした科学的根拠があるのです。

食事とニキビの科学的真実

「チョコレートを食べるとニキビができる」といった俗説は根強いですが、科学的な見解はもっと繊細です。まず大前提として、日本のガイドラインが示す通り、「特定の食べ物を一律に、すべての人に対して制限することは推奨されていません(推奨度C2)」17。しかし、近年の多くの研究では、血糖値を急激に上昇させる高GI(グリセミック・インデックス)食(白米、菓子パン、甘いジュースなど)や、一部の乳製品が、一部の人のニキビを悪化させる可能性が示唆されています5556。極端な食事制限は栄養の偏りやストレスを招くため推奨されませんが57、バランスの取れた食事を基本としつつ、もし「これを食べるとニキビが悪化する気がする」という経験があれば、一時的にそれを控えて様子を見る、という個人に合わせたアプローチが現実的です。

明日から実践!科学に基づくセルフケア・アクションプラン

皮膚科での治療効果を最大限に高め、新たなニキビを防ぐためには、日々のセルフケアが不可欠です。ここでは、科学的根拠に基づいた具体的な実践方法を解説します。

毎日のスキンケア:3つの黄金律

1. 洗顔 (Washing)

洗顔の目的は、余分な皮脂や汚れを落としつつ、肌に必要な潤いを奪わないことです。1日2回、以下の手順で優しく行いましょう20

  1. 手を洗う: まず、石鹸で手を清潔にします43
  2. ぬるま湯で予洗い: 32℃前後のぬるま湯で顔を濡らします。熱いお湯は皮脂を取りすぎるためNGです43
  3. しっかり泡立てる: 洗顔料を手に取り、きめ細かく弾力のある泡を作ります。泡立てネットの使用も効果的です43
  4. 泡で優しく洗う: 肌を直接こするのではなく、泡をクッションにして顔全体を包み込むように洗います。摩擦はニキビ悪化の最大の要因です19
  5. 丁寧にすすぐ: 髪の生え際などに泡が残らないよう、20回以上を目安に丁寧にすすぎます43
  6. 優しく拭く: 清潔なタオルを顔にそっと押し当て、水分を吸い取らせます。ゴシゴシ拭くのは厳禁です43

洗顔料は、刺激の少ないマイルドな泡立つタイプを選びましょう59

2. 保湿 (Moisturizing)

前述の通り、脂性肌にこそ保湿が重要です。肌のバリア機能を整え、過剰な皮脂分泌を防ぐために、洗顔後は必ず保湿を行いましょう3。製品選びで最も重要なポイントは、「オイルフリー」および「ノンコメドジェニックテスト済み」(ニキビの元になりにくいことが確認されている製品)と表示されたものを選ぶことです51。化粧水で水分を与えた後、その水分が蒸発しないように、ジェルや乳液、クリームなどで必ず「蓋をする」ことが大切です。

3. 紫外線対策 (Sun Protection)

紫外線は、ニキビ跡の色素沈着を濃くする最大の要因の一つです62。また、肌のバリア機能を低下させ、毛穴を詰まりやすくさせる作用もあります60。特にアダパレンなどの治療薬を使用中は肌が日光に敏感になるため、紫外線対策は治療の一環と捉えるべきです64。日焼け止めも保湿剤と同様に「オイルフリー」「ノンコメドジェニック」のものを選び、日常生活ではSPF30・PA++程度を目安に毎日使用しましょう59

市販製品の賢い選び方:成分別徹底ガイド

ドラッグストアには無数の製品が並んでいますが、成分の特性を知ることで、自分に合ったものを選びやすくなります。ここでは、口コミサイトなどで話題の成分も含め、その特徴と科学的根拠のレベルを解説します。

【表3】脂性肌・ニキビ肌向け主要スキンケア成分ガイド

成分名 期待される効果 エビデンスレベル 相性の良い肌悩み 注意点 主な市販製品例(出典より)
サリチル酸 (BHA) 毛穴の詰まりを解消する24 黒ニキビ、白ニキビ 乾燥や刺激を感じる場合がある プロアクティブ14, スイサイ ビューティクリア65
ナイアシンアミド 皮脂分泌調整、抗炎症、バリア機能強化6736 炎症性ニキビ、皮脂テカリ、赤み 刺激は少ないが、個人差あり VT COSMETICS10, The INKEY List63
アゼライン酸 皮脂分泌抑制、角化正常化、抗菌、抗炎症30 炎症性ニキビ、赤み 使い始めに刺激を感じることがある クロノアンドゥー69
ビタミンC誘導体 皮脂分泌抑制、抗酸化、色素沈着ケア69 皮脂テカリ、毛穴、ニキビ跡 種類により効果や刺激性が異なる ドクターシーラボ VC1005, メラノCC70
グリチルリチン酸2K 抗炎症作用71 赤ニキビ、肌荒れ 副作用のリスクは極めて低い オルビス クリアフル71, ミノン アミノモイスト72
CICA (ツボクサエキス) 鎮静、抗炎症作用7 赤み、肌荒れ、敏感状態 ガイドラインレベルの根拠は確立途上 VT COSMETICS10, Anua12

絶対ダメ!ニキビを悪化させ、跡を残すNGケア

正しいケアを実践することと同じくらい、やってはいけないNGケアを避けることが重要です。特に、一生残る可能性のあるニキビ跡(瘢痕)を防ぐために、以下の行為は絶対にやめましょう。

  • ニキビを潰す・触る: ニキビを無理に潰すと、炎症が皮膚の深層(真皮)にまで及び、クレーターのような凹凸の最大の原因となります19。無意識に触る癖も、雑菌を付着させ、炎症を悪化させます。
  • 過剰な洗顔・ゴシゴシ洗い: さっぱり感を求めて一日に何度も洗顔したり、スクラブで強くこすったりする行為は、肌のバリア機能を破壊し、かえってニキビを悪化させます19
  • 刺激の強い製品の使用: アルコール含有量の多い収れん化粧水や、剥がすタイプの毛穴パックなどは、炎症を起こしている肌には過酷な刺激となります19

ニキビパッチの正しい理解

近年人気のニキビパッチは、薬で積極的に「治す」というより、「悪化させない環境を整える」補助的な役割です6。主なメリットは、無意識に触るのを防ぐ物理的な保護と、外部刺激からのガードです。根本治療はあくまで皮膚科の薬で行い、パッチは補助的なケアとして、過度な期待はせずに使用しましょう。

生活習慣の見直し

スキンケアと並行して、体の内側からのアプローチも大切です。

  • 食事: バランスの取れた食事を基本としましょう。
  • 睡眠とストレス: 睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱し、ニキビを悪化させる主要因です19。十分な睡眠と、自分なりのリラックス法を見つけることが重要です。
  • 運動: 適度な運動は血行を促進し、ストレスを軽減しますが、汗をかいた後は速やかに洗い流しましょう64

よくある質問(FAQ)

Q1. 脂性肌なのですが、どんな化粧水や乳液を選べばいいですか?
A1. 最も重要なのは、「ノンコメドジェニックテスト済み」と「オイルフリー」の表示がある製品を選ぶことです5111。脂性肌でも保湿は必須ですので、化粧水だけでなく、ベタつきの少ないジェルタイプやさっぱりタイプの乳液を必ず使い、水分が蒸発しないようにしましょう3。ナイアシンアミドやビタミンC誘導体配合のものは、皮脂コントロール効果も期待できます6769
Q2. 口コミで人気の韓国コスメは、ニキビ肌に本当に効果がありますか?
A2. 韓国コスメには、CICA(ツボクサエキス)10やナイアシンアミド10など、ニキビ肌に有益とされる成分を含む製品が多くあります。しかし、その効果の科学的根拠(エビデンスレベル)は様々です。例えば、ナイアシンアミドは多くの研究で有効性が支持されていますが36、CICA成分のニキビへの直接的な効果については、まだ科学的根拠が確立途上です7。口コミや人気だけでなく、成分表示をよく確認し、ご自身の肌で試してみることが重要です。まずは少量から試し、刺激がないか確認しましょう。
Q3. ニキビパッチを貼れば、ニキビは早く治りますか?
A3. ニキビパッチの主な役割は、ニキビを物理的に保護し、無意識に触ってしまうのを防ぐことです673。一部の製品には鎮静成分が含まれていますが、皮膚科で処方される治療薬のような積極的な治療効果を期待するものではありません。あくまで、治療の「補助」と位置づけ、根本治療は皮膚科医の指導のもとで行うことが最も確実な方法です。
Q4. 食生活で気をつけることはありますか?チョコレートは本当にダメですか?
A4. 日本皮膚科学会のガイドラインでは、チョコレートなどの特定の食品を全ての人に対して一律に制限することは、科学的根拠が不十分なため推奨されていません17。ただし、血糖値を急激に上げる高GI食(甘い物、精製された炭水化物など)や乳製品が、一部の人のニキビを悪化させる可能性があるという研究報告は増えています55。神経質に特定の食品を避けるより、バランスの取れた食事を心がけ、もしご自身の経験上、特定の食品で悪化すると感じる場合は、それを控えてみるというアプローチをお勧めします。
Q5. 症状が良くなったら、皮膚科の薬をやめてもいいですか?
A5. 自己判断で薬をやめることは、ニキビ再発の大きな原因となります。目に見えるニキビがなくなっても、皮膚の下にはニキビの芽(微小面皰)が残っているためです。この芽をなくし、ニキビのできにくい肌を維持するために、症状改善後も治療を継続する「維持療法」が極めて重要です17。必ず、処方した医師の指示に従い、治療を継続してください。

結論

脂性肌とニキビのケアは、多くの情報に惑わされがちですが、その本質は科学的根拠に基づいたアプローチにあります。ニキビは単なる美容の問題ではなく、正しい治療が必要な「皮膚疾患」です。本記事で解説したように、皮膚科での標準治療、特に症状改善後の「維持療法」は、根本的な改善への最も確実な道筋です。そして、その治療効果を最大限に引き出すのが、「洗顔・保湿・紫外線対策」を柱とした日々の正しいスキンケアです。
重要なのは、自分の肌の状態を正しく理解し、広告や口コミだけに頼るのではなく、成分や科学的根拠に基づいて製品を選び、そして何よりも、諦めずに専門家である皮膚科医と共に治療を続けることです。この記事が、あなたの長く続くニキビの悩みから解放され、自信に満ちた毎日を取り戻すための一助となることを心から願っています。

免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、専門的な医学的アドバイスに代わるものではありません。健康に関する問題や治療に関する決定については、必ず資格を有する医療専門家にご相談ください。

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