【医師監修】赤ちゃんはいつから座れる?専門家が教える成長サポートの全知識と安全対策
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【医師監修】赤ちゃんはいつから座れる?専門家が教える成長サポートの全知識と安全対策

赤ちゃんの成長における「お座り」は、親子にとって大きな喜びをもたらす発達のマイルストーンです。これまで寝ていた視界から、座った姿勢で世界を見渡せるようになることで、赤ちゃんの知的好奇心や遊びの幅は格段に広がります。この素晴らしい瞬間を心待ちにする一方で、「うちの子はまだ座らないけど大丈夫?」「周りの子と比べて遅いのでは?」といった不安や疑問を抱く保護者の方は少なくありません。JHO編集委員会は、そうした保護者の皆様の期待と不安に寄り添い、科学的根拠に基づいた最も信頼性の高い情報を提供することを目的に、本稿を執筆しました。日本の厚生労働省や世界保健機関(WHO)などの公的機関が示すデータから、小児科医や専門家による具体的なアドバイスまでを網羅的に分析し、一つの包括的なガイドとしてまとめています。本稿では、まず「赤ちゃんはいつから座れるのか」という問いに対し、発達の段階を追って詳細に解説し、公式データを用いてその時期の目安を明らかにします。次に、お座りが近いことを示すサインや、赤ちゃんの成長を安全にサポートするための「練習」ではなく「遊び」を通じたアプローチを紹介します。さらに、発達の個人差を理解し、どのような場合に専門家へ相談すべきかという具体的な基準を提示します。最後に、お座り期の赤ちゃんを予期せぬ事故から守るための、徹底した安全対策についても詳しく解説します。この記事が、保護者の皆様の疑問や不安を解消し、自信を持って赤ちゃんの成長を見守り、この特別な時期を心から楽しむための一助となることを心より願っています。

この記事の科学的根拠

この記事は、ご提供いただいた研究報告書に明示的に引用されている、最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下に示すリストは、実際に参照された情報源と、提示された医学的指導との直接的な関連性を示したものです。

  • 厚生労働省: 日本の赤ちゃんにおける「支えなしで1分以上座れる」月齢別割合に関する統計データは、厚生労働省の「平成22年 乳幼児身体発育調査」に基づいています1
  • こども家庭庁: 乳幼児の発達に関する最新の傾向や調査については、こども家庭庁の「令和5年乳幼児身体発育調査」の概要報告を参考にしています23
  • 世界保健機関(WHO): お座りの達成時期に関する国際的な基準と比較データは、世界保健機関(WHO)の「多施設成長参照研究(Multicentre Growth Reference Study)」に基づいています4
  • 米国小児科学会(American Academy of Pediatrics): 運動発達の遅れに関する専門家への相談目安(レッドフラッグ)は、米国小児科学会の指針を参考にしています5
  • 米国疾病予防管理センター(CDC): 乳幼児の重要な発達マイルストーンに関する情報は、米国疾病予防管理センターの公表データに基づいています6
  • 消費者庁 및 製品評価技術基盤機構: ベビーチェアの安全性と事故事例に関する情報は、日本の消費者庁および製品評価技術基盤機構の報告に基づいています78

要点まとめ

  • お座りの時期には大きな個人差がある:日本のデータでは生後6~9ヶ月、WHOの国際基準では生後4~9ヶ月と幅広く、平均との比較に一喜一憂する必要はありません。
  • お座りは段階的なプロセス:首すわり→寝返り→うつ伏せ遊びといった土台作りを経て、支えあり→トライポッド座り→支えなし、と進むのが一般的です。
  • サポートは「遊び」が基本:無理な「練習」は避け、うつぶせ遊びや、おもちゃを使ってバランス感覚を養うなど、親子で楽しみながら体幹を育むことが推奨されます。
  • 安全対策の徹底が不可欠:お座りが始まると行動範囲が広がり、転倒や誤飲のリスクが高まります。プレイマットの設置、家具の角の保護、危険物の撤去が重要です。
  • 専門家への相談目安を知っておく:生後9~10ヶ月を過ぎても支えなしで座れない、運動能力が後退するなどのサインが見られる場合は、小児科医に相談しましょう。

赤ちゃんのお座り:いつから?発達の全段階を徹底解説

赤ちゃんのお座りは、ある日突然できるようになるものではありません。首がすわり、寝返りが上手になるなど、いくつかのステップを経て、徐々に体を支える筋力とバランス感覚を身につけていく、一連のプロセスです。この章では、お座りをマスターするまでの具体的な段階と、公的データに基づいた時期の目安を詳しく見ていきましょう。

お座りマスターへの4つのステップ

赤ちゃんがお座りを習得する過程は、一般的に以下の4つのステップに分けられます。それぞれの段階を理解することで、赤ちゃんの現在の発達状況を把握しやすくなります9

  • ステップ1:支えありのお座り(目安:生後4~6ヶ月頃)
    この段階では、赤ちゃんはまだ自力でバランスを取ることが難しいため、保護者の手やクッション、ソファの背もたれなどで腰や背中を支えてあげることで、短い時間座った姿勢を保つことができます10。体はまだ少しぐらつきますが、この経験を通じて、赤ちゃんは体を垂直に保つ感覚を学び始めます。視界が高くなることで、周囲への興味が一層深まる時期でもあります11
  • ステップ2:トライポッド座り(目安:生後5~7ヶ月頃)
    次に赤ちゃんは、体の前方に両手または片手をついて、上半身を支える「トライポッド(三脚)座り」を始めます10。これは、お座りへの移行期に見られる非常に重要な動きです。赤ちゃんは自分の手でバランスを取りながら、体幹の筋力をさらに強化していきます。この姿勢が安定してくると、支えなしで座れるようになるまであと一歩です11
  • ステップ3:支えなしのお座り(目安:生後6~9ヶ月頃)
    トライポッド座りを経て体幹が十分に安定すると、赤ちゃんは手を床から離し、支えなしで座れるようになります12。初めは数秒しか保てず、すぐにバランスを崩してしまいますが、次第に座っていられる時間が長くなっていきます。この段階になると、両手が自由になるため、おもちゃを持って遊んだり、手を伸ばして周りのものを探索したりと、遊びの幅が大きく広がります。これは運動能力だけでなく、認知能力の発達においても大きな飛躍を意味します13
  • ステップ4:自分でお座りの姿勢になる(目安:生後8~10ヶ月頃)
    お座りマスターの最終段階は、うつ伏せや四つ這いの姿勢から、自力で座った体勢に移行できるようになることです14。これは、体の使い方を完全に理解し、自分の意志で姿勢をコントロールできるようになった証です。米国疾病予防管理センター(CDC)は、この「自分で座る姿勢になる」ことを生後9ヶ月の重要な発達マイルストーンの一つとして挙げています6

月齢別・お座りの発達段階の目安

保護者の方が赤ちゃんの成長をイメージしやすいように、一般的な育児情報サイトや小児科医のアドバイスを統合し、月齢ごとのお座りの発達目安を以下の表にまとめました。これはあくまで目安であり、すべての赤ちゃんがこの通りに進むわけではないことを念頭に置いてご活用ください。

表1:月齢別・お座りの発達段階の目安
月齢 主な発達の様子
4~5ヶ月 首がしっかりとすわり、安定する。保護者が支えれば、短い時間座った姿勢を保てる13
6~7ヶ月 トライポッド座りを始める子が出てくる。多くの赤ちゃんが、支えなしで数秒間座れるようになる10
8~9ヶ月 支えなしで安定して座れるようになり、両手を使っておもちゃで遊ぶことができる。うつ伏せなどから自分で座ろうとする動きが見られる15
9~10ヶ月 多くの赤ちゃんが自力でお座りの姿勢になり、長時間安定して座ったまま遊べるようになる10

【公式データ】日本の赤ちゃんの発達基準

赤ちゃんの成長には個人差があることを理解する上で、客観的なデータは非常に役立ちます。日本の育児メディアで最も広く引用されているのが、厚生労働省が10年ごとに実施している「乳幼児身体発育調査」です16。最新の調査は令和5年(2023年)にこども家庭庁によって実施されましたが、運動機能に関する詳細な内訳が公表されている平成22年(2010年)のデータが現在も重要な指標とされています1
この調査によると、「支えなしで1分以上、床に手をつかずに座れる」赤ちゃんの割合は以下の通りです。

表2:【厚生労働省データ】赤ちゃんが「支えなしで1分以上座れる」月齢別割合
月齢 達成している赤ちゃんの割合
生後4~5ヶ月 0.5%
生後5~6ヶ月 7.7%
生後6~7ヶ月 33.6%
生後7~8ヶ月 68.1%
生後8~9ヶ月 86.3%
生後10~11ヶ月 97.5%

出典: 厚生労働省「平成22年 乳幼児身体発育調査」1

このデータは、お座りができるようになる時期が非常に幅広いことを明確に示しています。生後6~7ヶ月で約3割の赤ちゃんができるようになる一方で、生後8~9ヶ月で達成する赤ちゃんが最も多く、9割近くに達します。この統計的な分布を知ることは、自分の子どもが平均より少し遅れていても、それが「異常」ではなく「個人差の範囲内」であることを理解する助けとなります。
なお、最新の令和5年(2023年)調査の概要報告では、「ひとり歩き」は平成22年調査時よりも早まる傾向が見られる一方で、言語発達はやや緩やかになる傾向が示唆されています17。これは、育児環境の変化などが発達のペースに影響を与える可能性を示しており、今後、お座りに関する詳細データが公表されれば、新たな傾向が見られるかもしれません3

【国際基準】世界的に見た「お座り」の時期

日本のデータに加え、より広い視野で赤ちゃんの成長を捉えるために、世界保健機関(WHO)の基準を見てみましょう。WHOは、ガーナ、インド、ノルウェー、オマーン、米国という多様な文化背景を持つ国々の乳幼児816人を対象とした大規模な調査(WHO Multicentre Growth Reference Study)を行い、主要な運動発達マイルストーンの「達成時期の範囲(window of achievement)」を定めています4。この国際的な基準は、特定の文化や育児習慣に偏らない、人間としての普遍的な発達の範囲を示しており、個人差の大きさを理解する上で非常に有益です。

表3:【WHO基準】「支えなしで座る」達成時期の範囲
達成段階 月齢
達成開始の目安 (1st Percentile) 3.8ヶ月
平均的な達成時期 (50th Percentile) 約5.9ヶ月
達成終了の目安 (99th Percentile) 9.2ヶ月

出典: WHO Multicentre Growth Reference Study18

WHOのデータが示す最も重要な点は、「正常な発達」の範囲がいかに広いかということです。最も早い1%の赤ちゃんは生後3.8ヶ月で支えなしに座り始める一方、最もゆっくりな1%の赤ちゃんが生後9.2ヶ月で達成するまで、実に5.4ヶ月もの幅があります。日本の厚生労働省のデータ(生後6~9ヶ月に達成が集中)とWHOのデータ(より広い範囲)を比較すると、興味深い点が見えてきます。これは、運動発達の生物学的な順序は普遍的であるものの、畳の生活様式、床での遊び時間の多さ、使用される育児用品の種類といった、国や文化ごとの育児環境や生活習慣が、マイルストーンを達成する「タイミング」に影響を与えている可能性を示唆しています。このことは、他者との比較に一喜一憂するのではなく、赤ちゃんの置かれた環境の中で、その子自身のペースを尊重することの重要性を教えてくれます。

お座りが近いサインは?赤ちゃんの準備度を見極める

赤ちゃんがお座りできるようになるには、体の準備が整っていることが不可欠です。保護者の方がその準備度を見極めることで、適切なサポートができるようになります。この章では、お座りの土台となる体の発達や、間近に迫ったことを示す具体的なサインについて解説します。

土台となる「首すわり」の完成

お座りのための絶対的な前提条件は、「首すわり」が完成していることです12。首の筋肉が未発達で頭を支えられない状態では、座った姿勢は不安定で危険です。「首すわりが完成した」と判断できる目安は以下の通りです19

  • 縦抱きにしたとき:支えがなくても首がぐらつかず、頭をまっすぐに保てる。
  • うつぶせ(タミータイム)のとき:自分で頭を持ち上げ、顔を正面に向けたり、左右に動かしたりできる。
  • 引き起こし反応:仰向けの赤ちゃんの手を引いてゆっくりと上体を起こしたとき、首が後ろにだらんと倒れず、体と一緒についてくる。

これらの動きが安定してできるようになったら、お座りに必要な最初の土台ができたと考えてよいでしょう。

体幹を鍛える重要な動き

お座りは、重力に逆らって上半身を支えるための「体幹の強さ」を必要とします。この体幹は、日々の遊びの中で自然と鍛えられていきます。以下の動きは、お座りに向けた重要な準備運動と言えます。

  • 寝返り(Rolling Over):寝返りは、腹筋、背筋、そして体の側面にある腹斜筋など、体幹全体の筋肉を協調させて使う全身運動です12。仰向けからうつ伏せへ、うつ伏せから仰向けへと体をひねる動きは、座ったときのバランス維持に不可欠な筋肉を効果的に鍛えます。
  • うつぶせ遊び(Tummy Time):うつ伏せの姿勢は、首や背中の筋肉(脊柱起立筋群)を直接的に強化する最も効果的な「トレーニング」です9。この姿勢で頭を持ち上げたり、腕で上半身を支えようとしたりする動きが、お座りに必要な抗重力筋を発達させます11
  • 足をつかむ遊び(Grabbing Feet):仰向けに寝た赤ちゃんが、自分の足をつかんで口に持っていく遊びも、実は重要な発達のサインです20。この動きは、腹筋を使い、股関節の柔軟性を高め、自分の体に対する認識(ボディイメージ)を育むのに役立ちます。

これらの運動発達は、それぞれが独立したイベントではなく、相互に関連し合う「生物力学的な連鎖反応」と捉えることができます。専門的な研究では、うつ伏せの姿勢が重力に対する伸筋群の活動を促し、それが寝返りのような骨盤と体幹のコントロール能力を高め、最終的にお座りに必要な筋力基盤を構築する過程が示されています21。つまり、保護者の方が促す「うつぶせ遊び」は、単なる遊びではなく、お座りという大きな目標に向けた、科学的にも理にかなった土台作りなのです。

見逃さないで!お座り直前のサイン

赤ちゃんの体が十分にお座りに向けて準備されると、いくつかの特徴的なサインが現れます。これらのサインに気づくことで、次のステップへの移行をスムーズにサポートできます。

  • 「ミニ腕立て伏せ」をする:うつ伏せの状態で、両腕をまっすぐ伸ばして胸を高く持ち上げるようになります。これは、肩周りと腕の力がついてきた証拠です13
  • トライポッド座りを試みる:座らせてあげると、自然と体の前に手をついてバランスを取ろうとします。これは、体が無意識のうちにお座りの練習を始めているサインです10
  • 新しい視界を求める:寝ている姿勢やうつ伏せに飽きたようにぐずり、体を起こしてほしがるそぶりを見せることがあります。これは、より高い視点から世界を見たいという知的好奇心の表れであり、お座りへの意欲が高まっているサインとも言えます。

これらのサインが見られたら、赤ちゃんがお座りという新しいステージに進む準備が整いつつあると考えて、次の章で紹介するような安全なサポートを始めてみましょう。

赤ちゃんの成長を促す、安全なサポート&練習法

赤ちゃんのお座りをサポートする方法について考えるとき、最も大切なのは「強制しない」ことです。この章では、多くの専門家が推奨する「練習」ではなく「遊び」と「サポート」という考え方に基づき、赤ちゃんの自然な発達を安全に後押しするための具体的な方法を紹介します。

大原則:練習ではなく「遊び」と「サポート」

まず心に留めておきたいのは、赤ちゃんの発達はそれぞれ固有のペースで進むということです。無理にお座りの姿勢を強いる「練習」は、赤ちゃんの体に負担をかけるだけでなく、お座りそのものに対して嫌な気持ちを抱かせる原因にもなりかねません9。育児におけるアプローチの言葉遣いは、保護者の心構えにも影響を与えます。「練習(れんしゅう)」という言葉は、達成すべき目標があり、成功か失敗かという結果を意識させがちです。これは保護者と赤ちゃんの両方にプレッシャーを与える可能性があります。一方、「遊び(あそび)」や「サポート(さぽーと)」という言葉は、結果よりもプロセスを重視します。ここでの目的は、親子が楽しく関わることであり、筋力の発達はその自然な副産物です。この考え方は、子どもの内発的な動機を尊重し、保護者の過度な期待や不安を軽減する、現代の育児における主流のアプローチです9。赤ちゃんが自ら興味を示し、楽しんでいる範囲で、遊びの一環として発達を促す環境を整えてあげることが理想的です。

遊びながら体幹を育てる方法

お座りに必要な体幹は、日々の楽しい遊びの中で育まれます。以下に、具体的な遊びのアイデアを紹介します。

うつぶせ遊びを楽しくするコツ

うつぶせ遊びは、お座りのための最も重要な基礎トレーニングです。赤ちゃんが嫌がらずに楽しめるよう、工夫してみましょう9

  • 保護者も一緒に:赤ちゃんの目線の高さに合わせて、床に一緒に寝そべって声をかけたり、歌を歌ったりしましょう。
  • 興味を引くアイテム:赤ちゃんの目の前に、割れない鏡や、白黒などのコントラストがはっきりしたおもちゃを置くと、顔を上げようとする意欲が湧きやすくなります。
  • 短い時間から:最初は1回数分でも構いません。機嫌の良いときに、1日数回に分けて行いましょう。
  • 保護者の体の上で:床でのうつぶせを嫌がる場合は、保護者がリクライニングした状態で、胸やお腹の上に赤ちゃんをうつ伏せに乗せることから始めてみましょう。安心感があり、少し傾斜がつくため楽に感じることがあります。

支えを使ったお座り遊び

赤ちゃんの腰が少ししっかりしてきたら、支えのある環境でお座りの姿勢に慣れさせてあげましょう。

  • 保護者の膝の間で:保護者が床に座り、両足の間に赤ちゃんを座らせます。こうすることで、前後左右がしっかりと囲まれ、赤ちゃんは安心して座ることができます22
  • 授乳クッションの活用:C字型の授乳クッションは、赤ちゃんを座らせるための「巣」のような役割を果たします。背中をもたれさせたり、前方に置いて赤ちゃんが寄りかかれるようにしたりと、安全な支えとして活用できます23
  • ソファの角を利用:部屋の隅やソファの角なども、背中と側面を同時に支えられるため、お座りの練習に適した場所です。

おもちゃを使ったバランス練習

トライポッド座りができるようになったら、次のステップとして、動的なバランス感覚を養う遊びを取り入れましょう9。赤ちゃんの少し手が届かないくらいの距離に、お気に入りのおもちゃを置きます。赤ちゃんがおもちゃを取ろうと体を前に傾けたり、左右に重心を移動させたり、お尻を軸に体をひねったりする動きが、お座りの安定性を高めるための絶好のトレーニングになります22。このとき、赤ちゃんが前に倒れて顔をぶつけないよう、必ず近くで見守り、いつでも支えられるように準備しておきましょう。これらの遊びを通じて、赤ちゃんは楽しみながら、お座りに必要な筋力、バランス感覚、そして自信を育んでいきます。

小児科医の視点:早い・遅い?発達の個人差と受診の目安

赤ちゃんの成長を見守る中で、「うちの子は早いのか、遅いのか」と気になるのは自然なことです。この章では、小児科医の視点から、お座りの時期の個人差について解説し、保護者の方が安心して見守るためのポイントと、専門家への相談を検討すべき具体的なサインを明確に示します。

「お座りが早い」のは心配?

生後5ヶ月など、平均より早い時期にお座りを始める赤ちゃんもいます。基本的には、赤ちゃんが自発的にその姿勢をとり、発達が自然に進んでいるのであれば、心配する必要はありません24。ただし、注意すべき点もあります。それは、まだ首や腰の筋肉が十分に発達していない段階で、保護者が無理やり長時間お座りの姿勢をさせることです24。特に首すわりが不完全な時期に無理をさせると、赤ちゃんの背骨や腰に過度な負担がかかる可能性があります9。赤ちゃん自身が嫌がらない範囲で、体の準備が整っているかを確認しながらサポートすることが大切です。

「お座りが遅い」と感じたら

まず思い出していただきたいのは、第1章で示した公式データです。お座りができるようになる時期には、数ヶ月単位の幅広い個人差があります10。生後8ヶ月を過ぎてもまだお座りが安定しない場合でも、他の発達(寝返り、あやすと笑う、物に手を伸ばすなど)が順調であれば、多くは個性やその子のペースによるものです24。この時期にできることとして、第3章で紹介したような、お座りの土台となる「うつぶせ遊び」や「寝返りを促す遊び」を積極的に取り入れ、体幹を育むサポートをしてあげるとよいでしょう9

お座りとハイハイ、順番は重要?

一般的には、体幹が安定する「お座り」が先にできるようになり、その後、移動手段である「ハイハイ」が続くことが多いです10。お座りは生後6~8ヶ月頃、ハイハイは生後7~10ヶ月頃が目安とされています。しかし、この順番が逆になる赤ちゃんや、ハイハイをせずにお尻で移動する「シャフリングベビー」、あるいはハイハイを飛ばしてすぐにつかまり立ちや伝い歩きを始める赤ちゃんもいます10。これらも正常な発達のバリエーションの一つであり、最終的に歩行できるようになれば、途中の経過が少し違っていても大きな問題はありません。

乳幼児健診でのチェックポイント

自治体で行われる乳幼児健診は、専門家が客観的に赤ちゃんの成長を確認する良い機会です。お座りに関しては、特に以下の健診が重要になります。

  • 6~7ヶ月健診:この時期の健診では、お座りの進捗状況が確認されます。医師は、支えがあれば座れるか、トライポッド座りができるか、寝返りはスムーズかといった点を見て、運動発達が順調に進んでいるかを評価します25
  • 9~10ヶ月健診:この健診は、お座りの達成度を見る上でより重要なチェックポイントとなります。多くの赤ちゃんがこの時期までに支えなしで安定して座れるようになるため、これができているかが一つの目安になります26。もしこの段階でお座りができていない場合、医師は他の発達状況も総合的に判断し、必要に応じて経過観察や詳しい検査について相談に乗ってくれます14。日本の乳幼児健診は、9~10ヶ月健診の次は1歳6ヶ月健診まで間が空くことが多いため27、この時期に気になることがあれば、遠慮なく相談しておくことが大切です14

小児科医への相談を検討すべき兆候

ほとんどの場合、お座りの時期の個人差は心配いりませんが、中には筋肉や神経系の疾患が隠れている可能性もゼロではありません。保護者の不安を軽減し、必要な場合に早期に対応できるよう、米国小児科学会(AAP)や日本の小児科医が示す「受診を検討すべきサイン(レッドフラッグ)」を以下にまとめました。

表4:専門家への相談を検討する月齢別サイン
月齢 相談を検討すべきサイン
生後4ヶ月を過ぎても 首がぐらぐらで全く安定しない13
生後6~7ヶ月を過ぎても 支えてあげても全く座れず、体がぐにゃぐにゃと崩れてしまう11
生後9~10ヶ月を過ぎても
  • 支えなしで座ることができない14
  • うつ伏せや寝た状態から、自分でお座りの姿勢になれない6
  • 体の片側ばかり使うなど、動きに明らかな左右差がある。
時期を問わず 一度できていたことができなくなった(運動能力の後退)。これは進行性の病気の可能性を示唆する重要なサインです5

これらのサインが一つでも当てはまる場合は、自己判断で様子を見るのではなく、かかりつけの小児科医や地域の保健センターに相談してください。早期の相談が、的確な診断と適切なサポートにつながります。

お座り期の安全対策:家庭内の環境整備ガイド

赤ちゃんがお座りできるようになると、視点が高くなり、手が届く範囲も一気に広がります。この成長は喜ばしい一方で、家庭内には新たな危険が生まれることを意味します。この章では、赤ちゃんを予期せぬ事故から守るための、具体的な環境整備について徹底的に解説します。

転倒への備え

お座りを始めたばかりの赤ちゃんは、バランスを崩して前後左右に倒れることが頻繁にあります。これはバランス感覚を学ぶ上で避けられないプロセスです。大切なのは、すべての転倒を防ぐことではなく、「転んでも安全な環境」を作ることです9

  • 安全な転倒ゾーンを作る:赤ちゃんの主な遊び場所には、厚手のプレイマットやジョイントマット、ラグなどを敷き、床の硬さを和らげましょう9。特に練習を始めたばかりの頃は、周囲にクッションや座布団を置いて、どの方向に倒れても頭をぶつけないように配慮します。
  • 家具の角を保護する:テーブルや棚の角は、転倒時に頭をぶつけると大きな怪我につながります。コーナーガードやクッションテープを取り付けて、鋭利な部分を必ずカバーしてください10
  • 常に目を離さない:お座りが安定するまでは、保護者がすぐそばで見守り、危険な倒れ方をしそうなときにはすぐに支えられるようにしておくことが絶対条件です12

赤ちゃんの「リーチ拡大」に伴う危険の予防

座れるようになると、赤ちゃんの手はこれまで届かなかった場所にも届くようになります。赤ちゃんの目線に立って、部屋の中の危険を再点検しましょう。

  • 誤飲・中毒の危険物を遠ざける:床や低いテーブルの上にあるものは、すべて赤ちゃんの口に入る可能性があると考えましょう。硬貨、ボタン電池、タバコ、ペットフード、小さなアクセサリーなどは、赤ちゃんの手に絶対に届かない場所に片付けてください9。また、洗剤や化粧品、医薬品なども、鍵のかかる棚や高い場所に保管します10
  • 家具の転倒防止:赤ちゃんは、つかまり立ちの練習のために、本棚やテレビ台、引き出しなどに手をかけて体を支えようとします。これらの家具が固定されていないと、赤ちゃんの力でも転倒する危険があります。必ず転倒防止器具で壁に固定しましょう9
  • その他の危険:電気コードやブラインドの紐は首に絡まる危険があるため、短くまとめるかカバーをします。観葉植物の中には、赤ちゃんにとって有毒なものもあるため、種類を確認し、手の届かない場所に移動させましょう。

ベビーチェアの安全な選び方・使い方

ベビーチェアは食事や遊びの際に非常に便利ですが、同時に転落事故の発生源にもなり得ます。消費者庁や東京都などの調査では、特にハイチェアからの転落事故が多く報告されており、その多くは赤ちゃんが椅子の上で立ち上がってしまうことで発生しています8。事故は生後7ヶ月頃から増え始め、1歳でピークを迎えます7。便利な製品を安全に使うためには、正しい知識が不可欠です。

ベビーチェア選びと使用のチェックリスト

  • 必ず安全ベルトを装着する:これが最も重要なポイントです。ベビーチェアに付属している安全ベルトは、飾りではありません。赤ちゃんが抜け出して立ち上がるのを防ぐための命綱です。毎回必ず、体にぴったりとフィットするように装着してください7
  • 安全基準(SGマークなど)を確認する:製品を選ぶ際は、一般財団法人製品安全協会が定める安全基準を満たした製品に表示される「SGマーク」が付いているかを確認しましょう。これは、構造や強度、安定性などが安全に配慮されていることの一つの目安になります8
  • 床置きタイプから始める:お座りの練習を始めたばかりの時期には、重心が低く安定している床置きタイプのベビーチェア(空気で膨らませるタイプなど)が比較的安全です。
  • ハイチェアは足がつくものを選ぶ:ダイニングテーブルで使うハイチェアは、足置き(ステップ)があり、赤ちゃんの足裏がしっかりとつくタイプを選びましょう。足がぶらぶらしていると姿勢が不安定になり、踏ん張りがきかないため立ち上がりやすくなります。
  • 絶対に目を離さない:ベビーチェアは、赤ちゃんを一時的に拘束する道具ではありません。ベルトをしていても、決して赤ちゃんを一人きりにせず、常に保護者の監督下で使用してください。

これらの安全対策を徹底することで、赤ちゃんは新しい視点から安全に世界を探索し、学ぶことができます。

よくある質問

お座りが平均より早いのは心配ですか?
基本的には、赤ちゃんが自発的にその姿勢をとり、首すわりなどの発達が自然に進んでいるのであれば、心配する必要はありません24。ただし、保護者が無理に長時間座らせることは、赤ちゃんの未発達な背骨や腰に負担をかける可能性があるため避けるべきです9
お座りが遅いと感じたら、どうすればよいですか?
まず、お座りの達成時期には数ヶ月単位の大きな個人差があることを思い出してください10。生後8ヶ月を過ぎても安定しない場合でも、寝返りや人との関わりなど他の発達が順調であれば、多くはその子のペースです24。うつ伏せ遊びなど、楽しみながら体幹を育むサポートを続けることが推奨されます。
お座りとハイハイの順番が逆でも大丈夫ですか?
はい、問題ありません。一般的にはお座りが先ですが、ハイハイが先になったり、ハイハイをせずにすぐにつかまり立ちを始めたりする赤ちゃんもいます10。これらは正常な発達のバリエーションの一つであり、最終的に歩けるようになれば心配はいりません。
どのような場合に小児科医に相談すべきですか?
生後9~10ヶ月を過ぎても支えなしで座れない、一度できていたことができなくなった(運動能力の後退)、体の動きに明らかな左右差がある、などのサインが見られる場合は、かかりつけの小児科医に相談することを検討してください5614

結論

赤ちゃんの「お座り」という成長の一大イベントは、保護者にとって大きな喜びであると同時に、多くの疑問や不安が伴うものです。本稿では、国内外の公的データ、専門家の知見、そして具体的な安全対策を統合し、保護者の皆様が自信を持ってこの時期を乗り越えられるよう、包括的な情報を提供してきました。最後に、本稿の要点を改めてまとめます。

  • 「正常」の範囲は非常に広いことを理解する:日本のデータでは生後6~9ヶ月、世界のデータでは生後4~10ヶ月近くまでと、お座りの達成時期には大きな個人差があります。平均との比較に一喜一憂せず、赤ちゃんの個性とペースを尊重することが何よりも大切です。
  • 発達は連続したプロセスであると知る:お座りは、しっかりとした首すわりと、寝返りやうつ伏せ遊びによって育まれた体幹の強さという土台の上に成り立つものです。日々の遊びの一つ一つが、次のステップへの重要な準備となっています。
  • 「練習」ではなく「遊び」でサポートする:赤ちゃんの成長を促す最善の方法は、強制的な練習ではなく、親子が楽しみながら関わる「遊び」です。赤ちゃんの興味や意欲を引き出し、安全な環境で体を動かす機会を増やすことが、自然な発達を後押しします。
  • 安全な環境の整備を最優先する:お座りができるようになると、赤ちゃんの行動範囲とそれに伴うリスクが格段に広がります。転倒対策、誤飲防止、家具の固定、そしてベビーチェアの正しい使用など、予防的な安全対策を徹底することが、赤ちゃんの命を守ります。
  • 保護者の直感を信じ、しかし受診の目安も知っておく:日々赤ちゃんと接している保護者の「何かおかしい」という感覚は非常に重要です。その直感を大切にしつつ、本稿で示した「専門家への相談を検討すべきサイン」を知識として持っておくことで、冷静に、そして適切に行動することができます。

お座りは、赤ちゃんが自らの力で世界と向き合い始める、記念すべき第一歩です。この素晴らしい発達の節目を、不安ではなく、確かな知識に裏打ちされた自信と喜びの中で迎えられるよう、本稿がその一助となれば幸いです。親子のコミュニケーションを楽しみながら、赤ちゃんの「できた!」という輝く瞬間を、温かく見守ってあげてください。

免責事項
この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスに代わるものではありません。健康に関する懸念や、ご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

  1. 厚生労働省. 平成22年 乳幼児身体発育調査. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=dataset&iroha=22&toukei=00450272&stat_infid=000040240372
  2. こども家庭庁. (2025). 令和5年乳幼児身体発育調査の結果について. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/1ceca2fc-2bfe-4657-bf45-ac8aec94171e/e96ff5ef/20250312_councils_shingikai_seiiku_iryou_1ceca2fc_05.pdf
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  4. 中外製薬株式会社. WHO運動マイルストーン. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://chugai-pharm.jp/contents/cb/022/02/
  5. American Academy of Pediatrics. (2013). Motor Delays: Early Identification and Evaluation. Pediatrics. 131(6):e2016. Available from: https://publications.aap.org/pediatrics/article/131/6/e2016/31072/Motor-Delays-Early-Identification-and-Evaluation
  6. Centers for Disease Control and Prevention. (2023). Important Milestones: Your Baby By Nine Months. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.cdc.gov/ncbddd/actearly/milestones/milestones-9mo.html
  7. 消費者庁. (2020). Vol.521 ハイチェア(子ども用の座面の高い椅子)からの転落事故に注意!. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20200917/
  8. 製品評価技術基盤機構. 第97号 乳幼児用ハイチェアはSGマークの付いたものを選びましょう. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.sg-mark.org/mailmagazine/no-97/
  9. Babyband. 【医師解説】赤ちゃんのお座りはいつから?練習法と注意点について. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.babyband.jp/column/sit-up
  10. Pampers. (2022). 赤ちゃんのお座りについて知っておきたいこと. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.jp.pampers.com/baby/development/article/when-do-babies-sit-up
  11. HealthyChildren.org. (2021). Movement Milestones: Babies 4 to 7 Months. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.healthychildren.org/English/ages-stages/baby/Pages/Movement-4-to-7-Months.aspx
  12. ニチイキッズ. (2023). 赤ちゃんのお座りはいつから?早いとき・遅いときの対処方法. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.24028.jp/mimistage/childcare/3824/
  13. BabyCenter. When do babies start to sit up?. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.babycenter.com/baby/baby-development/baby-milestones-sitting_6505
  14. 小児科オンラインジャーナル. (2024). まだ「おすわり」できない・しないけど、大丈夫?. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://journal.syounika.jp/2024/01/22/sit-up/
  15. HealthyChildren.org. Ages & Stages: Baby. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.healthychildren.org/English/ages-stages/baby/Pages/default.aspx
  16. アイフルホーム. (2025). 赤ちゃんのお座りはいつから?練習はすべき?遅い時早い時の対処法. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.eyefulhome.jp/sodate/article/sit-up/
  17. こども家庭庁. (2025). 令和5年乳幼児身体発育調査の結果の概要③. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/1ceca2fc-2bfe-4657-bf45-ac8aec94171e/e96ff5ef/20250312_councils_shingikai_seiiku_iryou_1ceca2fc_05.pdf
  18. World Health Organization. WHO Motor Development Study: Windows of achievement for six gross motor development milestones. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://cdn.who.int/media/docs/default-source/child-growth/child-growth-standards/indicators/motor-development-milestones/who-motor-development-study-windows-of-achievement-for-six-gross-motor-development-milestones.pdf?sfvrsn=3425c1dc_0
  19. トイサブ!. 【小児科医監修】赤ちゃんの首がすわるのはいつから?. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://toysub.net/times/article/head-control/
  20. Little Genius. 6ヶ月の赤ちゃん発達の目安・特徴【発達のマイルストーン】. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://little-genius.biz/blog/milestone-of-6m/
  21. 石田学園. (2020). 人間発達学. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.n-ishida.ac.jp/gakuin/kadai/20200414_ningenhattatsu.pdf
  22. 今泉産婦人科小児科医院. お座りの練習. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.imaizumi-web.com/nyuji/taisou/97/
  23. Kidsna Sitter. お座りの練習事情。練習方法として取り入れたことや意識した内容. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://sitter.kidsna.com/article/child-raising/7915
  24. DNA anlysis service. (2024). 【何ヶ月目から?】赤ちゃんのお座りが始まる時期はいつ?注意点. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://dna-am.co.jp/column/baby-sitting/
  25. なかしま医院. 6ー7ヶ月健診. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.nakashimaiin.com/archives/1542
  26. Babyband. 【医師解説】乳児健診はいつ・なぜ受ける?目的・時期・スケジュール・チェック内容について. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.babyband.jp/column/ZR4UUhEAACAAg5r0
  27. 荻窪上田クリニック. 乳幼児健診(乳児健診)とは?. 引用日: 2025年6月23日. Available from: https://www.ogiiin.com/baby/%E4%B9%B3%E5%B9%BC%E5%85%90%E5%81%A5%E8%A8%BA%EF%BC%88%E4%B9%B3%E5%85%90%E5%81%A5%E8%A8%BA%EF%BC%89%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F/
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