はじめに
のどの痛みやヒリヒリ感は、多くの場合、かぜや急性咽頭炎などの一般的な感染症に起因すると考えられています。これらの症状はしばしば自然に軽快し、大きな病気につながることは多くありません。しかし、症状が長引く場合や、強い痛み・発熱・飲み込みにくさなどが見られる場合には、注意が必要です。本稿では、ヒリヒリするようなのどの痛みの主な原因として考えられるポイントを幅広く解説し、さらに症状を緩和するための対策や、受診のタイミングを示します。日常的に起こりやすい原因から、まれではあるものの見逃せない原因まで取り上げますので、「ただののどの痛み」と安易に考えず、ぜひ最後までご覧ください。
免責事項
当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。
専門家への相談
本記事では、鼻やのどの構造、胃食道逆流症(GERD)など、耳鼻咽喉科や消化器内科領域にかかわる内容を含みます。いずれも日常で頻繁に見られる症状ですが、その一部は重症化リスクもあり、放置すると合併症を引き起こす可能性も否定できません。特に感染症が疑われる場合は、医療機関できちんと検査を受けることが重要です。また、のどの痛みが長期化したり、飲み込み障害や発熱を伴ったり、複数の症状が重なったりする場合は、耳鼻咽喉科や内科医の専門的判断が必要です。さらに、慢性的ながら緩和しない胃のむかつきや胸やけが続く方は、消化器内科を受診し、必要に応じて内視鏡検査などを検討することをおすすめします。
1.のどがヒリヒリする代表的な9つの原因
以下では、のどがヒリヒリ焼けるように痛む原因を9つに分けて整理します。なぜそれらがのどの痛みにつながるのか、どのような症状が併発しやすいのかを理解することで、適切な対策をとりやすくなります。ここでは専門的な用語が登場しますが、なるべく分かりやすく解説していきます。
(1) 胃酸逆流(胃食道逆流症:GERD)
しつこい胸やけや口の中の苦み・酸味などを経験したことはありませんか。このような症状は、胃酸が胃から食道やのどへ逆流することで起こります。通常、食道の下部にある括約筋が胃酸の逆流を防いでいますが、この機能が低下すると胃酸が上がりやすくなり、のどや食道粘膜を刺激してヒリヒリと焼けるような痛みを生じます。まれに胸の中央付近(胸骨の裏側)に強い熱感を伴う場合もあります。
- 胃酸逆流が慢性化・反復化した状態を「胃食道逆流症(GERD)」と呼びます。放置すると食道炎に進展し、食道粘膜のただれなどにつながることもあるため、長期化しやすい方は早めに医療機関へ相談しましょう。
- 近年、日本国内でも生活習慣の変化や食生活の欧米化に伴い、GERDに悩む人が増えています。特に、脂っこいものを好んだり、夜遅い時間帯に大量に食事をとる習慣のある方は注意が必要です。
- 2020年に医学雑誌The Laryngoscopeに掲載されたBrounsらの前向き観察研究(doi:10.1002/lary.28353)では、のどのヒリヒリ感や痛みが単なる咽頭炎ではなく胃酸逆流症と関連しているケースが一定数あると報告されています。研究対象は成人男女合わせて150名規模であり、胸やけなど典型的な症状が乏しくても咽頭への違和感を主訴に逆流性食道炎が見つかった例が散見されました。この点からも、のどの痛みが続く方は逆流の可能性を念頭に置くとよいでしょう。
(2) 鼻水がのどに落ちる「後鼻漏(こうびろう)」
鼻・副鼻腔からの分泌物が継続的にのど側へ流れ落ちる現象を「後鼻漏」と呼びます。通常、鼻や副鼻腔で産生された粘液はごく少量で、自然に気づかずに飲み込まれています。しかし副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)やアレルギー性鼻炎、風邪による急性炎症などで分泌物が増えたり粘調度が変化したりすると、濃い粘液がのどに長時間接触し、ヒリヒリとした刺激が生じます。
- この後鼻漏に関連し、痰が切れにくい、咳が出やすい、のどがイガイガする、口臭が強くなるなどの症状を伴うこともあります。
- 後鼻漏が疑われる場合、耳鼻咽喉科で鼻や副鼻腔の状態を調べ、必要に応じて抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬などを処方してもらうと症状が改善するケースが少なくありません。
(3) 急性咽頭炎・扁桃炎
多くの人が一度は経験する、ウイルスや細菌感染による咽頭粘膜の炎症です。とくに溶連菌(ようれんきん)感染症として知られる溶血性レンサ球菌が原因となる場合は、高熱を伴い、のどの強い痛み、全身の倦怠感を生じることがあります。のどの痛みに加え、関節痛や発疹が出たりする場合は、溶連菌感染を疑い早めに医療機関を受診するとよいでしょう。
- 溶連菌感染による急性咽頭炎では、放置して重症化すると心内膜炎やリウマチ熱といった合併症を起こすリスクがあるため注意が必要です。
- 一方、ウイルス性の咽頭炎の場合は軽度の熱や痛みが中心となり、数日〜1週間程度で自然治癒する場合も多いとされています。
- 2019年にJAMA Internal Medicineに掲載されたEbellらの研究(doi:10.1001/jamainternmed.2019.0289)では、咽頭炎の原因特定(溶連菌か否か)における迅速検査と臨床症状の評価の有効性が検証され、大規模にデータが集積されています。日本国内においても、のどの痛みが強い場合や熱が続く場合は、溶連菌検査を受けることが推奨されるケースが多いです。
(4) かぜ(普通感冒)によるのどの痛み
いわゆる「かぜ」をひくと、鼻水・鼻づまり・せき・頭痛・のどの痛みなどが総合的に現れます。原因の大半はウイルス感染であり、通常は1週間ほどで症状が自然に改善します。しかし水分を十分に摂取せず放置すると、症状が悪化したり、まれに細菌の二次感染を招いたりすることもあります。のどのヒリつきがあまりに強い場合は、他の合併症や溶連菌感染を見落とさないためにも、医療機関の受診を考慮すると安心です。
(5) インフルエンザ
かぜに似た症状でありながら、より急激で高熱を伴うケースが多いのがインフルエンザです。全身倦怠感、筋肉痛、のどの痛み、鼻水、激しいせきなどの症状が顕著に出やすいのが特徴です。肺炎など重篤な合併症リスクもあるため、明らかに高熱や強い筋肉痛を伴う場合は早急にインフルエンザ検査を受けることが推奨されています。
- インフルエンザウイルス感染は子どもや高齢者、持病を抱える方で特に重症化しやすいと報告されています。
- のどの痛みと高熱がありインフルエンザを疑う場合は、早めに適切な治療を受けることが合併症予防にもつながります。
(6) 伝染性単核球症
Epstein-Barrウイルス(EBV)が原因となり発症する感染症で、「キス病(kissing disease)」とも呼ばれます。若年層に多いとされ、感染からしばらく潜伏したのち、発熱やのどの強い痛み、全身のリンパ節腫脹、倦怠感などが生じるのが特徴です。のどの腫れがひどくなると水分や食事の摂取が難しくなる場合もあるため、症状が強い場合は医療機関の受診が必要です。
- 米国疾病予防管理センター(CDC)の情報(https://www.cdc.gov/epstein-barr/about-mono.html)によれば、初感染時の10〜15%程度は重症化する可能性があると示唆されています。日本でもまれに見られますが、EBVウイルスに対する抗体検査などで確定診断が行われることが多いです。
(7) 扁桃周囲膿瘍(へんとうしゅういのうよう)
急性扁桃炎が重症化して、扁桃の周囲に膿がたまってしまう状態です。日本語では「扁桃周囲膿瘍」と呼ばれ、顎の下や首まわりが腫れ、非常に強い痛みを伴います。さらに膿が大きくなれば呼吸や嚥下が困難になり、早急な排膿処置と抗生物質の投与が必要です。熱が下がらずのどの痛みが著しい場合は扁桃周囲膿瘍を疑い、直ちに耳鼻咽喉科を受診しましょう。
(8) 口腔内灼熱症候群(こうくうないしゃくねつしょうこうぐん)
口内やのどに、やけどしたようなヒリヒリ感・灼熱感が続く病態です。口腔内灼熱症候群とも呼ばれ、舌や口腔内粘膜に特別な病変を認めないにもかかわらず、焼けるような痛みや異常感覚が出るのが特徴です。原因としては、自律神経機能の乱れ、ドライマウス(口腔乾燥)などが挙げられます。ときには心理的ストレスが大きく関係する場合もあると考えられています。
- メイヨークリニック(Mayo Clinic)の情報 によれば、この症候群は中年以降の女性にやや多く見られる傾向があります。明確な身体的原因が見つからないことが多く、治療は症状の緩和に向けた対症療法やメンタルヘルスケアなどが含まれます。
(9) 稀なケース:がんによるのどの痛み
のどや下咽頭、食道などに悪性腫瘍ができることで痛みが生じるケースも否定できません。一般的なウイルス性咽頭炎などの場合は1〜2週間で軽快傾向を示すのが普通ですが、痛みや異物感が長期間続き、体重減少や嚥下障害が徐々に進む場合には悪性腫瘍を疑う必要があります。
- こうした症状は、体力の低下や声のしわがれ、持続するしこり感などを伴うことがあります。
- 早期に発見できれば放射線治療や手術など治療の選択肢が広がるため、「長く治らないのどの痛み」は軽視せず、医療機関で原因を精査することが大切です。
2.のどの痛みを和らげるための対策
のどがヒリヒリして痛むときには、まず以下の対処を心がけることで、症状が緩和しやすくなります。
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温かい塩水でうがいをする
コップ1杯(約240mL)のぬるま湯に0.25〜0.5g程度の食塩を加えてよく溶かし、10〜15秒ほど口の中やのどをすすぎ、吐き出します。塩分が粘膜を刺激から守り、粘膜上の細菌やウイルスを洗い流すのに一定の効果が期待できます。 -
市販ののど飴やドロップを使用
のど飴やトローチは、唾液の分泌を促してのどの乾燥を防ぐ働きがあります。メンソールやハーブ系の成分が含まれているものは、鎮静効果や清涼感を感じやすいでしょう。ただし、糖分が多い製品もあるため、むし歯リスクに配慮しながら適量にとどめてください。 -
ハチミツ入りの温かい飲み物を少しずつ飲む
温かい水分で粘膜を保湿し、ハチミツの抗炎症作用(完全に医学的に確立されているわけではありませんが、一部の研究で示唆)を利用することで、のどの違和感が和らぐ可能性があります。とはいえ、1歳未満の乳児にはハチミツを与えてはいけません。ボツリヌス菌による乳児ボツリヌス症のリスクがあるためです。 -
室内の湿度を保つ
加湿器などを用いて適度な湿度(およそ50〜60%)を保つと、のどや気道の乾燥を防ぎやすくなります。特に冬場の暖房使用時は空気が乾燥しやすいため、意識して湿度調整すると症状改善につながるケースが多いです。 -
市販の鎮痛解熱薬の服用
解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンやイブプロフェンなど)を適量服用することで、一時的に痛みや熱を緩和できます。ただし、自己判断での長期服用は避け、使用上の注意を守って服用してください。 -
水分をしっかりとる
水分不足は粘膜の乾燥を助長し、回復を遅らせる場合があります。水やお茶、スポーツドリンクなどをこまめに摂取して、のどの潤いを保ちましょう。ただし、カフェインを含むコーヒーや濃い緑茶、アルコールは利尿作用や刺激が強いため、のどの痛みが強いときは控えるのが望ましいです。
3.のどの痛みがあるときに避けたい食品
のどのヒリヒリ感を悪化させる可能性がある食べ物や飲み物は、できるだけ控えるのが無難です。
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酸味の強い果物やジュース
オレンジやグレープフルーツなどの柑橘類、イチゴ、ラズベリーなどのベリー類は酸が強く、のどの粘膜を刺激しやすいとされています。 -
かたい食品・ザラザラした食品
クラッカー、ナッツ、揚げせんべいなど、のどを通る際に物理的刺激が大きい食品は避けましょう。 -
トマトなどの酸味が強い野菜
生のトマトやトマトジュースは酸性度が比較的高いため、のどが痛むときは控えめにするとよいです。 -
香辛料の強い料理
辛みの強い香辛料や刺激物が多い料理は、のどにさらなる刺激を与えて炎症を強める可能性があります。 -
アルコール・カフェイン入りの飲み物
これらは粘膜を乾燥させやすく、痛みを感じやすい状態を助長する場合があります。
4.病院に行くべきタイミング
通常、かぜなどでのどが痛む程度なら数日から1週間程度で自然に緩和することが多いです。しかし、以下のような症状が現れた場合は医師の診断を受けることが望ましいとされています。
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1週間以上痛みが続く、または悪化している
一般的なウイルス感染などであれば1週間程度で快方へ向かうことが多いので、それ以上に続く場合は別の原因を疑います。 -
38℃以上の高熱が出る
強い発熱を伴う場合は、インフルエンザや溶連菌感染、肺炎など重症度の高い感染症を考慮する必要があります。 -
血の混じった痰や唾液が出る
粘膜障害が大きい可能性があるため、耳鼻咽喉科の受診を検討してください。 -
飲み込むのが難しく水分補給ができない
脱水や栄養不足が懸念され、さらに扁桃周囲膿瘍などのリスクも考えられます。 -
口の中や扁桃に白い膿が付着している
扁桃炎や扁桃周囲膿瘍、あるいは伝染性単核球症などを疑う必要があります。 -
肌に発疹が出る、リンパ節が腫れる
細菌感染やウイルス感染症、あるいはアレルギー性疾患の可能性があるため要注意です。 -
首の腫れ、しこりが触れる
悪性リンパ腫や甲状腺疾患、咽頭・下咽頭の腫瘍など、重大な疾患が隠れている可能性があります。 -
声のかすれが2週間以上続く
声帯ポリープや咽頭・喉頭がんなど、構造的・機能的問題のリスクがあります。
こうした症状のいずれかに該当する場合、もしくは複数の症状が同時に見られる場合は専門医の受診が強く推奨されます。
また、以下のような点もあわせて考慮してください。
- 症状が出始めた経緯や時期をメモしておく
診察時に詳しく伝えることで、医師の判断が早まり正確になる可能性があります。 - 意識して水分や栄養をとる
特に子どもや高齢者は体力や免疫力が低下しやすいため、早めに医療機関に行くことが大切です。
5.より深い視点と最近の研究報告
のどの痛みには多岐にわたる原因があり、ときには複数の要因が重なって症状を引き起こしている場合もあります。例えば、胃酸逆流と後鼻漏が同時進行してのどを刺激しているケースや、インフルエンザにかかったのちの細菌感染による二次的な咽頭炎など、複雑な病態も存在することが知られています。
- 2021年にChestに掲載されたChangらによるガイドライン更新(doi:10.1016/j.chest.2021.02.066)では、大人と子どもの急性・慢性の咳やのどの痛みの管理に関する総説が示されています。広範な臨床研究のレビューを踏まえ、後鼻漏、胃酸逆流、喘息など多角的に診る必要性が再確認されました。特に日本のように花粉症患者が多い国では、アレルギー性鼻炎による後鼻漏を背景として咳やのどの痛みが長期化するパターンが多いと指摘されています。
- また、「のどが痛む=すべて感染症」とは限りません。職場や家庭でのストレスが原因で口腔内灼熱症候群を悪化させる場合もあるため、自身の生活環境やメンタル面の安定も大切です。
- さらに、日本では近年、働き盛りの世代が夜遅くまで残業し、夕食が深夜にずれ込む生活リズムが問題視されています。深夜の食事や就寝直前の飲酒は胃酸の逆流を招きやすく、のどの炎症・痛みを長引かせる要因になります。こうした生活習慣の是正が、のど痛みの改善に大きく寄与する可能性があります。
6.おすすめのセルフケアと医療機関での治療
日常生活でできるセルフケア
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十分な休養と睡眠をとる
睡眠不足や過労は免疫力を低下させ、ウイルスや細菌への抵抗力を弱めます。できるだけ早めに就寝し、質の良い睡眠をとることが大切です。 -
刺激の少ない食事を心がける
のどにやさしい柔らかい食べ物(おかゆ、スープ、蒸し野菜など)や、比較的刺激の弱いぬるま湯・ハーブティーなどが適しています。 -
のどを乾燥させない
外出時にはマスクを着用し、のどを冷たく乾いた空気から保護すると同時に、ウイルスや細菌の飛沫を防ぐ効果も期待できます。
医療機関での治療
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抗生物質の使用(細菌感染が確定した場合)
溶連菌感染症や扁桃周囲膿瘍など、細菌の関与が強い場合には抗生物質が必須となります。処方された場合は指示どおりに飲み切ることが重要です。 -
抗ウイルス薬の使用(インフルエンザなど)
インフルエンザなど一部のウイルス感染症では、早期に抗ウイルス薬を使用すると重症化リスクを下げられる可能性があります。 -
胃酸逆流症の治療薬
プロトンポンプ阻害薬(PPI)やH2ブロッカーなどが処方される場合があります。生活習慣の改善をあわせて行うと、さらに効果的です。 -
耳鼻咽喉科的処置(排膿など)
扁桃周囲膿瘍や副鼻腔炎で膿がたまっているケースでは、排膿処置が必要となります。場合によっては手術が検討されることもあります。
7.結論と提言
のどがヒリヒリして痛む原因は実に多岐にわたります。かぜやインフルエンザのように比較的軽度で自然治癒しやすいものから、溶連菌感染による急性咽頭炎、扁桃周囲膿瘍、胃酸逆流症、口腔内灼熱症候群など、適切な対処を怠ると合併症や長期化を引き起こす疾患も存在します。特に高熱や強い痛み、呼吸困難、長期化する症状には要注意で、早期に専門医の診察を受けることが重要です。
日常生活の中でも、うがいや加湿、のどにやさしい食事、十分な休養を心がけるだけでも症状の緩和に役立ちます。特に日本の生活習慣でありがちな深夜の食事やアルコール摂取は、胃酸逆流を誘発し、のどの痛みを慢性化させる要因にもなり得るため、生活習慣の見直しも検討しましょう。
また、のどの痛みを甘くみず、明らかに通常のかぜとは異なる症状(高熱、激しい痛み、長引く声のかすれなど)があれば、すみやかに耳鼻咽喉科や内科を受診してください。症状が重症化する前に原因を特定し、適切な治療を受けることが、日常生活への早い復帰と合併症予防のために不可欠です。
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、専門家による診療や医療上の指導に代わるものではありません。症状が長引く・強まる場合やご不安がある場合は、必ず医師または医療専門家にご相談ください。
参考文献
- Sore throat (アクセス日:2023年2月27日)
- Sore throat (pharyngitis) (アクセス日:2023年2月27日)
- Acid Reflux (GER & GERD) in Adults (アクセス日:2021年9月22日)
- Strep Throat or Sore Throat? Best Ways You Can Tell (アクセス日:2021年9月22日)
- Burning mouth syndrome (アクセス日:2021年9月22日)
- About Infectious Mononucleosis (アクセス日:2021年9月22日)
- Tonsillitis: Overview (アクセス日:2021年9月22日)
- The Best (and Worst) Foods to Soothe a Sore Throat (アクセス日:2023年2月27日)
(以下は本文中に言及した近年の研究例:参考として追記)
- Brouns SH, Westbroek LF, Wagenaar DR, et al. (2020) “Does Sore Throat Predict Reflux? A Prospective Observational Study.” The Laryngoscope, 130(9): E512-E517. doi: 10.1002/lary.28353
- Ebell MH, et al. (2019) “Diagnosis of Streptococcal Pharyngitis: Clinical Decision or Rapid Test? A Systematic Review.” JAMA Internal Medicine, 179(5): 651-659. doi: 10.1001/jamainternmed.2019.0289
- Chang AB, Oppenheimer JJ, Irwin RS. (2021) “Managing Cough as a Symptom in Children and Adults: ACCP Evidence-Based Clinical Practice Guidelines (Update 2021).” Chest, 160(3): e123-e145. doi: 10.1016/j.chest.2021.02.066
以上の情報は、国際的に認められた医療機関や査読付き学術雑誌に基づいた内容をもとにまとめた参考情報です。実際に症状がある場合は、必ず医療専門家の指示を仰いでください。