ステージ3胃がんの生存率と治療法|2025年最新ガイドラインに基づく徹底解説
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ステージ3胃がんの生存率と治療法|2025年最新ガイドラインに基づく徹底解説

ステージ3の胃がんと診断されたことは、ご本人様にとっても、ご家族にとっても、非常に重い現実であると拝察いたします。しかし、それは決して絶望を意味するものではありません。現代の医療は日々進歩しており、正確な情報に基づいた適切な治療戦略を立てることが、未来への希望に繋がります。この記事では、日本胃癌学会(JGCA)が発行する最新の「胃癌治療ガイドライン」1に基づき、ステージ3胃がんの科学的根拠のある情報のみを、深く、そして分かりやすく解説します。診断の正確な意味から、標準的な治療法の選択肢、そして生存率の数字の裏にある真実まで、皆様が直面している困難な状況を乗り越え、最善の意思決定を下すための一助となることを目指します。


この記事の科学的根拠

本記事は、入力された研究報告書で明示的に引用された、最高品質の医学的エビデンスにのみ基づいています。以下に示すリストは、実際に参照された情報源と、提示された医療指導との直接的な関連性を示したものです。

  • 日本胃癌学会 (JGCA): この記事における標準治療に関する指針は、日本胃癌学会が発行した「胃癌治療ガイドライン」に基づいています1。これは日本国内における胃がん治療の最高権威の情報源です。
  • 米国国立がん研究所 (NCI): 化学療法や治療法の国際的な視点に関する記述は、米国のNCIが提供する情報2を参考にし、グローバルな標準治療との比較検討を行っています。
  • The Lancet誌掲載の研究 (FLOT4試験): 手術前後の化学療法に関する有効性の議論は、権威ある医学雑誌The Lancetに掲載されたFLOT4試験の結果3に基づいており、最新の科学的知見を反映しています。
  • 国立がん研究センター (日本): 生存率などの国内統計データは、日本の がん研究・治療を牽引する国立がん研究センターの公開情報4を引用しており、高い信頼性を確保しています。

この記事の要点

  • ステージ3胃がんは、がんが胃の壁に達する深さとリンパ節への転移の範囲によって、IIIA期、IIIB期、IIIC期に細かく分類されます。
  • 治療の基本は、手術、化学療法、そして場合によっては放射線療法を組み合わせた「集学的治療」です。
  • 5年生存率は病期や治療法によって約30%から60%と報告されています56。ただし、これはあくまで統計データであり、個々の患者様の状況によって大きく異なります。
  • 本記事は、日本胃癌学会の最新ガイドライン1に基づき、科学的根拠のある情報のみを誠実に提供し、皆様の不安に寄り添うことをお約束します。

ステージ3胃がんとは?正確な定義と進行度

ステージ3の胃がんは、がん細胞が胃の壁の深い層まで達し、かつ、胃の周辺にあるリンパ節に転移している状態を指します。重要な点は、この段階ではまだ、肝臓や肺といった他の臓器への「遠隔転移」は確認されていない(M0)ということです7。この「遠隔転移がない」という事実が、手術を中心とした根治を目指す治療の可能性を残す、極めて重要な分岐点となります。

胃がんのステージ分類の基本(TNM分類)

医師が胃がんの進行度を判断する際には、国際的に用いられる「TNM分類」という基準が使われます。これは以下の3つの要素を組み合わせて、病期(ステージ)を決定するものです。

  • T (Tumor): がんが胃の壁のどの深さまで浸潤しているかを示します。数字が大きくなるほど、がんは深く進行しています。
  • N (Node): がんが周辺のリンパ節にどれくらい転移しているかを示します。転移しているリンパ節の数が多いほど、数字が大きくなります。
  • M (Metastasis): がんが遠隔臓器(肝臓、肺、腹膜など)に転移しているかどうかを示します。M0は転移なし、M1は転移ありを意味します。

ステージ3は、これらTとNの組み合わせによって、さらにIIIA、IIIB、IIICの3つのサブステージに細分化されます。

ステージIIIA, IIIB, IIICの詳細な違い

同じステージ3であっても、IIIA、IIIB、IIICでは、がんの進行度合いと、それに伴う治療方針や予後(治療後の見通し)が異なります。以下の表は、胃癌取扱い規約第14版に基づいたTNM分類によるステージ3の定義をまとめたものです6

T(深達度) N0(転移なし) N1(1-2個) N2(3-6個) N3(7個以上)
T2(筋層まで) IA IIB IIIA IIIB
T3(漿膜下層まで) IIA IIB IIIA IIIC
T4a(漿膜表面に出る) IIB IIIA IIIB IIIC
T4b(他臓器に浸潤) IIIB IIIB IIIC IIIC

注:この表は簡略化したものです。正確なステージ診断は専門医による総合的な判断に基づきます。

この表が示すように、がんがより深く(T4b)、より多くのリンパ節に転移している(N3)ほど、ステージはIIICへと進み、より進行した状態と判断されます。この詳細な分類が、個々の患者様に最適化された治療計画を立てる上で不可欠となります。

なぜ胃がんになるのか?日本の現状と主な原因

日本は世界的に見ても胃がんの罹患率が高い国として知られています8。その背景には、日本特有の歴史的・文化的要因が深く関わっています。

ヘリコバクター・ピロリ菌:日本の胃がんの最大の原因

日本における胃がんの最大の原因は、ヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)の持続感染であることは、今日では広く受け入れられています。日本ヘリコバクター学会の報告によると、ピロリ菌感染者は非感染者に比べて胃がんになる危険性が5倍以上高いとされています9。特に、衛生環境が十分に整備されていなかった1950年代以前に生まれた世代では感染率が高く、これが日本の胃がん患者数が多かった一因と考えられています10。ピロリ菌は胃の粘膜に慢性的な炎症を引き起こし、それが長年にわたって胃粘膜の萎縮、腸上皮化生という前がん状態を経て、一部ががん化すると考えられています。

食生活、喫煙、遺伝的要因

ピロリ菌以外にも、いくつかの要因が胃がんの発生に関与しています。高塩分食品(塩蔵品など)の過剰摂取や、野菜・果物の摂取不足といった食生活は、長年にわたり危険因子として指摘されてきました。また、喫煙も胃がんの確立した危険因子です。さらに、権威ある医学雑誌The Lancetに掲載された大規模なメタアナリシス研究では、遺伝的な要因と不健康な生活習慣が組み合わさることで、胃がんの発生危険性が相乗的に高まることが示されています11。家族に胃がんになった方がいる場合は、特に注意が必要です。

見逃してはいけない兆候:ステージ3胃がんの主な症状

胃がんは「沈黙の臓器」とも言われ、初期段階では自覚症状がほとんどありません。ステージ3まで進行すると、以下のような症状が現れることがあります12。しかし、これらの症状は胃炎や胃潰瘍など他の病気でも見られるため、自己判断は禁物です。

  • 腹痛・腹部不快感: みぞおち周辺の持続的な痛みや、重苦しい感じ。
  • 食欲不振と体重減少: 特別な理由がないのに食欲がなくなり、体重が減り続ける。
  • 黒い便(メレナ): がんからの出血により、便が黒くタール状になることがあります。これは消化管出血のサインであり、緊急の対応が必要です。
  • 吐き気・嘔吐: 腫瘍が大きくなり、食べ物の通り道を塞ぐことで生じます。
  • 胸やけ・げっぷ: 胃の機能が低下することで起こります。
  • 貧血・倦怠感: がんからの慢性的な出血による鉄欠乏性貧血や、がんそのものが引き起こす消耗によるだるさ。

これらの症状が一つでも気になる場合は、速やかに消化器内科を受診することが極めて重要です。

診断プロセス:どのような検査が行われるか

胃がんの疑いがある場合、診断を確定し、正確な進行度を調べるために、以下のような精密検査が計画的に行われます13

  1. 内視鏡検査(胃カメラ): 口または鼻から細いスコープを挿入し、食道、胃、十二指腸の内部を直接観察します。がんが疑われる部分の色や形の変化を詳細に確認できます。
  2. 生検(組織検査): 内視鏡検査の際に、疑わしい部分の組織を少量採取します。この組織を顕微鏡で調べる病理診断によって、がん細胞の有無と種類(顔つき)が最終的に確定します。
  3. CT検査: X線を使って体の断面を撮影する検査です。がんの深達度(T)、リンパ節転移の範囲(N)、そして肺や肝臓などへの遠隔転移の有無(M)を評価するために不可欠です。
  4. PET検査: がん細胞がブドウ糖を多く取り込む性質を利用して、全身のがんの広がりを調べる検査です。CT検査では判断が難しい微小な転移の発見に役立つことがあります。

これらの検査結果を総合的に評価し、専門医のチームがTNM分類に基づいて正確なステージを診断します。この診断こそが、その後の治療方針を決定する上で最も重要な基盤となります。

【最重要】ステージ3胃がんの治療法:標準治療と最新の選択肢

このセクションは、本記事の中核をなす最も重要な部分です。ここで解説する情報は、日本胃癌学会の「胃癌治療ガイドライン」1に基づいた、科学的根拠のある「標準治療」が中心です。標準治療とは、現時点で最も効果と安全性が確立されていると専門家によって合意された治療法を指します。

日本胃癌学会ガイドラインに基づく標準治療

ステージ3胃がんの治療の根幹は、複数の治療法を組み合わせる「集学的治療」です。その目的は、目に見えるがんを取り除くだけでなく、画像検査では捉えきれない微小ながん細胞を根絶し、再発を防ぐことにあります。

1. 手術(胃切除術とリンパ節郭清)

遠隔転移のないステージ3胃がんにおいて、根治を目指すための最も重要な治療法は手術です。手術の目的は、がんを含む胃の一部または全部と、がんが転移している可能性のある周辺のリンパ節を完全に取り除くことです1

  • 胃切除術: がんの位置や広がりに応じて、胃の一部を切除する「胃部分切除術」または胃をすべて切除する「胃全摘術」が行われます。
  • リンパ節郭清(D2郭清): 胃がんが転移しやすいリンパ節の領域を、胃と一緒に系統的に切除することを「リンパ節郭清」と呼びます。日本のガイドラインでは、治癒率を高めるために「D2」と呼ばれる範囲のリンパ節を郭清することが標準とされています。これは日本の外科医が世界に誇る高い技術の一つです14

2. 化学療法(術前・術後補助化学療法)

手術だけでは取り除けない可能性のある微小ながん細胞を叩き、再発の危険性を減らすために、化学療法(抗がん剤治療)が極めて重要な役割を果たします。

  • 術後補助化学療法: 手術後に再発予防を目的として行われます。日本の標準治療では、経口抗がん剤である「S-1(エスワン)」を1年間服用する方法が広く用いられています15
  • 術前補助化学療法(術前化学療法): 手術前に化学療法を行い、がんを小さくしてから手術に臨む方法です。これにより、手術の成功率を高めたり、切除範囲を小さくしたりできる可能性があります。
  • 周術期化学療法: 術前と術後の両方で化学療法を行うアプローチです。ヨーロッパで実施された大規模な臨床試験(FLOT4試験)では、FLOT療法(ドセタキセル、オキサリプラチン、5-FU/ロイコボリンの多剤併用)が従来の化学療法よりも生存期間を改善することが示され、国際的な標準治療の一つとなっています3。日本でも、患者様の状態に応じてこのような強力な多剤併用療法が選択されることがあります。

3. 放射線療法

放射線療法は、高エネルギーのX線を照射してがん細胞を破壊する治療法です。米国では、術後に化学療法と放射線療法を併用する治療法(SWOG/INT-0116試験)2が標準の一つとされていますが、日本ではリンパ節郭清の精度が高いため、胃がんの標準治療として術後に放射線療法がルーチンで行われることは比較的少ないです。しかし、切除が難しいリンパ節転移がある場合など、特定の状況下で選択されることがあります。

近年注目される新しい治療法(保険適用と研究段階)

標準治療の進歩に加え、新しい薬剤の開発も進んでいます。JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会として、これらの情報を正確かつ責任ある形で提供することが重要だと考えています。ここでは、保険適用となっているものと、まだ研究段階にあるものを明確に区別して解説します。

免疫チェックポイント阻害薬

免疫チェックポイント阻害薬は、がん細胞によって抑制されてしまった患者様自身の免疫細胞(T細胞)を再活性化させ、がんと戦う力を取り戻させる画期的な薬剤です。薬剤「ペムブロリズマブ(キイトルーダ)」は、特定の遺伝子マーカー(MSI-Highなど)を持つ進行・再発胃がんや、化学療法後の特定の胃がんに対して、厚生労働省によって承認されています16。ただし、ステージ3の全ての患者様に適用されるわけではなく、使用には厳しい条件があります。

分子標的薬

分子標的薬は、がん細胞の増殖に関わる特定の分子だけを狙い撃ちする薬剤です。胃がんでは、がん細胞の表面に「HER2(ハーツー)」というタンパク質が過剰に発現しているタイプ(HER2陽性胃がん)が約10-20%に見られます。このタイプに対しては、分子標的薬「トラスツズマブ(ハーセプチン)」を化学療法と併用することで、高い治療効果が示されています2

臨床試験とその他の治療法について

光免疫療法など、メディアで取り上げられる新しい治療法の多くは、まだ有効性や安全性を評価している段階の「臨床試験(治験)」として行われています。臨床試験は、未来の標準治療を生み出すために不可欠なプロセスです。もしご自身の状況が既存の標準治療では難しい場合や、新しい治療の可能性を探りたい場合は、主治医に相談の上、信頼できる公的なウェブサイトで参加可能な臨床試験を探すことも一つの選択肢です。ただし、効果が証明されていない治療法を「奇跡の治療」であるかのように紹介する情報には、くれぐれもご注意ください。

ステージ3胃がんの生存率:数字の裏にある真実

「生存率」という言葉は、患者様やご家族にとって最も気になる情報の一つですが、その数字の解釈には注意が必要です。ここで示すデータは、多くの患者様の治療結果を集計した統計であり、個人の未来を正確に予測するものではありません。

5年生存率の公式データ

5年生存率とは、がんと診断されてから5年後に生存している人の割合を示したものです。これは治療効果を測るための重要な指標とされています。

  • 全体像: 国立がん研究センター中央病院のデータによると、日本におけるステージ3胃がん全体の5年生存率は54.7%と報告されています4。これは、2人に1人以上が、診断から5年後もご存命であることを意味します。
  • 詳細な分類: ステージ3は不均一な集団であり、サブステージによって予後は大きく異なります。近畿大学病院が胃癌取扱い規約に基づいて公開しているデータでは、より詳細な数値が示されています6
サブステージ 5年生存率(目安)
ステージ IIIA 約 59%
ステージ IIIB 約 47%
ステージ IIIC 約 32%

この数字の違いは、がんの進行度が予後に直接影響することを示しています。しかし、最も重要なことは、これらの数字は過去のデータであり、FLOT療法や免疫チェックポイント阻害薬といった新しい治療法の効果が完全には反映されていない可能性があるという点です。医学の進歩により、生存率は着実に向上しています。

生存率に影響を与える要因

生存率は、病期だけでなく、以下のような様々な要因に影響を受けます。

  • 患者様の年齢と全身状態(PS): お元気で体力がある方ほど、強力な治療に耐え、良好な結果を得られる可能性が高まります。
  • がんの組織型(顔つき): がん細胞の種類によって、増殖の速さや治療への反応性が異なります。
  • 治療への反応性: 化学療法がよく効くかどうかは、個人差があります。
  • 適切な治療の実施: ガイドラインに沿った標準治療を、経験豊富な専門医チームのもとで受けることが極めて重要です。

治療後の生活と再発予防

大変な手術と治療を乗り越えた後も、再発のリスクに備え、生活の質を維持するための取り組みが続きます。

定期的な経過観察の重要性

治療後は、再発を早期に発見するために、定期的な検査(血液検査、CT検査、内視鏡検査など)が行われます。日本胃癌学会のガイドラインでは、術後5年間は定期的な通院が推奨されており、最初の数年間は3〜6ヶ月に一度の頻度で診察を受けることが一般的です17。この経過観察は、万が一の再発に迅速に対応するために不可欠です。

食事とライフスタイルの注意点

胃を切除した後は、食事の摂り方に工夫が必要です。一度にたくさん食べることが難しくなるため、「1日5〜6回の分割食」を基本とし、よく噛んでゆっくり食べることが推奨されます。消化の良い食べ物を選び、極端に熱いものや冷たいもの、刺激の強いものは避けるのが賢明です。また、禁煙や適度な運動を心がけ、健康的な体重を維持することも、長期的な健康と再発予防に繋がると考えられています。

よくある質問(FAQ)

ステージ3胃がんの治療費はどのくらいかかりますか?

治療費は、手術の種類、入院期間、使用する抗がん剤の種類によって大きく異なりますが、数百万円単位になることが一般的です18。しかし、日本では「高額療養費制度」があり、所得に応じて1ヶ月の医療費の自己負担額に上限が設けられています。これにより、実際の負担は大幅に軽減されます。また、がん保険や勤務先の福利厚生制度なども利用できる場合がありますので、病院の相談窓口(ソーシャルワーカー)に相談することをお勧めします。

手術後、食事で気をつけることは何ですか?

胃を切除した後は、消化吸収能力が低下するため、食事の工夫が不可欠です。基本は「少量頻回食」(1日5~6回に分けて食べる)です。よく噛むこと、ゆっくり時間をかけて食べることも大切です。脂っこいもの、食物繊維が多すぎるもの、極端に甘いものは、ダンピング症候群(食後の動悸、めまい、冷や汗など)を引き起こす可能性があるため、最初は避けた方が良いでしょう。栄養士から具体的な食事指導を受けることが、スムーズな回復への近道です。

ピロリ菌を除菌すれば、もう胃がんの心配はありませんか?

いいえ、そうではありません。ピロリ菌の除菌は、新しい胃がんの発生リスクを約3分の1から2分の1に減らすことができると報告されており、非常に重要です9。しかし、除菌した時点で既に胃粘膜に蓄積されたダメージ(萎縮や腸上皮化生)が完全に元に戻るわけではないため、残念ながら除菌後も胃がんが発生するリスクはゼロにはなりません。実際に、国立がん研究センターの2025年に発表された画期的な研究では、除菌後もDNAメチル化という遺伝子の変化を調べることで、胃がんのリスクを予測できる可能性が示されています19。したがって、ピロリ菌を除菌した後も、定期的な内視鏡検査を受け続けることが極めて重要です。

結論

ステージ3の胃がんは、確かに厳しい病状ではありますが、決して治療法がないわけではありません。手術、化学療法、そして新しい薬剤を組み合わせた集学的治療によって、根治を目指す道筋は確かに存在します。医学は絶えず進歩しており、生存率のデータも年々向上しています。最も大切なことは、不確かな情報に惑わされることなく、科学的根拠に基づいた標準治療を、信頼できる専門医のチームと共に、前向きな気持ちで受けることです。この記事が、皆様の心にある深い不安を少しでも和らげ、希望を持って治療に臨むための一助となれば、JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会としてこれに勝る喜びはありません。

免責事項この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医療アドバイスを構成するものではありません。健康上の懸念がある場合、またはご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

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