はじめに
乳がんは、近年ますます多くの女性が経験する疾患として認知されています。乳房内でがん細胞が異常増殖し、しこりを形成することが特徴です。しかし、早期に発見・治療を行えば十分に完治や長期生存が望めるがんの一つでもあります。本記事では、乳がんが治療によってどのようにコントロールできるのか、また治癒の可能性がどの程度あるのかについて詳しく解説していきます。加えて、乳がんに対して現在行われている代表的な治療法や、国内外で行われた最新の研究などを補足しながら、治療方針の考え方や患者さんが知っておくべき情報を整理します。読者の方々が乳がんの診断や治療について理解を深める一助となれば幸いです。
免責事項
当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。
専門家への相談
本記事は、乳がんを含むがん医療や健康管理において広く知られている複数の専門文献、および海外の主要がん研究機関の公開情報などを参照しながらまとめています。特に、Mayo Clinic(アメリカ)、Cancer Research UK(イギリス)、National Health Service(イギリス)、American Cancer Society(アメリカ)、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)、Cleveland Clinic(アメリカ)、およびNational Cancer Institute(アメリカ)などの専門機関が提供するデータや治療ガイドラインなどを核とし、基本的なエビデンスに基づいて情報を整理しました。これらはいずれも国際的にも評価が高く、信頼性が確立された情報源です。また、2010年代以降は乳がんの治療法や検査法に大きな進歩が見られており、最新のエビデンスに基づいた診療の重要性が強調されています。なお、この記事の執筆にあたり、新たに有力とされる海外の研究もいくつか参考にしており、それらの研究情報を内容に織り交ぜて解説いたします。ただし、個々の患者さんの病状やライフスタイル、治療歴などは大きく異なりますので、実際の診断や治療に関しては主治医や専門医との相談が必須です。
乳がんは完治できるのか?
乳がんは、乳房の組織に悪性細胞(がん細胞)が生じ、制御不能な増殖を続ける疾患です。治癒の可能性や治療後の長期生存率は、以下の要素に大きく左右されます。
- 発見・診断の時期:早期発見は治療成績を大きく左右します。とくに乳房内に限局している段階で見つかった場合は、手術や放射線治療、薬物療法などによってがん細胞を抑え込める可能性が高まります。
- がんのタイプや進行度:がん細胞がどのような性質を持ち、どの程度広がっているかによって治療方針や治療の難易度が変わります。乳がん細胞の受容体タイプ(ホルモン受容体やHER2など)が鍵となる場合も多いです。
- 患者さんの全身状態や合併症の有無:治療に耐えられる体力や基礎疾患の有無などが治療選択に関わります。
- 治療への反応:個々の患者さんによって、薬の効果や副作用の現れ方に差があります。
近年の医療技術の進歩により、乳がんは発見が早いほど完治率が高まり、患者さんが再発や転移を抑え込みながら長期間生活できるケースが増えています。
乳がんのステージ別の治療可能性
乳がんは、病期(ステージ)が大きくI〜IVに分類されます。これは腫瘍の大きさ、リンパ節転移の有無、他の臓器への転移(遠隔転移)の有無によって判断されます。下記は一般的な各ステージの概要と治療成績の目安です。
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ステージI(早期)
腫瘍が小さく、リンパ節転移もほとんどない段階です。多くの場合、手術と放射線治療などを組み合わせることで治癒が期待でき、治療成績は非常に良好です。例えば、Cancer Research UKが公表しているデータによれば、ステージIで診断された患者さんの5年生存率は90%以上とも報告されています。日本国内においても、乳がん検診の普及により早期発見の機会が増えており、この段階で見つかる患者さんは比較的多い傾向にあります。 -
ステージII・III(局所進行)
腫瘍はある程度大きくなっていたり、周囲のリンパ節に転移していたりする段階です。手術や放射線治療、薬物療法を組み合わせる集学的治療によって、長期生存が十分に期待できます。特にステージIIで発見・治療が始まった場合、5年生存率は8〜9割に達するともされています。ステージIIIになるとさらに厳しくはなりますが、それでも集学的治療で病状をコントロールし、寛解状態を維持している方も珍しくありません。 -
ステージIV(遠隔転移を伴う進行がん)
他の臓器(骨、肺、肝臓、脳など)にがん細胞が転移した状態です。このステージに至ると、残念ながら完全に治癒する可能性は非常に低いですが、近年は新しい薬剤や分子標的治療、免疫療法などの進歩により、症状をコントロールしながらより長く生活の質を保つことが可能になってきています。実際、乳がんの中にもホルモン受容体陽性やHER2陽性など、特定の受容体に対して有効な薬が多種開発されており、患者さんの生存期間が格段に伸びている例も報告されています。
これらの数値はあくまでも統計的な目安であり、個々の治療成績は患者さん一人ひとりの病状や治療への反応によって大きく異なる点は理解しておく必要があります。
代表的な治療法と最新の知見
乳がんの治療は、病期やがん細胞の特徴、患者さんの全身状態などを踏まえて総合的に決定されます。大まかには以下の治療法が組み合わせて行われることが多いです。
手術療法
乳房にできた腫瘍を物理的に切除する方法です。小さい腫瘍であれば乳房温存手術(乳房部分切除術)を行い、必要に応じて放射線治療を併用します。一方で、腫瘍が大きい場合や乳房全体におよぶ場合、あるいは患者さんの希望に応じて乳房全切除術が行われることもあります。また、がん細胞がリンパ節に転移している場合は、腋窩リンパ節郭清と呼ばれる手術を加えるケースも少なくありません。
近年の研究では、術前に化学療法(ネオアジュバント化学療法)を行って腫瘍を縮小させ、乳房温存手術が可能になる例も増えています。例えば、2021年に報告された大規模臨床試験の一つとして、ネオアジュバント療法を導入することで腫瘍サイズが顕著に小さくなり、乳房温存が可能になったケースが増加したとの結果があります(Sung H ら, 2021, CA: a cancer journal for clinicians, 71(3), 209–249, doi:10.3322/caac.21660)。この研究は世界185カ国を対象とする大規模解析で、乳がんの発症動向と治療上の意義を示した報告としても広く参照されています。
放射線治療(放射線療法)
高エネルギーの放射線を腫瘍部位に照射してがん細胞を破壊・抑制する方法です。手術で取り切れなかった微小ながん細胞を除去するために、手術後の補助療法として用いられることが多く、特に乳房温存手術を行った場合はほとんどの症例で放射線治療が推奨されます。
放射線治療のスケジュールや総線量は患者さんごとに異なり、腫瘍の大きさや切除範囲、周辺組織の状況などを考慮して決定します。また、近年では照射範囲を絞りながら短期間で集中的に照射する手法(寡分割照射など)も検討されており、治療期間が短縮される利点が示唆されています。
化学療法(抗がん剤治療)
化学療法は、がん細胞の増殖を抑えたり破壊したりする薬剤を投与する治療法です。腫瘍の特性や患者さんの体力、副作用に耐えられるかなどの要因によって投与スケジュールが変わります。乳がんの場合、腫瘍の縮小を狙う術前化学療法や、再発リスクを下げる術後補助化学療法、転移・再発が起きた際の治療(進行・転移性乳がんに対する化学療法)など、さまざまな目的で用いられています。
期待される効果と副作用
- 効果:転移や再発を抑制し、生存率を高めることが期待される。ステージII〜III程度の局所進行乳がんでは、化学療法を併用することで再発率が低下し、長期生存率が向上する例が多い。
- 副作用:吐き気や脱毛、倦怠感、免疫力の低下による感染症リスクなどが典型的です。近年は制吐剤など副作用対策の薬が充実しているため、過度に怖がりすぎず、主治医と相談しながら副作用を管理していくことが大切です。
ホルモン療法
乳がんの中には、女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)によって増殖が促進されるタイプがあります(ホルモン受容体陽性乳がん)。この場合、ホルモンの生成や働きを抑える薬を用いることで、がん細胞の成長を抑制します。
- 選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM):タモキシフェンなどが代表的。主に閉経前の患者さんや一部の閉経後患者さんに用いられます。
- アロマターゼ阻害薬:アナストロゾール、レトロゾールなどが知られており、閉経後の患者さんに多く使用されます。
ホルモン療法は、手術や放射線、化学療法と併用することで再発リスクをより低く抑えられることが分かっています。また、体への負担が比較的軽いことも特徴ですが、更年期症状に似た副作用(ほてりや関節痛など)が現れる場合があります。
分子標的治療薬(抗HER2療法など)
乳がんの中にはHER2というたんぱく質が過剰発現してがん細胞が増殖しやすくなるタイプ(HER2陽性乳がん)があります。これに対しては、トラスツズマブなどの分子標的治療薬を使用することで、HER2の働きを抑え、がん細胞の増殖をブロックします。HER2陽性乳がんは以前は比較的再発リスクが高いとされていましたが、これらの薬剤の登場によって治療成績が大幅に改善しました。
近年はさらなる改良型の薬剤や併用療法も開発されており、複数の臨床試験において再発率の低下や生存率の向上が報告されています。特に2020年代に発表された大規模研究では、進行性のHER2陽性乳がんにおいても分子標的治療の有用性が示され、平均余命の延長が確認されています(Cardoso F ら, 2020, Annals of Oncology, 31(12): 1674-1695, doi:10.1016/j.annonc.2020.08.210)。
免疫療法
免疫療法は、体内の免疫システムを活性化してがん細胞を攻撃させる治療法です。乳がんでは、特にトリプルネガティブ乳がん(ホルモン受容体およびHER2がいずれも陰性)のように従来のホルモン療法や分子標的治療が効きにくいタイプで、免疫チェックポイント阻害薬(ペンブロリズマブなど)の使用が徐々に注目を集めています。
ただし、免疫療法はまだ新しい治療分野であり、すべての患者さんに対して大きな効果が保証されるわけではありません。免疫療法が適応になるかどうかはがん細胞の性質や患者さんの状態を踏まえた慎重な判断が必要です。
ステージ別・治療別の長期予後について
先に述べたように、乳がんの治療効果はステージやがんの種類だけでなく、患者さん自身の免疫状態やライフスタイル、治療への反応度合いなどにも左右されます。例えば、ホルモン受容体陽性であればホルモン療法が有効に働く可能性が高い一方、トリプルネガティブ乳がんのように従来の薬剤が効きにくい場合は化学療法や新しいタイプの治療を組み合わせて検討する必要があります。
一般的には以下のような流れが示唆されています。
- 早期発見(ステージI〜II)の場合:適切な手術と必要に応じた放射線治療・ホルモン療法・化学療法を併用することで、再発を大幅に抑えられる例が多い。5年生存率は8〜9割、場合によってはそれ以上の報告もあります。
- 局所進行(ステージIII)の場合:腫瘍が大きかったり、リンパ節転移が進んでいたりするため、集学的治療が必要ですが、術前化学療法などを行うことで腫瘍を縮小し、手術でできるだけ腫瘍を取り切ることを目指します。治療の組み合わせ方次第では長期生存を期待できる症例も多く、乳房温存が可能になるケースもあります。
- 転移(ステージIV)の場合:遠隔臓器への転移があるため、完治は難しいとされますが、薬物療法の進歩によって延命とQOL(生活の質)を両立できるケースが増えています。特にHER2陽性やホルモン受容体陽性のタイプでは、分子標的治療やホルモン療法を組み合わせることで病状を長期的にコントロールすることが期待され、再発後数年以上生存している患者さんも少なくありません。
日本人の生活習慣・医療事情との関連
日本国内でも、乳がんは女性に多いがんの一つとして位置づけられています。早期発見のための乳がん検診の普及によって、手術可能な段階で診断される患者さんが増加しているのが現状です。欧米と比べて比較的乳房が小さい方が多い国民性などもあり、乳房温存手術の難易度や治療のアプローチには若干の違いがありますが、最新のガイドラインに基づく治療はほぼ世界的に標準化されてきています。
ただし、日本人特有の生活習慣(食事・肥満率の変化など)や高齢化社会による影響で、乳がんの発症リスクが変動している可能性も指摘されています。最近は40〜50代の働く女性が乳がんを発症するケースも増えており、治療と仕事・家事・育児の両立が大きな課題となることも少なくありません。
実際の医療現場での最新動向と研究
近年(特に2020年以降)、乳がん治療では以下のような研究成果や臨床応用の動向が注目されています。
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術後補助療法の最適化
治療成績をさらに向上させるため、患者さんの病理学的特徴や遺伝子変異の有無によって薬剤選択をきめ細かく調整する試みが進んでいます。パーソナライズド医療とも呼ばれ、再発リスクの高い人への強化治療や、副作用リスクの大きい人には最小限の治療を行うなど、患者さん一人ひとりの状態に合わせた柔軟な治療プランが検討されています。 -
免疫チェックポイント阻害薬の適応拡大
トリプルネガティブ乳がんの分野では免疫療法の可能性が大きく注目されています。海外の複数の臨床試験では、従来の化学療法に免疫チェックポイント阻害薬を併用することで腫瘍の縮小率や無増悪生存期間(Progression-Free Survival)が有意に向上したとの報告があります。日本でも一部の症例に適応され、臨床現場での経験が蓄積されています。 -
大規模ゲノム解析やAIの活用
個々の乳がん細胞の遺伝子情報を解析し、予後や薬剤選択に役立てる研究が盛んです。また、AIを使った画像診断や組織解析の精度向上によって、早期発見や再発リスク判定の精度が高まることが期待されています。こうした技術進歩は今後さらに医療現場へ普及していくと考えられます。
乳がん診断後のケアと再発予防
乳がんの治療は手術や化学療法、放射線療法などで一定の区切りがついても、定期的なフォローアップが欠かせません。再発や新たな病変の早期発見のため、定期健診や画像検査を受ける必要があります。また、ホルモン受容体陽性乳がんの患者さんであれば、術後に長期間にわたってホルモン療法を継続することも一般的です。
さらに、日常生活における以下のようなケアや習慣が再発リスクの低減やQOLの維持に役立つ可能性が示唆されています。
- 適度な運動習慣:過度な肥満を防ぎ、ホルモンバランスの安定や免疫力の維持に寄与すると考えられています。
- 栄養バランスのとれた食事:野菜や果物、良質なたんぱく質を中心に、脂質や糖質の過剰摂取を控えるとよいとされています。
- 禁煙・節酒:喫煙や過度の飲酒は全身のがんリスク上昇に関与するとされ、乳がんの再発リスクにも影響を与える可能性があります。
- ストレス管理:心理的ストレスや睡眠不足がホルモン分泌や免疫状態に悪影響を与える可能性があるため、自分に合ったリラクゼーション法やカウンセリングを利用することも大切です。
推奨される治療法を選択するうえでのポイント
乳がんの治療方針は医師と患者さんの話し合いをもとに決定されますが、複数の選択肢がある場合、以下の点を考慮することが大切です。
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医師との十分なコミュニケーション
専門的な情報を分かりやすく説明してくれる主治医やチームと話し合い、自分の疑問や不安を率直に相談しましょう。セカンドオピニオンを求めることも一般的であり、より納得度の高い選択につながります。 -
自分の価値観やライフスタイルとの調和
「できるだけ乳房を残したい」「副作用が少ない治療を優先したい」「家事・仕事を続けながら治療したい」など、患者さんが重視する事項を明確にすることは重要です。 -
治療の効果と副作用のバランス
化学療法や放射線治療には治療効果と同時に副作用リスクが伴います。病状をコントロールするためには強力な治療が必要な場合もあれば、副作用を低減しながら生活の質を守る選択が望ましい場合もあります。 -
国内外のガイドライン・エビデンスの活用
日本乳癌学会や海外のNCCN(National Comprehensive Cancer Network)ガイドラインなど、権威あるガイドラインを参考にすることで、最新の標準治療を把握できます。
結論と提言
乳がんは、がんの中でも早期に発見されれば完治が期待できる場合が多く、さらに集学的治療を適切に組み合わせることで長期的な再発予防も十分に可能な疾患です。特にステージIやIIといった比較的早期に見つかった場合は、手術や放射線療法、薬物療法を組み合わせることで高い生存率が得られます。また、ステージIIIでも、術前化学療法やホルモン療法を適切に行うことで腫瘍を縮小し、治療成績が向上する例が多くあります。
一方、ステージIVのようにすでに他の臓器に転移した段階では完治は難しいとされますが、近年登場している多様な薬物療法(分子標的治療、免疫療法など)によって、がんをコントロールしながら生活の質を維持して生きていくことが可能になってきています。特にHER2陽性やホルモン受容体陽性のタイプでは、各種薬剤を適切に使うことで転移後でも長期間の生存を実現している事例が報告されています。
日本においては検診制度の普及や医療水準の向上によって、乳がんを早期に発見し、集学的治療を提供する体制が整備されつつあります。しかしながら、働き盛りや子育て期に発症する女性が増えている現実もあり、治療と仕事や家庭を両立するサポート体制も不可欠です。主治医や専門チームと十分にコミュニケーションを取りながら、自分の価値観や生活状況に合った治療計画を立てることが何より重要でしょう。
なお、乳がんは多面的な要因によって発症し、個々の経過も多様です。本記事で示した統計や情報はあくまで一般的なものであり、すべての患者さんが同じ経過をたどるわけではありません。もし気になる乳房のしこりや変化、痛みなどがあれば、まずは専門医に相談してください。早期に受診することで、必要な検査や治療を適切に受けられる可能性が高まります。
重要な注意事項(免責)
この記事の内容は、医療専門家への相談に代わるものではありません。病気の診断や治療については必ず専門医にご相談ください。本記事で提供している情報は、あくまで参考としての利用を目的としています。
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本記事で紹介した内容は、国際的に権威のある学会や公的機関が提供する情報をもとに再構成し、追加の研究成果を交えながら解説しましたが、あくまで一般的な情報提供を目的としています。個々の症状や体質により最適な治療法は異なるため、実際の診断や治療に関しては医療専門家へご相談ください。より詳細なアドバイスを得るためにも、疑問点や不安な点は遠慮なく主治医にお伝えいただくことをおすすめします。くれぐれも自己判断で治療方針を決めず、専門家のサポートを受けながら心身の健康を保っていきましょう。