前立腺肥大症と向き合うための食事戦略:科学的根拠に基づく包括的ガイド
腎臓と尿路の病気

前立腺肥大症と向き合うための食事戦略:科学的根拠に基づく包括的ガイド

前立腺肥大症(BPH)の本質を理解することは、主体的かつ効果的な健康管理戦略を構築するための不可欠な基盤です。本記事では、日本の現状把握、症状の認識、そして標準的な治療法の理解を深めるための基本的な医学知識を提供します。これらの知識を身につけることは、不安を和らげるだけでなく、食事に関する推奨事項を合理的かつ科学的に適用するための強固な土台を築きます。同時に、本稿で提示する栄養指導は、信頼性の高い包括的な医療アプローチの一部であることを強調します。


この記事の科学的根拠

この記事は、入力された研究報告書で明示的に引用されている最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下のリストには、実際に参照された情報源と、提示された医学的指導との直接的な関連性のみが含まれています。

  • 日本泌尿器科学会(JUA): 本記事における男性の下部尿路症状および前立腺肥大症の診断、治療、行動療法(食事指導、体重管理など)に関する指針は、同学会が発行した「男性下部尿路症状・前立腺肥大症診療ガイドライン」に基づいています。1234
  • 厚生労働省(MHLW): 日本における前立腺肥大症の患者数と有病率に関する統計データは、厚生労働省の「患者調査」に基づいています。5
  • 複数の疫学研究および臨床試験: リコピン、イソフラボン、オメガ3脂肪酸、亜鉛、ビタミンCなどの特定の栄養素と前立腺肥大症のリスクおよび症状との関連性に関する記述は、「American Journal of Clinical Nutrition」6、「Urology」7、「Journal of Clinical Medicine」8、「Clinical Nutrition ESPEN」9などに掲載された研究に基づいています。

要点まとめ

  • 前立腺肥大症(BPH)は加齢とともによく見られる非がん性の状態ですが、日本の男性の生活の質に大きな影響を与えています。
  • 食事戦略は、日本泌尿器科学会が推奨する正式な治療法である「行動療法」の中核をなすものです。
  • 積極的に摂取すべき食品には、リコピンが豊富な加熱調理したトマト、イソフラボンを含む大豆製品(豆腐、納豆)、オメガ3脂肪酸が多い青魚(サバ、イワシ)などがあります。
  • 制限すべき食品には、症状を悪化させる可能性のある赤肉や加工肉、カフェイン、アルコールが含まれます。
  • 肥満はBPHの明確な危険因子であり、食事と運動による体重管理は症状改善のための最も効果的な手段の一つとして推奨されています。
  • 食事療法は医学的治療を補完するものであり、症状が気になる場合は泌尿器科専門医への相談が不可欠です。

第1部:前立腺肥大症の基礎知識:効果的な自己管理への第一歩

1.1. 日本人男性の共通の悩み:前立腺肥大症(BPH)とは?

前立腺肥大症、すなわち良性前立腺過形成(Benign Prostatic Hyperplasia – BPH)は、前立腺が非悪性(がんではない)に肥大する状態を指します。10 前立腺は男性のみに存在する臓器で、膀胱の真下に位置し、尿道(尿を体外に排出する管)を取り囲んでいます。正常な前立腺はクルミや栗の実ほどの大きさですが、肥大するとミカンやグレープフルーツほどにまで大きくなることがあり、尿道を圧迫して尿の流れを妨げます。11

これは特に高齢男性において極めて一般的な状態です。日本の統計データはこの事実を明確に示しています。厚生労働省の患者調査によると、BPHと診断され治療を受けている患者数は、1990年の17万2000人から2014年には51万人以上に増加し、2020年には約108万人に達したと推定されています。5 有病率は年齢とともに急激に上昇し、70代の男性の約70%が前立腺肥大を抱えているとされます。11 世界的に見ても、BPHは公衆衛生上の深刻な課題であり、50歳以上の男性における有病率は50%から75%にのぼります。12

日本における注目すべき現実として、実際に罹患している人の数と医療機関を受診する人の数との間に大きな隔たりがあることが挙げられます。何百万人もの人々がこの状態と共に生活している可能性がある一方で、治療を受けているのは約100万人に過ぎません。11 米国のデータとの比較分析によれば、日本の男性は症状を我慢する傾向(「我慢」の文化)があるか、あるいはそれを老化の自然な一部と捉えて受診しない傾向があります。13 このことは、本記事がすでに診断を受けた患者だけでなく、まだ診断されていない広範な人々にとっても重要な教育ツールであることを示唆しています。症状を認識し、主体的に健康を管理することは積極的な行動であり、決して弱さの表れではありません。

明確にしておくべき重要な点として、前立腺肥大症と前立腺がんの違いがあります。これらは全く異なる二つの病状です。BPHは前立腺の移行領域(内側)で発生するのに対し、がんは通常、辺縁領域(外側)で発生します。前立腺肥大症ががんの前兆となることはありませんが、両者が併存する可能性はあります。11 血液中の前立腺特異抗原(PSA)検査の値は両方の場合で上昇することがあるため、病状を正確に特定するためには専門医による診察と診断が不可欠です。11

1.2. 症状の正確な認識:あなたはBPHの兆候を経験していませんか?

BPHの症状を早期かつ正確に認識することは、迅速な介入と生活の質の向上のために非常に重要です。日本泌尿器科学会(JUA)の診療ガイドラインでは、症状を認識しやすいように以下の3つの主要なグループに分類しています。2

  • 排尿症状(Voiding Symptoms):
    • 尿の勢いが弱い。14
    • 尿が途切れる。14
    • 排尿を開始するため、あるいは尿を出し切るために腹圧をかける必要がある(腹圧排尿)。15
    • 排尿困難、尿意を感じてから排尿が始まるまでに時間がかかる。
  • 蓄尿症状(Storage Symptoms):
    • 日中の頻尿。
    • 夜間に何度も排尿のために起きる夜間頻尿。14
    • 突然強い尿意を感じ、我慢するのが難しい尿意切迫感。15
    • トイレに間に合わずに尿が漏れてしまう切迫性尿失禁。
  • 排尿後症状(Post-Micturition Symptoms):
    • 排尿後も膀胱に尿が残っている感じがする残尿感。14
    • 排尿が終わった後に尿が数滴漏れ、下着を濡らしてしまう排尿後滴下。

BPHにしばしば伴う状態として、過活動膀胱(Overactive Bladder – OAB)があります。ある報告によると、BPH患者の最大55.9%がOABを併発しており、これが蓄尿症状がこれほどまでに一般的で不快なものである理由を説明しています。14 症状の重症度を客観的に評価するために、泌尿器科医は国際前立腺症状スコア(IPSS)を頻繁に用います。2 これは、症状が患者の生活に与える影響を数値化するための標準化された自己評価ツールです。

1.3. 日本における標準治療:医師はBPHにどうアプローチするか

標準的な治療プロセスを理解することは、患者が全体像を把握し、食事に関する推奨事項をその適切な文脈、すなわち医学的治療法を補完する重要な支援策として位置づけるのに役立ちます。日本におけるBPHの治療法は、日本泌尿器科学会(JUA)が発行する「前立腺肥大症診療ガイドライン」に厳格に従っています。2 これは、日本におけるBPHケアに関する最高の権威を持つ文書です。

主な治療法は、症状の重症度に応じて段階的に選択されます:

  1. 経過観察(Watchful Waiting/Active Surveillance): 症状が軽度で、まだ生活の質に大きな影響を与えていない場合に適用されます。医師は介入せずに定期的に経過を観察します。4
  2. 行動療法(Behavioral Therapy): 生活様式の変更に関する指導(生活指導)を含み、まさにここで食事療法が中心的な役割を果たします。その他の手段には、水分摂取量の調整や膀胱訓練などがあります。2
  3. 薬物療法(Pharmacotherapy): 症状がより煩わしくなった場合、医師は薬を処方することがあります。主な薬物群には、α1ブロッカー(前立腺と膀胱頸部の平滑筋を弛緩させる)や5α還元酵素阻害薬(前立腺のサイズを縮小させる)があります。2
  4. 手術療法(Surgical Therapy): 薬物療法が効果不十分な重症例や、急性尿閉、再発性尿路感染症などの合併症が出現した場合に検討されます。2

このように、食事療法はJUAが推奨する正式な治療法である行動療法の核心的な要素として認識されています。これは医学的治療の代替ではなく、病気の管理を支援し、症状を改善し、全体的な健康を向上させるための強力なツールです。

第2部:食事戦略の核心:前立腺の健康を支える食品群

この記事の中心部分として、日々の食事に取り入れるべき食品に関する詳細かつ科学的根拠に基づいた推奨事項を提供します。各推奨事項は、信頼できる研究資料や臨床ガイドラインによって裏付けられています。読者が容易に理解できるよう、各食品群の詳細な分析に入る前に、簡単な要約表を提示します。

表1:前立腺肥大症のための食事早見表
栄養素/食品群 積極的に摂りたい食品 控えるべき食品 期待される効果/理由
リコピン 加熱調理したトマト(ソース、ケチャップ)、スイカ、ピンクグレープフルーツ 強力な抗酸化作用で前立腺細胞を保護する。3
イソフラボン 豆腐、納豆、豆乳、味噌 ホルモンバランスを調節し、前立腺の成長を抑制する可能性がある。16
オメガ3脂肪酸 青魚(サバ、イワシ、サケ)、クルミ 抗炎症作用により、BPHを促進する因子を減少させる。17
亜鉛(食品から) かぼちゃの種、ごま、牡蠣、ナッツ類 高用量の亜鉛サプリメント 健康な前立腺機能に不可欠。3
アブラナ科野菜 ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、ほうれん草 スルフォラファンを含み、抗炎症作用と細胞保護特性を持つ。17
動物性タンパク質 魚、鶏肉(皮なし) 赤肉(牛肉、豚肉)、加工肉(ソーセージ、ハム) BPHのリスク増加や症状悪化との関連が指摘されている。3
カフェイン コーヒー、紅茶、緑茶、エナジードリンク、コーラ 膀胱を刺激し、頻尿や尿意切迫感を増大させる。3
アルコール すべての種類のアルコール飲料 利尿作用があり、特に夜間頻尿の症状を悪化させる可能性がある。3

2.1. 植物の力:野菜と果物が第一の防御線である理由

科学的根拠は一貫して、野菜、果物、全粒穀物に含まれる植物化学物質(ファイトケミカル)が豊富な食事がBPHのリスク低下と関連していることを示しています。8 ある注目すべき研究では、果物を十分に摂取しない男性は、十分に摂取する男性に比べてBPHを発症するリスクが21倍も高いことが発見されました。8

  • トマト: トマトは、極めて強力な抗酸化物質であるリコピンの豊富な供給源です。リコピンは、フリーラジカルによる細胞の損傷から保護するのに役立ちます。JUAのガイドラインも、前立腺の健康をサポートするリコピンの可能性に言及しています。3 多くのメタアナリシスも、リコピンの摂取と前立腺がんリスクの低下との関連性を示しており、これはBPHと並行してしばしば議論されるテーマです。17 体がリコピンをより良く吸収するためには、トマトソース、ケチャップ、または加熱調理したトマトなど、加工されたトマト製品を優先することが推奨されます。16
  • アブラナ科野菜: この野菜群には、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツ、そして小松菜のような日本の葉物野菜が含まれます。これらはスルフォラファンと呼ばれる化合物を含んでおり、強力な抗炎症作用と細胞保護特性で知られています。17
  • その他の重要な野菜と果物:
    • β-カロテンとルテイン: 臨床データによると、ニンジン、かぼちゃ、ほうれん草、アボカドなど、β-カロテンとルテインが豊富な食品の摂取は、BPHの有病率の低下と関連しています。7
    • ビタミンC: 柑橘類、ピーマン、キウイ、イチゴなどの自然な食品源からのビタミンCは保護的な役割を果たします。18 しかし、JUAのガイドラインに基づく重要な注意点があります。食事からのビタミンCは有益ですが、高用量(1日250mg超)のビタミンCサプリメントの使用は尿路症状を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。3
    • ネギ類: 玉ねぎやニンニクも前立腺の健康に有益であると述べられています。17

2.2. 日本の伝統食の活用:大豆と魚の役割

日本の伝統的な食事(和食)の最大の利点の一つは、前立腺の健康に有益な食品が豊富であることです。19 日本食の核心的な価値観に立ち返ることは、効果的な戦略となり得ます。

  • 大豆製品: 豆腐、納豆、味噌、豆乳は日本人の食卓でおなじみの食品であり、これらはすべてイソフラボンを含んでいます。16 提案されているメカニズムは、イソフラボンが5α還元酵素の働きを阻害する可能性があるというものです。この酵素は、テストステロンを、前立腺の成長を促進する強力なアンドロゲンホルモンであるジヒドロテストステロン(DHT)に変換する役割を担っています。16 興味深いことに、このメカニズムはBPHの重要な治療薬群(フィナステリドやデュタステリドなどの5α還元酵素阻害薬)の作用機序と類似しています。2 これは、現代医学と伝統的な栄養学の間に魅力的な並行関係があることを示しています。「一部の薬が特定の生化学的経路を標的とするように、一部の食品にはその同じ経路に自然に影響を与える可能性のある化合物が含まれている」のです。
  • 青魚: サケ、サバ、イワシ、マスはオメガ3脂肪酸が非常に豊富です。17 オメガ3には強力な抗炎症作用があり、BPHの進行に寄与すると考えられている低レベルの慢性炎症を軽減するのに役立ちます。研究では、炎症を促進する食事(pro-inflammatory diets)がBPHのリスク増加と関連していることが示されています。8 したがって、必要なオメガ3を十分に摂取するために、週に2〜3回青魚を消費することが推奨されます。16

2.3. 健康的な脂肪、ナッツ、種子:必須の微量栄養素

  • 亜鉛: 亜鉛は前立腺の健康にとって極めて重要な微量ミネラルです。前立腺内の亜鉛濃度は、体内の他のどの軟部組織よりも高くなっています。亜鉛が豊富な食品源には、かぼちゃの種、ごま、クルミやアーモンドなどのナッツ類、そして特に牡蠣があります。9
    しかし、亜鉛に関しては、JUAのガイドラインに基づき、非常に慎重かつ繊細な推奨が必要です。食事を通じた亜鉛の摂取は症状のあるBPHの有病率低下と関連していますが、サプリメントによる高用量の亜鉛補給(1日100mg超)は、進行性前立腺がんやその他の泌尿器系イベントのリスク増加と関連しています。したがって、最善のアドバイスは、亜鉛を自然な食品から摂取し、医師による具体的な指示がない限り、高用量のサプリメントの使用を避けることです。3 このようなニュアンスのあるアドバイスを提供することは、高い専門性と信頼性を示すものです。
  • セレン: セレンは、ナッツ類(特にブラジルナッツ)、魚、海産物に含まれるもう一つの抗酸化物質です。前立腺の健康におけるその役割も研究されていますが、証拠はしばしばリコピンなどの他のサプリメントと組み合わされた形で提示されます。3

2.4. 緑茶をめぐる議論:カフェインとカテキンの両面性

緑茶は日本の文化において特別な位置を占めており、一般的に健康的な飲み物と見なされています。しかし、BPH患者にとって、話は少し複雑になります。

  • 肯定的な側面: 日本での大規模な疫学研究では、緑茶を多く飲むこと(1日5杯以上)が、進行性前立腺がんのリスクを最大50%減少させることと関連していることが示されています。2021 この効果は、茶に含まれる強力な抗酸化物質群であるカテキンによるものと考えられています。
  • 否定的な側面: 矛盾点は、緑茶にもカフェインが含まれていることです。カフェインは利尿作用があり、膀胱を刺激するため、頻尿、尿意切迫感、夜間頻尿といったBPHの症状を悪化させる可能性があります。2223

バランスの取れたアドバイス: 「飲むべき」か「飲むべきでないか」という単純な推奨をするのではなく、よりニュアンスがあり、現実的なアドバイスが必要です。下部尿路症状が主な懸念である男性にとっては、緑茶を含むあらゆる供給源からのカフェイン摂取を制限することが合理的であり、行動療法に関するガイドラインとも一致しています。3 長期的な予防効果に関心がある人々には、適度な飲用、カフェイン含有量の少ない種類の緑茶(番茶や玄米茶など)の選択、またはカフェイン抜きバージョンの使用を提案することができます。このバランスの取れたアプローチは、絶対的な断言よりもはるかに信頼性が高いです。

第3部:制限または避けるべき食品と習慣

効果的な食事戦略は、何を食べるべきかに焦点を当てるだけでなく、何を制限すべきかにも注意を払う必要があります。BPHにとって、特定の食品の摂取を減らすことは、症状の管理に大きな利益をもたらし、病気の進行を遅らせる可能性があります。重要な区別として、一部の食品は前立腺の長期的なリスクと病理に影響を与えるのに対し、他の食品は主に即時的な排尿症状に影響を与えます。

3.1. タンパク質を再考する:赤肉と加工肉との関連性

選択するタンパク質の供給源は、大きな違いを生む可能性があります。証拠は、特に赤肉(牛肉、豚肉)や加工肉(ハム、ソーセージ、ベーコン)などの動物性供給源からのタンパク質の多量摂取が、BPHのリスク増加および下部尿路症状(LUTS)の悪化と明確に関連していることを示しています。3

この関連性の背後にあるメカニズムは複雑かもしれませんが、主な仮説は2つの要因に焦点を当てています。第一に、これらの食品は体内の炎症状態を促進する可能性があり、これはBPHの発生に寄与する要因と考えられています。8 第二に、動物性脂肪が豊富な食事は、アンドロゲンなど、前立腺細胞の増殖を刺激する可能性のあるホルモンの濃度を高める可能性があります。24 したがって、主要なタンパク質源を赤肉から魚や植物性タンパク質(大豆など)に切り替えることは、最も効果的な変更の一つです。

3.2. 症状の管理:一般的な膀胱刺激物

このセクションでは、特に頻尿、尿意切迫感、夜間頻尿といった日々の不快な症状を軽減することに焦点を当てます。これらの食品は前立腺を大きくするわけではないかもしれませんが、膀胱に直接作用し、症状を悪化させます。

  • カフェイン: 前述の通り、カフェインは利尿薬(尿の生成を増加させる)および膀胱筋の刺激物として作用します。これにより、排尿の頻度と尿意の切迫感が高まる可能性があります。注意すべき一般的なカフェイン源には、コーヒー、紅茶、緑茶、コーラ、エナジードリンクが含まれます。25
  • アルコール: アルコールにも利尿作用があり、抗利尿ホルモン(ADH)を抑制することで、特に夜間に多くの尿が生成される可能性があります。JUAのガイドラインでは、泌尿器症状を管理するため行動療法の一環としてアルコールを制限することを推奨しています。26
  • 辛い食品と塩分の多い食品: 辛い食品(唐辛子、わさびなど)が膀胱の粘膜を刺激し、尿意切迫感を増大させると感じる人もいます。同様に、ナトリウム(塩分)の多い食事は、体が水分を保持し、その後大量の尿を排出させることで、泌尿器系への負担を増大させる可能性があります。22

3.3. 乳製品と脂肪分の多い食品の役割

  • 脂肪分の多い食品: 揚げ物、ファーストフード、加工食品に含まれる飽和脂肪やトランス脂肪が多い食事は、BPHのリスク増加と関連しています。そのメカニズムは、体内の慢性的な炎症状態を促進することによるものかもしれません。8
  • 乳製品: 乳製品とBPHの関連性は慎重に検討する必要があります。一部の情報源では、飽和脂肪含有量が高く、炎症を引き起こす可能性があるため、高脂肪乳製品の制限を提案しています。18 しかし、乳製品/カルシウムの多量摂取と疾患リスクを結びつける最も強力な証拠の多くは、BPHではなく前立腺がんの研究から得られていることに注意が必要です。17 したがって、合理的なアドバイスは、全体的にバランスの取れた食事の一環として、低脂肪または無脂肪のタイプを優先し、乳製品を適度に摂取することです。

要約すると、赤肉や加工食品が少なく、魚、大豆、野菜が豊富な日本の伝統的な食事パターンを採用することは、西洋型食事に関連する危険因子を最小限に抑えるための自然で効果的な戦略であるように思われます。19

第4部:BPHにやさしいライフスタイルの構築:実践ガイド

知識を行動に移すことは、結果を出すための最も重要なステップです。このセクションでは、栄養とライフスタイルに関する推奨事項を、簡単かつ持続可能な方法で日常生活の習慣に統合するための実践的なガイドラインを提供します。

4.1. 体重管理と運動の重要性

これは最も強力な証拠を持つ推奨事項の一つです。JUAのガイドラインは、肥満男性に対して、食事と運動による減量が下部尿路症状(LUTS)を改善するための推奨グレードAであることを明記しています。3

体重とBPHの関連性は明確に確立されています。肥満はBPHの確定的な危険因子です。10 具体的には、遺伝学的研究により、腹囲が大きいことは、ボディマス指数(BMI)を調整した後でも、BPHのリスク増加と関連していることが示されています。8 これは、腹部脂肪(中心性肥満)が疾患の発症に特別な役割を果たしている可能性を示唆しています。

実践的なアドバイスとして、過酷なトレーニングプログラムを実施する必要はありません。毎日の早歩き、サイクリング、水泳などの中程度の活動から始めるだけで、大きな利益が得られます。目標は、定期的な身体活動を維持し、それをバランスの取れた食事と組み合わせて、適正体重を達成・維持することです。

4.2. 賢い水分補給:膀胱に良い水の飲み方

BPHを患う多くの人々は、水分摂取について混乱しがちです。飲みすぎると頻尿が悪化しますが、少なすぎると尿が濃縮されて膀胱を刺激する可能性があります。鍵は「賢く飲む」ことにあります。

JUAのガイドラインは明確なアドバイスを提供しています:脱水状態にならないようにしつつ、一度に大量の液体を飲むことは避けてください。特に、夜間頻尿をコントロールするために、就寝前の2〜3時間は水分やその他の液体の摂取を控えることが推奨されます。27 一度にたくさん飲むのではなく、1日を通して水分摂取を少量ずつ均等に分散させましょう。

臨床現場で用いられる有用なテクニックの一つに、数日間の排尿日誌の記録があります。摂取した液体の時間と量、排尿量を記録することで、あなたと医師は個人のパターンを認識し、水分摂取の調整が症状を改善できるかどうかを判断することができます。

4.3. 食事プランの例:すべてを現実のものにする

読者が推奨事項を容易に想像し、適用できるように、以下に和食をベースとした1日の食事プランの例を示します。これには有益な食品を統合し、不適切な食品を制限しています。

表2:BPH治療をサポートする和食メニューの例(1日)
食事 メニュー例 主な利点
朝食 玄米ご飯、豆腐とわかめの味噌汁、焼き鮭、納豆 イソフラボン(豆腐、味噌、納豆)、オメガ3(鮭)、食物繊維、微量栄養素を供給
昼食 野菜たっぷりのお蕎麦、副菜に枝豆 野菜からの食物繊維、ビタミン、大豆からの植物性タンパク質が豊富
夕食 鶏肉とブロッコリーの炒め物、トマトのサラダ、小松菜のおひたし 低脂肪タンパク質(鶏肉)、スルフォラファン(ブロッコリー)、リコピン(トマト)、ビタミン、ミネラルを供給
間食 クルミ一掴み、みかん一個 オメガ3、亜鉛、セレン(クルミ)とビタミンC(みかん)を供給

さらに実践的な価値を高めるため、参考文献1628で言及されている「野菜たっぷり味噌汁」の簡単なレシピを紹介します:

材料:

  • にんじん:1/2本
  • 小松菜:3株
  • キャベツ:2枚
  • 味噌:大さじ1
  • 水:300ml
  • だしの素:小さじ1

作り方:

  1. にんじんの皮をむき、野菜をすべて食べやすい大きさに切る。
  2. 鍋に水と野菜を入れる。
  3. にんじんが柔らかくなるまで弱火で煮る。
  4. 味噌を溶き入れ、だしの素を加えて完成。

このアプローチは、前立腺に良い健康的な食事を遵守することが、日本人の味覚に合い、完全に実現可能であることを示しています。

第5部:総括と専門家からのアドバイス

この最終セクションでは、主要なメッセージを再確認し、行動計画を要約し、信頼できる医療情報源の核心的な原則を強調します。それは、常に読者に専門的な医療を求めるよう奨励することです。

5.1. 主要なポイント:あなたの食事行動計画

記憶しやすく、実行しやすいように、今日から始められる最も影響の大きい変更点を以下にまとめます:

  • 野菜と果物を増やす: 特に加熱調理したトマト、アブラナ科の野菜(ブロッコリーなど)、緑黄色野菜を優先しましょう。
  • 賢いタンパク質を選ぶ: 青魚(オメガ3が豊富)と大豆製品(イソフラボンが豊富)を主要なタンパク質源としましょう。
  • 赤肉と加工食品を減らす: 牛肉、豚肉、ソーセージ、ハム、脂肪の多いファーストフードを控えましょう。
  • 飲み物に注意する: 頻尿や夜間頻尿などの症状を管理するために、カフェインとアルコールを制限しましょう。
  • 体重管理を優先する: 健康的な食事と定期的な運動を組み合わせて適正体重を維持することは、最も効果的な対策の一つです。

5.2. 医師に相談すべき時

最も重要なこととして、このガイドは教育と支援のみを目的としていることを強調しなければなりません。専門的な医学的診断や治療に代わることはできません。

強力かつ明確な行動喚起が必要です:もしあなたの症状が煩わしい、日常生活の質に影響を与えている、あるいは日に日に悪化している場合は、泌尿器科専門医に相談しなければなりません。遅らせたり、黙って我慢したりしないでください。早期の診断と適切な治療は、症状を効果的に管理し、合併症を防ぎ、活動的で健康的な生活を維持するのに役立ちます。

よくある質問

前立腺肥大症は前立腺がんになるのですか?

いいえ、前立腺肥大症(BPH)と前立腺がんは異なる病気です。BPHは前立腺の内側に発生する非がん性の肥大であり、がんの前駆状態ではありません。ただし、両方の病気が同時に存在することもあるため、症状がある場合は専門医による正確な診断が不可欠です。11

緑茶は前立腺に良いのですか、悪いのですか?

緑茶には両方の側面があります。緑茶に含まれるカテキンは、長期的に見て前立腺がんのリスクを低減する可能性が研究で示されています。21 一方で、緑茶に含まれるカフェインは膀胱を刺激し、頻尿や尿意切迫感といったBPHの症状を悪化させる可能性があります。23 症状が強い方はカフェインを避けるのが賢明ですが、そうでなければ適度な摂取を検討するのが良いでしょう。

体重を減らすことは本当に症状の改善に役立ちますか?

はい、非常に役立ちます。肥満、特に腹部肥満はBPHの明確な危険因子です。日本泌尿器科学会のガイドラインでは、肥満男性が食事と運動によって減量することは、症状を改善するための最も推奨度の高い(グレードA)方法の一つとして挙げられています。38

サプリメントで亜鉛を摂取しても良いですか?

慎重になる必要があります。かぼちゃの種や牡蠣など、食事から亜鉛を摂取することはBPHの症状を減らすことに関連していますが、サプリメントによる高用量(1日100mg以上)の摂取は、逆に進行性前立腺がんのリスクを高める可能性が指摘されています。医師の特別な指示がない限り、サプリメントよりも食品から摂取することを強くお勧めします。3

結論

前立腺肥大症は多くの男性が経験する状態ですが、食事とライフスタイルの見直しは、症状を管理し、生活の質を向上させるための強力な自己管理ツールとなり得ます。和食の伝統に基づき、トマトや大豆製品、青魚などを積極的に取り入れ、赤肉やカフェイン、アルコールを控えることは、科学的根拠に裏打ちされた賢明なアプローチです。体重管理と適度な運動は、その効果をさらに高めるでしょう。しかし、これらの戦略はあくまで医学的治療を補完するものです。症状に悩んでいる場合は、決して一人で抱え込まず、専門医に相談することが、健康で快適な生活を送るための最も確実な一歩となります。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスを構成するものではありません。健康に関する懸念がある場合、またはご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

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