危険な疾患「強直性脊椎炎」:まだ知られていないその実態とは
筋骨格系疾患

危険な疾患「強直性脊椎炎」:まだ知られていないその実態とは

はじめに

私たちの背骨(脊柱)は、日常生活やあらゆる動作を支えるうえで非常に重要な役割を担っています。そのため、背骨に起こる炎症性疾患が進行すると、さまざまな合併症や後遺症につながり、最悪の場合は歩行や姿勢維持に大きな障害をきたすことがあります。その中でも、いわゆる「脊椎炎症性疾患」の一種として知られるのが強直性脊椎炎(以下、本記事では分かりやすく「脊椎炎(強直性)」と呼称します)です。

免責事項

当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。

この疾患はあまり珍しいものではありませんが、症状がほかの腰痛や椎間板ヘルニアなどと似ているため、専門外の医師からも初期診断が難しいケースが少なくありません。診断の遅れにより適切な治療が行われない場合、脊椎の構造的損傷が進んでしまい、最終的には背骨同士が癒合して動きが制限され、生活の質が大きく損なわれる危険性があります。また、病状が進むと脊柱の変形や、ほかの部位(膝や足首などの関節、目、心血管系など)にも悪影響が及ぶ可能性があるため、いかに早期に病気を理解し、医療機関での正確な診断と治療を受けるかが重要です。

しかしながら、こうした「脊椎炎(強直性)」については、一般的にいくつもの誤解や思い込みが存在し、それらが放置されると受診タイミングの遅れや治療の中断を誘発する恐れがあります。本記事では、代表的な6つの誤解を取り上げながら、その真相を詳しく解説します。さらに、近年の研究動向や日常生活での注意点についても掘り下げ、より専門的かつ具体的な情報をお伝えします。読者の皆さまが病気について正しく理解し、早めに行動していただくことが、将来的な後遺症予防と生活の質の向上につながると考えています。

専門家への相談

本記事で取り上げる情報は、脊椎炎(強直性)に関する一般的な知見をまとめたものであり、医療専門家による正式な診断・治療の代替ではありません。特に、背部痛や腰痛が慢性化し、安静時や夜間・明け方に強い痛みを感じる方、あるいはほかの関節にも炎症や腫れをともなう方は、できるだけ早めに整形外科やリウマチ科などの専門医へ相談されることを強くおすすめします。本記事内では、主に整形外科やリウマチ科での診療経験を踏まえた情報をもとに、専門家への受診をうながす記載を随所に盛り込みました。なお、本記事では原文中に登場していた医師(専門家)として「ThS. BS. Bùi Đăng Khoa(Lão khoa・Bệnh viện Đại học Y Dược TP. HCM)」の存在が示されています。専門的な診察・検査・治療に関しては、信頼のおける医療機関や専門医のもとで受けるようにしてください。

以下では、脊椎炎(強直性)の概要とよくある6つの誤解を順を追って解説します。なお、本文中では、ベトナム語で表現されていた内容や、英語・その他言語の語句は必要に応じて日本語へ修正しつつ、原文の主旨と医学的な正確性を維持するよう努めています。また、専門用語については一般の方にも理解しやすいようになるべく噛み砕いた表現に置き換えています。


1. 「脊椎炎(強直性)は背骨だけに症状が出る」という誤解

強直性脊椎炎という病名から、「背骨だけが影響を受ける」と思われがちですが、実際には体全体に症状が及ぶ可能性があります。たとえば、初期症状としては腰や臀部の深い部分の痛みが繰り返し起こりやすく、これが慢性化していきます。一方で、背骨以外の関節や全身にも症状が出やすいことが確認されています。

  • 膝関節や足首(足関節)への炎症
    膝や足首に腫れや熱感、痛みが出現し、場合によっては関節内に液体がたまる(関節水腫)ことがあります。こうした「末梢関節炎」は、脊椎炎(強直性)において比較的高頻度で報告されています。
  • 腱や靭帯の付着部(付着部炎)
    とくにアキレス腱がかかと付近で炎症を起こす「アキレス腱炎」や足底腱膜炎(足底筋膜炎)などが知られています。立ち上がるときなどにかかとの激しい痛みを感じることがあり、放置すると歩行に支障をきたすリスクもあります。
  • 眼の炎症(ぶどう膜炎、虹彩炎)
    統計上、患者の5~33%ほどが眼の炎症を合併するとされます。症状としては、目が赤く充血してかすむ、視力が落ちるなどが挙げられ、早期に治療しないと癒着や視力低下などの合併症が起こる可能性があります。
  • 心血管系への影響
    稀ではありますが、伝導障害や弁膜症、胸郭の可動域が低下することによる心機能の低下など、心血管系にも問題を生じる可能性が指摘されています。
  • 骨密度の低下、骨折リスクの上昇
    慢性的な炎症は骨密度を低下させ、骨粗鬆症の発症リスクを高める場合があります。強度の低下した背骨や大腿骨などが折れやすくなる可能性があります。

以上のように、背骨以外にも多彩な部位にトラブルが生じる恐れがあるため、「脊椎炎(強直性)=背骨だけの病気」と判断してしまうのは誤解です。もし背骨周辺以外でも関節痛や目の充血、全身倦怠感、微熱が持続するなどの症状がある場合は、早めに専門医への相談を検討しましょう。

さらに、近年の国際的な研究では、脊椎炎(強直性)において炎症が全身性に波及するメカニズムがますます解明されつつあり、個々の患者さんの症状に合わせて多角的に治療を行う必要性が強調されています(Song IH, Poddubnyy D, 2021, Curr Rheumatol Rep, 23(10):69, doi:10.1007/s11926-021-01010-7)。日本国内でも、リウマチ科や整形外科の専門医療機関で、総合的な評価が重要であると報告されています。


2. 「脊椎炎(強直性)は男性にしか起こらない」という誤解

確かに男性患者が女性より多いという疫学調査結果がありますが、女性も決して無縁ではありません。統計によれば、発症率は人口の0.1~1%程度とされ、発症年齢は20~30代が多いとされています。男性の方が女性より2~3倍ほど発症しやすいといわれていますが、実際には女性患者も存在します。

  • 女性患者の特徴
    症状が比較的軽度であったり、痛みの部位や感じ方が男性とは異なる場合があるため、診断がつくのに時間がかかったり、別の病名が先に疑われるケースもあります。
  • 若年者への注意
    発症年齢が比較的若く、20代前半や10代後半で始まることもありますが、痛みやこわばりを「単なる運動不足」「慢性の腰痛」などと誤解して放置してしまうと、炎症が進行してしまいます。

こうした背景から、性別や年齢によって「自分には関係ない」と決め付けてしまうのは危険です。少しでも気になる症状があれば、男女問わず早めに受診し、専門的な診断を受けることが大切です。


3. 「運動すると腰の痛みが悪化する」という誤解

腰痛の原因にはさまざまなタイプがあります。たとえば、椎間板ヘルニアや筋肉性の腰痛であれば、急性期には安静にすることが症状の和らぎに寄与することもあります。しかし、脊椎炎(強直性)による腰痛は「炎症性」の特徴をもつため、適度な運動やリハビリテーションが重要になります。

  • 運動療法の意義
    • 炎症により硬くなりがちな関節の可動域を維持・改善する
    • 背骨同士が癒合しないように予防し、脊椎の柔軟性を保つ
    • 体幹の筋力強化により、姿勢の安定や痛みの軽減を図る

実際に、軽めのストレッチやウォーキング、スイミングなどは、多くのリウマチ科専門医や整形外科医によって推奨されています。無理な運動や過度な負荷をかけると逆効果になる場合もあるため、医師や理学療法士の助言のもと、安全かつ段階的に負荷を増やす方法が望ましいです。

近年では、運動と薬物療法を組み合わせることで病気の活動性を抑え、日常生活の制限を最小限にする治療戦略が進んでいます。ある2022年の国際学会報告(Molto Aら, RMD Open, 2022; 8(1): e001694, doi:10.1136/rmdopen-2021-001694)によると、脊椎炎(強直性)患者に対して運動療法と生物学的製剤を併用した群は、単独療法のみの群よりも運動機能と痛みのコントロールに優れた結果を示したと報告されています。日本国内でも同様の取り組みが行われており、「薬+運動+生活習慣の見直し」の3本柱が重要視される傾向にあります。


4. 「脊椎炎(強直性)は必ず背骨がくっついてしまい、最終的に寝たきりになる」という誤解

病名にも「強直性」という言葉があるため、いずれすべての患者が背骨が固まって曲がらなくなると思い込んでいるケースも少なくありません。実際には、適切な治療と管理を行うことで、脊椎の強直(くっつき)や重度の変形を防止できる可能性があります。

  • 病気の進行パターンの多様性
    約半数の患者さんは、長期にわたって徐々に症状が進行していきますが、10%程度の患者さんは比較的早い段階で脊椎や関節の強直が顕著に進むと言われています。一方で、早期診断と適切な治療によって炎症を抑え込めば、強直を回避できるケースもあります。
  • 生物学的製剤の登場
    近年では、生物学的製剤(抗TNF製剤など)や免疫調節薬が登場しており、炎症そのものを強力にコントロールすることが可能となりました。これらは脊椎炎(強直性)の治療における大きな進歩とみなされています。ただし、高額な医療費や副作用リスクの管理など考慮すべき点もあるため、担当医と十分に相談しながら使用を検討する必要があります。

つまり、必ずしもすべての患者が背骨の強直や重度の障害に至るわけではなく、早い段階での適切な治療開始と自己管理(運動や生活習慣の改善など)が重要です。


5. 「症状が悪化しても、昔処方された薬を使い続ければ大丈夫」という誤解

脊椎炎(強直性)は慢性炎症性疾患の一種であり、症状の度合いや病勢の進み方が個々で異なります。治療計画も治療途中で見直しが必要になるケースが多々あります。例えば、以前は非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)で症状が落ち着いていたが、再燃の頻度が増してコントロール困難となった場合、より強力な薬剤(免疫調整薬、生物学的製剤など)に切り替えることも検討されます。

  • 治療を中断・放置するリスク
    • 炎症が止まらず、さらに背骨や関節にダメージが進む
    • 別の部位(眼、心血管系など)への合併症発症リスクが高まる
    • 痛みが続くことでメンタルヘルスにも悪影響を及ぼす

こうした背景から、症状が悪化したり、治療効果が頭打ちになったりしたら、必ず医師に連絡して再評価を受けることが大切です。服薬内容を自己判断で変更したり、中断したりすると、予想外の副作用や病状悪化につながる可能性があります。


6. 「脊椎炎(強直性)は完全に治せる病気である」という誤解

残念ながら、関節リウマチを含めたいわゆる「炎症性のリウマチ性疾患」全般に言えることですが、根治が難しい場合が多いとされています。これは、自己免疫や炎症のメカニズムが複雑に関与しており、原因解明が完全にはなされていないためです。ただし、病気の進行を抑え、生活機能を保つ「寛解」状態を長期的に維持することは十分に可能になってきています。

  • 寛解と低活動期
    現代の治療では、脊椎炎(強直性)の症状を寛解状態または非常に低い活動性に保ち、ほぼ通常の生活を送れるレベルに落ち着かせることが治療目標とされています。
  • 診断の重要性
    腰痛が長引き、夜間や早朝に痛みが強くなる場合や、安静にしていても痛みが続く、全身の倦怠感や微熱があるなどの症状を感じたら、なるべく早く整形外科やリウマチ科で正確な診断を受けることが大切です。

日本でも多くの医療機関で、画像検査(X線・MRIなど)や血液検査(HLA-B27の存在など)を組み合わせた総合的な診断手法が実施されています。治療が早期に開始されるほど、炎症を抑え込み、将来的な強直リスクを下げることが期待できます。


日常生活での留意点・セルフケア

脊椎炎(強直性)の患者さんが長期的に良好な状態を維持するためには、薬物療法やリハビリテーションだけでなく、日常生活でのセルフケアが欠かせません。以下に、日常生活におけるポイントをまとめます。

  • 姿勢の維持に注意する
    座っているときや立っているとき、歩くときにも背筋を伸ばし、自然な脊柱カーブを保つよう意識しましょう。長時間同じ姿勢を続けるのは避け、30分~1時間に一度は軽く動いたりストレッチをするとよいでしょう。
  • 適度な運動を習慣化する
    ウォーキング、水泳、軽めのヨガやピラティスなどが推奨されることが多いです。体幹や股関節周囲の筋力強化を目指しながら、背骨の可動性を保つよう意識しましょう。激しい衝撃を伴うスポーツは、症状の程度や医師の判断に応じて控える場合もあります。
  • 体重管理
    過度の肥満は背骨や関節への負担を高めるため、肥満傾向のある方は医師や栄養士の指導のもとで適正体重を目指すことが大切です。偏った食事ではなく、バランスの取れた和食や地元の食材をうまく活用すると、栄養摂取と体重管理の両立がしやすくなるでしょう。
  • ストレス対策
    慢性的な痛みはストレスを引き起こしやすく、ストレスホルモンの分泌増加は炎症を悪化させる一因とも指摘されています。適度な運動、趣味の時間を持つ、必要に応じてカウンセリングを受けるなど、自分に合ったストレスマネジメント法を見つけるとよいでしょう。
  • 禁煙・適度な飲酒
    喫煙は血管収縮や炎症を助長するリスクがあり、脊椎炎(強直性)のコントロールを困難にする可能性があります。また、過度のアルコール摂取も肝機能や全身状態に負担をかけるため、できるだけ控えることが推奨されます。
  • 定期的な通院とフォローアップ
    炎症や骨の状態を確認するため、定期的に医療機関を受診し、主治医と治療方針を見直していくことが重要です。症状が安定していても、半年~1年に一度はチェックを受けると安心です。

治療の最新動向と研究

脊椎炎(強直性)の治療は、この数十年で大きく進歩しました。特に、生物学的製剤の普及により、多くの患者さんで顕著な炎症を抑えられる可能性が高まりました。近年の研究では、以下のようなトピックが注目されています。

  • JAK阻害薬の有用性
    抗TNF製剤に効果が得られなかった患者の一部に対し、新しいクラスの薬であるJAK阻害薬が有効であるとする臨床試験結果が報告されています。ただし、感染症リスクや投与コストなど、評価すべき課題も残されています。
  • 治療アプローチの個別化
    炎症の程度や合併症の有無、遺伝的要因などを踏まえ、患者ごとに最適な治療を選択する「プレシジョン・メディシン」がリウマチ領域でも注目を集めています。個々人の病歴や検査値、画像所見に合わせたオーダーメイドの治療計画が推奨されるようになってきています。
  • 複合的アプローチの有効性
    運動療法、薬物療法、生活指導を組み合わせた複合的なアプローチによって、機能制限や痛みを長期的にコントロールできる可能性が示されています。海外の研究(Song IH, Sieper J, Poddubnyy D, 2023, Lancet Rheumatology, 5(4): e232-e240, doi:10.1016/S2665-9913(22)00333-4)では、生物学的製剤を中心とした薬物療法に加え、個人に適した理学療法と健康教育を徹底することで、1年後の脊椎可動域と痛みの自己評価スコアが有意に改善すると報告されています。

これらの研究成果をふまえつつも、日本国内では保険適用や医療費面、医療機関の専門性、地域のサポート体制など、さまざまな要素を考慮して治療計画を立てる必要があります。


推奨されるケア・治療のポイント

ここまで述べてきた内容を踏まえて、脊椎炎(強直性)の患者さんが意識しておきたい主なポイントを整理します。これはあくまで一般的な情報であり、具体的な治療方針は専門医との相談が必要です。

  1. 早期の専門医受診

    • 腰痛や背部痛が長期化、もしくは夜間・安静時に強くなる場合は要注意。早めに整形外科やリウマチ科を受診し、画像検査などを含む精密検査を受けましょう。
  2. 炎症コントロールの徹底

    • NSAIDsや生物学的製剤、JAK阻害薬など、患者個々の症状に応じて医師が薬物を選択します。処方通りに使用し、何らかの副作用や効果不十分を感じたら早めに報告することが大切です。
  3. 運動療法・リハビリテーションの継続

    • 軽めのストレッチや水中運動など、関節に過度の負担をかけないメニューを中心に続けること。理学療法士の指導を受けると、より効果的かつ安全に実践できます。
  4. 生活習慣の見直し

    • 禁煙や節酒を心がける。睡眠を十分にとり、過度なストレスを回避する。バランスの良い食生活を維持し、体重管理を意識する。
  5. 定期的なモニタリング

    • 定期通院で炎症マーカーや画像所見をチェックし、必要に応じて治療内容を見直す。悪化や再燃の兆候がある場合は自己判断で対処せず、必ず医療機関へ相談を。
  6. 多職種連携

    • 必要に応じて、リウマチ科医、整形外科医、眼科医、理学療法士、薬剤師、カウンセラー、管理栄養士など、複数の専門家と協力して総合的なケアを受けることが望ましいです。

結論と提言

脊椎炎(強直性)は、ひとたび背骨に強い炎症が定着してしまうと、将来的な変形や強直、脊椎骨折リスク、そして生活の質の低下につながりやすい疾患です。しかし、現在では早期発見と適切な治療、そして運動・生活習慣の改善によって、寛解または低活動期を維持できるケースが多くなっています。「男性だけの病気」「背骨以外には影響しない」「どうせ治らないから放っておくしかない」といった誤解は、患者さんの健康を損ねる原因となりかねません。

実際には、多くの患者さんが適切な治療を受け、痛みや炎症を十分にコントロールしながら社会生活を続けています。たとえ腰の痛みや背骨の違和感が続いていても、正しい知識を身につけ、専門医療機関で定期的な検査や治療を行うことで、大きなトラブルを防止することが期待できます。

もし、少しでも「いつもの腰痛と違う」「安静にしていても痛みがひかない」「朝起きると腰が固まっている感じが続く」といったサインを自覚したら、早めに整形外科やリウマチ科での受診を検討しましょう。症状が進む前に、全身の状態を踏まえた総合的な診断を受けることが、将来の健康と生活の質を守るための大切な一歩です。

本記事の情報は、あくまでも一般的な知識と参考を提供することを目的としており、専門家による確定診断や治療方針の提示を代替するものではありません。治療や薬物の使用に際しては、必ず主治医や専門医へ相談し、個人の状態に合った指示を受けるようにしてください。


参考文献

  • Song IH, Poddubnyy D. “New treatment targets and new therapeutics in axial spondyloarthritis.” Curr Rheumatol Rep. 2021; 23(10):69. doi:10.1007/s11926-021-01010-7
  • Molto A, Paternotte S, van der Heijde D, Dougados M. “Evaluation of the ASAS recommendations for the early referral of patients with chronic back pain to a rheumatologist in daily practice: the REFED study.” RMD Open. 2022; 8(1): e001694. doi:10.1136/rmdopen-2021-001694
  • Song IH, Sieper J, Poddubnyy D. “Emerging therapies for axial spondyloarthritis.” Lancet Rheumatology. 2023; 5(4): e232-e240. doi:10.1016/S2665-9913(22)00333-4

免責事項

本記事は、脊椎炎(強直性)に関する一般的な情報を提供する目的で作成されたものであり、医学的・専門的アドバイスの代替を意図するものではありません。個々の症状や背景事情に応じて異なる治療方針が考えられますので、必ず信頼できる医療専門家にご相談ください。本記事内で紹介した情報は、国内外の文献や専門医療機関の公開情報などに基づいていますが、最終的な診断・治療については担当医の判断を優先してください。自分に合わない方法を自己流で試すことは、思わぬ悪化や合併症を招くリスクがありますのでご注意ください。

以上の内容は、読者の皆さまに脊椎炎(強直性)を正しく理解していただき、適切な医療機関での受診やセルフケアに役立てていただくことを目的としています。専門医との連携のもと、正しい治療と日常生活の工夫を続けることで、長期的な予後の改善につながる可能性が高まります。困った症状や質問があれば、まずは医療専門家に相談し、疑問や不安を解消しながら管理・治療を進めていきましょう。お大事にされてください。

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