妊娠後期に注意すべき10の課題:第三三半期でよくあるトラブルとその対策 - 専門家による完全ガイド
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妊娠後期に注意すべき10の課題:第三三半期でよくあるトラブルとその対策 – 専門家による完全ガイド

妊娠後期、すなわち妊娠28週以降は1、出産への期待が膨らむと同時に、母体には心身ともに大きな変化が訪れる最終段階です。多くの妊婦が「しんどい」と感じるこの時期は、大きくなった子宮による物理的な圧迫、血液量の増加に伴う貧血、そして目前に迫った出産への精神的なプレッシャーなど、複合的な要因によって引き起こされます2。腰痛やむくみといった、いわゆる「マイナートラブル」も頻繁に起こります3。この時期の最大の課題は、単一の症状そのものではなく、自身の体で起きている変化が「正常な範囲内の不快感」なのか、それとも「医療機関に相談すべき危険なサイン」なのかを絶えず判断しなければならないという、認知的・精神的な負担にあります。例えば、「お腹の張り」は生理的な現象であることもあれば、切迫早産や常位胎盤早期剥離といった緊急事態の兆候である可能性もあります4。このような症状の重複性は、妊婦に大きな不安をもたらします。本稿の目的は、JapaneseHealth.org編集委員会として、妊娠後期に直面する10の主要な課題について、その原因と対策を科学的根拠に基づき詳細に解説することです。これにより、妊婦自身が日々の体調変化を的確に理解し、不安を軽減させ、主体的に健康管理を行えるようになることを目指します。その基盤となるのが、母子双方の健康状態を監視するための定期的な妊婦健診です。厚生労働省は、妊娠24週以降は2週間に1回、妊娠36週以降は毎週1回の健診を推奨しており、このスケジュールは妊娠後期に発症危険性が高まる合併症の早期発見に不可欠です6

この記事の科学的根拠

本記事は、提供された研究報告書で明示的に引用されている、最高品質の医学的根拠にのみ基づいて作成されています。以下は、参照された実際の情報源と、提示された医学的指導との直接的な関連性を含むリストです。

  • 厚生労働省: 本記事における妊婦健診の推奨頻度6や、母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)に関する指導1、適切な体重増加の指針26などの記述は、同省が公表する指針や情報に基づいています。
  • 日本産科婦人科学会: 妊娠高血圧症候群(HDP)の定義や危険性に関する解説7、周産期メンタルヘルスに関する診療ガイドライン29など、専門的な医学的見解は同学会の公式ガイドラインを典拠としています。
  • 周産期メンタルヘルスコンセンサスガイド: 周産期における精神的な不調への対応、特に多職種連携の重要性やスクリーニング方法に関する記述30は、日本の専門家たちが作成した本ガイドに基づいています。

要点まとめ

  • 妊娠後期は心身の変化が大きく、腰痛やむくみ等の不快感が頻発しますが、これらが正常な範囲か危険なサインかを見極めることが重要です。
  • 「お腹の張り」は生理的なものと切迫早産等の危険なものがあります。規則性や安静で治まるかどうかが判断の鍵となります4
  • 胎動は臨月に質が変わりますが、全く感じなくなるのは異常のサインです。「胎動カウント法」で日々の状態を確認しましょう13, 14
  • 妊娠高血圧症候群は自覚症状なく進行することがあります。持続する頭痛や急なむくみは危険信号であり、定期健診が不可欠です7
  • 精神的な不調は専門的な支援を必要とする場合があります。一人で抱え込まず、家族や公的サポート、医療機関に相談することが大切です28
  • 臨月に入ったら、緊急時に備え長距離移動や車の運転は避け、安全を最優先に行動しましょう12
  • 母子健康手帳は、緊急時の情報伝達や医療者との対話に役立つ重要なツールです。常に携帯し、積極的に活用しましょう38

第一の課題:絶え間ない身体の不快感(腰痛・恥骨痛・むくみ等)との付き合い方

妊娠後期には、多くの妊婦が様々な身体的不快感、いわゆる「マイナートラブル」を経験します。これらは生命を直接脅かすものではないため「マイナー」と称されますが、その累積的な影響は生活の質(QOL)を著しく低下させ、精神的なストレスや転倒などの危険性を高めるため、決して軽視すべきではありません。これらの症状を積極的に管理することは、心身の健康を維持し、出産に備えるための重要な戦略です。

腰痛・恥骨痛

妊娠後期における腰痛や恥骨周辺の痛みは、主に二つの要因から生じます。第一に、出産を容易にするために分泌される「リラキシン」というホルモンの作用で、骨盤の関節や靭帯が緩むこと15。第二に、増大した子宮の重みを支えるために体の重心が変化し、骨盤や腰部の筋肉、関節に物理的な負担がかかることです16。これにより、腰痛や、骨盤の前方にある恥骨結合部の痛み(恥骨痛)が生じやすくなります。対策としては、多角的な取り組みが有効です。

  • 姿勢と支持: 日常生活において正しい姿勢を心がけ、腰が沈み込みすぎない硬めの寝具を使用することが推奨されます17。日中は、腹部を支える妊婦帯や骨盤ベルトを活用することで、腰や恥骨への負担を軽減できます17
  • 運動と休息: ウォーキングやマタニティヨガなどの軽い運動は、血行を促進し、筋肉の硬直を和らげるのに役立ちます11。同時に、長時間の立ち仕事や座位を避け、適度に休息を取ることも重要です1

むくみ・静脈瘤

足のむくみ(浮腫)や静脈瘤も、妊娠後期に頻発するトラブルです。大きくなった子宮が骨盤内の太い血管(特に下大静脈)を圧迫し、下半身からの血流が心臓に戻りにくくなることが主な原因です1。また、妊娠中は体内の血液量そのものが増加するため、体液が組織に漏れ出しやすくなります2。ほとんどのむくみは生理的なものですが、急激に悪化したり、手や顔にまで及んだりする場合は、後述する妊娠高血圧症候群のサインである可能性があるため、注意が必要です7

  • 生活習慣: 長時間の立ちっぱなしや座りっぱなしを避け、休息時にはクッションなどを使って足を心臓より高く上げることが効果的です11。塩分の過剰摂取はむくみを助長するため控えるべきですが、脱水を防ぐためにも水分摂取を制限してはいけません11。カリウムを多く含む食品(バナナ、ほうれん草など)は、余分な塩分の排出を助けます20
  • 補助具: 弾性ストッキング(着圧ソックス)の着用は、下肢の血流を物理的にサポートし、むくみや静脈瘤の予防・緩和に有効です11

これらの「マイナー」な不快感を放置すると、睡眠不足や気分の落ち込みにつながり、出産や産後に必要な心身のエネルギーを消耗してしまいます。快適なマタニティライフを送り、万全の態勢で出産に臨むためにも、積極的なセルフケアが求められます。

第二の課題:「お腹の張り」の正しい見極め:生理的収縮と切迫早産のサイン

妊娠後期における「お腹の張り」は、妊婦が最も不安を感じる症状の一つです。この張りは、子宮が硬くなる感覚として自覚され、触れるとお腹の中に硬いボールがあるように感じられることもあります4。しかし、この症状が必ずしも危険な兆候を意味するわけではありません。重要なのは、生理的な張り(心配ない張り)と、切迫早産や常位胎盤早期剥離といった緊急性の高い病的状態のサインとを、冷静に見極めることです。この自己観察のプロセスは、単に危険を回避するためだけではありません。自身の体の感覚に注意を払い、そのパターンを学ぶことは、陣痛が始まった際に収縮の強さや間隔を把握し、病院へ向かうタイミングを判断するための、極めて実践的な「出産のための訓練」となります。多くの妊婦が助産師に指摘されるまで張りに気づかないこともあるため8、普段からリラックスした状態での自分のお腹の柔らかさを知っておくことが、この技能の第一歩です4

生理的なお腹の張り(心配の少ない張り)

妊娠後期にみられる多くの張りは、ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)と呼ばれる生理的なものです。これらは出産に向けた子宮の準備運動のようなもので、以下のような特徴があります。

  • 不規則性: 張りは不規則に起こり、持続時間もまちまちです。
  • 誘因: 歩行や体の向きを変えるなどの動作、あるいは胎動によって誘発されることが多いです4
  • 安静による軽快: 最も重要な特徴は、座ったり横になったりして安静にすると、30分程度で自然に治まることです4

お腹の張りを感じたら、まずは慌てずに楽な姿勢で休息をとることが基本です4

病的なお腹の張り(注意・緊急を要する張り)

一方で、以下のような特徴を持つ張りは、医療機関への連絡が必要です。

切迫早産(妊娠22週~36週末)のサイン

  • 規則性と頻度: 張りが規則的に、かつ頻繁に(例:1時間に5回以上など)起こる8
  • 持続性: 安静にしても張りが治まらない、または強くなる4
  • 随伴症状: 生理痛のような痛み、出血、普段と違うおりもの(水っぽい、血が混じるなど)を伴う4

常位胎盤早期剥離のサイン(緊急事態)

  • 持続的な硬直: お腹がリラックスすることなく、持続的に「板のようにカチカチに硬い」状態が続く4
  • 激しい痛み: しばしば、絶え間ない激しい腹痛を伴います。
  • 出血: 性器出血を伴うことが多いですが、出血がない場合もあります8

常位胎盤早期剥離は母子ともに極めて危険な状態であり、一刻も早い医療介入が必要です。「いつもと違う」「何かおかしい」と感じたら、決して自己判断せず、すぐにかかりつけの産院に連絡してください。

第三の課題:胎動の変化への不安:赤ちゃんの元気を確認する方法

赤ちゃんの胎動は、お腹の中での元気な様子を伝えてくれる貴重なサインです。しかし、妊娠後期、特に出産が近づく臨月になると、その感じ方に変化が生じ、多くの妊婦が「胎動が減ったのではないか」と不安を覚えます。この不安を解消し、赤ちゃんの健康を確かめるためには、胎動の正常な変化を理解し、客観的な観察方法を身につけることが重要です。
まず、臨月になると赤ちゃんが骨盤内に下降し、子宮内の空間が狭くなるため、これまでのようなダイナミックなキックやパンチは減り、ぐにゃりとした体全体の動きや、ゆっくりとした手足の伸び縮みが中心になります13。この動きの「質」の変化が、「量」の減少として感じられることがありますが、これは正常な経過の一部です。しかし、「出産前は赤ちゃんが静かになる」という俗説は危険な誤解です。健康な赤ちゃんは、出産直前まで動き続けます14。胎動が全く感じられなくなることは、正常な兆候ではありません。
胎動の急激な減少や消失は、胎児仮死、へその緒の問題(臍帯巻絡など)、あるいは常位胎盤早期剥離といった、赤ちゃんが苦しい状態にあることを示す重大な警告サインの可能性があります14。特に、静かにしていても24時間以上全く胎動を感じない場合は、直ちに医療機関に連絡する必要があります13
このような不安を客観的な安心に変えるための有効な手段が「胎動カウント法(10カウント法)」です。これは、単に不安を和らげるための気休めではなく、赤ちゃんの健康状態を家庭で監視するための、医学的に推奨される方法です。この習慣は、赤ちゃんの睡眠・覚醒周期を理解し、親子の絆を深める貴重な時間にもなり得ます。日々の観察を通じて、母親は単なる受動的な存在から、赤ちゃんの健康を守る積極的な監視者へと変わるのです。

胎動カウント法の具体的な手順

  1. 姿勢: 体の左側を下にして横になるなど、リラックスできる姿勢をとります14
  2. 計測開始: 赤ちゃんがよく動いていると感じる時間帯に、時計を見ながら計測を始めます14
  3. カウント: はっきりとした胎動を10回感じるまでに、何分かかったかを計測します。しゃっくりや、ゴロゴロと続くような一連の動きはまとめて「1回」と数えます14
  4. 受診の目安: 30分~1時間経っても10回の胎動が感じられない場合は、時間を変えて再度試みます。それでも感じられない、あるいはいつもより明らかに時間がかかる場合は、念のため医療機関に連絡して指示を仰ぎましょう13

この日々の記録は、万が一の際に医師へ状況を正確に伝えるための重要な情報となります。

第四の課題:妊娠高血圧症候群(HDP):母子を守るための最重要警戒事項

妊娠高血圧症候群(Hypertensive Disorders of Pregnancy, HDP)は、妊娠後期に最も注意すべき合併症の一つです。かつては「妊娠中毒症」と呼ばれていましたが、病態の理解が進み、国際基準に合わせて現在の名称に変更されました7。これは単なる高血圧ではなく、母体と胎児の双方に深刻な影響を及ぼす可能性のある全身性の疾患であり、その早期発見と適切な管理が極めて重要です。

定義と危険因子

日本産科婦人科学会によると、HDPは「妊娠20週以降、分娩後12週までに高血圧がみられる場合、または高血圧に蛋白尿を伴う場合のいずれか」と定義されています7。発症危険性が高いとされるのは、高齢妊娠、肥満、初産婦、多胎妊娠、HDPの既往がある、あるいは高血圧や糖尿病などの持病を持つ妊婦などです7

危険性と合併症

HDPの本当の恐ろしさは、血圧上昇そのものよりも、それが引き金となって起こる重篤な合併症にあります。

  • 母体への影響: 脳の血管が破れる脳出血、痙攣発作を起こす子癇(しかん)、肝臓や腎臓の機能障害、血液凝固異常を伴うHELLP症候群など、母体の生命を脅かす事態に至ることがあります2
  • 胎児への影響: 胎盤への血流が悪化することで、胎児の発育が遅れる胎児発育不全(FGR)や、出産前に胎盤が子宮壁から剥がれてしまう常位胎盤早期剥離が起こりやすくなります。これらは胎児の健康に深刻な損害を与え、緊急の分娩が必要となる場合があります7

早期発見のための注意すべき症状

HDPの進行はしばしば静かで、初期には自覚症状がないことも少なくありません。血圧測定や尿検査といった妊婦健診の項目が、この「見えない脅威」を捉えるための最も重要な監視機構です。妊娠後期に健診の頻度が上がるのは6、HDPの発症率がこの時期に高まることと直接関連しています7。したがって、一見単調に思える健診も、母子の安全を守るための生命線なのです。
症状が進行すると、以下のような自覚症状が現れることがあります。これらはHDPの危険なサインである可能性が高く、一つでも当てはまれば直ちに医療機関に相談すべきです2

  • 持続する頭痛、頭重感
  • 目がチカチカする、視界がかすむなどの視覚異常
  • みぞおちの痛み、上腹部痛、吐き気
  • 急激に出現・悪化した手足のむくみ

HDPの唯一の根本的な治療は「妊娠の終了」、すなわち分娩です。管理の目標は、母子の状態を慎重に監視しながら、可能な限り安全に妊娠を継続することにあります。状況によっては、たとえ早産であっても分娩が選択されます7

第五の課題:消化器系トラブルと睡眠障害:快適な日常生活を取り戻す工夫

妊娠後期には、多くの妊婦が消化器系の不快感と睡眠障害という、密接に関連した問題に悩まされます。これらの症状は生活の質を大きく左右し、放置すると心身のエネルギーを消耗させ、出産や産後に向けた準備に影響を及ぼす可能性があります。これらの問題は、出産に向けた体力の「貯金」を妨げる悪循環を生み出しかねません。消化不良は睡眠を妨げ、睡眠不足はストレスや痛みの感覚を増幅させます。産後はただでさえ深刻な睡眠不足に陥るため1、妊娠後期のうちにこの悪循環を断ち切り、心身の回復力を蓄えておくことは、未来の自分への戦略的な投資と言えます。

消化器系のトラブル

  • 胸やけ・吐き気: 大きくなった子宮が胃を物理的に圧迫し、さらにホルモンの影響で消化管の動きが緩慢になるため、胃酸が食道へ逆流しやすくなります。これにより、胸やけや吐き気を感じることがあります11
  • 便秘: 胸やけと同様に、ホルモンによる腸の蠕動運動の低下と、子宮による腸の圧迫が原因で、便秘になりやすくなります12

これらの症状を緩和するためには、以下の工夫が有効です。

  • 食事の工夫: 一度にたくさん食べるのではなく、食事の回数を増やして少量ずつ食べる「分食」を心がけます11。就寝直前の食事は避けましょう11。便秘対策としては、十分な水分と共に、根菜類や海藻類などの食物繊維を豊富に含む食品を積極的に摂取することが推奨されます12
  • 医療機関への相談: 食事や運動で改善しない頑固な便秘の場合は、自己判断で市販薬を使わず、必ず医師に相談し、妊娠中でも安全な便秘薬を処方してもらいましょう12

睡眠障害

妊娠後期には、多くの要因が重なり睡眠が妨げられます。大きなお腹で楽な姿勢が見つからない、腰痛、頻尿、横隔膜の圧迫による息苦しさ、そして出産への不安などが主な原因です1。快適な睡眠を得るための対策は以下の通りです。

  • 寝姿勢の工夫: 仰向けで寝ると、大きくなった子宮が背中側の太い血管を圧迫し、血行不良や気分の悪化を招くことがあります。体の左側を下にして横になり、抱き枕やクッションを使って足を支える「シムス位」は、体の負担を軽減し、血行を改善するため推奨される寝姿勢です18
  • リラックス: 就寝前にリラックスできる環境を整えることが大切です。たとえ眠りが浅くても、「細切れ睡眠でも構わない」と割り切り、心身の緊張を和らげることが重要です11

第六の課題:栄養と体重管理の最終関門:母子に最適な食事戦略

妊娠後期は、胎児が急速に成長し、出生後の世界に適応するための最終準備を整える極めて重要な時期です。この時期の母親の栄養状態は、単に胎児の体重を増やすだけでなく、その子の生涯にわたる健康の礎を築く「胎児プログラミング」に深く関与しています。研究によれば、胎児期に低栄養状態で育った赤ちゃんは、成人後に肥満や糖尿病などの生活習慣病を発症しやすいことが指摘されています24。したがって、この時期の食事管理は、次世代の健康への責任を担う、非常に意義深い行為と言えます。

必要な栄養素と食事の基本

この時期は、胎児の体を作るために、エネルギー摂取量を増やす必要があります26。特に、以下の「3大栄養素」を意識的に摂取することが推奨されます24

  • 鉄分: 胎児への血液供給が増えるため、母体は貧血になりやすくなります。貧血は動悸や息切れの原因ともなるため、赤身の肉、魚介類、ほうれん草、レバーなどから積極的に摂取しましょう2
  • カルシウム: 胎児の骨や歯を形成するために不可欠です。牛乳・乳製品、小魚、緑黄色野菜などから摂取します24
  • 葉酸: 胎児の正常な発育に妊娠全期間を通じて重要です。葉物野菜や納豆などに含まれますが、食事だけでは不足しがちなため、補助食品の活用も有効です24
表2:妊娠後期に推奨される栄養素と主な食品
栄養素 なぜ重要か 主な食品例
鉄分 母体の貧血予防、胎児の血液形成を支える2 赤身肉、レバー、あさり、ほうれん草、小松菜、ひじき、納豆
カルシウム 胎児の骨や歯の形成に不可欠24 牛乳、ヨーグルト、チーズ、豆腐、小魚、干しエビ、緑黄色野菜
葉酸 胎児の神経管閉鎖障害の危険性を低減し、正常な発育を促す24 ほうれん草、ブロッコリー、枝豆、納豆、いちご、レバー
食物繊維 妊娠後期に多い便秘の予防・改善17 ごぼう、きのこ類、海藻類、豆類、さつまいも、玄米

体重管理と食の安全

適切な体重増加は、母子双方の健康にとって重要です。体重が増えすぎると妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の危険性が高まり、逆に増えなさすぎると低出生体重児や早産の危険性が高まります26。厚生労働省の指針を参考に、急激な体重増加を避け、均衡の取れた食事を心がけましょう26
また、妊娠中は免疫機能が低下するため、食中毒への注意が特に必要です。

  • リステリア菌: 加熱殺菌されていないナチュラルチーズ、生ハム、肉や魚のパテ、スモークサーモンは避けましょう24
  • トキソプラズマ: 生肉や加熱不十分な肉は厳禁です。
  • 水銀: キンメダイやメカジキ、マグロ類など、一部の大型魚は摂取量に注意が必要です24
  • その他: 生卵、生の魚介類も避け、野菜はよく洗い、食品は十分に加熱することが原則です26

アルコールは胎児性アルコール症候群の危険性があるため、妊娠期間中は完全に断つ必要があります。また、カフェインの過剰摂取も胎児の発育に影響を与える可能性があるため、コーヒーは1日に2杯程度に留めるなど、摂取量に注意しましょう26

第七の課題:精神衛生の維持:出産への不安と心の揺らぎを乗り越える

出産という大きな人生の節目を前に、期待と同時に不安や恐怖を感じるのは自然なことです。しかし、その感情が日常生活に支障をきたすほどの抑うつや不安に発展する場合、それは「周産期メンタルヘルス不調」という専門的な支援を必要とする状態かもしれません。近年、日本の周産期医療において、この問題への取り組みは大きな転換点を迎えています。妊産婦の自殺が死亡原因の上位を占めるという深刻な事態28を背景に、これは個人の問題ではなく、産科、精神科、行政が連携して対応すべき医療システム全体の課題であるという認識が確立されつつあります。
日本産科婦人科学会の「産婦人科診療ガイドライン」29や、多職種が協働で作成した「周産期メンタルヘルス コンセンサスガイド」30には、精神的な不調を抱える妊産婦を早期に発見し、支援するための具体的な手順が明記されています。これは、妊婦が精神衛生の問題を相談した際に、産科医が一人で抱え込むのではなく、計画された多職種連携による支援体制が作動することを意味します。この事実を知ることは、助けを求めることへの心理的な障壁を大きく下げるでしょう。

不安や抑うつのサイン

妊娠後期には、出産への恐怖、育児と仕事の両立への心配、社会からの孤立感など、様々なストレス要因が重なります2。多くの妊婦は精神的な不調があっても自ら助けを求めない傾向があるため34、周囲の支援と医療者による積極的な関与が重要です。医療現場では、Whooleyの2項目質問法などの簡単な質問票を用いて、うつ病や不安障害の危険性をスクリーニングします30

支援を求めることの重要性

もし気分の落ち込みや強い不安が続く場合は、一人で抱え込まないでください。

  • 身近な人への相談: パートナーや家族、友人に気持ちを話すだけでも、心が軽くなることがあります2
  • 公的支援の活用: 各自治体には、妊婦向けの相談窓口が設置されています。専門の保健師や助産師が話を聞き、必要な支援につなげてくれます2
  • 専門家への相談: 必要であれば、精神科や心療内科の受診も選択肢です。周産期の精神衛生に詳しい専門家が、カウンセリングや、必要に応じて妊娠中でも安全に使用できる薬物療法などの治療を提供します35

妊娠したからといって、必要な精神科治療を安易に中断することは、かえって危険性を高める場合があります36。専門家と相談しながら、最適な治療方針を決定することが、母子双方の健康にとって最も重要です。

第八の課題:日常生活における「やってはいけないこと」:安全確保のための行動指針

妊娠後期は、いつ陣痛が始まってもおかしくない「予測不可能性」を常に念頭に置いて行動する必要があります。この時期に推奨される「やってはいけないこと」は、妊婦を不必要に束縛するための規則ではなく、この予測不可能性という唯一の原則に基づいた、合理的な危険性管理戦略です。これから挙げる注意点はすべて、「もし、今、この場所で陣痛や破水が起きたら?」という問いに対する、安全を最優先した答えなのです。

身体的負担と転倒危険性の回避

  • 重いものを持つ: お腹に力が入り、子宮収縮を誘発したり、重心が不安定なためバランスを崩して転倒したりする危険性があります。買い物はインターネットスーパーを利用するなど工夫しましょう16
  • お腹を強く圧迫する: 満員電車や人混みは、お腹に予期せぬ圧迫や衝撃が加わる危険性があるため、避けるべきです16
  • 体を冷やす: 体の冷えは血行を悪化させ、お腹の張りを誘発したり、免疫力を低下させたりする可能性があります。冷たい飲み物の摂りすぎを避け、服装や入浴で体を温める工夫をしましょう11

移動に関する制限

  • 長距離・長時間の旅行: 臨月に入ってからの旅行や里帰りは、原則として避けるべきです。万が一、かかりつけの産院から遠く離れた場所で陣痛や破水、その他の緊急事態が発生した場合、適切な医療を迅速に受けることが困難になる可能性があります。これは母子双方の命に関わる重大な危険性です12
  • 車や自転車の運転: 自分で車を運転中に陣痛が始まったり、体調が急変したりする危険性があります。また、自転車はバランスを崩しやすく、転倒の危険性が非常に高いため、臨月での利用は絶対に避けるべきです。移動は公共交通機関の空いている時間帯を利用するか、家族の送迎、あるいは陣痛タクシーなどを事前に検討しておきましょう12

緊急時に備えた身だしなみ

  • 指輪を外す: 妊娠後期はむくみやすいため、指輪がきつくなって外せなくなることがあります。緊急手術などの際に問題となるため、早めに外しておきましょう11
  • ネイルを落とす: 爪にネイルアートやジェルネイルなどをしていると、緊急時に指先で血中酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターが正しく作動しない可能性があります。また、爪の色は健康状態を確認する重要な指標の一つです。出産に備え、ネイルは落としておきましょう11

これらの行動指針を理解し実践することは、予測不能な事態に対する最善の備えとなり、安心してその日を迎えるための自信につながります。

第九の課題:出産準備の最終チェックリスト:安心してその日を迎えるために

出産という未知の体験を前にした不安は、具体的な準備を進めることで、自信と安心感に変えることができます。荷物の準備や家庭内の情報共有といった、自分で制御可能な行動をとることは、制御不能な陣痛の開始という出来事に対する強力な心理的安定剤となります。この章で紹介するチェックリストは、単なる物品管理ではなく、心の準備を整え、落ち着いてその日を迎えるための戦略的手段です。

入院準備:2つのバッグに分けるのが鍵

いざという時に慌てないよう、入院用の荷物は早めに準備し、家族の誰もがわかる場所に置いておきましょう25。その際、荷物を2つのバッグに分けておく「2バッグシステム」が非常に実用的です。

  • 陣痛バッグ: 陣痛が始まってから分娩室で必要になる、最低限のものを入れます。
  • 入院バッグ: 出産後、入院病棟で過ごす期間と退院時に必要なものを入れます。これは後から家族に持ってきてもらうことも可能です。

この方法により、陣痛の最中に大きなスーツケースの中から必要なものを探し出す手間が省けます。

表3:出産準備バッグ(陣痛バッグ・入院バッグ)完全チェックリスト
陣痛バッグ(すぐに持ち出すもの) 入院バッグ(産後に必要なもの)
【重要書類】
□ 母子健康手帳37
□ 健康保険証、診察券37
□ 印鑑、筆記用具37
□ 現金(小銭を多めに)37
□ 入院に必要な書類(病院から指示されたもの)
【ママ用】
□ 着替え用のパジャマ(前開きが便利)37
□ 授乳用ブラジャー、産褥ショーツ37
□ 母乳パッド37
□ タオル類(バスタオル、フェイスタオル)37
□ 洗面用具、基礎化粧品37
□ 羽織るもの(カーディガンなど)37
□ 退院時の服
【陣痛・分娩中にあると便利なもの】
□ 飲み物(水、お茶など)37
□ ペットボトル用ストローキャップ37
□ 軽食(ゼリー飲料、お菓子など)37
□ フェイスタオル(汗拭き、いきみ逃し用)37
□ リップクリーム、ヘアゴム
□ スマートフォン、充電器37
□ 破水に備えた夜用ナプキン(外出時も携帯)11
【赤ちゃん用】
□ 退院時のベビー服、おくるみ
【その他】
□ 円座クッション
□ 産褥パッド、夜用ナプキン(病院で用意される場合も)37
□ スリッパ

家庭内の準備

  • 赤ちゃんを迎える環境: ベビー服や肌着は、ホルムアルデヒドを除去し、赤ちゃんの肌に優しくするために、使用前に一度洗濯(水通し)しておきましょう。ベビーベッドや布団も準備し、いつでも使える状態にしておきます16
  • 情報共有: 入院中や産後に家族の助けを借りる場合に備え、ゴミ出しの日や回覧板の規則、日用品の場所などを紙に書いて貼っておくと、円滑に協力を得られます27
  • 連絡体制の確認: 出産後に連絡する人のリストを作成しておきましょう16。また、病院の連絡先、夜間・休日の出入り口、病院までの交通手段(陣痛タクシーの登録など)をパートナーと最終確認しておくことが重要です12

これらの具体的な準備を一つひとつ完了させることが、漠然とした不安を「準備万端」という確かな自信へと変えていきます。

第十の課題:医療・公的サポートの賢い活用法:母子健康手帳から専門機関まで

日本の周産期ケアは、産科医療機関、地方自治体、そして職場が連携する、包括的な支援機構の上に成り立っています。この複雑な生態系を効果的に活用する能力は、安心して妊娠・出産・育児期を過ごすための重要な技能です。そして、この機構のすべての領域をつなぐ「旅券」の役割を果たすのが、「母子健康手帳」です。この手帳を単なる記録帳としてではなく、自らの需要を伝え、必要な支援を引き出すための能動的な手段として捉え直すことで、妊婦はケアの受け手から、自らの健康管理の主体的な担い手へと変わることができます。

母子健康手帳:最強のコミュニケーションツール

妊娠届を提出すると交付される母子健康手帳は、妊娠から出産、そして子どもの就学前までの健康記録を一元管理する、日本独自の優れた制度です38

  • 緊急時の命綱: 外出先での急な体調変化や事故の際、かかりつけ以外の医療機関を受診した場合でも、この手帳があれば妊娠経過や既往歴、検査結果などの重要な情報を医療者に正確に伝えることができます。臨月はいつ何が起こるかわからないため、常に携帯することが極めて重要です11
  • 積極的な活用法: 健診時に医師や助産師に聞きたいことを事前にメモしておく、日々の体調の変化や感じたことを記録するなど、医療者との対話手段として積極的に活用しましょう38
  • 子どもへの贈り物: この手帳は、予防接種の記録など法的な証明書としての役割も果たす、子どもの健康に関する生涯の記録です38

公的サポートと職場との連携

  • 自治体の支援: 各市区町村は、妊婦向けの相談窓口(子育て世代包括支援センターなど)を設置しており、保健師や助産師による専門的な助言や支援を受けることができます2。産後の心身のケアを支援する「産後ケア事業」など、利用できるサービスについて情報を集めておきましょう41
  • 職場との連携: 妊娠中の体調変化により、勤務の継続が困難になったり、業務の調整が必要になったりした場合、「母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)」が役立ちます。これは、医師からの指導内容を的確に職場に伝えるための公的な様式で、これを提出することで事業主は適切な措置(勤務時間の短縮、休憩時間の延長、作業の軽減など)を講じる義務があります1

デジタル化への移行

近年、母子保健情報のデジタル化が進められています。将来的には、母子健康手帳の情報がマイナンバーカードと連携し、予防接種や乳幼児健診の記録が電子的に管理・共有されることで、個人の健康管理の利便性向上や、医療機関・自治体間での円滑な情報連携が期待されています39
これらの支援機構を十分に理解し、母子健康手帳を羅針盤として賢く活用することが、妊娠後期を乗り越え、その先の育児期へと円滑に移行するための鍵となります。

健康に関する注意事項

妊娠後期は、母体と胎児の健康を守るために特に注意が必要な時期です。本記事で解説した内容は、一般的な情報提供を目的としており、個別の医学的助言に代わるものではありません。以下の点にご留意ください。

  • 自己判断の危険性: お腹の張り、出血、急なむくみ、胎動の減少など、「いつもと違う」と感じる症状があった場合は、決して自己判断せず、速やかにかかりつけの医療機関に連絡してください。特に、常位胎盤早期剥離や妊娠高血圧症候群に関連する兆候は、母子ともに緊急の対応を要します。
  • 定期健診の重要性: 自覚症状がなくても進行する合併症を早期に発見するため、定められたスケジュール通りに妊婦健診を受けることが不可欠です。
  • 食の安全: リステリア菌やトキソプラズマなどの食中毒を防ぐため、生肉、生魚、加熱殺菌されていない乳製品などは避け、食品は十分に加熱してください。アルコール摂取は厳禁です。
  • 安全な行動: 転倒の危険性を避けるため、重いものを持つことや不安定な場所での作業は控えてください。臨月に入ってからの長距離移動や、自身での車の運転は極力避け、緊急時に備えましょう。

よくある質問

お腹の張りで病院に行くべきか迷います。どのような場合に行くべきですか?
安静にしても治まらない、規則的に(例えば1時間に5回以上)張る、痛みが強くなる、出血や水っぽいおりものを伴う場合は、切迫早産の可能性がありますので、すぐに医療機関に連絡してください4, 8。一方、不規則で、休むと治まる張りは生理的なものであることが多いですが、不安な場合はいつでも相談することが大切です。
臨月に入って胎動が減ったように感じます。これは普通のことですか?
臨月になると、赤ちゃんの体が大きくなり子宮内の空間が狭まるため、動きの「質」がキックのような激しいものから、ぐにゃりとした動きに変わることがあります13。そのため「量が減った」と感じることはありますが、健康な赤ちゃんは出産直前まで動き続けます。胎動が急に感じられなくなったり、24時間以上全く感じなかったりする場合は、赤ちゃんが苦しいサインの可能性があるので、直ちに病院に連絡してください13, 14。「胎動カウント法」で日々の動きを記録することをお勧めします。
妊娠高血圧症候群の自覚症状にはどのようなものがありますか?
初期は自覚症状がないことが多いですが、進行すると持続する頭痛、目がチカチカする、急激なむくみ(特に手や顔)、みぞおちの痛みなどが現れることがあります7。これらの症状は危険なサインの可能性があるため、一つでもあればすぐに医療機関に相談してください。定期健診での血圧測定と尿検査が早期発見の鍵となります。
妊娠後期に特に避けるべき食べ物は何ですか?
食中毒予防のため、生肉や加熱不十分な肉(トキソプラズマ)、生ハムやナチュラルチーズ(リステリア菌)、生卵、生の魚介類は避けるべきです24。また、水銀含有量の多い大型魚(キンメダイ、マグロ類など)は摂取量に注意が必要です24。アルコールは胎児への影響があるため完全に断ち、カフェインも過剰摂取を避けましょう26
気分の落ち込みがひどいのですが、妊娠中なので我慢すべきでしょうか?
いいえ、我慢する必要はありません。出産への不安や体調の変化から気分が落ち込むことは自然ですが、それが日常生活に影響するほどであれば専門的な支援が必要です。妊産婦の精神衛生は非常に重要視されており28、産科医、自治体の保健師、必要であれば精神科医が連携してサポートする体制が整っています。一人で抱え込まず、まずはかかりつけ医やパートナー、自治体の窓口に相談してください2

結論

妊娠後期という、人生における特別な時間は、身体的な不快感、精神的な不安、そして出産への期待が入り混じる、複雑で濃密な期間です。本稿で詳述してきた10の課題は、多くの妊婦が経験する普遍的な道のりです。重要なのは、これらの課題を単なる困難としてではなく、知識をもって乗り越えられる対象として捉えることです。生理的な変化と危険なサインを見分ける知識、心身の不調に主体的に対処するセルフケアの技術、そしてお腹の張りの感覚や胎動のパターンを通じて赤ちゃんの状態を理解しようと努める姿勢は、妊婦自身の不安を軽減し、自己効力感を高めます。
また、出産準備のチェックリストを一つずつ埋めていく具体的な行動は、漠然とした不安を「準備ができている」という自信に変える力を持っています。そして何よりも、あなたは一人ではありません。パートナーや家族、友人といった身近な人々の支えに加え、妊婦健診、母子健康手帳、自治体の相談窓口、そして職場との連携制度といった、あなたと赤ちゃんを守るための社会的な支援機構が存在します。これらの知識と手段を手に、あなたはもはや単なるケアの受け手ではなく、自らの健康と赤ちゃんの安全を守るための、最も重要な意思決定者です。これから訪れる出産、そして新しい生活という、かけがえのない旅路を、どうぞ自信を持って歩んでください。

免責事項
本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的助言を構成するものではありません。健康に関する懸念がある場合、またはご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

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