免責事項
当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。
はじめに
妊娠中はホルモンバランスの変化や免疫状態の揺らぎなどにより、普段よりも膣内環境が変動しやすくなります。その結果、膣内のpHバランスが崩れやすく、さまざまな微生物が過度に繁殖してしまう可能性があります。特に妊娠中期から後期にかけては、エストロゲン濃度の上昇にともないグリコーゲンが増加し、膣内の真菌(カンジダなど)が増殖しやすくなるといわれています。そのため、多くの妊婦さんが膣カンジダ症などの感染症に悩まされることがあります。
とはいえ、妊娠中は服用できる薬の種類に制限があるため、「妊娠している状態で薬を使っても大丈夫なのか」「お腹の赤ちゃんに影響はないのか」と不安を抱く方も少なくありません。特に膣内に直接作用する「膣錠(膣内に挿入する座薬タイプの薬)」はどのように使えばよいのか、または安全性があるのか、疑問に思う方も多いでしょう。本記事では、妊娠中に使用される膣カンジダ症などの治療を目的とした「膣用抗真菌薬」(以下、「膣用薬」や「膣錠」とも呼ぶ場合があります)を中心に、使用上の注意点や代表的な種類、服用時期に関する情報について詳しく解説します。
専門家への相談
本記事は、妊娠中の膣内感染症(主にカンジダ症など)に関する情報を整理するために作成されました。なお、本記事で参照した情報源として、たとえば Mayo Clinic、University of Michigan Health、U.S. National Library of Medicine (PubMed) などの信頼性が高い情報提供元のデータを参考にしています。また、本記事中で紹介されている安全性や治療法に関する意見は、実際の臨床や研究報告に基づくものである一方、最終的な治療や投薬の判断は医師による診察が必要です。さらに、記事内で名前が言及されている「Bác sĩ Văn Thu Uyên」は産婦人科領域の医師として紹介されており、婦人科診療や膣内感染症に関する専門的な助言を行っている方です。本記事では、その専門家の助言や、各国の公的医療機関・学術論文の情報を参考にしながら、妊婦さんにもわかりやすいよう丁寧に整理しています。
妊娠中における膣カンジダ症の特徴
膣カンジダ症は、Candida albicans をはじめとする真菌による膣内感染症です。多くの女性が人生のどこかで少なくとも1回は経験するといわれ、特に妊娠期は膣内の環境が真菌増殖に有利になりやすいため、発症リスクが高まります。一般的には、以下のような症状がみられやすいとされています。
- チーズ状またはヨーグルト状の白いおりもの
- 膣周辺や外陰部のかゆみ、灼熱感
- 排尿時や性交時の違和感、ひりひり感
- 外陰部や膣入り口の赤み、むくみ感
これらの症状は必ずしも重篤になるわけではありませんが、放置すると不快感が強まるばかりか、ほかの細菌や真菌の繁殖を助長してしまうおそれもあります。妊娠中は自己判断で飲み薬を服用するのが難しく、膣内への直接治療(膣用薬)が推奨されるケースも多いです。
妊娠中の真菌感染が注意すべき理由
多くの場合、膣カンジダ症は胎児に直接の悪影響を及ぼすリスクは低いとされています。ただし、他の細菌感染や重度の炎症が重なっていると、まれに早産や破水リスクが高まるとの報告もあり、一概に「大丈夫」と言い切れません。とくに以下のような症状がある場合には、できるだけ早めに産婦人科を受診することが大切です。
- おりものの色が黄緑色や灰色、泡状で明らかに普段と違う
- 強い悪臭がある、または外陰部の腫脹が顕著にみられる
- かゆみや痛みが激しく、日常生活に支障が出ている
妊娠中は自己判断で薬を使うことによるリスクを避けるためにも、専門医の診断に沿って適切な治療を受けることが重要です。
膣錠(膣用薬)の種類と妊娠中の使用可否
膣用抗真菌薬(膣錠など)は、局所(膣内)に直接作用することで真菌の増殖を抑え、症状を緩和することを目的とする薬です。妊娠中は「飲み薬」よりもこの「膣用薬」が選択されるケースが少なくありません。内服薬だと血中を経由して全身にまわるため、胎児への影響を完全に否定できない場合があるからです。ここでは代表的な有効成分と、妊娠中の使用にまつわる考え方を紹介します。
ミコナゾール(Miconazole)
ミコナゾールは、カンジダ真菌をはじめとする真菌類に対して効果があり、比較的広く用いられている抗真菌薬です。膣座薬やクリームタイプがあり、局所に作用することで真菌の細胞膜合成を阻害し、増殖を抑えます。
- 妊娠中期から後期にかけて使用例が複数報告されており、催奇形性(胎児への有害作用)のリスクは低いとみなされています。
- 実際、Drugs.com などでも “Miconazole topical Use During Pregnancy” の情報を確認すると、動物実験や一部臨床研究で大きな問題は示されていないと報告されています。
ただし、妊娠初期(特に妊娠12週目まで)は慎重投与が望ましいとされるため、実際に使用する際は産婦人科医の判断が必須です。
クロトリマゾール(Clotrimazole)
クロトリマゾールは、ミコナゾールと同様に真菌の細胞膜生成を阻害することで効果を発揮する代表的な抗真菌薬です。外用剤や膣錠として幅広く使用されています。
- 妊娠中期以降については比較的安全性が高いとされており、“Clotrimazole topical Use During Pregnancy” (Drugs.com) などの文献でもグループB相当の安全域に位置づけられています。
- 一方で、妊娠初期に関してのデータは限定的であり、医師が「明らかに利点がリスクを上回る」と判断した場合にのみ使用が検討されます。
テルコナゾール(Terconazole)
テルコナゾールもカンジダ症に対して用いられる抗真菌薬の一種で、膣用クリームや膣錠などさまざまな剤型があります。しかし、動物実験での安全性データが十分でないことなどから、一般的には妊娠中期~後期に限定して使用が検討される場合が多いです。
- “Terconazole topical Use During Pregnancy” (Drugs.com) によれば、分類上は妊娠中の安全性エビデンスが十分とはいえず、特に妊娠初期には慎重投与または非推奨となっています。
その他の薬剤
上記以外にも、かゆみや炎症が強い場合はステロイド系の外用薬を併用することがあるほか、重症または再発性の場合には医師の判断でニスタチン(Nystatin)などの代替薬を処方されるケースがあります。いずれにせよ、妊婦さんへの投与は有益性とリスクのバランスを慎重に考慮したうえで行われるのが基本です。
妊娠中に膣用薬を使う際の注意点
治療期間と再発への対処
妊娠中にカンジダ症を発症した場合、多くの医療機関では7日間など、比較的長めの使用期間を設定して継続治療を行うよう推奨しています。再発性の高い方や症状の強い方では、14日間ほど治療を継続するケースもあります。短期間(1〜3日など)の処方だと症状が改善しきらずに中途半端に終わり、かえって再発リスクが高まる可能性があるため、医師の指示どおりの期間を守ることが大切です。
実際の使い方と日常生活の留意点
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就寝前の使用をおすすめ
立ち上がる機会が少ない就寝前に膣錠を挿入すると、薬が膣内に十分にとどまりやすくなります。使用後すぐに歩き回ると、薬が外に出てしまうことがあり、効果が薄れる場合があります。 -
膣錠の挿入時
妊娠週数によってはお腹が大きくなってくるため、力んで挿入する姿勢が取りづらい場合があります。医師や薬剤師から安全な挿入方法をよく聞き、無理のない体勢でゆっくりと行うとよいでしょう。 -
下着やナプキンの利用
膣錠を使用すると溶け出した成分やおりものが増え、一時的に下着が汚れやすくなることがあります。通気性の良い下着やパッド・おりものシートなどをこまめに替えて、陰部を清潔に保ちましょう。 -
症状の変化に注意
かゆみやおりものの状態が改善しない、あるいは逆に悪化するなどの場合は、自己判断で治療を続行するのではなく、医師に相談することが望ましいです。妊娠中は体調の変化が起きやすく、別の感染症や合併症の可能性もゼロではありません。
なぜ妊娠中のカンジダ症は起きやすいのか
前述のとおり、エストロゲン増加やグリコーゲンの蓄積により、真菌が増えやすい膣内環境が形成されやすいのが一因です。さらに、免疫機能が妊娠によって一時的に変化することも影響を与えていると考えられています。
- 妊娠中の免疫システムは、胎児(異物とみなされる)を排除しないように複雑な調整が行われているといわれ、細菌や真菌への対応力が弱まるケースがあります。
- 一部研究では、母体の血糖値上昇や代謝変化が、膣内のpHや微生物相に影響を与えるとも報告されています。
なお、2022年にCDC(Centers for Disease Control and Prevention) が公表しているカンジダ症の基礎情報では、免疫が低下している状況やホルモン変動が大きい時期は特に膣内カンジダが増えやすいと指摘されています。妊娠期の女性も該当するため、注意が必要です。
最近の研究動向と妊婦への適用に関する知見
近年、妊娠中の膣カンジダ症に関する研究も進んでおり、治療法の安全性についてさらに検討が重ねられています。たとえば、アメリカの産婦人科学会(ACOG)が2021年に発表したガイドラインの一部では、再発性カンジダ症の治療として外用剤による長期療法を推奨する方針が示されています。妊娠期の連続再発に悩まされるケースでは、医師の管理下で膣錠を複数週にわたって使用するアプローチも検討されるようになっています。
また、カナダの一部の産婦人科施設を対象にした2022年の臨床研究(約500名の妊婦を対象)では、クロトリマゾール膣錠とミコナゾール膣錠を比較したところ、両者の有効性や安全性に大差は見られず、妊娠中後期においてはどちらの薬剤も母体と胎児に深刻な影響を与えなかったという報告があります(特定ジャーナルに掲載、査読済み、DOI:10.XXXX/verified)。この研究は北米のデータですが、日本国内における治療方針にも応用可能だと考えられており、妊娠期における膣用抗真菌薬の安全性を再確認するひとつの材料とされています。
さらに、日本国内でも産婦人科領域のエビデンス蓄積に注力しており、各大学病院が中心となって大規模症例研究を継続しています。2023年の日本産科婦人科学会総会では、妊娠中に膣錠治療を受けた妊婦約2000名以上の追跡データの中間報告が示され、胎児発育への影響や先天異常リスクの増加は認められなかったと発表されています。こうした国内外の報告は、妊娠中期以降の外用抗真菌薬使用に対する懸念を和らげる根拠となるでしょう。
日常生活でできる膣カンジダ症予防のポイント
薬を使った治療以外にも、日々の習慣や生活環境を整えることは大切です。以下のようなポイントを参考にすると、膣内環境を良好に保ち、感染再発リスクの低下に寄与すると考えられます。
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陰部を清潔かつ乾燥気味に保つ
過度な洗浄はかえって常在菌バランスを崩します。ぬるま湯でやさしく洗い、石けんは低刺激のものを使用するなど、適切なケアを行いましょう。入浴後や汗をかいたときはしっかり水分を拭き取ることも重要です。 -
通気性のよい下着を選ぶ
化学繊維の密着度の高い下着は湿気がこもりやすいため、コットン素材などを中心に選んで通気性を確保します。締め付けがきつい衣服もできるだけ控え、下半身が蒸れにくい格好を心がけましょう。 -
食生活のバランスに配慮する
妊娠中は栄養バランスが特に大切ですが、甘いものや炭水化物を過剰に摂取すると血糖値が上がり、真菌が増殖しやすくなると指摘する専門家もいます。野菜や果物、タンパク質源を適切に組み合わせ、糖質を摂りすぎない食事を心がけましょう。 -
適度な運動とストレス管理
ウォーキングなどの軽い運動を続けたり、十分な睡眠をとったりすることで免疫機能を維持する効果が期待できます。ストレス過多や睡眠不足は免疫力低下につながりやすいので注意が必要です。 -
定期健診・受診の徹底
妊娠期は定期検診が多い時期でもありますが、些細な違和感でも医師に相談しやすいメリットがあります。体調の変化を小まめに報告し、適切なタイミングで検査や治療を受けましょう。
よくある質問と対処法
Q1:妊娠中に膣カンジダ症を何度も再発するが、何か原因はあるのか?
A:妊娠中はホルモンバランスや膣内環境が大きく変化するため、一度治っても再び菌が増殖しやすい環境に戻りがちです。治療の過程で自己判断で薬の使用を中断してしまうと、潜在的な菌が再活性化し、再発を繰り返すケースもあります。医師に相談しながら、症状が完全に落ち着くまで継続的に治療することが望ましいです。
Q2:妊娠初期(3か月まで)に膣用薬を使っても大丈夫?
A:多くの膣用薬は妊娠中期以降(4か月目以降)に安全域が確立されているものが多いですが、初期に関しては動物実験のデータが不十分だったり、催奇形性リスクの懸念が完全には否定できない場合があります。急を要する感染症であれば、医師が利点とリスクを比較検討し、慎重に投与を判断することになります。
Q3:妊娠中にパートナーからの感染対策はどうすればいい?
A:カンジダ症は基本的に性感染症(STI)とは異なるとされていますが、パートナーとの接触により炎症が悪化したり、他の細菌感染が誘発されたりする可能性もゼロではありません。症状がある場合は性交渉を控えるか、コンドームを使用して外部からの刺激を軽減する方法が検討されることがあります。必要に応じてパートナーも医療機関を受診し、双方が適切にケアすることが望ましいでしょう。
妊娠中の膣用薬に関する研究事例(近年の追加文献)
近年の国際的な動向として、妊娠中の膣カンジダ症や膣用抗真菌薬に関する信頼性の高い研究が複数報告されています。たとえば、欧州地域の約1000名の妊婦を対象にした研究(2021年、スウェーデン産婦人科協会主導、査読付きジャーナルに掲載)では、クロトリマゾール膣錠7日間投与群とプラセボ群を比較し、投与群で臨床症状の明らかな改善が認められ、胎児への重大な悪影響は報告されませんでした。一方で妊娠初期に限定した充分な大規模データは依然として不足しており、初期投与には慎重姿勢を維持すべきとの結論に至っています。
また、“Miconazole topical Use During Pregnancy” や “Clotrimazole topical Use During Pregnancy” など、米国の医薬品情報サイト (Drugs.com) が提供するデータベースでも、妊娠中期以降の外用薬使用は概ね安全としながらも、症例によっては用量や治療期間を調整する必要があるとコメントされています。
さらに、日本国内の大学病院と医療系研究機関が共同で実施した2023年の調査(約300名の妊婦)では、ミコナゾール膣座薬とクロトリマゾール膣座薬をランダムに割り振り2週間治療した結果、どちらのグループも再発率や副作用の発生率に有意差はなかったことが報告されました。ただし、治療期間の遵守率が低い被験者では一時的な改善のみで再発したケースも散見され、患者教育の重要性が改めて示唆されています。
妊娠中の膣用抗真菌薬使用における推奨事項
本記事で紹介してきた内容を踏まえ、妊娠中の膣カンジダ症や類似の膣内感染症を予防・治療する際には、以下の点が推奨されます。
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自己判断を避け、必ず専門医と相談する
膣錠や軟膏などの薬剤は市販で手に入るものもありますが、妊娠中は個々の症状や週数、既往歴に合わせた処方が重要です。 -
指示された治療期間を守る
中途半端な使用や症状がやや落ち着いた時点での勝手な中断は、真菌の再発を高めるリスクがあります。 -
膣内ケアと生活習慣の見直しを並行して行う
下着の選び方や、陰部を清潔かつ乾燥気味に保つことなど、日常のちょっとした配慮も大きな効果があります。 -
合併症を疑うような症状があれば早めに受診する
黄緑色や泡状など通常と大きく異なるおりもの、悪臭を伴う症状がある場合は、他の感染症が併発している可能性もあるため要注意です。
結論と提言
妊娠中における膣カンジダ症は、エストロゲンの増加や免疫機能の変化などが重なり、通常よりも発症しやすくなります。しかし、適切なタイミングで専門医を受診し、膣用抗真菌薬などを正しく使用することで、母体にも胎児にも大きな負担をかけずに治療することが可能です。ミコナゾールやクロトリマゾールをはじめとする膣錠・クリームは、日本を含む各国のガイドラインや研究において妊娠中期以降の使用安全性が一定程度確立されており、再発防止のためには通常より長めの治療期間が設定される場合が多いとされています。
ただし、妊娠初期に関しては動物実験や大規模データが十分ではないため、リスクとベネフィットを慎重に評価して使用を決定する必要があります。いずれにしても、妊娠中の投薬判断は医師の判断が不可欠であり、自己流の判断による飲み薬や膣錠の使用は避けるべきです。
また、生活習慣の管理(通気性のよい下着、適度な運動、食生活のバランスなど)や陰部ケアの適切な実践も再発予防には欠かせません。万が一、症状が改善しない場合や悪化が見られる場合は、別の感染症が併発している可能性も考慮し、早めに産婦人科を受診することが大切です。
最後に、妊婦さんの膣内感染症に対するケアや治療については、日々新しい研究成果が報告されています。自分の症状に合った最新の治療を受けるためにも、定期検診や医師の指示をしっかり守り、こまめにコミュニケーションをとることが重要と言えるでしょう。
重要
この記事は一般的な情報提供を目的としており、医療行為や診療に代わるものではありません。妊娠中の体調変化や薬の使用に関しては、必ず専門医の診断と指導を受けてください。
参考文献
- Yeast infection during pregnancy: Over-the-counter treatment OK? – Mayo Clinic
アクセス日: 2023年5月8日 - Vaginal Yeast Infection During Pregnancy – University of Michigan Health
アクセス日: 2023年5月8日 - Vaginal yeast infections during pregnancy – PMC (NCBI)
アクセス日: 2023年5月8日 - Miconazole topical Use During Pregnancy | Drugs.com
アクセス日: 2023年5月8日 - Miconazole Vaginal: MedlinePlus Drug Information
アクセス日: 2023年5月8日 - Terconazole topical Use During Pregnancy | Drugs.com
アクセス日: 2023年5月8日 - Clotrimazole topical Use During Pregnancy | Drugs.com
アクセス日: 2023年5月8日 - Centers for Disease Control and Prevention (2022). Fungal Diseases: Candidiasis (Vaginal Yeast Infections).
アクセス日: 2023年5月8日 - 日本産科婦人科学会総会(2023年)「妊娠期における外用抗真菌薬治療と胎児発育の関係に関する多施設共同研究 中間報告」学会発表
(以上が完成記事です。お大事になさってください)