【科学的根拠に基づく】子どもの目の病気完全ガイド:失明につながるサインから最新の近視治療まで
小児科

【科学的根拠に基づく】子どもの目の病気完全ガイド:失明につながるサインから最新の近視治療まで

「最近、うちの子の目が少しおかしい気がする…」「もしかして、何か深刻な病気だったらどうしよう?」大切なお子様の目の健康について、このようなご不安を抱えていらっしゃるのではないでしょうか。あなただけではありません。子どもの視力は、生まれてから数年の間に急速に発達する非常にデリケートなものであり、この時期の適切なケアが生涯にわたる「見る力」を左右します。この記事は、JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会が、日本眼科学会や厚生労働省などの公的機関が示す最新の科学的根拠に基づき、保護者の皆様が抱えるあらゆる疑問や懸念に答えるために作成した、包括的かつ信頼性の高い唯一無二のガイドです。子どもの目に現れる一般的な症状から、近視、弱視、斜視といった疾患の詳細、そして見逃してはならない重篤な病気のサインまで、専門家の知見を分かりやすく解説します。この記事を読めば、お子様の目の健康を守るために「いつ、何をすべきか」が明確になります。

この記事の科学的根拠

この記事は、入力された研究報告書で明示的に引用されている最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下に示すリストは、実際に参照された情報源と、提示された医学的ガイダンスとの直接的な関連性を示したものです。

  • 日本眼科学会・日本眼科医会: 本記事における3歳児健診のプロセス、小児の眼鏡処方、および緑内障やアレルギー性結膜炎などの各種疾患の診療ガイドラインに関する記述は、これらの組織が発行した指針に基づいています。5678
  • 文部科学省(MEXT): 日本の学童における近視の有病率とその深刻化に関するデータは、文部科学省が実施した学校保健統計調査および近視実態調査に基づいています。9
  • 国立がん研究センター: 網膜芽細胞腫に関する治療法、特に日本で開発された先進的な化学療法を含む記述は、同センターが提供する最新の医療情報に基づいています。11
  • 米国眼科学会(AAO): 小児の視力スクリーニングや弱視治療に関する国際的な標準治療の記述は、世界的に権威のある同学会の推奨診療パターンを参考にしています。34
  • コクラン・レビュー: 近視進行抑制治療(低濃度アトロピン点眼やオルソケラトロジーなど)の有効性に関する評価は、最も信頼性の高いエビデンスの一つとされるコクラン共同計画のシステマティックレビューに基づいています。39

要点まとめ

  • 子どもの視力は生後から8歳頃までの「感受性期」に発達が完了するため、この時期の早期発見・早期治療が極めて重要です。5
  • 「目を細める」「テレビに近づく」「目が寄っているように見える」といったサインは、視力の問題を示す重要な警告です。見逃さずに専門医に相談してください。15
  • 日本の「3歳児健診」は、弱視や斜視を早期に発見するための非常に重要な機会です。必ず受診しましょう。5
  • 日本の小学生の3人に1人以上が近視という状況であり、単なる視力補正だけでなく、進行を抑制する治療(低濃度アトロピン点眼など)の重要性が増しています。1939
  • 「弱視(怠け目)」は、適切な眼鏡装用や健常な方の目を隠す「遮閉法」によって、感受性期に治療が可能です。16
  • 瞳が白く見える「白色瞳孔」は、先天白内障や網膜芽細胞腫といった重篤な病気のサインの可能性があり、直ちに眼科受診が必要です。2330

第一章:視力発達の黄金期と親の役割

子どもの視力は、生まれたときから完成しているわけではありません。むしろ、脳が「見ること」を学習していくプロセスであり、その発達には「感受性期」と呼ばれる決定的に重要な期間が存在します。この感受性期は、生後すぐから始まり、おおよそ8歳頃まで続きます。5 この期間中、両目から送られてくる鮮明な映像を脳が受け取ることで、視覚経路が正しく構築されていきます。特に3歳までに急速に発達し、6歳から8歳でほぼ成人と同じレベルに達すると考えられています。5

この「黄金期」に、もし何らかの理由で(例えば、強い遠視や斜視など)、片方の目からぼやけた映像しか脳に届かない状態が続くと、脳はその目からの情報を無視するようになります。その結果、眼鏡をかけても視力が正常に出ない「弱視(じゃくし)」、いわゆる「怠け目」という状態になり、治療が手遅れになると生涯にわたって視力障害が残る可能性があります。2 さらに、良好な視力は、学童期における学習成績と強く関連していることも指摘されています。2

だからこそ、お子様の視力を守る上で、保護者の皆様は「第一の防衛線」としての役割を担っています。日々の生活の中でお子様の行動や目の様子を注意深く観察し、潜在的な問題を早期に発見することが、専門的な介入への第一歩となります。この発達段階の重要性を理解することは、定期的な検診の受診や、推奨された治療への積極的な取り組みにつながるのです。

チェックリスト:「見逃さないで!」お子様からの10の警告サイン

もしお子様に以下のいずれかのサインが見られた場合、それは視力に問題がある可能性を示す信号かもしれません。決して自己判断せず、小児眼科医に相談することを強く推奨します。15

  1. 目が寄っている、視線が合わない(斜視): 片方の目がまっすぐ前を向いているのに、もう片方の目が内側、外側、上、または下を向いている状態です。24
  2. 目を細める、頭を傾けて物を見る: ピントを合わせようとして、無意識に行う行動です。15
  3. テレビや本に異常に近づく: 近視の典型的な兆候ですが、他の視力の問題も考えられます。15
  4. 瞳が白、または黄色っぽく光って見える(白色瞳孔): 特に暗い場所やフラッシュ撮影した写真で瞳が白く見える場合、先天白内障や網膜芽細胞腫など、極めて重篤な病気の可能性があります。23
  5. 極端にまぶしがる: 明るい場所で頻繁に目を細めたり、手で目を覆ったりします。22
  6. 眠くないのに頻繁に目をこする: 目の疲れやアレルギーが原因である可能性があります。23
  7. 涙目、涙が多い: 鼻涙管閉塞など、涙の通り道に問題がある可能性が考えられます。
  8. まぶたが下がっている(眼瞼下垂): 片方または両方のまぶたが瞳孔の一部を覆い、視界を妨げている状態です。24
  9. 動くものを目で追わない(追視しない): 特に乳児期において、視覚発達の重要な指標です。23
  10. 頭痛や目の疲れを訴える: 矯正されていない屈折異常が原因で、目に過剰な負担がかかっている可能性があります。32

第二章:日本の子供のための眼科検診システムを理解する

日本には、子どもの健康問題を早期に発見するための、非常によく構築された定期健康診査(健診)のシステムがあります。視力に関しては、特に「3歳児健康診査(3歳児健診)」が、弱視、斜視、その他の屈折異常をスクリーニングするために設計された極めて重要な節目です。5 この健診を確実に受けることが、お子様の生涯の視力を守るための最も効果的な方法の一つと言えます。

3歳児健診の視覚検査プロセス

3歳児健診の視覚検査は、通常2つのステップで構成されています。5

  1. 一次検査(家庭でのスクリーニング): 事前に、お住まいの自治体から視力検査用の絵(多くはランドルト環というCの形をしたマーク)と問診票が送られてきます。保護者の方は、同封された説明書に従って、ご家庭でお子様の視力を測定します。
    家庭での検査を成功させるコツ:

    • 子どもが機嫌の良い、リラックスした状態で行う。
    • 「輪っかの開いている方を教えてね」と、ゲームのように練習してから始める。
    • 片目を完全に隠す(手ではなく、専用の遮へい具や厚紙を使う)。
    • 説明書にある検査距離(例:2.5メートル)をメジャーで正確に測る。
    • 十分に明るい部屋で行う。
  2. 二次検査(保健センターでの確認): 健診当日、保健師などの医療スタッフが家庭での検査結果を確認します。家庭で検査ができなかったり、視力不良(片目または両目の視力が0.5未満など)と判断されたりしたお子様に対して、再度視力検査を行います。最終的に、医師の診察を経て、眼科での精密検査が必要かどうかを判断します。5

近年、一部の自治体では、協力が難しい低年齢の子どもでも高い精度で検査ができるよう、スポットビジョンスクリーナーなどの携帯型自動視覚スクリーニング機器の導入が進んでいます。33 日本のこのシステムは、米国眼科学会(AAO)や米国小児眼科・斜視学会(AAPOS)といった国際的な組織の推奨とも一致しており、これらの組織もまた、新生児期から青年期に至るまでの定期的な視力スクリーミングの重要性を強調しています。2

年齢別推奨眼科検診スケジュール
年齢(年齢) 推奨される検査 場所・実施者 主な目的
新生児 赤色反射検査(Red Reflex Test) 産院、小児科医 先天白内障、網膜芽細胞腫など重篤な先天性疾患の発見2
1~12ヶ月(乳児期) 固視・追視の評価 小児科医(小児科医) 視覚発達の追跡、早期の斜視発見3
1~2歳(幼児期前期) 自動スクリーニング機器による検査(可能な場合) 小児科医、保健センター 弱視の危険因子(屈折異常)の早期発見3
3~5歳(幼児期後期) 3歳児健診:家庭および保健センターでの視力検査 保護者(家庭)、保健センター 弱視、斜視、屈折異常のスクリーニング5
6歳以上(学童期) 学校での定期視力検査 学校、眼科医 学童期に発症する屈折異常(特に近視)の発見と追跡3

2.2. 日本の子供によく見られる目の病気 詳細プロファイル

このセクションでは、日本の臨床ガイドラインとデータに基づき、子どもたちに最も一般的に見られる目の病気について詳しく解説します。

2.2.1. 屈折異常:近視・遠視・乱視

屈折異常とは、目の形状が原因で、光が網膜の上に正確に焦点を結べず、像がぼやけて見える状態を指します。これは子どもの視力問題の最も一般的な原因です。32

  • 近視 (Myopia – 近視): 光が網膜の手前で焦点を結んでしまいます。近くの物ははっきり見えますが、遠くの物はぼやけて見えます。子どもは目を細めたり、黒板やテレビに近づいたりして見ようとします。36
  • 遠視 (Hyperopia – 遠視): 光が網膜の後方で焦点を結ぶ状態です。子どもの目は、遠くを見るときでさえ、常にピントを合わせるために調節し続けなければなりません。強い遠視は、目の疲れや頭痛を引き起こし、内斜視(目が内に寄るタイプの斜視)の一般的な原因となります。16
  • 乱視 (Astigmatism – 乱視): 角膜や水晶体が完全な球形ではなく、ラグビーボールのように歪んでいるため、光が複数の点で焦点を結んでしまいます。これにより、あらゆる距離で像がぼやけたり、歪んだりして見えます。26

深刻化する日本の子供の近視問題

子どもの近視は、もはや単に眼鏡をかければ済む問題ではありません。日本において、それは公衆衛生上の危機となりつつあります。文部科学省の調査によると、裸眼視力が1.0未満の児童生徒の割合は驚くべきレベルに達しており、小学生で37%以上、中学生で60%以上を占め、その割合は年々増加傾向にあります。9 ロート製薬が行った調査では、小学生の3人に1人が裸眼視力1.0未満であることが示されています。19

さらに重要なのは、近視が進行し、特に強度近視になると、成人期に網膜剥離、緑内障、近視性黄斑変性症といった、失明に至る可能性のある深刻な眼疾患の重大な危険因子となることです。31

近視進行抑制治療(Myopia Control)という新しい選択肢

このような長期的な危険性から、近年の治療の焦点は、単に眼鏡で視力を「矯正」することから、近視の「進行を抑制」することへと移行しています。目標は、近視の主な原因である眼球の奥行きの長さ(眼軸長)が伸びるスピードを遅らせることです。41 これらの治療法は多くが自由診療であり、眼科医と十分に相談した上で決定する必要があります。

近視進行抑制治療法の比較
治療法 仕組み 有効性(コクラン・レビュー39 長所 短所・リスク
低濃度アトロピン点眼 毛様体筋をわずかに弛緩させ、眼球の外殻である強膜の成長に影響を与えるとされる。 高い有効性:近視進行と眼軸長の伸長を遅らせる効果が証明されている。 使用が容易(1日1回点眼)、非侵襲的で日中の活動への影響が少ない。 光過敏や近見困難の可能性(低濃度では稀)。自由診療のため費用がかかる。15
オルソケラトロジー(Ortho-K) 就寝中に特殊なハードコンタクトレンズを装用し、角膜の形状を一時的に変化させ、日中は裸眼で過ごせるようにする。 高い有効性:特に短期的な研究において眼軸長の伸長を遅らせる効果が高い。 日中に眼鏡が不要で、スポーツをする子どもに適している。 不適切な衛生管理による角膜感染症のリスク。厳格なコンプライアンスが必要。費用が高い。15
多焦点ソフトコンタクトレンズ レンズに複数の度数領域を設け、周辺網膜に「ぼけ」を作り出し、眼軸長が伸びる刺激を抑制すると考えられている。 有効な可能性:近視進行を遅らせる可能性があるが、アトロピンやオルソ-Kほど確固たるエビデンスはない。 オルソ-Kより快適で、夜間装用が不要。 感染症のリスクは依然としてあり、慎重なケアが必要。自由診療。 15
近視抑制メガネ 特殊なレンズ技術(例:D.I.M.S.)を用いて、コンタクトレンズと同様の周辺網膜のぼけを作り出す。 有効な可能性:近視進行を遅らせる可能性があるが、エビデンスはまだ蓄積段階。42 最も安全で非侵襲的。感染症のリスクがない。 他の方法ほどの高い効果は期待できない可能性。通常の眼鏡より高価。

2.2.2. 弱視 (Amblyopia – 弱視)

弱視とは?

弱視、通称「怠け目」とは、適切な度数の眼鏡をかけても視力が十分に上がらず、目自体に器質的な病気がない状態を指します。16 これは目の病気ではなく、脳の発達障害です。視覚発達期に、脳が片方の目から常にぼやけた、あるいは不鮮明な像を受け取り続けると、脳はその目からの信号を「無視」するようになり、結果としてその目の視覚神経経路が十分に発達しなくなるのです。23 ドイツにおける有病率は約5%と報告されています。29

弱視の原因

  • 斜視弱視 (Strabismic Amblyopia): 両目の視線がそろっていない場合、脳は複視(物が二重に見えること)を避けるために、ずれている方の目からの像を抑制します。これは最も一般的な原因の一つです。16
  • 屈折異常弱視 (Refractive Amblyopia): 強い屈折異常(特に遠視や乱視)が両目にある場合や、左右の目の度数に大きな差がある場合(不同視)に起こります。脳は、よりはっきりと見える方の目からの像を優先します。16
  • 形態覚遮断弱視 (Deprivation Amblyopia): 先天白内障や重度の眼瞼下垂など、何らかの障害物が光の網膜への到達を妨げる場合に発生します。これは最も重篤なタイプの弱視であり、最も早期の介入が必要です。16

診断と治療

弱視は「感受性期」(おおむね8歳以前)にしか効果的な治療ができません。そのため、3歳児健診のようなスクリーニングプログラムによる発見が極めて重要です。5 診断は、眼科医が視力検査、調節麻痺薬を点眼した後の屈折検査、そして他の眼疾患を除外するための精密な眼底検査を通じて行います。29

弱視治療の論理は、主に2つのステップから成ります16

  1. 原因の除去: 弱視の目に鮮明な像を届けること。これは通常、屈折異常を矯正するための適切な眼鏡の常時装用、あるいは白内障や眼瞼下垂を治療するための手術を意味します。
  2. 弱視眼の刺激: 脳に、機能が低下している方の目を強制的に使わせること。最も一般的な方法は、健康な方の目をアイパッチなどで数時間隠す「遮閉法(しゃへいほう)」です。もう一つの方法として、健康な方の目にアトロピンという目薬を点眼し、近くの物を見えにくくすることで、弱視の目を強制的に使わせる「ペナリゼーション法」があります。43

治療の成功には、お子様とご家族両方の根気強い協力が不可欠です。

2.2.3. 斜視 (Strabismus – 斜視)

斜視とは?

斜視とは、両目が同じ方向を向いていない状態を指します。片方の目が目標物をまっすぐ見ているのに対し、もう片方の目が内側(内斜視)、外側(外斜視)、上方または下方(上下斜視)にずれている状態です。5 この状態は子どもの約2%に見られます。23

斜視は単なる見た目の問題ではありません。両目で物を見て立体感や奥行きを感じる能力(両眼視機能)の発達を阻害し、弱視の主要な原因ともなります。7

原因と種類

  • 内斜視 (Esotropia): 多くは矯正されていない強い遠視に関連しています(調節性内斜視)。一部は生まれつきのもの(乳児内斜視)で、早期の手術が必要となる場合があります。16
  • 外斜視 (Exotropia): 多くは時々現れるタイプ(間欠性外斜視)で、疲れているときや遠くを見ているときにはっきりと現れます。目を寄せる力が弱いことが原因の一つと考えられています。16
  • 上下斜視 (Vertical Strabismus): 目が上下にずれる状態で、目を動かす筋肉のバランスの不均衡が原因であることが多いです。16

重要な点として、乳児期には鼻の付け根が広くて平たいために、見かけ上、目が内側に寄っているように見えることがあります。これは「偽斜視(ぎしゃし)」と呼ばれ、成長とともに顔立ちがはっきりしてくると自然に治ります。眼科医は簡単な検査で本物の斜視と偽斜視を区別できます。27

診断と治療

診断は、眼科医がカバーテスト(片目を隠してもう片方の目の動きを見る検査)や角膜光反射テストなどを用いて行います。7 治療法は斜視の種類や原因によって異なります5

  • 眼鏡の装用: 遠視が原因の内斜視にとって、これは第一選択の治療法です。適切な度数の眼鏡をかけるだけで、目がまっすぐに治ることがあります。
  • プリズム眼鏡: 角度の小さい斜視の場合、レンズにプリズムを組み込むことで像のズレを補正し、複視の症状を軽減できることがあります。
  • 視能訓練: 特定の種類の間欠性外斜視などでは、目を寄せる力を鍛える訓練が有効な場合があります。
  • 手術: 上記の方法で効果がない場合、手術が検討されます。手術では、眼球の外側についている筋肉(外眼筋)の位置を付け替えることで、目の向きをまっすぐに矯正します。

2.2.4. 結膜炎 (Conjunctivitis – 結膜炎)

結膜炎、いわゆる「はやり目」や「ものもらい」とも呼ばれるこの病気は、白目を覆う透明な膜(結膜)とまぶたの裏側が炎症を起こす状態です。これは子どもの眼疾患の中で最も頻繁に見られるものの一つです。48 主に3つのタイプがあります。

結膜炎の種類の比較
特徴 ウイルス性結膜炎(はやり目) 細菌性結膜炎 アレルギー性結膜炎
主な症状 ゴロゴロ感、充血、大量の涙 朝、目やにで目が開かない 激しいかゆみが最大の特徴
目やに・分泌物 透明でサラサラ、または白い糸状 黄色や緑色で、膿のようにドロっとしている 透明でサラサラ、涙が多い
感染力 非常に強い。目の分泌物との接触で感染。 中程度。直接的な接触で感染。 感染しない。
両眼への影響 通常、片目から始まり、数日後にもう片方にうつる。 両目に影響することが多い。 通常、両目に同時に発症する。
登園・登校 出席停止。学校保健安全法で定められた感染症であり、医師が感染の恐れがないと認めるまで休む必要がある。31 医師の指示に従う。通常、抗菌薬点眼開始後に登園・登校可能。 通常通り登園・登校可能。
主な治療法 対症療法(冷やす、抗炎症点眼薬)。ウイルスに効く特効薬はなく、体の免疫で治す。20 抗菌薬の点眼。多くは自然治癒するが、抗菌薬で治癒期間を短縮できる。20 アレルゲンの回避、抗ヒスタミン薬やケミカルメディエータ遊離抑制薬の点眼。20

特記事項:

  • ウイルス性結膜炎(アデノウイルス): 感染拡大を防ぐため、石鹸やアルコール消毒液による頻繁な手洗い、タオルの共用禁止、使用済みティッシュはビニール袋に入れて捨てるなど、厳格な感染対策が必要です。20
  • アレルギー性結膜炎: 日本では非常に一般的で、人口の最大48.7%が罹患しているとの報告もあり、その多くは花粉(特にスギ)やハウスダストが原因です。50 子どもにおける重症・慢性化したケースは「春季カタル」と呼ばれ、専門医による厳重な管理が必要です。20

2.2.5. より重篤な疾患

頻度は低いものの、子どもの眼疾患の中には、視力、さらには生命を脅かす可能性のある深刻なものが存在します。これらの病気のサインを早期に認識することが極めて重要です。

先天白内障 (Congenital Cataract – 先天白内障)

症状: 主なサインは、瞳孔(黒目の中央)が白く濁って見える「白色瞳孔」で、肉眼やフラッシュ撮影した写真で気づかれることがあります。24 その他、眼球が揺れる(眼振)や斜視が見られることもあります。
重要性: 濁った水晶体が光の網膜への到達を妨げ、非常に重篤な形態覚遮断弱視を引き起こします。迅速な手術が行われなければ、視力は永久に損なわれます。
診断と治療: 診断は眼科での診察によって行われます。唯一の治療法は、濁った水晶体を除去する手術です。手術のタイミングが視力予後を決定づけ、片眼性の場合は生後6週以内、両眼性の場合は生後10~12週以内が理想的とされています。54 手術後、子どもは特殊な眼鏡やコンタクトレンズの装用、そして弱視治療の訓練が必要となります。54 国立成育医療研究センターは、この疾患の治療における日本の主要な施設の一つです。56

網膜芽細胞腫 (Retinoblastoma – 網膜芽細胞腫)

症状: 最も一般的なサインは、やはり「白色瞳孔(leukocoria)」です。30 斜視が初発症状であることもあります。これは小児の眼内に発生する最も一般的な悪性腫瘍で、出生約16,000人に1人の割合で発生します。58
診断と治療: 診断は、全身麻酔下での眼底検査、超音波、MRIなどの画像診断に基づいて行われます。58 治療は、国立がん研究センターなどのがん専門施設で行われます。治療目標の優先順位は、(1)生命の救済、(2)眼球の温存、(3)視力の温存、です。
腫瘍が眼内に留まっている場合、全身化学療法、日本で開発が進んだ眼動脈への選択的化学療法、レーザー治療、凍結療法など、眼球を温存する治療が優先されます。11 腫瘍が大きい、または眼外への進展リスクが高い場合は、生命を救うために眼球摘出術が必要になることもあります。11 この病気は遺伝的要因が関与することがあり(特に両眼性の場合)、RB1遺伝子の検査と遺伝カウンセリングが非常に重要です。59

先天緑内障 (Congenital Glaucoma – 先天緑内障)

症状: 保護者は「古典的三徴」として知られる、極端な光過敏(羞明)、過剰な涙(流涙)、まぶたのけいれん(眼瞼痙攣)に気づくことがあります。また、子どもの目が異常に大きく見えたり(牛眼)、角膜(黒目)が濁って青灰色に見えたりすることもあります。24
原因と治療: 眼内の房水の排出路の先天的な異常により、眼圧が上昇することが原因です。高い眼圧が視神経を損傷し、子どもの柔らかい眼球を膨張させます。診断は、全身麻酔下で眼圧測定や隅角検査などを行って確定します。治療は主に、新たな房水の排出路を作る手術であり、眼圧を下げることを目的とします。8 不可逆的な視神経の損傷を防ぐため、早期の治療が不可欠です。治療指針は日本緑内障学会によって策定されています。64

心因性視力障害 (Psychogenic Visual Disturbance – 心因性視力障害)

特徴: これは、目や視神経経路に何ら器質的な異常がないにもかかわらず、視力低下やその他の視覚異常が生じる状態です。原因は心理的なストレスと考えられています。66 8歳から12歳くらいの、「素直で良い子」と評される感情を抑圧しがちな女児に最も多く見られます。68
症状:

  • 視力検査の結果に一貫性がなく、測定のたびに変動する。
  • 正しい度数の眼鏡をかけても視力が改善しない。
  • 視野検査で求心性狭窄(トンネル状に見える)やらせん状の視野が見られることがある。66
  • 本人が積極的に不調を訴えることは少なく、学校健診などで発見されることが多い。

診断と治療: 診断は、全ての器質的な原因を完全に除外することによって下されます。最も重要なのは、これが仮病ではない(仮病ではない)と親子ともに説明することです。子ども自身は、本気で見えないと信じています。69 治療は、原因となっているストレスを軽減することに焦点を当てます。家族、学校、医師が連携し、共感的に接し、安心させることが鍵となります。ほとんどの子どもは、心理的な環境が改善されれば1年以内に視力が回復します。強制したり、非難したりすることは、状況を悪化させるだけです。66

第三章:特別なトピックとよくある質問(FAQ)

Q: 私の子どもは発達障害があり、眼科検査に協力できません。どうすればよいですか?

A: 発達障害のあるお子様の眼科検査は確かに難しい場合がありますが、定型発達のお子様よりも視覚的な問題を抱えている割合が高いため、検査はより一層重要です。2 日本の眼科医や視能訓練士は、特別な配慮が必要なお子様に対応するための経験と技術を持っています。45 また、スポットビジョンスクリーナーのような新世代の自動スクリーニング機器は、お子様の協力が少なくても弱視の危険因子を迅速に検査できます。33 事前にクリニックに連絡し、お子様の状況を伝えておくことで、よりスムーズな検査の準備をしてもらうことができます。

Q: 「仮性近視」とは何ですか?治りますか?

A: 「仮性近視」、より正確には「調節緊張症」とは、近くの物を見続けることで、ピント調節を担う毛様体筋という筋肉が一時的にけいれんし、凝り固まった状態を指します。これにより一時的に近視の状態になりますが、これは眼球の長さ(眼軸長)が伸びてしまった本物の近視とは異なります。32 この状態は、毛様体筋の緊張を和らげる調節麻痺薬の点眼で改善することがあります。しかし、それでも改善しない場合は、本当の近視が始まっているサインかもしれず、眼鏡が必要になる可能性があります。32

Q: ブルーライトカット眼鏡は子どもに効果がありますか?

A: これは非常によくある質問です。現時点では、ブルーライトカット眼鏡が眼疾患を予防するという質の高い科学的根拠はありません。米国眼科学会(AAO)を含む主要な眼科学会は、その目的での日常的な使用を推奨していません。デジタル画面から発せられるブルーライトが網膜に害を及ぼすという証拠もありません。ただし、一部の人が眼精疲労の軽減を感じることはあるかもしれません。デジタル機器使用時に子どもの目を守るためにより重要なのは、「20-20-20ルール」(20分ごとに、20フィート(約6メートル)先を20秒間見る)を実践し、屋外での活動を奨励することです。

Q: 子どもに合った眼鏡を選ぶにはどうすればよいですか?

A: 子ども用の眼鏡選びには特別な配慮が必要です。日本眼科医会は「小児の眼鏡処方に関する手引き」を発行しています。6 主な注意点は以下の通りです:

  • 医師の処方箋: 必ず、調節麻痺薬の点眼を含む精密な検査の後に眼科医が発行した処方箋に基づいて眼鏡を作成してください。スクリーニング検査の結果だけで眼鏡を作るのは避けるべきです。
  • フレーム: 丈夫で軽く、顔にぴったり合った安全なフレームを選びます。フレームが鼻からずり落ちず、レンズの中心が瞳孔の中心と一致していることが重要です。
  • レンズ: 安全性を最優先し、ポリカーボネートやトライベックスのような耐衝撃性の高い素材を選ぶべきです。
  • 定期検査: 子どもの視力や度数は成長とともに変化します。医師の指示に従って定期的に再検査を受け、必要に応じて眼鏡を調整することが不可欠です。6

結論

子どもの視力は、幼少期の「黄金の窓」とも言える限られた期間に形成され、完成する、かけがえのない贈り物です。この時期のいかなる妨げも、生涯にわたる影響を残す可能性があります。保護者の皆様は、日々の生活における最も重要な観察者であり、異常のサインを最初に発見できる第一の防衛線です。

しかし、保護者の観察だけでは、専門的な評価に代わることはできません。日本における3歳児健診をはじめとする定期的なスクリーニングプログラムは、治療可能な眼疾患を早期に発見するための絶対に見逃せない機会です。

もし、お子様の目についてほんの少しでも気になることがあれば、決してためらわないでください。眼科医、理想的には小児眼科を専門とする医師に相談してください。早期発見と時機を逸しない介入こそが、お子様の輝かしい未来をその目に映し出すための鍵となるのです。

専門家を探すには、以下の学会のウェブサイトが参考になります:

  • 日本小児眼科学会24
  • 日本弱視斜視学会24
免責事項この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスを構成するものではありません。健康上の懸念がある場合、またはご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

  1. クリニックや病院のSEO対策!取り組む際のポイントや注意点を紹介 – ランクエスト, [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://rank-quest.jp/column/column/clinic-seo/
  2. Guidelines for Children’s Vision Health – Prevent Blindness, [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://preventblindness.org/guidelines-for-childrens-vision-health/
  3. Vision Screening for Infants and Children – 2022 – American Academy of Ophthalmology, [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.aao.org/education/clinical-statement/vision-screening-infants-children-2022
  4. Pediatric Eye Evaluations PPP 2022 – American Academy of Ophthalmology, [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.aao.org/education/preferred-practice-pattern/pediatric-eye-evaluations-ppp-2022
  5. 3歳児健診における視覚検査マニュアル ~屈折検査の導入に向けて~. 日本眼科医会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.gankaikai.or.jp/school-health/2021_sansaijimanual.pdf
  6. 日本眼科学会:小児の眼鏡処方に関する手引き. 日本眼科学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.nichigan.or.jp/member/journal/guideline/detail.html?itemid=762&dispmid=909
  7. 小児の眼鏡処方に関する手引き – 日本眼科学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/resources/member/guideline/PrescribingGlasses.pdf
  8. 緑内障診療ガイドライン(第 5 版) – 日本眼科学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/resources/member/guideline/glaucoma5th.pdf
  9. 児童生徒の近視実態調査 調査結果報告書 – 文部科学省. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.mext.go.jp/content/20240730-mxt_kenshoku-000031776_01.pdf
  10. 令和3年度児童生徒の近視実態調査の結果 | ひきち眼科 | 北海道札幌駅徒歩3分. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.hikichi-eye.jp/blog/1906
  11. 網膜芽細胞腫〈小児〉 治療:[国立がん研究センター がん情報サービス 一般の方へ]. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://ganjoho.jp/public/cancer/retinoblastoma/treatment.html
  12. 網膜芽細胞腫〈小児〉:[国立がん研究センター がん情報サービス …]. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://ganjoho.jp/public/cancer/retinoblastoma/index.html
  13. 健診マニュアル・医療ガイドライン 資料集 – 公益社団法人 日本小児科医会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.jpa-web.org/pediatric-related_information/pediatric-related_information_2018/manuals_and_guidelines.html
  14. 3歳児健診における視覚検査マニュアルについて(日本眼科医会) – 日本小児科学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.jpeds.or.jp/modules/news2/index.php?content_id=620
  15. 子どもの眼の病気 – 自明堂眼科. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://jimeido.jp/medical/children/
  16. 小児の眼疾患|医療法人 藤田眼科. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://fujitaec.or.jp/ophthalmology/child/
  17. 2024年版!病院・クリニックのホームページ集客とは?SEOのポイント・成功事例・差別化の方法解説. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://seotimes.jp/hospital-clinic-seo-differentiation/
  18. 「痛み」の検索ニーズを調査。年齢によって異なる痛み、AI搭載の症状検索エンジンが人気. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://manamina.valuesccg.com/articles/3337
  19. ロート製薬「こどもの目の白書2024」公開。小学生の3人に1人が裸眼視力1.0未満 | ニュース. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.rohto.co.jp/news/release/2024/0603_01/
  20. 結膜炎 – 日本小児眼科学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: http://www.japo-web.jp/info_ippan_page.php?id=page04
  21. 今日から使えるSEOキーワード選定の手法を解説!便利な無料ツールもご紹介 – BlueMonkey. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://bluemonkey.jp/media/column/seo_keywords
  22. 子どもの目の病気について|三重県鈴鹿市で緑内障検診・斜視・弱視の相談と治療. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.doiganka.jp/kids_eye/
  23. よく観察して見つけよう!子どもの目の不調サイン | HELiCO(ヘリコ) – あしたがちょっと健康に. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://helico.life/monthly/240910eyetrouble-child/
  24. 子どもの目に関して気にかけておくポイント | HOYA ビジョンケアカンパニー. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.vc.hoya.co.jp/column/eye_09/
  25. 子どもの目の動きがおかしい・目線が合わない場合に考えられる病気 – ひだまりこども診療所. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.hidamari-child.com/line_of_sight/
  26. 子供のこどもの眼(視力)の発達につい – みるみるネット. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://mirumirunet.com/kids-eyes/
  27. 大分駅直結JRおおいたシティ内の眼科 平井眼科|小児の弱視・斜視と視覚認知検査. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://oitahiraiganka.jp/syashi-zyakushi.html
  28. Screening, Diagnosis, and Treatment of Pediatric Ocular Diseases – PMC – PubMed Central. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9777216/
  29. [Amblyopia-Basic principles and current diagnostic and therapeutic standards] – PubMed. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30888470/
  30. 京都市:お子様の目にこんな症状はありませんか?~網膜芽細胞腫の早期発見のために~. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.city.kyoto.lg.jp/hagukumi/page/0000243399.html
  31. 子どもの目の病気|こじま眼科 戸塚 横浜市泉区|ドライアイ. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: http://www.kojimaganka.jp/pediatric.html
  32. 子供の視力が悪いといわれたら – 古川中央眼科. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.eye-care.or.jp/sittoku/%E5%AD%90%E4%BE%9B%E3%81%AE%E8%A6%96%E5%8A%9B%E3%81%8C%E6%82%AA%E3%81%84%E3%81%A8%E3%81%84%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%82%89/
  33. 視覚異常の早期発見と眼科健診 | 視覚聴覚二重障害(盲ろう)の原因となる難病の診療マニュアル. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://dbmedj.org/manual/chapter/ch3-2/index.html
  34. Vision Screening Guidelines by Age – National Center. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://nationalcenter.preventblindness.org/vision-screening-guidelines-by-age/
  35. 園医のための眼科健診マニュアル. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.gankaikai.or.jp/school-health/20191015_eni_manual.pdf
  36. 子どもの目に関する心配 |ボシュロム・ジャパン. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.bausch.co.jp/vision-and-age/child-eyes/child-eye-concerns/
  37. 子どもの視力低下が深刻化! 小学生3割、中学生6割、高校生7割が視力1.0未満に 令和6年度学校保健統計 – スポーツ栄養 Web. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://sndj-web.jp/news/003242.php
  38. 中学生の6割、高校生の7割が視力1.0未満、むし歯は減少傾向 令和5年度学校保健統計調査. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://sndj-web.jp/news/003084.php
  39. Interventions to slow the progression of short-sightedness in … – Cochrane. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.cochrane.org/evidence/CD014758_interwencje-w-celu-spowolnienia-postepu-krotkowzrocznosci-u-dzieci
  40. Interventions for myopia control in children: a living systematic review and network meta-analysis | Request PDF – ResearchGate. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.researchgate.net/publication/388958816_Interventions_for_myopia_control_in_children_a_living_systematic_review_and_network_meta-analysis
  41. 小児の視力低下|近視|みやた眼科|広島市西区眼科クリニック. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.miyata-ganka.com/child
  42. Interventions for myopia control in children: a living systematic review and network meta-analysis – PubMed. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39945354/
  43. Amblyopia Preferred Practice Pattern – PMC – PubMed Central. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10701408/
  44. Clinical Practice Guidelines for the Detection and Treatment of Amblyopia: A Systematic Literature Review – PubMed. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35157567/
  45. 小児眼科(弱視、近視、斜視、先天色覚異常)|さいたま市浦和区の北浦和眼科. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.urawa-eyeclinic.com/shouni/
  46. 最新 弱視・斜視診療エキスパートガイド【電子版】 – 医書.jp. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://store.isho.jp/search/detail/productId/2406596070
  47. American Association for Pediatric Ophthalmology and Strabismus: AAPOS Home. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.aapos.org/
  48. Conjunctivitis in kids – Don’t Forget the Bubbles. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://dontforgetthebubbles.com/conjunctivitis/
  49. Pediatric Conjunctivitis: A Review of Clinical Manifestations, Diagnosis, and Management. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC10217501/
  50. 花粉症環境保健 マニュアル 2022 – 環境省. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/2022_full.pdf
  51. 点眼薬はかゆみがあるときでなく決まったタイミングで差すのがポイント – 第一三共ヘルスケア. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/selfcare/ketsumakuen-02/
  52. 第2章 疫 学 – 日本眼科学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/resources/member/guideline/allergy-2_02.pdf
  53. Allergic conjunctivitis: a comprehensive review of the literature – PMC – PubMed Central. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC3640929/
  54. 先天白内障 – 日本小児眼科学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: http://www.japo-web.jp/info_ippan_page.php?id=page09
  55. 乳幼児健康診査身体診察マニュアル – 国立成育医療研究センター. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.ncchd.go.jp/center/activity/kokoro_jigyo/manual.pdf
  56. 先天白内障 – 国立成育医療研究センター. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.ncchd.go.jp/hospital/sickness/children/029.html
  57. 先天白内障の原因究明と診断基準の創生 – 厚生労働科学研究成果データベース. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/20234
  58. 網膜芽細胞腫 疫学・診断・治療 鈴木茂伸 ~主に医療者向け~ 【国立がん研究センター希少がんセンター】 – YouTube. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.youtube.com/watch?v=Jk_3gs1Xfwk
  59. 患者さん向け]網膜芽細胞腫の治療(PDQ®) – がん情報サイト. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://cancerinfo.tri-kobe.org/summary/detail_view?pdqID=CDR0000258033&lang=ja
  60. 診療について | 国立がん研究センター 中央病院. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/clinic/ophthalmology/020/index.html
  61. 遺伝子診断(国立がん研究センター中央病院の場合) – 「すくすく」 網膜芽細胞腫の家族の会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://sukusuku20.jimdofree.com/%E7%B6%B2%E8%86%9C%E8%8A%BD%E7%B4%B0%E8%83%9E%E8%85%AB%E9%96%A2%E9%80%A3%E8%B3%87%E6%96%99-1/%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E8%A8%BA%E6%96%AD/
  62. 前眼部形成異常の診療ガイドライン – 日本眼科学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.nichigan.or.jp/Portals/0/resources/member/guideline/anterior_segment_dysgenesis_guideline.pdf
  63. よくわかる緑内障―診断と治療― | 目についての健康情報. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.gankaikai.or.jp/health/49/index.html
  64. 緑内障診療ガイドライン(第5版) – 日本眼科学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.nichigan.or.jp/member/journal/guideline/detail.html?itemid=477&dispmid=909
  65. 緑内障診療ガイドライン(第5版). [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00704/
  66. 子どもの目の心身症 -心因性視力障害- | 目についての健康情報 | 公益…. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.gankaikai.or.jp/health/32/
  67. 心因性視覚障害 – 日本小児眼科学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: http://www.japo-web.jp/info_ippan_page.php?id=page34
  68. 子どもの目の心身症 -心因性視力障害- | 目についての健康情報 | 公益社団法人 日本眼科医会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.gankaikai.or.jp/health/32/index.html
  69. 心因性視覚障害 – 日本弱視斜視学会. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.jasa-web.jp/general/medical-list/visualdefect
  70. [05]その他(2)「心因性視力障害」|第4回「子どもの眼の健康」|養護教諭のお仕事. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.gakkohoken.jp/special/archives/104
  71. 96.心因性視覚障害 – 池袋サンシャイン通り眼科診療所. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://www.ikec.jp/mailmag/mailmag-1228/
  72. 裸眼視力1.0未満の割合増加…文科省2024年度調査 – リセマム. [accessed 2025 Jun 24]. Available from: https://resemom.jp/article/2025/02/13/80758.html
この記事はお役に立ちましたか?
はいいいえ