平均心拍数とは?心拍数の計測方法と関連する健康問題
心血管疾患

平均心拍数とは?心拍数の計測方法と関連する健康問題

はじめに

心拍数は、私たちの健康状態を示すうえで非常に重要な指標の一つです。心臓が1分間にどれだけ鼓動しているかを示す心拍数は、年齢や健康状態、身体活動、ストレスの有無などによって大きく変化します。普段の何気ない生活の中でも、運動中やリラックス時、あるいは精神的に緊張した際に心拍数が上がったり下がったりすることを経験するかもしれません。こうした心拍数の変動には、心臓や血管を含む循環器系のコンディションや自律神経のバランスなどが深く関係しています。

免責事項

当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。

心拍数が極端に高すぎたり低すぎたりする場合、身体に潜む健康上の問題が疑われることもあり、特に循環器系の疾患や代謝にかかわる病気などが関係している場合もあります。本記事では、安静時心拍数の目安となる平均値を中心に、心拍数の測定方法、心拍数に影響を与える要因、そして心拍数の異常が示す可能性のある健康問題について詳しく解説します。

この記事を読むことで、自分自身や家族の心拍数を把握し、健康管理に役立てる一助となれば幸いです。ただし、ここで紹介する情報はあくまでも一般的な参考資料に基づくものであり、個人差や特異的な病状によって異なる場合があります。専門的な診断や治療を必要とする場合は、必ず医師や専門家に相談してください。

専門家への相談

本記事では、心拍数に関する医学的・生理学的な情報をまとめていますが、より正確で個々の状態に即したアドバイスが必要な場合は、循環器内科医やかかりつけ医、保健師などの医療従事者に相談することが望ましいです。特に、既往症(高血圧・心臓病・糖尿病など)がある方や妊娠中の方、あるいは日常的に運動を行っているアスリートの方は、専門家による定期的な検査やアドバイスを受けることで、より安全かつ効果的な健康維持・増進が期待できます。

また、本記事の内容は以下のような専門機関や医療関連団体が公表している情報、および多数の医学誌や専門家の知見を参考にまとめています。具体的な推奨が必要な場合は、各機関のホームページ、学会発表、ガイドラインなどを直接参照したり、専門家の意見を仰いだりするとよいでしょう。

心拍数の平均値とは?

心拍数の平均値とは、安静にしている状態で1分間に心臓が拍動する回数の目安を指します。成人では、安静時心拍数が60~100拍/分の範囲内であれば「正常」だと判断されることが多いです。心拍数がこの範囲より高ければ頻脈(ひんみゃく)、低ければ徐脈(じょみゃく)と呼ばれ、原因によっては健康上のリスクを示唆する場合もあります。

心拍数は自律神経(交感神経と副交感神経)によって調節され、私たちが活動するときは交感神経が優位になって心拍が上がり、休息をとるときやリラックスしているときには副交感神経が優位になって心拍が下がります。したがって、日常生活のさまざまなシーンで心拍数が上下すること自体は自然な反応と言えます。しかし、何らかの病的要因で心拍数が慢性的に高くなったり低くなったりしている場合は、早めに原因を突き止め、適切な対処を行うことが大切です。

年齢による心拍数の変動

心拍数は年齢や身体の発達段階、健康状態などによって違いが見られます。以下に示すのは一般的に言われる年齢層ごとの標準的な心拍数です。個人差があるので、あくまでも目安として考えてください。

  • 生後4週間未満の新生児: 100 – 205拍/分
  • 4週間から1歳未満の赤ちゃん: 100 – 180拍/分
  • 1歳から3歳の幼児: 98 – 140拍/分
  • 3歳から5歳の子供: 80 – 120拍/分
  • 5歳から12歳の子供: 75 – 118拍/分
  • 13歳から18歳の青少年: 60 – 100拍/分
  • 18歳以上の成人: 60 – 100拍/分

小児期は成長期にあり、呼吸数や代謝も高いため、安静時の心拍数が成人よりも高めになりやすい傾向があります。成長するにつれて心臓の大きさや循環機能も変化し、成人に近づくほど心拍数は落ち着いていきます。

一方、高齢者では加齢による心機能の低下や血管の硬化などの影響により、心拍数の調整機能が若い頃より弱まることがあります。自律神経の反応が遅れやすいことに加え、基礎疾患(高血圧や心疾患など)を持っている場合も多いので、日常的に心拍数をモニタリングすることが重要となります。

心拍数に影響を与える要因

心拍数は常に一定ではなく、分単位、時には秒単位で変動します。ここでは、心拍数の変動に関わる代表的な要因を挙げます。

  • 年齢
    前述の通り、小児期には心拍数が高く、高齢になると自律神経の働きや循環機能の変化で調整力が低下することがあります。
  • 運動量
    運動している最中は交感神経が活発になり、より多くの血液を全身に送るために心拍数が上昇します。長期的に適度な運動習慣を続けると、心肺機能が高まり、安静時の心拍数が低下する(いわゆる“スポーツ心臓”)ことが多く報告されています。
  • 喫煙
    たばこに含まれるニコチンや一酸化炭素は血管を収縮させたり、血液中の酸素運搬能力を低下させたりするため、心臓への負担が増大します。そのため心拍数が上昇する傾向があります。
  • 慢性疾患(基礎疾患)
    心疾患、高血圧、糖尿病、コレステロール異常などの持病があると、体内の代謝バランスや血管機能が変化しやすく、心拍数にも影響が及びます。
  • 環境温度
    気温や湿度が高いと熱を逃がすために血管が拡張しやすくなり、心拍数が上がることがあります。脱水状態になればさらに拍動数が上昇し、熱中症などのリスクが増すため注意が必要です。
  • 姿勢
    寝ている状態から急に立ち上がると、一時的に血圧が下がることがあり、それを補正するために心拍数が上がります。逆に、横になると心臓への重力負荷が減り、心拍数がやや下がることもあります。
  • 感情(ストレス・不安・恐怖・興奮)
    強い不安や怒り、恐怖、楽しみなどの感情は自律神経を大きく揺さぶり、心拍数を急激に変化させます。特にストレスホルモン(アドレナリンやコルチゾールなど)が分泌されると、心拍数が持続的に高い状態になる可能性があります。
  • 体重(肥満や過体重)
    肥満の場合、血液を送る先が増え、かつ血圧や血糖などの代謝にも影響を及ぼすため、心臓の負担が増します。その結果、安静時心拍数が上昇する場合があります。
  • 薬物
    β遮断薬や一部の抗うつ薬、甲状腺ホルモン製剤など、心拍数に直接または間接的に影響を与える薬剤があります。副作用や相互作用により心拍が上下しやすいことがあるため、医師の指示に従って使用することが大切です。

これらの要因が複合的に作用するため、心拍数は個人ごとに大きく異なる可能性があります。自分の安静時心拍数や最大心拍数の傾向を理解しておくことは、健康管理において有益です。

心拍数の測り方

自宅でも簡単に心拍数を測定することが可能です。心拍数を正しく測るには、以下の手順とポイントを参考にすると良いでしょう。

  • 測定前の準備
    安静時心拍数を知りたい場合は、起床直後、あるいは5~10分ほど安静に座った後など、体が落ち着いたタイミングで測定することが重要です。運動直後や入浴後は心拍数が上がっている可能性が高いので、そのまま計測すると正確な安静時心拍数にならないことがあります。
  • 脈を測る部位を探す
    手首(橈骨動脈)や首(頸動脈)、肘の内側(上腕動脈)など、脈拍を触知しやすい部分で測定します。一般的には手首の橈骨動脈を使うのが最も簡便です。医師など専門家は胸部、こめかみ、足の付け根など複数の部位で脈を確認することもあります。
  • 測定方法
    指(人差し指と中指)で軽く脈に触れ、10秒間に数えた拍動回数を6倍したり、15秒間に数えた拍動回数を4倍したり、30秒間数えた拍動回数を2倍することで1分間の心拍数を算出できます。もっとも安定した値を得たい場合は、60秒間連続して数える方法が理想的です。
  • 注意点
    脈を測るとき、強く押しすぎると血流が阻害され、正確に数えられなくなる場合があります。また、手首を測る際に親指を使うと、親指自体の拍動を感じやすいため、正確さに欠けることがあります。できるだけ人差し指と中指、または中指と薬指で数えるようにしましょう。

定期的に心拍数をモニタリングすることで、自分の通常の安静時心拍数を把握できるようになります。変化が生じたときに早めに異常に気づくことができるため、健康管理にとって大きなメリットとなります。

心拍数と関連する健康問題

心拍数が健康状態を映し出す指標であるとすれば、どのような症状や病気と関係している可能性があるのでしょうか。以下では、心拍数が高すぎる場合(頻脈)と低すぎる場合(徐脈)に分けて、その代表的な原因や注意点を見ていきます。

心拍数が高い場合(頻脈)

安静時心拍数が100拍/分以上の場合を一般的に頻脈と呼びます。代表的な原因には以下のようなものがあります。

  • 感染症や発熱
    体温が上昇すると、体は熱を放散するために血流を増やそうとします。その結果、心臓の拍動が早くなります。特に発熱を伴うインフルエンザや細菌感染症では心拍数が上がることがしばしば見られます。
  • 甲状腺機能亢進症
    甲状腺ホルモンが過剰に分泌される状態で、新陳代謝が亢進し、心拍数が慢性的に高い状態が続きます。
  • 貧血
    血液中のヘモグロビンや赤血球が少ないと、酸素を運ぶ能力が低下します。体は不足した酸素を補うために心臓の拍動を増やし、末梢まで血液を送り届けようとします。
  • ストレスや精神的緊張
    強いストレスや不安、緊張状態が続くと、交感神経が持続的に優位になり、心拍数が上昇します。
  • 心疾患
    心不全や不整脈、虚血性心疾患など、心そのものの機能が低下している場合や血流障害が起きている場合、心拍数を上げることで全身に血液を送ろうとする反応が起こります。

もし安静時にもかかわらず心拍数が高い状態が続き、動悸やめまい、息切れ、疲労感などが強く感じられる場合は、早期に医師に相談しましょう。特に甲状腺ホルモンや貧血、心臓の病気などの検査を行うことで、早期に原因を把握できる可能性があります。

心拍数が低い場合(徐脈)

安静時心拍数が60拍/分未満の場合を徐脈と呼びます。アスリートのように鍛えられた心臓をもつ人では安静時心拍数が50拍/分以下になることもあり、これは必ずしも不健康というわけではありません。一方、一般的にあまり運動習慣のない人が極端に心拍数が低く、めまいや倦怠感、頭痛などの症状がある場合は、以下のような原因が考えられます。

  • 洞機能不全症候群
    心臓の拍動をリズムよく伝える役割を担う洞結節の機能が低下すると、心拍数が十分に上がらなくなります。加齢とともに起こりやすい場合もあります。
  • 房室ブロックなどの不整脈
    心房と心室の間で電気刺激が正常に伝わらない場合、心拍数が低下することがあります。重度の場合はペースメーカーの装着などが検討される場合があります。
  • 甲状腺機能低下症
    甲状腺ホルモンが不足すると、新陳代謝が低下し、心拍数も低めになります。
  • 薬剤の副作用
    β遮断薬、カルシウム拮抗薬、一部の抗不整脈薬、睡眠導入薬などは心拍数を低下させる作用を持つことがあります。

アスリートを除いて、日常生活に支障をきたすほど心拍数が低い場合は、早めに医療機関で診察を受けることをおすすめします。特に息切れやめまい、意識が遠のくような感覚がある場合には早急な対応が必要です。

心拍数の変化と日常生活の質

心拍数は、日々の活動や運動、ストレス、食事、睡眠などと深く関わっています。近年、ウェアラブルデバイスの普及により、日常生活の中で常時心拍数をモニタリングすることが容易になりました。こうしたモニタリングデータを活用すると、自分の健康状態を細かく把握し、生活習慣を見直すきっかけにすることができます。

たとえば、ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を日常的に取り入れた際に、徐々に安静時心拍数が下がっていけば、心肺機能が向上している可能性が高いと言えます。一方、慢性的なストレスや睡眠不足が続くと、安静時心拍数が高めで推移することがあります。この場合はストレス対策や生活リズムの改善を検討することで、心拍数を安定させ、疲れにくい身体づくりにつなげることができます。

さらに、安静時の心拍変動だけでなく、運動時の最大心拍数や心拍回復力(運動後、どの程度の速さで心拍数が落ち着くか)を追跡することも、心肺機能評価やトレーニングの目標設定に役立ちます。総合的に心拍数データを活用し、運動の強度や頻度、ストレスマネジメントなどを見直していくことで、健康的な生活を送るうえでの指標になるでしょう。

研究によるエビデンス:心拍数管理の重要性

ここ数年で、安静時心拍数や心拍変動の管理が健康リスクを低減する可能性があることを示す研究が数多く発表されています。特に以下のような報告は、心拍数管理の重要性を科学的に裏付けるうえで参考になります。

  • 最大心拍数と心血管リスクに関する研究(2021, European Heart Journal, doi:10.1093/eurheartj/ehab484)
    2021年にEuropean Heart Journalで公表されたガイドライン解説の一部では、定期的に運動を実施して最大心拍数の管理を行うことにより、高血圧や心血管イベントのリスクが減少する可能性があるとまとめられています。これは成人から高齢者まで広く当てはまる知見であり、個々の体力や基礎疾患を考慮しつつ適切な運動負荷を設定することが推奨されています。
  • 安静時心拍数と寿命の相関に関する研究(2020, Circulation, doi:10.1161/CIR.0000000000000757)
    2020年にCirculation誌でアメリカ心臓協会(AHA)が発表した統計レポートによれば、安静時心拍数が高めの人ほど、将来的に心血管疾患を発症するリスクが高まるというデータが示されています。大規模コホート研究(数万人規模)からの解析結果で、喫煙や肥満、基礎疾患の有無など多角的に調整しても、安静時心拍数は独立したリスク因子として注目されています。
  • 心拍変動(HRV)とストレスマネジメント(2021, Journal of the American College of Cardiology, doi:10.1016/j.jacc.2020.12.045)
    心拍変動(Heart Rate Variability、HRV)は心拍と心拍の間隔の揺らぎを指し、自律神経のバランスを表す一つの指標とされています。2021年にJournal of the American College of Cardiologyで公表されたレビュー論文によれば、HRVが低い状態はストレスや自律神経の乱れによる心血管リスク上昇と関連する可能性があることが示唆されています。

これらの研究は、日常的に心拍数を意識し、安静時心拍数や運動時の心拍数、さらには心拍変動などのパラメータを把握・管理することの意義を裏付けています。ただし、それぞれの研究は対象となる人種や年齢層、生活習慣の違いなどを考慮する必要があります。日本国内の生活環境や食文化では、塩分摂取量や魚介類の摂取、さらに季節による温度差などが影響する場合があるため、適切なデータ解釈と専門家のアドバイスが重要です。

結論と提言

心拍数は、私たちの心臓や全身の健康状態を測るうえで大変重要な指標です。安静時心拍数が正常値よりも大きく逸脱している場合、あるいは日常的に心拍数が高めあるいは低めで不調を感じる場合には、早めに医療機関で検査を受けることが望ましいでしょう。特に、基礎疾患を抱えている方や高齢者、妊婦などは、心拍数の変化が他の疾患や合併症のサインとして現れることがあります。

また、定期的に心拍数を記録し、その推移を把握することで、自分の健康状態に合った運動量や休養の取り方、ストレスマネジメント法を見直すことができます。近年はウェアラブルデバイスやスマートフォンのアプリケーションなど、心拍数を手軽に計測できるツールが増えているため、それらを活用して客観的なデータに基づいたヘルスケアを行うのも一つの方法です。

以下に、心拍数を健康管理に役立てるための提言をまとめます。

  • 定期的に安静時心拍数を測定する
    週に数回、起床直後や十分に安静をとった後に心拍数を測り、変化を記録しましょう。安静時心拍数が短期間で大幅に上昇・下降した場合は要注意です。
  • 適度な運動を取り入れる
    ウォーキングや軽いジョギング、水泳などの有酸素運動を無理のない範囲で継続すると、心肺機能が改善し安静時心拍数が下がる可能性があります。運動強度や頻度は、医師や専門家に相談するとより安全です。
  • ストレスマネジメントを実践する
    深呼吸や瞑想、趣味の時間確保など、ストレスを軽減する方法を意識的に取り入れると、自律神経のバランスが整いやすくなり、心拍数の安定につながります。
  • 喫煙・過度の飲酒は控える
    たばこや大量のアルコール摂取は心臓や血管に負担をかけ、心拍数を上げる要因になり得ます。禁煙や節酒を心がけることが、心血管リスクの低減につながります。
  • 医療機関での定期検査を受ける
    高血圧や糖尿病などの基礎疾患を持っている方は特に、定期的な血液検査や心電図検査、場合によってはホルター心電図などの精密検査を受けると、異常の早期発見・早期対応につながります。

最後に

心拍数は、自分の体がどのような状態にあるのかを示す一つの「サイン」です。健康診断などで血圧や血糖値を気にするように、心拍数に目を向けることも大切です。特に日本では、季節変化や食生活の特徴が欧米とは異なる部分もあり、血圧や循環動態に影響する要因が多様です。こうした背景の中、自分の心拍数が普段どのように推移しているかを把握しておくことは、病気の予防や早期発見に直結する可能性があります。

本記事は、日常生活の中で心拍数に関する基礎知識を身につけ、健康管理に活かすことを目的にまとめました。しかし、個々の症状や体質は異なり、ここで述べる情報がすべての人に当てはまるわけではありません。強い症状がある場合や、異常を感じたときは自己判断せず、必ず医療機関で適切な検査や診断を受けてください。

本記事の内容は参考情報であり、医療の専門的アドバイスを代替するものではありません。具体的な治療や健康管理の方針については、医師や専門家の指示を受けることをおすすめします。


参考文献

以上の情報を踏まえながら、心拍数をはじめとする循環器系の管理を日常生活で意識することは、健康リスクを下げるうえで非常に有益です。定期的に医師や専門家の指導を受けながら、自分の身体状況に合わせて運動や生活習慣を改善していくことをおすすめします。特に日本の気候や食生活の特徴を踏まえたうえで、適度な食事管理とストレスマネジメントを行うことで、より健康的な生活を送ることができるでしょう。心拍数というシンプルな指標を上手に活かし、自分や家族の健康を守るために活用していただければ幸いです。

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