思春期のうつ病:サインの認識から回復への完全ガイド
精神・心理疾患

思春期のうつ病:サインの認識から回復への完全ガイド

思春期という多感な時期に、理由のわからない気分の落ち込みやイライラ、何事にも楽しさを感じられなくなることは、本人にとってもご家族にとっても、非常につらく重い経験です。それは決して本人の弱さや甘えではなく、治療可能な医学的状態である「うつ病」のサインかもしれません。この記事は、うつ病の渦中にいるかもしれないと感じている10代のあなたと、大切なお子さんの変化に戸惑い、心配している保護者の方々の両方に、正確で信頼できる情報と、希望への道しるべを提供することを目的としています。JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会は、最新の研究データと専門家の知見に基づき、この複雑な問題への理解を深め、共に乗り越えるための一助となることを願っています。


この記事の科学的根拠

本稿で提示される医学的指導は、入力された研究報告書で明示的に引用された、最高品質の医学的証拠にのみ基づいています。以下に示すリストは、実際に参照された情報源とその医学的指導との直接的な関連性を示したものです。

  • 厚生労働省(MHLW)および警察庁のデータ:日本における若者の自殺率の上昇傾向や、うつ病が主要な危険因子であるとの記述は、これらの公的機関が発表した公式統計に基づいています915
  • 日本うつ病学会治療ガイドライン:特に24歳未満の患者に対する抗うつ薬処方時の「自殺関連行動」のリスク増加に関する警告や、治療法の選択に関する記述は、日本国内の標準的な臨床指針に基づいています1021
  • 国際的な臨床ガイドライン(例:AAP, AAFP):認知行動療法(CBT)や対人関係療法(IPT-A)を心理療法の第一選択肢とし、薬物療法との併用が中等症から重症の症例で最も効果的であるという指針は、国際的に認められたエビデンスに基づいています3537
  • 国内の臨床研究および専門家の見解:思春期のうつ病特有の症状(例:イライラ、身体的不調)や、親子のコミュニケーションにおける具体的な助言(例:「がんばれ」がなぜ有害か)は、日本の臨床現場での知見や研究成果を反映しています2729

要点まとめ

  • 思春期のうつ病は、単なる気分の落ち込みではなく、持続的な心、身体、行動の変化を伴う治療可能な医学的疾患です。イライラや身体の不調が前面に出ることが特徴です。
  • 10代の若者が助けを求めることをためらう背景には、「親に心配をかけたくない」という気持ちがあります。本人が話しやすい環境を作ることが重要です。
  • 保護者の方は、「がんばれ」といった励ましや、「気の持ちようだ」といった言葉を避け、子どもの気持ちに寄り添い、非難せずに耳を傾ける姿勢が回復を支えます。
  • 治療の基本は専門家による心理療法(カウンセリング)であり、薬物療法は慎重に検討されます。学校や公的機関など、相談できる窓口は多数存在します。
  • 早期に気づき、適切な支援につなげることが回復への鍵です。一人で、あるいは家族だけで抱え込まず、専門家の助けを借りることが不可欠です。

第1章:思春期のうつ病とは?そのサインに気づく

思春期は心身ともに大きく変化する時期であり、気分の浮き沈みは誰にでも起こります。しかし、「思春期のうつ病」はそれとは一線を画す、専門的な助けを必要とする状態です。ここでは、その本質と見過ごしてはならないサインについて、科学的根拠に基づき詳しく解説します。

1.1 一時的な気分の落ち込みとの違い:臨床的うつ病の定義

臨床的うつ病は、本人の性格や意志の弱さが原因ではありません。それは脳の機能的な不調によって引き起こされる医学的な病気です4。しばしば「心のガソリン切れ」と表現されるように、心のエネルギーが枯渇し、気分や思考、行動に持続的な影響が及ぶ状態を指します4。通常の気分の落ち込みとの最大の違いは、その持続時間生活への影響度です。例えば、米国精神医学会が作成した診断基準を基にした質問票(PHQ-9)などでは、「ほとんど毎日、2週間以上」症状が続くことが一つの目安とされています3。学業成績の低下、友人関係の変化、好きだったことへの興味の喪失など、日常生活に深刻な支障をきたす点が、単なる「ティーンエイジャーの悩み」とは異なります。

1.2 心・体・行動にあらわれる3側面の症状

うつ病の症状は多岐にわたり、精神面だけでなく、身体や行動にも現れます。これらのサインに気づくことが、早期対応への第一歩です。複数の研究報告132124に基づき、症状を以下の3つのカテゴリーに整理しました。

心の症状(精神・感情面の変化)

  • 持続的な気分の落ち込み・憂うつ感:理由なく悲しい気持ちや空虚感が続く。
  • 興味・喜びの喪失:以前は楽しめていた趣味や活動に全く興味がわかなくなる。
  • 自己価値の低下・罪悪感:「自分はダメな人間だ」「自分のせいだ」と過剰に自分を責める。
  • 集中力・思考力の低下:本を読んだり、テレビを見たりすることに集中できない。決断ができない。
  • 死についての考え:「消えてしまいたい」「死んだら楽になるだろう」といった考え(希死念慮)が浮かぶ。

体の症状(身体的な変化)

  • 全身の倦怠感・疲労感:十分休んでも「体がだるい」「疲れやすい」状態が続く。
  • 睡眠障害:なかなか寝付けない(入眠困難)、夜中や早朝に目が覚める(中途覚醒・早朝覚醒)、あるいは逆に眠りすぎる(過眠)。
  • 食欲の変化:食欲が全くなくなる、または過食になる。味がしないと感じることもある。
  • 原因不明の身体的な痛み:持続的な頭痛、腹痛、肩こりなど、検査をしても異常が見つからない痛み。
  • 鉛管様麻痺(えんかんようまひ):手足が鉛のように重く感じられ、動かすのが非常におっくうになる感覚。

行動の症状(目に見える変化)

  • 社会的引きこもり:友人との交流を避け、部屋に閉じこもりがちになる。
  • 不登校:学校へ行く気力がわかず、休みがちになる。学業成績が急に低下する。
  • イライラ・怒りっぽさの増大:些細なことで激しく怒ったり、家族にあたったりする。
  • 身だしなみへの無関心:入浴や着替えなど、身の回りのことがおろそかになる。
  • 自傷行為:リストカットなど、自分自身の体を傷つける行為。

1.3 大人とは違う、思春期特有の現れ方

この点は特に重要です。大人のうつ病では「悲しみ」や「気分の落ち込み」が主症状として現れることが多いのに対し、思春期では「イライラ」や「怒りっぽさ」、「反抗的な態度」が前面に出ることが少なくありません2。本人は自分のつらさをうまく言葉にできず、そのもどかしさが怒りとして表出されるのです。また、精神的なつらさを訴える代わりに、「頭が痛い」「お腹が痛い」といった身体的な不調を繰り返し訴えることも特徴です2。これらの「仮面うつ病」とも呼ばれる状態は、根底にあるうつ病を見逃す原因となりがちです。

1.4 非定型うつ病など、様々なタイプ

うつ病にはいくつかのタイプが存在します。特に若者に見られやすいのが「非定型うつ病」です24。その特徴は、良いことがあると一時的に気分が明るくなる「気分反応性」、過剰な睡眠(過眠)、過食や体重増加、そして他者からの拒絶に非常に敏感になる「拒絶過敏性」です24。また、メディアで使われる「新型うつ病」という言葉は、正式な医学的診断名ではなく、主に非定型うつ病の特徴を指す俗称であることを理解しておくことも、誤った情報に惑わされないために重要です24

表1:思春期のうつ病症状 包括的チェックリスト
症状の分類 具体的な症状 こんなことはありませんか?
心の症状 気分の落ち込み、持続的な悲しみ 最近、気分が沈んだり、重苦しく感じたりしますか?1
興味・喜びの喪失 以前は楽しかった音楽を聴いても、楽しいと感じますか?1
無価値感や過度の罪悪感 自分は役立たずで、失敗者だと感じますか?3
集中力・思考力の低下 新聞を読んだり、テレビを見たりするのに集中するのが難しいですか?3
死についての考えや自殺企図 いっそ死んでしまった方がましだと思ったことがありますか?3
体の症状 疲労感、気力の減退 体がだるく、疲れやすいですか?1
睡眠障害(不眠または過眠) 寝付けなかったり、朝早く目が覚めたりしますか?1
食欲の著しい変化(減少または増加) 食事がおいしくない、味がしないと感じますか?21
原因不明の痛み(頭痛、肩こり、腹痛など) 慢性的な頭痛がありますか?肩や首が凝っていませんか?1
鉛のような重さ(鉛管様麻痺) 体が鉛のように重く感じられますか?24
行動の変化 イライラし、怒りっぽい 怒りっぽくなり、教室でかんしゃくを起こすことがありますか?2
社会的引きこもり、友人と会いたがらない 同僚や友人とのコミュニケーションを避けていますか?3
不登校、成績の低下 学校に行きたくない、無断欠席をしますか?3
身だしなみや衛生面への無頓着 部屋の片付けや入浴に関心がなくなりましたか?2
無謀な行動の増加、事故に遭いやすい 事故や怪我をしやすくなりましたか?1

第2章:10代の君へ:自分の気持ちと向き合うために

今、この記事を読んでいる君は、自分の心の中で起きている変化に戸惑い、一人で苦しんでいるかもしれません。その気持ちを誰かに話すのは、とても勇気がいることです。この章は、そんな君が自分の気持ちを理解し、次の一歩を踏み出すための手助けとなるように書かれています。

2.1 「これって、うつ病?」セルフチェックで気持ちを整理しよう

自分の状態を客観的に見るために、簡単なセルフチェックをしてみましょう。これは、医師がうつ病のスクリーニングに用いる質問票(PHQ-9/PHQ-A)を基にしたものです325

【重要】これは、あくまで自分の気持ちを整理するためのツールであり、自己診断ではありません。うつ病の診断は、必ず医師や専門家によって行われます。

過去2週間、以下の症状がどのくらいの頻度であったか、正直に答えてみてください。

  1. 物事に対してほとんど興味がわかない、または楽しめない
  2. 気分が落ち込む、憂うつになる、または絶望的な気持ちになる
  3. 寝つけない、途中で目が覚める、または逆に眠りすぎる
  4. 疲れた感じがする、または気力がない
  5. 食欲がない、または食べすぎる
  6. 自分はダメな人間だ、家族に申し訳ないなどと自分を責める
  7. 本を読んだりテレビを見たりすることに集中できない
  8. 人の話すことが普段より遅く感じる、またはそわそわして落ち着かない
  9. 「いっそ死んでしまった方が良い」「自分を傷つけたい」と考える
【緊急】もし9番目の質問に「少しでも」当てはまる場合
自分を傷つけたいという気持ちは、心が助けを求めている緊急のサインです。これは医学的な緊急事態であり、一人で抱え込む必要は全くありません。すぐに信頼できる大人に話すか、このページの最後にある「相談・緊急連絡先一覧」に連絡してください。

2.2 なぜ話しにくいのか、そして、それでいいんだよ

自分のつらさを親や周りの大人に話せないのには、様々な理由があります。多くの研究で、10代の若者は次のように感じていることがわかっています45

  • 「心配をかけたくない」
  • 「迷惑だと思われるかもしれない」
  • 「親は仕事で忙しそうだから」
  • 「『甘えている』『弱い』と思われたくない」

このように感じるのは、君が優しくて、周りのことを考えている証拠です。話せない自分を責める必要は全くありません。その気持ちは、とても自然なことです。声を上げるには、信じられないほどの勇気が必要なことを、私たちは知っています。

2.3 親や信頼できる大人への伝え方

もし、話してみようという気持ちが少しでも湧いてきたら、次のような方法を試してみてください4

  • タイミングを選ぶ:家族がリラックスしている時間帯を選び、「大事な話があるんだけど」と切り出してみましょう。
  • 文章やツールを使う:直接話すのが難しければ、手紙を書いたり、この記事やセルフチェックの結果を見せたりするのも一つの方法です。
  • 具体的な言葉を使う:「最近、ずっとこんな感じでつらいんだ。なかなか良くならないから、助けが必要かもしれない」のように、具体的な症状や気持ちを伝えてみましょう。(原文例:「最近、こういう症状があって、なかなか良くならない。助けが必要かもしれない」)

2.4 一人で相談できる場所

どうしても親に話せないと感じる場合でも、君は一人ではありません。秘密を守ってくれる、安全な相談場所があります。

  • 学校の保健室の先生・スクールカウンセラー:心の健康の問題に対応するための専門的な訓練を受けています。相談内容のプライバシーは固く守られます5
  • 精神保健福祉センター:各都道府県に設置されている公的な専門機関です。無料で、秘密厳守で電話相談などができます4
  • 電話相談窓口:国の「こころの健康相談統一ダイヤル」など、匿名で専門家に相談できる窓口があります28。詳細は記事の最後にまとめています。

「自分はうつ病だ」と断定する必要はありません。大切なのは、「こんなことで困っている」「こんな気持ちでつらい」と、君が感じているありのままの体験を誰かに伝えることです。それが、回復への大切な第一歩となります。


第3章:保護者の方へ:お子さんを支えるガイド

大切なお子さんの「いつもと違う」様子に気づき、どう対応すればよいのか、不安や焦りを感じていらっしゃるかもしれません。この章は、お子さんの最大の味方である保護者の皆様が、適切な知識を持ち、自信を持って支援するための具体的なガイドです。

3.1 見逃さないでほしい「いつもと違う」サイン

お子さんのうつ病のサインは、時に分かりにくい形で現れます。第1章で述べた症状を、保護者の視点から観察することが重要です。特に注意していただきたい変化には、以下のようなものがあります1

  • 急激な成績の低下
  • 今まで熱中していた部活動や趣味をやめてしまう
  • 自室に閉じこもる時間が増え、家族との会話が減る
  • 付き合う友人が変わったり、友人関係のトラブルが増えたりする
  • イライラして、物に当たったり、家族に暴言を吐いたりする

これらは単なる反抗期ではなく、心からのSOSである可能性があります。

3.2 会話の始め方:支える言葉、傷つける言葉

どう声をかけるべきか、これは多くの保護者が悩む点です。不適切な言葉は、お子さんの心をさらに閉ざさせてしまう可能性があります。ここでは、専門家の助言に基づき、具体的な「支える言葉」と「避けるべき言葉(NGワード)」を対比してご紹介します6729

表2:支える言葉 vs. 傷つける言葉
言ってしまいがちだけど避けたい言葉 代わりに伝えたい言葉 その理由
「がんばれ」 「十分がんばっているね。少し休もう」 すでにエネルギーが枯渇している本人にとって、「がんばれ」はさらなるプレッシャーになります。努力を認め、休息を促すことで負担を軽減できます29
「気の持ちようだ」「甘えるな」 「そう感じるんだね。つらい気持ちを聞かせてくれる?」 本人のつらさを否定することは、孤立感を深めます。感情をありのままに受け止め、耳を傾ける姿勢が信頼関係を築きます7
「大丈夫」 「何があっても味方だよ。一緒に考えよう」 安易な励ましは、問題を軽視していると受け取られかねません。具体的な支援の約束が、本当の安心感につながります7
「死んじゃダメ」 「あなたがいなくなったら、とても悲しい。生きていてくれるだけで、うれしい」 禁止の言葉は、罪悪感と圧力を強めることがあります。本人の存在そのものが大切だと伝えることで、感情的なレベルで心に響きます29
「なぜ学校に行けないの?」 「学校に行くのがつらいんだね。何が一番大変か教えてくれる?」 「なぜ」という問いかけは、詰問のように聞こえがちです。本人の体験に焦点を当てることで、対話の扉が開き、共感を示すことができます7

3.3 回復に向けた家庭での役割:安心できる環境づくり

家庭は、お子さんにとって最も重要な安全基地です。回復を支えるために、ご家庭でできる具体的な役割について、専門家は次のように助言しています7

  • 焦らない:回復には時間がかかります。一進一退を繰り返すのが普通だと理解し、長い目で見守りましょう。
  • 生活リズムを整える:無理強いはせず、規則正しい睡眠や食事を優しく促しましょう。安定した生活リズムは心の安定につながります。
  • 積極的に関わる:ただ「見守る」だけでは、お子さんは見捨てられたと感じることがあります。「おはよう」「おやすみ」といった短い挨拶だけでも、関心を示し続けることが大切です。
  • 大きな決断は避ける:休学や退学といった重要な決断は、症状が落ち着くまで先延ばしにしましょう。
  • 自己肯定感を育てる:小さな努力を認め、褒めること。お子さんの存在そのものを肯定するメッセージを伝え続けましょう。

3.4 「親ガイダンス」の活用:保護者自身のサポート

お子さんの看病は、保護者にとっても心身ともに大きな負担となります。ご自身の心の健康を保つことも、お子さんの回復のために不可欠です。「親ガイダンス」と呼ばれる、保護者自身がカウンセリングを受ける仕組みがあります6。これは、お子さんの治療を担当する医師やカウンセラーから、お子さんへの接し方について助言を受けたり、保護者自身の悩みを聞いてもらったりするものです。保護者も一人ではないこと、専門的なサポートを求めることは当然の権利であることを、ぜひ知っておいてください。


第4章:回復への道のり:専門家による診断と治療

うつ病は、適切な治療によって回復が可能な病気です。ここでは、どこに相談し、どのような治療が行われるのか、その具体的な道のりを解説します。

4.1 適切な助けを求める:どこに相談すればいい?

支援を求める先は一つではありません。段階的にアクセスしやすい場所から始めることができます。

  • ステップ1:身近な相談先から前述の通り、学校のカウンセラーや地域の精神保健福祉センターは、最初の相談窓口として非常に有効です。
  • ステップ2:医療機関への受診症状が続く場合は、医療機関の受診が必要です。診療科の選択肢としては、以下が挙げられます。
    • 小児科:まず身体的な病気が隠れていないかを確認するために、かかりつけの小児科に相談するのも良い方法です30
    • 児童・思春期精神科:子どもの心の専門家です。受診できる施設は限られますが、最も専門的な対応が期待できます31
    • 精神科・心療内科:一般的な心の病気を扱う診療科で、高校生以上の年齢であれば適切な選択肢となります5

4.2 診断のプロセス:何が行われるのか

専門家による診断は、不安を和らげ、適切な治療計画を立てるための第一歩です。診断プロセスは通常、以下のような流れで進められます。

  • 面接(問診):医師が本人と保護者の両方から、症状、生活状況、家族関係などについて詳しく話を聞きます。本人と保護者が別々に面接することもあります。
  • 心理検査:PHQ-Aなどの標準化された質問票を用いて、症状の重症度を客観的に評価します25
  • 鑑別診断:症状が双極性障害や甲状腺機能の異常など、他の病気によるものでないかを確認するために、血液検査などを行うこともあります36

4.3 心理療法(カウンセリング):治療の土台

思春期のうつ病治療において、心理療法は中心的な役割を果たします。国際的なガイドラインでも、特に効果が高いとされるエビデンスに基づいたアプローチが推奨されています35

  • 認知行動療法(CBT):物事の捉え方(認知)の偏りを修正し、行動パターンを変えることで、気分の改善を目指す治療法です。
  • 対人関係療法(IPT-A):友人関係や家族関係など、身近な対人関係の問題に焦点を当て、コミュニケーションスキルを改善することで症状の軽減を図ります。

その他、本人の話をじっくり聞き、支持的に関わる支持的心理療法も有効です37

4.4 薬物療法:慎重な判断を要する選択肢

このテーマは、非常に慎重かつ責任ある取り扱いが必要です。薬物療法は、常に第一選択となるわけではありません。

  • 基本方針:国際的なガイドラインでは、軽症のうつ病に対しては、薬物療法は第一選択ではなく、まずは心理療法が推奨されます35
  • 適応:中等症から重症のケースでは、心理療法と薬物療法を組み合わせることが最も効果的であるとされています35
  • 使用される薬剤:選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる種類の抗うつ薬が主に用いられます。
  • 【最重要】日本における注意喚起:日本の治療ガイドラインでは、24歳以下の患者に抗うつ薬を使用した場合、「自殺関連行動(自殺念慮や自傷行為など)」のリスクがわずかに増加する可能性があることが指摘されています21。そのため、薬物療法を開始する際は、医師からの十分な説明を受け、保護者による注意深い観察が不可欠です。このリスクは治療初期に高まる傾向があるため、特に注意が必要です。

4.5 チームで取り組む治療計画

効果的な治療は、本人、保護者、医師、カウンセラー、そして学校の教員などが連携し、チームとして取り組むことが理想的です37。情報を共有し、一貫したサポート体制を築くことが、回復への着実な一歩となります。


第5章:日本の現状:データで見る思春期のこころ

思春期のうつ病は、個人的な問題であると同時に、社会全体で向き合うべき課題でもあります。ここでは、日本の現状をデータに基づいて概観し、問題の重要性を浮き彫りにします。

5.1 数字で見る日本の若者:有病率と傾向

公式な統計は、この問題の深刻さを物語っています。

  • 有病率:ある日本の臨床サンプル調査では、大うつ病性障害の有病率は1.6%と報告されていますが9、これは氷山の一角である可能性が指摘されています。世界的には、約5人に1人の子どもや若者が、生涯のうちにうつ病または抑うつ症状を経験するというメタ分析の結果もあります41
  • 性差:うつ病は、ホルモンの影響や社会的要因から、男性よりも女性に約2倍多く見られることが世界的に知られています42
  • 治療期間:回復には時間を要することが多く、ある調査では、治療を継続している患者の47%が2年以上にわたって通院していることが示されています8

5.2 不登校・ひきこもりとの関連

うつ病は、日本で社会問題となっている「不登校」や「ひきこもり」と密接に関連しています。気力の低下、社会的な不安、集中困難といったうつ病の症状が、学校へ行くエネルギーを奪い、結果として不登校につながるケースは少なくありません2。「学校へ行けない」という目に見える問題の背景に、治療を必要とするうつ病が隠れている可能性を常に考慮する必要があります。

5.3 自殺の問題と緊急時の対応:最も重要な注意喚起

このテーマから目をそらすことはできません。厚生労働省や警察庁の統計は、日本の若者における自殺が依然として深刻な問題であり、15~19歳における死因の上位を占めていることを示しています915。そして、その最大の危険因子の一つが、うつ病です9

本人から「死にたい」という言葉が出た場合、あるいは自傷行為が見られた場合は、それを「気を引くための言動」などと軽視せず、命に関わる緊急事態として捉え、直ちに専門機関に相談するか、救急要請を行ってください。

結論:あなたは一人じゃない。回復への道は必ずある

思春期のうつ病という暗いトンネルの中にいるように感じられるかもしれませんが、決して出口がないわけではありません。この記事を通じてお伝えしたかった最も重要なメッセージは、うつ病は治療可能な病気であること、早期に専門的な助けを求めることが回復への鍵であること、そしてあなたやあなたのご家族は決して一人ではない、ということです。つらい気持ちを抱え込まず、信頼できる誰かにその重荷を分かち合う勇気を持つこと。そして、社会にはあなた方を支えるための多くの資源が存在することを知ってください。希望を捨てず、回復への道を一歩ずつ着実に歩んでいきましょう。

最後に、緊急時や相談先に迷った際にすぐにアクセスできるよう、主要な連絡先を以下にまとめます。

表3:相談・緊急連絡先一覧
相談機関名 連絡先 内容(どんな時に?)
こころの健康相談統一ダイヤル 0570-064-556 心の悩みについて専門家に相談したい時に。お住まいの地域の精神保健福祉センターにつながります28
精神保健福祉センター 各都道府県名で検索(例:「東京都 精神保健福祉センター」) 心の健康に関する公的な専門相談機関。電話や面談で、無料で秘密厳守の相談が可能です4
いのちの電話 0570-783-556 (ナビダイヤル) つらくて、孤独で、死にたい気持ちを抱えている時に。24時間対応の窓口もあります28
24時間子供SOSダイヤル 0120-0-78310 いじめなど、子どもが抱える様々な悩みについて、24時間いつでも相談できます28
学校の保健室・スクールカウンセラー 各学校へ直接問い合わせ 学校生活での悩みや自分の気持ちについて相談できる、最も身近な窓口です。相談内容は秘密にされます5

よくある質問

思春期のうつ病は、ただの反抗期とどう違うのですか?

反抗期は自我が発達する過程で見られる正常な変化ですが、うつ病は医学的な疾患です。主な違いは「持続期間」と「生活への影響」です。反抗的な態度が2週間以上ほぼ毎日続き、学業成績の急激な低下、友人関係からの孤立、以前楽しんでいた趣味への完全な興味喪失など、生活全般に深刻な支障が出ている場合は、うつ病の可能性があります。また、うつ病には、反抗的な態度だけでなく、睡眠障害、食欲不振、原因不明の体の痛みといった身体症状を伴うことが多くあります23

子どもが専門機関に行くのを嫌がります。どうすればいいですか?

まず、無理強いは避けるべきです。本人の気持ちを尊重し、「なぜ行きたくないのか」を非難せずに聞いてみましょう。精神科への偏見や、何をされるか分からないという不安があるかもしれません。その場合は、この記事のような情報を見せながら「まずは話を聞いてもらうだけでもいいんだよ」と伝え、ハードルを下げることが有効です。また、親御さんだけが先に専門機関(精神保健福祉センターやクリニック)に相談し、専門家から本人へのアプローチ方法について助言をもらう「親ガイダンス」という方法もあります6。これが、膠着状態を打開するきっかけになることも少なくありません。

薬を飲むことに抵抗があります。副作用が心配です。

薬物療法への抵抗感は自然なものです。思春期のうつ病治療では、薬物療法が第一選択でないことも多く、特に軽症の場合は心理療法(カウンセリング)が中心となります35。薬が必要と判断された場合でも、医師は利益と危険性を慎重に比較検討します。特に24歳以下の若者への抗うつ薬処方には、自殺関連行動のリスク増加の可能性について注意喚起されており、医師と保護者による緊密な観察が不可欠です21。不安な点や疑問点はすべて医師に伝え、納得のいく説明を受けることが重要です。治療方針は、本人とご家族の意向を尊重しながら決定されます。

免責事項本記事は情報提供を目的としたものであり、専門的な医学的助言に代わるものではありません。健康に関する懸念や、ご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

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