急性気管支炎 完全ガイド|その咳、本当に大丈夫?原因・症状から正しい治し方、肺炎予防まで
呼吸器疾患

急性気管支炎 完全ガイド|その咳、本当に大丈夫?原因・症状から正しい治し方、肺炎予防まで

「ただの風邪だと思っていたのに、咳だけが2週間も続いている…」「もしかして、これはただの咳じゃない?肺炎だったらどうしよう?」そのようなご経験から、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。長引く咳は、身体的なつらさだけでなく、精神的な不安も引き起こします。JapaneseHealth.org編集委員会は、その不安な気持ちに寄り添い、信頼できる情報を提供することを使命としています。

この記事は、Cochraneレビューのような世界最高レベルの研究から、日本の厚生労働省や専門学会の公式ガイドラインまで、現在利用可能な最も確かな科学的根拠に基づき、急性気管支炎に関する疑問を総合的に整理したガイドです。この記事を最後までお読みいただくことで、「ご自身の症状が何なのか」「いつ病院へ行くべきか」「どうすれば早く楽になるのか」を、落ち着いて整理できるようになることを目指しています。


この記事の科学的根拠と編集体制

本記事は、JHO(JapaneseHealth.org)編集委員会が、厚生労働省や日本の専門学会、世界保健機関(WHO)、Cochraneレビューなどの査読付き論文・公式ガイドラインといった信頼できる情報に基づいて作成しました。JHO編集部は、これらの情報を日本の生活者の目線でわかりやすく整理し、読者の皆さまが安心して活用できるよう編集しています。

本記事で用いている推奨や数値は、以下のような国際的および日本国内の権威ある医療・学術機関の公式ガイドラインや査読済み医学研究論文など、信頼性の高い情報源にのみ基づいています。すべての記述は検証可能であり、読者の皆様が安心して情報を得られるよう努めています。

  • Cochrane Collaboration(コクラン共同計画): 急性気管支炎に対する抗菌薬(抗生物質)の効果と有害事象に関する推奨は、同機関のシステマティックレビューに基づいています12
  • 厚生労働省 (MHLW): 日本の医療現場における抗菌薬の適正使用に関する推奨は、同省発行の「抗微生物薬適正使用の手引き」などに準拠しています4。また、肺炎の危険性に関する記述は、同省の人口動態統計を参考にしています18
  • 日本呼吸器学会 (JRS) / 日本感染症学会 (JAID): 咳の診断や治療、抗菌薬が例外的に必要となるケースに関する記述は、これらの日本の専門学会が発行するガイドラインや提言に基づいています3222823
  • 米国胸部医学会 (ACCP) / 米国家庭医学会 (AAFP): 肺炎を疑うべき危険な兆候や、症状緩和のための具体的な対症療法に関する国際標準的な推奨は、これらの米国の主要な医学会や関連ガイドラインを参考にしています1013

要点まとめ

  • 急性気管支炎の原因の約9割はウイルスであり、抗菌薬(抗生物質)はほとんどの場合で効果がなく、原則として推奨されません137
  • 急性気管支炎による咳は、平均すると18日前後、1~3週間続くのが一般的で、ときに1ヶ月以上長引くこともあります31115
  • 治療の基本は、自身の免疫力を助ける「対症療法」です。十分な水分補給、加湿、休息、必要に応じた市販薬などが中心となります1431
  • 38℃以上の高熱が続く、息苦しさや胸の痛み、脈や呼吸が異常に速い、意識がもうろうとするなどは肺炎を疑う危険なサインであり、一つでも当てはまればすぐに医療機関を受診する必要があります1011
  • 黄色や緑色の痰は、ウイルスと戦った免疫細胞などの影響による色の変化であり、細菌感染の決定的な証拠ではありません。痰の色だけで抗菌薬の必要性は判断できません613
  • 高齢者、持病のある方、妊娠中の方、小さなお子さんでは、症状が比較的軽く見えても重症化しやすいため、「少し変だな」と感じた段階で、早めに医療機関に相談することが重要です617
  • 再発や合併症を防ぐには、インフルエンザや肺炎球菌などのワクチン接種、禁煙、手洗い・咳エチケットなど、日常生活での予防行動が効果的です41921

急性気管支炎とは?風邪や肺炎との決定的違い

急性気管支炎を正しく理解するためには、まず呼吸器の構造と、炎症がどこで起きているかを知ることが重要です。この章では、「風邪」「急性気管支炎」「肺炎」がどのようにつながっているのかを整理しながら、ご自身の症状がどの位置にあたるのかをイメージしやすく解説します。

気管支の「急性の炎症」です

私たちの肺は、空気を運ぶ管である「気管支」が木の枝のように広がっています。急性気管支炎とは、この空気の通り道である気管支の粘膜に、ウイルスなどが感染して炎症が起きている状態を指します。一般的に「急性」とは、症状が数週間程度で治まる一過性の状態を意味します。これは、主に喫煙が原因で気管支の炎症が長期間続く「慢性気管支炎」(慢性閉塞性肺疾患、通称COPDの一部)とは明確に区別されるべき疾患です516

急性気管支炎では、気管支の粘膜が赤く腫れ、分泌物(痰)が増えます。その結果、咳が出やすくなったり、ゼロゼロ・ヒューヒューという音が聞こえたりすることがありますが、肺胞と呼ばれる、酸素と二酸化炭素を交換する部分までは炎症が及んでいない状態です。つまり、「空気の通り道に炎症があるが、肺そのものはまだ保たれている」段階とイメージするとよいでしょう。

【図解で理解】風邪、急性気管支炎、肺炎の関係性

これらの病気は、炎症が起きている「場所」によって区別されます。この違いを理解することが、ご自身の状態を把握する第一歩となります。

  • 風邪(かぜ症候群): 主に鼻や喉といった「上気道」の炎症です。鼻水、喉の痛み、くしゃみ、軽い咳などが中心で、多くの場合は数日〜1週間程度で自然に回復します。
  • 急性気管支炎: 炎症が、風邪よりもさらに奥の気管支という「下気道」まで広がった状態です5。多くの場合、風邪に続いて発症し、「咳が主役」になってくるのが特徴です。
  • 肺炎: 炎症が、気管支のさらに奥にある「肺胞」という、酸素と二酸化炭素の交換を行う最も重要な部分にまで達した状態です。これは重症化する可能性があり、迅速な診断と治療が必要となります。

読者の皆様の最大の関心事は「自分の症状がどの段階にあるのか」という点でしょう。この明確な区別を理解することで、過度な心配を減らし、適切なタイミングで医療機関を受診する助けとなります。

ほかの病気が隠れている可能性にも注意

長引く咳の原因は、急性気管支炎だけではありません。喘息やアレルギー、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、逆流性食道炎、後鼻漏など、さまざまな疾患が関わっている場合もあります2329。特に、夜間や運動時に咳が強くなる、ゼーゼー・ヒューヒューという音がする、数ヶ月単位で咳が続いている、といった場合には、別の病気が隠れていないか確認することが重要です。

「単なる風邪」「少し長引いているだけ」と自己判断してしまうと、必要な治療の機会を逃してしまうこともあります。この記事では、急性気管支炎を中心に解説しつつ、「危険なサイン」や「いつ受診すべきか」の目安も具体的に取り上げますので、ご自身の症状と照らし合わせながら読み進めてみてください。

原因の9割はウイルス【だから抗菌薬は効かない】

急性気管支炎の治療方針を決定づける最も重要な事実は、「何が原因で炎症が起きているか」です。ここでは、原因となる病原体と、なぜ抗菌薬(抗生物質)が原則として不要とされるのかを整理します。

ウイルス感染が圧倒的多数

日本感染症学会をはじめとする専門機関のガイドラインによると、急性気管支炎の原因の約90%はウイルス感染によるものとされています329。具体的には、インフルエンザウイルス、RSウイルス、ライノウイルス、パラインフルエンザウイルス、そして近年では新型コロナウイルスなどが主な原因となります。

【最重要ポイント】
急性気管支炎の圧倒的多数はウイルスが原因です。そして、抗菌薬(抗生物質)は「細菌」を標的とする薬であり、「ウイルス」には全く効果がありません。これが、医師が急性気管支炎に対して、原則として抗菌薬を処方しない最大の理由です147

ウイルス性の急性気管支炎では、時間の経過とともに体の免疫がウイルスと戦い、自然に回復していきます。そのため、「抗菌薬を飲んだから治った」というよりも、「時間の経過と免疫の働きで治ってきた」ケースがほとんどです。

例外的に細菌が原因となるケース

まれではありますが、一部の細菌が急性気管支炎の原因となることもあります。特に、肺炎マイコプラズマ、肺炎クラミジア、そして特有の激しい咳が長く続く百日咳菌などが知られています327。これらの細菌感染が疑われる状況(例えば、家族や地域での流行、特徴的な咳の出方など)では、抗菌薬による治療が検討されますが、これはあくまで例外的なケースです。

百日咳では、「コンコンコン」と連続する激しい咳の発作の後に、息を吸い込む際に「ヒュー」という笛のような音が聞こえるのが特徴とされます。マイコプラズマ肺炎では、比較的若い年齢層で、頑固な乾いた咳が長く続くことが多いとされています。これらは診察や検査(血液検査、レントゲン、迅速検査など)によって総合的に判断されるため、自己判断は禁物です。

なぜ「風邪に抗生物質」が今は見直されているのか

かつては、「風邪をひいたら抗生物質」という考え方が一般的だった時代もありました。しかし現在では、科学的根拠に基づいた医療(EBM)の観点から、この考え方は大きく見直されています。Cochraneレビューなどの解析では、合併症のない急性気管支炎に抗菌薬を使っても、咳が続く期間をわずか0.5〜0.6日程度短くする効果しかない一方で、下痢や発疹といった副作用が一定の頻度で起こること、そして薬剤耐性菌(AMR)という社会的な問題を悪化させることが示されています1213

厚生労働省の「抗微生物薬適正使用の手引き」や、日本呼吸器学会・日本感染症学会の合同ガイドラインでも、「合併症のない成人の急性気管支炎に対しては、原則として抗菌薬を投与しないこと」が強く推奨されています341712。もし医師が抗菌薬を処方しなかったとしても、それは「何もしてくれなかった」のではなく、最新の科学的根拠に基づく適切な判断である可能性が高いのです。

これって急性気管支炎?症状と危険なサインのチェックリスト

「自分の咳は、ただの風邪なのか、急性気管支炎なのか、それとも肺炎の手前なのか」。この疑問は、多くの方が最も知りたいポイントです。この章では、典型的な経過とともに、放っておいてはいけない危険なサインをチェックリスト形式で整理します。

典型的な症状の経過とセルフチェック

急性気管支炎は、多くの場合、以下のような経過をたどります。

  • 初期症状: 鼻水、喉の痛み、微熱、倦怠感など、一般的な風邪の症状から始まります29
  • 主症状: 数日後、咳が主な症状となります。最初は「コンコン」という乾いた咳(乾性咳嗽)ですが、次第に「ゴホゴホ」という痰が絡んだ湿った咳(湿性咳嗽)に変化することが一般的です。
  • 咳の期間: 米国家庭医学会(AAFP)などの報告や、日本の指針の要約によると、咳は平均して18日間、つまり約3週間続くのが一般的です13311。症状が最も長引くのが咳であり、時に1ヶ月以上続くことも珍しくありません。

この「意外と長く続く」という特徴を知らないと、「もう2週間も咳が続いている。何か重い病気では?」と、必要以上に不安になってしまいます。「咳が2〜3週間程度続くのは、急性気管支炎ではむしろ普通の経過」という事実を知っておくことは、不安を和らげるうえで大きな助けになります。

【注意】痰の色は気にしないでください!
多くの方が、黄色や緑色の痰が出ると「細菌に感染して化膿した」と考え、抗菌薬が必要だと誤解しがちです。しかし、MSDマニュアルや複数の国際的ガイドラインが明確に指摘している通り、痰の色は、ウイルスと戦った白血球などの免疫細胞の死骸が混じることで変化する自然な現象であり、細菌感染の直接的な証拠にはなりません613。痰の色だけで自己判断することは避けてください。

肺炎を疑うべき「レッドフラグ」:すぐに病院へ行くべきサイン

急性気管支炎そのものは自然に治ることが多いですが、最も警戒すべきは合併症である「肺炎」です。米国胸部医学会(ACCP)などの国際的なガイドラインや、日本の抗微生物薬適正使用の指針では、以下の症状が一つでも見られる場合、肺炎の可能性を考えて速やかに医療機関を受診することを推奨しています101112315。ご自身やご家族の状態をチェックするための、実用的な「レッドフラグ・チェックリスト」です。

  • 38℃以上の高熱が3日以上続く、または一度下がった熱が再び上がってきた32
  • 安静にしているのに脈が速い(目安:1分間に100回以上)。
  • 安静にしているのに呼吸が速い、または息苦しさを感じる(目安:1分間に24回以上)。
  • 唇や顔色が悪くなる(チアノーゼ)。
  • 呼吸をするたびに胸に鋭い痛みを感じる。
  • 意識がもうろうとする、ぐったりして水分が摂れない。

特に高齢者の方やお子様、心臓や肺に持病のある方、糖尿病や腎臓病などの慢性疾患をお持ちの方は、これらのサインに注意が必要です。軽い症状に見えても、免疫力や予備力が低下していると重症化しやすいため、「何となくいつもと違う」「顔色が悪い」といった周囲から見た変化も大切な手がかりになります。

また、レッドフラグに当てはまらなくても、「咳が3週間以上続く」「いったんよくなったのに再び悪化してきた」といった場合には、急性気管支炎以外の病気が隠れている可能性も含めて、一度医療機関で相談することが勧められています2329

急性気管支炎の治療:世界の常識は「抗菌薬を使わない」こと

急性気管支炎の治療に関する考え方は、この20年で大きく変わりました。現在、科学的根拠に基づいた医療の世界では、「不要な抗菌薬は使わない」ことが国際的な標準となっています。

科学が示す「抗菌薬の限定的な効果」

治療法の有効性を評価する上で最も信頼性が高いとされるコクラン・レビューは、急性気管支炎に対する抗菌薬の効果について、数多くの研究を分析しました。その結論は明確です。「健康な成人の急性気管支炎患者に抗菌薬を使用しても、咳が続く期間が短縮される効果は臨床的に意味のあるものではなく、平均でわずか半日(約0.46日)短くなる程度である」と報告されています12。つまり、飲んでも飲まなくても、治るまでの期間はほとんど変わらないのです。

抗菌薬の明確なデメリット

効果が限定的である一方で、抗菌薬には明確なデメリットが存在します。

  • 個人の不利益(副作用): 下痢、吐き気、腹痛、発疹などの副作用が、決して低い確率ではなく起こり得ます9。ある分析では、NNH(Number Needed to Harm:一人の有害事象を発生させるのに必要な治療人数)が約24と報告されており、これは「24人が不要な抗菌薬を服用すると、そのうち1人に何らかの副作用が出る」という計算になります1
  • 社会の不利益(薬剤耐性菌): より深刻な問題が、薬剤耐性(AMR)菌の出現です。風邪や急性気管支炎のような、本来抗菌薬が不要な疾患に薬を乱用することが、いざ肺炎や敗血症といった本当に抗菌薬が必要な重篤な感染症にかかった時に、薬が効かない恐ろしい耐性菌を生み出す原因となります。これは、ご自身だけでなく、ご家族や社会全体を危険にさらす行為なのです416

日本の公式見解:「原則、抗菌薬は不要」

このような国際的な潮流を受け、日本の専門機関も明確な指針を示しています。日本の多くの医師が参照すべき厚生労働省の「抗微生物薬適正使用の手引き」や、日本呼吸器学会・日本感染症学会の合同ガイドラインでは、「合併症のない成人の急性気管支炎に対しては、原則として抗菌薬を投与しないことを強く推奨する」と明記されています341712。もし医師が抗菌薬を処方しない場合、それは最新の知識に基づいた適切な判断である可能性が高いのです。

抗菌薬が必要になる稀なケース

ただし、前述の通り、以下のような特定の細菌感染が強く疑われる場合には、医師の判断で抗菌薬が処方されることがあります222830

  • 百日咳: 「コンコンコン」と連続する激しい咳の発作の後に、息を吸い込む際に「ヒュー」という笛のような音が聞こえるのが特徴です。咳は2~3ヶ月以上続くこともあります。
  • 肺炎マイコプラズマ感染症: 周囲(家庭、学校、職場など)で流行しており、頑固な乾いた咳が長く続く場合に疑われます。
  • 肺炎を合併している場合: 先ほどの「レッドフラグ」に当てはまる場合には、肺炎や他の重い感染症を疑って抗菌薬が検討されます。

これらの診断には、診察所見や検査(血液検査、レントゲン、迅速検査など)を要するため、自己判断はせず、必ず医師の診察を受けてください。

「抗生物質を出してくれなかった」時の受け止め方

診察を受けた際、「抗生物質をください」とお願いしても、医師から「今回は必要ありません」と言われることがあります。そのとき、「軽く見られているのでは?」「何もしてもらえなかった」と感じてしまう方も少なくありません。しかし、ここまで見てきたように、急性気管支炎では抗菌薬が不要であることが科学的に示されており、ガイドラインでもそうした方針が推奨されています。

むしろ、「必要のない薬を出さない」という判断こそ、最新のガイドラインに沿った質の高い医療だと言えます。診察の際には、「なぜ抗菌薬が必要ないのか」「どのような状態になったら再診すべきか」などを、遠慮せずに質問してみてください。疑問が解消されることで、不安も大きく減らすことができます。

つらい症状を和らげるための科学的対症療法【セルフケア完全ガイド】

急性気管支炎の治療の主役は、薬ではなく、ご自身の免疫力がウイルスを排除するのを助ける「対症療法(セルフケア)」です。この章では、科学的にも効果が期待できる具体的な方法を、日常生活の場面に沿って整理します。

咳を和らげるためにできること

  • 十分な水分補給: 温かい飲み物(白湯、麦茶、カフェインの少ないハーブティー、生姜湯など)をこまめに摂ることは、喉の粘膜を潤し、刺激を和らげ、痰を柔らかくして排出しやすくするために最も重要です1431
  • 部屋の加湿: 空気の乾燥は気道を刺激し、咳を悪化させる最大の要因の一つです。加湿器を使用したり、濡れたタオルを室内に干したりして、湿度を50~60%に保つよう心がけましょう。
  • 温かいマスク・マフラー: 外出時や就寝時には、マスクやマフラーで口元を覆い、冷たい空気が直接気道に当たらないようにすると、咳の刺激を和らげるのに役立ちます。
  • はちみつ: 複数の研究で、1歳以上の子供と成人において、就寝前のスプーン1杯(約2.5mL)のはちみつが咳を鎮め、睡眠の質を改善する可能性が示唆されています1113。ただし、1歳未満の乳児には乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、絶対に与えないでください。
  • 鎮咳薬(市販の咳止め): 咳がひどくて眠れない、体力を消耗するなど、日常生活に大きな支障が出ている場合には、デキストロメトルファンなどの成分を含む市販薬も選択肢となります13。ただし、これらはあくまで一時的に咳中枢を抑えるものであり、病気の原因を治すわけではないことを理解しておく必要があります。特に小さなお子様への使用は、副作用のリスクから推奨されないことが多いため、必ず医師や薬剤師にご相談ください。

市販薬を選ぶ際には、「今一番つらい症状は何か」を意識することが大切です。咳なのか、熱なのか、喉の痛みなのかによって、適した薬は異なります。複数の成分が入った総合感冒薬よりも、症状に合わせた成分を選ぶ方が、不要な副作用を避けられる場合もあります。

熱や体の痛みを和らげる

発熱や頭痛、体の節々の痛みがつらい場合には、アセトアミノフェンやイブプロフェンといった市販の解熱鎮痛薬が有効です13。用法・用量を守って正しく使用してください。

  • 持病をお持ちの方(心臓病、腎臓病、肝臓病、胃潰瘍など)は、使用できる解熱鎮痛薬が限られる場合があります。自己判断での大量・長期使用は避け、かかりつけ医や薬剤師に必ず相談しましょう。
  • 妊娠中や授乳中の方は、使える薬が限られます。パッケージに「妊娠中・授乳中は医師に相談」と書かれている場合は、その指示に従い、必ず専門家に確認してから使用してください。

回復を早める基本:休息と栄養

結局のところ、ウイルスと戦うのはご自身の免疫力です。その力を最大限に引き出すために、十分な睡眠と栄養が不可欠です。消化が良く、栄養バランスの取れた食事(おかゆ、うどん、野菜スープ、果物など)を心がけ、無理せず体を休めましょう。

  • 残業や夜更かしを控え、できるだけ普段より多めに睡眠時間をとる。
  • 「食欲がないときでも、少量をこまめに」取るように意識する。
  • アルコールは免疫力を低下させ、睡眠の質も悪化させるため、症状がある間は控える。

シーン別セルフケア:夜間・職場・子育て中

同じ咳でも、「夜だけつらい」「仕事中に咳き込んでしまって困る」など、生活シーンによって悩みは異なります。ここでは、場面別の工夫をいくつかご紹介します。

  • 夜間に咳で眠れないとき: 枕を少し高くして上体を起こし気味にすると、気道への負担がやわらぐことがあります。寝る1〜2時間前に部屋をしっかり加湿し、喉を温かい飲み物とはちみつ(1歳以上)で潤しておくと、眠りに入りやすくなります。
  • 職場や学校で咳が気になるとき: 「咳エチケット」としてマスクを正しく着用し、こまめに水分を摂取しましょう。会議や授業前にのど飴や温かい飲み物で喉を落ち着かせておくのも一つの工夫です。
  • 子育て中の方: ご自身が咳でつらい中で育児を続けるのは大きな負担です。パートナーや家族に家事・育児の一部をお願いし、「数日間だけでも睡眠時間を優先する」ことを意識してみてください。無理を続けると回復が遅れ、かえって家族全体の負担が増えてしまうこともあります。

合併症を防ぎ、再発させないための最重要予防策

一度かかるとつらい急性気管支炎。その合併症を防ぎ、そもそもかからないようにするための最も効果的な方法を整理します。

ワクチン接種という「最高の投資」

  • インフルエンザワクチン: 急性気管支炎の主要な原因ウイルスであるインフルエンザへの感染を予防することは、最も直接的で効果的な対策の一つです。毎年内容が更新されるため、そのシーズンのワクチンを毎年受けることが推奨されています。
  • 肺炎球菌ワクチン: 最も危険な合併症である肺炎球菌性肺炎のリスクを大幅に低減させます。日本では65歳以上の方などを対象に定期接種が行われており、特に高齢者や、心臓・肺・腎臓の持病、糖尿病などをお持ちの方には、かかりつけ医と相談の上で接種することが強く推奨されます1921
  • その他のワクチン: 新型コロナウイルスなど、呼吸器感染症の重症化を防ぐワクチンも重要です。ご自身の年齢や基礎疾患、職業などに応じて、かかりつけ医と相談しながら適切なワクチンプランを立てることが、長期的な健康への「投資」になります。

日常生活での感染対策

  • 禁煙: 喫煙は、気道の粘膜が持つ防御機能(線毛運動など)を著しく低下させる最大の危険因子です。禁煙は、急性気管支炎のみならず、あらゆる呼吸器疾患に対する最も効果的な予防策であると断言できます1129
  • 手洗い・うがい: ウイルスが体内に侵入するのを防ぐための基本中の基本です。外出先から戻ったとき、食事の前後、トイレの後など、石鹸を使った正しい手洗いを習慣づけましょう426
  • 咳エチケット: 自分が感染源にならないためにも、咳やくしゃみをする際はマスクやティッシュ、袖で口や鼻を覆うことを徹底しましょう。人混みではマスクの着用が、自分自身を守ることにもつながります。
  • 十分な睡眠とストレスケア: 慢性的な睡眠不足や強いストレスは免疫力を低下させます。規則正しい生活リズムと、心身を休める時間を意識的に確保することが、結果として感染症にかかりにくい体づくりにつながります。

妊娠中・持病がある方・高齢者の急性気管支炎:特に気をつけたいポイント

急性気管支炎の基本的な考え方は同じでも、妊娠中の方や、心臓・肺・腎臓などの持病がある方、高齢者では、少し早め・慎重な対応が必要になります。

妊娠中の場合

  • 妊娠中は免疫のバランスが変化しており、感染症にかかりやすく、重症化しやすいことが知られています。
  • 市販薬の中には、妊娠中の使用が推奨されない成分が含まれていることがあります。自己判断で市販薬を使用するのではなく、必ず産婦人科やかかりつけ医に相談してください。
  • 38℃以上の発熱が続く、息苦しさが強い、お腹の張りが増えるなどの症状がある場合は、早めの受診が勧められます。

高齢者や基礎疾患のある方

  • 高齢者や、心不全・COPD・糖尿病・腎不全などの持病がある方では、肺炎などの重い合併症を起こしやすくなります20
  • レッドフラグに当てはまらなくても、「いつもより食欲が落ちている」「歩くとすぐに息切れする」「家族から見て何となく様子がおかしい」といった変化が見られた場合には、早めの受診を検討してください。
  • 持病の薬との飲み合わせ(相互作用)にも注意が必要です。新たに市販薬を使う前には、かかりつけ医や薬剤師に相談し、「今飲んでいる薬のリスト」を見せながら確認すると安心です。

子どもの場合の注意点

子ども、とくに乳幼児は大人に比べて気管支が細く短いため、咳や痰によって気道が狭くなりやすく、呼吸が苦しくなりやすい傾向があります。呼吸の様子を注意深く観察し、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった音(喘鳴)が聞こえる、息を吸うときに鎖骨の間や肋骨の下がへこむ(陥没呼吸)、肩で息をする、顔色が悪いといったサインが見られる場合は、すぐに小児科を受診してください。

また、水分補給をこまめに行うことが特に重要です。市販の咳止め薬は、特に2歳未満の幼児には推奨されていない成分が多いため、自己判断での使用は絶対に避け、必ず小児科医の指示に従ってください1324

医療機関を受診したときに行われる主な検査と診察

「病院に行ったらどんな検査をされるのか分からない」と不安に感じる方も多いかもしれません。ここでは、急性気管支炎や肺炎が疑われるときに、一般的に行われる診察や検査の流れを簡単にご紹介します。

問診と診察で特に見ているポイント

まず行われるのは、医師による問診と身体診察です1526

  • 問診: 咳が始まった時期、咳の性質(乾いた咳か、痰が出るか)、発熱の有無、息苦しさの程度、喫煙歴、持病、周囲での流行状況などを詳しく確認します。
  • バイタルサイン: 体温、脈拍、血圧、呼吸数、酸素飽和度(SpO2)などを測定し、全身状態の重さを評価します。
  • 聴診: 聴診器を使って肺や気管支の音を確認します。ゼーゼー・ヒューヒューという音(喘鳴)や、肺炎で聞かれるような異常な呼吸音がないかをチェックします。

胸部レントゲンが必要になる場合

厚生労働省の手引きなどでは、基礎疾患がない比較的若い成人で、バイタルサインや聴診所見に異常がなければ、必ずしも胸部レントゲン撮影は必要ないとされています31115。一方で、次のような場合には、肺炎などを確認する目的でレントゲンが検討されます。

  • 38℃以上の高熱が続いている。
  • 安静時でも息切れが強い、呼吸数が増えている。
  • 胸の痛みが強く、呼吸をすると悪化する。
  • 聴診で肺に異常な音が聞こえる。

その他の検査

状況によっては、血液検査やウイルス検査、百日咳やマイコプラズマを疑う場合の検査などが行われることもあります1727。しかし、すべての人に必ず必要というわけではなく、症状の重さや持病の有無、年齢などを総合的に見て判断されます。

診察や検査の目的は、「今、危険な状態ではないか」「より重い病気(肺炎など)が隠れていないか」を見極めることです。不安な点があれば、「この検査は何のために行うのか」「結果はどう解釈すればよいのか」をその場で質問してみてください。

よくある質問

咳は平均してどのくらい続きますか?

急性気管支炎による咳は、多くの方が想像するよりも長く続きます。複数の研究やガイドラインによると、平均して約18日間、つまり3週間程度続くのが普通です1329。1ヶ月以上続くことも珍しくありません。熱などの他の症状が改善している場合は、咳が残っていても体の回復過程にあることが多いので、焦らずに体を休めることが大切です。

仕事や学校は休むべきですか?

明確な基準はありませんが、一般的には、発熱や強い倦怠感、体の痛みなど、全身症状が強い初期段階では、ご自身の体を休ませ、また周囲への感染拡大を防ぐためにも、無理せず休養することをお勧めします。咳の症状だけが残っていても、熱がなく体力が回復していれば、マスクを正しく着用するなどの「咳エチケット」を徹底した上で、日常生活に戻ることが可能です。判断に迷う場合は、職場や学校の規定を確認し、かかりつけ医にご相談ください。

痰の色が緑色ですが、本当に抗菌薬は不要ですか?

はい、痰の色だけを理由に抗菌薬が必要になることはありません。これは非常に多い誤解の一つです。MSDマニュアルなどの信頼できる情報源によると、痰が黄色や緑色になるのは、ウイルスと戦った白血球(好中球)に含まれる酵素の色素が原因であり、細菌感染が起きている証拠ではありません6。38℃以上の高熱が続く、息苦しいといった他の危険なサインがなければ、色だけで過度に心配する必要はありません。

市販の風邪薬(総合感冒薬)は飲んでもいいですか?

多くの総合感冒薬には、咳を和らげる成分(鎮咳薬)、痰を出しやすくする成分(去痰薬)、熱や痛みを抑える成分(解熱鎮痛薬)などがバランス良く配合されており、つらい症状の緩和に役立ちます。ただし、ご自身の症状に必要のない成分まで摂取してしまう可能性もあります。可能であれば、薬剤師に相談し、咳、熱、喉の痛みなど、今最もつらい症状に合わせた薬(単剤)を選ぶのがより賢明な選択と言えるでしょう。持病がある方や妊娠中・授乳中の方は、自己判断での服用を避け、事前に専門家に確認することが大切です。

子供が急性気管支炎になりました。大人との違いや注意点は?

子供、特に乳幼児は大人に比べて気管支が細く短いため、咳や痰によって気道が狭くなりやすく、呼吸が苦しくなりやすい傾向があります。呼吸の様子を注意深く観察し、「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった音(喘鳴)が聞こえる、息を吸うときに鎖骨の間や肋骨の下がへこむ(陥没呼吸)、肩で息をする、顔色が悪いといったサインが見られる場合は、すぐに小児科を受診してください。また、水分補給をこまめに行うことが特に重要です。市販の咳止め薬は、特に2歳未満の幼児には推奨されていない成分が多いため、自己判断での使用は絶対に避け、必ず小児科医の指示に従ってください1324

咳が3週間以上続いています。まだ様子を見ても大丈夫でしょうか?

急性気管支炎の咳は2〜3週間続くことが多く、ときに1ヶ月程度続く場合もありますが、3週間を超えても改善の兆しが乏しい、むしろ悪化している場合には、一度医療機関で診察を受けることが勧められます2329。咳喘息や逆流性食道炎、慢性の呼吸器疾患など、別の病気が関わっている可能性もあるためです。また、痰に血が混じる、体重減少が続いているなどのサインがある場合は、早めの受診が特に重要です。

妊娠中ですが、咳がつらいときはどうすればよいですか?

妊娠中は、胎児への影響も考慮しながら薬を選ぶ必要があります。一般的には、十分な水分補給、加湿、休養などのセルフケアをまず優先し、それでもつらい場合には、必ず産婦人科やかかりつけ医に相談した上で、妊娠中でも比較的安全性が確認されている薬を選ぶことになります。市販薬の中には妊娠中の使用が推奨されない成分も含まれているため、パッケージの注意書きだけで判断せず、専門家のアドバイスを受けてください。

結論:自己判断は危険―医師に相談すべき明確なタイミング

本記事を通して、急性気管支炎に関する包括的な情報をお伝えしてきました。最後に、最も重要なポイントを改めて確認します。

  • 急性気管支炎のほとんどはウイルスが原因であり、特別な治療をしなくても、自身の免疫力によって1~3週間で自然に治癒に向かう疾患です。
  • 世界の標準治療では、抗菌薬(抗生物質)は原則として不要とされています。むしろ、副作用や薬剤耐性菌を生むリスクがあることを理解することが重要です1416
  • 治療の基本は、薬に頼ることではなく、十分な水分補給、部屋の加湿、そして何よりも体を休めること。これらが、ご自身の免疫力が最大限に力を発揮するための手助けとなります。
  • 最も重要なことは、危険な合併症である「肺炎」などを見逃さないことです。レッドフラグに当てはまる場合や、「いつもと違う」「何となくおかしい」と感じる場合には、自己判断で我慢せず早めに医療機関を受診してください。
  • 高齢者や持病のある方、妊娠中の方、小さなお子さんでは、症状が比較的軽く見えても重症化しやすいため、「様子を見る」期間はできるだけ短くし、低いハードルで受診を検討することが推奨されます。

【最終チェック】
本文でご紹介した「肺炎を疑うべきレッドフラグ」のチェックリストをもう一度ご確認ください。もし一つでも当てはまる項目があれば、それは体が発している危険なサインかもしれません。決して自己判断で様子を見続けず、ためらわずに医療機関を受診してください。「これは自分だけでは判断が難しい」と感じるときこそ、専門家に相談するタイミングです。

免責事項
本記事は、医学的知識の普及・啓発を目的としており、個々の状況に応じた専門的な医学的アドバイス、診断、治療を提供するものではありません。ご自身の健康状態に関する懸念や、治療に関する決定を下す前には、必ず資格を有する医療専門家にご相談ください。

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