月経周期とは?計算方法から不順の原因、妊娠しやすい日まで専門家が徹底解説
女性の健康

月経周期とは?計算方法から不順の原因、妊娠しやすい日まで専門家が徹底解説

月経周期の正しい理解は、ご自身の健康状態を把握するための第一歩です。この記事では、JAPANESEHEALTH.ORG編集部が、日本産婦人科医会(JSOG)や厚生労働省(MHLW)などの公的機関の指針に基づき、月経周期の正確な計算方法、正常な周期の基準、排卵日の予測、そして周期が乱れる原因までを、専門家の視点から徹底的に解説します。さらに、多くの専門家が「第5のバイタルサイン」と見なす月経周期が、いかにして私たちの全体的な健康の重要な指標となるのか、その深い意味にも迫ります。最新のFemtech(フェムテック)アプリの活用法まで、あなたの疑問や悩みを解決するための確かな情報を、ここに集約しました。


この記事の科学的根拠

この記事は、入力された研究報告書で明示的に引用されている、最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下の一覧には、実際に参照された情報源と、提示された医学的指針への直接的な関連性のみが含まれています。

  • 日本産婦人科医会(JSOG)および厚生労働省(MHLW):この記事における「正常な月経周期の基準」「月経不順の分類」「排卵日予測検査薬の使用法」に関する指針は、引用元資料に記載されている日本産婦人科医会(JSOG)6および厚生労働省(MHLW)13が発表した公式ガイドラインに基づいています。
  • 国際的な医学研究および指針:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や子宮内膜症に関する最新の知見、月経周期を「バイタルサイン」と見なす概念については、The Lancet誌9や米国産科婦人科学会(ACOG)29、欧州ヒト生殖医学会(ESHRE)33などの国際的な権威ある機関の研究や指針を参考にしています。

要点まとめ

  • 正しい計算方法:月経周期は、生理が始まった日(1日目)から次の生理が始まる前日までの日数で計算します。生理が終わった日から数えるのは誤りです1
  • 日本の正常基準:日本産婦人科医会(JSOG)は、25日~38日の周期を正常範囲とし、周期ごとの変動が6日以内であることも目安としています56
  • 「第5のバイタルサイン」:月経周期の規則性、期間、経血量は、単なる生殖機能の指標ではなく、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や甲状腺疾患など、全身の健康状態を反映する「重要な健康指標(バイタルサイン)」と見なされています9
  • 排卵日予測:排卵日予測検査薬(LHテスト)は、排卵の約24~36時間前に起こるLHサージを検出し、妊娠しやすい時期を予測する精度の高い方法です13。基礎体温法やおりものの観察と組み合わせることで、より正確性が増します。
  • 受診の目安:3ヶ月以上生理が来ない、周期が頻繁に24日より短い、または39日より長い、日常生活に支障をきたすほどの月経痛がある場合は、専門医への相談が推奨されます719

まずは基本から!月経周期の正しい定義と計算方法

月経周期を正しく理解することは、自身の健康管理の基礎となります。ここでは、周期の定義から数え方、そして正常とされる基準について、国内外の専門機関の見解を交えながら詳しく解説します。

月経周期の定義:いつからいつまでを数える?

医学的に、月経周期(月経周期)とは、経血の出血が始まった日を「第1日目」とし、次の月経が始まる直前の日までの期間を指します1。多くの方が誤解しがちな点ですが、月経が終わった日から数え始めるのではありません。この基本的な定義を正確に理解することが、周期管理の第一歩です。

例えば、1月1日に月経が始まった場合、その日が周期の1日目となります。そして次の月経が1月29日に始まった場合、1月1日から1月28日までの「28日間」がその周期の長さとなります。1月29日は、新しい周期の1日目としてカウントされます2。カレンダーや手帳を使い、毎月の開始日を記録するだけで、ご自身の周期を簡単に把握できます。

「正常」な月経周期とは?日本の基準と国際基準

「自分の周期は正常なのだろうか」という疑問は、多くの方が抱くものです。この点について、日本の公的機関である日本産婦人科医会(JSOG)は、正常な月経周期の目安を25日から38日間としています。さらに、周期ごとの長さの変動が6日以内であることも、安定した周期の一つの指標とされています56

一方で、海外の情報を目にすると、異なる数字が示されていることに戸惑うかもしれません。例えば、米国のメイヨー・クリニック(Mayo Clinic)や英国の国民保健サービス(NHS)では、正常範囲を21日から35日としています78。このように基準に幅があるのは、人種や生活環境による差も考慮されるためです。重要なのは、これらの数字はあくまで目安であり、JSOGが示す基準から多少外れていても、定期的に周期が来ていれば問題ない場合も多いということです。本稿では、読者の皆様がご自身の状態を客観的に評価できるよう、これらの基準を比較した表を以下に示します。

表1:月経周期の正常基準(JSOGと国際基準の比較)
指標(項目) 日本の基準 (JSOG) 6 国際的な基準(参考)7 備考(備考)
周期日数 25 – 38日 21 – 35日 JSOGの基準では、周期ごとの変動が6日以内であることも正常の目安とされます。
持続日数(経血がある期間) 3 – 7日 2 – 7日 経血がある期間が2日以内と極端に短い、または8日以上と長い場合は注意が必要です。
経血量 20 – 140g 約20 – 90ml(大さじ1~5杯程度) 経血量が極端に多い、または少ない場合も、何らかのサインである可能性があります。
初経年齢 約12歳 平均約12歳(8歳~15歳で変動) 初経が早すぎる、または遅すぎる場合も、医療機関への相談が推奨されます。

あなたの体で何が起きている?月経周期の4つのフェーズ

月経周期は、単なる出血の期間ではありません。女性の体内では、妊娠に備えるため、複数のホルモンが精巧なバランスを取りながらダイナミックに変動しています。この周期は、大きく分けて4つの段階(または月経期を卵胞期に含めて3つの段階)で構成されています34

  1. 月経期(生理中):妊娠が成立しなかった場合に、不要になった子宮内膜が剥がれ落ち、血液と共に体外へ排出される期間です。この期間は、次の卵胞期の始まりでもあります。
  2. 卵胞期:脳下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)の働きで、卵巣の中にある原始卵胞の一つが成熟し始めます。成熟するにつれて卵胞から卵胞ホルモン(エストロゲン)が分泌され、子宮内膜を厚くし、妊娠の準備を整えます1
  3. 排卵期:エストロゲンの分泌が頂点に達すると、脳下垂体から黄体形成ホルモン(LH)が大量に放出されます(これをLHサージと呼びます)。このLHサージの刺激により、成熟した卵胞から卵子が排出される「排卵」が起こります1
  4. 黄体期:排卵後の卵胞は黄体という組織に変化し、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌します。プロゲステロンは、厚くなった子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に維持し、基礎体温を上昇させる働きがあります。妊娠が成立しない場合、黄体は衰退し、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が急激に減少。これにより子宮内膜が剥がれ落ち、次の月経が始まります1

近年、ハーバード大学公衆衛生大学院と共同で行われたApple Women’s Health Studyなどの大規模研究により、月経周期のデータが全身の健康状態を映し出す重要な指標、すなわち「第5のバイタルサイン」であるという認識が広まっています910。周期の長さや規則性、経血量の変化は、単なる婦人科系の問題だけでなく、糖尿病や甲状腺疾患、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などのサインである可能性があり、ご自身の体を理解する上で非常に価値のある情報なのです。

妊娠を望む方へ:排卵日を予測する4つの方法

妊娠を計画している方にとって、排卵日を正確に予測することは極めて重要です。「妊娠しやすい時期(受胎可能期間)」は、排卵日の約4日前から排卵日の1日後までとされていますが、特に可能性が高いのは排卵日の1~2日前です11。これは、卵子の寿命が排卵後約24時間であるのに対し、精子は女性の体内で最大3日以上生存できるためです12。ここでは、排卵日を予測するための代表的な4つの方法を、その精度や特徴と共に解説します。

方法1:オギノ式(カレンダー法)

オギノ式は、最も手軽な排卵日予測法です。計算方法は、「平均的な月経周期日数から14日を引く」というものです15。例えば、周期が28日の方であれば排卵日は14日目(28-14=14)、35日の方であれば21日目(35-14=21)と推定されます。この方法は、排卵から次の月経までの期間(黄体期)が約14日間でほぼ一定であるという仮定に基づいています。しかし、実際には周期の長さの変動は主に卵胞期の長さによって生じるため、特に月経不順の方にとっては精度が低いという大きな欠点があります1

方法2:基礎体温法(BBT)

基礎体温(Basal Body Temperature, BBT)とは、朝、目覚めた直後、体を動かす前に測る、最も安静な状態の体温のことです1。女性の体温はホルモンの影響を受け、排卵を境に低温期と高温期の二相に分かれます。排卵後に分泌されるプロゲステロンが体温を上昇させるため、グラフをつけることで排卵が起こったことを後から確認できます。排卵日は、体温が最も低くなる日から急激に上昇する前後に起こることが多いとされています。

正確に測定するためには、以下の点を守ることが重要です15

  • 小数点第2位まで測定できる婦人体温計を使用する。
  • 毎朝同じ時刻に、目覚めたらすぐに、寝たままの状態で舌の下で測定する。
  • 測定した体温を毎日グラフに記録し、体温の変化パターンを把握する。

この方法は、排卵を事前に予測するのではなく、排卵が「起こった」ことを確認するのに役立ちます。

方法3:排卵日予測検査薬(LHテスト)

現在、最も精度が高いとされているのが、市販の排卵日予測検査薬(LHテスト)を用いる方法です。この検査薬は、排卵の直前に急増する黄体形成ホルモン(LH)の尿中の濃度を検出します。この現象は「LHサージ」と呼ばれます13

厚生労働省の指針によれば、LHサージが始まってから約24~36時間以内に排卵が起こるとされています13。したがって、検査薬で陽性反応が出た時が、最も妊娠しやすいタイミングの一つとなります。使用方法については、製品の指示に従うことが基本ですが、厚生労働省は次のように推奨しています13

  • 検査は、次の月経予定日の17日前から開始する。
  • 周期が不規則な場合は、直近2~3周期のうち最も短い周期を基準に計算する。
  • 毎日1回、なるべく同じ時間帯に検査を行う。検査前4時間程度は、多量の水分摂取や排尿を控える。

方法4:おりもの(頸管粘液)の変化を観察

おりもの(頸管粘液)の状態も、排卵日を予測する手がかりになります。排卵日が近づくと、エストロゲンの影響でおりものの量が増え、透明でよく伸びる、まるで生卵の白身のような状態に変化します15。このタイプのおりものは、精子が子宮内へ到達するのを助ける働きがあり、体が妊娠しやすい状態にあることを示すサインです。

これらの方法を理解し、自分に合ったものを選ぶために、以下の比較表をご活用ください。

表2:各排卵日予測方法の比較
方法 精度 費用 手間 メリット デメリット
オギノ式 低い 無料 簡単 手軽で費用がかからない。 精度が低く、特に周期が不順な人には不向き。
基礎体温法 中程度 低い(体温計代のみ) 毎日の継続が必要 周期のパターンを把握でき、排卵があったことを確認できる。 排卵を事後的にしか確認できず、事前予測は難しい。
排卵日予測検査薬 高い 中~高い 数日間、毎日検査が必要 排卵日を1~2日前に予測でき、精度が高い。 周期が長い・不順な場合は費用がかさむ。
おりもの観察法 中程度 無料 自己観察と判断が必要 費用がかからず、自身の体の変化に気づける。 主観的で、個人差があり判断が難しい場合がある。
アプリ/デバイス 様々(低い~高い) 無料~高い 入力が容易 記録が便利で自動化されている。AI搭載のものもある。 精度は入力データやアルゴリズムに依存。プライバシーの問題も。

もしかして月経不順?種類・原因と婦人科受診のサイン

月経周期の乱れは、多くの女性が経験する悩みです。しかし、それが一時的なものなのか、あるいは何らかの病気のサインなのかを見分けることは重要です。ここでは、月経不順の定義から原因、そして医療機関を受診すべきタイミングについて解説します。

月経不順の主な種類

月経不順とは、正常な周期から逸脱した状態全般を指します。日本産婦人科医会(JSOG)は、以下のような医学用語で分類しています619。ご自身の状態を客観的に把握するために、これらの定義を知っておくと役立ちます。

  • 稀発月経:周期が39日以上続く状態。
  • 頻発月経:周期が24日以内の短い状態。
  • 無月経:3ヶ月以上月経がない状態。
  • 過長月経:出血期間が8日以上続く状態。
  • 過短月経:出血期間が2日以内で終わる状態。
  • 過多月経:経血量が異常に多い状態。
  • 過少月経:経血量が異常に少ない状態。

なぜ周期は乱れる?考えられる主な原因

月経周期が乱れる原因は多岐にわたりますが、主に以下の3つのカテゴリーに分けられます1920

  1. 生活習慣や環境要因:最も一般的な原因であり、過度なストレスが筆頭に挙げられます。仕事のプレッシャーや人間関係の悩みだけでなく、引っ越しや旅行といった環境の変化もストレスとなり、ホルモンバランスを司る脳の視床下部に影響を与えます。その他、急激なダイエットや過度な運動、睡眠不足、不規則な生活リズムなども周期の乱れを引き起こします1
  2. 生理的な要因:思春期や閉経周辺期(更年期)は、ホルモンバランスが不安定になりやすいため、周期が乱れるのは自然なことです。また、出産後や授乳中は、プロラクチンというホルモンの影響で一時的に無月経になることがよくあります20
  3. 背景にある病気:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や子宮内膜症、子宮筋腫などの婦人科疾患、あるいは甲状腺機能の異常といった内分泌系の病気が原因で月経不順が起こることもあります21

こんな症状は要注意!すぐに婦人科へ相談すべきサイン

婦人科の受診をためらう方も少なくありませんが、早期発見・早期治療が重要です。受診した結果、単に「様子を見ましょう」という診断で終わることも多く、過度に心配する必要はありません19。以下のチェックリストに当てはまる場合は、一度専門医に相談することをお勧めします。

  • これまで規則的だった周期が、突然不規則になり、その状態が2~3ヶ月以上続く19
  • 妊娠の可能性がないのに、90日(3ヶ月)以上月経が来ない7
  • 周期が頻繁に21日より短い、または39日より長い67
  • 出血が8日以上続く19
  • 経血量が極端に多く、1時間ごとにナプキンやタンポンを交換する必要がある、または大きな血の塊が出る7
  • 日常生活に支障をきたすほどのひどい月経痛がある7
  • 不正出血(月経期間外の出血)がある7
表3:月経不順に関するクイックガイド
状態 定義・症状6 考えられる原因19 受診の目安7
稀発月経 周期 > 38日 ストレス、過度な減量、PCOS、更年期、甲状腺機能障害 状態が3周期以上続く場合や、妊娠を希望している場合。
頻発月経 周期 < 25日 ストレス、黄体機能不全、更年期 状態が持続し、貧血や疲労感など生活に影響が出る場合。
無月経 月経なし > 3ヶ月 妊娠、授乳、過度なストレス・減量、PCOS、早期卵巣不全 妊娠の可能性を除外した上で、直ちに受診。
過長月経 出血 > 8日 ホルモン異常、子宮筋腫、子宮ポリープ、子宮腺筋症 頻繁に起こる場合、特に経血量が多い場合。
過多月経 異常に多い経血量、大きな血の塊 子宮筋腫、子宮腺筋症、血液凝固障害、甲状腺機能障害 生活に支障が出る、めまいや倦怠感(貧血の兆候)がある場合。

【深掘り解説】月経不順の裏に隠れる病気

月経不順は、それ自体が問題であると同時に、より深刻な婦人科疾患のサインである可能性もあります。ここでは、特に頻度が高く、注意が必要な病気について詳しく解説します。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは?

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵巣内で多数の小さな卵胞が発育するものの、うまく排卵できなくなる内分泌系の疾患です。日本の生殖年齢女性の約5~8%が罹患していると推定され、無排卵や不妊の主要な原因の一つです23

日本産婦人科医会が定める診断基準(2024年改訂)では、以下の3項目をすべて満たす場合にPCOSと診断されます25

  1. 月経異常(無月経、稀発月経、無排卵周期など)。
  2. 超音波検査で両側の卵巣に多数の小卵胞が見られる、または血中の抗ミュラー管ホルモン(AMH)値が高い。
  3. 血中の男性ホルモン(アンドロゲン)値が高い、またはLH値が高い。

PCOSの影響は婦人科領域にとどまりません。インスリン抵抗性(血糖値を下げるインスリンが効きにくくなる状態)を伴うことが多く、2型糖尿病や脂質異常症、高血圧といった生活習慣病のリスクを高めます28。また、排卵が長期間ない状態が続くと、子宮内膜がエストロゲンの刺激を受け続け、子宮体がんのリスクも上昇することが知られています10。治療法は、「月経周期を整えたい」「妊娠を希望したい」といった患者さん一人ひとりの目標に応じて選択されます27

子宮内膜症とは?

子宮内膜症は、本来は子宮の内側にあるべき子宮内膜に似た組織が、卵巣や腹膜など子宮以外の場所で増殖・出血を繰り返す病気です。生殖年齢女性の約10人に1人が罹患しているとされ、日本では約200~400万人の患者さんがいると推定されています3334

最も特徴的な症状は痛みであり、日常生活に影響を及ぼすほどの強い月経痛、月経時以外の骨盤痛、性交痛、排便痛などが挙げられます21。また、不妊症の原因となることも少なくありません。診断の確定には腹腔鏡手術が必要ですが、多くは症状や内診、超音波検査などから臨床的に診断され、治療が開始されます33。治療は、痛みのコントロールを目的とした薬物療法(低用量ピルなど)や、病巣を取り除くための手術療法があり、これもまた患者さんの年齢や症状、妊娠希望の有無などに応じて個別に計画されます3638

甲状腺の病気との関連性

見過ごされがちですが、月経不順と深く関わっているのが甲状腺機能の異常です。甲状腺は、体の新陳代謝をコントロールするホルモンを分泌しており、このホルモンのバランスが崩れると、排卵を司る脳や卵巣の働きに直接影響を及ぼします21

  • 甲状腺機能低下症(橋本病など):ホルモンが不足すると、代謝が低下し、月経周期が長くなる(稀発月経)、無月経、あるいは逆に経血量が多くなる(過多月経)などの症状が現れることがあります41
  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病など):ホルモンが過剰になると、代謝が活発になりすぎ、周期が短くなる(頻発月経)、経血量が少なくなる、無月経などを引き起こすことがあります41

甲状腺疾患は、特に日本人女性に多く、男性の5~10倍以上の罹患率と報告されています4245。原因不明の月経不順に加え、体重の急激な変化、倦怠感、気分の変動、暑がり・寒がりといった症状がある場合は、一度、甲状腺機能の検査について医師に相談してみることを強くお勧めします。

テクノロジー活用術:生理管理アプリ(Femtech)の賢い使い方

現代において、テクノロジーは健康管理の強力な味方です。特に、女性の健康課題をテクノロジーで解決する「Femtech(フェムテック)」市場は日本でも急成長しており、中でも月経周期管理アプリは多くの女性に利用されています46

日本で人気の生理管理アプリ5選

数多くのアプリが存在しますが、ここでは日本で特に人気のあるものをいくつか紹介します。それぞれに特徴があるため、ご自身のライフスタイルや目的に合ったものを選ぶと良いでしょう。

  • ルナルナ:日本におけるパイオニア的存在。周期予測から妊活、ピル管理モードまで幅広い機能を備え、多くのユーザーに支持されています14
  • Flo:AIを活用して70以上の症状を分析し、パーソナライズされた健康情報を提供。世界的に利用者が多いアプリです1652
  • Clue:科学的根拠に基づいた設計が特徴。広告がなく、客観的なデータ管理を好むユーザーに適しています16
  • ラルーン:大規模な匿名コミュニティが特徴で、月経や恋愛に関する悩みを気軽に相談できます16
  • ペアケア:コミュニケーションアプリ「LINE」上で利用でき、パートナーと周期情報を共有できるユニークな機能を持っています16

アプリの精度と限界:過信は禁物

アプリは非常に便利ですが、その限界を理解した上で「賢く使う」ことが重要です。最近の研究では、Ouraリングのようなウェアラブルデバイスは皮膚温や心拍数などの生体データを用いて排卵日を高精度で予測できることが示されています53。しかし、多くの無料アプリは入力されたデータに基づいてカレンダー法(オギノ式)を応用して予測しているため、周期が不規則な場合は精度が落ちる可能性があります54

最も重要なことは、これらのアプリは医療診断ツールではなく、信頼できる避妊法でもないという点です51。アプリはあくまで「便利なデジタル日記」と捉え、記録したデータをもとに、より精度の高い基礎体温法やLHテストと組み合わせたり、医師に相談する際の参考資料として活用したりするのが賢明な使い方です。

表4:日本の主要Femtechアプリの評価
アプリ名 主な機能 排卵日予測 料金 特記事項
ルナルナ 非常に普及しており、妊活やピルモードなど多機能。 カレンダーベース、BBT入力可。 無料(プレミアムプランあり) 日本のパイオニアで、関連サービスも豊富。
Flo AIによる症状分析、質の高い教育コンテンツ。 AIベースで多因子を分析。 無料(プレミアムプランあり) 医学コンテンツと個別化に強み。世界的に人気。
Clue 科学的でミニマルなデザイン。30以上の項目を追跡。 カレンダーとユーザーデータに基づく。 無料(プレミアムプランあり) データ重視で客観的なアプローチを好む人向け。
ラルーン 大規模な匿名相談コミュニティ。 カレンダーベース。 無料 コミュニティ機能と精神的サポートに強み。
ペアケア LINE上で利用、パートナーとの共有機能。 カレンダーベース。 無料 カップルで周期を共有し、理解を深めたい場合に最適。

あなただけじゃない:数字で見る日本の「生理の悩み」

月経に伴う悩みは、決して個人的な問題ではありません。それは社会全体に影響を及ぼす課題です。株式会社明治が日本で行った大規模な調査によると、驚くべき実態が明らかになりました55

  • 20代から40代の女性の85%が、月経に関する何らかの悩みや問題を抱えている。
  • 働く女性の80%が、月経関連の症状で仕事に困難を感じた経験がある。
  • 症状がある日の仕事のパフォーマンスは、通常時に比べて平均20%低下する。

これらの生産性低下(プレゼンティーイズム)や医療費による経済的損失は、日本全体で年間約1兆1913億円にも上ると試算されています55

さらに、「生理の貧困(Period Poverty)」も日本における深刻な問題です。これは、経済的な理由で必要な生理用品を購入できない状況を指します。厚生労働省の調査では、回答者の8.1%が、生理用品の入手に苦労した経験があると答えています57。この問題の背景には、経済的な困窮だけでなく、家庭内で相談しづらい環境や社会的なスティグマも存在します56

よくある質問

月経周期を計算する最も簡単な方法は何ですか?

最も簡単な方法は、カレンダーや手帳、またはスマートフォンのアプリを使って、生理が始まった日を記録することです。生理開始日を「1日目」として、次の生理が始まる前日までの日数を数えるだけで、ご自身の周期を把握できます2。数ヶ月記録を続けると、平均的な周期の長さが見えてきます。

周期が毎月数日ずれるのですが、これは異常ですか?

必ずしも異常ではありません。日本産婦人科医会(JSOG)の基準では、周期の変動が6日以内であれば正常な範囲とされています5。ストレスや生活習慣のわずかな変化でも周期は変動するため、数日のずれは多くの女性に見られます。ただし、変動が7日以上続く場合や、周期がJSOGの正常範囲(25~38日)を頻繁に外れる場合は、一度医師に相談することをお勧めします。

市販の排卵日予測検査薬はどのくらい正確ですか?

排卵日予測検査薬(LHテスト)は、排卵の引き金となるLHホルモンの急増(LHサージ)を検出するため、非常に精度の高い方法とされています。正しく使用した場合、排卵のタイミングを約24~36時間前に予測することができます13。妊娠を希望する方にとっては、最も信頼性の高い方法の一つです。

40代になり周期が乱れてきました。これは更年期の前兆でしょうか?

その可能性は十分に考えられます。40代になると、卵巣機能が徐々に低下し始めるため、ホルモンバランスが不安定になり、月経周期が長くなったり短くなったり、経血量が減ったりといった変化が現れることが一般的です。これは閉経に向けた自然なプロセス(閉経周辺期)の一部ですが、他の病気が隠れている可能性も否定できないため、気になる症状があれば婦人科で相談しましょう19

ストレスで生理が止まることはありますか?

はい、あります。強い精神的または身体的ストレスは、ホルモン分泌をコントロールしている脳の視床下部の働きを抑制し、排卵を止めてしまうことがあります。これが原因で、一時的に月経が来なくなる(ストレス性無月経)ことは珍しくありません19。ストレスの原因が解消されれば自然に回復することも多いですが、無月経が3ヶ月以上続く場合は、他の原因も考えられるため、必ず婦人科を受診してください。

結論

月経周期を正しく理解し、記録することは、単に次の生理や妊娠のタイミングを知るためだけではありません。それは、ご自身の体からのメッセージを読み解き、健康状態を把握するための強力なツールです。現代の医学では、月経周期は「第5のバイタルサイン」として、心拍数や血圧と同等に重要な健康指標と見なされています9。周期の乱れや経血量の変化は、生活習慣の見直しが必要なサインであると同時に、PCOSや甲状腺疾患といった治療が必要な病気の早期発見につながることもあります。

本記事で解説した計算方法や予測ツールを活用し、ぜひ今日からご自身の周期に関心を持ってみてください。そして、もし「いつもと違う」「何かおかしい」と感じることがあれば、決して一人で悩まず、専門家である婦人科医に相談する勇気を持ってください。あなたの月経周期は、あなた自身の健康を守るための、最も身近で信頼できるパートナーなのです。

免責事項

この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスを構成するものではありません。健康上の懸念がある場合、または健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

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