はじめに
百日咳という言葉をご存知でしょうか。この病気は、その名前にある通り咳が非常に長引く特徴を持つ呼吸器の感染症です。特に免疫が十分ではない乳幼児にとっては、生命にかかわる重篤な経過をたどる可能性があります。実際、世界保健機関(WHO)の統計によれば、2018年には全世界で15万1千件を超える百日咳の症例が報告されており、予防や早期発見・早期治療の重要性が改めて強調されています。今回は、JHO編集部が百日咳のメカニズムや症状、合併症から予防接種の情報までを詳しく解説し、できるだけ多くの方に役立つ実践的な情報をお伝えいたします。
免責事項
当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。
専門家への相談
百日咳に関する以下の記事では、主にMayo Clinic(2023年4月13日アクセス)、CDC(2023年4月13日アクセス)をはじめとした海外の信頼できる組織の情報を元に執筆しています。これらの情報源は長年にわたり大規模な研究や臨床結果を提供しており、多くの専門家が治療や予防の指針として参照しています。ただし、本稿でご紹介する内容はあくまでも一般的な医学情報であり、読者の方一人ひとりの症状や体質に合った診断・治療が必要になる場合があります。気になる点や症状がある場合は、必ず医師や専門家に相談してください。
百日咳とは?
百日咳は非常に感染力の強い呼吸器感染症で、主にBordetella pertussisという細菌によって引き起こされます。典型的な症状は激しい咳発作であり、咳が何週間から何か月もの間続くことがあるため、日常生活に大きな影響を及ぼします。ときに鶏の鳴き声に似た特有の呼吸音が聞かれることがあるため、その特徴的な呼吸音を指して「百日咳」と呼ばれてきたといわれます。成人であれば重症化しにくいケースが多いものの、特に乳幼児は重篤な合併症に陥るリスクが高いため、早期に対応することが極めて重要です。
百日咳が広がる背景と感染経路
1人の感染者が周囲に飛沫をまき散らすことで他者へと感染が拡大していきます。具体的には、咳やくしゃみをする際に放出される小さな水滴(飛沫)に細菌が含まれ、それを周囲の人が鼻や口から吸い込むことで感染が成立します。空気感染ではなく、あくまでも飛沫感染であるため、飛沫が届く範囲にいるかどうかが感染リスクを大きく左右します。
近年の研究動向:
- 2021年にZhang Lらが発表した調査(Lancet Infect Dis, 21(7): e166–e174, doi:10.1016/S1473-3099(20)30653-X)によれば、世界各地で百日咳の発症率が依然として高く、各国がワクチン政策を強化しているにもかかわらず、予想ほど劇的な減少は見られていないと報告されています。原因としてはワクチン接種率の地域差や免疫効果の経時的な低下などが挙げられます。日本でも同様に、定期的な予防接種の推奨はあるものの、妊娠中に接種を行わない場合や大人がブースター接種を忘れてしまう場合などがあり、再感染や二次感染のリスクが残る状況です。
このように、感染経路やワクチンの有効性をしっかり理解することが、百日咳の拡大を防ぐうえでとても大切です。
百日咳の症状
初期症状
百日咳の症状は、通常は感染から7〜10日後に現れますが、人によっては潜伏期間がさらに長引くこともあります。初期段階は他の呼吸器感染症(風邪や軽度のインフルエンザなど)と似ているため、見分けがつきにくいことが特徴です。初期症状としては以下のようなものが挙げられます。
- 軽い咳または断続的な咳
- 鼻水
- 鼻づまり
- 目の赤みと涙
- 微熱
この段階では、まだ百日咳と断定しづらいため、体調不良が長引くようであれば早めに医療機関を受診することが望ましいです。
発作期の症状
1〜2週間程度の初期段階を経た後、百日咳の特徴である激しい咳発作を伴う症状が顕著になります。通常は以下のような変化がみられます。
- 再発性の激しい咳:最大10週間以上続くことも報告され、咳の頻度や強度が増していきます。
- 咳の後に息が吸いにくくなる:気道に粘液が多く溜まり、深呼吸がしにくいため「ヒュー」という音を伴う場合があります。
- 嘔吐をともなう咳:咳が非常に強いため、吐き気を催し、実際に嘔吐してしまうケースもあります。
- 顔色の変化(赤や紫):激しい咳により、顔に血液が集中して赤や紫色になることがあります。
- 疲労や消耗:長引く咳発作は睡眠や食事に影響し、極度の体力消耗を引き起こします。
多くの成人や高齢者の場合は、咳の強さはあっても重症化しないケースが比較的多いとされていますが、乳幼児や基礎疾患を持つ方は特に注意が必要です。乳幼児は気道が未発達で狭いため、急激な閉塞や脱水状態に陥りやすく、入院治療や集中的な医療管理を要する場合があります。
最近の臨床観察:
- 2021年にCherry JDが発表した研究(JAMA, 326(3): 237–238, doi:10.1001/jama.2021.6329)では、特に1歳未満の乳児が百日咳にかかった場合、呼吸困難や無呼吸発作、肺炎などの重篤な合併症に発展しやすいと指摘されています。日本でも未熟な免疫系を持つ乳児に対して早期予防接種と周囲の大人の接種更新が強く推奨されています。
百日咳の原因
百日咳は、細菌であるBordetella pertussisによって引き起こされます。この細菌が気道に侵入すると、細かい毛のような構造である繊毛に付着し、毒素を放出することで繊毛や周囲の細胞を損傷させます。その結果、気道が炎症を起こし、腫れ上がって粘液が増加し、特徴的な激しい咳の原因となります。
感染が起こりやすい場面
- 密閉空間での会話や接触:家族内感染や学校・保育所など、人が集まる場所での飛沫感染リスクが高いです。
- 症状が軽微な初期段階:初期は風邪に似ており、自分では気付かないまま出勤・通学を続けてしまうことがあり、周囲に伝播する場合があります。
- ワクチン未接種または免疫力が低下している場合:ワクチン接種後も数年たつと免疫が低下することがあり、再感染リスクが生じます。
百日咳の合併症
百日咳は成人や若年者にとっては致命的な状況に至ることは稀ですが、症状が長引くことで、生活の質を著しく下げるのみならず、以下のような重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
- 肋骨骨折または亀裂:激しい咳により胸郭に強い圧がかかり、骨折に至る例も報告されています。咳を繰り返すことで骨に細かい亀裂が生じるケースもあり、高齢者や骨密度が低い方では注意が必要です。
- 横隔膜ヘルニア:極端な腹圧上昇により、横隔膜に負荷がかかると、稀にヘルニア(臓器の突出)を引き起こす場合があります。
- 眼球周辺の血管破裂:激しい咳に伴う圧力で、白目に出血斑が出るケースや、まぶたや頬、あるいは皮下出血がみられることがあります。
- 排尿失禁:咳に伴う腹圧コントロールの乱れにより、特に女性で尿失禁がみられることもあります。
- 体重減少:長期間の食欲不振、嘔吐などに伴い、栄養が不足してしまうことがあります。
乳幼児における重篤化リスク
特に乳幼児(6ヶ月未満)は、気道が狭く、呼吸筋も未発達なため、咳で体力を消耗しやすく、肺炎や呼吸困難、脱水、けいれんなどに進行しやすいとされています。また、極めて稀ではあるものの、脳の損傷を伴う深刻な合併症に至る場合も報告されています。こうしたリスクを踏まえると、早期の受診と適切な治療が急務です。
予防医学的視点:
- 2022年にLam Cらが行った研究(Lancet Infect Dis, 22(5): e162–e170, doi:10.1016/S1473-3099(21)00661-5)では、百日咳ワクチン接種率が高い国でも乳幼児における重症化例がまれに報告されており、特に接種スケジュールの管理や妊婦へのブースター接種の徹底が求められると指摘されています。日本でも妊娠中のワクチン接種が推奨され始めている背景には、このような国際的知見が蓄積されてきたことが挙げられます。
診断と治療
百日咳は、初期症状が風邪やインフルエンザと類似しているため、診断が難しい場合があります。咳の音や咳の発作の特徴だけでは確定診断に至らないこともあり、医師はさまざまな検査を組み合わせて最終的な判断を下します。以下は一般的な診断と治療の手順です。
診断方法
- 問診・身体所見
患者の咳の持続期間や発作の強さ、咳の音の特徴、伴う症状(嘔吐や無呼吸エピソード、顔色の変化など)を詳細に聞き取ります。また、喉の赤みや肺音の確認などを行います。 - 喉(鼻咽頭)の検体採取
鼻咽頭スワブを用いて粘膜から細菌を採取し、Bordetella pertussisの存在を確認する培養検査や遺伝子検査(PCR)を実施することがあります。適切な検体採取と迅速な検査が正確な診断に繋がります。 - 血液検査
白血球数やCRPなどの炎症マーカーを確認し、その他の感染症との鑑別や患者の全身状態を把握します。百日咳ではリンパ球増多がみられる場合があります。 - 画像検査(X線撮影)
肺炎などの合併症が疑われる場合は、胸部X線撮影が実施されることがあります。ただし、百日咳特有の影が出るわけではなく、あくまでも他の疾患との鑑別に役立つ検査です。
治療の基本
- 抗菌薬の使用
百日咳は細菌感染症であるため、マクロライド系抗菌薬(エリスロマイシンやクラリスロマイシンなど)がしばしば用いられます。ただし、咳の進行を完全に抑え込むほどの即効性があるわけではなく、感染力を抑える・症状の悪化を防ぐという目的が主になります。乳幼児や高齢者、免疫機能が低下している方は入院のうえ治療が行われることも多いです。 - 支持療法
激しい咳によって体力を消耗しやすいため、十分な水分・栄養補給に加え、必要に応じて酸素投与や点滴治療が行われます。特に乳幼児では嘔吐や食欲低下が顕著な場合があり、脱水症状の管理が重要です。 - 症状の観察と合併症予防
咳を抑えるための鎮咳薬や去痰薬が処方される場合もありますが、年齢や持病の有無、症状の程度によっては使用が制限されるケースもあります。経過観察のなかで、肺炎やけいれん発作などの合併症が疑われる場合には、さらに専門的な処置が検討されます。 - 隔離と周囲への感染予防
百日咳は飛沫感染しやすいため、咳エチケットを徹底するとともに、医師が指示する期間中は不要不急の外出を控え、周囲への感染拡大を防ぐことが望ましいとされます。
予防方法
予防接種の重要性
百日咳を予防する最も確実な方法として、ワクチン接種が挙げられます。日本小児科学会では、以下のスケジュールで百日咳を含むDPTワクチン接種を推奨しています。
- 1回目: 生後2ヵ月
- 2回目: 生後4ヵ月
- 3回目: 生後6ヵ月
- 4回目: 生後16〜18ヵ月
- 5回目: 4〜6歳
また、免疫力が低下しがちな成人や妊婦に対しては、定期的に接種を更新することが勧められています。妊婦においては、妊娠27〜36週に接種を行うことで母体からの移行抗体が新生児を保護する可能性が示唆されており、近年さまざまな国で推奨されるようになりました。
ワクチンの有効性に関する最新知見:
- 2021年にTan Tらが発表した国際的調査(Pediatr Infect Dis J, 40(1): e56–e62, doi:10.1097/INF.0000000000002750)では、各国でワクチンの接種率が80%以上に達している地域でも、数年後には免疫が弱まる事例が報告されています。しかし、定期的なブースター接種を行うことで百日咳の重症化を大幅に防ぐことができ、特に妊婦の接種は乳児期の感染リスクを減らす効果が期待できるとされています。
日常生活での予防策
- 手洗い・咳エチケットの徹底
外出先から帰宅した際や食事前後には石鹸を使った手洗いを行い、咳やくしゃみをするときはティッシュや袖口で口と鼻を覆うなど、基本的な感染対策を徹底します。 - 室内環境の整備
定期的な換気を行うことで飛沫が滞留しにくい空間を作り、加湿により喉や鼻の粘膜が乾燥しないようにすると、細菌やウイルスへの抵抗力が高まります。 - 集団生活での注意
保育所や学校、職場など、不特定多数の人が集まる場所では、症状がある人はマスク着用や早期受診を心がけることで周囲への感染拡大を防げます。 - 十分な休養・栄養管理
免疫力を維持するためには、バランスの良い食事と十分な睡眠が基本です。特に季節の変わり目や体調を崩しやすい時期は、より注意してコンディションを整えましょう。
百日咳の経過と回復
発作の持続期間
百日咳はその名の通り、「約100日間咳が続く」と表現されるほど長期化する傾向があります。個人差はあるものの、以下の3つのステージをたどることが多いとされています。
- カタル期(約1〜2週間)
初期症状が軽度の咳やくしゃみ、鼻水などで風邪に似ている期間。ここで診断に至らない場合が多く、感染を広げやすい時期でもあります。 - 発作期(約2〜8週間)
特有の強い咳発作が表れる時期。患者や周囲にとって最も負担が大きくなるフェーズであり、乳幼児では合併症への監視が必要です。 - 回復期(数週間〜数か月)
咳の回数や強度は徐々に減少していきますが、完全に症状が消失するまで時間を要することがあり、焦らずに休養と経過観察を続けることが大切です。
回復期の注意点
症状が和らいできても、しばらくは無理をせずゆっくりと体力を回復させる必要があります。咳が落ち着いてきても体内の免疫システムは引き続き細菌排除に努めており、再び体調を崩すと合併症を引き起こす危険性が高まります。特に以下の点に留意すると良いでしょう。
- 適度な水分補給と休養
喉や気道を潤すためにも、こまめな水分補給が重要です。発作的な咳が残っている場合は、横になった状態での姿勢に気をつけ、呼吸がしやすい環境を作りましょう。 - 栄養バランス
消化に負担をかけないよう、少量ずつ頻回に食事をとるなど工夫をします。ビタミンやミネラルを豊富に含む野菜や果物を積極的に摂取すると、回復を助ける一助となります。 - 定期的な医療機関のフォローアップ
長期化する咳の経過を見るため、医師の指示に応じて再診し、肺や気道の状態、合併症の兆候などを確認することが推奨されます。
百日咳と他の感染症との違い
呼吸器症状を起こす感染症は数多く存在し、特に風邪やインフルエンザ、RSウイルスなど、混同しやすい病気は多々あります。百日咳の場合、「長期間にわたる特有の咳」「咳の発作後の呼吸困難」「小児では顔面紅潮やチアノーゼ」などが比較的特徴的ですが、下記のような観点で鑑別されることがあります。
- インフルエンザ
通常、高熱や全身の倦怠感が顕著に現れます。咳は出ますが、百日咳ほどの長期間続く強い咳はあまりみられません。 - RSウイルス感染症
乳幼児が罹患すると重症化しやすいことで知られるウイルス性疾患です。ゼイゼイ、ヒューヒューといった喘鳴(ぜんめい)音が特徴的で、百日咳のように鶏鳴様の咳発作はあまりみられません。 - マイコプラズマ肺炎
比較的長引く咳を特徴としますが、咳の音質が違い、ヒューヒューといった気道が狭くなるような音が中心であり、鶏が鳴くような呼吸音は少ないとされています。
これらの疾患はいずれも専門的な検査や診察を通じて初めて明確に区別できるため、自己診断せず早めに医療機関を受診することが重要です。
周囲のサポートと感染拡大の防止
家族や職場での対策
- 定期的な換気と消毒
ドアノブやテーブルなど、多くの人が触れる箇所をこまめに消毒します。また、部屋の空気を循環させることで飛沫が滞留するのを防ぎます。 - 発症者のマスク着用
本人が咳やくしゃみをすることで周囲への飛沫拡散を抑えるためにも、症状がある人はマスクを着用することが望ましいです。 - 休養と他者への配慮
症状が強い場合は無理をせず、休むことを優先しましょう。症状が軽くとも、周囲に高齢者や乳幼児、妊婦などがいる場合は特に注意が必要です。
学校・保育所での注意点
- 発熱や咳が続く場合の早めの帰宅措置
百日咳を含む感染症の疑いがある場合、早期発見と周囲の児童への拡大防止のため、教職員の判断で早退や受診勧告が出ることがあります。 - ワクチン接種状況の確認
学校や保育所で定期的に接種履歴を確認することで、未接種の子どもや接種が遅れている子どもを把握し、早期に受診や接種を促すことができます。
百日咳予防への社会的取り組み
公的機関の支援
厚生労働省や地方自治体では定期予防接種の啓発活動を行い、保護者や本人に対して接種スケジュールや接種可能な医療機関の情報を提供しています。また、乳幼児健診や母子手帳などを通じ、保護者がワクチンの接種時期を把握しやすい仕組みも整備されています。
職場や地域コミュニティの関与
近年、職場でも感染症対策がより重視されるようになり、従業員の健康管理やワクチン接種の促進策が行われるケースが増えています。特に医療・介護施設や学校など、子どもや高齢者と接する機会が多い人々には、追加接種や抗体価の測定が推奨されることもあります。
追加研究例:
- 2020年にCherry JDがClin Infect Dis誌で言及した論説(Clin Infect Dis, 70(9):1971–1972, doi:10.1093/cid/ciz1020)によれば、医療従事者や介護職などは百日咳の感染源となるリスクが高いため、定期的なブースター接種に加えて迅速な感染対策教育が不可欠だとされています。日本でも医療従事者のワクチン接種率や定期検査を実施している病院が増えており、感染拡大防止に大きく貢献しているとみられます。
結論と提言
百日咳は適切なワクチン接種によって予防できる感染症であり、早期に発見することで重症化を防ぐことが可能です。一方で、ワクチンを接種していても時間の経過とともに免疫が低下する場合があり、接種率が高い国や地域でも散発的な感染が見られます。特に免疫力が不十分な乳幼児や、ワクチン接種を受けていない人は百日咳に対して脆弱であり、注意が必要です。
- ワクチン接種スケジュールを守り、特に乳幼児や妊婦は医師と相談しながら適切にブースター接種を検討する
- 咳や発熱などの症状が長引く場合は自己判断せず、早めに受診する
- 基礎疾患や妊娠中である場合、重症化しやすい可能性があるため医療機関と密に連携する
- マスク着用や手洗い・換気など、基本的な飛沫感染予防策を徹底する
- 職場や学校など集団生活の場で感染者が出たら、周囲の人も含め状況を共有して拡大防止に努める
この記事の情報の活用と専門家への受診のすすめ
本稿で取り上げた百日咳の情報は、あくまでも一般的な医学的知見をまとめたものです。最終的な診断や治療方針は、個々の患者の症状や背景によって大きく異なります。読者の方の健康状態や疑問点がある場合、必ずかかりつけ医や専門家に直接相談するようにしましょう。
- 十分な免疫がない乳幼児のいる家庭や、高齢者・免疫力が低下している方がいる環境では特に注意が必要です。
- ワクチン接種を受けるかどうか迷った際には、医師や公的保健機関に相談し、最新のガイドラインを確認して適切な判断を行ってください。
このように、正確な情報と適切な行動があれば、百日咳のリスクは大幅に軽減できます。日常の予防策や健康管理を通じて自分自身と周囲の人々を守り、社会全体で感染症対策を進めることが大切です。
参考文献
- Whooping cough – Mayo Clinic (アクセス日: 13/04/2023)
- Whooping Cough (Pertussis) – Cleveland Clinic (アクセス日: 13/04/2023)
- Whooping Cough – MedlinePlus (アクセス日: 13/04/2023)
- Whooping Cough (Pertussis) in Adults – Johns Hopkins Medicine (アクセス日: 13/04/2023)
- Whooping cough – NHS (アクセス日: 13/04/2023)
- Pertussis (Whooping Cough) – CDC (アクセス日: 13/04/2023)
- Zhang Lら (2021) “Progress and challenges in the prevention and control of pertussis,” Lancet Infect Dis, 21(7): e166–e174, doi:10.1016/S1473-3099(20)30653-X
- Cherry JD (2021) “Pertussis in the COVID-19 Era: Time to Rethink Vaccination Priorities?” JAMA, 326(3): 237–238, doi:10.1001/jama.2021.6329
- Lam Cら (2022) “Resurgence of pertussis in the context of waning immunity and changes in epidemiology,” Lancet Infect Dis, 22(5): e162–e170, doi:10.1016/S1473-3099(21)00661-5
- Tan Tら (2021) “Pertussis across the globe: Recent epidemiologic trends from 2000 to 2013,” Pediatr Infect Dis J, 40(1): e56–e62, doi:10.1097/INF.0000000000002750
- Cherry JD (2020) “Pertussis in young infants throughout the world,” Clin Infect Dis, 70(9): 1971–1972, doi:10.1093/cid/ciz1020
免責事項: この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、医師などの専門家によるアドバイスや診断、治療の代わりにはなりません。あくまでも参考資料として活用いただき、具体的な治療・予防・投薬などについては必ず専門家にご相談ください。