この記事の科学的根拠
本記事は、引用された研究報告書に明記されている最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下に示すリストには、実際に参照された情報源と、提示された医学的指導との直接的な関連性のみが含まれています。
- Mao, Q. Q., et al. (2019) / Foods誌: 本記事における生姜の生理活性化合物(ジンゲロール、ショウガオール等)とその多面的な生物活性(抗炎症、抗酸化作用など)に関する記述は、この包括的なレビュー論文に基づいています2。
- Dabaghian, F. H., et al. (2020) / Phytotherapy Research誌: 生姜が体内の炎症マーカー(C反応性タンパク等)を低下させるという記述は、複数の臨床試験を統合解析したこのメタアナリシス研究の結果を引用しています3。
- Chang, J. S., et al. (2013) / Journal of Ethnopharmacology誌: 「生の生姜」がRSウイルスに対して抗ウイルス活性を持つという重要な知見は、この独創的な研究論文に基づいています4。
- 厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』(eJIM): 生姜の安全性、副作用、妊娠中の使用に関する注意喚起は、厚生労働省が提供する公式情報に準拠しています5。
要点まとめ
- 生姜には、科学的に証明された抗炎症・抗菌・抗ウイルス・抗酸化作用があり、喉の痛みを多角的に和らげる可能性があります。
- 効果を最大化する鍵は「使い分け」です。ウイルス感染が疑われる風邪の初期には抗ウイルス作用に優れた「生の生姜」を、寒気や痛みが強い場合は体を温め、炎症を抑える「加熱・乾燥した生姜」が推奨されます。
- チューブ製品より生の生姜を皮ごとすりおろす方が有効成分を効率的に摂取できます。1日の摂取目安は生の生姜で約10g(小さじ1杯程度)です。
- 生姜は安全な食品ですが、過剰摂取は避け、特に妊娠・授乳中の方、特定の薬を服用中の方は使用前に必ず医師に相談してください。
- セルフケアで改善しない、または呼吸困難などの危険な兆候がある場合は、自己判断せず速やかに医療機関を受診することが極めて重要です。
なぜ生姜が喉の痛みに効くのか?科学が解き明かす3つの力
喉の痛み(咽頭痛)は、主にウイルスや細菌の感染によって引き起こされる、喉の粘膜(咽頭や扁桃)の「炎症」が原因です1。生姜がこの痛みに働きかけることができるのは、その中に含まれる「ジンゲロール」や「ショウガオール」といった有効成分が、体に多角的な作用をもたらすためです2。科学的研究によって、生姜には主に3つの力が秘められていることが明らかになってきました。
1. 炎症を抑える力
喉の痛みの直接的な原因は炎症です。生姜には、この炎症を引き起こす物質(炎症性サイトカインやプロスタグランジンなど)の生成を抑制する強力な作用があります。この効果は、単なる実験室レベルの話ではありません。複数の質の高い臨床試験の結果を統合・分析した「メタアナリシス」という研究手法において、生姜の補給食品を摂取した人々は、体内の炎症レベルを示す主要な指標である「C反応性タンパク(CRP)」「TNF-α」「IL-6」が有意に低下したことが報告されています3。これは、生姜が全身の炎症を抑える効果を持つことを示す、非常に信頼性の高い証拠です。さらに、生姜の成分は、一部の市販の消炎鎮痛薬と同様に、炎症に関わるCOX-2という酵素の働きを阻害することもわかっており2、痛みを元から和らげる可能性が示唆されています。
2. 細菌やウイルスと戦う力
生姜は、喉の痛みの原因となる病原体そのものに直接働きかける可能性も秘めています。
- 抗菌作用: 実験室での研究(in-vitro試験)では、生姜の抽出物が、溶連菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)の原因となるStreptococcus pyogenes菌の増殖を抑制することが示されています6。また、日本の研究機関が行った試験では、生姜の搾り汁が、皮膚の常在菌であり日和見感染の原因ともなるStaphylococcus epidermidisに対して、一部の抗生物質に匹敵するほどの強力な抗菌効果を持つことが確認されました7。
- 抗ウイルス作用: 特に注目すべきは、ウイルスに対する効果です。ある画期的な研究では、「生の生姜」が、多くの呼吸器感染症の原因となるRSウイルス(ヒト呼吸器合胞体ウイルス)に対して、ウイルスの細胞への付着と侵入を阻害することで感染を抑制する効果を示したと報告されています。重要なのは、この研究で「乾燥させた生姜」には同様の効果が見られなかった点です4。この発見は、後述する生姜の具体的な使い方に直結する、極めて重要な知見です。
3. 体を守る抗酸化作用
感染症と戦う際、私たちの体内では活性酸素が発生し、細胞に損傷を与えます。抗酸化作用とは、この損傷から細胞を守り、体の治癒過程を支援する働きのことです。生姜には100種類を超える生理活性物質が含まれており、その多くが優れた抗酸化作用を持つことが知られています2。一部の研究では、乾燥させたものよりも生の生姜の方が、より高い抗酸化作用を持つ可能性が示唆されています8。
これらの3つの力が複合的に働くことで、生姜は喉の炎症による痛みを和らげ、原因となる病原体と戦い、体の回復を支援するという、多面的な効果を発揮するのです。
生姜の主要な有効成分とその働き
生姜の効果を最大限に引き出すためには、その有効成分である「ジンゲロール」と「ショウガオール」の違いを理解することが不可欠です。この二つの成分は、生姜の状態(生か加熱か)によってその含有量と主な働きが大きく変わります。この違いを知ることが、あなたの症状に最適な生姜の選び方・使い方につながります。
特徴 | ジンゲロール | ショウガオール |
---|---|---|
多く含まれる形態 | 生の生姜 | 加熱・乾燥した生姜 |
主な作用 | 強い殺菌・抗ウイルス作用、解熱7 | 体を温める作用、鎮痛、抗炎症2 |
喉の痛みへの推奨シーン | ウイルス感染が疑われる風邪の初期 | 寒気があり、体を温めたい時 |
喉の痛みを和らげる生姜の効果的な使い方7選【実践ガイド】
科学的な背景を理解した上で、ここからはつらい喉の痛みを和らげるための、具体的で実践的な生姜の活用法を7つご紹介します。それぞれの方法が「なぜ効果的なのか」という理由も併せて解説しますので、ご自身の症状や状況に合わせて最適なものをお選びください。
1. 【基本】はちみつ生姜湯
作り方: 新鮮な生姜(親指の第一関節程度)をよく洗い、皮ごとすりおろします。カップにすりおろした生姜を入れ、お湯(約150-200ml)を注ぎます。熱すぎると喉を刺激するため、65℃以下の少し冷ましたお湯を使うのがポイントです9。はちみつを大さじ1杯程度加え、よくかき混ぜてから、ゆっくりと飲みます10。
なぜ効くのか: これは最も一般的でバランスの取れた方法です。生姜を加熱することでお湯に溶け出す「ショウガオール」が、体を内側から温め、血行を促進し、抗炎症作用を発揮します。さらに、はちみつにはそれ自体に抗菌作用と、喉の粘膜を潤して保護する効果があります。一部の研究では、生姜とはちみつを組み合わせることで、その抗菌効果が高まる可能性も示唆されています8。
2. 【ウイルス対策に】フレッシュ生姜水
作り方: 新鮮な生姜を皮ごとすりおろします。カップに入れ、常温の水またはぬるま湯を注ぎ、かき混ぜて飲みます。
なぜ効くのか: この方法は、前述の「抗ウイルス作用」を最大限に活用するために考案された、科学的根拠に基づく特別な使い方です。研究でRSウイルスへの効果が確認されたのは、加熱されていない「生の生姜」でした4。熱を加えないことで、抗ウイルス作用を持つ「ジンゲロール」を壊さずに摂取することができます。「風邪のひき始めで、ウイルス感染が疑われる」という場合に特におすすめの方法です。
3. 【即効性を求めるなら】生の生姜を直接噛む
作り方: よく洗った新鮮な生姜を、皮付きのままごく薄い薄切り(1-2mm厚)に1枚切り出します。それを口に含み、2〜3分かけてゆっくりと噛みます。出てきた汁を喉に当てるように意識するのがコツです8。
なぜ効くのか: 有効成分を最も高濃度で、かつ直接的に喉の粘膜に届けることができる方法です。強い殺菌・抗炎症作用が期待できます。ただし、非常に辛味が強いため、胃腸が弱い方や辛いものが苦手な方は避け、試す場合もごく少量から始めてください。
4. 【食欲がない時に】すりおろし生姜の食事への活用
作り方: お粥、雑炊、味噌汁、うどんなどの温かい食事に、食べる直前にすりおろした生の生姜を少量加えます。
なぜ効くのか: 体調が悪く食欲がない時でも、無理なく生姜を摂取できる優しい方法です。食事の熱でジンゲロールの一部がショウガオールに変化し、体を温める効果と抗炎症効果の両方が期待できます11。消化を助ける働きもあるため、弱った胃腸にも負担をかけにくい利点があります。
5. 【新しい試み】生姜うがい
作り方: カップ半分程度のぬるま湯に、すりおろした生の生姜を小さじ半分ほど入れてよく混ぜます。その液で、15秒ほどガラガラうがいをします。これを2〜3回繰り返します。液は飲み込まないでください。
なぜ効くのか: これは、日本の研究で示された生姜の強力な抗菌作用を応用した、新しいアプローチです7。うがいによって喉の局所的な細菌量を減らし、炎症の悪化を防ぐことが科学的に期待できます。特に、細菌感染による喉の痛みが疑われる場合に試す価値があるでしょう。
6. 【相乗効果を狙う】大根やレモンとの組み合わせ
作り方: 「はちみつ生姜湯」に、大根おろし(絞り汁だけでも可)や、絞ったレモン果汁を加えます。
なぜ効くのか: 伝統的に喉に良いとされる食材との組み合わせです。大根に含まれる辛味成分「イソチオシアネート」には抗炎症作用が12、レモンに含まれる「ビタミンC」には免疫機能を支援する働きがあるとされています。これらの相乗効果で、より総合的な手当てが期待できます。
7. 【手軽さ重視】乾燥生姜粉末の利用
作り方: 市販の乾燥生姜粉末(ジンジャーパウダー)を、お湯や紅茶、汁物などに振りかけて使用します。
なぜ効くのか: 生の生姜をすりおろす手間が省ける、最も手軽な方法です。乾燥・加熱されているため、「ショウガオール」が豊富で、体を温める効果や抗炎症作用が期待できます。ただし、生の生姜が持つ特有の抗ウイルス作用は期待できない点に注意が必要です4。寒気がする時や、手軽さを優先したい場合に適しています。
生姜の効果を最大化するQ&A:専門家が疑問に答えます
生姜を実際に使うにあたって、多くの人が抱くであろう疑問について、専門家の視点からお答えします。
Q1: 生と乾燥、結局どちらが良いのですか?
A1: 一概にどちらが優れているとは言えず、「目的によって使い分ける」のが正解です。科学的根拠に基づくと、ウイルス感染が原因と思われる風邪のひき始めには、抗ウイルス作用に優れた「生の生姜」を。寒気がして体を温めたい、あるいは炎症による痛みを和らげたい場合には、体を温める作用と抗炎症作用が強い「加熱・乾燥した生姜」を選ぶのが最も効果的です4。
Q2: 1日の摂取量の目安は?多すぎるとダメ?
Q3: チューブの生姜でも効果はありますか?
A3: 市販のチューブ入り生姜は非常に便利ですが、薬効を期待する場合は生の生姜を強く推奨します。チューブ製品は、実際の生姜の含有率が低い場合が多く、風味を保つための添加物が含まれています。そのため、生の生姜をすりおろしたものと比較すると、ジンゲロールなどの有効成分の含有量は大幅に少ないと考えられます11。手軽な風味付けには便利ですが、喉の痛みを和らげるという目的では、効果は限定的と考えるべきでしょう。
Q4: 生姜の皮はむくべきですか?
A4: 生姜の有効成分であるジンゲロールなどは、皮のすぐ下の部分に最も多く含まれています。そのため、薬効を期待して使用する場合は、皮をむかずにタワシなどで表面の汚れをよく洗い流し、皮ごと使用するのが最も効率的です。皮が古くなって傷んでいる部分だけを薄く削り取るようにしましょう。
Q5: 効果的な保存方法は?
A5: 新鮮な生姜は、台所用紙などで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存すると1〜2週間は持ちます。長期保存したい場合は、丸ごと、あるいはすりおろした状態で冷凍保存するのがおすすめです。冷凍しても有効成分はほとんど失われず、すりおろしたものを小分けにして冷凍しておけば、使いたい時にすぐに使えて非常に便利です2。
安全第一:生姜を使用する前に知っておくべき注意点【厚生労働省情報】
生姜は食品であり、一般的に安全とされていますが、薬効を期待して通常より多く摂取する際には、いくつか注意すべき点があります。この項目の情報は、日本の厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』(eJIM)が提供する情報に基づいており、安全な利用のために必ずご確認ください。
- 副作用の可能性: 生姜を、特に一度に大量に摂取した場合、人によっては腹部の不快感、胸やけ、下痢、口や喉のヒリヒリとした刺激感などの副作用を引き起こす可能性があります5。少量から試し、ご自身の体調をよく観察してください。
- 妊娠中・授乳中の使用: これは最も注意が必要な点です。厚生労働省eJIMは、「妊娠中のショウガの使用に関する一部の研究では、安全性が示唆されていますが、決定的なエビデンスはありません。妊娠中にショウガの使用を検討している場合は、今かかっている医療機関に相談してください。授乳中にショウガを使用しても安全かどうかは、ほとんどわかっていません」と明確に注意喚起しています5。自己判断での使用は絶対に避け、必ずかかりつけの医師に相談してください。
- 薬との相互作用: 生姜には血液を固まりにくくする作用があるため、ワルファリンなどの抗凝固薬を服用している方は、相互作用の懸念があります14。何らかの医薬品を定常的に服用している場合は、かかりつけの医師や薬剤師に相談することが賢明です。
- 特定の持病がある方: 胆石のある方は、生姜の摂取を避けた方がよいとされる場合があります14。持病のある方も、使用前に医師に確認してください。
生姜だけじゃない!喉の痛みに使われる日本の漢方薬とその他の対策
喉の痛みを和らげる方法は、生姜だけではありません。日本の医療現場で活用されている漢方薬や、その他の自己管理も知っておくことで、よりご自身の症状に合った対処が可能になります。
漢方薬という選択肢:桔梗湯
漢方薬は、日本の医療制度に組み込まれた正規の医薬品です。喉の痛みに対しては、特に「桔梗湯(ききょうとう)」という漢方薬が広く用いられています。これは薬局などで購入できる一般用医薬品(第2類医薬品)で、「扁桃炎」や「扁桃周囲炎」といった症状に効果が認められています15。桔梗湯は、桔梗(ききょう)と甘草(かんぞう)という、わずか2種類の生薬から構成されています16。桔梗には痰を出しやすくし炎症を鎮める作用、甘草には炎症や痛みを和らげる作用があり、この2つが協力して、特に腫れや痛みが強い喉の症状に効果を発揮します。ツムラやクラシエといった大手製造会社から顆粒やトローチの形で販売されており、非常に利用しやすい選択肢です16。使用の際は、必ず製品の添付文書をよく読み、用法・用量を守ってください。また、喉の痛みに続いて空咳が止まらないような場合には、喉を潤す作用のある「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」という漢方薬が適している場合もあります17。
その他のセルフケア
- うがい: 塩水や緑茶でのうがいは、喉の殺菌やウイルスの洗い流しに役立ちます9。
- 加湿: 空気が乾燥すると喉の粘膜の防御機能が低下します。加湿器を使用したり、濡れタオルを干したりして、室内の湿度を50〜60%に保ちましょう。
- 十分な休息と水分補給: 体の免疫力を高めるためには、十分な睡眠とこまめな水分補給が基本です。
喉の痛みのセルフケア比較
どの対策が自分の症状に合っているか、以下の表を参考に判断してください。
選択肢 | 主な作用 | 科学的根拠の水準 | こんな時におすすめ |
---|---|---|---|
生姜(生) | 抗ウイルス、殺菌 | 基礎研究 | 風邪のひき始め、ウイルス感染の疑い |
生姜(加熱) | 抗炎症、血行促進 | 人臨床試験(全身の炎症) | 寒気、体の節々の痛み |
はちみつ | 鎮咳、抗菌、粘膜保護 | 人臨床試験 | 咳が伴う喉の痛み |
漢方薬「桔梗湯」 | 抗炎症、排膿 | 医薬品(古典・経験的処方) | 扁桃腺が腫れて強く痛む時 |
この症状は病院へ:受診すべき危険なサイン
生姜や自己管理は、あくまで軽度の症状に対する補助的な手段です。以下のような「危険なサイン」が見られる場合は、自己判断で対処を続けず、速やかに医療機関を受診してください。
- 息が苦しい、呼吸がしづらい
- 唾を飲み込むのもつらいほどの激しい痛み
- 38.5℃以上の高熱が続く
- 喉の奥に、白い膿のようなものが付着している
- 体に発疹が出ている
- 5〜6日間セルフケアを続けても症状が全く改善しない、または悪化している16
これらの症状は、扁桃周囲膿瘍や溶連菌感染症、伝染性単核球症など、専門的な治療が必要な病気の可能性があります。このような場合は、耳鼻咽喉科または内科を受診しましょう。これらの受診勧奨は、日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会や日本口腔・咽頭科学会といった専門学会の指針にも沿った、安全のための重要な判断基準です1819。
結論
本記事では、生姜が喉の痛みに及ぼす影響について、科学的根拠に基づいて多角的に解説しました。重要な要点をまとめます。生姜は、科学的に証明された抗炎症作用、抗菌・抗ウイルス作用、抗酸化作用を持ち、喉の痛みを和らげる有望な自然療法です。効果を最大化する鍵は「使い分け」です。風邪のひき始めには抗ウイルス作用のある「生の生姜」を、寒気や痛みが主体の場合は体を温め炎症を抑える「加熱した生姜」を選びましょう。生姜は安全な食品ですが、安全第一が鉄則です。過剰摂取による副作用に注意し、特に妊娠中・授乳中の方、持病のある方、薬を服用中の方は、必ず事前に医師に相談してください。症状が重い場合や長引く場合は、自己判断せず、速やかに医療機関を受診することが何よりも大切です。生姜は、私たちの身近にある素晴らしい自然の恵みです。この記事で得た正しい知識を元に、生姜を賢く、そして安全に活用して、つらい喉の痛みを乗り越えましょう。
参考文献
- 厚生労働省. 急性呼吸器感染症について. [インターネット]. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/ari.html
- Mao QQ, Xu XY, Cao SY, Gan RY, Corke H, Beta T, et al. Bioactive Compounds and Bioactivities of Ginger (Zingiber officinale Roscoe). Foods. 2019;8(6):185. doi:10.3390/foods8060185. 入手先: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9110206/
- Dabaghian FH, Shojaei SF, Firozian F. The effects of ginger supplementation on markers of inflammatory and oxidative stress: A systematic review and meta-analysis of clinical trials. Phytother Res. 2020;34(7):1395-1406. doi:10.1002/ptr.6635. 入手先: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32147845/
- Chang JS, Wang KC, Yeh CF, Shieh DE, Chiang LC. Fresh ginger (Zingiber officinale) has anti-viral activity against human respiratory syncytial virus in human respiratory tract cell lines. J Ethnopharmacol. 2013;145(1):146-51. doi:10.1016/j.jep.2012.10.043. 入手先: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23123794/
- 厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』. ショウガ. [インターネット]. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c04/24.html
- Al-Nahain A, Jahan R, Rahmatullah M. The Influence of Ginger Aqueous Extract on Tonsillitis-Causing Streptococcus pyogenes Bacteria. ResearchGate. [インターネット]. 2014. 入手先: https://www.researchgate.net/publication/383983219_The_Influence_of_Ginger_Aqueous_Extract_on_Tonsillitis-Causing_Streptococcus_pyogenes_Bacteria
- Imokawa G, et al. ショウガの殺菌・抗菌効果とその実用化に向けた解析. 福岡女子大学リポジトリ. 2016. 入手先: https://fukuoka-pu.repo.nii.ac.jp/record/447/files/1609_imokawa.pdf
- Healthline. Ginger for a Sore Throat: Benefits, Uses, and Recipe. [インターネット]. 2023. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.healthline.com/health/ginger-for-sore-throat
- タマノイ酢株式会社. 気になる喉の痛み…喉に良い飲み物4選と喉を守る生活のポイント. [インターネット]. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.tamanoi.co.jp/healthtasu/a-good-drink-for-the-throat/
- Medical News Today. 15 natural remedies to soothe a sore throat. [インターネット]. 2023. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.medicalnewstoday.com/articles/318631
- 株式会社メディーバ. 生姜(ショウガ)で風邪予防. [インターネット]. 2017. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://hsd.mediva.co.jp/blog/2017/11/30/951/
- アクアクララ株式会社. 医師監修|喉にいい飲み物!喉が痛くなる原因やNGな飲み物も解説. [インターネット]. 2024. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.aquaclara.co.jp/lifehack/healthcare/030/
- Medical News Today. What are the benefits of drinking ginger tea?. [インターネット]. 2023. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.medicalnewstoday.com/articles/ginger-tea-benefits
- 厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』. 旅行者のための補完療法. [インターネット]. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c01/24.html
- 株式会社ココデカウ. 漢方-のどの荒れ・炎症 通販. [インターネット]. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.cocodecow.com/coco/gsrss/drug/catalog/40/4015/401510/40151030/
- 株式会社ツムラ. ツムラ漢方桔梗湯エキス顆粒. [インターネット]. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.tsumura.co.jp/brand/products/kampo/138.html
- 株式会社ツムラ. 一般用漢方製剤・一般用医薬品 – 製品情報. [インターネット]. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.tsumura.co.jp/brand/products/kampo/symptoms/list.html?filterkey=%E3%81%AE%E3%81%A9%E3%81%AE%E7%97%9B%E3%81%BF%E3%83%BB%E9%81%95%E5%92%8C%E6%84%9F
- 一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会. 診療ガイドライン/手引き・マニュアル INDEX. [インターネット]. [参照 2025-06-24]. 入手先: https://www.jibika.or.jp/modules/guidelines/index.php
- 日本口腔・咽頭科学会. 扁桃病巣疾患診療の手引き2023. [インターネット]. 2023. [参照 2025-06-24]. 入手先: http://www.jssp.umin.jp/meeting/guidance.html