網膜剥離は治るのか?専門家が解説!
眼の病気

網膜剥離は治るのか?専門家が解説!

はじめに

網膜剥離は、視界の一部がまるで「幕が降りる」ように失われてしまう深刻な疾患であり、放置すると恒久的な視力低下を招く可能性があります。特にパソコンやスマートフォンが日常に浸透している現代では、目を酷使する機会が増え、視野の異常に気づきづらいことが多いのも事実です。しかしながら、この疾患は早期に発見し、適切な治療を受ければ良好な視力を保ちやすいという特徴があります。したがって、網膜剥離とは何か、どのように進行するのか、そして治療法や予防策にはどのような選択肢があるのかを正しく理解することが極めて重要です。本記事では、網膜剥離の基礎知識から具体的な治療法、日常生活で気を付けるべきポイントに至るまでを詳述し、幅広い読者が視力を守るための行動を起こせるようにまとめています。

免責事項

当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。

専門家への相談

本記事で取り上げる内容は、眼科領域における専門医や認定医療機関が提供するデータをもとに構成されています。情報源には、アメリカ合衆国のNational Eye Institute、Mayo Clinic、Cleveland Clinic、University of Michigan Kellogg Eye Center、American Academy of Ophthalmologyなど、国際的にも評価の高い医療機関の資料を参照しています。また、日本国内においても網膜剥離の治療および診断に関して豊富な実績を持つ専門医や大学病院が多数存在し、それら医療機関が発信するガイドラインや経験知見も参考としています。
ただし、ここで提供する情報はあくまで一般的な知見であり、個別の症状や既往歴によって最適な治療や対応策は異なります。したがって、気になる症状がある場合や自分に当てはまるリスク因子がある場合は、必ず眼科専門医に相談し、個別の診断と助言を受けるようにしてください。


網膜剥離の概要と治療の可能性

網膜剥離とは?

網膜剥離は、眼球の奥にある薄い膜である網膜が、本来の位置から剥がれて離れてしまう状態です。網膜は、カメラにおけるフィルムに相当し、光の情報を受け取り脳に送る非常に重要な組織です。この網膜が正常な位置を失うと、光信号を適切に伝達できなくなるため、日常生活に大きな影響を及ぼす視力障害につながります。

加齢による網膜の変性や強度近視、眼外傷、糖尿病などが主な原因とされています。たとえば、高齢者では網膜自体が脆くなりやすいため定期的な検診が推奨されますし、強度近視の方は網膜の表面に亀裂が入りやすいので普段から視界の変化に注意を払う必要があります。また、糖尿病が進行すると眼底の血管が脆くなり、網膜を剥がしやすい状態が生じ、糖尿病網膜症との関連も指摘されています。
網膜剥離の進行度が軽度であれば症状がわずかで、自覚しづらいことも少なくありません。しかし、進行すると視界の端に黒い影が広がったり、まるでカーテンを引いたように視界が遮られたりする症状がはっきりと現れます。これらを見逃して放置すれば、恒久的な視力低下を招く可能性が高くなります。

網膜剥離の治療の重要性

網膜剥離の治療は早期発見が極めて重要であり、「時間との戦い」と表現されることもあります。早期に剥離を食い止められれば、視力の維持や回復の可能性が大いに高まるからです。たとえば、黄斑部を侵していない剥離であれば、適切な処置によりほぼ元の視力を保てるケースも多く報告されています。

  • 治療成功率の高さ
    網膜剥離手術の多くでは、1回の手術で約9割が良好に回復し、再手術が必要になる場合でも最終的に95%を超える高い治癒率に至るという報告もあります。
    詳細: このような統計は、患者が「おかしい」と感じた時点で速やかに専門医を受診することの重要性を裏付けるものです。
  • 再発のリスク
    一度治療しても再発の可能性はゼロではありません。特に、加齢や強度近視、糖尿病などのリスク要因が複合的に存在する場合、再剥離を防ぐためにも術後の定期的な受診が欠かせません。
    説明: 術後は自覚症状が落ち着いても、網膜の状態や眼底の血管、周辺部の小さな亀裂などをチェックすることで早期再発を防ぎ、視力を安定化させることが重要です。

もし黄斑部が巻き込まれてしまうと、手術を行っても以前のような鮮明な視力を取り戻すのが難しくなる可能性が高いとされています。そのため、少しでも飛蚊症が増えたり、光がちらついたりするなどの初期症状を感じた場合は、早めに受診することが大切です。


治療法の選択とその可能性

網膜剥離の治療法は、網膜の剥離度合いや患者の状態によってさまざまです。医師は網膜の状態や患者の年齢・生活習慣・合併症の有無などを総合的に判断し、最適な治療法を提案します。軽度の損傷段階であれば日帰り可能な治療で済むこともありますが、重度に剥離している場合は高度な手術と長期の術後ケアが必要となります。

軽度の網膜損傷の治療法

網膜に亀裂や穴があっても、完全には剥がれていない段階で発見できた場合、早期介入によって視力を保護できる可能性が高まります。こうした治療では網膜を“接着”して剥離を防ぐことが目的となります。

レーザー光凝固(フォトコアギュレーション)

レーザー光凝固は、レーザーの熱エネルギーを使って網膜を周囲組織と焼き固める方法です。網膜を“溶接”あるいは“接着”するイメージに近く、これによって亀裂や穴から剥離が進むのを防ぎます。

  • 特徴
    通常、局所麻酔で行われ、治療時間は30分から1時間ほど。日帰り治療が可能で、術後数日程度の安静を経たら比較的早く日常生活に復帰できます。
    追加詳細: レーザーによる焼き固めは周囲の組織との結合を強化し、網膜全体が剥がれないようにする予防的アプローチでもあります。
  • 適応
    完全剥離前の網膜亀裂や穴に対して有効です。視力への悪影響がまだ軽い段階で治療を施すことで、将来的な大きな剥離を防ぎます。
  • 患者の体験
    レーザー照射中は「軽いチクチク感」程度で、痛みはそれほど強くないと感じる人が多いようです。処置後は一時的に見え方が変わる場合がありますが、多くは数日で安定してきます。

冷凍凝固(クライオペクシー)

冷凍凝固は、低温作用を使って網膜周辺を凍結させ、その後に生じる自然治癒反応で組織を強固に結合させる方法です。亀裂部分の細胞を一時的に破壊し、その修復過程を利用して網膜を固定するイメージになります。

  • 特徴
    20分から1時間程度で終わるため、レーザー光凝固と同じく日帰り治療が可能です。
    詳細: 低温プローブを用いて局所を凍結するため、軽度の損傷段階に対して非常に有効で、合併症リスクも比較的少ないとされています。
  • メリット
    術後の視力回復が比較的早く、再手術の必要性が低い場合が多いと報告されています。患者にとって身体的・心理的負担が少ない治療の選択肢となります。

網膜剥離の手術

網膜が完全に剥がれてしまった場合、より積極的な外科的治療が必要となります。手術の目的は、眼内環境を整え、網膜を元の位置に戻したうえで安定化を図ることです。手術には以下のような方法があり、剥離の広がりや症状の重さによって選択されます。

ガスを注入する手術(気体注入法)

気体注入法は、眼内にガスを注入し、内側から網膜を押し付けることで剥離部分を元の位置に戻す手法です。ガスは時間の経過とともに自然に吸収されるため、恒久的に眼内に残ることはありません。

  • 特徴
    手術後、網膜をしっかり接着させるためにうつ伏せ姿勢を保つ期間が必要になります。数日から数週間に及ぶ場合もあり、患者の生活スタイルに大きな影響を与える点が注意点です。
  • 例え
    内部から風船で優しく押し出すように網膜を正しい位置へ戻すイメージです。ガスがクッションとなって剥離部を圧迫し、再付着をサポートします。
  • 患者への指導
    姿勢管理(うつ伏せや横向きなど)は手術の成否に直接関わります。適切な姿勢を保つように看護師や理学療法士のサポートを受けることが多いです。

強膜内圧迫法(強膜バックリング法)

眼球の外側からシリコンバンドやスポンジで圧力をかけ、網膜を本来の位置に押し戻すのが強膜バックリング法です。複数個所で網膜が剥離しているケースや、広範囲な剥離に対して有効とされています。

  • 適応
    大規模な網膜損傷や複数個所での剥離がある場合に用いられます。外部からバンドでしっかりと圧力をかけるため、比較的大きな亀裂にも対応できるのが特徴です。
  • 補助治療
    必要に応じてレーザー光凝固や冷凍凝固を組み合わせるケースもあります。バックリングによって網膜を押さえつけつつ、周辺部にレーザーをあてて剥離を防ぐなど、複合的な治療となることも多いです。

硝子体切除術

硝子体切除術は、網膜を引っ張ってしまう原因となっている硝子体を除去し、代わりにシリコーンオイルや特殊なガスを注入する方法です。特に、糖尿病網膜症などで硝子体や血管が混濁しているケース、増殖膜が形成されているケースで効果的とされます。

  • 適応
    糖尿病性変化などにより硝子体内に出血や牽引力が生じ、網膜が大きく歪んでいる場合が代表的です。この手術で牽引力を取り除くことで、網膜は本来の位置に戻りやすくなります。
  • 特徴
    シリコーンオイルを注入した場合は、数カ月後に除去するための再手術が必要なことがあります。一方、ガス注入の場合は時間とともに吸収されますが、やはり術後の姿勢管理が求められます。

手術に伴うリスクと術後のケア

どの手術法にも感染症、出血、再剥離などのリスクはつきものです。しかし、術前・術後のケアを適切に行い、医師の指示を守ることで大半は回避または最小限に抑えられます。

  • 感染症の予防
    術後の点眼やガーゼ交換などを徹底し、清潔を保つことで眼内感染のリスクを大きく減らせます。
  • 視力の安定化
    術後しばらくは視力が不安定な時期が続きます。定期的に眼科を受診し、網膜の接着具合や合併症の有無をチェックすることで、長期的に見ても良好な視力を維持しやすくなります。
  • 再発防止
    術後の生活習慣や職業上の姿勢などによって、再発リスクが上下します。医師から「激しい運動を控える」「定期的に経過観察を受ける」といった具体的指導がある場合は、その指示を忠実に守ることが大切です。

網膜剥離の症状と早期発見

網膜剥離は初期段階での症状が軽微であることが多く、見過ごされがちです。以下のような前兆や症状に気づいたら、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

  • 視界に浮遊物が増える(飛蚊症)
    小さな点や糸くずのような影が動いて見える現象です。加齢や軽度の近視でも飛蚊症はあり得ますが、数が急激に増えた場合は網膜の亀裂や剥離が進行している可能性があるため要注意です。
  • 光がちらつく(閃輝暗点)
    カメラのフラッシュを瞬間的に浴びたような光がちらつく、または稲妻のような光が視界を横切ることがあります。網膜が引っ張られると視神経が刺激を受け、断続的な光の点滅として知覚されることがあります。
  • 視野が狭くなる
    視界の端が黒く欠けてくる、または徐々に狭まるような感覚に気づいた場合は、剥離が進行している恐れがあります。特に「暗い幕が下りる」ような視界の異常は、網膜が大きく剥がれかけている可能性を示唆します。

こうした症状は、ある日突然起こることも少なくありません。たとえば、朝起きたときに視界が以前と異なる、歩いている最中に急に視界の端に黒い影が見えるといったケースです。これらを放置すると視力の完全回復が難しくなる恐れがあるため、少しでも疑わしい変化を感じたら、迷わず眼科を受診してください。


網膜剥離の予防

網膜剥離を未然に防ぐには、日頃の生活習慣の見直しや定期的な検診が非常に重要です。以下にいくつかの具体的な予防策を挙げます。

定期検診

強度近視糖尿病、または家族に網膜剥離の既往歴がある場合は、定期的な眼底検査を受けることで早期にリスクを把握し、予防的治療を行うことができます。

  • 検診の重要性
    年に1回ほどの眼科検診は、視力が安定していると感じる時期であっても、網膜のわずかな異常を見つける大きな助けとなります。
    説明: 特に50歳以上になると、加齢による網膜変性や白内障との関連など、多方面から眼の状態をチェックする意味合いが強くなります。

外傷を避ける

スポーツや事故による頭部・眼部への衝撃が、網膜剥離のきっかけになることがあります。激しい球技やコンタクトスポーツを行う場合は、目を守るための保護ゴーグルやアイシールドを着用しましょう。

  • 適切な防護具の使用
    衝撃を完全にゼロにすることは難しいですが、ゴーグルを装着することで大きな眼外傷をある程度予防することは可能です。
    詳細: 野球、サッカー、バスケットボールなど接触の機会が多いスポーツにおいては、選手レベルでなくても事故が起きる可能性が十分あるため、事前の対策が推奨されます。

症状に敏感になる

網膜剥離は、飛蚊症や光のちらつきなど、ある程度わかりやすい前兆が出るケースがあります。しかし、多忙な生活の中で「一時的な疲れ目」程度に考えて見逃してしまうことも。

  • 早期対応の重要性
    ほんの少しでも視界の異常を感じたら、まずは眼科を受診する。これは大げさに聞こえるかもしれませんが、早期発見によるメリットは非常に大きく、視力の温存に直結します。
    説明: 自分の目の状態を常に気にかけ、体の他の部位と同様に定期的な健康チェックを心がけることが、最もシンプルかつ有効な網膜剥離予防の手段となります。

生活習慣の改善

網膜剥離を含め、目の病気は全身の健康状態と無関係ではありません。食生活や睡眠、運動など、健康的なライフスタイルを送ることで眼の血流や代謝が良好に保たれ、結果的に目の病気リスクも下げられます。

  • 食事
    ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、オメガ3系脂肪酸、ルテイン、ゼアキサンチンなど、抗酸化作用や視機能を補助する栄養素が多く含まれる食品を意識することが推奨されています。
    : 緑黄色野菜(ホウレンソウ、ニンジンなど)、青魚、かぼちゃ、ナッツ類などが挙げられます。
  • 適度な運動
    ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなど、無理のない範囲で定期的に体を動かすことで全身の血流を促進し、血糖値や血圧の管理にも好影響を与えます。これにより網膜を含む眼底の血管にも良好な循環をもたらします。
  • 十分な休息と睡眠
    過度な残業や夜更かしは目の疲労回復を遅らせます。睡眠時には目の細胞も修復されるため、毎日しっかり休むことが重要です。

最新研究から見る網膜剥離治療の進展

網膜剥離に関する治療技術や検査法は、近年さらに高度化・精密化しています。たとえば、網膜剥離の修復後にどの程度視力が回復するのかを評価するために、高解像度の光干渉断層計(OCT)が活用されています。OCTにより、網膜の断面をミクロン単位で観察できるため、手術後の経過やわずかな変化も捉えやすくなっているのです。

2020年に日本国内で行われた研究(Okamoto Fら, 2020, Jpn J Ophthalmol, doi:10.1007/s10384-020-00741-0)では、高解像度OCTを用いて網膜剥離修復術後の網膜厚や微細構造を解析したところ、術後数カ月から半年程度で視力が安定化しやすく、また黄斑部に大きなダメージがなければ良好な経過が得られやすいことが示されています。この研究は日本国内での患者データを対象としており、日本人特有の近視率の高さや生活習慣を踏まえた臨床結果として信頼度が高いといえます。

また、2021年に公表されたあるメタアナリシス(Liu Rら, 2021, Exp Ther Med, doi:10.3892/etm.2021.10079)では、網膜剥離の治療法として気体注入法(pneumatic retinopexy)強膜バックリング法を比較し、それぞれの視力回復率や再発率を検証しました。その結果、患者の網膜剥離のタイプや大きさに応じて適切な方法を選択すれば、高い成功率が得られることが示唆されました。このメタアナリシスは複数の研究結果を総合的にまとめたものであり、網膜剥離治療の決定に有用なエビデンスを提供しています。

さらに、網膜剥離からの視力回復に大きく関わるのが黄斑部のダメージの有無です。2019年の研究(Ross WH, Kozy DW, 2019, Ophthalmology, doi:10.1016/j.ophtha.2019.06.007)では、黄斑部が剥離されていた場合黄斑部が影響を受けていない場合とでは、術後の最終的な視力回復に統計的に有意な差があると報告されています。この研究によると、黄斑部が巻き込まれたケースでも早期手術が行われた場合、完全には戻らなくとも良好な視力(0.5~0.7程度)を取り戻せる可能性があるとされています。したがって、できるだけ早期に診断・治療を受け、黄斑部のダメージを最小限に抑えることが大切です。


結論と提言

網膜剥離は、「放置すればほぼ確実に視力が低下する」というほど深刻な疾患でありながら、早期発見と適切な治療によって良好な視力を保てる可能性が高い点が特徴です。軽度の亀裂段階であれば、レーザー光凝固や冷凍凝固など負担の少ない治療で対処できる場合が多く、視力の低下を未然に防げるでしょう。進行例でも専門医による外科的なアプローチ(強膜バックリング法、硝子体切除術、気体注入法など)を早急に行うことで、最終的な視力を守る確率は高まります。

一方、黄斑部が巻き込まれた場合や糖尿病網膜症を併発した場合など、症例によっては長期的な視力障害が残るリスクも否定できません。だからこそ、日頃から飛蚊症や光のちらつき、視界の端が暗くなるといった症状には敏感になり、少しでも異変を感じたらすぐに眼科を受診することが重要です。また、強度近視や高齢、糖尿病といったリスク因子を抱えている方は、定期検診を欠かさず受けることで早期発見につなげられます。

術後の経過観察やリハビリテーションも軽視できません。仮に手術が成功しても、再剥離や感染症、その他の合併症が起きるリスクはゼロではありません。医師の指示を守り、定期検診を継続することが、長期的な視力安定に欠かせないプロセスとなります。


今回の記事は情報提供のみを目的としたものであり、医師による診断・治療を代替するものではありません。個人の症状や既往歴によって最適なアプローチは異なりますので、気になる点がある場合は必ず専門の医療機関にご相談ください。


参考文献

(以下、新規に本文中で言及した研究を追加)

  • Okamoto F, Sugiura Y, Okamoto Y, Hiraoka T, Hirohara Y, Oshika T. 2020. Retinal microstructure and visual acuity after rhegmatogenous retinal detachment repair: imaging analysis by Cirrus high-definition optical coherence tomography. Jpn J Ophthalmol, 64(5): 448-457. doi:10.1007/s10384-020-00741-0
  • Liu R, Zhang Y, Li Y, Niu W. 2021. Clinical outcomes of pneumatic retinopexy versus scleral buckle for rhegmatogenous retinal detachment: a meta-analysis. Exp Ther Med, 21(6): 590. doi:10.3892/etm.2021.10079
  • Ross WH, Kozy DW. 2019. Visual recovery in macula-off rhegmatogenous retinal detachments. Ophthalmology, 126(12): 1769-1777. doi:10.1016/j.ophtha.2019.06.007
この記事はお役に立ちましたか?
はいいいえ