はじめに
空気の通り道である気管支の炎症、いわゆる「気管支炎」は、大人から子どもまで幅広い年齢層で見られる呼吸器の病気です。主な症状としては、咳(乾いた咳や痰を伴う咳)が代表的ですが、発熱の有無を心配する方も少なくありません。本記事では「気管支炎で発熱はあるのか」「発熱がある場合の対処法はどうすればよいのか」について、詳しく解説します。また、気管支炎に付随しやすいその他の症状や、日常生活でのセルフケア方法、症状が長引いたり悪化したりしたときに病院を受診すべきタイミングなどもあわせて取り上げます。
免責事項
当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。
気管支炎は日本国内でも比較的よく見られる呼吸器疾患であり、原因は細菌やウイルス感染、アレルギーなど多岐にわたります。気管支の粘膜が炎症を起こすことで、粘液の分泌が増え、気道が狭くなって呼吸がしづらくなるのが特徴です。そのため、咳き込みや痰、息苦しさなどの呼吸器症状が出やすくなります。一部のケースでは発熱がみられることもあるため、「気管支炎イコール必ず熱が出る」というわけではありませんが、熱が上がる場合も決して珍しくありません。
本記事では、気管支炎による発熱の特徴をはじめ、同時に起こりやすいほかの症状、さらに自宅でのケア方法などを具体的にご紹介します。体調や症状に合わせたセルフケアはもちろんですが、症状が長引いたり悪化してきたりした場合には、早めに病院を受診して専門家のアドバイスを仰ぐことが重要です。
専門家への相談
本記事の内容は、多数の医療情報源や臨床的見解をもとにまとめています。とくに呼吸器系の疾患については、適切な医療機関の診断や専門医の指示がとても大切です。本記事で取り上げている情報には、内科・呼吸器内科などの分野において現場経験を有する医師の見解も参考に含まれています。また、本記事作成時には以下の医療機関・専門サイトの情報をもとに構成しております。
- Cedars-Sinai
- Mayo Clinic
- Johns Hopkins Medicine
- Penn Medicine
- Centers for Disease Control and Prevention (CDC)
- Thái Nguyên省保健局(ベトナム国内の情報源として参照)
なお、本文中にはベトナムの保健局サイトなど海外の情報も含まれていますが、呼吸器疾患に関する大枠の知見は日本国内でも大きくは変わりません。ただし、気候・生活習慣・医療制度などの違いによって、対策法や受診のタイミングに若干の違いがある場合もあります。日本での治療方針や受診すべきタイミング、投薬に関しては必ず日本の医師に相談し、最適なアドバイスを受けるようにしてください。また本記事では、Bác sĩ Nguyễn Thường Hanh(呼吸器疾患を含む内科全般において臨床経験をもつ方)による医学的助言の一部を参考にしておりますが、実際の診断や治療方針は必ず日本の医師に確認しましょう。
気管支炎とは
まず、気管支炎がどのような状態なのかを簡単に整理しておきましょう。気管支は気管から左右に分かれて肺へとつながる「気道」の一部であり、空気の通り道として重要な役割を果たします。そこにウイルスや細菌、アレルゲン(花粉・ハウスダスト・大気汚染物質など)が侵入し、粘膜が炎症を起こしたものが「気管支炎」です。
- 急性気管支炎:一時的に炎症が起きて、症状が数日から2~3週間ほど続きます。多くはウイルスによる感染が原因とされています。
- 慢性気管支炎:気管支炎の症状が長期にわたり(年に数回以上、複数年にわたって)、喫煙や大気汚染が関与しているケースがあります。慢性閉塞性肺疾患(COPD)の一環としても捉えられることがあります。
いずれのタイプでも、咳や痰、呼吸困難感などが主な症状となりますが、急性気管支炎の場合は発熱が起こることもあり、まれに高熱に至るケースもあります。
気管支炎では発熱があるのか?
では実際に、気管支炎で発熱が見られるのかどうかを詳しく見ていきます。結論としては、多くの方が「発熱を経験する場合がある」とされています。ただし、すべてのケースで熱が出るわけではなく、無熱(発熱なし)のまま経過する方も珍しくありません。
- 軽度の発熱(37.8℃前後):軽いだるさや寒気を伴うことが多く、ウイルス性の感染が原因の気管支炎でよくみられる症状です。
- 高熱(38.5℃以上):高熱が出る場合は、ウイルス性でも重症のもの、あるいは細菌性の合併が疑われる場合があります。また、実際には肺炎やインフルエンザ、その他の重篤な呼吸器疾患の可能性もゼロではありません。高熱が続くときは自己判断を避け、早めに医療機関へ相談が必要です。
- 無熱:気管支炎であっても、体質や原因病原体の違いによっては発熱しないケースがあります。軽度の咳だけで終わる患者さんもいます。
発熱が起こる仕組み
主にウイルスや細菌などの病原体が気管支に感染すると、体内で免疫システムが活発に働いて外敵を排除しようとします。その過程でさまざまなサイトカイン(炎症性物質)が分泌され、体温調節中枢に影響を及ぼすことで発熱が生じると考えられています。
ただし、近年では市販薬や解熱鎮痛薬が容易に手に入ることなどから、薬の服用によって熱があまり上がらない、あるいは早期に解熱してしまう場合もあります。発熱の程度や期間はあくまでも個人差があり、必ずしも高熱=重症とは限りませんが、高熱が3日以上続く場合や症状が悪化している場合は注意が必要です。
他にみられる代表的な症状
気管支炎で発熱の有無について確認することは大切ですが、同時にほかの症状もしっかりチェックすることで、重症度や治療方針を考える目安になります。典型的には以下のような症状がみられることが多いです。
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咳
最初は乾いた咳(空咳)が出始め、その後に痰を伴う咳へ移行する場合があります。痰の色が白色、黄色、または緑色を帯びることが多く、まれに血が混じることもあります。長引く場合には2〜3週間、さらに続くケースも珍しくありません。 -
鼻水や鼻づまり
風邪に似た症状として、鼻水や鼻づまりが続くことがあります。ウイルスによる気管支炎では上気道炎の一部としてあらわれることも多いです。 -
全身倦怠感・筋肉痛
発熱がある場合は特に、体がだるく感じたり、腰や背中、筋肉などが痛むという訴えがみられます。これは感染による全身的な炎症反応の一部と考えられています。 -
胸部の不快感・圧迫感
炎症で気管支が狭くなるため、呼吸がしづらくなり、胸部に違和感や痛みを感じることがあります。肺炎との区別が難しい場合があるため、呼吸困難感が強い場合は早めに医療機関を受診しましょう。 -
のどの痛み
咳の刺激が続くことで咽頭部が荒れ、のどの痛みやいがらっぽさを感じることがあります。
なお、こうした症状の多くは7〜10日程度で軽減するのが一般的ですが、咳だけが2〜3週間以上続くケースもしばしば見られます。とくに痰が絡む咳が長期間続く場合や、息苦しさが増してくる場合は、別の病気や重症化の可能性を考えて医療機関の受診が必要です。
発熱時の自宅ケア:気管支炎に伴う発熱への対処
もし気管支炎で発熱を起こしたとき、自宅でどのように対処すればよいのでしょうか。一般的な解熱・鎮痛薬の使用や、十分な水分補給、安静がまず挙げられますが、子どもが気管支炎になった場合には特に注意が必要です。以下のポイントを押さえながら、適切にケアを行いましょう。
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解熱鎮痛薬の使用
38.0℃を超える発熱や強い倦怠感がある場合は、市販の解熱鎮痛薬を使ってもかまいません。一般的にはアセトアミノフェンやイブプロフェンなどがよく用いられます。ただし、子どもにはアスピリンの投与は推奨されません。子どもの場合は、アセトアミノフェンやイブプロフェンなど、小児向けの用量がきちんと示された薬を使いましょう。自己判断が難しい場合は必ず医師や薬剤師に相談してください。 -
十分な水分補給
発熱によって汗をかきやすくなり、体内の水分が失われがちです。スポーツドリンクや経口補水液、薄めの味噌汁などで、電解質も含めてこまめに補給することが大切です。小さな子どもの場合は少しずつ、何回にも分けて与えましょう。 -
栄養バランスのとれた食事
発熱や咳で体力を消耗しやすいため、エネルギーやビタミン、タンパク質を十分に摂取できるよう工夫します。特に消化しやすいお粥やスープなどの温かい食事が適しています。フルーツや野菜もビタミンや食物繊維を補給するうえで有効です。 -
安静と睡眠
体力の回復には十分な休養が欠かせません。無理に仕事や家事を続けず、できるだけ身体を休めるよう心がけてください。少なくとも発熱中は、普段より早めに就寝する、昼寝を取り入れるなどを検討しましょう。 -
室内環境の整備
室温・湿度を適切に保つことも、気管支炎の症状を和らげる一助となります。乾燥した空気は気道を刺激し、咳の悪化や痰の粘度上昇を招きやすいため、加湿器などを活用しながら50〜60%前後の湿度を保つよう意識してみてください。 -
衣類選びと体温調節
発熱があるとき、過度に厚着をすると汗をかきやすくなり、体温が余計に上がってしまうことがあります。逆に寒すぎる環境も体力を削ぎます。脱ぎ着がしやすい服装を選び、こまめに体温調節を行いましょう。 -
清潔保持と手洗い
感染症の場合、体内のウイルスや細菌だけでなく、周囲への二次感染を防ぐことも重要です。自分が感染源になるリスクを減らすためにも、家族間でタオルを共有しない、石鹸でこまめに手洗いする、アルコール消毒を行う、十分に換気するなどの対策を徹底しましょう。
子どもの発熱時の注意点
子どもが気管支炎にかかり、発熱がある場合は特に注意を払いましょう。子どもは体温調節機能が未熟なため、体温が急に上がったり下がったりすることがあります。以下のようなポイントにも気を配ってください。
- 生後3か月未満の乳児が発熱した場合は、たとえ微熱でも必ず医師に相談する
- 脱水を起こさないよう、少量をこまめに水分補給させる
- 小児用の解熱薬を使用する際は用法・用量を厳守
- 顔色や呼吸状態をこまめに確認し、ぐったりしている、呼吸が苦しそうなどの様子があれば早めに受診する
症状が長引く場合、または悪化する場合の受診タイミング
多くの急性気管支炎は軽度の発熱や咳だけで回復していくことが多いですが、以下のような場合は肺炎や重度の細菌感染など、別の疾患の可能性も否定できません。できるだけ早めに医療機関を受診しましょう。
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3日以上、38.0℃以上の発熱が続く
薬で下がってもすぐに上がる、あるいは体力が極端に低下している場合は要注意です。 -
呼吸困難や胸の強い痛みがある
特に呼吸が苦しくて横になるのがつらい、または呼吸数が著しく増えている場合、肺炎やほかの重篤な病気の可能性も考慮する必要があります。 -
痰の性状が著しく変化したり、血が混じる
痰が茶色や緑色のほか、明らかに悪臭がする、血液が混ざっているなどの場合、細菌感染や重度の炎症を疑う理由になります。 -
高齢者や基礎疾患を持つ方
心疾患や肺疾患、糖尿病など慢性の基礎疾患を持っている方、高齢者は重症化しやすいため早期受診が推奨されます。 -
咳が3週間以上続く
急性気管支炎でも咳が長引くことはありますが、3週間を超える場合には慢性気管支炎やほかの疾患に移行している可能性があるため、検査が必要です。
気管支炎の原因と治療の基本的な考え方
気管支炎の原因には大きく分けてウイルスと細菌があり、治療アプローチもそれぞれ異なります。ほとんどの場合、ウイルス感染による気管支炎が多いため、軽症であれば対症療法(水分補給・安静・解熱鎮痛薬など)が中心となります。一方、細菌性感染の場合、抗生物質が必要になることがありますが、日本では慎重に処方されることが多いです。
ウイルス感染が主な場合
- 水分補給と休養を徹底し、症状が続く間はなるべく安静に過ごす
- 高熱や痛みが強い場合には解熱鎮痛薬を使用
- 咳がひどい場合は、状況によって医師が去痰薬や咳止めを処方することもある
細菌感染が疑われる場合
- 医師の判断で抗生物質が処方される
- 細菌性肺炎のリスクがある高齢者や慢性疾患がある人では、早期に適切な抗生物質を使うことで合併症を予防
- 抗生物質は医師の指示どおり最後まで飲み切ることが大切
抗生物質の使用に関する近年の見解
近年、ウイルス性の気管支炎に対しては、安易に抗生物質を処方しない方針が広がっています。抗生物質は細菌には有効ですが、ウイルスには効果がありません。ウイルス由来であれば多くの場合、自然治癒傾向が強いため安静にして症状を軽減する対症療法を行い、細菌が合併しているかどうかを見極めることが重要とされています。
なお、2022年にBMC Pulmonary Medicineで発表された後ろ向き研究(doi:10.1186/s12890-022-01954-y)では、急性気管支炎患者のうち細菌感染の明確なエビデンスがない場合に抗生物質を使用すると、耐性菌の増加や副作用リスクが高まる可能性が示唆されました。日本においても同様の見解が広がりつつあり、医師は患者の症状や検査結果を慎重に見極めた上で必要最小限の抗生物質を選択するよう努めています。
気管支炎と肺炎・インフルエンザとの違い
気管支炎の症状は、肺炎やインフルエンザなどと一部重複することが多いため、自力での区別が難しい場合もあります。大まかには以下のポイントが異なるとされています。
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肺炎
気管支より奥の肺胞に炎症が及んでおり、高熱や呼吸困難がより顕著になります。胸部レントゲン検査や血液検査で確認することが多い。 -
インフルエンザ
発熱が38〜39℃以上と高く、全身の関節痛や筋肉痛が強く出やすい。気管支炎とは別のウイルス(インフルエンザウイルス)が原因で、迅速検査キットで診断する。
ただし、気管支炎と肺炎、あるいは気管支炎とインフルエンザが併発するケースもあり得ます。自己判断で「ただの気管支炎だろう」と放置しがちですが、高熱や強い呼吸困難が続く場合は早めに医療機関を受診し、正確な診断を受けましょう。
日常生活での予防と再発リスクの軽減策
一度気管支炎になると、体力が落ちている時期に再び別のウイルスや細菌に感染するリスクが高まります。また、喫煙者や慢性的なアレルギー(花粉症、ハウスダストなど)を抱える方は気管支が敏感になっており、気管支炎を繰り返す傾向があります。予防と再発リスクの軽減には、以下の対策が効果的です。
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禁煙または喫煙習慣の改善
タバコの煙は気道の粘膜を傷つけ、炎症を起こしやすくします。すでに気管支炎になったことがある方は、できるだけ禁煙を目指すか喫煙本数を減らしましょう。 -
適度な運動とバランスのとれた食事
全身の免疫力を高めるうえで、運動と食事は欠かせません。特にビタミンやミネラルを含む野菜や果物を意識して摂取し、適度な運動で肺活量や循環機能を維持することが大切です。 -
室内環境の最適化
空気清浄機や加湿器を活用し、適度な温度・湿度を保ちましょう。埃やダニ、花粉などのアレルゲンが多い環境は気管支炎の再発リスクを高めます。 -
マスクの着用
感染症シーズンや空気の汚れが気になるときには、外出時にマスクを着用する習慣をつけると、気管支の炎症を予防しやすくなります。 -
定期的な健康診断と早期受診
呼吸器や心肺機能に不安がある方は、定期的に健康診断を受けることが大切です。早めに異常を発見すれば、重症化を防ぐことにつながります。
なお、2020年にInternational Journal of Chronic Obstructive Pulmonary Diseaseで発表された全国調査(doi:10.2147/COPD.S280401)では、喫煙習慣がある急性気管支炎患者は再発率や慢性化リスクが高くなる可能性を示唆しています。日本国内でも喫煙率は徐々に減少傾向にある一方、受動喫煙の機会や屋内喫煙環境などが原因で影響を受ける人は依然として存在します。もし気管支炎を繰り返している方や再発リスクを下げたい方は、特に禁煙や生活習慣改善の重要性を意識してみてください。
まとめ:気管支炎の発熱を正しく理解し、早めに対処する
- 気管支炎では、発熱が起こるケースが多いものの、必ずしも発熱があるとは限らない。また、軽度の微熱から38.5℃以上の高熱まで様々です。
- 主な症状は咳(乾いた咳・痰を伴う咳)、鼻水、のどの痛み、倦怠感など。発熱が続く場合や息苦しさが強い場合には、肺炎やインフルエンザなど重篤な疾患の可能性も考慮すべきです。
- 自宅ケアでは、安静・水分補給・解熱鎮痛薬の適切な使用・栄養バランス・室内環境の調整などが大切。子どもや高齢者、基礎疾患を抱えている方の場合は特に注意し、早めの受診を考慮します。
- 3日以上38.0℃以上の発熱が続く、痰の色が明らかに異常・血が混じる、強い呼吸困難がある、咳が3週間以上長引くといった場合には早めに医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けましょう。
- ウイルス性が疑われる場合は対症療法が中心となり、細菌性感染が強く疑われるケースでは抗生物質を使用します。ただし近年は不要な抗生物質使用を控える傾向が強まり、医師が総合的に判断するケースが多いです。
- 再発予防には禁煙・適度な運動・室内環境の整備・十分な睡眠・バランスのよい食事などが重要。慢性的に気管支炎が繰り返される方は、生活習慣を見直すことでリスクを軽減できます。
気管支炎は多くの場合、それほど重症化しないで回復に向かいますが、発熱や咳が長引くことで体力が消耗し、生活の質が下がることもあります。悪化の兆候をいち早くキャッチし、専門医に相談すれば重症化リスクを下げられます。大切なのは「様子を見すぎない」こと。日本の医療体制では、呼吸器内科や内科で受診すれば比較的早く診断にこぎつけられるため、まずは日常のセルフケアと医療の適切な連携で乗り切っていきましょう。
推奨事項(参考にとどめること)
以下はあくまでも一般的な情報であり、個別のケースによっては異なるアプローチが求められます。とくに呼吸器症状が強い場合や高熱が引かない場合、基礎疾患(心臓病、糖尿病、肺の疾患など)をお持ちの方、高齢の方は医師の診察を受けてください。本記事の情報は参考としてご利用いただき、最終的な判断や治療方針は必ず医療従事者にご相談ください。
- 十分な水分・塩分補給
- 高熱時や痛みが強い時は解熱鎮痛薬を検討
- 軽度でも長引く症状や、呼吸困難・胸の痛みなどの重症度が高い場合は医療機関を受診
- 室内環境(温度・湿度)の整備と安静
- 不要な抗生物質の使用を避け、医師の判断を仰ぐ
本記事が皆様の参考になり、体調管理や医療機関受診の判断に少しでもお役立ていただければ幸いです。
参考文献
- Bronchitis. Cedars-Sinai. アクセス日: 2022年3月21日
- Bronchitis. Mayo Clinic. アクセス日: 2022年3月21日
- Acute Bronchitis. Johns Hopkins Medicine. アクセス日: 2022年3月21日
- What is Bronchitis? Penn Medicine. アクセス日: 2022年3月21日
- Chest Cold (Acute Bronchitis). CDC. アクセス日: 2022年3月21日
- Viêm phế quản là gì? Triệu chứng, nguyên nhân và có lây không? Thái Nguyên省保健局. アクセス日: 2022年3月21日
- Seifert G ほか (2022) “Examining the burden of acute bronchitis in primary care settings: A retrospective observational study.” BMC Pulmonary Medicine, 22(1):118. doi:10.1186/s12890-022-01954-y
- Yoo KH ほか (2020) “Acute Bronchitis in Korean Adults: A Nationwide Population-Based Study.” International Journal of Chronic Obstructive Pulmonary Disease, 15:3391-3399. doi:10.2147/COPD.S280401
免責事項
本記事は医師の診断や治療に代わるものではなく、あくまでも一般的な情報提供を目的としています。実際に治療や投薬を行う際は、症状や病状に応じて医療専門家(医師、薬剤師など)にご相談ください。個々の状況によって最適な対処法は異なります。