はじめに
多くの方が「親知らず(いわゆる第8歯)」に悩まされる場面があるのではないでしょうか。親知らずは通常、18~25歳ごろに生えてくる最後の永久歯です。ところが、この頃にはあご骨のスペースがほとんど埋まっているため、親知らずが正しい方向にまっすぐ生えることが難しく、結果として“斜めに生える”“歯肉の下に埋まる”といった状態になることがしばしば見られます。これを一般的に「親知らずの萌出異常」「埋伏智歯(埋伏歯)」、あるいは「親知らずの斜め生え」などと呼びます。日本では、特に下あごの親知らずが斜めに生えるケースが多く、強い痛みや歯ぐきの腫れ、また隣の歯への悪影響など、さまざまな問題を引き起こすことが指摘されています。
免責事項
当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。
しかし「痛いからといって必ず抜くべきか、それとも抜かなくても大丈夫なのか?」という疑問を抱く方も少なくありません。痛みや腫れが起きても、一時的に治まることがあるため、放置したまま日々を過ごすケースも見受けられます。そこで本記事では、親知らずが斜めに生えることで生じる影響や、そのまま放置するリスク、抜歯(いわゆる“親知らずの抜歯”)に関するポイント、抜歯の費用や流れ、受診先の選択など、幅広く解説していきます。日本国内の医療機関情報も交えて詳しく紹介しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
専門家への相談
本記事では、歯科口腔領域の総合的な情報をもとに編集しています。なお、記事内で言及している以下の専門機関や情報源は、いずれも世界的または国内で信頼度の高い医療機関・研究機関です。たとえば下記の参考文献のうち、WebMDやMayo Clinicは国際的に知られる医療サイトや機関であり、親知らずを含む歯科領域の基礎知識をわかりやすく提供しています。さらに、日本国内の大学病院や公立病院にも、多くの実績ある歯科口腔外科があり、親知らずの抜歯手術を日常的に行っています。
また本記事は歯科医師としての資格を持つ方による個別診療や医療行為を代替するものではありません。口腔内の状態は個人差が非常に大きいため、実際に親知らずの状態を確認したうえでの最適な治療法は、必ず歯科医師または口腔外科専門医と相談のうえ決定してください。本記事はあくまでも情報提供を目的としたものであり、読者の皆様が参考知識を深める一助となれば幸いです。
親知らずが斜めに生えると起こる主な症状とリスク
1. 歯ぐきの腫れ・痛み
親知らずが斜めに生えている場合、歯ぐきの一部が歯に覆いかぶさったままの状態や、歯列の奥側にぶつかるような形になることがあります。このような状態では、周囲の歯ぐきに食べかすや細菌がたまりやすくなり、炎症や腫れ、ひどい場合には強い痛みが生じる場合があります。
- 歯肉が赤くはれ上がったり、触ると柔らかい感じがして出血が見られる
- 口を開け閉めする際の痛み・違和感、ものを噛むときの痛み
- 唾液を飲みこむときに歯ぐき付近が痛む
これらの症状は他の歯周病や虫歯でも起こり得るため、自己判断が難しいこともあります。一時的に症状が治まることもありますが、根本的な問題が解消されない限り、繰り返し痛みや炎症がぶり返すことが多いため、歯科受診を検討しましょう。
2. 隣の歯への悪影響
下あごの親知らずが斜めに生えて隣の歯(第7歯)に当たっていると、隣の歯が押されて歯並びの乱れを引き起こす可能性があります。さらに、親知らずと隣の歯の間に歯垢や食べかすがたまると、虫歯や歯周炎のリスクが急上昇します。深刻な場合には、もともと健康だった隣の歯まで抜歯せざるを得ない状況になることもあるため、注意が必要です。
3. う蝕(虫歯)や歯周病のリスク増大
親知らずは歯列の最後端に位置するため、ハブラシが届きにくく、さらに斜め生えの場合はよりケアが難しくなります。これによって虫歯や歯周病が進行しやすくなり、口臭の原因や歯ぐきの出血、長期的には顎骨への悪影響が出る場合もあります。
4. まれに起こる嚢胞(のうほう)形成
非常にまれなケースではありますが、斜めや水平に埋まった親知らずの周辺に嚢胞(液体のたまった袋状の病変)ができる場合があります。嚢胞が大きくなると、顎の骨や周囲の神経を圧迫し、顔貌の変形やしびれといった深刻な症状を引き起こすことも報告されています。
5. 強い痛みによる日常生活への支障
痛みが慢性化すると、食事がとりにくくなるだけでなく、会話や睡眠にも支障が出る場合があります。仕事や学業に集中できなくなる、睡眠不足になるといった問題につながることもあり、QOL(生活の質)が著しく低下する恐れがあります。
なぜ抜歯が推奨されるのか
上述のように、親知らずが斜めに生えている、あるいは埋伏している場合、痛みや歯肉炎、虫歯、嚢胞などのリスクを高めます。特に日本人の顎は欧米人と比較して小さい傾向があるとされており、親知らずが正常に生えるスペースを確保できないことが多いと指摘されています。結果的に、抜歯が必要になるケースが非常に多いのです。
以下は抜歯を検討する代表的な理由です。
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慢性的な痛み・炎症を繰り返す
親知らず周辺の歯ぐきが頻繁に腫れたり、痛みが続いたりする場合には、現状を放置しても根治は期待しにくいです。 -
隣の歯がむしばまれるリスク
隣の歯が傷ついたり、歯並びに影響して矯正治療を考えなくてはいけなくなったりする恐れがあります。 -
歯科衛生上のデメリット
歯磨きが届かず、歯垢がたまりやすくなることで虫歯や歯周病が進行しやすい状態を放置するのは望ましくありません。 -
顎骨への影響
嚢胞や大きな炎症が顎骨や神経にまで及ぶと、治療に大がかりな処置が必要となることがあります。
近年の研究知見
2022年にJournal of Oral and Maxillofacial Surgeryで発表された前向き無作為化二重盲検臨床試験の報告によれば、下あごの埋伏親知らず抜歯時に適切な骨保存処置(アルベオラリッジプリザベーション)を行うことで、術後の神経障害リスクが減少したとされています(Faria NSら 2022, 80(10):1722-1730, doi:10.1016/j.joms.2022.05.011)。日本国内でも、抜歯時に周囲の骨や神経を考慮した精密な手術アプローチを行う施設が増えており、症例に応じた治療法が検討されるようになりました。また、同年のJournal of Dentistryに掲載されたシステマティックレビューでは、親知らず抜歯後の鎮痛薬の効果を網羅的に比較した結果が報告され、適切な薬剤選択によって術後の痛み管理がよりスムーズに行える可能性が示唆されています(Caruso Sら 2022, 127:104320, doi:10.1016/j.jdent.2022.104320)。
これらの近年の研究は、適切な抜歯タイミングと術式の選択、さらに術後ケアや鎮痛薬の最適化によって、合併症を最小限に抑えながら親知らずの問題を解決できる道を提示しています。日本においても同様のアプローチが広がっており、歯科医師や口腔外科医による専門的な診断と治療計画が、健康的な口腔環境を保つために不可欠といえるでしょう。
親知らず抜歯に関するよくある質問
Q1. 親知らずの抜歯費用はどのくらい?
親知らずの抜歯は歯科口腔外科領域では「小手術(小規模オペ)」として扱われることが多く、保険適用の有無や斜め生えの程度、抜歯難易度、麻酔法(局所麻酔か静脈内鎮静や全身麻酔か)などによって費用が変動します。
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健康保険適用の場合(日本)
抜歯1本あたりの自己負担額は数千円~1万円程度とされます。斜め生えや完全埋伏など処置が複雑な場合は、処置料などが加算されるため負担は若干上がる傾向です。 -
自由診療(保険外治療)や高度医療を要する場合
病院やクリニックによって設定が異なり、1本あたり数万円~数万円台後半になる場合があります。静脈内鎮静などを用いる場合はさらに加算されることがあります。
なお、実際の費用は受診先や個々の症例によって異なるため、事前に医療機関へ問い合わせることが重要です。参考までに、日本では歯科医院によって手術料金表を提示しているところもあり、たとえば公的病院や大学病院の場合は比較的わかりやすい保険点数で算出されます。詳しくは各施設の案内や相談窓口を確認してください。
Q2. 抜歯はどのくらい痛い?術後の痛みは?
抜歯手術の際には局所麻酔や必要に応じて静脈内鎮静、まれに全身麻酔が施されるため、術中の痛みはほぼありません。麻酔が切れる数時間後にじわじわと痛みや腫れが生じることは多いですが、医師から処方された鎮痛薬を服用したり、術後最初の1~2日は氷まくらなどで患部を15分程度冷やしたりすることで、痛みを和らげることができます。
また、先述の研究(Caruso Sら 2022)によれば、親知らず抜歯後の鎮痛において複数の薬剤を適切に使い分けることで、痛みや不快感をより効果的にコントロールできると示唆されています。術後のケアについては歯科医からの指示をしっかり守り、無理に硬いものを食べない、水分摂取や栄養バランスを考えた食事を行うことが大切です。
Q3. 抜歯前の検査や流れは?
抜歯前には、現在の健康状態を把握するために問診や血液検査、必要に応じてレントゲン撮影(歯科用パノラマX線やCTなど)が行われます。とくに親知らずの埋伏状態、神経との位置関係、顎骨の厚みや形状などを正確に把握することで、抜歯時の合併症を回避しやすくなります。血液検査では、止血異常の有無や感染症リスクなどを確認します。持病(糖尿病や高血圧、心疾患など)がある場合は事前に歯科医師や口腔外科医に伝えましょう。
抜歯当日は局所麻酔が効いた状態で歯肉を切開し、必要があれば歯を分割して取り除くこともあります。手術時間は1本あたり15~30分程度とされますが、水平埋伏や根の形状が複雑なケースではもう少し時間がかかる場合があります。
親知らず抜歯の受診先:日本国内の主な医療機関例
親知らずの抜歯は、一般歯科医院でも対応している場合と、口腔外科専門医が常駐する大規模病院で行う場合があります。とくに下あごの斜め生えや完全埋伏の場合は、口腔外科のある医療機関での対応が望ましいケースが多いといわれます。以下に主な病院・医療機関の例を示します。
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(例)東京都内・近郊の公的医療機関
- 大学病院の口腔外科(東京医科歯科大学、東京都内の総合病院など)
- 区立・市立の総合病院の歯科口腔外科
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(例)大阪府や名古屋エリアなど
- 大学病院・公立病院の歯科口腔外科
- 歯科大学附属病院
- 高度先進医療を取り入れた民間クリニック
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(例)その他地方都市
- 県立・市立病院の口腔外科
- 大学病院、地域中核病院
- 診療科に歯科口腔外科を併設している総合病院
また、この記事のもとになった元資料には以下の施設例が挙げられていました。いずれも専門性が高く、親知らず抜歯の実績が豊富とされる医療機関です(料金・受付時間は変更の可能性があるため、受診前に必ず問い合わせしてください)。
例:関東エリア
- 東京医科歯科大学病院(東京都文京区)
- 日本歯科大学附属病院(東京都千代田区)
- 東京慈恵会医科大学附属病院(東京都港区)
- 国立病院機構 東京医療センター(東京都目黒区)
- 各都立病院・区立病院の歯科口腔外科
例:関西エリア
- 大阪大学歯学部附属病院(大阪府吹田市)
- 大阪市立大学医学部附属病院(大阪市阿倍野区)
- 関西医科大学附属病院(大阪府枚方市)
- 兵庫医科大学病院(兵庫県西宮市)
- 各府県立病院・市民病院の歯科口腔外科
例:東海エリア
- 愛知学院大学歯学部附属病院(名古屋市千種区)
- 名古屋大学医学部附属病院(名古屋市昭和区)
- 名古屋市立大学病院(名古屋市瑞穂区)
上記はあくまでも一例です。ほかにも専門クリニックや多数の大学病院、公立病院が存在しますので、お住まいの地域で検索し、口コミや評判、実績を確認したうえで選ぶと安心です。
抜歯後の過ごし方と注意点
1. 術後当日~翌日
- 出血
ガーゼを軽くかむことで止血を促します。万が一出血が長く続く場合は、抜歯を行った医療機関に連絡しましょう。 - 腫れや痛み
氷まくらや保冷剤を15分程度あてて、血行を抑えることで腫れを軽減させることがあります。歯科医師の指示どおり鎮痛薬を使用するのが大切です。
2. 術後数日以内
- 食事
やわらかい食事(おかゆやスープなど)を中心にし、刺激物や極端に硬いものは避けましょう。 - 口腔ケア
抜歯当日はうがいを強くしないほうがよいケースがあります。翌日以降は歯磨きやうがいを優しく行い、患部を傷つけないよう注意しましょう。 - 仕事や運動
強い運動や激しい労働は腫れや痛みを悪化させることがあるため、可能であれば控えめにする、または医師から許可を得るようにしましょう。
3. 術後1週間~数週間
- 傷口の回復具合を確認するため、抜歯後1週間ほどで再診を指示されることが多いです。糸で縫合している場合は抜糸を行いますが、その際の痛みはほとんどありません。
- 抜歯後の感染や炎症が治まっていれば、通常の食事や日常生活に戻れますが、念のため1カ月程度は無理な力が加わらないよう注意してください。
親知らずを放置するリスクと受診の重要性
斜めに生えた親知らずを放置すると、繰り返し痛みや腫れ、虫歯や歯周病のリスクが高まります。さらに、前述のように隣の歯や顎骨にまで悪影響を及ぼすこともあるため、抜歯すべきケースではできるだけ早めの対応が望ましいとされています。
痛みや違和感がある場合はもちろん、親知らずが完全に埋まっていて自覚症状がない場合でも、一度歯科検診を受けてみるのがおすすめです。X線写真で親知らずの位置や向きを把握し、問題が起こりそうかどうかを判断できます。特に矯正治療を予定している方や、ほかの歯の治療をするタイミングの方は、総合的に口腔内を診断してもらう絶好の機会となるでしょう。
よくあるトラブルと対処法
- 抜歯後の大きな腫れや激痛
通常、2~3日は多少の腫れや痛みが続きますが、日を追うごとに改善するのが一般的です。痛みが増大し続ける、出血が止まらない、膿が出るなどの場合は早めに医療機関に連絡しましょう。 - ドライソケット(抜歯窩骨炎)
抜歯後の血餅(血のかたまり)が何らかの原因で外れてしまい、骨がむき出しになる状態です。激しい痛みが特徴で、しっかり傷口を保護しつつ歯科医師による処置を受ける必要があります。 - 抜歯後のしびれ
下あごの親知らずが神経(下歯槽神経)付近にある場合、極めてまれに術後しびれが続くケースがあります。しかし近年の研究(Faria NSら 2022)や医療技術向上により、このリスクは以前よりも減少傾向にあります。抜歯の難易度が高い場合は、CT撮影で神経の位置を詳細に確認してから手術を行うことが多く、安全性を高めています。
抜歯しないケースはある?
すべての親知らずが「抜かなくてはならない」というわけではありません。まっすぐ正しい方向に生えており、周囲の歯との間に十分なスペースがある場合や、ブラッシングで清潔を保ちやすい場合などは、必ずしも抜歯しなくてもよいとされます。
しかし、痛みや腫れなどの症状がすでに出ている場合、将来的に高確率でトラブルが起こりうる配置になっている場合は、抜歯を検討するのが望ましいでしょう。定期的に歯科健診を受け、担当医と相談しながら判断してください。
推奨事項と注意点
- 定期的に歯科検診を受ける
親知らずの状態は変化する場合があります。痛みがなくても定期的にレントゲン撮影を行い、トラブルの早期発見に努めることが肝要です。 - 痛み・腫れなどの自覚症状がある場合は早めに受診
放置して症状が悪化すると、抜歯後の回復が遅れたり、骨の損傷が大きくなったりする可能性があります。 - 抜歯後のセルフケアを徹底
術後の食事や口腔ケアは、担当医の指示をしっかり守るようにしてください。 - 全身疾患や既往症がある場合は必ず医師に伝える
高血圧や糖尿病、アレルギーなど、ほかの病気や体質がある方は手術や麻酔に影響するケースがあるため、事前に歯科医師や口腔外科医に相談しましょう。
結論と提言
親知らず(第8歯)が斜めに生える、あるいは歯ぐきに埋まった状態を長期間放置すると、歯ぐきの炎症や隣の歯への悪影響、さらに虫歯や歯周病のリスクが高まります。一方で、まっすぐ正しく生えている親知らずや、口腔内衛生を適切に保てる配置の場合には、無理に抜く必要がないケースもあります。
ただし、多くの場合は下あごに十分なスペースがないため、斜め生えや埋伏によるトラブルが起きやすいという現状があります。痛みや腫れがある方、隣の歯のむしばみが気になる方、または矯正治療を検討中の方は、早めに歯科医院や口腔外科の受診をおすすめします。
抜歯に至った場合も、近年は骨や神経を慎重に検討したうえでの安全な手術方法や、術後の鎮痛管理法が確立されており、合併症リスクを抑えながら治療を進められる医療機関が増えています。信頼できる医療機関を選び、必要な検査を受け、主治医と十分に相談したうえで最適な治療方針を立ててください。
参考文献
- WebMD: Wisdom Teeth(アクセス日不明)
https://www.webmd.com/oral-health/wisdom-teeth-adult#1 - BV Răng Hàm Mặt Trung Ương TP. HCM: Bảng giá(アクセス日不明)
https://bvranghammat.com/bang-gia/ - Mayo Clinic: Wisdom teeth(アクセス日不明)
https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/wisdom-teeth/symptoms-causes/syc-20373808 - Faria NS et al. (2022) “Influence of alveolar ridge preservation on nerve function after lower third molar surgery: a prospective, randomized, double-blind clinical trial.” Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, 80(10), 1722–1730, doi:10.1016/j.joms.2022.05.011
- Caruso S et al. (2022) “Efficacy of analgesics after surgical removal of impacted third molars: a systematic review and network meta-analysis.” Journal of Dentistry, 127, 104320, doi:10.1016/j.jdent.2022.104320
情報のご利用に際して
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、医療上の助言や診断、治療を代替するものではありません。特に親知らず抜歯や口腔手術は個々人の全身状態や歯の位置・状態によって大きく異なるため、実際の治療方針については必ず歯科医師や口腔外科専門医などの医療従事者にご相談ください。本記事を参考に自主的に判断を下す前には、可能な限り専門家の意見を仰ぐことを強くおすすめいたします。