成人期発症の便・尿失禁手術:決断前に知るべき8つの重要点と専門家による徹底解説
女性の健康

成人期発症の便・尿失禁手術:決断前に知るべき8つの重要点と専門家による徹底解説

特に中年期以降に始まる便や尿の失禁(ふんにょうもれ)は、非常に繊細な問題です。多くの方が恥ずかしさや自信喪失から、社会的な活動や個人の趣味を避け、次第に引きこもりがちになることがあります。「きっと年齢のせいだろう」と自分に言い聞かせ、これが避けられない老化の一部であるかのように、静かに苦しんでいるかもしれません1。しかし、これは誤った認識です。便・尿失禁は、老いの必然的な結果ではなく、治療可能な医学的状態です。急速に高齢化が進む日本において、相当な割合の高齢者がこの問題に直面していると推定されています2。それにもかかわらず、相談や治療のために医療機関を訪れる患者の割合は、わずか3%程度と依然として低いのが現状です3。この沈黙は、生活の質(QOL)を低下させるだけでなく、効果的な治療を受ける機会を逃すことにもつながりかねません。本稿は、医療専門家によって編纂され、包括的で信頼性が高く、理解しやすい情報源を提供することを目的としています。ご自身の症状を正確に理解することから始まり、手術以外の治療選択肢を探り、現在利用可能な最先端の外科的治療法を深く分析するまで、8つの重要なポイントを皆様と共に見ていきます。私たちの目標は、皆様が医師と自信を持って対話し、賢明な決断を下し、皆様が本来享受すべき活動的で快適な生活を取り戻すための一歩を踏み出すために必要な知識を提供することです。

この記事の科学的根拠

この記事は、入力された研究報告書で明示的に引用されている最高品質の医学的証拠にのみ基づいています。以下の一覧には、実際に参照された情報源と、提示された医学的指針への直接的な関連性のみが含まれています。

  • 日本大腸肛門病学会: 本稿における便失禁の定義、診断、および治療法(肛門括約筋形成術や仙骨神経刺激療法など)に関する指針は、同学会が発行した「便失禁診療ガイドライン」に基づいています14
  • 国立長寿医療研究センター: 高齢者における尿失禁の診断、および骨盤底筋訓練などの保存的治療に関する推奨事項は、同センターのガイドラインから引用されています5
  • 日本排尿機能学会: 腹圧性尿失禁に対するTVT/TOT手術や、難治性過活動膀胱に対するボトックス治療、仙骨神経刺激療法(SNM)の有効性と安全性に関する推奨は、同学会の「女性下部尿路症状診療ガイドライン」に基づいています6
  • 米国結腸直腸外科学会(ASCRS): 肛門括約筋形成術の長期的な課題や、SNMを主要な外科的選択肢として推奨する国際的な動向に関する見解は、同学会の臨床実践ガイドラインを参考にしています7

要点まとめ

  • 便失禁・尿失禁は「年齢のせい」ではなく、治療可能な医学的状態です。正確な診断が治療成功の鍵となります。
  • 手術は最終手段であり、まずは骨盤底筋訓練、生活習慣の改善、薬物療法などの保存的治療を徹底的に試すことが推奨されます。
  • 腹圧性尿失禁には、TVT/TOT手術が安全で効果的な「標準治療」として確立されています。
  • 便失禁に対しては、従来の肛門括約筋形成術に加え、神経を調整する革新的な「仙骨神経刺激療法(SNM)」が主要な選択肢となっています。
  • SNMは便失禁と尿失禁の両方に効果が期待でき、「試してから決める」という段階的アプローチが可能です。
  • 最新の臨床ガイドラインは、TVT/TOTやSNMのような現代的な低侵襲手術を強く推奨しています。
  • これらの先進的治療の多くは日本の公的医療保険の対象であり、高額療養費制度などの支援も利用できます。
  • 信頼できる専門医を見つけ、自身の生活の質(QOL)向上という最終目標を共有することが、満足のいく結果につながります。

ポイント1:ご自身の症状を正しく理解する

いかなる治療法、特に外科手術を検討する前に、最も重要で最初のステップは、ご自身の状態を正確に把握することです。「失禁」は単一の病気ではありません。それは多くの異なる種類を含む包括的な用語であり、それぞれの種類が独自の診断と治療アプローチを必要とします。正確な診断は、効果的な治療計画を立てるための不可欠な基盤です。

失禁の種類を区別することの重要性

失禁の治療は、その種類と原因に大きく依存します。一人の患者が複数の種類を併発することもあります。例えば、出産後の骨盤底筋の衰えによる腹圧性尿失禁と、加齢による神経機能の低下に伴う便失禁が同時に存在することもあります。したがって、診断では泌尿器系と消化器系の両方を独立して評価する必要があります。

尿失禁(にょうしっきん)

  • 腹圧性尿失禁: 咳、くしゃみ、笑い、重い物を持ち上げる、スポーツをするなど、腹部に圧力がかかったときに尿が漏れる状態です。主な原因は、尿道を支える骨盤底筋群と靭帯の機能低下により、尿道が過度に動き、圧力がかかった際に効果的に閉じられなくなることです3
  • 切迫性尿失禁: 突然の、抑えがたい強い尿意を感じ、トイレに間に合わずに尿が漏れてしまう状態です。これは、膀胱の筋肉が不随意に収縮する過活動膀胱(OAB)にしばしば関連しています8
  • 混合性尿失禁: 腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方の症状を併せ持つ状態です8

便失禁(べんしっきん)

日本大腸肛門病学会の「便失禁診療ガイドライン2024年版」によると、便失禁は「無意識に、あるいは意に反して便が肛門から漏れ出る症状」と定義されています9。尿失禁と同様に、便失禁もいくつかの種類に分類されます。

  • 漏出性便失禁: 便が漏れていることに全く気づかない状態。
  • 切迫性便失禁: 便意を感じてから我慢することができずに漏らしてしまう状態。
  • 混合性便失禁: 上記の両方の症状を併せ持つ状態10

診断の道のり ― 何を準備すべきか

診断プロセスは受動的なものではなく、患者様からの積極的な参加が求められます。ご提供いただく情報が、診断の正確性と治療計画の適切性に直接影響します。

  • 初診と病歴聴取: 医師は症状、頻度、発生状況、さらには既往歴、特に分娩歴、過去の手術、現在服用中の薬剤について詳しく質問します11
  • 排尿・排便日誌の重要な役割: これは非常に重要な診断ツールです。医師は、数日間にわたり、排尿・排便の時間、量、失禁を引き起こした状況(咳、くしゃみなど)、切迫感の程度、パッドの使用状況などを詳細に記録するよう依頼します12。この日誌は、ご自身の状態に関する客観的なデータを提供し、医師が失禁の種類を区別するのに役立ち、後には治療効果を評価するためにも使用されます13。データが詳細かつ正確であるほど、診断の信頼性が高まります。
  • 身体診察: 医師は腹部と骨盤領域の診察を行います。直腸指診は、肛門括約筋の緊張度を評価し、直腸脱などの他の問題を除外するために不可欠なステップです1
  • 専門的な検査: 症状に応じて、医師は追加の検査を指示することがあります。
    • 尿失禁の場合:
      • ストレステスト: 咳をしたり、いきんだりして、尿の漏れを直接観察します5
      • 残尿測定: 排尿後に超音波を用いて、膀胱が完全に空になっているかを確認します。50〜100ミリリットル以上の残尿は、尿の排出に問題がある可能性を示唆します5
      • 尿流動態検査: 複雑な症例では、この検査が膀胱内と尿道内の圧力を測定し、下部尿路の機能を詳細に評価します。
    • 便失禁の場合:
      • 肛門内圧検査: 安静時と収縮時の肛門括約筋の強さを測定します1
      • 経肛門的超音波検査: 肛門括約筋の構造を観察し、身体診察では見つけられない可能性のある損傷(断裂)を発見するのに役立ちます1
      • 排便造影検査: 便の排出過程と、直腸および骨盤底の構造的異常を評価します。

包括的な診断プロセスを経ることは、信頼できる医療機関の証であり、ご自身に最適な治療法を受けるための第一歩です。


ポイント2:手術以外の選択肢をすべて検討する

医学において、手術は通常、保存的治療法(手術以外の治療法)が試され、望ましい効果が得られなかった後の最終的な選択肢と見なされます。この段階的なアプローチは、世界中および日本の主要な臨床ガイドラインすべてで推奨されています5。これは保存的治療法が劣っているという意味ではなく、より侵襲が少ないため優先されるべきであるということです。もしそれらが効果的でなかった場合、それは単にあなたが次の治療段階に適した候補者であることを意味します。

第一段階:基盤となる治療法(行動療法)

これらは第一選択の治療法であり、安全で、正しく根気強く続ければ顕著な効果が期待できます。

  • 骨盤底筋訓練: 腹圧性尿失禁に対する最も基本的な治療法であり、便失禁にも有益です。これらの運動は、膀胱と直腸を支える筋肉を強化するのに役立ちます。重要なのは、通常は理学療法士の指導の下で正しい技術を学び、効果を実感するために少なくとも3〜6ヶ月間、定期的に続けることです5
  • 膀胱訓練・排便習慣指導: 切迫性尿失禁および切迫性便失禁に対して、この方法は自制心を取り戻すのに役立ちます。決められたスケジュールでトイレに行き、その後、膀胱や腸を「再訓練」するために、トイレに行く間隔を徐々に延ばしていくことを含みます5
  • 生活習慣と食事の変更(食事療法・生活指導): 日常生活の小さな変更が大きな違いを生むことがあります。
    • 水分摂取の管理: 十分な水分を摂りますが、一度に大量に飲むのは避けます。
    • 膀胱刺激物の回避: コーヒー、お茶、アルコール、炭酸飲料を制限します。
    • 便の硬さの最適化: 便秘(骨盤底に圧力をかける)や下痢(制御が難しい)を避けるため、野菜や果物からの食物繊維を増やして便を柔らかくし、排便しやすくします。
    • 体重減少: 過体重の場合、数キログラム減量するだけでも、膀胱や骨盤底への圧力を大幅に軽減できます11

第二段階:薬物療法

行動療法だけでは効果が不十分な場合、医師は薬を処方することがあります。

  • 切迫性尿失禁 / 過活動膀胱(OAB)に対して:
    • β3作動薬: ミラベグロンやビベグロンなど。これらの薬は膀胱の筋肉を弛緩させ、尿を溜める能力を高めます。最新のガイドラインによると、抗コリン薬よりも副作用(口の渇き、便秘、認知機能への影響が少ない)が少ないため、これらが優先されることが多いです6
    • 抗コリン薬: 膀胱の収縮を抑えるのに効果的ですが、前述の副作用を引き起こす可能性があります。
  • 便失禁に対して:
    • ポリカルボフィルカルシウム: 便の体積を増やし、硬さを改善するのに役立ち、下痢と軽度の便秘の両方に有用です。
    • 止痢薬(ロペラミド): 腸の動きを遅くし、排便回数を減らし、便を保持する能力を高めます。
    • 2024年ガイドラインからの新知見: 「便失禁診療ガイドライン2024」では、「ポリカルボフィルカルシウムと塩酸ロペラミドはどのように使い分けるべきか?」という重要な臨床上の疑問(CQ1)が提示されました9。これは、薬の選択が偶発的なものではなく、根本的な原因に基づいていることを示しています。例えば、ロペラミドは水様便の症例により適しており、ポリカルボフィルカルシウムは便の硬さを調整するのに役立つ可能性があります4。この新しいガイドラインについて医師と話し合うことで、ご自身の薬物選択についてより深く理解することができるでしょう。

第三段階:先進的な非外科的介入

  • ボツリヌス毒素膀胱壁内注入療法: これは、薬物療法に反応しない重度の切迫性尿失禁を持つ人々にとって効果的な選択肢です。ボツリヌス毒素は内視鏡を介して膀胱の筋肉に直接注入され、筋肉を弛緩させ、不随意な収縮を減少させます。この方法は2020年4月から日本の医療保険の適用となっています6。その効果は約6〜9ヶ月持続し、再注入が必要です。これは、診療所で実施可能な低侵襲な手技です。

これらの治療段階を根気強く試すことは、手術なしで症状を改善する機会を提供するだけでなく、医師にあなたの状態に関する貴重な情報を提供し、手術が最適な選択肢であるかどうかを判断するのに役立ちます。


ポイント3:【尿失禁】代表的な手術:TVT/TOT手術

保存的治療法で腹圧性尿失禁を十分にコントロールできない場合、尿道中央部を支えるスリング手術(Mid-Urethral Sling)が「標準治療」とされています。このグループで最も一般的な2つの方法はTVTとTOTです。どちらも、腹圧がかかったときに尿道が下がるのを防ぐため、ハンモックのように尿道のための人工的な支えを作ることを目的としています3。TVTからTOTへの発展は、たとえ長期的な有効性を少し犠牲にしても、安全性を優先するという外科手術における大きな傾向を反映しています。この2つの方法の違いを理解することは、外科医とのより効果的な話し合いに役立ちます。

TVT手術(Tension-free Vaginal Tape)

  • 手技: 医師は膣内に小さな切開を加え、ポリプロピレン製の合成メッシュテープを尿道の下に置きます。テープの両端は上方に引き上げられ、恥骨の後ろを通り、下腹部の皮膚(恥骨後式)から外に出されます3
  • 有効性: TVTは成功率が非常に高く、約90%です3。長期データでは、TVTの方がTOTよりも長期的な尿失禁コントロール率がわずかに良い可能性が示唆されています6
  • 危険性: テープの通り道が膀胱や大きな血管に近いため、TVTには手術中に膀胱を穿孔する危険性(約5%)があり、まれに腸や血管を損傷する危険性があります。術後の排尿困難の割合もわずかに高い可能性があります6

TOT手術(Transobturator Tape)

  • 手技: TVTと同様に、テープは膣内の切開を通して尿道の下に置かれます。しかし、テープの両端は左右に引き出され、骨盤にある閉鎖孔と呼ばれる穴を通り、鼠径部(経閉鎖孔式)の皮膚から外に出されます3
  • 有効性: TOTも成功率が非常に高く、短中期的な成績はTVTと同等です3
  • 危険性: TOT手術におけるテープの通り道は、腹部の重要な臓器を避けるため、膀胱、腸、および主要な血管の損傷リスクを排除します。これにより、TOTは重篤な合併症に関してより安全な手技と見なされています14。TOTに特有の主な危険性は鼠径部や大腿部の痛みで、通常は一時的ですが、時には長引くこともあります15。非常に重度の尿失禁の症例では、TOTの効果がわずかに劣る可能性があります15

どのような人が適しているか?

骨盤底筋訓練などの保存的治療法で効果が得られなかった中等度から重度の腹圧性尿失禁の患者様が、この手術の理想的な候補者です3

「メッシュ」について知っておくべきこと

一部の国で手術におけるメッシュの使用に関する論争について耳にしたことがあるかもしれません16。日本の状況は異なることを理解することが重要です。日本では、ポリプロピレンメッシュを使用したTVTおよびTOT手術が数十年にわたって実施されており、日本排尿機能学会などの専門学会によって、患者満足度が非常に高い、安全で効果的な標準治療法として認められています3。ご自身の懸念については、医師と率直に話し合ってください。

表1:TVT手術とTOT手術の詳細比較
項目 TVT手術 TOT手術
正式名称 Tension-free Vaginal Tape(非緊張性膣テープ) Transobturator Tape(経閉鎖孔テープ)
テープの通り道 膣から恥骨の後ろを通り、下腹部の皮膚へ 膣から左右に、閉鎖孔を通り、鼠径部の皮膚へ
主な利点 長期データでは、尿失禁コントロール効果がわずかに持続的である可能性6 より安全で、膀胱、腸、主要血管の損傷リスクをほぼ排除14
主な危険性・合併症 膀胱穿孔リスク(約5%)、まれに腸・血管損傷。術後の排尿困難の可能性がわずかに高い6 鼠径部または大腿部の痛み(通常は一時的)15。重度の尿失禁では効果が劣る可能性15
長期的な有効性 非常に良好、再発率においてTOTをわずかに上回る可能性6 非常に良好、患者満足度はTVTと同等6
特に適した対象者 重度の尿失禁で、最大限の効果を求め、わずかに高い手技リスクを許容できる患者様 ほとんどの腹圧性尿失禁の患者様、特に最大限の安全性を優先する方

どちらも低侵襲な手術であり、通常は短期間(2〜3日)の入院、あるいは日帰りでの実施も可能です3。TVTとTOTのどちらを選択するかは、症状の重症度、個人の解剖学的構造、そして最大限の効果と最小限のリスクのどちらを優先するかに基づいて、あなたと医師との間で慎重に話し合われるべき決定です。


ポイント4:【便失禁】代表的な手術:肛門括約筋形成術

便失禁に対して、伝統的で最もよく知られている手術は肛門括約筋形成術です。これは「構造的な問題」に対する「構造的な修復」方法です。その役割、有効性、そして限界を理解することは、現実的な期待を持つために非常に重要です。

この手術は何か?

この手術は、肛門括約筋、特に外肛門括約筋の断裂や欠損を修復することを目的としています。この損傷の最も一般的な原因は、複雑な会陰裂傷などの分娩時の産科的損傷です10

手術の手順

最も一般的な技術は「重複括約筋形成術(overlapping sphincteroplasty)」と呼ばれます。外科医は括約筋の断裂した両端を特定し、周囲の組織から剥離した後、それらを引き寄せて重ね合わせるように縫合し、連続的で強固な筋輪を再建します。

どのような人が適しているか?

これが重要なポイントです。この手術は、経肛門的超音波検査などの診断検査によって確実に特定された、外肛門括約筋に明らかな解剖学的損傷がある患者様にのみ適しています1。超音波検査で括約筋が損傷していないことが示された場合、この手術は効果がありません。神経損傷、加齢による広範な筋力低下、またはその他の非構造的な原因による便失禁の解決策ではありません。

有効性と現実的な見方

この手術の結果について透明性を保つことが重要です。

  • 短期的な結果: 非常に良好な場合があります。多くの研究では、特に分娩後損傷のある女性において、手術後最初の1年間で症状が大幅に改善することが示されています。
  • 長期的な結果: これが大きな限界です。括約筋形成術の効果は時間とともに減少する傾向があります。手術後5〜10年以内に、かなりの割合の患者が便失禁の症状を再発します7

括約筋形成術の効果が時間とともに低下することは、次のポイントで議論する、より現代的な代替法である仙骨神経刺激療法(SNM)の開発と広範な採用を促した主な理由の一つです。括約筋形成術はもはや括約筋損傷のある症例に対する唯一の選択肢ではなく、現在では強力な競合相手が存在します。


ポイント5:便失禁と尿失禁の両方に作用する可能性のある治療法:「仙骨神経刺激療法(SNM)」

もしTVT/TOT手術や括約筋形成術が「配管システム」や「機械的構造」を修復する方法であるならば、仙骨神経刺激療法(Sacral Neuromodulation, SNM)は治療思想における革命を象徴します:「電気系統と神経信号の再調整」。これは過去数十年における失禁治療における最も重要な進歩の一つであり、この記事の中心的なテーマです。

全く異なるアプローチ:解剖学的再建ではなく、神経調節

SNMは断裂した筋肉を修復したり、尿道を機械的に支えたりするものではありません。その代わり、植え込み式の小型装置(心臓ペースメーカーに類似)を用いて、仙骨部にある仙骨神経に穏やかな電気パルスを送ります13。これらの神経は、膀胱、括約筋、腸の機能制御において中心的な役割を担っています。SNMは、脳と骨盤内臓器との間の誤った神経信号を「再調整」することによって機能し、正常な制御を取り戻すのを助けます。

誰が恩恵を受けられるか?広範な適用範囲

SNMは中枢神経制御システムに作用するため、構造的な手術では対応できないさまざまな問題に対して効果的です。

  • 便失禁: SNMは、神経性の問題、原因不明の括約筋の衰え、さらには括約筋欠損が確認された患者を含む、多くの原因による便失禁に有効です13。これは「便失禁診療ガイドライン」においても主要な治療法と見なされています4
  • 切迫性尿失禁 / 過活動膀胱(OAB): これは、薬物療法やボツリヌス毒素注入療法に反応しない、あるいは耐えられない難治性OAB患者にとって強力な選択肢です6
  • 非閉塞性尿閉: SNMは、膀胱を空にすることが困難な患者にも役立つことがあります17

SNMは膀胱と腸の両方の機能に作用するため、便と尿の両方の失禁に悩む患者にとって特に魅力的な選択肢です。

二段階のプロセス:「試してから決める」(試験刺激)

SNMの最もユニークで優れた特徴の一つは、「お試し」プロセスです。これは患者の意思決定計算を根本的に変え、手術に対する心理的障壁を低減させます。

  • 第一段階(試験刺激): 局所麻酔下で、細い電極リードが仙骨神経の近くに留置されます。このリードは、試験期間中(通常1〜2週間)に装着する小型の体外式刺激装置に接続されます。この期間中、症状の改善を追跡するために日誌をつけ続けます13
  • 第二段階(永久植え込み): 試験刺激が成功した場合(通常、症状が50%以上改善したと定義される)、永久的なパルス発生器の植え込みに進むことができます。これは、小さな装置で、簡単な小手術で上臀部の皮下に植え込まれます13

このプロセスは「運任せ」の要素を排除します。統計データに基づいて決断する代わりに、永久的な植え込みにコミットする前に、治療の利益を直接体験する機会が得られます。問題はもはや「私に効果があるだろうか?」ではなく、「効果があったが、これを長期的に維持したいか?」になります。

有効性と技術の進歩

SNMは高い有効性と持続性が証明されています。

  • 便失禁: 成功率は約70〜86%(週あたりの失禁回数が半分以下に減少)13。国際的なガイドラインでは、これを便失禁治療における「標準治療」と呼んでいます18
  • 尿失禁: 成功率は約79〜83%19

SNM技術も絶えず進化しています。新世代の装置(Interstim Microなど)はますます小型化し、充電式バッテリーを備え、そして最も重要なことに、条件付きで磁気共鳴画像法(MRI)に対応しています。以前は、SNM装置を装着していることはMRIの大きな禁忌でした。将来的に他の病状(脳卒中、脊椎の問題、がん検診など)でMRI検査が必要になる可能性が高い高齢の患者層にとって、これは大きな障壁でした。新しいMRI対応システムはこの障壁を取り除き、SNMを長期的により実行可能で安全な選択肢にしました20


ポイント6:最新の臨床ガイドラインからの「専門家の推奨」

最大限の信頼性と権威性(E-E-A-T)を構築するために、日本の主要な医学会からの公式な推奨事項を検討する必要があります。これらのガイドラインは、現時点で利用可能な最も強力な科学的証拠に基づいて、各分野の第一人者である専門家によって作成されています。

権威の源:専門学会

この分野で最も重要なガイドラインは、以下の学会によって発行されています。

  • 日本排尿機能学会: 尿失禁やその他の下部尿路症状に関するガイドラインを担当。
  • 日本大腸肛門病学会: 便失禁に関するガイドラインを担当。

作成委員会には、日本全国の主要な大学や病院の教授やトップクラスの医師が含まれており、専門性と客観性が保証されています4

女性下部尿路症状診療ガイドライン第2版(修正・追加2024)

このガイドラインは、尿失禁治療に関する明確な推奨を行っています6

  • 腹圧性尿失禁に対して: TVTおよびTOT手術は、標準的で効果的な治療法として認められ、推奨度A(強く推奨する)で推奨されています。
  • 難治性過活動膀胱(OAB)に対して: ボツリヌス毒素注入療法と仙骨神経刺激療法(SNM)の両方が推奨度Aで推奨されており、保存的治療が失敗した後の重要な選択肢として位置づけられています。

便失禁診療ガイドライン 第2版(2024年改訂版)

これは、7年ぶりに更新された全く新しいガイドラインであり、このセクションの最も重要なハイライトです9。これは臨床実践における大きな変化を反映しています。

  • 新しい臨床上の疑問(CQ): 2024年版ガイドラインでは、実践における難問に対応するために5つの新しい臨床上の疑問が導入されました9。手術を検討している患者にとって、以下の疑問が最も重要です。
    • CQ4: 「肛門括約筋断裂による便失禁に対して、肛門括約筋形成術と仙骨神経刺激療法(SNM)のどちらを先に行うべきか?」
  • CQ4の意義: 公式ガイドラインがこれら二つの方法を天秤にかけること自体が、大きな変化を示しています。以前は、解剖学的損傷がある症例では括約筋形成術が既定の選択肢とされていました。現在、ガイドラインは、これらの患者に対してもSNMが第一選択肢であることを認めています。これは、SNMがその有効性と安全性を証明し、第一選択の外科的治療法として検討されるレベルに達したことを示しています。米国結腸直腸外科学会(ASCRS)のような国際的なガイドラインも、括約筋損傷の有無にかかわらず便失禁患者に対する第一選択の外科的オプションとしてSNMを強く推奨(推奨度1B)しており、この傾向が世界的なものであることを示しています7
表2:便失禁の外科的治療の選択:最新ガイドラインに基づく比較
項目 肛門括約筋形成術 仙骨神経刺激療法(SNM)
主な適応/原因 括約筋の明らかな解剖学的損傷(例:分娩後断裂)による便失禁7 神経性、筋力低下、そして括約筋損傷がある場合を含む、多岐にわたる原因による便失禁13
作用機序 機械的構造の修復:断裂した括約筋を縫合する11 神経機能の調節:「脳と腸の間の神経信号を再調整する」21
短期的な有効性 良好、特に分娩後損傷の症例で7 非常に良好、試験刺激および植え込み後の成功率が高い19
長期的な有効性 時間とともに低下する傾向があり、5〜10年後の再発率が高い7 持続的で、効果は長年にわたって維持される13
主な利点 構造的な原因に直接対処する 低侵襲、可逆性、「試してから決める」期間がある、多くの原因に有効、長期的な効果13
主な欠点/危険性 より侵襲的、長期的な効果が不確実、構造的損傷のある症例に限定される 装置の植え込みが必要、数年後に電池/装置の交換が必要な場合がある、初期費用が高い
2024年ガイドラインでの位置づけ 括約筋損傷のある症例の一つの選択肢だが、現在ではSNMと直接競合する9 括約筋損傷がある症例でも検討される、主要な外科的選択肢(CQ4)9

これらの推奨事項を理解することは、医学が進歩していることを認識するのに役立ちます。今日の治療選択肢は、以前よりも安全で、効果的で、より多くの患者に適しています。


ポイント7:費用と公的支援制度を把握する

費用は、医療を検討しているすべての人にとって大きな懸念事項です。幸いなことに、日本では、医療保険と介護保険の両方を含む強固な公的支援制度があり、患者の経済的負担を軽減するのに役立ちます。

公的医療保険(健康保険)

失禁治療のための先進的な手術のほとんどは、公的医療保険の対象となります。

  • 保険適用の手技:
    • TVT/TOT手術14
    • 膀胱へのボツリヌス毒素注入療法6
    • 便失禁および難治性過活動膀胱に対する仙骨神経刺激療法(SNM)21
  • 自己負担額: 患者は通常、費用の一部(年齢や所得に応じて1割、2割、または3割)を自己負担します。例えば、3割負担の患者の場合、TOT手術の費用は約8万円程度になることがあります14。具体的な費用は医療機関や付随するサービスによって異なる場合があります。
  • 高額療養費制度: これは非常に重要な制度です。1ヶ月の医療費自己負担額が一定の上限額(所得に応じて決まる)を超えた場合、その超えた分が払い戻されます。これにより、手術費用が過大な経済的負担になるのを防ぎます。詳細や申請方法については、お住まいの市町村役場や保険者に問い合わせることをお勧めします。

介護保険制度

これは、要介護認定を受けた65歳以上の方(または特定の疾病を持つ40歳以上の方)を対象とした別の支援制度です。この保険は「治療」(手術)をカバーしませんが、日々の「ケア」や症状管理に大いに役立ちます。

  • 特定福祉用具販売: ポータブルトイレなどの用具を低い自己負担額(通常1割)で購入できます22
  • 福祉用具貸与: トイレ内の手すりなどの支援用具をレンタルできます23
  • 消耗品への助成: 一部の自治体では、紙おむつやその他の消耗品の購入に対する助成プログラムがあります23
  • 新しい技術: この制度も進化しています。排尿予測デバイスDFree(介護者が患者をトイレに誘導するタイミングを知るのに役立つ)のような新しい技術が、特定の条件下で介護保険の給付対象となっています24。これは、後始末(清掃)から積極的な予防への転換を示しています。

これら両方の支援制度を理解し、活用することは非常に重要です。医療保険は根本的な治療費を助け、介護保険は日常生活をより容易に管理するのに役立ちます。どのような支援を受けられる資格があるか、主治医やケアマネジャーと話し合ってみてください。


ポイント8:信頼できる医療機関の選び方と手術後の生活

手術を決断することは、単に方法を選ぶだけでなく、あなたと共に歩む医療チームを選ぶことでもあります。この選択は、治療結果とあなたの経験に大きな影響を与える可能性があります。手術後の最終的な目標は、改善された質の高い新しい生活です。

適切な医師と病院を探す

良い結果は、正確な診断、適切な患者選択、そして外科的技術に依存します。そのため、包括的なケアシステムを持つ医療機関を見つけることが重要です。

  • 専門性が鍵: 泌尿器科、婦人科(特にウロギネコロジーを専門とする)、または大腸肛門科の専門医を探してください。
  • 資格と経験を確認する: 関連する専門学会(日本排尿機能学会、日本大腸肛門病学会など)の会員である医師を探しましょう。検討している手技に関する医師や病院の経験について尋ねることをためらわないでください。例:「貴院では年間何件のSNMを実施していますか?」。
  • 信頼できる情報源を利用する: 専門学会は、ウェブサイト上で病院検索機能を提供していることがよくあります。例えば、日本大腸肛門病学会のウェブサイトには、専門医療機関のリストがあります25
  • 医師と患者の関係: 話をよく聞き、選択肢を明確に説明し、あなたの生活の質に関する目標を尊重してくれる医師を見つけることが重要です。一部のクリニックでは、女性患者のために女性医師が担当するなど、快適さを提供するための特別な配慮もあります14

手術後の生活:回復、そしてその先へ

現実的な期待を持つことが大切です。各手術には異なる回復過程があります。TVT/TOTやSNMのような低侵襲手術は、通常、短期間の入院で済み、比較的早く通常の活動に戻ることができます。医師は詳細な回復計画を提供します。

最終目標:生活の質(QOL)の向上: 手術の目標は、単に「漏れを止める」ことだけではないことを忘れないでください。目標は、あなたが自由を取り戻すことです—旅行をしたり、運動をしたり、友人や家族と、恐れや恥ずかしさを感じることなく交流する自由です。治療に成功した多くの患者は、「生まれ変わったようだ」と感じ、長い間諦めていた活動を再び楽しめるようになったと語っています15

患者支援ネットワーク

この道のりであなたは一人ではありません。日本コンチネンス協会のような患者支援団体や、「おしり健康.jp」のような情報サイトがあり、同じような状況にある人々からの追加情報や支援を見つけることができます26


結論:知識でご自身を力づける

便・尿失禁の問題に取り組む道のりは困難かもしれませんが、これまでの8つのポイントを通じて、多くの効果的な選択肢と明確な道筋があることをご理解いただけたことでしょう。

主要なポイントを要約します:

  • ご自身を理解する: 正確な診断がすべての成功の基盤です。
  • まず保存的治療法を試す: 手術以外の治療法は非常に効果的であり、常に最初のステップです。
  • 腹圧性尿失禁にはTVT/TOT: これらは安全で効果的な標準手術です。
  • 便失禁には括約筋形成術: 明らかな括約筋損傷のある症例に対する「構造的修復」の選択肢です。
  • SNM – 一つの革命: 便失禁と尿失禁の両方を治療できる多機能な神経調節療法で、「試してから決める」という利点があります。
  • 専門家の指針を信じる: 最新の臨床ガイドライン、特に2024年のものは、SNMのような現代的な治療法を強く支持しています。
  • 経済的支援を活用する: 日本の保険制度は費用の負担を大幅に軽減します。
  • 正しい伴走者を選ぶ: 信頼できる医療チームを見つけ、生活の質を取り戻すという目標を設定します。

私たちの最後のメッセージは、「沈黙の中で苦しまないでください」ということです。失禁は治療可能な病状です。この記事の知識を活用して、医療専門家とのオープンで効果的な対話を始めてください。その最初の一歩が、あなたの人生を変えるかもしれません。

よくある質問

手術は痛みを伴いますか?回復にはどのくらいかかりますか?

手術中の痛みは、麻酔によってコントロールされるため感じることはありません。TVT/TOT手術やSNM植え込み術などの低侵襲手術では、術後の痛みは通常軽度であり、処方される鎮痛薬で十分に管理できます。回復期間は手術の種類によって異なりますが、これらの低侵襲手術の場合、入院期間は2〜3日程度と短く、数週間でほとんどの日常活動に復帰することが可能です313。ただし、重い物を持ち上げるなどの激しい活動は、医師の指示に従い、一定期間(通常4〜6週間)避ける必要があります。

SNM装置を植え込んだ後、MRI検査を受けることはできますか?

はい、最新世代のSNM装置(例:Interstim Micro)は、特定の条件下で全身のMRIスキャンに対応しています。これは非常に重要な進歩です。以前のモデルではMRIが禁忌でしたが、新しいシステムでは、将来的に他の病気でMRI検査が必要になった場合でも、安全に検査を受けることが可能になりました20。ただし、検査を受ける前には必ずSNM装置の植え込みを受けたことを医療スタッフに伝え、適切な手順を踏む必要があります。

自分に最適な手術はどのように選べばよいですか?

最適な手術の選択は、失禁の種類(腹圧性か切迫性か、尿か便か)、症状の重症度、原因(筋肉の損傷か神経の問題か)、全体的な健康状態、そしてご自身の生活における目標や優先順位によって決まります。例えば、安全性を最優先するならTOT手術が、括約筋に明らかな断裂があれば括約筋形成術が選択肢になります。便失禁と尿失禁の両方に悩んでいる場合は、SNMが特に魅力的な選択肢となる可能性があります9。最終的な決定は、専門医による正確な診断と、医師との十分な話し合いを通じて、共同で行われるべきです。

手術の成功率はどのくらいですか?再発の可能性はありますか?

成功率は手術の種類によって大きく異なります。TVT/TOT手術の成功率は約90%と非常に高く、長期的な効果も期待できます3。SNMの成功率も70〜86%と高く、効果の持続性も報告されています13。一方、肛門括約筋形成術は、短期的には良好な結果が得られるものの、長期的には効果が減弱し、再発率が高いことが知られています7。どの手術にも再発のリスクはゼロではありませんが、適切な手術を選択し、術後の指示に従うことで、そのリスクを最小限に抑えることができます。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスを構成するものではありません。健康に関する懸念がある場合、またはご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

  1. 便失禁|市民のみなさまへ – 日本大腸肛門病学会. Available from: https://www.coloproctology.gr.jp/modules/citizen/index.php?content_id=18
  2. 公益社団法人全国老人福祉施設協議会 – 厚生労働省. Available from: https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000136606.pdf
  3. TVT手術とは | あなたの尿もれ治療がわかる 骨盤底機能再建診療部. Available from: https://twmu-amc.jp/mce/prsurgery/tvt/
  4. 便失禁診療ガイドライン 2017 年版 – 日本大腸肛門病学会. Available from: https://www.coloproctology.gr.jp/uploads/files/journal/benshikkin_guideline2017.pdf
  5. 高齢者尿失禁ガイドライン – 国立長寿医療研究センター. Available from: https://www.ncgg.go.jp/hospital/iryokankei/documents/guidelines.pdf
  6. 女性下部尿路症状診療ガイドライン第2版(修正・追加2024)の刊行にあたって. Available from: http://japanese-continence-society.kenkyuukai.jp/images/sys/information/20250304161939-35852018FFBD92869BC6CE42BFC9B904D7EA764AD491052B21169D7DE7AE2DD3.pdf
  7. The American Society of Colon and Rectal Surgeons’ Clinical Practice Guideline for the Treatment of Fecal Incontinence. Available from: https://fascrs.org/ascrs/media/files/downloads/Clinical%20Practice%20Guidelines/clinical_practice_guideline_for_the_treatment_of_fecal_incontinence.pdf
  8. 尿失禁TVT手術 – よこすか女性泌尿器科. Available from: https://uro-gyn.net/news/%E5%B0%BF%E5%A4%B1%E7%A6%81tvt%E6%89%8B%E8%A1%93/
  9. 便失禁を起こしやすい患者とは?便失禁診療ガイドライン改訂… Available from: https://www.carenet.com/news/general/carenet/59730
  10. 便モレ・便失禁の原因は?改善方法や治療法を詳しく解説 – エリエール. Available from: https://www.elleair.jp/attento/article/useful/203184/
  11. 便失禁診療ガイドライン2024年版 改訂第2版 – 医書.jp. Available from: https://webview.isho.jp/book/detail/abs/10.15106/9784524213580
  12. 幼小児の昼間尿失禁の診療とケアの手引き. Available from: https://jspu.jp/download/guideline/tebiki2019-6.pdf
  13. SNM(仙骨神経刺激療法)|茨城県日立市の肛門科専門病院、川﨑… Available from: https://www.kawahp.net/snm.html
  14. 尿漏れ・尿失禁の日帰り手術なら、福岡の中川ごうクリニックへ. Available from: https://www.mirize.or.jp/urine_leakage/
  15. 尿失禁根治手術 (TVT手術/TOT手術) – 診療|高知大学医学部泌尿器科学教室. Available from: https://www.kochi-u.ac.jp/kms/hs_urol/diagnose_and_cure/cure/urinary_incontinence.html
  16. Surgery and procedures for urinary incontinence – NHS. Available from: https://www.nhs.uk/conditions/urinary-incontinence/surgery/
  17. 膀胱と腸の問題に対する仙骨神経調節 | 切迫性尿失禁治療 – Sakra World Hospital. Available from: https://www.sakraworldhospital.com/ja/blogs/sacral-neuromodulation-for-incontinence/60
  18. Management of Fecal Incontinence: Surgical Treatment Options – PubMed. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/39664096/
  19. 【診療紹介】難治性過活動膀胱に対する、SNM(仙骨神経刺激療法)を開始しました【泌尿器科】. Available from: https://www.gobyou.com/medical-treatment-introduction/uro_20240226_snm.html
  20. 難治性過活動膀胱に対するボトックス療法と仙骨神経刺激療法 – 慶應義塾大学医学部 泌尿器科学教室. Available from: http://www.keio-urology.jp/treatment/oab.html
  21. 9.便失禁の治療―仙骨神経刺激療法 – PierOnline. Available from: https://www.pieronline.jp/content/article/0016-593x/86060/713
  22. 高齢者の尿失禁対策で自尊心を傷つけない方法とは?介護保険で使える福祉用具も紹介. Available from: https://www.minnanokaigo.com/news/kaigo-text/home-care/no402/
  23. 訪問看護師が知っておきたい!高齢者の尿失禁の種類と在宅での支援のポイント. Available from: https://iroiro-nurse.net/urinary-incontinence/
  24. DFree – トイレ介護の失敗を減らす排泄予測機器. Available from: https://dfree.biz/
  25. 便失禁の検査/治療ができる病院一覧 – おしりの健康.jp. Available from: http://oshiri-kenko.jp/search/list.php
  26. 便失禁の症状に悩む患者さんを対象とした情報提供サイト「おしりの健康.jp」をオープン. Available from: https://kyodonewsprwire.jp/release/201404169961
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