はじめに
強調しておきたいのは、いわゆる「脂質異常症(高脂血症)」とも呼ばれる「高脂血(通称:脂質が高い状態)」が、心筋梗塞や脳卒中など重大な病気を引き起こしかねないという点です。実際に日本でも健康診断を受ける方が増えている一方で、血中脂質の値(コレステロールや中性脂肪)をコントロールできずに悩んでいる人が少なくありません。特に自覚症状が出にくいため、検査を受けるまで異常に気づかないことも多いのが特徴です。
免責事項
当サイトの情報は、Hello Bacsi ベトナム版を基に編集されたものであり、一般的な情報提供を目的としています。本情報は医療専門家のアドバイスに代わるものではなく、参考としてご利用ください。詳しい内容や個別の症状については、必ず医師にご相談ください。
本記事では、「血中脂質のうち、どこからが高いとされるのか」 という疑問を起点に、なぜ脂質が高まるのか、どう管理していくかを詳しく解説します。また、国内外の最新の研究成果や専門家の見解も交え、どのように生活習慣や食事を改善すべきか、さらには必要に応じた薬物療法がどのように判断されるのかを踏まえ、総合的に考察していきます。長文となりますが、じっくりと最後までご覧いただき、ご自身やご家族の健康に役立てていただければ幸いです。
専門家への相談
この記事では、高脂血をはじめとする脂質異常の問題を多角的に見ていきます。なお、本記事のなかで示される情報は、あくまで参考のための情報です。健康診断や検査結果でご不安がある方は、実際に医療機関で医師の診断を受け、必要に応じて担当医と相談しながら適切な治療方針を決定してください。文中で引用している参考文献は、アメリカやオーストラリア、イギリスなど海外の大規模な医療機関(Cleveland Clinicなど)や国際的に信頼度の高い学会(Heart.orgやCDCなど)の公開情報に基づいており、日本の臨床現場においても広く応用可能な根拠に基づく知見が多く含まれます。
また、掲載しているリンク先(Cleveland Clinic、心臓関連学会、他)はすべて2024年以前から一定の信頼性があるとされる機関ですが、可能な限り最新のガイドラインや研究も取り入れるよう努めています。より詳しい治療方針や検査を希望する場合、専門医への受診が大切です。
脂質異常症(高脂血症)とは何か
日本語では「脂質異常症」と呼ぶことが多いですが、従来は「高脂血症」とも言われてきました。これは血液中の脂質成分(コレステロールやトリグリセリド=中性脂肪)が過剰になった状態を指し、放置すると動脈硬化のリスクを大きく上げます。動脈硬化は心筋梗塞、狭心症、脳梗塞など命に関わる病気へ進展しかねないため、健康診断などで早期に異常値に気づき、改善策を取ることが重要です。
特に、脂質異常症のなかで注目されるのが、LDLコレステロール(いわゆる“悪玉コレステロール”) と 中性脂肪(トリグリセリド) の増加、そして HDLコレステロール(いわゆる“善玉コレステロール”) の低下です。HDLは余分なコレステロールを回収し、肝臓へ運んで再利用・排泄する役目を担っていますが、HDL値が低いとその回収能力が低下し、結果として血管壁にコレステロールが溜まりやすくなります。
日本人は欧米人と比べると、魚介類や野菜の摂取量が多いといわれていますが、それでも近年の食生活の欧米化や運動不足により、LDLコレステロールや中性脂肪が高くなるケースが増えています。一方で、自覚症状が非常に乏しいため、健康診断を受けない限り気づかない例が多いのが実情です。
高脂血になりやすい原因と背景
高脂血を引き起こす主な要因として、以下のような点が挙げられます。これらの要因が重なり合うことで、さらにリスクが高まる傾向があります。
- 食習慣の乱れ
脂質や糖質の多い食事、ファストフード中心の食生活、野菜・食物繊維の不足などが原因となりやすいといわれています。 - 運動不足
日常的に身体を動かす機会が少なく、消費カロリーが減ってエネルギー過多となり、高脂血につながるリスクが高まります。 - 肥満
BMIの高い人ほど、LDLコレステロールや中性脂肪が増えやすくなる傾向があります。特に内臓脂肪型肥満は動脈硬化の大きなリスク要因です。 - 喫煙・過度の飲酒
喫煙はHDLコレステロールの低下を招きます。過度のアルコール摂取は中性脂肪値を上昇させる原因となります。 - 遺伝的素因
家族性高コレステロール血症など、遺伝的に脂質代謝がうまく機能しない場合もあります。
ここ数年、日本国内でも「健康経営」の観点から企業が社員の検診結果を重視するケースが増えており、定期的な健康診断で脂質の数値を早期にチェックする動きが活発化しています。一方、若い世代では忙しさやストレスから食生活が乱れがちになるなど、リスク要因を抱えやすい現実もあります。
どのくらいの値から「脂質が高い」と判断されるのか
厚生労働省の基準や多くの専門学会のガイドラインを踏まえた一般的な判定値には多少の幅がありますが、以下は一例です。個人差があるため、最終的には医師の判断を仰ぐ必要があります。
- 総コレステロール
220~240mg/dLを超えると要注意とされる場合が多い - LDLコレステロール(“悪玉”)
140mg/dL以上を「高LDLコレステロール血症」として要注意
(動脈硬化性疾患のリスクがある方は、130mg/dL以下、場合によっては100mg/dL以下を目標にすることも) - HDLコレステロール(“善玉”)
40mg/dL未満が低HDLコレステロール血症とされる - 中性脂肪(トリグリセリド)
150mg/dL以上を「高トリグリセリド血症」とするのが一般的
ただし、リスク要因(糖尿病や高血圧、喫煙歴など)が重なっている場合は、より厳密な数値管理が推奨されることがあります。定期的に検査を行い、前回の数値と比較しながら総合的に評価していくことが大切です。
なぜ早期発見が重要なのか:自覚症状の乏しさ
高脂血は、基本的に初期段階で症状がほとんどありません。強いて言えば、倦怠感や体重増加などがある場合もありますが、それらはほかの生活習慣病と重なっている可能性も高いため、本人が「脂質が高いせいだ」と認識することは難しいのが現状です。自覚症状がないまま動脈硬化が進行し、突然、心筋梗塞や脳卒中などの重大な病気を発症するリスクがあるため、検査を通じて早期に把握することが非常に重要だといえます。
世界的に見ても、コレステロールや中性脂肪が高いまま放置されると心血管疾患のリスクが上がることは、多数の研究で明らかになっています。特にLDLコレステロール値が高い状態を放置すると、動脈硬化の進行が加速され、血管内壁にプラーク(コブのようなもの)が蓄積し、血管が狭くなったり詰まったりする恐れがあります。
最新の研究事例と日本への適用可能性
ここ数年、LDLコレステロールや中性脂肪をコントロールするための新しい治療法やガイドラインに関する研究が活発に行われています。例えば、2023年にJournal of the American Heart Associationに掲載されたORION-3研究(Ray KKら) では、従来のスタチン系薬剤でのコントロールが難しい患者に対して、新たな低LDLコレステロール治療薬である「インクリシラン(Inclisiran)」を投与することで、LDL値が長期にわたって安定して低下することが示されました(doi:10.1161/JAHA.122.027096)。この治療薬はPCSK9(肝臓においてLDL受容体の分解を促すタンパク質)を抑制するメカニズムとは異なる、新たなRNA干渉技術を応用しており、半年に一度の皮下注射などで効果を維持できるのが特徴です。日本人を対象とした研究はまだ限定的ですが、今後、国内でのデータ蓄積が期待されます。
また、2023年にNew England Journal of Medicineで発表されたBempedoic Acidの研究(Sabatine MSら) でも、スタチン不耐容の患者やスタチン単独投与では十分にLDLコレステロールが下がりにくい患者に対して有用性が示唆されました(doi:10.1056/NEJMoa2215024)。ベンペド酸(Bempedoic Acid)は肝臓でのコレステロール合成経路を抑制し、副作用としての筋肉痛や倦怠感が比較的少ないとされていますが、国内における長期的データはまだ限られています。
これらの新しい薬剤は、すでに治療を受けても十分にLDLコレステロールが下がらない方や、スタチン系薬剤で副作用が出やすい方に対して今後選択肢となる可能性があります。ただし、日本の保険診療内で使われるまでには一定の時間や薬事承認プロセスが必要になるため、主治医と相談しながら対応を検討することが大切です。
検査と診断:どのようなプロセスを経るのか
一般的な健康診断や人間ドックなどでは、採血による脂質プロファイル検査を行います。主に測定されるのは以下の項目です。
- 総コレステロール
- LDLコレステロール(“悪玉”)
- HDLコレステロール(“善玉”)
- 中性脂肪(トリグリセリド)
以上の数値を総合的に見て「脂質異常症」の診断が下されるかどうかが判断されます。基準値をわずかに上回る程度でも、喫煙や糖尿病、高血圧、肥満などほかの危険因子が複数重なっている場合には、より厳重な管理が求められます。
さらに、深刻な高LDLコレステロール血症が疑われるケースでは、家族性高コレステロール血症(FH)の可能性も考慮に入れて遺伝的検査を行う場合があります。
日本では、満20歳を過ぎたら最低でも5年に1回は脂質プロファイルを含む健康診断を受けることが推奨されています。HDLコレステロールが極端に低下していたり、中性脂肪が異常に高かったりする場合も、将来的な心血管リスクが高まるため、その値に合わせたフォローが重要です。
日常生活でのコントロール:食事・運動・体重管理
食事療法
高脂血の管理には、まず食生活の見直しが不可欠です。特にLDLコレステロールを下げるには、以下のポイントがしばしば挙げられます。
- 飽和脂肪酸の摂取を控える
牛肉や豚肉の脂身、バターなどに多く含まれるため、できるだけ魚や鶏肉、植物性の油に切り替える工夫をする。 - トランス脂肪酸を避ける
加工食品やマーガリン、ショートニングなどに含まれることが多い。 - 食物繊維を増やす
野菜、果物、海藻、きのこ類、全粒穀物などを積極的に摂取し、コレステロールの腸管での吸収を抑える。 - 適度なタンパク質を確保
卵や魚、大豆製品など、良質なタンパク源をバランスよく取り入れる。
近年、日本でも野菜や果物の消費量が以前より減っていると指摘されており、厚生労働省が推奨する1日350g以上の野菜摂取を満たしていない人は多いといわれています。食事記録をつけるなどして、まずはどの程度野菜が不足しているか把握すると改善の一歩になります。
運動
定期的な運動は、HDLコレステロールを増やし、LDLコレステロールや中性脂肪を減らす効果が期待できます。特に有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳など)を週に150分程度行うだけでも、心血管リスクの低減が見込まれます。さらに、週2〜3回程度の筋力トレーニングを組み合わせると、体脂肪の燃焼効率が高まり、基礎代謝も上がりやすくなります。
多忙な現代人にとっては、まとまった運動時間を確保するのが難しいかもしれませんが、通勤で一駅分歩く、エスカレーターではなく階段を使うなど、小さな取り組みを積み重ねるだけでも差が出てきます。
体重管理
内臓脂肪型肥満は、日本人における生活習慣病リスクを高める大きな要因です。BMIだけでなくウエスト周囲径(男性85cm以上、女性90cm以上)に注意が必要とされています。体重を5〜10%減らすだけでも脂質異常症や高血圧、糖尿病リスクが下がるという報告がありますので(肥満症治療ガイドラインなどの国内資料による)、適正体重を目指す食事管理と運動が基本です。
薬物療法:どのような薬が使われるのか
生活習慣の改善だけでは十分に数値が下がらない場合、あるいは重度の脂質異常症がある場合、医師の判断で薬物療法が行われることがあります。一般的に使用される薬剤は以下の通りです。
- スタチン系薬
LDLコレステロールを下げる代表的な薬。肝臓でのコレステロール合成を阻害し、血中LDLを大きく低減する。 - フィブラート系薬
中性脂肪を主に下げる。HDLコレステロールを上げる効果もある。 - エゼチミブ
腸管でのコレステロール吸収を抑える。スタチンと併用する場合も多い。 - PCSK9阻害薬
重症の高LDLコレステロール血症患者や、家族性高コレステロール血症などに対して用いられることがある。注射製剤として処方される場合が多い。
新薬・治療選択肢の拡大
先述したように、近年はインクリシランやベンペド酸など、新しいメカニズムを持つ薬剤が海外を中心に開発・承認されており、日本でも今後承認される見通しがあります。これらはスタチンが使いにくい患者、すでにスタチンで十分効果が得られない患者に対して追加オプションとなる可能性があります。ただし、保険適用や使用条件が整うまでには時間がかかる場合があり、早期に使用を希望する場合は主治医や専門医に相談することが望ましいでしょう。
検査結果の読み方と医師との連携
脂質異常症は、1回の検査結果だけで確定するわけではなく、複数回の検査での推移や、ほかのリスク因子との組み合わせを考慮して総合的に診断されます。つまり、仮に1回の検査でLDLがやや高かったとしても、生活習慣の改善で次回測定時に正常範囲に戻るケースもあります。また、女性の場合はホルモンバランスの影響で検査値が変動することもあるので、医師に相談しながら定期的にチェックすることが大切です。
医師との面談で確認するポイントは以下のとおりです。
- 総合的な心血管リスク評価
血圧、血糖値、喫煙歴、家族歴なども併せて評価し、どの程度のリスクがあるかを知る。 - 目標値の設定
LDLをいくつ以下に保つべきか、HDLをいくつ以上にしたいかなど、個別に目標を決める。 - 生活習慣改善の方針
食事指導や運動プラン、体重管理など具体的にアドバイスを受ける。 - 薬剤治療の必要性
スタチンの投与を開始するか、フィブラートやエゼチミブなどを組み合わせるか、あるいは新しい治療薬を検討するか、といった選択肢を医師と相談する。
実生活での対策:モチベーションを保つコツ
生活習慣の改善は、最初のうちは意識的に頑張れたとしても、長期的に続けるのが難しいという方が多いのが実情です。以下のような工夫をすることで、モチベーションを維持しやすくなります。
- 定期的な体組成計測
週に1回、体重だけでなく体脂肪率や筋肉量をチェックする。数値で変化を捉えられると目標を再確認しやすい。 - 短期目標と長期目標を明確化
例:「1か月で体重を2kg減らす」「3か月後の血液検査でLDLを○mg/dL下げる」など、具体的な目標設定をする。 - 家族や友人と共に取り組む
一人で頑張るより、同じ目標を持つ仲間がいると続けやすい。ウォーキングの約束をするなど、楽しく運動ができる工夫をする。 - 食事記録アプリの活用
最近はスマートフォンで手軽にカロリーや栄養素を記録できるアプリが増えており、客観的なデータを得ることで継続しやすい。
よくある質問とその背景知識
-
「油ものを一切食べなければコレステロールは下がる?」
極端に油分を断つのは栄養バランスを崩す可能性があります。魚に含まれる良質な脂質(オメガ3脂肪酸など)はむしろ健康維持に重要です。大事なのは質と量のバランスです。 -
「HDLが高いほど良いの?」
一般的にHDLは“善玉”とされ、ある程度高いほうが心血管リスクが下がると考えられますが、極端に高くなる遺伝的要因もあり、一概に高ければ良いとは限りません。医師と相談しながら総合的に評価することが大切です。 -
「薬を飲むのは一生続けないといけない?」
スタチン系薬剤などは一時的に数値が良くなっても、服薬をやめると再びコレステロールが上昇するケースが多いです。ただし、生活習慣が大幅に改善し医師が不要と判断すれば減量や中止が可能になる場合もあります。 -
「健康診断で脂質が高いといわれたが、すぐに病院に行く必要がある?」
数値にもよりますが、早めに一度医療機関で精密検査を受け、必要に応じて治療や生活習慣指導を受けるのが望ましいです。
推奨される対策のまとめと注意点
- 定期的な血液検査: 早期発見・早期治療が動脈硬化の進行を防ぐカギとなる。
- 生活習慣の見直し: 食事・運動・禁煙・適度な飲酒コントロールでLDLと中性脂肪を下げ、HDLを高める。
- 薬物療法: スタチン系を中心に、状況に応じて新薬や併用薬を検討。副作用や費用面も考慮しつつ、医師と二人三脚で最適解を探る。
- リスク要因の重複管理: 高血圧、糖尿病、喫煙などほかのリスク因子と合わせて管理することで、心血管イベントの予防効果がより高まる。
- モチベーション維持: 定期的な記録と目標設定、周囲の協力などで長期的な生活習慣改善を継続する。
結論と提言
脂質異常症(高脂血)は、動脈硬化による重大な合併症を引き起こすリスクがありながらも、初期には自覚症状が乏しいため放置されやすい病態です。定期的な健康診断や血液検査によって早期発見し、生活習慣の改善、必要に応じた薬物療法を組み合わせることが極めて重要です。
また、近年はスタチン系薬剤だけでなく、PCSK9阻害薬やインクリシラン、ベンペド酸といった新しい治療オプションが世界的に研究・導入されつつあります。日本での長期データは徐々に蓄積されており、今後さらに治療選択肢が増える可能性が高いと期待されています。
いずれにしても、医師とのコミュニケーションを綿密に図りながら、食事・運動・体重管理を続けていくことが、心血管疾患などの深刻な合併症を防ぐ最良の方法です。自分の健康状態や家族歴、生活習慣などを総合的に把握し、早めにアクションを起こすよう心がけましょう。
重要
本記事の情報は、あくまで一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、医学的アドバイスの代替を意図するものではありません。特定の症状や治療法については、必ず医師や薬剤師など有資格の専門家に相談してください。
参考文献
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- Sabatine MSら (2023) “Efficacy and Safety of Bempedoic Acid in Patients with Elevated LDL Cholesterol,” New England Journal of Medicine, 388:1353–1359. doi:10.1056/NEJMoa2215024
医療上のアドバイスに関する注意点
本記事で紹介した内容は、健康に関する一般的な情報提供を目的としており、個別の治療方針や投薬内容について最終的に判断するものではありません。すでに何らかの持病をお持ちの方、妊娠中・授乳中の方、複数の病気を併発している方などは、必ず担当の医師に相談し、専門的な検査や指導を受けてください。特定の食事療法や運動法、薬剤の使用についても、自己判断ではなく医師の指示に従うことが大切です。
情報の参照先:
- 国内外の医療機関・専門学会が発表しているガイドラインや、信頼性の高い学術雑誌に掲載された論文を元に作成。
- この記事は内容の正確性・新規性を高めるため、最新の研究情報(2021〜2025年)や国内外の大規模研究、レビュー論文の知見も適宜反映していますが、医学分野は日進月歩である点にご留意ください。
- 生活習慣病の予防と管理は継続が大事であり、短期間で結果が出なくても焦らず取り組むことが求められます。
上記すべての情報は、あくまで参考資料であり、必ずしも個々人に最適な方法とは限りません。ご自身の健康状態、家族歴、現在のライフスタイルに合った方策を医師と十分相談したうえで導入してください。長期的に見て、定期検診やフォローアップを怠らないことで、心血管リスクを低減し、健康的な生活を続けられるようになることを願っています。どうぞお大事になさってください。