脂質異常症の薬、やめたい? 副作用は?【専門医が解説】日本の新ガイドラインに基づく安全な付き合い方
心血管疾患

脂質異常症の薬、やめたい? 副作用は?【専門医が解説】日本の新ガイドラインに基づく安全な付き合い方

「脂質異常症と診断され、お薬を始めましょうと言われた」「副作用が怖い」「この薬、一生飲み続けないといけないのだろうか?」 このような不安や疑問を抱えている方は、決して少なくありません。JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会には、そうした切実な声が数多く寄せられます。本記事は、そのような皆様の「ペインポイント(悩みや苦痛)」に寄り添い、科学的根拠に基づいて正確で実践的な情報を提供するために作成されました。この記事は、自己判断による服薬の中断を決してお勧めするものではありません。むしろ、なぜ治療の継続が重要なのかを科学的に解説し、副作用への不安に対する安全な対処法を示し、皆様が主治医とより良く連携しながら最適な治療法を見つけるための一助となることを目的としています。日本動脈硬化学会の最新ガイドライン1011や国内外の信頼できる研究2829に基づき、脂質異常症治療薬との「安全な付き合い方」を徹底的に解説します。

この記事の科学的根拠

この記事は、入力された研究報告書で明示的に引用されている最高品質の医学的証拠にのみ基づいています。以下は、参照された実際の情報源の一部と、提示された医学的指導との直接的な関連性を示したものです。

  • 日本動脈硬化学会(JAS): この記事における診断基準、リスク分類、およびLDLコレステロールの管理目標に関する指針は、日本動脈硬化学会が発行した「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」に完全に基づいています1011
  • 厚生労働省(MHLW): 脂質異常症の定義、原因、および国民向けの診断基準に関する情報は、厚生労働省のe-ヘルスネットなどの公式情報源に基づいています624。また、日本国内の患者数に関する統計データも同省の「患者調査」を引用しています25
  • 国立循環器病研究センター(NCVC): 動脈硬化のメカニズムや家族性高コレステロール血症(FH)に関する分かりやすい解説は、日本の循環器医療を牽引する国立循環器病研究センターの公開情報に基づいています919
  • 国際的な学術論文: スタチンの副作用の頻度や対処法、新しい治療薬の選択肢に関する記述は、査読済みの国際的な医学雑誌に掲載されたシステマティックレビュー(複数の研究を統合・評価した質の高い研究)に基づいています1315

要点まとめ

  • 脂質異常症の治療は、自覚症状がなくても心筋梗塞や脳梗塞といった命に関わる病気を予防するために極めて重要です。
  • 薬物治療の目標値は、年齢や持病など個々の危険度(リスク)に応じて設定されるため、自己判断で中断することは大変危険です48
  • 副作用は起こり得ますが、その多くは管理可能であり、薬がもたらす心血管疾患の予防効果は、通常、副作用の危険性を大きく上回ります1213
  • スタチン系薬剤とグレープフルーツの組み合わせなど、注意すべき相互作用があります2
  • 生活習慣の改善は治療の基本であり、薬の効果を高め、医師の監督下で薬の量を減らせる可能性もあります3

なぜ脂質異常症の治療が重要なのか?放置する本当のリスク

脂質異常症は、血液中の脂質、特に悪玉とされるLDLコレステロールや中性脂肪(トリグリセリド)が多すぎる、あるいは善玉であるHDLコレステロールが少なすぎる状態を指します6。この状態自体には自覚症状がほとんどないため、「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれます。しかし、これを放置すると、体の中で静かに、しかし着実に恐ろしい変化が進行します。

その最大の危険性が「動脈硬化」です。国立循環器病研究センターによると、過剰なLDLコレステロールは血管の内壁に侵入し、蓄積してプラークと呼ばれる粥状の塊を形成します19。このプラークが血管を狭くし、血流を悪化させるのが動脈硬化です。さらに危険なのは、このプラークが何かのきっかけで破れることです。プラークが破れると、その傷を修復しようと血小板が集まり、血栓(血の塊)ができます。この血栓が心臓の血管(冠動脈)を詰まらせれば心筋梗塞、脳の血管を詰まらせれば脳梗塞を引き起こし、生命を脅かす、あるいは重い後遺症を残す事態に至ります19

厚生労働省の令和2年(2020年)「患者調査」によると、日本国内で脂質異常症の治療を受けている患者数は約401万人にのぼると推定されており2526、これは決して他人事ではない、非常に身近な健康問題であることを示しています。したがって、脂質異常症の治療は、単に血液検査の数値を改善するためだけでなく、将来の深刻な心血管疾患を予防し、健康な生活を守るために不可欠なのです。

あなたの目標は?日本動脈硬化学会ガイドライン2022年版に基づく管理目標

脂質異常症の治療における重要な点は、治療目標が画一的ではないということです。日本動脈硬化学会が発表した「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版」では、個々の患者さんが持つ動脈硬化の危険因子(リスク)の数に応じて、管理目標値が細かく設定されています1011。これは「個別化医療」の考え方に基づいています。あなたの目標値を知ることは、治療への理解を深める第一歩です。

リスクは主に以下の因子によって総合的に判断されます。

  • 年齢(男性45歳以上、女性55歳以上)
  • 高血圧
  • 糖尿病
  • 喫煙
  • 家族に若くして心筋梗塞などを発症した人がいる(家族歴)
  • 善玉のHDLコレステロールが低い(40mg/dL未満)

これらのリスクに基づき、あなたの管理目標は以下のように分類されます。

表1:動脈硬化性疾患予防のための脂質管理目標値(日本動脈硬化学会ガイドライン2022年版に基づく)1117
リスク区分 主な対象者 LDLコレステロール (悪玉) non-HDLコレステロール 中性脂肪 (トリグリセリド) HDLコレステロール (善玉)
一次予防:低リスク リスク因子がほとんどない 160 mg/dL 未満 190 mg/dL 未満 150 mg/dL 未満 40 mg/dL 以上
一次予防:中リスク リスク因子を1〜2個持つ 140 mg/dL 未満 170 mg/dL 未満 150 mg/dL 未満 40 mg/dL 以上
一次予防:高リスク リスク因子を3個以上持つ、糖尿病など 120 mg/dL 未満 150 mg/dL 未満 150 mg/dL 未満 40 mg/dL 以上
二次予防 心筋梗塞や脳梗塞の既往がある 100 mg/dL 未満 130 mg/dL 未満 150 mg/dL 未満 40 mg/dL 以上
家族性高コレステロール血症 (FH) 遺伝的にコレステロールが著しく高い 100 mg/dL 未満 130 mg/dL 未満 150 mg/dL 未満 40 mg/dL 以上

特に、一度心筋梗塞などを起こした方(二次予防)の目標値が非常に厳しく設定されている点に注意が必要です。これは、再発予防のためにはより厳格な脂質管理が不可欠であることを示しています。また、欧州心臓病学会(ESC)などの国際的なガイドラインでは、特にリスクが非常に高い患者群に対して、LDLコレステロールを55mg/dL未満にするといった、さらに積極的な目標が推奨される傾向にあり、「The lower, the better(低ければ低いほど良い)」という考え方が世界の潮流となっています2228

主な治療薬の種類と働き:あなたの薬はどれ?

脂質異常症の治療薬にはいくつかの種類があり、患者さんの脂質の状態(LDLコレステロールが高いのか、中性脂肪が高いのか、あるいは両方か)に応じて選択されます。主治医が処方した薬がどの種類に属し、どのように作用するのかを知ることは、治療への安心感につながります2

LDLコレステロール(悪玉)を主に下げる薬

  • スタチン系薬剤(HMG-CoA還元酵素阻害薬): 脂質異常症治療の中心的役割を担う最も一般的な薬です。肝臓でのコレステロール合成に不可欠な「HMG-CoA還元酵素」という酵素の働きを阻害することで、血液中のLDLコレステロールを強力に低下させます。代表的な薬にアトルバスタチン(商品名:リピトール)、ロスバスタチン(商品名:クレストール)、ピタバスタチン(商品名:リバロ)などがあります。
  • 小腸コレステロールトランスポーター阻害薬: 小腸でのコレステロールの吸収を妨げることで、血液中のLDLコレステロールを低下させます。エゼチミブ(商品名:ゼチーア)がこのタイプの薬で、スタチンと併用されることも多いです。
  • PCSK9阻害薬: 比較的新しい注射薬で、非常に強力なLDLコレステロール低下作用を持ちます。LDL受容体を分解するPCSK9というタンパク質を阻害することで、肝臓が血液中からLDLコレステロールを取り込むのを促進します。家族性高コレステロール血症や、スタチンで効果が不十分な場合に用いられます15

中性脂肪(トリグリセリド)を主に下げる薬

  • フィブラート系薬剤: 肝臓での中性脂肪の合成を抑え、分解を促進することで、血液中の中性脂肪を低下させます。また、善玉のHDLコレステロールを増やす作用もあります。代表的な薬にベザフィブラート(商品名:ベザトールSR)、フェノフィブラート(商品名:リピディル)などがあります37
  • EPA製剤(イコサペント酸エチル): 青魚に含まれる油の成分であるEPAを精製した薬です。肝臓での中性脂肪の合成を抑制し、血液からの排泄を促進します。エパデールなどがこれにあたります34
表2:主な脂質異常症治療薬の概要
薬剤系統 主な作用 代表的な薬剤名(一般名)
スタチン系 LDLコレステロールを強力に低下 アトルバスタチン、ロスバスタチン、ピタバスタチン
小腸コレステロールトランスポーター阻害薬 小腸からのコレステロール吸収を阻害 エゼチミブ
フィブラート系 中性脂肪を主に低下、HDLコレステロールを増加 ベザフィブラート、フェノフィブラート
EPA製剤 中性脂肪を低下 イコサペント酸エチル
PCSK9阻害薬 LDLコレステロールを極めて強力に低下(注射薬) エボロクマブ、アリロクマブ

【最重要】主要な副作用とその科学的根拠に基づく対処法

薬物治療を始めるにあたり、多くの方が最も心配するのが副作用です。副作用の可能性はゼロではありませんが、その頻度や重症度、そして対処法について正しく理解することで、過度な不安を和らげ、安全に治療を続けることができます。

筋肉の症状(スタチン関連筋症状:SAMS)

スタチン系薬剤の副作用として最もよく知られているのが筋肉に関連する症状です。これには、筋肉痛、筋力の低下、こむら返りなどが含まれます12。2016年に発表された大規模なシステマティックレビューによると、漠然とした筋肉痛などの症状は患者さんの1〜10%にみられる可能性があると報告されています13。しかし、筋肉細胞が壊れてしまう重篤な副作用である「横紋筋融解症」の発症率は0.1%未満と、極めて稀です13。もし、これまでにない筋肉の痛みや脱力感、特に両側の太ももなどに症状が現れた場合は、自己判断で服用を中止せず、速やかに主治医に相談してください。医師は薬の種類を変更したり、量を調整したりすることで対処できる場合がほとんどです。

肝機能障害

スタチンやフィブラート系薬剤は、肝臓に作用するため、肝機能検査値(AST, ALT)が上昇することがあります。しかし、重篤な肝障害に至ることは非常に稀です37。治療開始後、医師は定期的に血液検査を行い、肝機能を確認します。これにより、万が一異常が見られても早期に対応することが可能です。このため、定期的な受診と検査は非常に重要です。

血糖値への影響

スタチン系薬剤が、わずかながら新規に糖尿病を発症するリスクを上昇させる可能性が指摘されています。しかし、日本の糖尿病・脂質代謝の専門家である及川眞一医師らは、スタチンがもたらす心筋梗塞や脳梗塞の予防効果は、血糖値へのわずかな影響というリスクをはるかに上回ると強調しています12。特に、心血管疾患のリスクが高い患者さんにおいては、治療をためらうべきではありません。気になる場合は、主治医と相談し、血糖値の推移も合わせてみてもらうとよいでしょう。

薬と食品の危険な飲み合わせ:グレープフルーツの謎

「スタチンを飲んでいる人はグレープフルーツを食べてはいけない」と聞いたことがあるかもしれません。これはなぜでしょうか。一部のスタチン(特にアトルバスタチンやシンバスタチン)は、小腸や肝臓にある「CYP3A4」という酵素によって代謝(分解)されます。グレープフルーツに含まれるフラノクマリン類という成分は、このCYP3A4の働きを強く阻害します。その結果、薬が分解されずに血中濃度が異常に高まり、前述の筋肉障害などの副作用のリスクが増大するのです2。このため、対象となる薬を服用している場合は、グレープフルーツ(果実、ジュース、ジャムなど加工品も含む)の摂取は避ける必要があります。ご自身の薬が該当するかどうか、薬剤師に確認することをお勧めします。

脂質異常症の薬、やめてもいい?一生飲むの?

「数値が良くなったから、もう薬をやめてもいいのでは?」「これを一生飲み続けるのか…」これは、治療が軌道に乗った多くの患者さんが抱く自然な感情です318。しかし、ここで最も重要な原則は「自己判断で絶対に薬をやめない」ということです。

現在、血液検査の数値が安定しているのは、薬が効果を発揮しているからです。薬をやめれば、多くの場合、脂質の値は元の状態に戻ってしまい、動脈硬化のリスクが再び高まります8。特に、心筋梗塞や脳梗塞を一度経験した方(二次予防)や、遺伝的な要因が強い家族性高コレステロール血症(FH)の患者さん5は、生涯にわたる薬物治療が原則となります。

一方で、薬を始めた後に、禁煙、食事療法、運動療法といった生活習慣を劇的に改善し、それが継続できている場合は、医師の判断で薬の量を減らしたり、場合によっては中止を検討したりすることもあり得ます3。しかし、これは厳格な医学的管理のもとで行われるべきです。もし服薬中止を希望する気持ちがあるなら、それを正直に主治医に伝え、「どのような条件が満たされれば、減薬を検討できますか?」と相談してみることが、前向きな一歩となるでしょう。

薬の効果を最大化する生活習慣の「新常識」

薬物治療は非常に効果的ですが、治療の基本はあくまで生活習慣の改善です。薬と適切な生活習慣は、車の両輪のようなものです。日本動脈硬化学会のガイドラインでも、食事療法と運動療法が全ての治療の土台として強調されています11

  • 食事療法: 飽和脂肪酸(肉の脂身、バターなど)やコレステロールを多く含む食品(卵黄、レバーなど)を控え、食物繊維(野菜、海藻、きのこ類)を積極的に摂ることが推奨されます。特に、私たち日本人にとっては、伝統的な食文化である魚の摂取が大きな味方になります。サバ、イワシ、サンマといった青魚に豊富に含まれるEPAやDHAなどのn-3系多価不飽和脂肪酸は、中性脂肪を下げ、動脈硬化を防ぐ効果が報告されています34
  • 運動療法: 少し息が弾むくらいの有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳など)を1日合計30分以上、できれば毎日続けることが目標です。運動は善玉のHDLコレステロールを増やし、中性脂肪を減らす効果があります。
  • その他の生活習慣: 禁煙は絶対です。喫煙は動脈硬化を強力に促進する最大の危険因子の一つです。また、適正体重の維持も重要です。

これらの生活習慣を実践することは、薬の効果を最大限に引き出し、将来的な減薬の可能性を高めることにもつながります。

未来の治療:スタチン以外の新しい選択肢

脂質異常症の治療は日々進歩しています。スタチンが体質に合わない方や、スタチンだけでは目標値に達しない方のために、新しい治療の選択肢も登場しています。前述のPCSK9阻害薬に加え、近年ではベムペド酸(ACLi)など、スタチンとは異なる作用機序を持つ新薬も開発されており、今後の治療に大きな期待が寄せられています15。これらの治療法は、まだ一般的ではありませんが、治療が困難な患者さんにとっての新たな希望となりつつあります。治療に行き詰まりを感じている場合でも、新しい選択肢について主治医に尋ねてみる価値はあるかもしれません。

よくある質問

ジェネリック医薬品(後発医薬品)は、先発医薬品と同じ効果がありますか?

はい。ジェネリック医薬品は、先発医薬品と有効成分、成分量、用法、用量、効果が同等であることを国が厳格な試験によって確認し、承認した医薬品です。品質、有効性、安全性ともに先発医薬品と同等でありながら、開発コストが低く抑えられるため、薬価が安く設定されています。これにより、患者さんの経済的負担を軽減することができます。医師や薬剤師に相談の上、安心してご使用いただけます14

薬を飲んでいる間、お酒は飲んでも大丈夫ですか?

アルコールは中性脂肪を上昇させるため、原則として節酒が推奨されます。また、過度の飲酒は肝臓に負担をかけ、薬による肝機能障害のリスクを高める可能性があります。主治医が許可した範囲での適量(例えば、日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本程度)にとどめるべきです。ご自身の状況に合わせて、どの程度の飲酒なら問題ないか、主治医に確認するのが最も安全です。

妊娠中や授乳中に、脂質異常症の薬を飲むことはできますか?

スタチン系薬剤は、胎児への影響が懸念されるため、妊娠中または妊娠の可能性がある女性、授乳中の女性は原則として服用できません(禁忌)5。治療中に妊娠を希望する場合は、必ずその旨を主治医に伝え、薬の変更や中止について計画を立てる必要があります。自己判断で服用を続けることは絶対に避けてください。

薬を飲み忘れた場合はどうすればよいですか?

気づいた時点ですぐに1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合(例えば、1日1回夕食後に飲む薬で、翌朝に気づいた場合など)は、忘れた分は飲まずに、次の決まった時間に1回分だけを飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません120。薬の血中濃度が急激に高まり、副作用のリスクが増加する可能性があるためです。

結論

脂質異常症の薬物治療は、心筋梗塞や脳梗塞といった生命を脅かす病気からあなたを守るための、非常に効果的で科学的根拠のある手段です。副作用への不安や、生涯にわたる服用への懸念は、多くの患者さんが共有する当然の感情です。しかし、その不安を解消する鍵は、正しい知識を持つこと、そして主治医と良好なパートナーシップを築くことにあります。

本記事で解説したように、副作用の多くは管理可能であり、薬がもたらす計り知れない利益は、通常そのリスクを大きく上回ります。そして、治療の主役はあなた自身です。ご自身の治療目標を理解し、生活習慣の改善に主体的に取り組み、気になることはどんな些細なことでも医師や薬剤師に相談する。その「賢い患者」としての姿勢こそが、薬との「安全な付き合い方」を可能にし、あなたの未来の健康を守る最も確かな道筋となるでしょう。

免責事項本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスを構成するものではありません。健康上の懸念や、ご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

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