80歳の血圧、いくつが理想? 最新研究と専門医が教える『あなたに合った目標値』の見つけ方
心血管疾患

80歳の血圧、いくつが理想? 最新研究と専門医が教える『あなたに合った目標値』の見つけ方

日本は世界でも類を見ない超高齢社会を迎え、80歳を超える方々が健康で長生きするためには、適切な血圧管理が極めて重要です。「お医者さんから『血圧が高いですね』と言われたけれど、一体いくつまで下げれば良いのだろう?」――この疑問は、多くの高齢者やそのご家族が抱える切実な悩みです。実は、その答えは一人ひとり異なります。本記事では、JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会が、日本高血圧学会や日本老年医学会の公式ガイドライン、さらには世界的な最新研究(SPRINT試験、STEP試験)の科学的根拠を徹底的に分析し、読者の皆様がご自身の状態に最適な血圧目標を見つけるための、信頼できる羅針盤となる情報をお届けします。


この記事の科学的根拠

この記事は、明示的に引用された最高品質の医学的エビデンスにのみ基づいています。以下に示すリストは、実際に参照された情報源と、提示された医学的ガイダンスへの直接的な関連性を示したものです。

  • 日本高血圧学会 (JSH): 本記事における基本的な降圧目標(75歳以上でまず140/90 mmHg未満を目指し、忍容性があれば130/80 mmHg未満を検討)に関する記述は、同学会発行の「高血圧治療ガイドライン2019」に基づいています。1
  • 日本老年医学会 (JGS): フレイル(虚弱)や併存疾患を考慮した個別化された治療アプローチ、特に機能が低下した患者様に対する一律の目標値設定の危険性に関する解説は、同学会発行の「高齢者高血圧診療ガイドライン2017」の提言に準拠しています。14
  • SPRINT試験 (Systolic Blood Pressure Intervention Trial): 活動的な高齢者において、収縮期血圧を120 mmHg未満に管理することの心血管イベント抑制および死亡率低下における大きな利益に関する記述は、この画期的な臨床試験の結果に基づいています。26
  • STEP試験 (Strategy of Blood Pressure Intervention in the Elderly Hypertensive Patients): 日本人を含む東アジアの高齢者において、収縮期血圧を130 mmHg未満に管理することの有効性(特に脳卒中予防)と安全性に関する重要な論拠は、この最新かつ大規模な臨床試験の結果から得られたものです。33

要点まとめ

  • 80歳における理想的な血圧に、すべての人に当てはまる単一の「正解」はありません。目標値は個々の健康状態、特に「フレイル(虚弱)」の程度によって大きく異なります。
  • お元気で活動的な80代の方であれば、最新の研究に基づき、脳卒中や心臓病をより強力に予防するために収縮期血圧130 mmHg未満を目指すことが国際的な潮流となりつつあります。
  • フレイル(虚弱)の兆候が見られる方や、多くの持病をお持ちの方は、安全性を最優先し、めまいや転倒を防ぐために140 mmHg未満、あるいはさらに穏やかな目標が推奨されます。
  • 血圧の数値だけでなく、「歩行速度の低下」や「疲れやすさ」といった日々の生活機能の変化に注意を払うことが、適切な血圧管理の重要な指標となります。
  • ご自身の理想的な血圧は、この記事で得た知識をもとに、かかりつけ医と十分に話し合って決定する「あなただけの目標値」です。

第1部:基本の知識 – なぜ80歳の血圧は特別なのか?

超高齢社会である日本において、高齢者の高血圧は極めて身近な健康問題です。厚生労働省の令和元年「国民健康・栄養調査」によれば、75歳以上の日本人のうち実に約79%が高血圧に罹患しており、5人に4人が該当するという状況です2。これは、80歳という年齢層にとって、血圧管理がいかに重要であるかを示しています。

加齢による血管の変化と高血圧

年齢を重ねると、血管は弾力性を失い、硬くなる「動脈硬化」が進行します。心臓が血液を送り出す際の圧力(収縮期血圧、上の血圧)は上昇しやすくなる一方、心臓が拡張する際の圧力(拡張期血圧、下の血圧)は変わらないか、むしろ低下する傾向にあります。これが、高齢者に「収縮期高血圧」が多い理由です。

血圧が高すぎる状態が続くと、血管に常に強い圧力がかかり、脳卒中や心筋梗塞、心不全といった命に関わる病気のリスクが著しく高まります1。しかし、その一方で、高齢者の場合は血圧を「下げすぎること」にも注意が必要です。過度な降圧は、めまい、ふらつき、転倒による骨折、さらには腎機能の悪化や認知機能の低下を招く危険性があるためです10。この「高すぎるリスク」と「下げすぎるリスク」の最適なバランスを見つけることが、80歳の血圧管理における最大の鍵となります。

第2部:専門家はどう考えている? – 日本の指針と世界の最新研究

80歳の理想血圧を考える上で、専門家が作成した診療の「羅針盤」であるガイドラインを理解することが不可欠です。ここでは、日本の主要なガイドラインと、世界の治療方針に大きな影響を与えた画期的な臨床試験を解説します。

日本の公式な考え方:二つの主要ガイドライン

日本の高血圧診療は、主に二つのガイドラインに基づいて進められています。

1. 日本高血圧学会(JSH)「高血圧治療ガイドライン2019」1
これは、日本の高血圧診療の標準的な指針です。委員長の梅村敏氏らが中心となり策定されました8。このガイドラインでは、75歳以上の高齢者に対する降圧目標を、以下のように段階的に設定しています。

  • 初期目標:まず、診察室血圧で 140/90 mmHg未満を目指す。
  • 達成後の目標:上記の目標を達成し、かつ副作用などの問題がなければ、さらに130/80 mmHg未満を目指すことを検討できる。

この慎重なアプローチは、高齢者における過降圧のリスクを十分に考慮した、日本独自の方針を反映しています10。また、このガイドラインでは家庭での血圧測定(家庭血圧)の重要性も強調されており、家庭血圧の目標値は診察室血圧より5 mmHg低い値(例:135/85 mmHg未満、125/75 mmHg未満)が設定されています10

2. 日本老年医学会(JGS)「高齢者高血圧診療ガイドライン2017」11
委員長の荒木厚氏や執筆統括者の楽木宏実氏らが中心となり、高齢者医療の専門家の視点から策定されたガイドラインです14。このガイドラインの最大の特徴は、年齢だけで一律に判断するのではなく、患者一人ひとりのフレイル(虚弱)や認知機能の状態を重視する点にあります。特に、ADL(日常生活動作)が著しく低下した患者や、中等度以上の認知症がある患者、介護施設入所者などに対しては、一律の降圧目標を設定せず、個別に治療方針を決定すべきであると強く提言しています。場合によっては、むしろ降圧薬の減量や中止(de-prescribing)を検討することの重要性も示唆しています14

これら二つのガイドラインは、JSHが「何を(一般的な目標値)」を示すのに対し、JGSは「誰に、どのように(目標を適用すべき患者像と個別化)」を補完する関係にあります。両者を統合的に理解することが、日本の医療現場における考え方を把握する上で不可欠です。

世界の潮流を変えた二つの大規模臨床試験

近年、高齢者の降圧目標に関する世界の考え方を大きく変える、二つの重要な臨床試験の結果が発表されました。

1. SPRINT試験(米国)
心血管疾患のリスクが高い50歳以上の非糖尿病患者を対象に、収縮期血圧(SBP)を120 mmHg未満に管理する「厳格治療群」と、140 mmHg未満を目指す「標準治療群」を比較した画期的な試験です26。その結果、特に平均年齢80歳の高齢者が含まれる75歳以上の集団において、厳格治療群は標準治療群に比べ、心血管イベント(心筋梗塞や脳卒中など)のリスクを34%、総死亡リスクを33%も有意に低下させました31。これは、活動的な高齢者においては、積極的な降圧が生命予後を劇的に改善する可能性を示した重要なエビデンスです。ただし、その一方で低血圧や腎機能障害などの有害事象は厳格治療群で多く見られました27

2. STEP試験(中国)
SPRINT試験が欧米人中心であったのに対し、STEP試験は60歳から80歳の東アジア人(中国人)高齢者を対象とした、日本の診療を考える上で極めて重要な試験です33。この試験では、SBPを110~130 mmHg未満に管理する「厳格治療群」と、130~150 mmHg未満を目指す「標準治療群」が比較されました。結果は明確で、厳格治療群は心血管イベントのリスクを26%、特に日本人で問題となる脳卒中のリスクを33%も低下させました33。さらに、重篤な有害事象は両群で差がなく、安全に厳格な降圧治療を行えることが示されました。このSTEP試験の結果は、日本人と同様に脳卒中リスクが高い東アジア人において、SBP 130 mmHg未満を目指す治療の有効性と安全性を強力に裏付けたものであり、現在の国際的なコンセンサス形成に大きな影響を与えています。

【重要】「2024年に高血圧の基準が変更された」は誤情報です

近年、インターネット上などで「2024年4月から高血圧の診断基準が130/80 mmHgに引き下げられた」という情報が拡散されましたが、これは明確な誤りです。日本高血圧学会は公式にこれを否定しており、高血圧の診断基準は現在も、診察室血圧で140/90 mmHg以上、家庭血圧で135/85 mmHg以上で変更ありません1617。この誤情報は、特定保健指導などで用いられる「受診勧奨基準値」など、診断基準とは異なる目的の数値との混同から生じたものです16。正しい情報を知っておくことが重要です。

第3部:一番大切な質問 – あなたは「元気はつらつ」?それとも「少しおっとり」?

血圧の数値を議論する前に、まずご自身の心と体の状態を把握することが何よりも重要です。そこで鍵となるのが「フレイル」という概念です。

フレイルとは何か?

「フレイル」とは、日本老年医学会が提唱している言葉で、「加齢に伴って心身の活力が低下し、ストレスに対する脆弱性が増した状態」を指します41。単なる「年のせいで衰えた」状態とは異なり、フレイルは可逆的、つまり早期に気づき、適切な介入を行うことで、再び健康な状態に戻る可能性があるとされています41。高血圧の管理においても、このフレイルの状態を評価することが、その人に合った目標を立てるための絶対的な前提条件となります。

【インタラクティブ要素】5つの質問でわかるフレイル度セルフチェック

以下の5つの質問に「はい」「いいえ」で答えて、ご自身の現在の状態を確認してみましょう。これは、臨床現場で広く用いられる評価基準(CHS基準)44や、厚生労働省の「基本チェックリスト」4247を基にした簡易的なチェックです。

  1. (体重減少)この半年間で、特にダイエットをしていないのに体重が2~3kg以上減りましたか?
  2. (疲れやすさ)以前と比べて疲れやすくなり、「何をするのも面倒だ」と感じることが週に3日以上ありますか?
  3. (筋力低下)ペットボトルのキャップを開けるのが難しくなったり、重い買い物袋を持つのに苦労したりしますか?
  4. (歩行速度の低下)信号が青のうちに、急がずに横断歩道を渡り切ることができますか?
  5. (活動量の低下)週に1回以上の定期的な運動(散歩など)をしていますか?

判定の目安:
・「はい」が0~1個の方:お元気な「元気はつらつタイプ」の可能性が高いです。
・「はい」が2個以上の方:フレイルの前段階やフレイルの状態にある「少しおっとりタイプ」の可能性があります。主治医と生活機能についても相談してみましょう。

第4部:あなたに合った血圧目標を見つけよう – 3つのタイプ別ガイド

セルフチェックの結果を踏まえ、ご自身のタイプに合った血圧目標の考え方を解説します。これはあくまで目安であり、最終的な目標は必ず主治医と相談して決定してください。

表1: あなたのタイプ別・血圧目標早見表
あなたのタイプ 特徴 推奨される血圧目標(収縮期/上の血圧) 治療のポイント
Aタイプ:元気はつらつな80代
(セルフチェック0~1個)
活動的で自立している。併存疾患が少ないか、あっても良好に管理されている。 < 130 mmHg 脳卒中や心臓病の予防効果を最大化するため、積極的な降圧を目指すのが合理的です(STEP試験33)。忍容性を確認しながら、慎重に治療を進めます。
Bタイプ:少しおっとりな80代
(セルフチェック2個以上)
疲れやすい、歩くのが遅くなったなど、フレイルの兆候が見られる。 < 140 mmHg (場合により < 150 mmHg) 安全性が最優先です。過度な降圧によるめまい、ふらつき、転倒のリスクを避けます。JSH10やJGS14のガイドラインに基づき、穏やかな目標を設定します。
Cタイプ:多くの持病がある、介護を受けている方 日常生活動作が著しく低下している。中等度以上の認知症がある。 個別に設定 (一律の目標なし) イベント予防よりも、QOL(生活の質)の維持や症状緩和が目的です。多剤併用(ポリファーマシー)を避けるため、降圧薬の減量や中止も検討します14

第5部:今日からできる、血圧管理のアクション

理想的な血圧を目指すためには、降圧薬だけでなく、日々の生活習慣の改善が不可欠です。特に、食塩感受性が高いとされる日本人にとっては、減塩が非常に効果的です37

家庭血圧を正しく測り、記録する

ご自身の本当の血圧を知るために、家庭血圧の測定は非常に重要です。朝(起床後1時間以内で、排尿後、朝食・服薬前)と夜(就寝前)の2回、静かな環境でリラックスして測定し、記録する習慣をつけましょう。この記録は、医師が最適な治療法を判断するための貴重な情報源となります4

【ビジュアルでわかる】無理なく続ける減塩のコツ

日本の伝統的な食事は塩分が多くなりがちですが、少しの工夫で美味しく減塩が可能です54

  • 出汁の旨味を活用する:昆布や鰹節から丁寧にとった出汁は、塩分を控えめにしても料理の味を豊かにします。
  • 香辛料や香味野菜を使う:生姜、ニンニク、シソ、ネギ、コショウ、唐辛子などを活用し、味にアクセントをつけましょう。
  • 酸味を利用する:酢やレモン汁、すだちなどの柑橘類は、さっぱりとした風味で塩味を補ってくれます。
  • 「かける」より「つける」:醤油やソースは、料理に直接かけるのではなく、小皿にとって「つけて」食べることで、使用量を大幅に減らせます。
  • 加工食品や汁物は控える:練り物、ハム、漬物や、ラーメン・うどんの汁には多くの塩分が含まれています。食べる量や頻度に注意しましょう。

安全に行える運動を習慣に

適度な運動は血圧を下げる効果があります。天気の良い日の散歩や、ラジオ体操などが手軽でおすすめです。転倒が心配な方は、椅子に座ったままでできる足踏みや、手足のストレッチから始めてみましょう。

よくある質問

2024年に高血圧の基準は本当に厳しくなったのですか?

いいえ、それは誤情報です。日本高血圧学会は、高血圧の診断基準(診察室血圧140/90 mmHg以上)は2024年以降も変更されていないと公式に発表しています1617。一部で混乱が見られますが、正しい診断基準を理解しておくことが重要です。

血圧の薬は一度飲み始めたら、一生やめられないのですか?

必ずしもそうとは限りません。特に、体重の減少や大幅な減塩、運動習慣の継続などによって血圧が安定して正常範囲内にコントロールされるようになった場合、医師の判断で薬の量を減らしたり、中止したりすることが可能です。また、日本老年医学会のガイドラインでは、特に高度なフレイル状態の患者様において、有害事象を避けるために降圧薬の減量や中止を積極的に検討すべきであると提言されています14。自己判断で中断せず、必ず主治医に相談してください。

家庭で測る血圧と、病院で測る血圧、どちらを信じれば良いですか?

日本高血圧学会のガイドラインでは、家庭血圧と診察室血圧の診断が異なる場合、家庭血圧の値を優先することが推奨されています10。病院では緊張して血圧が上がってしまう「白衣高血圧」や、逆に病院では正常なのに家庭では高い「仮面高血圧」を見つけるためにも、日々の家庭血圧の測定と記録が非常に重要です。

結論

80歳における理想的な血圧は、単一の数字で決められるものではなく、ご自身の心身の状態、特に「フレイル」の程度を考慮して個別化されるべきものです。お元気な方は、脳心血管病の予防効果を最大化するために収縮期血圧130 mmHg未満を、少し体力が落ちてきたと感じる方は、安全性を最優先に140 mmHg未満(あるいはそれ以上)を、というように、目指すべき場所は異なります。
最も重要なことは、ご自身の体の声に耳を傾け、家庭血圧を記録し、その情報を持ってかかりつけ医とじっくりと話し合うことです。この記事が、その対話のための最高の材料となり、皆様が自分らしく、健やかな日々を送るための一助となることを、JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会一同、心より願っております。

免責事項本記事は、医学的な情報の提供を目的としたものであり、専門的な医学的アドバイスに代わるものではありません。健康に関する問題や、治療に関する決定については、必ず資格を有する医療専門家にご相談ください。

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  50. m3.com. JSH2014は高齢者に「甘い」か. [インターネット]. [引用日: 2025年6月25日]. Available from: https://sp.m3.com/clinical/news/212368
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  53. リエイの快護. 80代の血圧正常値はいくつ?高血圧と低血圧を正常に保つ方法も. [インターネット]. [引用日: 2025年6月25日]. Available from: https://riei-kaigo.jp/column/post-13173/
  54. シニアホームの窓口. 【管理栄養士監修】高齢者の食事と塩分を解説!減塩食でもおいしいレシピも紹介. [インターネット]. [引用日: 2025年6月25日]. Available from: https://www.seniorhome-mado.com/news/lowsaltdiet/
  55. 日本高血圧学会. 高血圧患者さんのための減塩食レシピ. [インターネット]. [引用日: 2025年6月25日]. Available from: https://www.jpnsh.jp/pub_recipe.html
  56. 配食のふれ愛. 介護減塩食レシピで塩分摂取量一日6g目標に、秋のおいしいレシピ. [インターネット]. [引用日: 2025年6月25日]. Available from: https://www.h-fureai.com/column/salt-intake-autumn-recipe
  57. 健康長寿ネット. 高血圧治療の食事レシピ. [インターネット]. [引用日: 2025年6月25日]. Available from: https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyou-shippei/hint-kouketsuatsu.html
  58. DSセルリア株式会社. 高齢者の血圧正常値とは?高血圧のリスクと血圧管理を解説. [インターネット]. [引用日: 2025年6月25日]. Available from: https://selrea.co.jp/life/life26/
  59. MRSO. 知っておきたい血圧の正常値。各年代の平均値や高血圧・低血圧の改善方法も解説. [インターネット]. [引用日: 2025年6月25日]. Available from: https://www.mrso.jp/mikata/2087/
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