【腹痛とげっぷ】放置して大丈夫?考えられる原因と受診の目安・治療法を解説
消化器疾患

【腹痛とげっぷ】放置して大丈夫?考えられる原因と受診の目安・治療法を解説

食後にお腹が張って痛くなり、げっぷが何度も出てしまう。仕事中や電車の中でげっぷを我慢しているうちに、みぞおちあたりがキリキリ痛んでくる——。そんな経験はありませんか。

「ストレスのせいと言われて終わってしまうのでは」「本当は胃がんのサインだったらどうしよう」「市販薬で様子を見てよいのか分からない」など、不安を抱えながらも、忙しさや恥ずかしさから受診を先延ばしにしている方も少なくありません。

腹痛とげっぷ(おくび)は、炭酸飲料や早食いなど日常の習慣が原因のこともあれば、機能性ディスペプシア(FD)、胃食道逆流症(GERD)、過敏性腸症候群(IBS)のような機能性の病気、さらには胃潰瘍や腸閉塞、急性膵炎、胃がん・大腸がんなど命に関わる病気が隠れていることもあります。日本消化器病学会の機能性ディスペプシア診療ガイドラインや急性腹症ガイドラインなどでも、腹痛と消化管症状の評価の重要性が繰り返し強調されています12

本記事では、厚生労働省や日本の専門学会、海外のガイドライン・論文などの信頼できる情報に基づき、腹痛とげっぷが同時に起こるときに考えられる主な原因と、放置してよいケース・早めに消化器内科を受診すべきサイン・救急車を呼ぶべき危険なサインをわかりやすく整理します。また、機能性ディスペプシアやGERD、IBS、げっぷ障害(belching disorders)などのメカニズムや治療、今日からできる生活改善のポイントも具体的に解説します134

「自分の症状はどのレベルなのか」「どこまでがセルフケアで、どこからが医療の出番なのか」をイメージしやすくなるように、チェックリストや例を交えながら丁寧にお伝えします。この記事を読み終えるころには、必要以上に怖がりすぎず、しかし見逃してはいけないサインはしっかり押さえたうえで、次に何をすればよいかが見えてくるはずです。

Japanese Health(JHO)編集部とこの記事の根拠について

Japanese Health(JHO)は、健康と美容に関する情報を提供するオンラインプラットフォームです。膨大な医学文献や公的ガイドラインを整理し、日常生活で活用しやすい形でお届けすることを目指しています。

本記事「腹痛とげっぷが続くときに考えられる原因と受診の目安」は、主に以下のような一次情報源に基づいて、JHO編集部が生成AIツールのサポートを受けつつ、最終的には人の目で一つひとつ確認しながら作成しています。

  • 日本の専門学会のガイドライン:日本消化器病学会による機能性ディスペプシア診療ガイドライン、過敏性腸症候群診療ガイドライン、胃食道逆流症関連資料、急性腹症診療ガイドラインなど1256
  • 国内外の公的機関・専門機関:米国国立糖尿病・消化器・腎疾患研究所(NIDDK)の消化不良や消化管ガスに関する解説、海外ガイドライン(NICE、AGAなど)やメタ解析論文3478
  • 教育機関・医療機関・NPOによる一次資料:日本のクリニック・病院・医療情報サイトによる腹痛やげっぷ、ガス症状に関する解説、疫学データなど910

生成AIツールは、文献の要約や構成案作成の「アシスタント」として活用していますが、公開前には必ずJHO編集部が原著資料と照合し、重要な記述を一つひとつ確認しながら、事実関係・数値・URLの妥当性を検証しています。

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要点まとめ

  • 腹痛とげっぷは、炭酸飲料や早食い、ストレスなど身近な要因から、機能性ディスペプシア(FD)・胃食道逆流症(GERD)・過敏性腸症候群(IBS)・げっぷ障害などの機能性疾患、さらには胃潰瘍や腸閉塞、がんなどの重い病気まで、幅広い原因で起こります13
  • 「激しい痛みが急に出た」「血を吐いた・黒い便が出た」「体重がどんどん減る」「熱や冷や汗、ふらつきがある」といったサインは、急性腹症や消化管出血、悪性疾患が隠れている可能性があり、速やかな受診や救急要請が必要です2
  • 多くの方にみられる機能性ディスペプシアやGERD、IBSでは、内視鏡や血液検査で明らかな異常が見つからないことも多い一方で、生活習慣の見直しや薬物療法、心理的サポートなどで症状の軽減が期待できます157
  • げっぷが「癖」ではなく、Supragastric belching(SGB)と呼ばれる行動パターンとして知られており、認知行動療法(CBT)や呼吸法などの行動療法が有効であることが研究で示されています8
  • 自分でできる対策として、食べ方の見直し(よく噛む・早食いを避ける・炭酸を控える)、ストレスケア、適度な運動、睡眠の質改善などがあり、これらは機能性ディスペプシアやGERD、IBSなど多くの消化器症状に共通して役立ちます13
  • 症状が長引く場合や不安が強い場合は、「我慢できるかどうか」ではなく、「どのような経過か」「どんなサインがあるか」に注目し、消化器内科など適切な診療科に早めに相談することが大切です12

第1部:腹痛とげっぷの基本と日常生活の見直し

まずは、「腹痛」と「げっぷ」がそもそもどういう仕組みで起こるのか、そして日常生活のどんな要因がそれらを増やしてしまうのかを整理していきましょう。専門的な病名を考える前に、多くの方に共通するシンプルなポイントを確認することで、自分の症状を客観的に振り返りやすくなります。

1.1. 腹痛とげっぷの基本的なメカニズム

腹痛とは、みぞおちから下腹部までの「お腹」のどこかに感じる痛みや不快感の総称です。キリキリと刺すような痛み、鈍い重だるさ、差し込むような痛み、締め付けられるような痛みなど、感じ方は人それぞれです。痛みの場所も、みぞおち(心窩部)、おへそ周り、右上腹部、左下腹部などで意味する病気が変わることがあります12

一方、げっぷ(おくび)は、胃や食道の中にたまった空気やガスが口から排出される現象です。米国国立糖尿病・消化器・腎疾患研究所(NIDDK)は、ガスが消化管に入る主なルートとして「飲み込んだ空気」と「腸内細菌が食べ物を分解するときに発生するガス」の2つを挙げています3。炭酸飲料を飲んだり、早食い・よく噛まずに飲み込んだり、ストローやペットボトルで一気に飲んだりすると、空気を多く飲み込みやすくなります。

通常、胃と食道の間には「下部食道括約筋(LES)」という筋肉があり、胃の内容物が逆流しないように閉まっています。しかし、胃の中にガスがたまると、LESが一時的にゆるんでガスを食道へ逃がし、それが口から出るのが生理的なげっぷです。このような生理的なげっぷは、誰にでも起こる自然な現象で、回数が少なければ病気とはみなされません3

ところが、げっぷが1日に何十回も出る、外出中に我慢できない、げっぷに合わせて強い胸やけやみぞおちの痛みが出る、といった場合には、胃食道逆流症(GERD)や機能性ディスペプシア(FD)、Supragastric belching(SGB)と呼ばれる行動パターンなどが関わっていることがあります158

1.2. 生活習慣で悪化しやすいNGパターン

腹痛とげっぷは、病気だけでなく、日常の「ちょっとしたクセ」によっても悪化します。日本のクリニックや医療情報サイトでも、以下のような習慣がよく指摘されています910

  • 早食い・よく噛まない:急いで食べると食べ物と一緒に空気を多く飲み込み、胃にガスがたまりやすくなります。また、消化にも負担がかかり、食後の腹痛や胃もたれにつながります。
  • 炭酸飲料・ビールをよく飲む:炭酸ガスそのものが胃にたまり、げっぷの回数が増えます。ビールや炭酸入りチューハイなどを一気飲みする習慣があると、みぞおちの張りや痛みを感じやすくなります。
  • 食後すぐ横になる・夜遅くにたくさん食べる:横になると胃の内容物が食道へ逆流しやすくなり、胸やけやげっぷ、みぞおちの痛みを悪化させます。特に夜遅くの大きな食事はGERDの大きなリスクとされています6
  • 喫煙・多量の飲酒:喫煙や多量のアルコール摂取は、下部食道括約筋をゆるめたり、胃酸分泌や胃粘膜を刺激したりして、GERDや胃炎、潰瘍などのリスクを高めます7
  • ストレスが強い生活:ストレスや不安は、胃腸の動きや感じ方(痛みの感じやすさ)を変え、ガスや腹痛の症状を強めることが知られています。機能性ディスペプシアやIBSなど、脳と腸の相互作用の乱れ(DGBI)では特に重要な要素です15

こうした習慣は、「ついやってしまう」「仕事柄避けられない」ものが多く、頭では分かっていてもなかなか変えられないのが現実です。記事の後半では、「全部を一度にやめる」のではなく、現実的に続けやすい改善ステップをレベル別に紹介します。

表1:腹痛とげっぷに関するセルフチェックリスト
こんな症状・状況はありませんか? 考えられる主な背景・原因カテゴリ
食後にお腹がパンパンに張り、げっぷやおならが増えるが、しばらくすると落ち着く 早食い・炭酸飲料・食べ過ぎ・ガスが発生しやすい食品(豆類、玉ねぎ、キャベツなど)
みぞおちのあたりが重く痛く、少量でもすぐにお腹いっぱいに感じる 機能性ディスペプシア(FD)、胃炎、胃潰瘍など
喉や胸のあたりが焼けるように熱く、すっぱい液が上がってくる感じがあり、げっぷも多い 胃食道逆流症(GERD)、食道炎
お腹がゴロゴロ鳴り、下痢や便秘と腹痛が繰り返し、ガスやげっぷも気になる 過敏性腸症候群(IBS)やその他の大腸の機能性疾患
急に強い腹痛が出て、冷や汗や吐き気、発熱、血便、真っ黒い便などを伴う 急性腹症(虫垂炎、腸閉塞、穿孔、虚血など)、消化管出血などの緊急疾患

第2部:消化器の内部要因 — 機能性ディスペプシア・GERD・IBS・げっぷ障害

生活習慣を見直しても腹痛とげっぷが続く場合、背景には消化管のはたらきや感受性の変化、いわゆる「機能性疾患」や、胃腸以外の病気が隠れている可能性があります。この章では、日本人に多い代表的な疾患や状態について整理します。

2.1. 機能性ディスペプシア(FD)とは?

機能性ディスペプシア(functional dyspepsia:FD)は、内視鏡検査などで潰瘍やがんなどの明らかな異常が見つからないのに、「みぞおちの痛みや灼熱感」「食後の胃もたれ」「少量で満腹になる」などの症状が3か月以上続く病気です。日本消化器病学会のFD診療ガイドラインおよびRome IV基準では、このような症状が6か月以上前からあり、直近3か月間持続または繰り返す場合にFDと診断されるとしています15

日本の疫学研究では、FDは成人の約10%程度に見られると報告されており、胃カメラを受けた方の中でも、潰瘍などの器質的疾患がない人の40〜50%がFDに該当するとされています5。特に女性や中年以降の方に多く、ストレスや不安、うつ傾向との関連も強いことが知られています5

FDでは、痛みや不快感以外にげっぷやガス、お腹の張りを訴える方も少なくありません。これは、胃の動き(食後の弛緩や排出)の異常や、胃・十二指腸の粘膜が通常よりも敏感になっていること、脳と腸のコミュニケーションの乱れ(DGBI)が影響していると考えられています14

治療としては、まず内視鏡検査などで危険な病気が隠れていないか確認したうえで、ピロリ菌感染があれば除菌療法、脂っこい食事や過食を避けるなどの生活指導、胃酸分泌を抑えるプロトンポンプ阻害薬(PPI)や胃の動きを整える薬(プロキネティクス)、必要に応じて抗うつ薬・抗不安薬や心理的サポートが検討されます147

2.2. 胃食道逆流症(GERD)とげっぷ

胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease:GERD)は、胃酸や胃の内容物が食道に逆流することで、胸やけや呑酸(すっぱいものが上がってくる感じ)、みぞおちの痛み、げっぷ、喉の違和感などを引き起こす病気です。日本では、食生活の欧米化や高齢化などにより、週1回以上胸やけを感じる人の割合が過去数十年で大きく増えていることが報告されています5

GERDの患者さんでは、げっぷが目立つことがあります。胃の中にたまったガスが逆流するときに胃酸も一緒に上がることで胸やけが起こるほか、Supragastric belching(SGB)が頻回に起こっている場合、げっぷの動き自体が逆流を悪化させることも知られています68

治療の基本は、生活習慣の見直しと胃酸を抑える薬です。具体的には、食後すぐに横にならない、寝る前2〜3時間は何も食べない、枕を高くするか上半身を少し起こして寝る、肥満がある場合は減量を目指す、喫煙や過度の飲酒を控えるなどが推奨されています6。日本消化器病学会のガイドによると、PPIを4〜8週間投与し、症状が改善したら減量あるいは頓用(必要時のみ)に切り替えることが推奨されています6

2.3. 過敏性腸症候群(IBS)とガス・腹痛

過敏性腸症候群(irritable bowel syndrome:IBS)は、腸に炎症や腫瘍などの器質的な異常がないにもかかわらず、腹痛と便通異常(下痢、便秘、下痢と便秘の交代など)が3か月以上続く病気です。日本のガイドラインや疫学研究では、成人の約10〜14%がIBSに該当するとされています5

IBSでは、腹痛とともにガスが多く、お腹がゴロゴロ鳴ったり、膨満感(お腹が張って苦しい感じ)が続いたり、げっぷやおならが増えることがあります。腸の動きが不安定になっていることや、腸の壁が痛みやガスに対して敏感になっていること、腸内細菌のバランスの変化、ストレスなどが複雑に絡み合っていると考えられています5

治療では、食物繊維やFODMAP(発酵しやすい糖質)の取り方の工夫、整腸剤や下痢止め・便秘薬の適切な使用、必要に応じて抗うつ薬や心理療法などが行われます。IBSは命に関わる病気ではありませんが、仕事や学業、外出など日常生活の質(QOL)に大きな影響を与えるため、「病気ではないから我慢する」のではなく、上手に付き合う方法を探すことが重要です5

2.4. 呑気症・げっぷ障害(Supragastric belching)

呑気症(どんきしょう)は、無意識に空気をたくさん飲み込んでしまう状態で、げっぷやおならが多くなったり、お腹が張ったりするのが特徴です。早食いや会話をしながらの食事、ガムや飴をよく噛む習慣、ストレスや緊張が強い場面などで起こりやすいとされています9

一方、Supragastric belching(SGB)は、「喉から空気を吸い込んで、すぐに吐き出す」という動きが無意識に繰り返される状態で、胃の中のガスではなく、食道〜咽頭のレベルで生じる「行動パターン」と理解されています。国際的なRome IV基準や米国消化器病学会(AGA)のClinical Practice Updateでは、SGBを含むげっぷ障害を、脳と腸の相互作用の障害(DGBI)の一つとして位置付けています8

SGBでは、1日に100回以上のげっぷが出る方もおり、周囲の目が気になって人前での会話や会議を避けてしまうなど、QOLへの影響が非常に大きいことが報告されています8。治療としては、薬ではなく、呼吸法や発声のトレーニング、認知行動療法(CBT)などの「行動療法」が中心となります。無作為化比較試験では、CBTを受けた患者の約半数で、げっぷの回数が半分以下に減少したと報告されています8

2.5. 妊娠中・高齢者・基礎疾患がある方の腹痛とげっぷ

妊娠中は、ホルモンバランスの変化や子宮の増大により、胸やけやげっぷ、お腹の張りが増えやすくなります。多くは生理的な変化ですが、「いつもと明らかに違う激しい痛み」「右上腹部の強い痛みと発熱」「突然の吐き気・嘔吐」「視界のかすみや頭痛、むくみ」などは、妊娠高血圧症候群や胆石症、膵炎など重い病気のサインのこともあるため、産科や救急外来への相談が必要です12

高齢者では、「なんとなくお腹が張る」「少し痛い気がする」といった訴えが、胃がんや大腸がん、虚血性腸疾患、薬剤性潰瘍などの初期症状であることもあります。加齢とともに痛みの感じ方が鈍くなることがあり、「たいしたことはないだろう」と思っているうちに病気が進行してしまうケースも報告されています5

また、糖尿病や心疾患、慢性腎不全で透析を受けている方などでは、血流障害や腸管の動きの変化が起こりやすく、腹痛やガス症状の裏に虚血性腸炎や腸管壊死が隠れていることもあります2。基礎疾患を複数お持ちの場合は、自己判断で様子を見る期間を長くしすぎず、かかりつけ医や消化器内科に早めに相談しましょう。

第3部:見逃してはいけない危険な病気とレッドフラッグ

腹痛とげっぷの多くは、生活習慣や機能性疾患に関連するもので、命に関わることはまれです。しかし、日本腹部救急医学会の急性腹症診療ガイドラインなどでは、腹痛が急激に強まったり、全身状態の悪化を伴う場合には、すみやかな受診や救急搬送が必要であることが強調されています2。ここでは、特に注意すべき病気とレッドフラッグ(危険なサイン)を整理します。

3.1. 急性腹症(虫垂炎・腸閉塞・穿孔・虚血など)

急性腹症とは、「急に発症した激しい腹痛を主症状とし、緊急の診断と治療が必要となる状態」の総称です。虫垂炎(盲腸)、腸閉塞(イレウス)、消化管穿孔、虚血性腸炎、絞扼性ヘルニアなど、多くの病気が含まれます2

代表的なサインとしては、次のようなものが挙げられます。

  • 突然の激しい腹痛(脂汗が出るほどの痛み)
  • お腹が硬く板のようになる(板状硬:腹膜炎のサイン)
  • 嘔吐や吐き気が続き、ガスや便がまったく出ない(腸閉塞を疑う)
  • 発熱、ふるえ、顔面蒼白、冷や汗、動けないほどの倦怠感
  • 痛みが時間とともにどんどん強くなり、楽な姿勢が見つからない

これらの症状がある場合、げっぷやお腹の張りも伴うことがありますが、「ガスがたまっているだけ」と自己判断して様子を見るのは危険です。すぐに救急外来を受診するか、必要に応じて119番通報を検討してください2

3.2. 胃潰瘍・十二指腸潰瘍と消化管出血

胃や十二指腸の粘膜に傷ができる胃潰瘍・十二指腸潰瘍は、みぞおちの痛みや胃もたれ、げっぷ、吐き気などを引き起こします。特に、空腹時や夜間に痛みが強くなる「きりきりした痛み」が続く場合、潰瘍が疑われます1

潰瘍が悪化すると、血管が破れて消化管出血を起こすことがあります。次のような症状は、緊急受診の対象です。

  • コーヒーかす状のものや血の混じった嘔吐(吐血)
  • タールのように真っ黒な便や、赤い血の混じる便(下血)
  • 急な貧血症状(ふらつき、動悸、息切れ、顔色不良)

ピロリ菌感染やNSAIDs(痛み止め)・アスピリンなどの服用は、潰瘍や出血のリスクを高めることが知られており、ガイドラインでも注意喚起されています14

3.3. 胆石症・胆嚢炎・急性膵炎

脂っこい食事のあと、右上腹部やみぞおちに強い痛みが起こり、背中にまで響くような場合、胆石発作や胆嚢炎、急性膵炎などが疑われます。これらの病気では、腹痛とともに吐き気や嘔吐、発熱、黄疸などを伴うことがあり、放置すると重症化するおそれがあります2

特に急性膵炎は、強いみぞおちの痛みと背部痛を特徴とし、飲酒や胆石が主な原因とされています。痛みが突然始まり、前かがみになると少し楽になるといった特徴がある場合は、早急な受診が必要です2

3.4. 胃がん・大腸がんなど悪性疾患

胃がんや大腸がんなどの悪性疾患でも、「なんとなく続くお腹の痛みや張り」「食後の胃もたれ」「げっぷが増えた」といった比較的軽い症状から始まることがあります。特に中高年以降で次のようなサインがある場合は、がんの可能性も念頭に置いて精査が必要です5

  • 食欲不振や原因不明の体重減少が続いている
  • 少しの量でもすぐにお腹いっぱいになり、症状が徐々に悪化している
  • 貧血を指摘された、顔色が悪い、息切れしやすい
  • 便に血が混じる、便が細くなった、便通のパターンが最近大きく変わった
  • 家族に胃がん・大腸がんの方がいる

日本では、胃がん・大腸がんに対する検診や内視鏡検査が広く行われており、早期発見・早期治療につながるケースも多くなっています。症状が軽くても、「年齢的に一度はチェックしておきたい」と感じたら、かかりつけ医や消化器内科に相談してみましょう。

第4部:今日から始める腹痛・げっぷ改善アクションプラン

命に関わるレッドフラッグがなさそうな場合でも、「痛みやげっぷで集中できない」「人前でのげっぷが恥ずかしい」「市販薬に頼り続けてよいのか不安」といった悩みは深刻です。ここでは、医学的なエビデンスに基づきつつ、今日から実践しやすい改善ステップをレベル別に整理します1378

表2:腹痛とげっぷの改善アクションプラン
ステップ アクション 具体例
Level 1:今夜からできること 食べ方と寝る前の過ごし方を見直す 一口あたり20〜30回を目安によく噛む/食事中にスマホや仕事をしながら「ながら食べ」をしない/夕食は就寝の2〜3時間前までに終える/寝るときは上半身を少し高くする
Level 2:今週から始めたいこと ガスを増やしやすい食品・飲み物を整理する 炭酸飲料・ビール・揚げ物・スナック菓子を控え、少しずつ頻度を減らす/豆類や玉ねぎなどでお腹が張りやすい人は量や調理法を工夫する/ストローやペットボトルの一気飲みをやめる
Level 3:1か月〜中長期で取り組むこと 体重管理・運動・ストレスケアを習慣化する BMIが高い場合は、無理のない範囲で体重減少を目指す/週3日程度のウォーキングなど軽めの有酸素運動を続ける/就寝前の深呼吸やストレッチ、湯船につかる習慣を作る/症状日記をつけて、どのような状況で悪化しやすいか記録する

4.1. 市販薬との付き合い方

胃薬や制酸薬、ガスを減らす成分を含む市販薬は、一時的な症状緩和には役立つことがあります。ただし、日本消化器病学会や海外ガイドラインでは、「自己判断で長期に市販薬を飲み続けること」は推奨されていません16

目安としては、「市販薬を2週間ほど使用しても改善しない」「薬をやめるとすぐ症状がぶり返す」「薬を使わないと日常生活が送れない」といった場合には、いったん自己判断での継続をやめ、医療機関で原因を確認してもらうことをおすすめします。

4.2. げっぷを我慢しすぎないための工夫

げっぷ自体は、体の中のガスを外に逃がすための自然な仕組みです。完全に我慢しようとすると、かえってお腹の張りや痛みが強くなったり、意識しすぎて頻度が増えたように感じてしまうこともあります38

人前でのげっぷが心配な場合は、会議や満員電車を避けられそうな時間帯に移動する、ゆとりのある席を選ぶ、ガスを増やしやすい飲食物をイベント前には控えるなど、「全部我慢する」のではなく、現実的な対策を組み合わせることが大切です。SGBが疑われる場合には、専門的な行動療法(呼吸法や発声トレーニング、CBTなど)が効果的とされています8

第5部:専門家への相談 — いつ・どこで・どのように?

「どのタイミングで病院に行けばいいか分からない」「何科に行けばいいのか迷う」という声は非常に多く聞かれます。ここでは、受診の目安と診療科の選び方、診察時に役立つ準備について整理します。

5.1. 受診を検討すべき危険なサイン

次のようなサインがある場合は、早急に医療機関を受診するか、場合によっては救急要請を検討する必要があります2

  • 突然の激しい腹痛が出て、時間とともに悪化している
  • お腹が硬く張っている、触ると強く痛い
  • 吐き気や嘔吐が続き、ガスや便がまったく出ない
  • 血の混じる嘔吐・便、真っ黒な便が出る
  • 38℃以上の発熱、冷や汗、ふらつき、意識がぼんやりする
  • 短期間での急激な体重減少(例:3か月で5kg以上)
  • 中高年で新たに始まった腹痛とげっぷが徐々に悪化している

こうしたサインがなくても、「2週間〜1か月以上、腹痛とげっぷが続く」「市販薬を試しても改善しない」「家族に消化器のがんや潰瘍が多い」などの場合は、一度消化器内科などで相談することをおすすめします1

5.2. 症状に応じた診療科の選び方

  • まず相談しやすいのは内科・消化器内科:腹痛やげっぷ、胃もたれ、胸やけ、下痢・便秘などの多くは、内科・消化器内科が入り口になります。健康診断を受けたことがある医療機関や、通いやすい場所のクリニックを選ぶとよいでしょう。
  • 強い痛み・出血・意識障害などがある場合は救急外来:前述のレッドフラッグがある場合は、時間帯を問わず救急外来での評価が必要です。迷った場合は、近くの救急相談窓口やかかりつけ医に電話で相談してみましょう。
  • 妊娠中の腹痛・げっぷ:妊娠中は産科(産婦人科)が中心になりますが、必要に応じて消化器内科と連携することもあります。自己判断で市販薬を増やす前に、主治医に相談してください。

5.3. 診察時に持参すると役立つものと費用の目安

  • 症状メモ・日記:いつから、どのようなタイミングで腹痛とげっぷが起こるのか、食事やストレスとの関係、便の状態(回数・形・色)などを簡単にメモしておくと、診察がスムーズになります。
  • お薬手帳:現在飲んでいる処方薬・市販薬・サプリメントの情報は、診断や薬の選択に非常に重要です。忘れずに持参しましょう。
  • 保険証・医療証:日本の公的医療保険では、通常3割負担で診療を受けることができます。胃カメラや血液検査などを行う場合、数千〜1万円台以上の自己負担が生じることもありますが、検査内容や施設によって異なるため、事前に確認しておくと安心です。

よくある質問

Q1: 食後にお腹が張ってげっぷが止まりません。すぐ病院に行くべきですか?

A1: 多くの場合、炭酸飲料や早食い、ガスが出やすい食品などが原因のこともあり、しばらくすると自然に落ち着きます。ただし、「症状が2週間以上続く」「日ごとに悪化している」「みぞおちの強い痛みや胸やけ、体重減少などを伴う」といった場合は、機能性ディスペプシアや胃食道逆流症、潰瘍などが隠れていることもあるため、消化器内科の受診を検討しましょう16

また、激しい腹痛、発熱、血便、真っ黒な便、意識のもうろうなどがある場合は、すぐに救急外来を受診することが推奨されます2

Q2: 腹痛とげっぷが続くと胃がんのサインでしょうか?

A2: 胃がんの初期症状として、胃もたれやみぞおちの不快感、食欲不振、体重減少などがみられることがありますが、腹痛とげっぷだけで必ず胃がんと決まるわけではありません5。日本では機能性ディスペプシアや胃食道逆流症などの機能性疾患の方が圧倒的に多いとされています1

ただし、中高年で新しく始まった症状が徐々に悪化している場合や、体重減少・貧血・黒色便などのサインがある場合は、早めに胃カメラなどの検査で確認しておくと安心です。家族歴がある場合も、自己判断せず一度医師に相談してみましょう。

Q3: ストレスでげっぷやお腹の痛みが増えることはありますか?

A3: はい、あります。機能性ディスペプシアや過敏性腸症候群、げっぷ障害など、いわゆる「脳と腸の相互作用の障害(DGBI)」では、ストレスや不安、うつ傾向が症状に強く関わっていることが、多くの研究で示されています158

ストレスをゼロにすることは難しいですが、「休憩時間に軽く歩く」「就寝前に深呼吸やストレッチをする」「一人で抱え込まず信頼できる人に話す」など、自分に合ったストレス対策を取り入れることで、症状が和らぐ場合があります。必要に応じて、心療内科や精神科での相談や心理療法を組み合わせることも有効です。

Q4: 市販の胃薬や整腸剤だけで様子を見ても大丈夫なケースと、ダメなケースの違いは?

A4: 一時的な胃もたれや軽い腹痛、食べ過ぎや軽い二日酔いなどが原因と思われる場合には、市販薬で様子を見ることもあります。ただし、「2週間以上続く症状」「市販薬をやめるとすぐ症状がぶり返す」「体重減少や貧血、血の混じった便などを伴う」場合には、自己判断で長期に薬を続けることは推奨されません16

また、高齢者や基礎疾患のある方、妊娠中の方は、同じ症状でも重い病気が隠れている可能性があるため、早めに医療機関で相談することをおすすめします。

Q5: 呑気症と機能性ディスペプシアはどう違うのですか?

A5: 呑気症は、空気をたくさん飲み込んでしまうことでげっぷやおなら、お腹の張りが増える状態です。早食いや会話しながらの食事、ガム・飴、ストレスなどが関係しやすいとされています9。一方、機能性ディスペプシアは、みぞおちの痛みや胃もたれ、少量で満腹になるなどの症状が長期的に続く病気で、胃の動きや感受性の異常が関係しています1

実際には、呑気症とFDが重なっている方も多く、「どちらか一方」ときれいに分けられないこともあります。診察では、症状の詳しい聞き取りや内視鏡検査、必要に応じてピロリ菌検査などを行い、どの要素が強いのかを見極めていきます。

Q6: げっぷを我慢すると体に悪いですか?おならやげっぷは出した方がいいのでしょうか?

A6: げっぷやおならは、消化管の中にたまったガスを外に出すための自然な仕組みです。完全に我慢し続ける必要はなく、適度に外に出した方が、お腹の張りや痛みの軽減につながります3

ただし、人前でのマナーや仕事の場面などで気になることも多いため、「完全に我慢」するのではなく、「ガスが出にくい生活習慣に整える」「出しても問題のない環境をあらかじめ確保する」といった工夫が大切です。げっぷの回数が極端に多い場合や、自分ではコントロールできないと感じる場合は、SGBなどの専門的な評価や行動療法を検討してもよいでしょう8

Q7: PPI(胃酸を抑える薬)を長く飲み続けるのは危険と聞きました。本当ですか?

A7: PPIは、胃食道逆流症や胃潰瘍、機能性ディスペプシアの一部で広く使われている薬で、短期的には安全性が高く、多くの研究で有効性が示されています47。一方で、長期連用に伴う骨密度低下や感染症リスク、ビタミン・ミネラル吸収への影響などが指摘されており、「必要最小限の期間・量で使用し、定期的に見直す」ことが推奨されています6

医師の指示のもとに飲んでいる場合は、自己判断で急に中止するのではなく、「症状が落ち着いてきたので減らしたりやめたりできるか」を相談するのがよいでしょう。

Q8: 機能性ディスペプシアと言われました。治らない病気なのでしょうか?

A8: 機能性ディスペプシアは、がんや潰瘍のように命に関わる病気ではありませんが、症状が長く続いたり、良くなったり悪くなったりを繰り返すことが多い病気です14。完全に症状がゼロになるまで治すというより、「症状をうまくコントロールしながら生活の質を保つ」ことが現実的な目標になることが多いとされています。

ピロリ菌除菌やPPI、プロキネティクス、生活習慣の見直し、ストレスケア、心理療法などを組み合わせることで、症状が大きく軽くなったり、日常生活への影響が減るケースも多く報告されています14。つらさを一人で抱え込まず、主治医と相談しながら、自分に合った治療の組み合わせを探していくことが大切です。

結論:この記事から持ち帰ってほしいこと

腹痛とげっぷは、誰にでも起こりうる身近な症状であり、「たまたま食べ過ぎただけ」「炭酸飲料を飲んだから」といった一過性のものから、機能性ディスペプシアや胃食道逆流症、過敏性腸症候群、呑気症やげっぷ障害、さらには潰瘍やがん、急性腹症など命に関わる病気まで、幅広い原因が存在します。

大切なのは、「痛みの強さ」だけで判断しないことです。「症状がいつから続いているか」「徐々に悪化していないか」「体重減少や貧血、発熱、血便などのレッドフラッグがないか」といった経過全体を見て、セルフケアで様子を見られる状況か、医療機関での評価が必要な状況かを見極めていきましょう12

この記事では、日本の専門学会ガイドラインや海外のエビデンスをもとに、腹痛とげっぷの代表的な原因と治療、生活でできる工夫、受診の目安を幅広くご紹介しました。情報はあくまで一般的なものであり、実際の診断や治療は、年齢や持病、生活環境などによって一人ひとり異なります。気になる症状がある場合や、この記事を読んで「自分の症状は当てはまるかも」と感じた場合は、決して恥ずかしがらず、遠慮せずに医療機関へ相談してみてください。

腹痛とげっぷで悩んでいるのは、あなただけではありません。日本でも世界でも、多くの人が同じような症状に悩みながら、少しずつ自分に合った対処法を見つけています。本記事が、その第一歩を踏み出すための手がかりになれば幸いです。

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参考文献

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  2. 日本腹部救急医学会. 急性腹症診療ガイドライン2025 第2版. 医学書院; 2025. https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/115447(最終アクセス日:2025-11-25)

  3. 日本消化器病学会. 機能性消化管疾患診療ガイドライン 2020―過敏性腸症候群. 2020. https://www.jsge.or.jp/committees/guideline/guideline/pdf/IBSGL2020_.pdf(最終アクセス日:2025-11-25)

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  15. Ubie株式会社. 食後にお腹が張っておならやゲップが止まらない場合. https://ubie.app/byoki_qa/clinical-questions/symptom/zvm4uwrbzzn(最終アクセス日:2025-11-25)

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