【科学的根拠に基づく】赤ちゃんの便が酸っぱい匂い?心配ないケースと病気のサイン、正しい対処法の完全ガイド
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【科学的根拠に基づく】赤ちゃんの便が酸っぱい匂い?心配ないケースと病気のサイン、正しい対処法の完全ガイド

赤ちゃんのオムツを替えるとき、いつもと違う「酸っぱい匂い」に気づき、心配になった経験は多くの保護者の方にあるでしょう。その匂いは、赤ちゃんの腸が健康に機能している証なのでしょうか、それとも何かの病気のサインなのでしょうか。この疑問と不安は、我が子の健康を願う親として当然のものです。この記事は、そのような保護者の方々のための包括的な医学的ガイドです。赤ちゃんの便が酸っぱい匂いがする原因を、生理的な(心配ない)ものから病的な(注意が必要な)ものまで、科学的根拠に基づいて徹底的に解説します。さらに、ご家庭でできる具体的な対処法、そして医療機関を受診すべきかどうかの明確な判断基準を提示します。本稿は、日本の厚生労働省や日本小児栄養消化器肝臓学会(JSPGHAN)の指針に加え、世界保健機関(WHO)や米国小児科学会(AAP)などの国際的な医学的見解を統合し、最も信頼性が高く、実践的な情報を提供することを目指します1234。この記事を読み終える頃には、赤ちゃんの便の匂いに対する不安が解消され、自信を持って適切に対応できるようになるでしょう。


この記事の科学的根拠

この記事は、引用元として明示された最高品質の医学的根拠にのみ基づいています。以下は、参照された実際の情報源の一部と、提示された医学的指導との直接的な関連性です。

  • 日本小児救急医学会: 下痢や嘔吐がある場合の経口補水液による水分補給の方法、食事の進め方、そして市販の下痢止めの使用に関する注意点は、主に「小児急性胃腸炎診療ガイドライン2017」に基づいています2
  • 厚生労働省: 母乳栄養の基本的な考え方や離乳食の進め方に関する記述は、「授乳・離乳の支援ガイド」を参考にしています5
  • 世界保健機関(WHO): 下痢症の際の水分補給の重要性や経口補水液の有効性に関する世界的な基準は、WHOの指針に基づいています4
  • 米国小児科学会(AAP): 赤ちゃんの便の正常なバリエーションや、注意すべきサインに関する記述は、同学会の公開する保護者向け情報サイト「HealthyChildren.org」を参考にしています6

要点まとめ

  • 母乳栄養児の穏やかな酸っぱい便の匂いは、ビフィズス菌が乳糖を発酵させている健康な証拠であり、心配は不要です。
  • 強い酸っぱい匂いの水様便が、発熱、嘔吐、不機嫌などの他の症状を伴う場合は、感染性胃腸炎などの病気の可能性があります。
  • 下痢の際の家庭でのケアで最も重要なのは、脱水を防ぐための経口補水液による水分補給です。自己判断で下痢止めは使用しないでください。
  • ぐったりしている、水分が全く摂れない、半日以上おしっこが出ないなど、重度の脱水のサインが見られる場合は、夜間・休日でもすぐに医療機関を受診してください。

第1章 元気な証拠の「酸っぱい匂い」:健康な腸が育っているサイン

赤ちゃんの便から酸っぱい匂いがすると、すぐに何らかの異常を疑ってしまうかもしれませんが、多くの場合、それはむしろ赤ちゃんの腸内環境が健康であることの証です。特に母乳で育っている赤ちゃんにとっては、ごく自然な現象と言えます。このセクションでは、なぜ「健康な酸っぱい匂い」が生じるのか、その科学的な背景を詳しく解説します。

1.1. 母乳栄養児の便の科学:乳糖とビフィズス菌の働き

母乳栄養児の便が特有の甘酸っぱい匂いを持つ主な理由は、母乳の成分と、それが赤ちゃんの腸内細菌に与える影響にあります7

母乳に含まれる豊富な「乳糖」

母乳には、赤ちゃんのエネルギー源となる糖質「乳糖(ラクトース)」が豊富に含まれています5。この乳糖は、赤ちゃんの成長に不可欠なだけでなく、特定の善玉菌にとっての優れた栄養源(プレバイオティクス)としての役割も果たします。

ビフィズス菌による発酵プロセス

母乳の乳糖は、赤ちゃんの腸内に優勢に存在する善玉菌、特にビフィズス菌の増殖を促します7。ビフィズス菌は、この乳糖をエサにして発酵させ、その過程で乳酸や酢酸といった「短鎖脂肪酸(SCFA)」を産生します8

「健康な酸っぱい匂い」の正体

このビフィズス菌による発酵プロセスによって、赤ちゃんの腸内は酸性に傾きます。便のpHが低くなり、産生された乳酸などが、ヨーグルトや少しお酢に近いような、特有の甘酸っぱい匂いの元となるのです。したがって、母乳栄養児に見られるこの種の酸っぱい匂いは、ビフィズス菌が優勢な健康で保護的な腸内フローラが形成されている証拠であり、心配する必要は全くありません7。この酸性の腸内環境は、病原菌の増殖を抑える効果もあり、赤ちゃんを感染症から守る上でも重要な役割を担っています8。つまり、この匂いは赤ちゃんの体が自らを守るための健康的なメカニズムが働いているサインなのです。

1.2. 便の比較:母乳、ミルク、離乳食でどう違う?

赤ちゃんの便の状態は、栄養方法によって大きく異なります。匂いの違いを理解するためにも、色や硬さ、回数の典型的なパターンを知っておくことが重要です。

母乳栄養児の便

  • 色・匂い: マスタードのような黄色で、甘酸っぱい、穏やかな匂いが特徴です9
  • 硬さ・形状: ゆるく、水っぽく見えることもあり、つぶつぶ(「seedy」と表現される)が混じることがあります10
  • 回数: 生後1か月頃までは、授乳のたびに排便があるなど非常に回数が多いですが、その後は数日に1回と劇的に少なくなることもあり、個人差が大きいです9

ミルク(人工乳)栄養児の便

  • 色・匂い: 黄色、黄褐色、茶色、あるいは緑色がかった色をしています。匂いは母乳栄養児の便よりも強く、より「便らしい」匂いです9
  • 硬さ・形状: 母乳栄養児の便よりも硬めで、ピーナッツバターや柔らかい粘土くらいの硬さが一般的です11
  • 回数: 一般的に母乳栄養児よりも回数は少なめです。

離乳食開始後の便

離乳食が始まると、腸内細菌叢が変化し、便は徐々に大人のものに近づいていきます9

  • 色・匂い: 食べたものの影響を受けやすくなり、色は濃い茶色に、匂いもより強くなります。
  • 硬さ・形状: 次第に固形に近づいていきます。

これらの変化は、赤ちゃんの消化器官が発達し、様々な食べ物に適応していく正常な過程です。特に、母乳やミルクのみだった赤ちゃんが離乳食を始めると、腸内環境が大きく変わるため、便の匂いや状態も変化します。これは、腸内細菌の種類が多様化し、胆汁酸の代謝などが変化していくためです12。この変化を理解しておくことで、不要な心配を減らすことができます。

表1:赤ちゃんの正常な便の目安(月齢・栄養法別)

保護者の方が赤ちゃんの便の状態を客観的に判断できるよう、以下の表に正常な範囲の目安をまとめました。日々の観察の参考にしてください。

時期・段階 栄養法 典型的な色 典型的な硬さ・形状 典型的な匂い
新生児期(生後数日) 母乳またはミルク 緑がかった黒色(胎便) 粘り気が強く、タール状 ほとんど無臭
移行期(生後3~5日頃) 母乳またはミルク 緑がかった茶色~黄色 ややゆるくなる 徐々に匂いが出てくる
乳児期(母乳栄養) 母乳のみ マスタードイエロー、時に緑色 ゆるい、水っぽい、つぶつぶが混じる 穏やかな甘酸っぱい匂い
乳児期(ミルク栄養) ミルクのみ 黄色、黄褐色、茶色、緑色 ペースト状(ピーナッツバター様) 母乳栄養児より強い便臭
離乳食開始後 混合栄養 茶色、食べたものの色が混じる 徐々に固形に近づく 大人と同じような強い便臭

出典: 参考文献9に基づき作成

重要なのは、便の匂いだけで判断しないことです。ある種の酸っぱい匂いは健康の証である一方7、別の種類の酸っぱい匂いは病気のサインである可能性もあります13。この違いを見分ける鍵は、匂いの質とその他の症状を総合的に評価することです。元気で機嫌が良く、体重も順調に増えている赤ちゃんの、ヨーグルトのような穏やかな酸っぱい匂いは生理的なものです。一方で、普段と違う鼻を突くような強い酸っぱい匂いが、水様性の下痢やその他の体調不良のサインと同時に現れた場合は、注意が必要です。次章では、この「注意が必要な酸っぱい匂い」について詳しく見ていきます。

第2章 注意が必要な「酸っぱい匂い」:原因を見分ける

穏やかな酸っぱい匂いが健康のサインである一方、普段とは違う強い酸っぱい匂いや、下痢、嘔吐、不機嫌などの症状を伴う場合は、何らかのトラブルが起きている可能性があります。このセクションでは、注意すべき「酸っぱい匂い」の主な原因を医学的に解説し、保護者の方が見分けるためのポイントを提示します。これらの病的状態における酸っぱい匂いの根本的なメカニズムは共通しています。それは、何らかの理由で消化しきれなかった糖質(主に乳糖)が、そのまま大腸に到達し、腸内細菌によって異常発酵させられることで、酸性の物質やガスが過剰に発生するというものです14。原因によって、なぜ糖質が消化できないのかが異なります。

2.1. 消化の過負荷と一時的なバランスの乱れ

病気とは言えないまでも、赤ちゃんの未熟な消化機能が一時的に追いつかなくなることで、酸っぱい匂いの便が出ることがあります。

乳糖の過負荷(前乳・後乳のアンバランス)

これは、特に母乳の分泌が非常に活発な(過多分泌の)お母さんに見られる現象で、「乳糖不耐症」とは異なります。「前乳・後乳のアンバランス」とも呼ばれますが、近年では「乳糖の過負荷(Lactose Overload)」という表現がより正確とされています15

  • メカニズム: 授乳の初期に出る母乳(前乳)は水分と乳糖が多く、後から出る母乳(後乳)は脂肪分が豊富です。母乳分泌が過多な場合、赤ちゃんが脂肪分の多い後乳にたどり着く前に、乳糖の多い前乳だけでお腹がいっぱいになってしまうことがあります16。これにより、一度に大量の乳糖が赤ちゃんの腸に流れ込み、消化酵素(ラクターゼ)の処理能力を超えてしまいます。結果として消化しきれなかった乳糖が腸で異常発酵し、ガスや酸っぱい便の原因となります15
  • 主な症状:
    • 便は緑色っぽく、泡立っていて(frothy)、水っぽく、酸っぱい匂いがする16
    • おならが多く、お腹が張って苦しそうにする。
    • 授乳後に不機嫌になったり、ぐずったりする。
    • 体重はむしろ急激に増えていることが多い17

この状態は、赤ちゃんが病気なのではなく、母乳の供給と赤ちゃんの需要のミスマッチが原因です。

一過性(二次性)乳糖不耐症

これは、胃腸炎などの病気の後に一時的に乳糖を消化できなくなる状態です14

  • メカニズム: ウイルス性胃腸炎などに感染すると、腸の粘膜(刷子縁)がダメージを受けます。乳糖を分解する酵素「ラクターゼ」はこの粘膜に存在するため、ダメージによってラクターゼの産生が一時的に低下します14
  • 結果: 病気が治まった後も、腸粘膜が回復するまでの間、母乳やミルクに含まれる乳糖をうまく消化できず、酸っぱい匂いの水様性下痢が続くことがあります18。これは、下痢が長引く一般的な原因の一つです。

2.2. 感染性胃腸炎

乳幼児の急な下痢と酸っぱい便の最も一般的な病気の原因は、ウイルスによる感染性胃腸炎です19

  • 主な原因ウイルス: 日本および世界的に、ロタウイルスとノロウイルスが主な原因です4
  • 典型的な症状:
    • 突然始まる水様性の下痢(鼻を突くような酸っぱい匂いや、腐敗臭を伴うことがある13)。
    • 嘔吐、発熱、腹痛を伴うことが多い。
    • 特にロタウイルス感染症では、白っぽい(米のとぎ汁様)あるいは薄い黄色の酸っぱい匂いの便が特徴的です20
  • メカニズム: ウイルス感染によって腸の動きが活発になりすぎ(蠕動運動の亢進)、さらに腸粘膜がダメージを受けることで、水分や栄養の吸収が阻害されます(吸収不良)。これが二次的な乳糖不耐症を引き起こし、消化不良の糖が腸内で発酵することで、酸っぱい匂いの下痢となります1

2.3. 食物アレルギー

消化器症状は、食物アレルギーの代表的な症状の一つです。

牛乳アレルギー(Cow’s Milk Protein Allergy: CMPA)

  • 定義: 牛乳に含まれる「タンパク質」に対する免疫系の過剰反応です。糖質である「乳糖」が原因の乳糖不耐症とは根本的に異なります21。ミルク栄養児だけでなく、母乳栄養児でも、お母さんが摂取した乳製品のタンパク質が母乳を介して赤ちゃんに移行し、発症することがあります21
  • 症状: 非常に多彩で、個人差が大きいのが特徴です。
    • 消化器症状: 下痢、嘔吐、便秘、血便、粘液便など21。下痢がある場合に酸っぱい匂いを伴うことがありますが、血や粘液が混じることがより特徴的なサインです。
    • 皮膚症状: 湿疹(特にアトピー性皮膚炎)、じんましん。
    • 呼吸器症状: 咳、ぜんそく様の症状。
  • 頻度: 鶏卵、牛乳、小麦は日本の乳幼児における3大アレルゲンであり、牛乳アレルギーは乳児期で最も頻度の高い食物アレルギーの一つです22

その他のまれな吸収不全疾患

非常にまれですが、先天的な問題として、生まれつき特定の糖を吸収できない「先天性糖質吸収不全症(グルコース・ガラクトース吸収不全症など)」が存在します。これは生後間もなくから、ミルクを飲むたびに止まらない水様性下痢を引き起こす重篤な疾患です23。これは専門的な診断が必要な領域であり、一般的な家庭での判断は困難です。

表2:注意が必要な酸っぱい便の原因鑑別表

症状は重なり合う部分も多いですが、全体像を把握することで原因を推測する手がかりになります。以下の表は、保護者の方が状況を整理するためのものです。

症状・サイン 乳糖の過負荷 感染性胃腸炎 牛乳アレルギー(CMPA)
便の匂い 酸っぱい匂い 強い酸っぱい匂い、腐敗臭 酸っぱい匂いを伴うことあり
便の硬さ・形状 水っぽい、泡立っている 水様性(水のようなシャバシャバ) ゆるい、水っぽい、粘液が混じる
便の色 緑色、黄色 黄色、白っぽい(ロタウイルス) 様々、血が混じり赤くなることあり
便の回数 多い 急激に増加 増加、あるいは便秘との交互も
関連症状 おならが多い、お腹の張り 発熱、嘔吐 嘔吐、湿疹、じんましん
赤ちゃんの機嫌 授乳後に不機嫌、ぐずる ぐったりしている、不機嫌 不機嫌、ぐずり(コリック様)
体重増加 良好、むしろ急増 一時的に減少・停滞 不良、停滞することがある
その他のサイン 母乳分泌が非常に多い 家族や周囲にも同様の症状 血便、粘液便、アトピー性皮膚炎

出典: 参考文献1に基づき作成

この表からわかるように、症状を一つだけで判断するのではなく、全体像で捉えることが極めて重要です。例えば、「体重が順調に増えているのに、緑色で泡立った酸っぱい便が出る」場合は乳糖の過負荷の可能性が高く、「突然の発熱と嘔吐に続いて、水のような酸っぱい下痢が始まった」場合は感染性胃腸炎が強く疑われます。そして、「なかなか治らない湿疹があり、便に血が混じっている」場合は牛乳アレルギーを考慮する必要があります。この鑑別のための思考プロセスは、保護者の方々がパニックに陥らず、冷静に次の行動(家庭でのケアか、医療機関の受診か)を判断するための助けとなります。

第3章 家庭での正しいケア:お父さん・お母さんのための実践ガイド

赤ちゃんの便の匂いや状態に異変が見られても、必ずしもすぐに病院へ駆け込む必要があるわけではありません。特に、赤ちゃんの機嫌が良く、重篤な症状がなければ、適切な家庭でのケアが回復の鍵となります。このセクションでは、日本の小児科診療ガイドラインやWHOの推奨に基づいた、科学的で実践的なホームケアの方法を具体的に解説します。家庭でのケアは単なる「様子見」ではなく、赤ちゃんの回復を積極的に助ける「治療の一環」であると理解することが重要です。

3.1. 最優先事項:水分補給

下痢や嘔吐がある場合、最も重要なケアは脱水症の予防と治療です。赤ちゃんは体内の水分量が多いため、大人よりもずっと早く脱水状態に陥ります。

なぜ水分補給が重要か?

下痢や嘔吐では、水分だけでなく、体に必要な電解質(ナトリウムやカリウムなど)も一緒に失われます4。ただの水やお茶だけでは、失われた電解質を補うことができません。

最適なツール:経口補水液(ORS)

薬局などで市販されている経口補水液(OS-1など)は、水分と電解質、そして吸収を助けるためのブドウ糖が最適なバランスで配合されており、下痢の時でも効率的に体に吸収されるように設計されています1。これは、家庭でできる最も効果的な治療法です。

経口補水液の与え方:ステップ・バイ・ステップ

日本の「小児急性胃腸炎診療ガイドライン」で推奨されている、嘔吐がある赤ちゃんにも使える与え方です1

  1. 少量から始める: まずはティースプーン1杯(約5ml)から始めます。
  2. 頻回に与える: 5分おきに、根気よく与え続けます。
  3. 道具を使う: スプーンやスポイト、シリンジ(針のない注射器)を使うと、少量ずつ正確に与えやすいです。哺乳瓶で一度に飲ませると、かえって嘔吐を誘発することがあるため避けましょう2
  4. 吐いてしまっても諦めない: もし吐いてしまっても、10~20分ほどお腹を休ませてから、再度同じ方法で少量から再開します。

避けるべき飲み物

以下の飲み物は、糖分が多すぎて浸透圧が高く、かえって下痢を悪化させる可能性があるため、下痢の際の水分補給には不向きです1

  • ジュース(リンゴジュースなど)
  • スポーツドリンク
  • 炭酸飲料
  • 甘いお茶

3.2. お腹に優しい食事

かつては「下痢の時は絶食させる」という考え方もありましたが、現在の医学では早期の栄養再開が推奨されています。長時間の絶食は、かえって腸粘膜の回復を遅らせ、体力の消耗につながるためです1

母乳・ミルクは止めない

  • 母乳: 母乳は栄養価が高いだけでなく、免疫物質も含まれており、脱水の重症化を防ぐ効果も報告されています。欲しがるだけ与え続けてください2
  • ミルク: 自己判断でミルクを薄める必要はありません。ガイドラインでは、通常通りの濃さのミルクを与えることが推奨されています。薄めると栄養不足になる可能性があります1

離乳食を食べている赤ちゃんの場合

嘔吐が落ち着き、水分補給がある程度できたら、消化の良いものから食事を再開します。目標は「できるだけ早く普段の食事に戻すこと」です。数日間にわたって「下痢の時用の食事」を続ける必要はありません。最初の1日程度、食欲に応じて消化の良いものから始め、徐々に普段の食事に戻していくのが良いアプローチです。

  • おすすめの食材:
    • 主食: おかゆ、よく煮込んだうどん、パンがゆ、じゃがいも
    • 野菜・果物: 野菜スープ、すりおろしリンゴ、煮てつぶした人参やかぼちゃ、バナナ
    • タンパク質: 豆腐、白身魚、鶏ささみ18

リンゴや人参に多く含まれる水溶性食物繊維「ペクチン」は、腸内の余分な水分を吸収して便を固め、下痢の症状を和らげる効果が期待できます24。ただし、ジュースでは効果が薄く、すりおろして与えるのが効果的です18

  • 避けるべき食材:
    • 脂肪の多いもの(揚げ物など)
    • 糖分の多いもの(お菓子、甘いジュース)
    • 食物繊維の多いもの(きのこ、海藻、ごぼうなど)
    • 柑橘系の果物(酸味が腸を刺激することがある)1

3.3. おしりのケアと快適さ:おむつかぶれの予防

酸性の下痢便は、赤ちゃんのデリケートな肌にとって非常に刺激が強く、あっという間におむつかぶれ(接触性皮膚炎)を引き起こします25。おしりを清潔に保ち、保護することが極めて重要です。

おむつかぶれケアの3原則:「清潔・乾燥・保護」

  • 清潔(Clean):
    • おむつは汚れたらすぐに替えます。
    • おしり拭きでゴシゴシこするのではなく、ぬるま湯で洗い流すのが最も肌に優しい方法です。シャワーや、お湯を入れたスプレーボトル、調味料の空き容器などを活用すると便利です26
    • 拭く場合は、優しく押さえるように水分を取り除きます。
  • 乾燥(Dry):
    • 洗い流した後は、柔らかいタオルで優しく押さえ拭きし、しっかり乾かします。
    • 可能であれば、数分間おむつを外して空気に触れさせ、おしりを完全に乾燥させると効果的です27
  • 保護(Protect):
    • おしりが乾いたら、ワセリンや亜鉛華軟膏などの撥水性のある保湿剤や軟膏をたっぷりと塗り、便が直接肌に触れないように保護膜(バリア)を作ります25。これにより、次の排便による刺激を大幅に軽減できます。

これらの家庭でのケアは、赤ちゃんの不快感を和らげ、体力の消耗を防ぎ、回復を早めるための積極的な医療行為です。正しい知識を持って実践することで、保護者の方は赤ちゃんの「一番のお医者さん」になることができるのです。

第4章 医療機関を受診するタイミング:保護者のための明確なガイド

赤ちゃんの様子がいつもと違う時、病院へ行くべきか、家で様子を見るべきか、その判断は非常に難しいものです。このセクションでは、日本の自治体や医療機関が示すガイドラインに基づき、「すぐに受診すべき緊急性の高いサイン」と「診療時間内に相談すべきサイン」を明確に区別して解説します。特に脱水症の兆候は、赤ちゃんの命に関わることもあるため、正確に見極めることが重要です。

4.1. 夜間・休日でもすぐに受診すべき「緊急サイン」のチェックリスト

以下のいずれかの症状が見られる場合は、脱水症が進行しているか、重篤な病気が隠れている可能性があります。ためらわずに、夜間や休日であっても救急外来を受診するか、判断に迷う場合は救急相談窓口(#7119など)に電話、あるいは119番通報を検討してください28

  • [ ] 重度の脱水症のサインがある(下の表3を参照)
  • [ ] ぐったりして元気がない、意識がはっきりしない(呼びかけへの反応が鈍い、視線が合わない)4
  • [ ] 激しい嘔吐が続き、水分(経口補水液を含む)を全く受け付けない29
  • [ ] 38.5℃以上の高熱がある(特に生後3か月未満の場合は38℃以上の発熱)28
  • [ ] 便や吐いたものに血が混じっている(赤、黒、コーヒーかす様など)9
  • [ ] けいれん(ひきつけ)を起こした28
  • [ ] 顔色が悪く、唇や手足が青白い(チアノーゼ)28
  • [ ] 激しく泣き続け、お腹を触るとさらに強く泣くなど、強い腹痛が疑われる28

表3:脱水症のサインを見分ける(軽症から重症まで)

脱水症は、赤ちゃんの状態を判断する上で最も重要な指標です。以下の表を参考に、複数のサインが「中等症~重症」に当てはまる場合は、緊急の対応が必要です。

観察ポイント 軽症(家庭でのケアでOK) 中等症~重症(すぐに受診!)
全身状態・機嫌 比較的元気で、遊ぶことができる ぐったりしている、不機嫌で泣き続ける、または刺激への反応が鈍い
普段通り 落ちくぼんでいる、涙が出ない
口・舌 湿っている 乾いている、ネバネバしている
水分摂取 普通に飲む 水をがぶがぶと欲しがる、またはぐったりして飲めない
おしっこ 回数や量がやや少ない(6時間以上出ていない) 半日以上出ていない、色が濃い
皮膚 普段通りの張りがある お腹の皮膚をつまんで離した時、元に戻るのが遅い
呼吸・脈拍 普段通り 速い、浅い

出典: 参考文献1の臨床的脱水スケールに基づき作成

4.2. 診療時間内に小児科を受診すべきサイン

緊急性はないものの、医師の診察を受けた方が良いケースです。かかりつけの小児科医に相談しましょう。

  • [ ] 下痢が2~3日以上続いている30
  • [ ] 酸っぱい匂いの便が続き、機嫌が悪い、哺乳量が落ちるなど、普段と違う様子が続く31
  • [ ] 体重が増えない、または減少している30
  • [ ] 便の色が継続して白、灰色、クリーム色である(肝臓の病気の可能性)9
  • [ ] 湿疹が悪化するなど、皮膚症状も同時に見られる(アレルギーの可能性)
  • [ ] 保護者の方が「何かがおかしい」と強く感じる(親の直感は重要なサインです)

医師に的確に伝えるための準備

受診する際は、事前に情報を整理しておくと、医師がより迅速かつ正確に診断を下す助けになります。

  • 便の写真: オムツの中の便をスマートフォンで撮影しておくと、言葉で説明するよりもはるかに多くの情報が伝わります29
  • 簡単な記録(メモ):
    • いつから症状が始まったか
    • 便の回数、嘔吐の回数
    • 熱の有無と体温
    • 飲んだ水分や食べたものの内容と量
    • おしっこの回数
    • 赤ちゃんの機嫌や元気さ
  • 持参するもの: 母子健康手帳、保険証、乳幼児医療証、お薬手帳、替えのオムツや着替え

これらの準備をしておくことで、保護者の方は焦らずに医師とコミュニケーションをとることができ、赤ちゃんにとって最善の医療を受けることにつながります。

よくある質問

Q1. 整腸剤(プロバイオティクス)は飲ませた方が良いですか?
A1. 日本の小児急性胃腸炎診療ガイドラインによると、特定の菌株(Lactobacillus rhamnosus GGやSaccharomyces boulardiiなど)を含むプロバイオティクスは、下痢の期間をわずかに短縮する効果が研究で示されています。しかし、日本で市販されている整腸剤が同じ菌株や菌量を含んでいるとは限らず、その効果は限定的かもしれません2。整腸剤は安全性が高いとされていますが、あくまで補助的なものであり、経口補水液による水分補給に取って代わるものではありません。基本のケアを優先した上で、医師に相談してみるのが良いでしょう。
Q2. 下痢止め(止痢薬)を使っても良いですか?
A2. いいえ、自己判断で市販の下痢止めを使用してはいけません。日本の小児科診療ガイドラインでは、乳幼児への止痢薬の使用は強く推奨されていません1。下痢は、体内のウイルスや細菌を外に排出しようとする体の防御反応です。薬で無理に下痢を止めると、病原体を体内に閉じ込めてしまい、かえって回復を遅らせる可能性があります。特に、一部の医薬品(ロペラミド含有製剤など)は、乳幼児に腸の動きが止まってしまう「イレウス(腸閉塞)」などの重篤な副作用を引き起こす危険があるため、禁忌または原則禁忌とされています1
Q3. 下痢が治まったら、いつから保育園に登園できますか?
A3. 日本小児科学会が示す登園の目安は、「嘔吐、下痢の症状がなくなり、普段の食事がとれ、全身状態が良いこと」です1。ただし、症状が改善した後も、便の中には数週間ウイルスが排泄され続けることがあります。二次感染を防ぐため、登園再開後も、家庭および園での手洗いを徹底することが非常に重要です。
Q4. 赤ちゃんの便が緑色です。問題ありますか?
A4. 緑色の便は、多くの場合、正常なバリエーションです。特にミルク栄養の赤ちゃんや、鉄剤を内服している赤ちゃんによく見られます。また、下痢の際に腸の通過時間が速くなると、胆汁の色がそのまま便の色として現れ、緑色になることもあります9。便が緑色であること自体は、他に心配な症状(発熱、嘔吐、不機嫌、血便など)がなければ、病気のサインではありません。

結論

赤ちゃんの酸っぱい便について、最後に最も重要な3つのポイントをまとめます。

  • 「匂い」だけでなく「全体像」で判断する: 母乳栄養で元気いっぱいの赤ちゃんの、穏やかな酸っぱい匂いは健康の証です。一方で、下痢や発熱、ぐったりするなどの症状を伴う強い酸っぱい匂いは、注意が必要なサインです。匂いという一つの情報に惑わされず、赤ちゃんの機嫌、食欲、その他の症状を総合的に見て判断しましょう。
  • 家庭での治療の主役は「水分補給」: 下痢の際のホームケアで最も重要なのは、経口補水液(ORS)による適切な水分と電解質の補給です。特に「ティースプーン1杯(5ml)を5分おきに」という少量頻回の方法は、嘔吐がある場合にも有効なテクニックです。これが家庭でできる最も効果的な治療法です。
  • 「緊急サイン」を見逃さない: ぐったりしている、水分が全く摂れない、おしっこが半日以上出ないなど、本記事で紹介した「重度の脱水症」や「緊急サイン」が見られた場合は、ためらわずに医療機関を受診してください。早期の対応が、赤ちゃんの健康を守る上で最も重要です。

赤ちゃんの体調の変化にいち早く気づき、心配するのは、保護者の方の深い愛情の証です。この記事で得た正しい知識が、皆様の不安を和らげ、自信を持って的確な判断を下すための一助となることを心から願っています。

免責事項
この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスを構成するものではありません。健康上の懸念がある場合、またはご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

参考文献

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  3. 日本小児栄養消化器肝臓学会. 難治性下痢症診断の手引きについて. [インターネット]. [引用日: 2025年6月27日]. Available from: https://www.jspghan.org/idi/chapter0/0-01.html
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