【科学的根拠に基づく】セックス依存症(強迫的性行動症)の全て:ICD-11に基づく原因、診断、そして克服への完全ガイド
精神・心理疾患

【科学的根拠に基づく】セックス依存症(強迫的性行動症)の全て:ICD-11に基づく原因、診断、そして克服への完全ガイド

「セックス依存症」という言葉は、社会的な議論やメディアで頻繁に登場しますが、臨床的な正確性を欠いているのが現状です1。この混乱は、著名人のスキャンダル報道によって増幅されがちであり4、結果としてスティグマ(社会的な汚名)と誤解に満ちた状況を生み出しています。本稿は、最新の国際的な精神医学の基準に基づき、証拠に基づく決定的な分析を提供することを目的とします。世界保健機関(WHO)の国際疾病分類第11版(ICD-11)と、そこに正式に収載された「強迫的性行動症(Compulsive Sexual Behaviour Disorder – CSBD)」という診断を、この状態を理解するための正確な新しい枠組みとして提示します7。本稿では、(1)診断そのものの詳細な分析、(2)その複雑で多因子的な原因の探求、(3)証拠に基づく回復への包括的な道のり、そして(4)社会的文脈とスティグマ緩和の重要な役割について論じます。本稿の核心的な伝言は、CSBDが正当な、診断可能かつ治療可能な健康状態であるということです。道徳的な視点から臨床的な視点への転換こそが、効果的な介入と回復のために不可欠なのです。

この記事の科学的根拠

この記事は、入力された研究報告書で明示的に引用されている最高品質の医学的証拠にのみ基づいています。以下のリストは、実際に参照された情報源と、提示された医学的ガイダンスへの直接的な関連性のみを含んでいます。

  • 世界保健機関 (WHO): 本記事における「強迫的性行動症 (CSBD)」の定義、診断基準、および分類に関する記述は、WHOが発行した国際疾病分類第11版 (ICD-11) のガイドラインに基づいています814
  • 各種査読付き学術論文 (PubMed Central等): CSBDの神経生物学的基盤、幼少期のトラウマとの関連性、併存疾患、および認知行動療法 (CBT) やマインドフルネスに基づく治療法などの有効性に関する分析は、PMC等で公開されている体系的レビューや研究論文に基づいています20232433
  • 日本の専門医療機関 (大石クリニック等): 日本国内における治療の選択肢、専門クリニックの情報、および自助グループに関する具体的な記述は、大石クリニックやSOMECなどの公式サイトで公開されている情報に基づいています94243

要点まとめ

  • 「セックス依存症」は通俗的な用語であり、正確な臨床診断名は世界保健機関(WHO)が定める「強迫的性行動症(CSBD)」です。
  • CSBDは、道徳的な問題ではなく、衝動制御の困難を特徴とする治療可能な精神保健上の状態です。
  • 原因は単純な性欲の強さではなく、幼少期のトラウマ、併存する精神疾患、そして恥の感覚が複雑に絡み合っています。
  • 回復は可能であり、認知行動療法(CBT)などの心理療法、薬物療法、そして自助グループの組み合わせが有効です。
  • 正しい知識を持ち、スティグマを減らすことが、当事者が助けを求めるための第一歩となります。

第1部:障害の定義:「セックス依存症」から強迫的性行動症(CSBD)へ

このセクションでは、通俗的な用語から正確な診断的理解へと移行し、臨床的な基礎知識を提供します。

1.1. 臨床的進化:「セックス依存症」の解体

「セックス依存症(セックスいそんしょう)」という用語は、臨床用語ではなく通俗的なものです1。この言葉は、コントロールを失うという主観的な経験を捉えてはいますが、ICD-11やDSM-5といった主要な診断マニュアルにおける公式な診断基準を欠いています10。現在、この用語は一部の臨床機関によって時代遅れであり、スティグマを助長する可能性があると見なされています9
ICD-10からICD-11への移行は、重要な進歩を示しました。ICD-10には以前、「過剰性欲」という、より具体性に欠ける分類項目が存在しました9。ICD-11では、これを行動に焦点を当てた新しい診断に置き換えました。これは、欲望のレベルから行動のコントロール不全へと焦点を移す、重要な概念的再構築を表しています7。「過剰性欲」という用語は、分類から公式に削除されました13

1.2. ICD-11の枠組み:新たな診断的根拠

CSBDはICD-11において、コード「6C72」として公式に分類されています14。この診断は、「物質使用または依存行動による障害」の章ではなく、「衝動制御障害群」の章に位置づけられています8
この分類の背景には、WHOの慎重な科学的立場が反映されています。CSBDは依存症と現象学的に強い類似性を持つものの7、現時点では、その根底にあるプロセスを物質使用障害、ギャンブル障害、またはゲーム障害と同一視するだけの決定的な神経生物学的証拠が不足しているのです7。この分類は、さらなる研究の進展によって変更される可能性があります15
国際的および国内的な文脈において注目すべきは、WHOのICD-11がCSBDを承認している一方で、米国精神医学会の「精神疾患の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)」は、類似の提案を却下した後、これを承認していない点です12。日本においては、臨床現場がICD-11の枠組みへと移行しているため、CSBDが現在の実践において適切な診断となっています9

表1:問題となる性的行動に関する診断的枠組みの比較
枠組み 主要用語 状態 核心的概念
ICD-10 過剰性欲 公式診断(削除済み) 欲望のレベルに焦点
DSM-5 性機能亢進障害(提案、却下) 提案却下 結果と苦痛に焦点
ICD-11 強迫的性行動症 (CSBD) 公式診断 衝動/行動の制御不全に焦点
通俗/メディア セックス依存症 非臨床用語 コントロール喪失の経験を記述、しばしば道徳化

1.3. CSBDの詳細な診断基準 (ICD-11, 6C72)

このセクションでは、複数の整合性のある情報源に基づき、公式な診断ガイドラインを詳細に分析します8

  • A. 中核的特徴: 激しく反復的な性的衝動や欲求を制御できないという持続的なパターンがあり、それが反復的な性行動につながる8
  • B. 顕在化(以下のうち1つ以上が必要):
    • 反復的な性行動が個人の生活の中心となり、健康や自己管理、他の興味、活動、責任などを顧みなくなる8
    • 反復的な性行動を制御または大幅に減らそうとする試みが、何度も失敗に終わる8
    • 人間関係の破綻、失職、健康上の危険性といった悪影響にもかかわらず、あるいは、それからほとんど、または全く満足感が得られないにもかかわらず、反復的な性行動を続ける12
  • C. 期間: このパターンは長期間、通常は6ヶ月以上にわたって持続する8
  • D. 機能障害: このパターンは、個人的、家庭的、社会的、教育的、職業的、またはその他の重要な機能領域において、著しい苦痛または重大な機能障害を引き起こす8

1.4. CSBDではないもの:重要な除外事項と鑑別診断

これは、正常な性の多様性を過度に病理化することを防ぐための重要な部分です。

  • 道徳的/宗教的苦痛の除外: 苦痛が性的衝動、欲求、または行動に対する道徳的判断や社会的不承認のみに関連している場合、この診断は下せません8。これは、例えば、非受容的な環境における同性への欲求などを病理化することに対する重要な保護措置です18
  • 高い性欲の除外: 高い性欲それ自体は障害ではありません。個人がコントロールの障害や重大な苦痛・機能障害を示さない場合、CSBDの診断は不適切です8
  • 自己認識の除外: 単に「セックス依存症」や「ポルノ依存症」と自認するだけでは、診断には不十分です8。徹底した臨床的評価が必要です。
  • 鑑別診断:
    • 双極性障害: 性的行動は、躁病または軽躁病エピソードとは独立して発生する必要があります8
    • パラフィリア障害群: CSBDの診断には、別途分類されるパラフィリア障害(例:小児性愛、窃視症など、6D30-6D3Z)を除外する必要があります14。これは重要な区別であり、一部の個人はパラフィリア障害を隠すために「セックス依存症」というレッテルを利用することがあります18
    • 物質/薬物および医学的状態の影響: 行動が、物質や薬物(例:パーキンソン病治療薬)の影響、あるいは認知症などの他の医学的状態によってより良く説明できないこと15

1.5. 深層理解:衝動性、強迫性、依存性の三つ巴

CSBDが「依存症」ではなく「衝動制御障害」として分類されていることは、単なる意味論的な議論ではありません。それは、行動の現象学(患者が体験すること)と、根底にある神経生物学的証拠(研究室で証明できること)との間の、精神医学的分類における根本的な緊張を反映しています。この緊張は、治療モデル、患者の自己認識、そして将来の研究の方向性に直接影響を与えます。
CSBDをめぐる議論は、精神医学におけるより大きな課題、すなわち「行動嗜癖」をいかに分類するかの縮図です。薬物とは異なり、「依存」の対象(性)は、正常で健康的な人間の動機です。病理は、その動機との関係性、つまりコントロールの喪失とそれによって引き起こされる機能障害に完全に存在します。WHOの慎重な分類は、高度ではあるが健康的な行動と障害との間に明確な線を引くことの科学的な困難さを強調しており、この課題は診断上の保護措置(例:高い性欲や道徳的葛藤との区別)に明確に記されています8。したがって、この議論は単なる名称についてではなく、基本的な人間行動の文脈における自己制御と病理の本質に関するものなのです。

第2部:強迫的性行動の多因子的な原因

このセクションでは、「それは何か」から「なぜそれが起こるのか」へと移行し、寄与する要因の複雑な網の目を解き明かします。

2.1. 神経生物学的基盤:葛藤する脳

  • 報酬系(ドーパミン): 行動を強化する脳の報酬系(中脳辺縁系ドーパミン経路)の役割は極めて重要です。CSBDにおける直接的な証拠はまだ発展途上ですが、モデルによれば、性的行動は薬物やギャンブルのようにこの系を「乗っ取り」、脳が強迫的に行動を求める状態につながる可能性があります20。これが「報酬欠損症候群」仮説の基礎です20
  • 制御系(セロトニン): 強迫性障害(OCD)とうつ病の両方に関連するセロトニン系の機能不全は、性的衝動を抑制できない一因となる可能性があります20。これは、治療において選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が使用される根拠を提供します21
  • 神経生物学的な曖昧さ: これらのモデルは説得力があり、物質依存と特徴を共有していますが、証拠はまだ決定的とは見なされておらず、これがCSBDが衝動制御障害のカテゴリーに留まっている理由であることを再度強調する必要があります7

2.2. 過去の影:トラウマ、愛着、そして発達

幼少期のトラウマは主要な危険因子です: これは極めて重要な点です。体系的な証拠は、CSBDと幼少期のトラウマ歴、特に児童性的虐待(CSA)との間に強い関連性があることを示唆しています23。臨床集団を対象とした研究では、対照群と比較して非常に高いCSAの報告率(例:78-81%)が示されています24

  • 複数の虐待形態の役割: しばしばCSAだけでなく、身体的虐待、情緒的虐待、そしてネグレクトの組み合わせがCSBの発症を予測することを強調する必要があります24
  • トラウマの影響のメカニズム:
    • トラウマ原性力学モデル: 早期の虐待は、歪んだ「性的脚本」や信念を生み出し、後の危険な、あるいは強迫的な性的行動を形成する可能性があります24
    • 神経発達への影響: 早期のトラウマは、感情調節、共感、対人関係の接続を担う脳領域の発達を損なう可能性があり、これらはすべてCSBに関連する欠損です24
  • 愛着理論: しばしば早期の対人関係トラウマの結果である不安定な愛着スタイルは、親密さの困難や、感情的な苦痛や自己の脆弱感を管理するために性を用いる傾向と関連しています25

2.3. 併存する状態:併存疾患の網の目

CSBDが単独で存在することは稀です。精神疾患の併存率は非常に高く、行動の原因でもあり結果でもあり得ます。

  • 特定の併存障害:
    • 気分障害と不安障害: うつ病と不安障害は極めて一般的で、一部の研究ではCSBを持つ個人の最大90%が根底にある診断を持っていることが示唆されています18。性は、これらの感情に対する不適応な対処メカニズムとして使用されることがあります18
    • 強迫性障害(OCD): 症状(強迫行為、侵入思考)の重複と、「強迫スペクトラム」という概念的な共通性があります21
    • パーソナリティ障害: 衝動性や危険を顧みない行動(境界性パーソナリティ障害でよく見られる)28、そして依存性・回避性の特徴との関連が指摘されています25
    • 他の依存症: 物質使用障害、ギャンブル障害、摂食障害との頻繁な併存は、依存的・強迫的プロセスに対する共通の根底的な脆弱性を示唆しています20

2.4. 深層理解:「トラウマ-恥-対処」の連鎖

様々な原因因子は独立したサイロではなく、しばしば一連の因果連鎖の一部です。一般的な経路は、幼少期のトラウマに始まり、自己の欠陥や感情調節能力の欠如に関する中核的な信念を育みます。これが、不適応ではあるものの、主要な対処メカニズムとして激しい性的行動を用いることにつながります。その後の行動を取り巻く秘密主義と社会的タブーは、強大な恥の感覚を生み出し、これが自己永続的なサイクルの中で強迫性をさらに駆り立てます。
このモデルは、なぜ治療が単に「行動をやめる」ことに焦点を当てるだけでは不十分なのかを説明します。治療は連鎖全体に取り組む必要があります。治療では、最初のトラウマを処理し、欠陥に関する中核的な信念を再構築し(CBT)、より健康的な感情調節スキルを教え(マインドフルネス、DBTスキル)、そして恥に直接対処する(グループ療法、自己への思いやり)必要があります。根底にある痛みを解決せずに単に誰かに「やめろ」と言うことは、彼らの主要な(そしておそらく唯一の)対処ツールを奪うことになるため、失敗は必至です。

第3部:回復への道:治療と管理に関する包括的ガイド

このセクションでは、障害を克服するための実践的で証拠に基づいたロードマップを提供します。

表2:CSBDに対する証拠に基づく治療法の要約
治療法 主要な標的 作用機序 証拠源
認知行動療法 (CBT) 不適応な思考・信念 認知の歪みを特定し、再構築する 31
曝露反応妨害法 (ERP) 強迫行為・儀式 強迫的な反応を妨げることで不安に慣れる 22
マインドフルネスに基づく療法 (MBT) 感情調節不全・衝動への反応性 内的な状態への非判断的な気づきを高める 33
薬物療法 (SSRI) 併存するうつ/不安・衝動制御 神経伝達物質(セロトニン)を調節する 21
ピアサポート(12ステッププログラム) 孤立、恥、回復の枠組み提供 経験の共有、相互支援、精神的原則 34

3.1. 基礎的な心理療法:認知行動療法(CBT)

CBTは、効果の高い第一選択の治療法と見なされています32。これは、問題行動は学習されたものであり、「再学習」が可能であるという「学習理論」に基づいています36

  • 主要な構成要素:
    • 機能分析: 療法士と協力して、強迫的な性行動の引き金(先行事象)、具体的な行動、そして結果(強化)を特定します。
    • 認知再構成: 行動を駆り立てる歪んだ思考や中核的信念(例:「私は価値がない」「これが唯一良い気分になれる方法だ」)を特定し、それに挑戦し、変化させます32
    • 行動的スキル訓練: ストレス、不安、その他の引き金となる感情を管理するための、新しく、より健康的な対処戦略を開発し、実践します。

3.2. 特殊な治療技法

  • 曝露反応妨害法(ERP): これは強力な行動療法であり、しばしば強迫性の特徴に対するゴールドスタンダードと見なされています22
    • メカニズム: 慣れ(馴化)を通じて機能します。引き金となるもの(例:衝動、空想)に身をさらし、強迫的な反応(例:自慰行為、ポルノ鑑賞)を妨げることで、個人は儀式に頼らなくても不安が自然に減少することを学びます31
    • CSBDへの応用: 患者は療法士と協力して、恐怖の階層(最も不安が少ないものから最も多いものまで)を作成し、各ステップで行動したい衝動に抵抗しながら、徐々にそれを乗り越えていきます32
  • マインドフルネスに基づく療法(MBT): この「第三世代」のアプローチは、個人が自分の衝動、思考、感情を、距離を置いて非判断的に観察することを教えます33。これにより、衝動と行動の間に「間」が生まれ、自動的な反応ではなく、意識的な選択が可能になります。体系的なレビューによると、MBTはCSBDを含む様々な性の問題に関連する症状を軽減するのに効果的である可能性が示されています33

3.3. 薬理学的介入

薬は通常、単独の治療法としてではなく、療法の補助として使用されます。その主な役割は、しばしばCSBDを悪化させる重篤な併存疾患を治療することです22

  • SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬): これらは最も一般的に使用される薬です。強迫的な思考や衝動、そして行動を駆り立てる併存するうつ病や不安の症状を軽減するのに役立ちます21
  • 抗アンドロゲン薬: これらの薬はより物議を醸すもので、男性ホルモンのレベルを下げて性欲を減退させます。通常、違法または有害な行動(パラフィリア障害)を伴う重篤なケースに限定され、専門的な治療プログラムで使用されます38

3.4. 仲間の力:12ステップの自助グループ

アルコホーリクス・アノニマスに由来する12ステップモデルは、ピアサポート、匿名性、無力さの承認、そして(各個人が理解する)「ハイヤーパワー」への依存という原則に基づいています34

  • 主要なグループ:
    • セクサホーリクス・アノニマス(S.A.): その中核的な目的は、メンバーが「性のしらふ」を達成するのを助けることです39。その特定のしらふの概念は、多くの人にとって、自分自身との、または男女間の結婚における配偶者以外との性行為をしないことを含みます40
    • セックス・アンド・ラブ・アディクツ・アノニマス(S.L.A.A.): このグループは、強迫的な性行動だけでなく、依存的な恋愛や感情的な愛着のパターンにも取り組みます34。「S」のつくグループの中で最も歴史が古いとされています34
  • 利点と批判: 利点には、孤立を打破し、恥を和らげ、無料でアクセスしやすく、長期的な支援ネットワークを提供することが含まれます34。しかし、その有効性や、使用される特定の、時には硬直的なしらふの定義については議論もあります35

3.5. 日本のシステムをナビゲートする:助けを求める

スティグマと広範な専門知識の不足により、専門的な治療を見つけることは困難な場合があります。しかし、利用可能なリソースは存在します。

表3:日本における主要な自助リソースと専門クリニック
組織の種類 名称 焦点/サービス ウェブサイト/連絡先
専門クリニック 大石クリニック 包括的な依存症治療(CBT、グループ療法、家族支援)、回復施設あり www.ohishi-clinic.or.jp42
専門クリニック SOMEC(性障害専門医療センター) 性障害および性犯罪の専門治療(オンライン) somec.org43
専門クリニック 広小路通メンタルクリニック セックス依存症を含む精神保健問題の相談・治療 www.hirokoji-mental.com44
自助グループ セクサホーリクス・アノニマス(SA)ジャパン 12ステップのピアサポート、性のしらふに焦点 www.sa-japan.org39
自助グループ S.L.A.A. Japan 12ステップのピアサポート、セックスと愛の依存に焦点 slaa-japan.org34

第4部:社会的文脈、スティグマ、そして未来

この最終セクションでは、障害の社会的側面を考察するために視点を広げます。

4.1. メディアによる描写と一般の誤解

特に日本におけるメディア報道は、しばしば「セックス依存症」という用語を著名人の不倫スキャンダル(例:タイガー・ウッズ、アンジャッシュ渡部)と結びつけます4。これは、扇情的で、道徳的で、矮小化された一般認識を生み出します。
この物語は、障害の現実を覆い隠してしまいます。その現実は、単なる快楽主義や道徳的失敗ではなく、深い心理的苦痛、トラウマ、そして絶望的でありながら失敗に終わる対処努力に根差しているのです4。また、この状態に苦しんでいる、著名人ではない多くの人々(女性を含む)を見過ごすことにもなります45

4.2. スティグマの重荷:治療への最大の障壁

精神疾患全般、特に性の問題に対するスティグマは、日本において強力な力を持っています49。CSBDに関連する強烈な恥と罪悪感は、障害の症状であると同時に、助けを求めることへの大きな障壁でもあります8。個人は、家族、友人、そして医療専門家からさえも判断されることを恐れます。
WHOによるCSBDの公式な承認は、このスティグマと戦う上で重要な一歩です。それは、問題を道徳的失敗から正当な健康状態へと再定義し、恥を軽減し、助けを求めることを奨励し、一貫性のある証拠に基づいたケアへのアクセスを改善することができます7

4.3. 将来への展望:研究と教育

  • 研究におけるギャップ:
    • 日本における有病率: 日本におけるCSBDの有病率に関する確固たる疫学データが不足しています。OCDの推定値(1-2%)はありますが53、CSBDに特化したデータが必要です。CSBの国際的な推定値は1-6%の範囲です8
    • 神経生物学: 神経生物学的基盤を解明し、依存と衝動制御の間の議論を解決するためには、さらなる研究が必要です15
    • 女性と多様な集団: ほとんどの研究は男性に焦点を当ててきました。女性や多様なジェンダーの個人におけるCSBに関するより多くの研究が必要です23
  • 教育の必要性: CSBDについての正確で、思いやりのある、臨床的な理解を促進するために、一般市民、医療専門家、そして法曹界へのさらなる教育が必要です。

CSBDという診断の導入は、終点ではなく、新しく複雑な社会的・臨床的対話の始まりです。その最終的な影響が、主にスティグマを軽減するのか、あるいは意図せず生み出してしまうのかは保証されていません。それは、診断がその意図通りに使用されることを確実にするための、専門家への継続的な研修と公教育という多大な努力にかかっています。つまり、単に異なっていたり、多様であったり、不承認であったりする性的行動を病理化するための広い筆としてではなく、真にコントロールを失い機能障害に陥っている人々のための正確な臨床ツールとして使用されることを保証する努力です。

よくある質問

「セックス依存症」と「強迫的性行動症(CSBD)」の違いは何ですか?
「セックス依存症」はメディアや一般社会で使われる通俗的な言葉で、正式な診断名ではありません。一方、「強迫的性行動症(CSBD)」は、世界保健機関(WHO)の国際疾病分類第11版(ICD-11)に記載されている公式な臨床診断名です7。CSBDは、道徳的な問題ではなく、激しい性的衝動をコントロールできないことを中核とする「衝動制御障害」の一つとして分類されています8
性欲が強いだけで病気と診断されますか?
いいえ、性欲が強いこと自体は病気ではありません。CSBDと診断されるのは、性的な行動をコントロールできず、その結果として健康や社会的・職業的な生活に著しい支障をきたし、本人も強い苦痛を感じている場合に限られます8。単に性欲が高いだけで、コントロールができており、機能障害がなければ診断にはあたりません。
治療法にはどのようなものがありますか?
回復への道は存在します。主な治療法には、歪んだ考え方や行動パターンを変える「認知行動療法(CBT)」31、衝動を管理するスキルを学ぶ「マインドフルネスに基づく療法」33などがあります。また、併存するうつ病や不安を和らげるためにSSRIなどの薬物療法が用いられることもあります21。さらに、同じ悩みを持つ仲間と支え合う12ステップの自助グループも重要な役割を果たします34
トラウマは本当に関係しているのですか?
はい、非常に関係が深いです。多くの研究で、CSBDを持つ人々の間に、幼少期の性的虐待(CSA)を含むトラウマ体験が高い割合で見られることが示されています2324。トラウマは感情調節の困難や歪んだ自己認識につながり、その苦痛から逃れるための不適応な対処メカニズムとして、強迫的な性行動が用いられることがあります。
日本で専門的な助けはどこで得られますか?
日本国内にも専門的な治療を提供する医療機関が存在します。例えば、依存症治療を専門とする「大石クリニック」42や、オンラインで性障害の治療を行う「SOMEC」43などがあります。また、「セクサホーリクス・アノニマス(SA)」39や「S.L.A.A.」34といった自助グループも全国で活動しており、重要な支援のリソースとなっています。

結論

本稿は、しばしば誤解される複雑な状態について体系的に分析しました。主要な知見は以下のように要約できます。

  • 「セックス依存症」は時代遅れの用語であり、正確な臨床診断は、特定の基準を持つ衝動制御障害である「強迫的性行動症(CSBD)」です。
  • 原因は複雑かつ多因子性であり、トラウマ、併存する精神保健状態、そして恥の悪循環と密接に関連しています。
  • 証拠に基づく心理療法(CBT、ERP、マインドフルネス)、適切な薬物療法、そしてピアサポートの組み合わせを通じて、回復は十分に可能です。

CSBDは、道徳的な弱さのしるしではなく、深刻かつ現実の健康状態です。思いやりのある、非難しない、証拠に基づいたアプローチこそが、前進するための唯一効果的な道です。当事者が、今やより明確に定義され提供されるようになった助けを求めることを奨励するために、より高い認識、専門家と一般市民へのより良い教育、そして苦しんでいる人々へのより大きな共感が必要です。

免責事項
この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的助言を構成するものではありません。健康に関する懸念や、ご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

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