生後22ヶ月(1歳10ヶ月)の発達完全ガイド:専門医が解説する体・言葉・知性・心の成長と親の関わり方
小児科

生後22ヶ月(1歳10ヶ月)の発達完全ガイド:専門医が解説する体・言葉・知性・心の成長と親の関わり方

生後22ヶ月、すなわち1歳10ヶ月という時期は、子どもの発達において最もダイナミックで、めまぐるしい変化が見られる移行期の一つです。昨日までできなかったことが今日突然できるようになったり、自己主張が驚くほど強くなったりと、保護者の皆様は日々、我が子の成長の速さに目を見張ることでしょう。特に、この時期の代名詞ともいえる「イヤイヤ期」は、多くの保護者にとって大きな挑戦となります1。しかし、この一見困難に見える行動は、子どもが「自分」という存在を確立し、自立への力強い一歩を踏み出している何よりの証拠なのです23
本稿の目的は、保護者の皆様が抱えるこの時期特有の疑問や不安に対し、科学的根拠に基づいた信頼性の高い情報を提供することです。子どもの発達には大きな個人差があり、ここに記される発達の目安は、あくまで一般的な指標に過ぎません4。大切なのは、他の子どもと比較することではなく、我が子自身のユニークな成長のペースを理解し、その発達を温かく見守り、適切にサポートすることです5
この記事では、日本の公的機関であるこども家庭庁による最新の全国調査データ6、米国疾病予防管理センター(CDC)17やユニセフ(UNICEF)18などの国際的な小児保健機関の指針、そして発達心理学や脳科学における最新の学術研究の知見を統合し、包括的かつ実践的な「分析・行動計画書」として構成しました。身体、言語、知性、そして心の4つの側面から22ヶ月児の発達を深く掘り下げ、保護者の皆様が自信を持って子育てに取り組めるよう、具体的で実用的な知識と関わり方のヒントを提供します。

この記事の科学的根拠

この記事は、入力された研究報告書で明示的に引用されている、最高品質の医学的証拠にのみ基づいています。以下のリストには、実際に参照された情報源と、提示された医学的指導との直接的な関連性のみが含まれています。

  • こども家庭庁: この記事における身長・体重の成長目安や言語発達に関する記述は、こども家庭庁が実施した最新の「令和5年乳幼児身体発育調査」の結果に基づいています6789。これは母子健康手帳の発育曲線の基礎となる、日本の乳幼児の実態を反映した最も信頼性の高いデータです10
  • 米国疾病予防管理センター(CDC): 運動能力、言語能力、社会性など、各分野における発達のマイルストーン(目安)に関する記述の多くは、CDCが公開している「大切な発達のマイルストーン」の指針に基づいています17。これは、小児の発達に関する世界的な基準の一つです。
  • ユニセフ(UNICEF): 2歳児の発達マイルストーンや、食事、遊びを通した関わり方に関する推奨事項は、ユニセフの育児支援情報に依拠しています1821
  • 学術研究論文: 実行機能、言語能力、社会的スキル間の関連性など、より専門的な分析については、査読付き学術雑誌に掲載された研究(例: PubMed Central掲載論文)の知見を引用しています313648

要点まとめ

  • 身体的発達: こども家庭庁の最新データによると、22ヶ月男児の平均身長は86.2cm、体重は11.58kg、女児は84.9cm、10.87kgです12。走る、ボールを蹴るなど運動能力が飛躍的に向上するため、家庭内の安全対策の見直しが不可欠です。
  • 言語発達: 「ワンワン、きた」のような二語文が出始めます17。言葉を話す力(表出言語)には個人差が大きいですが、「ボールを取って」といった簡単な指示を理解する力(受容言語)が育っていれば、順調な発達の証拠です。
  • 知性と心の発達: 「イヤイヤ期」は自我が確立し、自立へ向かう正常な発達段階です2。子どもの気持ちを代弁し、選択肢を与える対応が有効です。また、ごっこ遊びは思考力や社会性を育む重要な知的活動です19
  • 実行機能(EF)の重要性: 癇癪や衝動的な行動は、脳の「実行機能」(自己制御能力)が未熟なために起こります36。ルールのある遊びやごっこ遊びを通して、この重要な能力を育むことができます。
  • 専門家への相談: 発達には個人差がありますが、2歳になっても二語文を話さない、以前できたスキルが失われる(退行)などのサインが見られる場合は、かかりつけ医や地域の保健センターに相談しましょう1718

第1部:身体的発達と健康

このセクションでは、子どもの身体的な成長を定量的および定性的に分析し、健康とウェルビーイングの基盤を確立します。

1.1 成長の目安:わが子のペースを理解する

子どもの身長や体重の増加は、健康状態を把握する上で最も分かりやすい指標の一つです。多くの保護者の方が、我が子の成長が順調かどうかを気にされることでしょう。ここでは、日本の子供たちを対象とした最も権威ある最新のデータを用いて、22ヶ月児の身体発育の目安を示します。
このデータは、こども家庭庁が10年ごとに実施している全国規模の調査「乳幼児身体発育調査」の最新版(令和5年調査)に基づいています6。この調査は、日本の乳幼児の標準的な発育値を明らかにし、母子健康手帳に記載される発育曲線の基礎となる、非常に信頼性の高いものです10
以下の表は、生後1歳10ヶ月(22ヶ月)時点での男女別の身長・体重のパーセンタイル値を示したものです。パーセンタイル値とは、同じ性別・月齢の子供を100人集めたときに、小さい方から数えて何番目になるかを示す数値です。例えば「50パーセンタイル」は中央値(平均的な値)を、「3パーセンタイル」は100人中3番目に小さい値を、「97パーセンタイル」は100人中3番目に大きい値を示します8。大切なのは、特定の時点での数値そのものよりも、母子健康手帳の発育曲線に沿って、その子なりのペースで着実に成長しているかどうかを確認することです11

表1:生後22ヶ月児の身体発育パーセンタイル値(身長・体重)
パーセンタイル 男児 体重 (kg) 男児 身長 (cm) 女児 体重 (kg) 女児 身長 (cm)
3パーセンタイル 9.42 79.5 8.76 78.2
10パーセンタイル 10.03 81.5 9.36 80.2
25パーセンタイル 10.74 83.7 10.04 82.4
50パーセンタイル 11.58 86.2 10.87 84.9
75パーセンタイル 12.51 88.7 11.79 87.4
90パーセンタイル 13.43 90.9 12.67 89.6
97パーセンタイル 14.47 93.3 13.68 92.0

出典: こども家庭庁「令和5年乳幼児身体発育調査」統計表 第1表・第2表 (e-Stat) に基づき作成12

この表は、健康な子供たちの間にどれほど幅広い成長の多様性があるかを示しています。たとえ我が子が10パーセンタイルであっても、それは100人いれば10人いる正常な範囲内ということです。世界保健機関(WHO)15や米国疾病予防管理センター(CDC)1314も独自の成長基準を公表していますが、日本の保護者にとっては、日本の子供たちの実態を反映したこのデータが最も参考になるでしょう。

1.2 運動能力の飛躍的向上

22ヶ月頃は、運動能力が目覚ましく向上する時期です。歩行が安定し、行動範囲が一気に広がります。

粗大運動(全身を使った動き)

この時期の子どもは、よちよち歩きから脱却し、より安定した足取りで歩けるようになります16。それだけでなく、小走りや走る姿も見られるようになります3。ボールを蹴る、助けを借りずに(あるいは手すりにつかまりながら)数段の階段を歩いて上る、といった高度な動きも可能になります17。さらに、高い場所にあるものに手を伸ばそうと「つま先立ち」をする子もいます1。中には、両足をそろえてジャンプのような動きに挑戦する子も現れるでしょう3

微細運動(手や指を使った動き)

手先の器用さも格段に進歩します。スプーンを使って自分で食事をしようとしますが、まだこぼすことも多いです1720。積み木を4個以上高く積む21、クレヨンで円や直線を模倣して描く(なぐり描き)、容器の蓋を開けるなど、両手を協調させて使う複雑な操作ができるようになります17
これらの運動能力の発達は、単に「できること」が増えるだけではありません。それは、子どもが世界と関わる方法が根本的に変わることを意味します。走る、登る、つま先立ちをするという能力が組み合わさることで、子どもの垂直方向および水平方向への到達範囲は、大人が予測する以上に劇的に拡大します。これまで安全だと思っていた高さのテーブルや棚の上も、もはや安全ではありません。したがって、この時期の運動発達の理解は、家庭内の安全対策を再評価し、更新するという具体的な行動計画に直結します。

【行動計画】「アクティブな探検家」のための安全対策チェックリスト

  • 家具の固定: テレビ台や本棚など、子どもがよじ登る可能性のある家具は壁に固定する。
  • 危険物の移動: 洗剤、医薬品、鋭利な物などは、子どもの手が絶対に届かない、鍵のかかる高い場所へ移動する。
  • 窓の安全対策: 窓やベランダには補助錠やストッパーを取り付け、転落を防止する。
  • 階段の安全: 階段の上と下にベビーゲートを設置する。
  • コンセントの保護: 使用していないコンセントにはカバーを取り付ける。

1.3 生活習慣の基礎づくり

活発に動くようになると、食事、睡眠、排泄といった生活習慣の確立がより重要になります。

食事

この時期は離乳食完了期から「幼児食」へと移行する段階です19。基本的には大人の食事から取り分け、薄味で、食材を少し小さく、柔らかく調理したものを与えます23。特に、自分の手で食べ物をつかんで食べる「手づかみ食べ」は、自分で食べる意欲を育て、食べ物の形や感触を学ぶ絶好の機会です22。スプーンやフォークを使いたがるそぶりを見せたら、積極的に持たせてあげましょう24
ただし、この時期の子どもは集中力が短く、10分から15分程度で遊び始めてしまうことも珍しくありません23。食事の時間を30分程度と決め、席を立ったら「ごちそうさま」をするなど、メリハリをつけることが大切です。食べむらや好き嫌いが出てくる時期でもありますが、無理強いはせず、楽しい雰囲気で食事をすることが何よりも重要です25

表2:生後22ヶ月児の1日のスケジュールと食事メニュー例
時間 活動 食事・おやつの具体例
7:30 起床・朝食 軟飯(または子ども用ご飯)、豆腐とわかめのみそ汁、鮭の塩焼き(ほぐしたもの)
9:30 午前中の遊び(公園など)  
10:30 おやつ 小さなおにぎり、牛乳、季節の果物
12:00 昼食 鶏そぼろと野菜のうどん、ブロッコリーのおかか和え
13:00 昼寝  
15:00 おやつ ふかし芋、ヨーグルト
16:00 午後の遊び(室内遊び)  
18:00 夕食 子ども用ご飯、鶏肉のミートボール、にんじんの甘煮、野菜スープ
19:30 入浴・静かな遊び  
20:30 就寝  

出典: 複数の育児情報を参考に作成12325

睡眠

1日の合計睡眠時間は、昼寝を含めて11時間から14時間が目安です1。多くの子どもは午後に1回の昼寝をします。自我が芽生えることで、決まった時間になっても寝たがらない「寝ぐずり」が激しくなることもあります1。入浴、歯磨き、絵本の読み聞かせなど、毎日決まった流れの穏やかな入眠儀式(ベッドタイムルーティン)を確立することが、スムーズな入眠につながります17

トイレトレーニング

22ヶ月は、本格的なトイレトレーニングを開始する時期というよりは、その「準備期間」と捉えるのが適切です26。成功の鍵は、子どもの準備が整うのを待つことです。この準備状況は、単一のサインではなく、身体的、言語的、心理的な発達が交差する点で見極める必要があります。例えば、排尿間隔が1時間半から2時間あくという身体的な成熟16、おしっこやうんちが出たことを言葉やしぐさで伝えられるという言語的・認知的な発達26、そして何よりも本人がトイレやおまるに興味を示すという心理的な準備27、これらのサインが複数見られたときが、始めるのに適したタイミングです。いずれか一つが欠けている段階で焦って始めると、子どもの自立心とぶつかり、イヤイヤ期を悪化させるだけのパワーゲームになりかねません。この時期は、トイレに親しむ機会を作ったり、排泄にまつわる絵本を読んだりする程度に留め、プレッシャーをかけないことが重要です。

第2部:言語とコミュニケーションの発達

言葉の発達は、保護者が最も成長を実感し、同時に不安も感じやすい領域です。このセクションでは、言葉の爆発的な増加の背景と、親ができるサポートについて解説します。

2.1 言葉の爆発期:「二語文」への道

22ヶ月頃の最も象徴的な言語発達のマイルストーンは、「二語文」の出現です17。これは、「ワンワン、きた」(犬が来た)、「マンマ、たべる」(ご飯を食べる)のように、2つの単語を組み合わせて意味のある文を作る能力です16。二語文が話せるようになるということは、単に語彙が増えただけでなく、子どもが単語と単語の関係性を理解し始めたという、認知的な大きな飛躍を意味します3
こども家庭庁の令和5年調査によると、生後22ヶ月頃には約90%の子どもが何らかの意味のある単語を1語以上話しますが、二語文への移行ペースは子どもによって大きく異なります6。この時期、保護者の役割は非常に重要です。子どもが「ブーブー、あった」と言ったら、「そうだね、赤いブーブーがあったね」というように、子どもの言葉を認めつつ、より完全な文章の形で返してあげる(拡大・拡張)ことで、子どもの言語能力はさらに伸びていきます26

2.2 理解する力、伝える力

言葉の発達を考えるとき、話す力(表出言語)だけでなく、聞く力(受容言語)にも目を向けることが重要です。

受容言語(理解する力)

多くの場合、言葉を理解する力は、話す力よりも先行して発達します。22ヶ月の子どもは、「ボールを取って、ママにちょうだい」といった簡単な2段階の指示を理解し、実行できるようになります128。また、絵本を指さして「クマさんはどこ?」と聞くと、正しく指をさせたり、自分の体の部分を指して「お鼻はどこ?」と聞くと指せたりします17。たとえ話せる単語が少なくても、このように大人の言葉を理解している様子が見られれば、言語発達の基盤は順調に育っていると考えてよいでしょう3

表出言語(伝える力)

二語文に加えて、この時期の子どもは、意味のある単語、宇宙語のような喃語(ジャーゴン)、そしてジェスチャーを巧みに組み合わせてコミュニケーションを図ります29。ただ手を振る、指をさすだけでなく、投げキスをしたり、首を縦に振って「はい」と答えたりと、ジェスチャーもより複雑になります17。また、大人の会話を驚くほどよく聞いており、聞いた言葉をそのまま繰り返すこともあります1。これは言語学習の重要なプロセスですが、同時に、大人が子どもの前で使う言葉に注意を払う必要があることも示唆しています30

2.3 発達の個人差と関わり方のヒント

「うちの子はまだあまり話さない…」と心配になる保護者の方も少なくないでしょう。しかし、言語発達のペースには非常に大きな個人差があります。おしゃべりが好きな子もいれば、体を動かす方が好きな子もいます3。重要なのは、話される単語の数よりも、言葉を理解しているかどうかです5。2歳を過ぎてから、まるで堰を切ったように話し始める「レートトーカー(late talker)」と呼ばれる子どもたちも多く存在します3
保護者の不安を和らげる一つの科学的な視点として、「語彙処理効率」という概念があります。これは、子どもが聞き慣れた単語をどれだけ速く認識できるかという能力です。ある縦断研究によると、18ヶ月の時点で言葉を話すのが遅くても、この「語彙処理効率」が高い子どもは、その後の1年間で語彙が急速に増加する傾向があることが示されています31。つまり、話す単語の数(表出言語)が少なくても、言葉を素早く理解する力(受容言語)が育っていれば、それは後の「言葉の爆発」に向けた強固な土台を築いている最中であると解釈できるのです。この視点は、単に「心配しないで」と言われるよりも、保護者にとって大きな安心材料となるでしょう。

【行動計画】我が子の「聞く力」を観察するヒント

  • 「取ってきて」ゲーム: 「あなたの靴を持ってきてくれる?」など、簡単な指示を出す。
  • 絵本で指さし: 絵本を読みながら「ワンワンはどこかな?」と問いかける。
  • 体のパーツ探し: 「〇〇ちゃんのお耳はどこ?」と聞いてみる。

これらの問いかけに子どもが正しく反応する場合、言葉の理解力は着実に育っています。

2.4 気になるサイン:吃音と専門家への相談

発達性吃音

この時期、言いたいことが頭の中にたくさんあるのに、口の動きが追いつかず、言葉の最初の音を繰り返したり(「お、お、お茶」)、引き伸ばしたりする「吃音(きつおん)」が見られることがあります32。これは言語が急速に発達している証拠でもあり、多くは自然に解消されます。保護者は、吃音を指摘したり、言い直しをさせたりせず、焦らずに子どもの言葉を最後まで待ってあげる姿勢が大切です。不安な気持ちが子どもに伝わると、かえって症状を悪化させることがあります32

専門家への相談を検討するサイン

子どもの発達は個人差が大きいことが大前提ですが、国際的なガイドラインでは、以下のようなサインが見られる場合は、かかりつけの小児科医や地域の保健センターなどに相談することが推奨されています1833

  • 2歳(24ヶ月)になっても二語文を話さない17
  • 身近な物(スプーン、コップなど)の使い方が分からない17
  • 大人の行動や言葉を真似しない17
  • 簡単な指示に従えない17
  • 歩き方が非常に不安定17
  • 以前はできていたスキルを失ってしまった(言語や運動能力の退行)17

第3部:知性と認知能力の発達

このセクションでは、目に見えるスキルだけでなく、子どもの行動の背後にある脳の「ソフトウェア」の発達、つまり思考や学習の仕組みについて深く掘り下げます。

3.1 好奇心と探求心の世界

22ヶ月の子どもは、まるで小さな科学者のようです。身の回りのあらゆるものに対して「これは何だろう?」「どうして?」という好奇心を抱き、五感を使って世界を探求します29。おもちゃのスイッチやドアノブ、ボタンなどを繰り返し操作するのは、行動とその結果(因果関係)を学んでいる証拠です17
この時期には、単純な問題解決能力も芽生えます。例えば、複数枚の布の下に隠されたおもちゃを見つけ出したり21、手が届かない場所にあるものを取るために台を持ってきたりすることができます3435。また、片手で容器を持ちながらもう片方の手で蓋を開けるといった、両手を別々に、しかし協調させて使う行動は、脳内で行動の計画を立て、実行していることを示しています17

3.2 「ごっこ遊び」と想像力の芽生え

22ヶ月頃の認知発達における大きな飛躍の一つが、「見立て遊び」や「ごっこ遊び」といった、象徴的な思考の始まりです19。これは、積み木を電話に見立てて話す真似をしたり、お人形にご飯を食べさせるふりをしたり、掃除機をかける親の真似をしたりする遊びです21
このような遊びは、単なる気晴らしではありません。子どもが現実の出来事を再現し、社会的な役割を学び、他者の視点を想像する練習をするための、極めて重要な知的活動です44。ごっこ遊びを通して、子どもは抽象的な思考能力や、後のコミュニケーション能力の基礎を育んでいるのです。

3.3 実行機能(EF)の発達:自己制御の土台

イヤイヤ期の癇癪、おもちゃの取り合い、指示を聞かないといった、この時期の保護者を悩ませる行動の多くは、実は脳のある特定の機能の発達と深く関連しています。それが「実行機能(Executive Functions, EF)」です。実行機能とは、目標に向かって自分の思考、行動、感情を管理・制御する、脳の高次認知機能の総称です37。いわば、脳内の「司令塔」や「交通整理係」のような役割を果たします36
実行機能は、主に3つの要素から構成されています38

  • 抑制機能: 衝動的な行動や思考を抑える力。例えば、「お友達のおもちゃをいきなり取らない」「道路に飛び出さない」といった行動の基礎となります40
  • ワーキングメモリ(作業記憶): 情報を一時的に記憶し、それを利用する力。「靴下を履いてから、靴を持ってきてね」という指示を覚えて実行するために必要です42
  • 認知的柔軟性: 状況の変化に合わせて考え方や行動を切り替える力。例えば、「お家の中ではボールを投げないけど、公園では投げていい」というルールの違いを理解し、適応する能力です。

日本の研究では、この実行機能を「クールな実行機能」と「ホットな実行機能」に分けて考えると、幼児期の行動がより理解しやすくなると提唱されています39

  • クールな実行機能: パズルを解く、形を分類するなど、感情的に中立な状況で使われる、冷静な思考力です。
  • ホットな実行機能: 「お菓子を今すぐ食べたいのを我慢する」「思い通りにならなくてかんしゃくを起こしそうなのをこらえる」など、感情が大きく関わる状況で必要となる自己制御力です。

この実行機能というフレームワークは、22ヶ月児の発達を理解するための鍵となります。なぜなら、この機能は身体、言語、知性、心のすべての領域の発達を繋ぎ合わせ、その背後にあるメカニズムを説明してくれるからです。例えば、癇癪は単なる「わがまま」ではなく、強い欲求に対して「ホットな実行機能」がまだ未熟で、感情を制御しきれないために起こる脳の自然な反応です41。おもちゃの取り合いは、「欲しい」という衝動を抑える「抑制機能」が未発達なことの表れです40。指示に従えないのは、ワーキングメモリの容量がまだ小さいためかもしれません36
さらに、近年の研究では、言語能力と実行機能の発達が密接に関連していることが分かってきています3643。語彙が豊富な子どもは、「今は我慢」「順番を待つ」といった自己対話(セルフトーク)を通じて自分の行動を制御するツールを持っているため、実行機能も高まる傾向にあります。
この視点を持つことで、保護者の役割は、バラバラに見える「問題行動」に対処することから、子どもの脳の「司令塔」である実行機能そのものを育むサポートへと変わります。これは、子育てに対する見方を大きく変え、より建設的な関わりを可能にする、非常に強力なアプローチです。

【行動計画】遊びで育む「実行機能」

  • ルールのある簡単な遊び: 「だるまさんがころんだ」やボールの受け渡しなど、簡単なルールを守る遊びは、抑制機能とワーキングメモリを鍛えます。
  • ごっこ遊びの充実: ごっこ遊びは、役割を演じ分けたり、話の筋道を考えたりする中で、認知的柔軟性を養います。
  • 絵本の読み聞かせ: 物語の展開を記憶したり、登場人物の気持ちを考えたりすることは、ワーキングメモリと他者視点の獲得に繋がります。

第4部:心と社会性の発達

自己主張が強まる一方で、他者への関心も芽生え始めるこの時期。子どもの心と社会性は、大きな変革の時を迎えます。

4.1 「イヤイヤ期」の正体:自我の確立と自立への一歩

22ヶ月頃にピークを迎えることもある「イヤイヤ期」は、子どもの「自我」が芽生え、自分という存在を主張し始めた証です2。子どもが発する「イヤ!」という言葉は、親を困らせるためではなく、「自分は親とは違う、独立した人間なのだ」という宣言なのです1。この時期に見られる癇癪は、多くの場合、「自分でやりたい」という強い欲求と、それをうまく実行できない運動能力や、伝えられない言語能力とのギャップから生じる、もどかしさや悔しさの表れです3
この嵐のような時期を乗り切るためには、頭ごなしに叱るのではなく、子どもの発達段階を理解した上で、冷静に対応することが求められます。

【行動計画】イヤイヤ期に対応するための科学的アプローチ

  • 感情の受容と代弁: まずは子どもの気持ちを受け止め、「〇〇したかったんだね、悔しかったね」と言葉にして代弁してあげましょう。自分の気持ちを理解してもらえたと感じることで、子どもは落ち着きを取り戻しやすくなります34
  • 限定された選択肢の提供: 「もう公園から帰る時間だよ。歩いて帰る?それともママが抱っこする?」のように、親が許容できる範囲内で子どもに選択権を与えることで、子どもの自尊心とコントロール感を満たすことができます2
  • 一貫したルールの維持: 安全に関わることや、社会的なルールなど、譲れない一線は毅然とした態度で「ダメ」と伝え、一貫性を保ちます。予測可能な環境は、子どもに安心感を与えます17
  • 気持ちの切り替えを手伝う: 癇癪が始まったら、安全を確保した上で、少し距離を置いて見守ることも有効です。気持ちが切り替えられそうなタイミングで、全く違う遊びに誘ったり、抱きしめて安心させたりするのも良いでしょう2

4.2 複雑化する感情と共感の始まり

この時期、子どもの感情はより豊かで複雑になります。喜び、怒り、悲しみといった基本的な感情に加え、嫉妬、得意げな気持ち、恥ずかしさといった、より社会的な感情も経験するようになります27。例えば、ママが他の子を抱っこするとやきもちを焼いたり、新しいおもちゃを友達に見せびらかしたりする姿が見られます26
そして、この時期の特筆すべき発達は、「共感」の芽生えです。他の子が泣いているのを見て、動きを止めたり、悲しそうな表情をしたりと、他者の感情に気づき、反応するようになります17。また、新しい状況や不確かな場面で、どう反応すべきかを確認するために親の顔を見る「社会的参照」という行動も顕著になります17。これは、親との間に強い愛着関係が築かれ、親を安全基地として信頼している証拠です。

4.3 他者との関わり:「じぶん」と「ともだち」

自我が確立されるにつれて、「自分」と「他人」の区別が明確になり、「これは私のもの!」という所有意識が非常に強くなります2645。これはわがままなのではなく、自己概念が発達している健全な証拠です。そのため、この時期の子どもにとって「共有(シェア)」は非常に難しい課題です。共有には、自分の欲求を抑える高度な抑制機能(実行機能の一部)と、相手の気持ちを想像する共感能力が必要ですが、どちらもまだ発達の途上にあります。無理に共有を強いるのではなく、大人が手本を見せたり、「どうぞ」「ありがとう」のやり取りを遊びの中で楽しんだりすることから始めるのが効果的です1
この年齢の子どもたちの遊び方は、「平行遊び」が中心です。これは、他の子どもと同じ空間で、隣で遊んではいるものの、それぞれが自分の遊びに没頭している状態を指します4647。これは協調的な遊びへと発展する前の、正常な発達段階です。
ここで、言語能力と社会性の発達の関連性について、科学的なデータを見てみましょう。あるメタアナリシス(複数の研究を統合して分析する手法)によると、子どもの全体的な言語能力と社会的スキルの間には、r=0.27 という統計的に有意な中程度の相関関係があることが示されています48。これは、言語能力が高い子どもほど、社会的なスキルも高い傾向にあることを意味します。この関連性は、言語が他者とのコミュニケーションを円滑にし、社会的ニーズを満たすための重要なツールであることから説明できます。自分の要求を「かして」という言葉で伝えられる子どもは、いきなりおもちゃを奪うといった物理的な行動に頼る必要が少なくなるため、結果として他者とより円滑な関係を築くことができるのです。この知見は、子どもの社会性を育むためには、言語的な関わり、特に絵本の読み聞かせや日常会話を豊かにすることが、非常に有効なアプローチであることを科学的に裏付けています。

よくある質問

Q1: 1歳10ヶ月ですが、まだ二語文を話しません。言葉が遅いのでしょうか?
A1: 言葉の発達には大きな個人差があります。大切なのは、話す単語の数よりも、大人の言うことを理解しているか(受容言語)です5。「ボールを取って」などの簡単な指示に従えたり、絵本の中のものを指させたりするなら、言語理解の力は育っています。多くの専門機関は、2歳(24ヶ月)になっても意味のある二語文が出ない場合に、一度相談することを推奨しています17。焦らず、絵本の読み聞かせや語りかけを続け、お子さんのペースを見守ってあげてください。
Q2: イヤイヤ期がひどく、癇癪を起こして手がつけられません。どう対応すればいいですか?
A2: イヤイヤ期の癇癪は、自立したい気持ちと思いが伝わらないもどかしさの表れです3。まずは安全を確保し、子どもの「嫌だったね」「やりたかったね」という気持ちを受け止め、言葉にしてあげることが第一歩です34。その上で、「歩く?抱っこする?」のように子どもが自分で決められる選択肢を与えると、落ち着きを取り戻すきっかけになることがあります2。危険なこと以外は、子どもの自己主張をある程度認め、一貫したルールの中で見守る姿勢が大切です。
Q3: お友達のおもちゃをすぐに取ってしまいます。どう教えればいいですか?
A3: 22ヶ月頃の子どもにとって、「自分のもの」という意識が強くなるのは正常な発達段階であり、「共有」という概念を理解するのはまだ困難です26。これは、衝動を抑える脳の機能(実行機能)がまだ未熟なためです40。無理に共有を強いるのではなく、まずはおもちゃを取られた相手の親に謝罪し、お子さんには「お友達、悲しい顔しているね」と相手の気持ちを伝えましょう。そして、「貸してって言ってみようか」と、言葉で伝える方法を具体的に示すことが有効です。大人が「どうぞ」「ありがとう」のやり取りを見せることも良い手本になります。
Q4: 食事の好き嫌いが激しく、あまり食べてくれません。栄養が心配です。
A4: 食べむらや好き嫌いは、この時期によく見られる悩みです21。無理強いは食事の時間を苦痛なものにしてしまうため避けましょう。調理法を工夫したり、好きなキャラクターの食器を使ったりして、まずは楽しい雰囲気を作ることが大切です。一時的に食べなくても、1週間単位である程度の栄養が摂れていれば問題ないことが多いです。どうしても心配な場合は、かかりつけの小児科医や栄養士に相談しましょう。

結論

生後22ヶ月の子どもは、確固たる「自分」を持ち始めた、独立心旺盛な探検家です。身体能力、言語能力、認知能力が爆発的に伸びる一方で、自分の強い欲求や感情をコントロールする力はまだ未熟です。この大きなギャップこそが、この時期の輝きと困難さの両方の源泉となっています。
保護者の皆様にとって最も重要な役割は、子どもの自立への歩みを温かく見守り、安全な環境を整え、そして何よりも、揺るぎない愛情と安心感を与えることです。完璧な親である必要はありません。子どもの発するサインに気づき、応答しようと努める「十分に良い(good enough)」親であることが、子どもの健やかな発達の最大の糧となります。
最後に、本稿で解説した内容を、日々の育児に活かせる具体的なチェックリストと行動計画としてまとめます。

表3:生後22ヶ月の発達チェックリストと親のアクションプラン
分野 発達の目安(できるようになることの例) 親ができること(サポートと関わり方のヒント)
身体・運動 ・走る、ボールを蹴る17
・4個以上の積み木を積む21
・スプーンで食べようとする17
・公園などで思いきり体を動かす機会を作る。
・安全な環境を再確認し、家具の固定などを行う。
・手づかみ食べやスプーン・フォークの使用を温かく見守る。
言語 ・「もっと牛乳」など、二語文を話す17
・絵本の中のものを指さす17
・簡単な指示に従う1
・子どもの言葉を「そうだね、もっと牛乳が飲みたいんだね」と広げて返す。
・毎日、絵本の読み聞かせの時間を作る。
・たくさん話しかけ、子どもの反応を待つ。
知性・認知 ・おもちゃのスイッチやボタンを使おうとする17
・簡単なごっこ遊びをする21
・片手で物を持ち、もう片方の手で操作する17
・ごっこ遊びに付き合い、想像力を引き出す。
・簡単なルールのある遊び(ボールのやり取りなど)で実行機能を育む。
・「なぜ?」の質問に根気よく付き合う。
心・社会性 ・自己主張が強くなる(イヤイヤ期)1
・他人が悲しんでいると気づく17
・「自分のもの」という意識が芽生える26
・子どもの感情をまず受け止め、「嫌だったね」と代弁する。
・「どっちにする?」と限定された選択肢を与え、自己決定感を尊重する。
・大人が共有する姿を見せ、「どうぞ」「ありがとう」のやり取りを促す。

繰り返しになりますが、子どもの発達には個人差があります。しかし、保護者として何か強い懸念を感じる場合は、一人で抱え込まずに専門家に相談することが大切です。この素晴らしい、しかし挑戦的な22ヶ月という時期を、親子で共に成長する貴重な時間として楽しんでいただけることを心から願っています。

免責事項
本記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスに代わるものではありません。健康上の懸念がある場合や、ご自身の健康や治療に関する決定を下す前には、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。

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