【専門家監修】ペパーミントオイルの美容効果と科学的根拠|髪・肌への安全な使い方から副作用まで徹底解説
皮膚科疾患

【専門家監修】ペパーミントオイルの美容効果と科学的根拠|髪・肌への安全な使い方から副作用まで徹底解説

ペパーミントオイル(ハッカ油)は、その爽快な香りで多くの人に親しまれていますが、近年、その美容効果にも注目が集まっています。しかし、インターネット上には逸話的な情報や誤った使い方が溢れており、その効果とリスクを科学的根拠に基づいて正しく理解することが極めて重要です。米国国立補完統合衛生センター(NCCIH)もペパーミントオイルの特定の健康目的での使用に関する研究を概説していますが、その安全性と有効性には慎重な評価が必要です12。本記事は、JAPANESEHEALTH.ORG編集委員会が、単なる噂や個人の体験談ではなく、査読付き科学論文や国内外の権威ある専門機関の指針に基づき、ペパーミントオイルの美容法を徹底的に解剖します。その作用機序から、髪や肌への具体的な効果、そして最も重要な「安全な使用法」と「潜在的リスク」まで、専門家の視点から包括的に解説します。

本記事の科学的根拠

この記事で提示されるすべての医学的知見は、以下に示すような信頼性の高い情報源に厳密に基づいています。読者の皆様が一次情報源を検証できるよう、各情報源の重要性を明記します。

  • 国際的な査読付き科学論文: PubMed(米国国立医学図書館)などに掲載された臨床試験やレビュー論文(例: Oh JYらによる育毛研究3、Elsaie MLらによる鎮痒研究4)を引用し、科学的エビデンスの核としています。
  • 日本国内の権威ある機関の指針: 公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)が定める安全基準5や、日本皮膚科学会(JDA)の診療ガイドライン6における見解を重視し、日本国内での実践における信頼性の高い指針としています。
  • 国内外の公的機関による安全性情報: 米国国立補完統合衛生センター(NCCIH)1、日本の厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』(eJIM)2、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBN)7が提供する客観的な安全性データを引用し、リスク情報を公平に提示します。

【重要】本記事の目的と免責事項
この記事は、ペパーミントオイルに関する最新の科学的知見を情報提供するものであり、個別の医学的診断や治療に代わるものではありません。皮膚や頭皮に疾患がある場合や、使用に際して不安がある場合は、必ず皮膚科専門医にご相談ください。

要点まとめ

  • ペパーミントオイルの育毛や鎮痒効果は、主成分「l-メントール」の血流促進作用や感覚受容体への働きかけによるもので、一部、科学的研究によってその可能性が示唆されています。
  • 育毛効果に関する研究は主に動物実験段階であり、日本の皮膚科学会は円形脱毛症へのアロマテラピーを推奨していません6
  • 安全な使用が絶対条件です。原液での使用は皮膚炎のリスクがあり、キャリアオイルで顔には0.5%以下、体には1%以下に希釈することが日本アロマ環境協会(AEAJ)により推奨されています5
  • 乳幼児への顔への塗布は呼吸困難のリスクから絶対禁忌であり、妊婦や敏感肌の方も使用には細心の注意が必要です2
  • 医学的な治療が必要な皮膚疾患(アトピー性皮膚炎、AGAなど)に対して、自己判断で使用するのではなく、まず専門医に相談することが最も重要です。

第1部:作用の核心 – ペパーミントオイルの科学

ペパーミントオイルの多くの効果は、その主成分である「l-メントール」に由来します。この化合物が、どのように私たちの体に作用するのかを理解することが、効果とリスクを正しく知る鍵となります。

ペパーミントオイルの主成分「l-メントール」の薬理作用

1. 感覚受容体への作用(鎮痒・冷感):TRPM8チャネルの活性化

l-メントールは、皮膚の感覚神経に存在するTRPM8(Transient Receptor Potential Melastatin 8、通称「冷感受容体」)というイオンチャネルを特異的に活性化させます89。これにより、実際には温度が下がっていなくても、脳に「冷たい」という信号が送られます。この冷感刺激が、かゆみの信号を伝達する神経経路と干渉し、結果としてかゆみを抑制する「カウンター刺激」として機能することが、Palkar氏らの研究で示唆されています1011

2. 血管への作用(血流促進)

TRPM8受容体の活性化は、冷感を引き起こすだけでなく、局所的な血管拡張を誘発し、皮膚の血流を増加させる作用があることが報告されています12。Healthlineの記事でも、この血流促進効果について言及されています13。Craighead氏らの研究によれば、メントールによるこの作用は、皮膚組織への酸素や栄養素の供給を改善する可能性があり、後述する育毛効果のメカニズムの一つと考えられています12

3. 皮膚バリアへの作用(経皮吸収促進)

l-メントールには、皮膚の最外層である角層の細胞間脂質の構造を一時的に変化(流動化)させ、他の物質の皮膚への浸透性を高める「経皮吸収促進剤」としての働きがあります14。この点については、日本の研究者である星薬科大学の小幡誉子氏らが、放射光X線を用いた先進的な実験で、メントールが角層脂質のラメラ構造を乱し、薬物の透過経路を形成する可能性を明らかにしています1516

専門家の視点
この経皮吸収促進作用は、有用な美容成分の浸透を助ける可能性がある一方で、同時にアレルゲンや刺激物など、本来バリアすべき不要な物質まで皮膚の深部に浸透させてしまうリスクも伴う「諸刃の剣」です。2001年のBelsito氏らによる化粧品成分としての安全性評価報告書でも、メントールのこの作用が他の成分の安全性に影響を与えうる可能性が指摘されており、使用には注意が必要です17

第2部:【エビデンスレベル別】期待される美容効果

ペパーミントオイルの美容効果について、現在の科学的エビデンスがどのレベルにあるのかを、トピック別に詳しく見ていきましょう。

1. 髪と頭皮への効果:育毛から皮脂コントロールまで

育毛促進に関する有望な基礎研究が存在しますが、日本の皮膚科学会は慎重な見解を示しており、その結果の解釈には注意が必要です。

育毛促進効果の科学的検証

エビデンス(動物実験): 2014年にOh JY氏らが発表したマウスを用いた研究は、ペパーミントオイルの育毛効果に関する議論で頻繁に引用されます318。この研究では、マウスの背中に3%のペパーミントオイル(PEO)を4週間塗布したところ、AGA(男性型および女性型脱毛症)治療薬として知られるミノキシジル(MXD)の3%溶液と同等以上の発毛促進効果が観察されました。具体的には、毛髪成長率はPEO群で92%に達し、対照群(生理食塩水)の35%やホホバオイル群の55%を大幅に上回り、真皮の厚さ、毛包の数、毛包の深さにおいても統計的に有意な増加(p<0.01)が認められました。また、発毛促進に関わる成長因子IGF-1の遺伝子発現も有意に増加していました。
作用機序の結合: この効果の背景には、前述したl-メントールによるTRPM8受容体の活性化を介した局所的な血流促進作用が、毛母細胞への栄養供給を増加させた可能性が考えられます12
権威ある見解(日本): ここで極めて重要なのは、日本の最高権威である日本皮膚科学会(JDA)の見解です。「円形脱毛症診療ガイドライン2017年版」において、アロマテラピー(ペパーミントオイルを含む)は「行うべきではない」(推奨度: C2)と結論付けられています6。その理由は、効果を示す質の高い臨床試験(人間を対象とした信頼できる研究)が存在しないためです。Oh氏らの研究はあくまで動物実験であり、その結果がそのまま人間に当てはまるわけではありません。この事実は、育毛効果を期待する際に必ず念頭に置くべきです。

脂性頭皮とフケへのアプローチ

ペパーミントオイルが、フケの原因菌の一つであるマラセチア菌 (Malassezia) に対して抗真菌活性を持つことを示唆する基礎研究や19、皮脂の分泌をコントロールする可能性を示す研究が存在します20。しかし、これらが直接的にフケや脂性頭皮を改善するという臨床的な証拠はまだ限定的です。

注意喚起
脂漏性皮膚炎など、医学的な診断がつく状態の場合は、自己判断での使用は症状を悪化させる可能性があります。必ず皮膚科専門医の診断と治療を優先してください。

2. 皮膚への効果:ニキビ、かゆみ、オイリー肌

慢性的なかゆみに対する有効性を示す臨床研究が存在する一方、ニキビへの効果はまだ基礎研究の段階です。

慢性的なかゆみ(掻痒)に対する鎮痒効果

エビデンス(臨床研究): 2016年にElsaie ML氏らが実施した研究では、腎臓病や肝臓病、糖尿病などに伴う慢性的な掻痒症に悩む患者50名を対象に、5%のペパーミントオイルまたはプラセボ(偽薬)を2週間塗布しました421。その結果、ペパーミントオイルを塗布した群では、かゆみの重症度スコア(5-D itch scale)が統計的に有意に改善したこと(p<0.05)が報告されています。これは、ペパーミントオイルが難治性のかゆみに対して有効である可能性を示す重要な臨床データです。
作用機序の結合: この効果は、l-メントールがTRPM8受容体を活性化させることで、かゆみの信号を脳に伝える神経の働きを抑制するメカニズムによるものと考えられます1011

ニキビへの応用と限界

エビデンス(基礎研究): 複数の基礎研究において、ペパーミントオイルがニキビの主な原因菌であるアクネ菌(Propionibacterium acnes)や、皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)に対して抗菌活性を持つことが示されています2223。これは、ニキビの予防や悪化防止に役立つ可能性を示唆するものです。
限界とリスク: しかし、これらの基礎研究の結果が、直接的に「ニキビが治る」ことを保証するものではありません。人間を対象とした信頼性の高い臨床試験は不足しています。むしろ、高濃度のペパーミントオイルは強い皮膚刺激性を持ち、炎症を起こしているニキビをさらに悪化させるリスクがあるため、注意が必要です。

皮脂分泌とオイリー肌

ペパーミントの香りを嗅ぐことや皮膚への塗布が、5α-レダクターゼ活性を阻害し、皮脂分泌を抑制する可能性を示唆する特許情報などが存在します20。しかし、これもまだ一般的に確立された効果ではなく、今後の研究が待たれる分野です。

3. 口唇への効果:乾燥と荒れの改善

ペパーミントオイルを含む製品が、唇の荒れを改善したという臨床報告があります。
エビデンス(臨床研究): 2024年にWongrathanandha氏らが発表した研究では、ペパーミントオイルを含む複数のハーブ成分を配合したリップ製品が、プラセボとして用いられたワセリンと比較して、唇の水分量を有意に改善し、唇の荒れ(chapped lips)を有意に軽減した(p<0.05)と報告されました24
注意点: これはあくまで複合成分による効果であり、ペパーミントオイル単独の効果を証明するものではない点を理解する必要があります。また、唇の皮膚は非常に薄くデリケートなため、使用する際は特に低濃度(0.5%以下)を守り、刺激がないか十分に確認することが不可欠です。

第3部:【最重要】安全な使用法と絶対的な注意事項

ペパーミントオイルの恩恵を受けるためには、そのリスクを深く理解し、安全な使用法を厳守することが絶対条件です。誤った使い方は、効果がないばかりか、深刻な皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。

1. 皮膚刺激とアレルギー反応のリスク

ペパーミントオイルは、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所(NIBN)や米国国立補完統合衛生センター(NCCIH)のデータベースでも指摘されている通り、接触皮膚炎、発赤、灼熱感といった皮膚刺激を引き起こす可能性があります7125。アレルギー反応(感作)を引き起こすこともあり、一度感作が成立すると、その後は微量でもアレルギー症状が誘発されるようになるため、特に注意が必要です。

2. 必須の希釈方法と濃度

なぜ希釈が必要か: 精油(エッセンシャルオイル)は、植物の有効成分を極めて高濃度に凝縮した液体です。原液のまま皮膚に塗布することは、化学熱傷(やけど)に似た深刻な皮膚障害を引き起こす可能性があり、絶対に避けるべきです526
具体的な希釈方法: 日本アロマ環境協会(AEAJ)の安全ガイドラインでは、皮膚への使用における精油の希釈濃度を1%以下にすることを推奨しています5。特に顔や粘膜に近いデリケートな部分に使用する場合は、0.5%以下という、より低い濃度から試すことが賢明です。

計算方法の例:
キャリアオイル(ホホバオイル、スイートアーモンドオイルなど、刺激の少ない植物油)10mlに対して、精油1滴(約0.05ml)を混ぜると、濃度は約0.5%になります。

3. パッチテストの義務

初めてペパーミントオイルを使用する前、あるいは新しい製品を試す前には、必ずパッチテストを行ってください。上記の方法で希釈したオイルを、腕の内側などの柔らかい皮膚に少量塗布し、絆創膏などで保護します。その後、24時間から48時間、赤み、かゆみ、腫れ、発疹などの異常が出ないかを確認します27。異常が見られた場合は、直ちに使用を中止し、石鹸で洗い流してください。

4. 使用を絶対に避けるべき対象者と状況

以下の対象者や状況では、ペパーミントオイルの使用は重大な健康被害を引き起こす可能性があるため、絶対に使用を避けるか、使用前に必ず医師に相談してください。

  • 乳幼児: 特に3歳未満の乳幼児の顔や鼻の周りにメントールを含む製品を塗布すると、けいれんや呼吸停止など、生命に関わる重篤な副作用を引き起こす可能性があります。これは米国国立補完統合衛生センター(NCCIH)および日本の厚生労働省eJIMが強く警告している事項です12。芳香浴以外の使用は避けるべきです。
  • 妊婦・授乳婦: 妊婦や授乳婦に対するペパーミントオイルの安全性は確立されていません。使用前に必ず産婦人科医やかかりつけ医に相談してください1
  • てんかんや心臓疾患のある方: 特定の疾患を持つ方は、精油の使用が症状に影響を与える可能性があります。
  • 敏感肌・アレルギー体質の人: 刺激やアレルギー反応のリスクが通常より高いため、使用は慎重に行う必要があります。
  • 目、耳の中、口の中、その他の粘膜: これらの部位への使用は、激しい刺激や損傷を引き起こすため絶対に避けてください5
  • 飲用・うがい: ペパーミントオイルの飲用は、胸やけ、吐き気、アレルギー反応、腎障害などのリスクがあり、消費者庁も注意喚起を行っています28。絶対に行わないでください。

5. プーレゴン(Pulegone)の毒性について

ペパーミントオイルには、微量ながら肝毒性を持つ可能性が指摘される「プーレゴン」という成分が含まれていることがあります。2001年の化粧品成分安全性レビュー(CIR)では、化粧品中のプーレゴン含有量を1%以下に制限することが推奨されています17。信頼できるメーカーが製造し、成分分析表が添付されているような、化粧品グレードまたは食品添加物グレードの高品質な製品を選ぶことが、リスクを避ける上で重要です。

よくある質問(FAQ)

Q1: ハッカ油とペパーミントオイルは同じものですか?
A1: 厳密には異なります。学名Mentha piperitaから抽出される精油が「ペパーミントオイル」です。一方、「ハッカ油」は、日本の薬局方などで規定されるハッカ属植物(主にニホンハッカ Mentha arvensis)から得られる精油を指します。ニホンハッカ由来のハッカ油は、ペパーミントオイルよりも主成分のl-メントール含有量が高い傾向があります29。しかし、基本的な性質や安全上の注意点は共通しているため、多くの場合、類似のものとして扱われます。
Q2: どのキャリアオイルを選べば良いですか?
A2: 肌質に合わせて選ぶことが重要です。一般的には、人間の皮脂に近い組成で酸化しにくく、刺激の少ない「ホホバオイル」が最も推奨されます。その他、「アルガンオイル」「スイートアーモンドオイル」「スクワランオイル」なども人気があります。まずは少量から試し、ご自身の肌に合うものを見つけるのが良いでしょう。
Q3: 手作りの化粧水やクリームに入れても良いですか?
A3: 理論上は可能ですが、専門的な知識が必要です。手作り化粧品は、防腐剤が含まれていないため雑菌が非常に繁殖しやすく、衛生管理が極めて重要になります。作成後は必ず冷蔵庫で保管し、1週間程度で使い切る必要があります。また、乳化剤の選定など、安定した製剤を作るには化学的な知識も求められます。何よりも、顔に使用する際は推奨濃度(0.5%以下)を厳守してください。
Q4: 育毛効果を期待して、毎日使っても良いですか?
A4: 毎日使用すると、皮膚への刺激が蓄積し、かえって頭皮環境を悪化させる(接触皮膚炎など)可能性があります30。まずは週に2~3回から始めるなど、頭皮の状態を注意深く観察しながら使用頻度を調整してください。前述の通り、育毛効果は現時点で科学的に保証されておらず、AGA(男性型および女性型脱毛症)など医学的な脱毛症が疑われる場合は、自己判断に頼らず、まず皮膚科専門医に相談することが最も重要です。

結論:専門家からの最終アドバイス

ペパーミントオイルは、育毛、鎮痒、口唇ケアなどにおいて、そのポテンシャルを示す科学的エビデンスが確かに存在します。その作用の多くは主成分であるl-メントールの、血流促進や感覚受容体へのユニークな働きかけに基づいています。
しかし、本記事で繰り返し強調してきたように、これらのエビデンスはまだ限定的であり、特に育毛に関しては動物実験の段階に留まっています。その一方で、皮膚刺激やアレルギーといったリスクは、臨床的に明確に存在します。ペパーミントオイルを美容に活用する際は、「高濃度=高効果」という危険な誤解を捨て、「低濃度での安全な使用」を絶対的な原則としてください。
あなたの肌や髪の悩みが、もしアトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎、AGAといった医学的な治療を必要とする状態であるならば、ペパーミントオイルによるセルフケアに安易に頼るべきではありません。まずは皮膚科専門医の正確な診断を受けることが、最も安全で確実な解決策です。本記事が提供する科学的情報が、皆様が医師と相談される際の、信頼できる参考資料となることを心より願っています。

免責事項
This article is for informational purposes only and does not constitute professional medical advice. Always consult a qualified healthcare professional for any health concerns or before making any decisions related to your health or treatment.

参考文献

  1. National Center for Complementary and Integrative Health (NCCIH). Peppermint Oil [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://www.nccih.nih.gov/health/peppermint-oil
  2. 厚生労働省eJIM. ペパーミントオイル[ハーブ – 医療者] [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://www.ejim.mhlw.go.jp/pro/overseas/c04/38.html
  3. Oh JY, Park MA, Kim YC. Peppermint Oil Promotes Hair Growth without Toxic Signs. Toxicol Res. 2014 Dec;30(4):297-304. doi: 10.5487/TR.2014.30.4.297. PMID: 25584150; PMCID: PMC4289931. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC4289931/
  4. Elsaie ML, El Mohsen AM, Ibrahim IM, Mohey-eldin MH, Elsaie LT. Effectiveness of topical peppermint oil on symptomatic treatment of chronic pruritus. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2016 Oct 11;9:333-338. doi: 10.2147/CCID.S111244. PMID: 27785082; PMCID: PMC5066694. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC5066694/
  5. 公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ). 精油の安全な楽しみ方 [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://www.aromakankyo.or.jp/basics/safety/
  6. 日本皮膚科学会. 円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版 [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf
  7. 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所. 「健康食品」の安全性・有効性情報 [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://hfnet.nibn.go.jp/
  8. Yin Y, Wang J, Wang X, Vunjak-Novakovic G. Molecular mechanisms underlying menthol binding and activation of TRPM8 ion channel. Commun Biol. 2020 Jul 27;3(1):406. doi: 10.1038/s42003-020-01127-9. PMID: 32719421; PMCID: PMC7391767. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7391767/
  9. Macpherson LJ, Hwang DH, Miyamoto T, Dubin AE, Patapoutian A. More than cool: promising new roles for TRPM8 in organ systems. Nat Rev Mol Cell Biol. 2022 Jul;23(7):483-498. doi: 10.1038/s41580-022-00465-4. [リンク切れの可能性あり] Available from: https://m.youtube.com/watch?v=WWyojo2iSOc&pp=ygUWI-OCouODreODnuOCuOOCp-ODs-ODjA%3D%3D
  10. Palkar R, Ongun S, Catich E, Nemin V, Tsuruda P, Reeve A, et al. Cooling the Itch via TRPM8. J Invest Dermatol. 2018;138(6):1401-1403. doi: 10.1016/j.jid.2017.12.032. PMCID: PMC6301073. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6301073/
  11. St. John Smith E, Reeve A. Cooling Relief of Acute and Chronic Itch Requires TRPM8 Channels and Neurons. J Invest Dermatol. 2020 Aug;140(8):1510-1512. doi: 10.1016/j.jid.2020.02.015. PMCID: PMC7428824. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC7428824/
  12. Craighead DH, Shank SW, Alexander LM. Menthol-induced activation of TRPM8 receptors increases cutaneous blood flow across the dermatome. Am J Physiol Regul Integr Comp Physiol. 2022 Jan 1;322(1):R80-R88. doi: 10.1152/ajpregu.00194.2021. PMID: 34816913; PMCID: PMC8791073. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8791073/
  13. Healthline. Peppermint Oil: Uses, Benefits, and Side Effects [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://www.healthline.com/health/benefits-of-peppermint-oil
  14. 城西大学. 経皮吸収促進効果に関する研究 [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://libir.josai.ac.jp/il/user_contents/02/G0000284repository/pdf/JOS-PhDZ25.pdf
  15. 小幡誉子, 他. 放射光X線を利用した皮膚角層脂質に及ぼす外用剤製剤成分の作用機構解明. KAKENHI-PROJECT-18590039 研究成果報告書. 2008. Available from: https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-18590039/18590039seika.pdf
  16. 杉林惇, 小幡誉子. 経皮吸収型製剤の開発と製剤成分の作用機構. 星薬科大学紀要. 2010;52:9-24. Available from: https://stella.repo.nii.ac.jp/record/138/files/Hoshiyakukiyou_052_p9.pdf
  17. Belsito D, Bickers D, Hill R, Klaassen C, Liebler D, Marks JG Jr, et al. Final report on the safety assessment of Mentha Piperita (Peppermint) Oil, Mentha Piperita (Peppermint) Leaf Extract, Mentha Piperita (Peppermint) Leaf, and Mentha Piperita (Peppermint) Leaf Water. Int J Toxicol. 2001;20 Suppl 3:79-105. PMID: 11766133. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11766133/
  18. Oh JY, Park MA, Kim YC. Peppermint Oil Promotes Hair Growth without Toxic Signs. PubMed [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25584150/
  19. Divi. Seborrheic Dermatitis: Causes, Symptoms, and Treatment [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://www.diviofficial.com/blogs/scalp-health/seborrheic-dermatitis-symptoms-causes-treatment
  20. 特許庁. JP2013209304A – 5α−レダクターゼ活性阻害剤、並びにそれを含有する抗男性ホルモン剤、皮脂分泌抑制剤、育毛剤、前立腺肥大抑制剤及びニキビ改善剤 [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1800/PU/JP-2013-209304/E7E0D36D2088B4AF4BF8601676839352A9801C46E31C01BD4B457D7D9A440D83/10/ja. [リンク切れの可能性あり]
  21. Elsaie ML, et al. Effectiveness of topical peppermint oil on symptomatic treatment of chronic pruritus. ResearchGate [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://www.researchgate.net/publication/309024919_Effectiveness_of_topical_peppermint_oil_on_symptomatic_treatment_of_chronic_pruritus
  22. Curology. Peppermint oil for skin: The benefits and risks [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://curology.com/blog/peppermint-oil-for-skin-the-benefits-and-risks/
  23. Wińska K, Mączka W, Łyczko J, Grabarczyk M, Czubaszek A, Szumny A. Commercial Essential Oils as Potential Antimicrobials to Treat Skin Diseases. Molecules. 2019 May 28;24(11):2030. doi: 10.3390/molecules24112030. Available from: https://www.mdpi.com/1420-3049/24/11/2030
  24. Wongrathanandha C, Wichayapinyo O, Sridech P, Nam-Kung N, Kum-Ard O. Efficacy of a Novel Polyherbal Lip Hydrant in Improving Lip Hydration and Attenuating Chemically Induced Lip Chapping: A Randomized Double-Blind Controlled Evaluation. J Cosmet Dermatol Sci Appl. 2024;14(2):8. doi: 10.4236/jcdsa.2024.142008. PMCID: PMC11866276. Available from: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11866276/
  25. 日本香料工業会. ペパーミント、セイヨウハッカ油の一般的な危険情報は何か… [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://www.fpa.or.jp/johocenter/yakuji-main/_1635.html?mode=0&classId=16&blockId=41187&dbMode=article&searchTitle=&searchClassId=-1&searchAbstract=&searchSelectKeyword=&searchKeyword=&searchMainText=
  26. Loss Zero. ハッカ油の驚きの効果! 心も体もスッキリ! [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://losszero.jp/blogs/column/col_353
  27. アクアヴィーテ. アロマテラピーの注意事項 [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: http://gigaplus.makeshop.jp/aquavitae/Biz/howtouse.html
  28. 公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ). AEAJからのお知らせ | 消費者庁からの精油の使い方に関する注意喚起について [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://www.aromakankyo.or.jp/aeaj-news/detail/2296
  29. かわしま屋. ハッカ油とは?効果的な使い方や注意点 [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://kawashima-ya.jp/contents/?p=30463
  30. りっつんブログ. 「北見のハッカ油」を捨てたあ?!まずは髪と足に使ってみて。 [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://rittsun.com/okiniiri/zattuka/mint-oil-2/
  31. 厚生労働省. 厚生労働科学研究費補助金 食品の安全確保推進研究事業 「健康食品」の安全性・有効性情報デ [インターネット]. [引用日: 2025年6月21日]. Available from: https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/download_pdf/2015/201522039A.pdf
この記事はお役に立ちましたか?
はいいいえ