環状肉芽腫は、特徴的な見た目から心配されやすい皮膚の病気ですが、多くは良性で、自然に消えることも少なくありません。2 しかし、その原因はまだ完全には解明されておらず、まれに糖尿病などの全身の病気と関連することもあり、正しい知識を持つことがとても重要です。3
この記事では、JAPANESEHEALTH.ORG編集部が、環状肉芽腫とは一体どのような病気なのか、考えられる原因、様々な症状のタイプ、標準的な治療から最新の治療法まで、そして多くの方が心配される糖尿病との関係について、国内外の最新の研究結果45を交えながら、専門家の視点でどこよりも詳しく、そして分かりやすく徹底的に解説します。
この記事でわかること
- 環状肉芽腫は、真皮の炎症によって起こる良性の皮膚疾患であり、他人にうつることはありません。6
- 典型的な症状は、手足の甲などにできる輪っか状の盛り上がりで、多くは痛みやかゆみを伴いません。7
- 原因は不明ですが、軽微な怪我や感染症、日光などが引き金になる遅延型アレルギー反応と考えられています。2
- 多くは自然に治る可能性があるため、見た目が気にならなければ経過観察も選択肢の一つです。2
- 治療法はステロイドの塗り薬や注射が中心ですが、最新治療としてJAK阻害薬の有効性も報告されています。8
- 特に全身に広がる「汎発性」のタイプでは、糖尿病や脂質異常症、甲状腺疾患などを合併することがあるため注意が必要です。3
1. 環状肉芽腫(かんじょうにくげしゅ)とは?- 基本的な知識
まずは、環状肉芽腫がどのような病気なのか、基本的な知識から見ていきましょう。
1.1. 環状肉芽腫の定義
環状肉芽腫は、皮膚の深い部分である「真皮」でコラーゲン線維が変性し、その周りに「組織球」という免疫細胞が集まって「肉芽腫(にくげしゅ)」と呼ばれる炎症性の塊を作る、良性で慢性の皮膚疾患です。2 最も特徴的なのは、皮膚の表面が堤防のようにリング状(環状)に盛り上がることで、この名前が付けられました。通常、痛みやかゆみといった自覚症状はほとんどなく、多くの方がその特徴的な見た目を心配して医療機関を受診されます。7
1.2. 他の皮膚病との違い(体部白癬、サルコイドーシスなど)
その環状の見た目から、水虫の一種である「体部白癬(たむし)」と間違われることがあります。しかし、体部白癬では表面にカサカサした鱗屑(りんせつ)と呼ばれるフケのようなものが付着し、かゆみを伴うことが多いのに対し、環状肉芽腫には通常、鱗屑がないことが鑑別の重要なポイントとなります。2 また、同じく皮膚に肉芽腫を作る「サルコイドーシス」という病気との区別が必要な場合もあります。この鑑別には、後述する皮膚生検が最も確実な方法です。9
1.3. 疫学:どのような人に多いのか?
環状肉芽腫は乳児から高齢者まで、あらゆる年齢層で発症する可能性がありますが、特に30歳未満の若年成人や小児に多く見られます。26 性別では、女性のほうが男性の約2倍発症しやすいと報告されています。2 特に、後述する「皮下型」というタイプについては、2020年に群馬大学の関口明子医師、茂木精一郎教授らが発表した日本の85症例をまとめたレビューによると、5歳以下の小児に発症のピークが見られることが示されています。5
2. 環状肉芽腫の症状:多彩な臨床像
環状肉芽腫は、一つの病気でありながら、その現れ方(病型)によって見た目やできやすい場所が異なります。ご自身の症状がどのタイプに近いか、確認しながら読み進めてみてください。
2.1. 限局型(Localized Type)
これは最も一般的に見られるタイプで、全体の約75%を占めます。10 手の甲、足の甲、手首、足首、指、肘、膝など、骨に近い部分にできやすいのが特徴です。6 直径1cmから5cmほどの、肌色から淡い赤色の皮疹が1個から数個現れます。皮疹の縁は硬く堤防のように盛り上がり、中央部分は正常な皮膚色か、ややへこんでいるように見えます。6 限局型の多くは、特別な治療をしなくても1〜2年以内に自然に消えることが期待されます。6
2.2. 汎発性(はんぱつせい)型(Generalized/Disseminated Type)
汎発性型は、皮疹が10個以上あり、体幹、首、腕、脚など、広範囲にわたって左右対称に出現するタイプです。10 主に成人に多く見られ、日本の症例の約8〜15%を占めるとされています。6 限局型よりも治りにくく、長く続く傾向があります。多くは無症状ですが、一部の患者さんでは、かゆみや圧痛を伴うことがあります。2 また、まれにHIV感染症との関連が報告されることもあります。10
2.3. 皮下型(Subcutaneous Type)
皮下型は、主に健康な小児に見られるタイプです。皮膚の深い部分、皮下組織に硬いしこり(結節)として現れます。6 通常、痛みはありません。できやすい場所は、すね、足の甲、お尻、手のひら、そして頭皮です。10 前述の群馬大学の研究レビュー5によると、日本の小児症例では下腿(すね)、足背(足の甲)、頭部が好発部位でした。多くは自然に消えるため、診断がつけば積極的な治療は行わず、経過観察となることが多いです。5
2.4. その他の稀な病型(穿孔型、局面型など)
非常に稀ですが、上記以外の特殊なタイプも存在します。皮疹の中央部が壊れて内容物が外に排出される「穿孔型(せんこうがた)」は、かゆみや痛みを伴うことがあり、傷跡が残りやすいとされています。10 また、堤防状の盛り上がりがはっきりせず、平らに盛り上がる「局面型」というタイプもあります。310
3. 環状肉芽腫の原因:なぜできるのか?
環状肉芽腫がなぜできてしまうのか、その正確な原因はまだ完全には解明されていません。しかし、専門家の間ではいくつかの有力な仮説が立てられており、様々な要因が引き金(誘因)になると考えられています。
3.1. 主要な仮説:遅延型過敏反応
現在、最も有力な説は、何らかの未知の抗原(アレルギーの原因物質)に対する「IV型アレルギー(遅延型過敏反応)」が起きているというものです。211 これは、特定の免疫細胞であるTリンパ球が主役となるアレルギー反応で、ツベルクリン反応や金属アレルギーなどと同じタイプです。何らかのきっかけで皮膚の成分が変化し、それを免疫システムが「異物」と誤認して攻撃してしまうことで、肉芽腫が形成されるのではないかと考えられています。
3.2. 考えられる誘因
以下のような様々な出来事が、発症のきっかけ(誘因)になりうると報告されています。ただし、これらはすべての人に当てはまるわけではなく、多くは誘因が特定できないまま発症します。
- 軽微な外傷: 虫刺され、動物による咬み傷、けが、カミソリ負け、ウイルス性のイボなどがきっかけとなることがあります。712
- 感染症: B型肝炎、C型肝炎、HIV、EBウイルス、水痘・帯状疱疹ウイルス(水ぼうそうや帯状疱疹の原因)などとの関連が指摘されています。6
- 日光暴露: 日光に当たる腕や手の甲などに発症したり、夏に悪化したりすることがあります。7
- その他: ワクチン接種や、結核の検査であるツベルクリン反応の後に出現したという報告もあります。6
3.3. 全身性疾患との関連
環状肉芽腫、特に広範囲に広がる汎発性のタイプは、他の全身性の病気と関連して見られることがあるため、注意が必要です。皮疹が、体からの何らかのサインである可能性も考えられます。
- 糖尿病: 最もよく知られている関連疾患です。3 関連の強さについては専門家の間でも議論がありますが、特に汎発性の環状肉芽腫の患者さんでは、糖尿病を合併している率が高い傾向にあるとされています。4
- 脂質異常症(高脂血症): 近年、糖尿病と並んで関連が注目されています。日本の症例報告では、高脂血症の治療によって脂質の値が改善したところ、長年治らなかった汎発性の環状肉芽腫が劇的に消えたというケースも報告されています。1314
- 甲状腺疾患: 甲状腺の機能が亢進するバセドウ病や、機能が低下する橋本病などの自己免疫性甲状腺疾患との関連が報告されています。3
- 悪性腫瘍: 非常に稀ですが、悪性リンパ腫などの血液のがんや、肺がん、乳がんなどの固形がんの皮膚症状として環状肉芽腫が現れることがあります。36 そのため、急速に全身に広がる場合や、高齢で発症した場合などは、慎重な検査が必要になることがあります。
4. 診断と検査:どうやって診断されるのか?
「この輪っか状の皮疹は本当に環状肉芽腫なのだろうか?」と疑問に思われる方も多いでしょう。ここでは、皮膚科で行われる診断プロセスについて解説します。
4.1. 診察とダーモスコピー
多くの場合、環状肉芽腫は特徴的な臨床症状、つまり「輪っか状に堤防のように盛り上がっている」「表面にカサカサした鱗屑がない」といった見た目から、皮膚科専門医が診察するだけで診断が可能です。2 補助的な検査として、ダーモスコピー(またはダーモスコープ)という特殊な拡大鏡で皮疹を観察することもあります。これにより、皮疹の内部の色調や血管のパターンなどを詳しく見ることができ、他の疾患との鑑別に役立ちます。
4.2. 確定診断のための皮膚生検
診断が難しい非典型的な場合や、前述のサルコイドーシスや真菌感染症など、他の病気の可能性を完全に取り除く必要がある場合には、確定診断のために「皮膚生検」が行われます。3 これは、局所麻酔をした上で、皮疹の一部(通常は数ミリ程度)をメスや特殊な器具で採取し、病理組織標本を作成して顕微鏡で詳しく調べる検査です。9 環状肉芽腫の病理組織像には特徴があり、変性したコラーゲン線維の周りを組織球が柵(さく)のように整然と取り囲む「柵状肉芽腫(palisading granuloma)」という像が見られます。9
4.3. 全身疾患を調べるための追加検査
特に汎発性の環状肉芽腫が疑われる場合や、問診で糖尿病、脂質異常症、甲状腺疾患、悪性腫瘍などを疑わせる症状や既往歴がある場合には、それらの全身性疾患の有無を調べるために追加の検査が行われることがあります。3 具体的には、血糖値やHbA1c、コレステロールや中性脂肪、甲状腺ホルモンなどを調べる血液検査や、必要に応じて胸部X線などの画像検査が検討されます。9
5. 環状肉芽腫の治療法:選択肢とエビデンス
環状肉芽腫の治療は、病型、皮疹の範囲、かゆみなどの症状の有無、そして何よりも患者さんご自身の希望を総合的に考慮して決定されます。非常に重要な点として、限局型などでは自然に治る可能性も十分にあるため、必ずしもすべてのケースで積極的な治療が必要なわけではありません。2
重要なポイント:治療の基本方針
限局型で特に症状がなく、見た目もあまり気にならない場合は、治療をせずに注意深く経過を観察することも有効な選択肢の一つです。2 治療を行う場合の目的は、主に美容的な見た目の改善や、かゆみなどの自覚症状を和らげることにあります。
ここでは、治療の選択肢を、一般的に行われる順序(治療の梯子)に沿って解説します。
5.1. 第一選択:外用薬・局所療法
これらは、皮疹が限られている場合にまず試される治療法です。
- ステロイド外用薬: 最も一般的に用いられる治療法です。抗炎症作用のある強力なクラスのステロイド軟膏やクリームを患部に塗布します。ステロイド成分が含まれたテープ剤(ドレニゾンテープなど)を貼る方法も、薬の吸収を高めるために有効です。2 ただし、これらの治療法の有効性は、大規模な臨床試験ではなく、多くの専門家の経験や後方視的な研究に基づいています。4
- ステロイド局所注射: 外用薬で十分な効果が見られない場合に選択されます。ステロイド薬を皮疹の中に直接注射する方法で、外用薬よりも早く、高い効果が期待できます。2
- 凍結療法: 液体窒素を用いて病変部を凍結させる治療法です。いぼの治療などでも用いられる方法で、凍結による軽い炎症反応が、肉芽腫を解消するきっかけになると考えられています。2
- タクロリムス外用薬: ステロイドとは異なる作用を持つ免疫抑制剤の塗り薬です。ステロイドによる副作用が心配な場合などに選択肢となることがあります。2
5.2. 第二選択:光線療法・全身療法
皮疹が広範囲に及ぶ汎発性や、局所療法で改善しない難治性の場合に検討される治療法です。
- 光線療法(紫外線療法): 免疫反応を調節する作用のある特殊な紫外線を照射する治療法です。15 汎発性の環状肉芽腫に有効な選択肢とされています。PUVA(プーバ)療法、ナローバンドUVB療法、エキシマライトといった種類があり、日本の症例でナローバンドUVBが有効であったという報告もあります。16
- 全身療法(内服薬):
5.3. 最新・研究中の治療法:JAK阻害薬など
近年、環状肉芽腫の病態解明が進み、新たな治療法の開発が期待されています。その中でも特に注目されているのが「JAK(ジャック)阻害薬」です。
近年の研究で、環状肉芽腫の肉芽腫形成には、「JAK-STAT」と呼ばれる細胞内の免疫シグナル伝達経路が深く関与していることが明らかになってきました。48 JAK阻害薬は、このシグナル伝達をブロックすることで、過剰な免疫反応を抑える新しいタイプの薬です。関節リウマチやアトピー性皮膚炎の治療薬としてすでに使用されています。
そして、2025年に中東遠総合医療センターの柚木まりな医師、近藤周平医師らによって、JAK阻害薬の一つであるバリシチニブ(商品名:オルミエント)の内服によって、長年治らなかった難治性の汎発性環状肉芽腫が劇的に改善したという2名の日本人患者の症例が報告されました。8 これは、日本の患者さんにとっても非常に希望の持てるニュースです。現時点では、これらの治療は保険適用外の自由診療となりますが、将来的に環状肉芽腫の新たな標準治療となる可能性を秘めています。
6. 生活上の注意とセルフケア
環状肉芽腫を予防するための明確な方法は確立されていません。しかし、発症の誘因となりうることを避けることが、悪化を防ぐ上で役立つ可能性があります。7
- 皮膚への刺激を避ける: 強い日差し(紫外線)や、けが、虫刺されなどが引き金になることが報告されているため、可能な範囲でこれらの刺激から皮膚を守ることが推奨されます。712
- 基礎疾患の管理: 糖尿病や脂質異常症などの基礎疾患がある場合は、その病気のコントロールをしっかり行うことが重要です。基礎疾患の状態が改善することが、間接的に皮疹の改善につながる可能性も報告されています。1315
7. よくある質問(FAQ)
ここでは、患者さんからよく寄せられる質問にお答えします。
Q1. 環状肉芽腫は他人にうつりますか?
Q2. 放置すると、がんになりますか?
Q3. 子供にできましたが、大丈夫でしょうか?
Q4. 治療にはどのくらいの期間がかかりますか?
8. 結論:専門医への相談のすすめ
環状肉芽腫は、その多くが健康上の大きな問題を引き起こさない良性の疾患であり、自然に治癒することも期待できる病気です。しかし、その特徴的な見た目は心理的なストレスの原因となり得ますし、稀ではありますが、糖尿病や脂質異常症、さらには悪性腫瘍といった全身の病気が隠れているサインである可能性も否定できません。
したがって、「どうせ治るだろう」と自己判断で放置するのではなく、一度は皮膚科専門医の正確な診断を受けることが極めて重要です。特に、皮疹が急に全身に広がった場合や、他に気になる体調の変化がある場合は、ためらわずに専門医に相談してください。
この記事で提供された情報が、あなたの状態を理解し、不安を和らげるための一助となれば幸いです。しかし、これはあくまで一般的な情報提供であり、個々の診断や治療計画に代わるものではありません。新しい治療法に関心がある場合は、大学病院など、より専門的な医療機関の医師に相談し、最新の知見について尋ねてみるのも良いでしょう。あなたの皮膚の健康について、信頼できる専門家と共に最善の道を見つけていくことを心から願っています。
この記事は情報提供のみを目的としており、専門的な医学的アドバイスに代わるものではありません。健康上の問題や症状がある場合は、必ず資格のある医療専門家にご相談ください。
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