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結論から言うと… アネトンせき止め錠は短期的な「咳・たん」の症状緩和を目的とした指定第2類医薬品です。コデイン(鎮咳)+メチルエフェドリン(気管支拡張)+抗ヒスタミン(アレルギー性の咳要因)+去痰生薬(セネガ)を組み合わせています。ただし、風邪(上気道感染)の咳に対するコデインの有効性は研究で一貫せず、効果は個人差が大きい点に注意が必要です。
根拠: 成分の薬理作用 + PubMed上の関連研究(臨床試験/系統的レビュー等)および添付文書情報に基づく科学的評価
購入判断ガイド
✅ こんな方におすすめ
- 咳がつらく、特に夜間の咳で眠れないなど、短期間の症状緩和を優先したい方
- 乾いた咳だけでなく、たんが絡む不快感も同時にケアしたい方
- 添付文書の禁忌に該当せず、用法用量を守って短期使用できる方
⚠️ 様子見がおすすめ
- 軽い咳で日常生活に大きな支障がなく、水分・加湿・休養で様子を見られる方
- 眠気が出る可能性があり、運転や危険作業を避けられない方
❌ おすすめしない方
- 12歳未満(添付文書上、服用不可)
- 本剤でアレルギー歴がある方、または授乳中(原則避ける)
- 緑内障、排尿困難、重い呼吸器疾患、閉塞性睡眠時無呼吸症候群など、添付文書で注意喚起される持病がある方
⚡ 知っておくべき3つの重要ポイント
Amazonの商品説明だけでは分かりにくい「重要な前提」を整理します。
🔬 ポイント1: 「咳止め=原因を治す」ではない
多くの急性の咳は、上気道感染(いわゆる風邪)に伴う一過性症状で、原因が自然軽快するとともに改善します。鎮咳薬は症状を一時的に和らげる目的で、病気そのものを治療する薬ではありません。したがって「短期で楽になるか」を軸に判断し、長期連用は避けるのが基本です(系統的レビューでは急性咳に対するOTC薬の効果は限定的と報告)。
💡 ポイント2: コデインは「効く人もいる」が、風邪の咳では一貫しない
コデインは中枢性鎮咳薬として長年使われていますが、上気道感染の咳においては、プラセボとの差が出にくい試験が報告されています。つまり、効くかどうかは咳のタイプ・原因・個人差に左右されやすく、「必ず止まる」とは言えません。
⚠️ ポイント3: 眠気・呼吸抑制・相互作用は“軽視できない”
本製品は抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミン)とコデインを含むため、眠気が出る可能性があります。添付文書でも服用後の運転操作を避けるよう注意されており、さらに他の鎮咳去痰薬・かぜ薬・鎮静薬・抗ヒスタミン薬との併用制限があります。安全性を理解したうえで、短期間・用法用量厳守が重要です。
科学的評価まとめ
✅ 科学的に支持される点
- 中枢性鎮咳(コデイン)+気管支拡張(メチルエフェドリン)+抗ヒスタミンの複合設計で、咳の要因が複数あるケースに対応しやすい
- 成人最大1日量換算でコデイン50mg相当と、臨床研究で用いられる用量帯(30〜120mg/日)に概ね近い
- 眠気が出やすい成分構成に対し、無水カフェインを配合しており、日中の不快感を補助する設計意図がある
- 12歳以上から服用可能(ただし安全性観点から、慎重な用量遵守が必須)
- 添付文書上、禁忌・注意事項が明確で、安全運用の条件が整理されている
⚠️ 注意すべき点
- 上気道感染(風邪)の咳では、コデインがプラセボと差が出ない試験もあり、有効性が一貫しない
- 眠気・便秘・口渇などの副作用リスクがあり、運転不可など生活制約が発生し得る
- 併用禁止/注意の範囲が広く、かぜ薬・抗アレルギー薬など重複成分に注意が必要
- たんの「切れ」を狙うセネガは、ヒト臨床エビデンスが乏しく、根拠が限定的
- 長期連用・過量服用は倦怠感や虚脱感等のリスクがあり、短期使用前提(改善しない場合は受診)
| 製品名 | 【指定第2類医薬品】アネトンせき止め錠 48錠 |
| メーカー | JNTLコンシューマーヘルス株式会社(販売名情報に基づく) |
| 価格 | ¥1,147(Amazon掲載) |
| 1日あたり | 約215円(成人: 1日9錠想定 / 48錠換算) |
| Amazon評価 | 評価情報なし(0件)※2026年1月21日取得時点 |
🔬 主要成分の科学的分析
本製品はサプリメントではなくOTC医薬品であり、成分は「薬理作用(作用機序)」を前提に設計されています。一方で、臨床研究の結果は成分・疾患背景によって差があるため、ここではPubMedの研究(PMID付き)を中心に、「どこまで言えるか」を慎重に整理します。なお、配合量は添付文書に基づき、特記がない限り成人の最大1日量(12錠)換算で記載します。
コデインリン酸塩水和物 / Codeine phosphate hydrate
エビデンス Level B(ただし結果は一貫せず)
脳の咳中枢に作用して咳反射を抑える「中枢性鎮咳薬(オピオイド系)」です。
50mg/日(成人最大1日量: 12錠中)
30mg(単回)〜120mg/日(上気道感染の咳の試験で使用例)(PMID: 1639879)
⚠️ やや少なめ(通常用量9錠/日換算では約37.5mg相当)/ ✅ 適切(最大用量換算)
作用機序
コデインはオピオイド受容体を介して延髄の咳中枢の興奮を抑え、咳反射の閾値を上げると考えられています。乾いた咳(非生産性咳嗽)で「止めたい」状況に理論上は適していますが、咳の原因がウイルス性炎症や後鼻漏などの場合、刺激源が残るため効果が出にくいケースもあります。
臨床エビデンス
- 研究: Eccles et al. (1992) – ランダム化比較試験(上気道感染の咳)
規模: 3時間のラボ評価+4日間の自宅評価(用量: 30mg単回または120mg/日)
結果: 咳頻度・重症度は低下したが、コデイン群とプラセボ群に有意差なし
PMID: 1639879 ✅ 検証済み - 研究: Freestone & Eccles (1997) – 二重盲検クロスオーバー試験(上気道感染の咳)
規模: n=82、コードイン30mg単回投与、客観的な咳回数測定
結果: 4時間観察でプラセボとの差を示せず
PMID: 9364418 ✅ 検証済み - 研究: Schroeder & Fahey (2002) – 系統的レビュー(成人の急性咳に対するOTC薬)
規模: RCT 15件・計2,166人の統合評価
結果: 鎮咳薬・去痰薬などの有効性は全体として一貫せず、推奨できる十分な根拠が乏しい
PMID: 11834560 ✅ 検証済み
JHOの解釈: コデインは「鎮咳薬の代表格」ですが、風邪の咳では有効性が安定しません。したがって本製品は“確実に止める薬”ではなく、“短期で試す対症薬”として位置づけるのが妥当です。
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 / dl-Methylephedrine hydrochloride
エビデンス Level D+(部分一致・間接根拠)
交感神経刺激作用により、気管支を広げて呼吸を楽にする目的で用いられる成分です。
75mg/日(成人最大1日量: 12錠中)
咳に対する標準推奨量は研究から一律に定義しにくい(疾患・併用で変動)
ℹ️ 確認不可(咳アウトカムの臨床推奨量が限定的)
作用機序
メチルエフェドリンは気管支平滑筋に作用して気道を拡張し、咳を誘発しやすい「気道の狭さ」「痙攣傾向」を緩和する狙いがあります。喘鳴を伴う咳や、気道過敏が関与するケースでは理論的合理性がありますが、急性上気道感染の咳では原因が“炎症刺激”中心のため、効果は限定的な可能性があります。
臨床エビデンス(関連研究)
- 研究: dl-メチルエフェドリン単回投与の薬物動態・尿中濃度に関するランダム化比較試験(健常成人)
規模: プラセボ、dl-メチルエフェドリン150mg、プソイドエフェドリン240mg等を比較
結果: 作用自体は確認される一方、本研究は咳・呼吸器症状の改善を直接検証したものではない
PMID: 39242643 ✅ 検証済み
応用適合性(部分一致): 本成分は「気道拡張」という目的で使われますが、上記の研究は咳への直接効果試験ではありません。したがってエビデンスは参考情報(部分一致)として扱い、レベルを厳しめに評価しました。
注意点: 交感神経刺激系のため、動悸・血圧上昇・不眠などが起こり得ます。添付文書でも高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病などで注意喚起があり、該当する場合は事前相談が重要です。
クロルフェニラミンマレイン酸塩 / Chlorpheniramine maleate
エビデンス Level C+(部分一致)
アレルギー反応に関わるヒスタミンを抑える「第一世代抗ヒスタミン薬」です。
12mg/日(成人最大1日量: 12錠中)
4mg×3回/日(一般的用量として広く用いられる)
✅ 適切(標準用量帯)
作用機序
アレルギー性鼻炎や後鼻漏(鼻水がのどに落ちる)による刺激は、咳を長引かせる要因になり得ます。クロルフェニラミンはヒスタミンH1受容体を遮断し、くしゃみ・鼻汁などの症状を抑えることで、間接的に咳刺激を減らす可能性があります。
臨床エビデンス
- 研究: Doyle et al. (1988) – 抗ヒスタミン薬の症状評価(風邪症状の検討)
規模: ランダム化比較試験(詳細条件は研究ごとに異なる)
結果: 抗ヒスタミンの有用性は症状・対象により差があり、咳への効果は限定的な可能性
PMID: 3282216 ✅ 検証済み - 研究: 成人の急性咳に対するOTC薬の系統的レビュー
規模: RCT 15件・計2,166人
結果: 抗ヒスタミン単独はプラセボと同等傾向(全体として根拠は強くない)
PMID: 11834560 ✅ 検証済み
JHOの解釈: 本成分は「アレルギー性の要素が咳に絡む場合」に合理性があります。一方、ウイルス性の急性咳では主役になりにくく、万能ではありません。また第一世代抗ヒスタミンのため眠気・口渇・便秘などが起きやすい点が実務上の注意点です。
セネガ乾燥エキス / Senega (Polygala senega) extract
エビデンス Level E(動物・伝統使用が中心)
去痰目的で古くから使われてきた生薬で、分泌促進により痰を出しやすくする狙いがあります。
89.82mg/日(原生薬換算 1,500mg)
ヒト臨床の標準推奨量は明確でない
ℹ️ 確認不可(ヒト試験の十分な指標が不足)
作用機序
セネガに含まれるサポニン類は、気道粘膜への刺激や反射を通じて分泌を促す可能性が指摘されています。これにより痰が薄まり、排出しやすくなる設計意図が考えられます。
研究状況(限定的)
- 研究: Misawa et al. (1980) – 気道分泌への作用(動物研究)
規模: 動物モデルでの分泌活性評価
結果: 分泌促進を示唆するデータはあるが、ヒトでの有効性は未検証
PMID: 7452972 ✅ 検証済み
JHOの解釈: セネガは「去痰目的の伝統的生薬」として位置づけられますが、現代的な意味でのヒトRCTが乏しく、科学的根拠は限定的です。したがって本製品の「たんの切れ」に関しては、確実性よりも補助的要素として考えるのが安全です。
無水カフェイン / Caffeine anhydrous
エビデンス Level B(覚醒作用は確立)
眠気やだるさを軽減する目的で用いられる中枢刺激成分です。
60mg/日(成人最大1日量: 12錠中)
一般に覚醒目的では100〜200mg程度の摂取が用いられることが多い(目的で変動)
⚠️ やや少なめ(覚醒目的としては低〜中用量)
作用機序
カフェインはアデノシン受容体拮抗などを通じて中枢神経を刺激し、眠気や倦怠感を軽減します。本製品では、抗ヒスタミンやコデインに伴う眠気を「完全に打ち消す」目的というより、不快感を緩和する補助要素として捉えるのが現実的です。
注意点
カフェインは不眠・動悸を起こすことがあります。夜間の服用で眠気を狙う場合は、就寝前追加服用の是非を含め、症状と生活状況で判断してください。
なお、添加物としてトウモロコシデンプン、乳糖、ヒプロメロース、酸化チタン等が記載されています。乳糖に敏感な方は体質により消化器症状が出る場合があるため注意してください。

📊 配合量の現実チェック
🔍 JHO独自分析: 製品の配合量(最大用量)と、臨床研究で検証された用量帯を比較しました。
※ 根拠: 上気道感染の咳での比較試験(PMID: 1639879, 9364418)
📋 配合量 vs 研究推奨量
| 成分 | 本製品(最大用量) | 研究での用量例 | 出典 | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| コデイン | 50mg/日 | 30mg単回〜120mg/日 | PMID: 1639879 | ⚠️ 条件付き |
| メチルエフェドリン | 75mg/日 | 咳アウトカムの標準用量は限定的 | — | ℹ️ 確認不可 |
| クロルフェニラミン | 12mg/日 | 4mg×3回/日(一般用量) | PMID: 11834560 | ✅ 適切 |
| セネガ乾燥エキス | 89.82mg/日(原生薬1,500mg) | ヒト臨床の指標が不足 | PMID: 7452972 | ℹ️ 確認不可 |
| 無水カフェイン | 60mg/日 | 覚醒目的では100〜200mgが多い | — | ⚠️ やや少なめ |
🎯 エビデンス信頼度メーター
本製品の主要な主張(咳を抑える/たんを出しやすくする)について、科学的根拠の強さを整理しました。
Level B(不一致あり)
Level C+
Level E
📋 効果のエビデンス評価
※ エビデンスレベル: A=メタ分析, B=RCT, C=観察研究, D=症例報告, E=動物/細胞実験
| 効果・目的 | レベル | 研究規模 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 上気道感染の咳に対する鎮咳 | B | RCT(n=82等) | PMID: 9364418 ✅ |
| 急性咳に対するOTC薬の総合評価 | A | 系統的レビュー(15試験/2,166人) | PMID: 11834560 ✅ |
| 抗ヒスタミンの症状緩和(咳要因の間接軽減) | C | 臨床研究(条件差あり) | PMID: 3282216 ✅ |
| 去痰(セネガ) | E | 動物研究中心 | PMID: 7452972 ✅ |
| メチルエフェドリンの薬物動態(参考情報) | D | 健常成人での比較試験 | PMID: 39242643 ✅ |
🔍 メーカー主張 vs 科学的検証
| メーカーの主張(要約) | 科学的検証 | エビデンス | JHO判定 |
|---|---|---|---|
| “いろいろな原因で起こる咳をしずめる” | 中枢性鎮咳は理論上合理性がある一方、上気道感染の咳ではプラセボとの差が出ないRCTが報告。原因(喘息、後鼻漏等)により差が大きい。 | Level B(不一致あり) | ⚠️ 要注意 |
| “たんの切れをよくする” | 去痰生薬(セネガ)の分泌促進は示唆されるが、ヒト臨床の確立根拠が乏しい。 | Level E | ℹ️ データ不足 |
| “飲みやすいフィルムコーティング錠” | 剤形の特性であり、臨床効果とは独立。 | — | ✅ 概ね一致 |
| “12歳から服用可能” | 添付文書上、12歳未満は服用不可。12歳以上は用量規定あり。 | 添付文書情報 | ✅ 一致 |
💰 コスト効率の見える化
💡 比較: コンビニコーヒー1杯(約150円)の約143%程度(※1日9錠換算)
※ 医薬品は長期連用を前提としません。上記の月額・3ヶ月コストは「費用感」の理解のための参考表示です。
⏱️ 効果を実感するまでの目安
臨床研究と作用機序に基づく一般的な目安です。咳の原因が感染症の場合、原因の自然経過が大きく影響します。
初期段階
- 眠気が出る場合がある(抗ヒスタミン・コデイン)
- 咳が“やや落ち着く”体感が出る人もいる(ただし個人差)
中期段階
- 夜間の咳が軽くなり睡眠が取りやすくなる可能性
- ただし、風邪の咳ではプラセボ差が出ない試験もあり、体感が乏しい場合がある
判断の分岐点
- 改善が乏しい場合は継続より「原因評価(受診/相談)」を優先
- 高熱、息苦しさ、胸痛、血痰などがあれば早めの受診
⚠️ 注意: 効果には個人差があります。特に「咳の原因」が異なると体感が大きく変わるため、無理な継続は避けてください。
💡 効果的な使い方
⏰ タイミング
基本は食後に1日3回(症状が強い場合、就寝前に1回追加可)
理由: 添付文書の用法用量に準拠。夜間の咳で睡眠が妨げられる場合は就寝前の追加が考慮されます。
📋 用量
成人(15歳以上): 1回3錠、12〜14歳: 1回2錠
理由: 過量服用は副作用・事故リスクを高めるため、用量遵守が必須です。
🔧 効果を高めるコツ
水分摂取・加湿・就寝環境の調整を併用
理由: 痰の粘度は脱水・乾燥で上がりやすく、生活環境の最適化は「薬に頼りすぎない」現実的対策です。
👤 おすすめの人 / おすすめできない人
✅ こんな方におすすめ
- • 急性の咳で、短期の対症ケアを検討している(数日単位での使用)
- • 眠気が出ても、運転・危険作業を避けられる
- • 併用薬が少なく、添付文書の併用禁止に該当しない
❌ おすすめできない方
- • 12歳未満
- • 授乳中(服用を避けるか、服用する場合は授乳を避ける)
- • 緑内障、排尿困難、心臓病、高血圧、甲状腺機能障害、重い呼吸器疾患、睡眠時無呼吸症候群、肥満症などがある
✅ あなたとの相性チェック
当てはまる項目にチェックを入れてください(4つ以上で相性◎)。これは医学的診断ではなく、失敗しにくい前提条件を整理するためのチェックです。
🏆 JHO編集部の総合評価
✅ 科学的に支持されるポイント
- • 鎮咳+気管支拡張+抗ヒスタミン+去痰という多面的設計で、症状が複合するケースに対応しやすい
- • 用法用量・禁忌が明確で、安全な使い方の枠組みが提示されている
⚠️ エビデンスが限定的な点
- • 風邪の咳に対してコデインがプラセボ差を示せない試験があり、効き方が一貫しない
- • 去痰(セネガ)はヒト臨床根拠が乏しく、補助的要素に留まる
❌ 注意が必要な点
- • 眠気・呼吸抑制・便秘など、生活影響が出る副作用があり得る
- • 併用禁止薬が多く、かぜ薬・抗アレルギー薬などとの重複に注意
JHO編集部の推奨度
本評価は、製品成分分析とPubMed掲載研究(臨床試験・系統的レビュー等)に基づく科学的分析です。Amazon評価は取得時点で情報が確認できなかったため、評価点には反映していません。
⚠️ 見落としがちなリスク
対策: 息苦しさ、強い喘鳴、胸痛、高熱、血痰、1週間以上の長期化があれば早めに受診・相談してください。
対策: かぜ薬、他の鎮咳去痰薬、抗ヒスタミン薬、鎮静薬との併用は避け、服用後は運転しないでください。
⚠️ 安全性・副作用・注意事項
報告されている副作用(添付文書ベース)
| 症状 | 頻度 | 対象者 | 根拠 |
|---|---|---|---|
| 眠気、便秘、口のかわき | 頻度不明(記載あり) | 一般 | 添付文書情報(製品説明に準拠) |
| 発疹・発赤、かゆみ | 頻度不明 | アレルギー体質 | 添付文書情報 |
| 吐き気・嘔吐、食欲不振 | 頻度不明 | 一般 | 添付文書情報 |
| めまい、排尿困難 | 頻度不明 | 高齢者・前立腺肥大など | 添付文書情報 |
| 呼吸抑制(重篤) | まれ | 呼吸機能障害、睡眠時無呼吸など | 添付文書情報 |
⚠️ 医師に相談すべき場合
- • 妊娠中・妊娠の可能性がある方
- • 授乳中の方
- • 高齢者
- • 心臓病、高血圧、糖尿病、緑内障、甲状腺機能障害、呼吸機能障害、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、肥満症の診断がある方
- • 服薬中の方(特に、かぜ薬・鎮咳去痰薬・抗ヒスタミン薬・鎮静薬を使用している方)
補足: 本剤の服用により糖尿病の検査値に影響を及ぼすことがある旨の注意が記載されています。該当する方は事前相談が安全です。
❓ よくある質問(FAQ)
Q. アネトンせき止め錠は本当に効果がありますか?
A. 本製品は鎮咳・気管支拡張・抗ヒスタミン・去痰の成分構成で、症状の要因が複合する場合に理論上の合理性があります。一方、風邪(上気道感染)の咳では、コデインがプラセボと差が出ない臨床試験も報告されており、効果は個人差が大きいと考えられます。まずは用法用量を守って短期で様子を見て、改善が乏しければ相談・受診が安全です。
参考: PMID: 1639879, 9364418, 11834560
Q. 効果を実感するまでどのくらいかかりますか?
A. 鎮咳成分による体感は数時間以内に出る人もいますが、上気道感染の咳では有効性が一貫しないため、体感が乏しい場合もあります。目安として1〜2日で睡眠が取りやすくなるかを見つつ、2〜3日で改善が乏しければ原因評価を優先してください。
Q. 副作用はありますか?
A. 眠気、便秘、口のかわき、めまいなどが起こる可能性があります。まれに呼吸抑制など重篤な症状が記載されているため、息苦しさや強い倦怠感など異常を感じたら直ちに中止し相談してください。特に運転操作は避けてください。
Q. 飲み方・使い方のベストタイミングは?
A. 基本は食後に1日3回です。夜間の咳で眠れない場合は、添付文書に従い就寝前に追加服用できる場合がありますが、眠気・ふらつきが出る可能性があるため慎重に判断してください。水分摂取や加湿を併用すると、痰の不快感を軽減しやすくなります。
Q. 他の類似製品と比べてどうですか?
A. 鎮咳薬はデキストロメトルファン系など複数タイプがありますが、急性咳全体では有効性が一貫しないというレビュー結果があります。アネトンせき止め錠はコデイン+複合成分で多面的ですが、眠気や併用制限も増えやすい点がトレードオフです。生活制約(運転可否)と禁忌を踏まえて選ぶのが現実的です。
参考: PMID: 11834560
Q. コスパは良いですか?
A. 成人で1日9錠換算では約215円/日です。医薬品は長期連用を前提としないため、コスパ評価は「短期で睡眠や日常生活がどれだけ改善するか」で判断するのが適切です。効果が乏しい場合に無理に継続するのは避けてください。
Q. 使用を避けるべき人は?
A. 12歳未満は服用できません。また授乳中の方、緑内障、排尿困難、心臓病、高血圧、甲状腺機能障害、呼吸機能障害、睡眠時無呼吸症候群などがある方は注意が必要です。服薬中の方は相互作用や重複成分のリスクがあるため、必ず薬剤師等に相談してください。
Q. 長期間使用しても大丈夫ですか?
A. 添付文書でも過量服用・長期連用は避けるよう注意されています。咳が続く場合は原因が別にある可能性があるため、市販薬を長期で使い続けるよりも、医療機関で原因評価を受ける方が安全です。

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短期の「咳・たん」対症ケアとして検討する製品です。コデインを含むため、眠気・相互作用など安全性条件を満たせる方のみ、用法用量を守って使用してください。
📚 参考文献・引用元
※ 本記事で引用した研究はPubMed等で確認し、エビデンスレベルを評価しています。
記載形式: Vancouver Style(医学文献標準)
📊 臨床研究 (Clinical Studies)
Lack of effect of codeine in the treatment of cough associated with acute upper respiratory tract infection.
J Clin Pharm Ther.
1992;17(3):175-80.
PMID:1639879
✅
Assessment of the antitussive efficacy of codeine in cough associated with common cold.
J Pharm Pharmacol.
1997.
PMID:9364418
✅
A placebo-controlled trial of an antihistamine and decongestant in the treatment of the common cold.
Ann Allergy.
1988.
PMID:3282216
✅
Pharmacokinetics/urinary concentration study of dl-methylephedrine in healthy adults (randomized comparison).
—
2024.
PMID:39242643
✅
📚 レビュー論文 (Review Articles)
Systematic review of randomised controlled trials of over the counter cough medicines for acute cough in adults.
BMJ.
2002;324(7333):329-31.
PMID:11834560
✅
🏛️ 公式ガイドライン・公的/製品情報
- Amazon.co.jp(商品ページ)
【指定第2類医薬品】アネトンせき止め錠 48錠.
Amazon商品ページ
(アクセス日: 2026年1月21日)
✅ - KEGG DRUG(医薬品情報データベース)
アネトンせき止め錠(成分・用法等).
kegg.jp
(アクセス日: 2026年1月21日)
✅ - 厚生労働省(参考資料)
OTC医薬品の適正使用・乱用等に関する資料(該当する注意喚起の参照用).
mhlw.go.jp
(アクセス日: 2026年1月21日)
✅
📋 引用基準:
• RCT・系統的レビューを優先
• 動物研究は「参考情報」として扱い、ヒト効果の断定には使用しない
• 検証日: 2026年1月21日

